JPH10260932A - 割込制御方法 - Google Patents

割込制御方法

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Publication number
JPH10260932A
JPH10260932A JP6315597A JP6315597A JPH10260932A JP H10260932 A JPH10260932 A JP H10260932A JP 6315597 A JP6315597 A JP 6315597A JP 6315597 A JP6315597 A JP 6315597A JP H10260932 A JPH10260932 A JP H10260932A
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JP
Japan
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interrupt
signal
control means
interruption
input
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Application number
JP6315597A
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English (en)
Inventor
Kengo Fujiwara
謙吾 藤原
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のプロセッサが複数の入出力デバイスから
の割込を分担して制御するシステムにおいて、割込先の
変更を容易にし割込データ線の数を低減する。 【解決手段】複数のプロセッサMPU1,MPU2 と、割込受信
制御手段11,12 と、割込発信制御手段21〜27と、ID照
合信号発生手段60とを備えたシステムの割込制御方法で
あって、割込受信制御手段は、分担する割込ポートのI
Dをそれぞれのプロセッサに対応付けて格納し、割込発
信制御手段は、割込ポートのIDをそれぞれの割込ポー
トに対応付けて格納してなり、ID照合信号発生手段が
ID照合信号を出力するステップと、ID照合信号を受
信した割込発信制御手段が、照合したIDに対応付けら
れた割込ポートから出力された第1の割込信号に応答し
て第2の割込信号を出力するステップと、ID照合信号
を受信した割込受信制御手段が、照合したIDに対応付
けられたプロセッサに、第3の割込信号を出力するステ
ップとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプロセッサ
(CPU,MPU等)を含むシステムの割込制御方法に
係り、特に、複数のプロセッサが複数の入出力デバイス
等からの割込を分担して制御するシステムにおいて、割
込先の変更を容易にし割込データ線の数を低減し得る割
込制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のプロセッサ(CPU,MPU等)
を含むシステムの従来の構成と割込制御方法について、
図4を参照して説明する。図4のシステムは、プリンタ
制御装置の構成例を示したものである。
【0003】図4において、MPU1とMPU2は、マ
イクロプロセッサ(MPU)であり、例えばMPU1が
主プロセッサとしてシステム全般の制御を行い、MPU
2が従プロセッサとして特定の処理機能を分担する。さ
らに、このシステムには、6ケの入出力装置I/O1〜
I/O6があり、それぞれ、メモリ1、DMAC(DM
Aコントローラ)、印字コントローラ、メモリ2、文字
描画LSI、オーバレイ描画LSIである。また、この
システムは、ROM(リードオンリーメモリ)、FDD
(フロッピーディスクドライブ)等も接続されている
が、図4では省略した。ここで、MPU2は、文字描
画、オーバレイ描画、印字等の処理機能を主に分担して
いる。そして各入出力装置I/O1〜I/O6は、デー
タバスDBusおよびデータドライバDV2,DV4
と、アドレスバスABusおよびアドレスドライバDV
1,DV3とにより、二つのMPU(MPU1,MPU
2)に並列に接続されている。
【0004】各入出力装置I/O1〜I/O6からの割
込信号を転送する割込データ線100〜106は、それ
ぞれの割込を分担すべきMPU(MPU1,またはMP
U2)に接続されるように配線されるが、MPUの割込
入力ポート(i11,i12,i21,i22)に接続
される前に、ワイヤードオア等のOR回路111,11
2,121,122で結合されている。各MPU(MP
U1,MPU2)に二つの割込入力ポート(i11とi
12、またはi21とi22)があるのは、割込の優先
順位を区別するためである。ここでは、2種類の優先順
位がある場合を示したが3種類以上の優先順位がある場
合もある。また、各入出力装置I/O1〜I/O6から
の割込データ線100〜106の数は、通常それぞれ1
本(1種類)であるが、I/O2に示したDMACのよ
うに2本(2種類)ある場合もある。
【0005】また、ここではメモリ等も含めて、プロセ
ッサによりデータの入出力を制御されるデバイスを全て
入出力装置I/Oと呼称するものとし、以下同様とす
る。さて、ある入出力装置(例えば印字コントローラI
/O3)から対応するMPU(ここではMPU2)に割
込要求があった場合、そのMPU(MPU2)は、割込
ステータスレジスタ(図示せず)を参照し、その内容に
より印字コントローラI/O3からの割込要求であるこ
とを認識する。そして、MPU2は、アドレスバスAB
usとデータバスDBusとを介して、印字コントロー
ラI/O3にアクセスして割込の内容を把握し、それに
応じた処理を行うための指示を印字コントローラI/O
3に出す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した従来のシ
ステムにおいては、ある入出力装置からの割込先を変更
する場合、または新たに入出力装置を追加する場合に、
次のような変更や追加の処置が必要になる。
【0007】(1)I/O3からの割込先を、MPU2
からMPU1に変更する場合は、割込データ線を103
から110に変更する必要がある。具体的には、割込デ
ータ線103の配線を切断して、新たに割込データ線1
10を追加する(例えば、ジャンパー線で接続する)必
要がある。
【0008】(2)新しい入出力装置(図示せず)を追
加する場合、その入出力装置からその割込を分担するM
PU(MPU1またはMPU2)への割込データ線(図
示せず)を追加する必要がある。
【0009】このような変更や追加の処置は、プリント
板の変更を伴うものであるため好ましくない。さらに、
図4の例においては割込データ線の数が7本と多く、し
かもこの配線数は設置する入出力装置の数にほぼ比例し
て増えるものであるため好ましくない。
【0010】本発明は、複数のプロセッサと複数の入出
力装置とを用いたシステムにおけるこのような問題点を
改善し、少数の割込データ線でしかもその配線を変更す
ることなく、入出力装置からMPUへの割込先の変更
や、新しい入出力装置からの割込の追加等を可能にする
割込制御方法の提供を目的とする。
【0011】なお、上述したような割込処理の変更は、
主に、複数のプロセッサ(CPU,MPU等)と複数の
入出力装置とを用いたシステムを設計・開発する段階で
発生するものである。例えば、特定のプロセッサに割込
処理の負荷がかかり過ぎてシステムとしての処理効率が
落ちる現象を見つけた場合には、その負荷を分散するた
めに割込先を変更する必要がある。一方、割込の追加
は、システムの設計・開発段階で新しい入出力装置を追
加する場合に必要となり、あるいは商品として出荷され
たシステムに新しい入出力装置を追加する場合に必要と
なることがある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の割込制御方法は、割込信号を出力
する割込ポートを有する複数のデバイスからの割込をそ
れぞれが分担して制御する複数のプロセッサと、プロセ
ッサへの割込信号の受信を制御する割込受信制御手段
と、割込ポートからの割込信号の発信を制御する割込発
信制御手段と、割込ポートを識別するID(識別符号)
に対応するID照合信号を出力するID照合信号発生手
段とを備えたシステムの割込制御方法であって、割込受
信制御手段は、それぞれのプロセッサが割込制御を分担
する少なくとも一つの割込ポートのIDをそれぞれのプ
ロセッサに対応付けて格納し、割込発信制御手段は、割
込ポートのIDをそれぞれの割込ポートに対応付けて格
納してなり、ID照合信号発生手段がID照合信号を出
力するステップと、そのID照合信号を受信した割込発
信制御手段が、そのID照合信号のIDと格納IDとを
照合し、照合したIDに対応する割込ポートから出力さ
れた第1の割込信号に応答して第2の割込信号を出力す
るステップと、そのID照合信号を受信した割込受信制
御手段が、そのID照合信号のIDと格納IDとを照合
し、照合したIDに対応するプロセッサに、前記第2の
割込信号に応答して第3の割込信号を出力するステップ
とを含むことを特徴とする。
【0013】ここで言うプロセッサは、CPU、MPU
等のプロセッサ全般を示すものである。さらに、ここで
言うデバイスは、プロセッサに割込を行いプロセッサに
より割込を制御される種々の装置を示すものであり、例
えばメモリ、DMAC、文字描画LSI、印字コントロ
ーラ、FLD、HDD等である。
【0014】この割込制御方法の具体的な内容、および
その割込制御を可能にするシステムの基本構成を、図1
を参照して説明する。二つのプロセッサMPU1,MP
U2には、それぞれ割込受信制御手段11,12が設け
られ、一方の割込受信制御手段11は、割込処理を分担
する入出力装置の割込ポートのIDとして、ID0〜I
D2を格納し、他方の割込受信制御手段12は、同様に
ID3〜ID6を格納している。
【0015】また、6ケの入出力装置I/O1〜I/O
6には、それぞれ、対応する割込発信制御手段21〜2
6が設けられ、各割込発信制御手段は、対応する入出力
装置の割込ポートのIDを格納している。なお、二つ
(2種類)の割込ポートを有する入出力装置I/O2に
対応する割込発信制御手段22は、二つのID(ID
1,ID2)を格納しているが、割込発信制御手段22
を二つに分ける構成にしてもよい。具体的には、割込発
信制御手段21がI/O1の割込ポートを示すID(I
D0)を格納し、割込発信制御手段22がI/O2の二
つの割込ポートを示すID(ID1,ID2)を格納
し、・・・、割込発信制御手段26がI/O6の割込ポ
ートを示すID(ID6)を格納している。
【0016】割込受信制御手段11,12、および割込
発信制御手段21〜26は、それぞれ1本の割込データ
線40に共通に接続されている。また、ID照合信号発
生手段60から、7ケのID(ID0〜ID6)を照合
するためのID照合信号を出力する3本の信号線50
が、割込受信制御手段11,12、および割込発信制御
手段21〜26のそれぞれに接続されている。
【0017】ここで、I/O1が割込要求を発生し、割
込信号(上記第1の割込信号)を信号線30に出力した
場合、割込発信制御手段21はそれを検知して、3本の
信号線50上のID照合信号を監視する。この3本の信
号線50上には、ID照合信号発生手段60から、7ケ
のID(ID0〜ID6)に対応するID照合信号が順
次出力されている。割込発信制御手段21は、その内部
に格納したID(ここではID0)とこのID照合信号
に対応するIDとを比較し、同一のIDを確認した時点
で、割込データ線40に割込信号(上記第2の割込信
号)を出力する。この割込信号は、二つの割込受信制御
手段11,12の双方に入力される。
【0018】一方、二つの割込受信制御手段11,12
は、3本の信号線50上のID照合信号を監視し、内部
に格納されたIDと同一のIDに対応するID照合信号
を検出した時点で、そのIDを格納している一方の割込
受信制御手段が、対応するMPUへの割込信号の出力を
可能にする。
【0019】従って、一方の割込受信制御手段11が、
ID0に対応するID照合信号を検出した時点で、割込
データ線40から受信した割込信号(上記第2の割込信
号)に対応する割込信号(上記第3の割込信号)を生成
し、その割込信号をMPU1に出力する。このようにし
て、I/O1から出力された割込信号が、その割込を分
担するMPU1に適確に転送される。
【0020】換言すれば、ID照合信号発生手段60が
7ケのID(ID0〜ID6)に対応するID照合信号
を順次出力し、あるIDに対応するID照合信号の出力
に対応するタイミングで、そのIDを格納した割込発信
制御手段からの割込信号の出力と、そのIDを格納した
割込受信制御手段から対応するMPUへの割込信号の転
送とが許容されるように構成されている。なお、割込信
号がI/OからMPUに転送される過程で、I/Oから
出力された割込信号に対応する別の割込信号が生成され
て転送される場合が多いが、この内容は、実施形態の欄
で具体的に説明する。
【0021】このように構成されこのように割込処理を
行うシステムにおいては、割込先の変更が極めて容易で
ある。例えば、I/O3からの割込先をMPU2からM
PU1に変更する場合、割込受信制御手段12に格納さ
れたI/O3のID(ID3)を削除し、割込受信制御
手段11にそのID(ID3)を追加格納すればそれで
変更処理が完結する。この変更処理は、格納するデータ
(ID)の変更のみであるためファームウエア(図示せ
ず)による設定変更で修正が可能である。例えば、RO
M(図示せず)あるいはフロッピーディスク(図示せ
ず)等に予め格納されている環境設定用データテーブル
の内容を変更すればよい。(なお、このテーブルはシス
テムプログラムの一部である。)従って、図4に示した
従来の場合のようにプリント板の配線を変更するような
大掛かりな変更処理は不必要である。
【0022】また、新たに入出力装置I/Oを追加する
場合、例えば図1に示したようにI/O7を追加しMP
U2をその割込先とする場合、そのI/O7に対応する
割込発信制御手段27を追加し、それを割込データ線4
0とID照合信号の信号線50とに接続し、割込受信制
御手段12の中にI/O7のID(ID7)を追加格納
すればよい。I/O7の割込信号を転送する新しい信号
線の追加は不必要である。ただし、この場合のID照合
信号の信号線数は3本であるが、複数の入出力装置(I
/O)の追加により入出力装置(I/O)の割込ポート
の数が9ケ以上(16ケ以下)になる場合は、信号線を
さらに1本追加する必要がある。これに対応するために
は、そのような可能性が予見される場合、その信号線を
1本予備として予め追加し合計4本の信号線を配設して
おけばよい。
【0023】ここで、割込発信制御手段、割込受信制御
手段、およびID照合信号発生手段等は、一つのLSI
として構成することが望ましい。そして、このLSIを
設計する段階で割込発信制御手段27の追加があり得る
ことを考慮し、予備となる(余分な)割込発信制御手段
をそのLSIの中に組み込んでおけば、この割込発信制
御手段27の追加が必要になった場合でもそのための回
路を追加する必要はない。一方、LSIの中に予め予備
の回路を組み込むこと自体は、そのコストアップ等がさ
さやかなものである限り、上記のメリットに比べて大し
たことではないと思われる。
【0024】次に、このような割込処理に必要な信号線
の数は、図1においては、割込データ線40が1本とI
D照合信号用の信号線50が3本の合計4本である。こ
れに対して、同じシステムに対応する従来技術(図4)
の場合には、7本の割込データ線が必要である。さらに
入出力装置(I/O)を追加して、例えば15ケの割込
ポートを扱うシステムの場合は、本発明では5本(1本
追加)でよいが、図4の従来技術では15本必要にな
る。このように、本発明では、割込処理に必要な信号線
の数が少なくてよいという利点もある。
【0025】また、ここでは割込発信制御手段21〜2
6を個別に構成した場合を示したが、これらを纏めて一
つに構成し、同等の機能を持たせるようにすることもで
きる。同様に、割込受信制御手段11,12を纏めて一
つに構成し、同等の機能を持たせるようにすることもで
きる。
【0026】なお、図1においてはプロセッサが二つあ
る場合を示したが、本発明は、二つのプロセッサを含む
システムに限定されるものではなく、三つ以上のプロセ
ッサを含むシステムに対しても同様に適用できる。ま
た、入出力装置が7ケに限定されるものでないことは勿
論である。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の割込制御方法およびそれ
を実現するシステムを具体化した実施形態を、図2〜図
3を参照して説明する。
【0028】図2は、図1に示したシステムの基本構成
をさらに具体化し、その1例を示したものである。ただ
し、入出力装置(I/O)としては、I/O1〜I/O
4の4ケだけを示し、I/O5〜I/O6は図示を省略
した。
【0029】二つのMPU(MPU1,MPU2)に
は、それぞれデータドライバDV2,DV4とアドレス
ドライバDV1,DV3とが接続され、それぞれがデー
タバスDi(i=1,2,・・・,10)とアドレスバ
スAi(i=1,2,・・・,10)とをドライブす
る。
【0030】各MPU(MPU1,MPU2)には、そ
れぞれ割込受信制御手段11,12が接続され、それぞ
れがIDレジスタ(IDREG)11a,12a、コン
パレータ(COMP)11b,12b、 割込通知回路
(IRINF)11c,12c、および割込情報テーブ
ル(TABLE)11d,12dを備えている。ここ
で、IDレジスタ(IDREG)11a,12aは、対
応するMPUが分担する入出力装置(I/O)の割込ポ
ートのIDを格納している。(即ち、前者はID0〜I
D2、後者はID3〜ID6を格納している。)そし
て、これらのIDは、システムの環境設定を行う時点
で、ROM(図示せず)あるいはフロッピーディスク
(図示せず)等に予め格納されている環境設定用データ
テーブルから読みだされ、アドレスバスA1,A2とデ
ータバスD1,D2とを通じてそれぞれのIDレジスタ
(IDREG)11a,12aに書き込まれる。他の構
成要素については後述する。
【0031】各入出力装置I/O1〜I/O4には、そ
れぞれ割込発信制御手段21〜24が接続され、それぞ
れがIDレジスタ(IDREG)21a〜24a、コン
パレータ(COMP)21b〜24b、および割込発信
回路(IROUT)21e〜24eを備えている。ここ
で、IDレジスタ(IDREG)21a〜24aは、対
応する入出力装置(I/O)の割込ポートのIDを格納
している。(即ち、IDREG21aはID0、IDR
EG22aはID1とID2、・・・、IDREG24
aはID4を格納している。)そして、これらのID
は、システムの環境設定を行う時点で、ROM(図示せ
ず)あるいはフロッピーディスク(図示せず)等に予め
格納されている環境設定用データテーブルから読み出さ
れ、アドレスバスA3〜A6とデータバスD3〜D6と
を通じてそれぞれのIDレジスタ(IDREG)21a
〜24aに書き込まれる。他の構成要素については後述
する。
【0032】このシステムはプリンタ制御装置の事例で
あり、入出力装置I/O1〜I/O4としては、それぞ
れメモリ1、DMAC、印字コントローラ、メモリ2を
用いたものである。ここで、I/O2のDMACは二つ
の割込ポートを持つものであり、対応するIDレジスタ
22aは二つのID(ID1とID2)を格納してい
る。
【0033】また、図中60は、ID照合信号を循環的
(順番にかつサイクリックに)に出力する割込ポールア
ドレスカウンタであり、そのID照合信号を転送する3
本の信号線50が、割込受信制御手段11,12および
割込発信制御手段21〜24内のコンパレータ(COM
P)11b,12b,21b〜24bに接続されてい
る。
【0034】各入出力装置I/O1〜I/O4の割込ポ
ートからの割込信号は、信号線30〜34により、対応
する割込発信回路(IROUT)21e〜24eに入力
されている。
【0035】さらに、それぞれの構成要素は、データバ
スDi(i=1,2,・・・,10)とアドレスバスA
i(i=1,2,・・・,10)とにより、図2に示す
ように接続されている。
【0036】このように構成されたシステムにおいて、
プロセッサによる割込制御は次のようにして行われる。 〔1〕割込ポールアドレスカウンタ60は、ID0〜I
D6の7ケのIDに対応するID照合信号を、循環的に
(順番にかつサイクリックに)3本の信号線50に出力
する。なお、ID6はI/O6(図示せず)に対応する
IDである。これら7ケのIDは、システムの環境設定
を行う時点で、ROM(図示せず)あるいはフロッピー
ディスク(図示せず)等に予め格納されている環境設定
用データテーブルから読みだされ、アドレスバスA10
とデータバスD10とを通じて割込ポールアドレスカウ
ンタ60に登録される。
【0037】〔2〕このID照合信号は、割込発信制御
手段21〜24のコンパレータ(COMP)21b〜2
4bに並列に入力され、IDレジスタ(IDREG)2
1a〜24aに格納されたIDと比較される。そして、
IDが一致したコンパレータ(COMP)に接続された
割込発信回路(IROUT)から、そこに入力された割
込信号に対応する割込信号が生成され、割込データ線4
0に出力される。
【0038】結局、割込ポールアドレスカウンタ60か
ら、循環的に出力されるID照合信号に応答して、順
次、そのIDを格納した割込発信制御手段の割込発信回
路(IROUT)から、そこに入力された割込信号に対
応する割込信号が出力されることになる。
【0039】〔3〕一方、このID照合信号は、二つの
割込受信制御手段11,12のコンパレータ(COM
P)11b,12bに並列に入力され、IDレジスタ
(IDREG)11a,12aに格納されたIDと比較
される。そして、IDが一致したコンパレータ(COM
P)に接続された割込通知回路(IRINF)は、割込
情報テーブル(TABLE)にアクセスし、どのIDか
らの割込かを登録する。さらに、その割込通知回路(I
RINF)は、割込情報テーブル(TABLE)の内容
から割込の優先順位を検知して、そのレベルに対応する
MPUの割込入力ポート(MPU1の場合は、i11ま
たはi12)に、割込データ線40から入力された割込
信号に対応する割込信号を生成して転送する。
【0040】〔4〕この割込信号が入力されたMPU
は、アドレスバスA1とデータバスD1を用いて、割込
情報テーブル(TABLE)を参照し、どの入出力装置
(I/O)からの割込であったかを知る。その結果に基
づいて、MPUは、アドレスバスAi(i=3〜6)と
データバスDi(i=3〜6)とによりその入出力装置
(I/O)にアクセスし、割込内容に関する情報(エラ
ーを通知する割込か、正常な動作終了を通知する割込
か、等)を収集してその情報に対応する割込処理を行
う。
【0041】次に、図2のメモリ1(I/O1)からM
PU1への割込があり、MPU1がその割込信号を受け
付けて割込処理を行う場合のタイムチャートを図3に示
す。図3〔a〕〜〔f〕の内容は、次の通りである。
【0042】クロック(CL)に対応して、割込ポール
アドレスカウンタから図3〔a〕に示したID照合信号
PA−IDが出力される。このID照合信号PA−ID
としては、0〜6の数字に対応する信号が循環的に出力
されている。
【0043】メモリ1(図2のI/O1)でエラーが発
生した場合、メモリ1の割込ポートから図3〔b〕に示
した割込信号I/O−IRが出力され、この割込信号I
/O−IRは、メモリ1に対応する割込発信回路(IR
OUT)(図2の21e)に転送される。
【0044】この割込信号I/O−IRの入力に応答し
て、割込発信回路(IROUT)は、メモリ1のID
(ID0)に対応するPA−ID(数字0の部分)の期
間において、図3〔c〕に示した割込信号IRSIGを
生成し、割込データ線(図2の40)に出力する。
【0045】一方、このID(ID0)に対応する割込
受信制御手段(図2の11)内の割込通知回路(図2の
11c)は、割込情報テーブル(図2の11d)にこの
ID(ID0)をセットすると共に、その割込情報テー
ブルの内容により上位の優先順位であることを知って、
MPU1の上位の割込入力ポート(図2のi11)に、
図3〔d〕に示した割込信号IRMPU1を生成して転
送する。
【0046】この割込信号IRMPU1を受信して、M
PU1は、割込情報テーブル(図2の11d)を参照
し、メモリ1からの割込であることを知って、割込情報
の収集等の割込処理を行うためにメモリ1にアクセスす
る。このステップが図3〔e〕に示したTRNSであ
る。ここで、TRNSを一つの矩形で示したのは、この
期間に複数の処理を行う(即ち、複数種類の信号を扱
う)ことを示したものである。
【0047】このTRNSの処理を完了した後、MPU
1は、図3〔f〕のRSTで示した期間に、この割込処
理のリセット(複数種類の信号のリセット)を行う。な
お、本実施形態は、MPUが二つの場合を示したが二つ
に限るものではなく、三つ以上のシステムにも同様に適
用できる。また、本実施形態は、MPUへの割込の優先
順位のレベル数(即ち、割込入力ポートの数)が二つあ
る場合を示したが二つに限るものではなく、三つ以上の
システムにも同様に適用できる。
【0048】また、本実施形態においては、7ケのID
照合信号が常時循環的に出力されている場合を示した
が、この場合に限るものではない。例えば、入出力装置
からの割込信号を検出する回路(図示せず)を増設し、
その検出回路が割込信号を検出した時点で、1セット
(7ケ)のID照合信号を順次出力し、その出力に対応
して上述の処理を行うようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、複数のプロセッサと複
数の入出力装置とを含むシステムにおいて、入出力装置
からプロセッサへの割込先を変更する場合、配線の変更
や追加をする必要がなく、ファームウエアにより所定の
レジスタの内容を変更するだけでよい。また、割込処理
に必要な信号線の数を低減することができる。さらに、
新しい入出力装置の追加を行う場合も、同様に、割込処
理に必要な信号線の追加をする必要がなく、しかも割込
処理に必要な信号線の数は少なくてよい。
【0050】従って、本発明により、システムの小型化
・低価格化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の割込制御方法を実現するシステムの
基本構成を示す図
【図2】 図1のシステムの実施形態を示す図
【図3】 割込制御方法を示すタイムチャート
【図4】 従来のシステム構成を示す図
【符号の説明】
11,12 割込受信制御手段 21〜27 割込発信制御手段 30〜34 信号線 40 割込データ線 50 信号線 60 ID照合信号発生手
段、 割込ポールアドレスカウンタ i11,i12,i21,i22 割込入力ポート 11a,12a,21a〜24a IDレジスタ(ID
REG) 11b,12b,21b〜24b コンパレータ(CO
MP) 11c,12c 割込通知回路(IR
INF) 11d,12d 割込情報テーブル
(TABLE) 21e〜24e 割込発信回路(IR
OUT) MPU1,MPU2 マイクロプロセッサ
(MPU) I/O1〜I/O7 入出力装置(I/
O)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割込信号を出力する割込ポートを有する
    複数のデバイスからの割込をそれぞれが分担して制御す
    る複数のプロセッサと、該プロセッサへの割込信号の受
    信を制御する割込受信制御手段と、該割込ポートからの
    割込信号の発信を制御する割込発信制御手段と、該割込
    ポートを識別するID(識別符号)に対応するID照合
    信号を出力するID照合信号発生手段とを備えたシステ
    ムの割込制御方法であって、 該割込受信制御手段は、それぞれのプロセッサが割込制
    御を分担する割込ポートのIDをそれぞれのプロセッサ
    に対応付けて格納し、該割込発信制御手段は、割込ポー
    トのIDをそれぞれの割込ポートに対応付けて格納して
    なり、 ID照合信号発生手段がID照合信号を出力するステッ
    プと、 該ID照合信号を受信した割込発信制御手段が、該ID
    照合信号のIDを格納IDと照合し、該IDに対応付け
    られた割込ポートから出力された第1の割込信号に応答
    して第2の割込信号を出力するステップと、 該ID照合信号を受信した割込受信制御手段が、該ID
    照合信号のIDを格納IDと照合し、該IDに対応付け
    られたプロセッサに、前記第2の割込信号に応答して第
    3の割込信号を出力するステップとを含むことを特徴と
    する割込制御方法。
  2. 【請求項2】 前記割込受信制御手段は、それぞれのプ
    ロセッサに対応して設けられ、前記割込発信制御手段
    は、それぞれの割込ポートまたはそれぞれのデバイスに
    対応して設けられる請求項1記載の割込制御方法。
  3. 【請求項3】 前記ID照合信号発生手段は、前記複数
    の割込ポートのIDに対応する複数の信号を循環的に出
    力する請求項1記載の割込制御方法。
JP6315597A 1997-03-17 1997-03-17 割込制御方法 Pending JPH10260932A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010086456A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Renesas Technology Corp データ処理システム及び半導体集積回路

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JP2010086456A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Renesas Technology Corp データ処理システム及び半導体集積回路

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