JPH10260912A - メモリカード - Google Patents

メモリカード

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Publication number
JPH10260912A
JPH10260912A JP9063012A JP6301297A JPH10260912A JP H10260912 A JPH10260912 A JP H10260912A JP 9063012 A JP9063012 A JP 9063012A JP 6301297 A JP6301297 A JP 6301297A JP H10260912 A JPH10260912 A JP H10260912A
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JP
Japan
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data
unit
memory unit
main memory
sub
Prior art date
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Pending
Application number
JP9063012A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Yoshimura
芳正 吉村
正智 ▲高▼雄
Masatomo Takao
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to TW086108148A priority patent/TW329495B/zh
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Priority to CN97120081A priority patent/CN1193783A/zh
Publication of JPH10260912A publication Critical patent/JPH10260912A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/4401Bootstrapping
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/22Microcontrol or microprogram arrangements
    • G06F9/24Loading of the microprogram

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の寿命に注意することなく使用でき、デ
ータバックアップ中のソフトエラーを防止することがで
きる、揮発性メモリを使用したメモリカードを得る。 【解決手段】 情報処理機器からなるホストシステム装
置に接続して使用され、ホストシステム装置から供給さ
れる電源で動作する、揮発性メモリを使用したメモリカ
ードにおいて、揮発性メモリで形成されたメインメモリ
部と、フラッシュメモリで形成されたサブメモリ部とを
備え、ホストシステム装置は、電源切断時に、メインメ
モリ部に格納されたデータを、メインメモリ部のアドレ
スに対応させてサブメモリ部にコピーし、電源投入時
に、サブメモリ部に格納されたデータを、メインメモリ
部の元のアドレスにそれぞれ書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリカードに関
し、特に揮発性メモリを電池でバックアップするメモリ
カードに関する。
【0002】
【従来の技術】図41は、従来における電池を用いたメ
モリカードの例を示した概略のブロック図である。図4
1において、メモリカード300は、SRAMのICメ
モリで形成されたメモリ部301と、該メモリ部301
への電源供給の制御を行う電源ICで形成された電源コ
ントロール部302と、バックアップ用の一次電池30
3を備える。メモリカード300は、ホストシステム装
置305に接続されている場合、ホストシステム装置3
05から外部電源Vccが電源コントロール部302に供
給される。電源コントロール部302は、一次電池30
3と関係なく、ホストシステム装置305から供給され
た電源電圧Vccをそのままメモリ部301への電源とし
て供給する。次に、メモリカード300を一次電池30
3でバックアップする場合、一次電池303の電圧がそ
のままメモリ部301への電源となり、メモリ部301
のデータを保持する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
メモリカード300は、一次電池303の電圧が下がる
前に一次電池303を新しいものに交換する必要があ
り、メモリカード300の取り扱い時には、電池の寿命
に注意しなければならず、一次電池303の電圧が低く
なるとデータが消えてしまうという問題があった。ま
た、SRAMのデータバックアップ時には、RAM特有
の現象として、例えばα線によるデータ変化の発生があ
り、ソフトエラーがある程度の確率で発生するという問
題があった。
【0004】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、電池の寿命に注意することな
く使用でき、データバックアップ中のソフトエラーを防
止することができる、揮発性メモリを使用したメモリカ
ードを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1の発明に係るメモ
リカードは、情報処理機器からなるホストシステム装置
に接続して使用され、ホストシステム装置から供給され
る電源で動作する、揮発性メモリを使用したメモリカー
ドにおいて、揮発性メモリで形成されたメインメモリ部
と、フラッシュメモリで形成されたサブメモリ部とを備
え、上記ホストシステム装置は、電源切断時において、
メインメモリ部に格納されたデータを、メインメモリ部
のアドレスに対応させてサブメモリ部にコピーし、電源
投入時には、サブメモリ部に格納されたデータを、メイ
ンメモリ部の元のアドレスにそれぞれ書き込むものであ
る。
【0006】本第2の発明に係るメモリカードは、第1
の発明において、上記ホストシステム装置は、電源投入
から電源切断までの間に、メインメモリ部にデータを書
き込んだアドレスを記憶し、電源切断時において、記憶
したアドレスに格納されたメインメモリ部のデータを、
メインメモリ部のアドレスに対応させてサブメモリ部に
コピーし、電源投入時には、サブメモリ部に格納された
すべてのデータを、メインメモリ部の元のアドレスにそ
れぞれ書き込むものである。
【0007】本第3の発明に係るメモリカードは、第1
又は第2の発明において、メインメモリ部内に設けられ
た読み出し専用のデータ格納領域は、上記サブメモリ部
内に設けるものである。
【0008】本第4の発明に係るメモリカードは、第1
から第3の発明において、メインメモリ部のバックアッ
プを行う電池と、ホストシステム装置から供給される電
源と該電池とを切り換えてメインメモリ部に電源を供給
する電源切換部とを更に備え、電源切換部は、ホストシ
ステム装置からの電源供給が断たれると電池を用いて、
メインメモリ部への電源供給を行うものである。
【0009】本第5の発明に係るメモリカードは、第4
の発明において、上記ホストシステム装置は、メインメ
モリ部にデータを書き込む際に、該データを書き込んだ
時間情報をもメインメモリ部に書き込み、電源投入時
に、メインメモリ部及びサブメモリ部に格納された最新
の時間情報を読み出し、該時間情報を基にしてメインメ
モリ部又はサブメモリ部のいずれに格納されたデータを
使用するか否かの判断を行うものである。
【0010】本第6の発明に係るメモリカードは、第1
から第5の発明において、上記ホストシステム装置は、
メインメモリ部に格納されたデータに対して、誤り訂正
符号を付加してサブメモリ部に書き込むと共に、サブメ
モリ部に格納されたデータに対して、付加した誤り訂正
符号を用いて誤り訂正処理を行った後、メインメモリ部
に書き込むものである。
【0011】本第7の発明に係るメモリカードは、第1
から第5の発明において、上記ホストシステム装置は、
メインメモリ部に格納されたデータに対して、該データ
のコピーデータ及びチェックサムを付加してサブメモリ
部に書き込むと共に、サブメモリ部に格納されたデータ
に対して、付加したコピーデータ及びチェックサムを用
いて誤り訂正処理を行った後、メインメモリ部に書き込
むものである。
【0012】本第8の発明に係るメモリカードは、第1
から第7の発明において、上記ホストシステム装置は、
メインメモリ部に格納されたデータに対して、所定の方
法で圧縮してサブメモリ部に書き込むと共に、サブメモ
リ部に格納されたデータに対して、所定の方法で解凍し
た後、メインメモリ部に書き込むものである。
【0013】本第9の発明に係るメモリカードは、第1
から第8の発明において、上記ホストシステム装置は、
メインメモリ部に格納されたデータに対して、所定の方
法で暗号化してサブメモリ部に書き込むと共に、ホスト
システム装置から入力されるパスワードがあらかじめ設
定されたパスワードと一致したときのみ、サブメモリ部
に格納されたデータの読み出しを行うと共に、該読み出
したデータに対して所定の方法で復号化した後、メイン
メモリ部に書き込むものである。
【0014】本第10の発明に係るメモリカードは、情
報処理機器からなるホストシステム装置に接続して使用
され、ホストシステム装置から供給される電源で動作す
る、揮発性メモリを使用したメモリカードにおいて、揮
発性メモリで形成されたメインメモリ部と、フラッシュ
メモリで形成されたサブメモリ部と、クロック信号を生
成して出力するクロック発生部と、クロック発生部から
出力されるクロック信号を基にして動作し、メインメモ
リ部及びサブメモリ部間でのデータコピーを行うコント
ロール部とを備えるものである。
【0015】本第11の発明に係るメモリカードは、第
10の発明において、上記コントロール部は、ホストシ
ステム装置から電源切断時に出力される所定の電源切断
信号が入力されると、メインメモリ部に格納されたすべ
てのデータを、メインメモリ部のアドレスに対応させて
サブメモリ部に書き込むものである。
【0016】本第12の発明に係るメモリカードは、第
10の発明において、上記コントロール部は、ホストシ
ステム装置からメインメモリ部へのデータ書き込み時に
出力されるライトイネーブル信号が入力されると、メイ
ンメモリ部に書き込まれたデータを、メインメモリ部の
アドレスに対応させてサブメモリ部に書き込むものであ
る。
【0017】本第13の発明に係るメモリカードは、第
10の発明において、上記コントロール部は、ホストシ
ステム装置からメインメモリ部へのデータ書き込み時に
出力されるライトイネーブル信号が入力されると、メイ
ンメモリ部にデータが書き込まれたアドレスを記憶し、
ホストシステム装置から電源切断時に出力される所定の
電源切断信号が入力されると、上記記憶したアドレスに
格納されたメインメモリ部のデータを、メインメモリ部
のアドレスに対応させてサブメモリ部に書き込むもので
ある。
【0018】本第14の発明に係るメモリカードは、第
11から第13の発明において、上記コントロール部
は、ホストシステム装置から電源投入時に出力される所
定の電源投入信号が入力されると、サブメモリ部に格納
されたすべてのデータを、メインメモリ部の元のアドレ
スにそれぞれ書き込むものである。
【0019】本第15の発明に係るメモリカードは、第
10の発明において、上記クロック発生部から出力され
るクロック信号を基にして動作し、メインメモリ部及び
サブメモリ部間でのデータコピーを行うコントロール部
と、メモリカードの各部に電源供給を行うための電池
と、ホストシステム装置からの電源供給の有無を検出
し、ホストシステム装置から供給される電源と上記電池
とを切り換えてメモリカードの各部に電源を供給する電
源切換部とを更に備え、上記電源切換部は、ホストシス
テム装置からの電源供給が無くなると、電池を用いてメ
モリカードの各部への電源供給を行うものである。
【0020】本第16の発明に係るメモリカードは、第
15の発明において、上記電源切換部は、ホストシステ
ム装置からの電源供給がなくなると、上記コントロール
部に所定の切断検出信号を出力し、コントロール部は、
電源切換部から切断検出信号が入力されると、メインメ
モリ部に格納されたすべてのデータを、メインメモリ部
のアドレスに対応させてサブメモリ部に書き込むもので
ある。
【0021】本第17の発明に係るメモリカードは、第
15の発明において、上記電源切換部は、ホストシステ
ム装置からの電源供給がなくなると、上記コントロール
部に所定の切断検出信号を出力し、コントロール部は、
ホストシステム装置からメインメモリ部へのデータ書き
込み時に出力されるライトイネーブル信号が入力される
と、メインメモリ部にデータが書き込まれたアドレスを
記憶し、電源切換部から切断検出信号が入力されると、
上記記憶したアドレスに格納されたメインメモリ部のデ
ータを、メインメモリ部のアドレスに対応させてサブメ
モリ部に書き込むものである。
【0022】本第18の発明に係るメモリカードは、第
16又は第17の発明において、上記電源切換部は、ホ
ストシステム装置から電源供給が行われると、ホストシ
ステム装置からの電源を用いてメモリカードの各部への
電源供給を行うと共に、上記コントロール部に所定の投
入検出信号を出力し、上記コントロール部は、該投入検
出信号が入力されると、サブメモリ部に格納されたすべ
てのデータを、メインメモリ部の元のアドレスにそれぞ
れ書き込むものである。
【0023】本第19の発明に係るメモリカードは、第
10から第18の発明において、上記コントロール部
は、メインメモリ部に格納されたデータに対して、誤り
訂正符号を付加してサブメモリ部に書き込むと共に、サ
ブメモリ部に格納されたデータに対して、付加した誤り
訂正符号を用いて誤り訂正処理を行った後、メインメモ
リ部に書き込むものである。
【0024】本第20の発明に係るメモリカードは、第
10から第18の発明において、上記コントロール部
は、メインメモリ部に格納されたデータに対して、該デ
ータのコピーデータ及びチェックサムを付加してサブメ
モリ部に書き込むと共に、サブメモリ部に格納されたデ
ータに対して、付加したコピーデータ及びチェックサム
を用いて誤り訂正処理を行った後、メインメモリ部に書
き込むものである。
【0025】本第21の発明に係るメモリカードは、第
10から第20の発明において、上記コントロール部
は、メインメモリ部に格納されたデータに対して、所定
の方法で圧縮してサブメモリ部に書き込むと共に、サブ
メモリ部に格納されたデータに対して、所定の方法で解
凍した後、メインメモリ部に書き込むものである。
【0026】本第22の発明に係るメモリカードは、第
10から第21の発明において、上記コントロール部
は、メインメモリ部に格納されたデータに対して、所定
の方法で暗号化してサブメモリ部に書き込むと共に、ホ
ストシステム装置から入力されるパスワードがあらかじ
め設定されたパスワードと一致したときのみ、サブメモ
リ部に格納されたデータの読み出しを行うと共に、該読
み出したデータに対して所定の方法で復号化した後、メ
インメモリ部に書き込むものである。
【0027】本第23の発明に係るメモリカードは、第
10の発明において、上記ホストシステム装置は、メイ
ンメモリ部及びコントロール部にライトイネーブル信号
を出力すると共に、メモリカードに格納するデータ及び
該データを格納するアドレスデータをメインメモリ部に
書き込み、上記コントロール部は、ライトイネーブル信
号が入力されると、メインメモリ部に書き込まれたデー
タを、メインメモリ部に書き込まれたアドレスデータが
示すサブメモリ部のアドレスに書き込むものである。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施の形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1における
メモリカードの例を示した概略のブロック図である。図
1において、メモリカード1は、SRAMで形成された
メインメモリ部2と、フラッシュメモリで形成されたサ
ブメモリ部3とで形成され、メインメモリ部2及びサブ
メモリ部3は、情報処理機器等からなるホストシステム
装置5にそれぞれ接続される。なお、上記サブメモリ部
3は、メインメモリ部2が有する記憶容量以上の記憶容
量を有している。
【0029】上記のような構成において、ホストシステ
ム装置5は、メインメモリ部2及びサブメモリ部3への
電源の供給を行うと共に、通常はメインメモリ部2とア
クセスを行い、メインメモリ部2に対してデータの書き
込み又は読み出しを行う。ここで、ホストシステム装置
5は、オペレータによって電源を切る操作が行われる
と、自動的に上記メインメモリ部2に格納されたすべて
のデータを、内蔵するバッファ6を介してサブメモリ部
3にコピーする。ホストシステム装置5は、メインメモ
リ部2に格納されたすべてのデータにおけるサブメモリ
部3へのコピー処理が終了した後、メモリカード1への
電源供給を断つと共にホストシステム装置5の電源を切
る。
【0030】次に、ホストシステム装置5の電源が投入
されると、ホストシステム装置5は、メモリカード1へ
の電源供給を行い、メモリカード1のサブメモリ部3に
格納されたデータを読み出し、バッファ6を介してメイ
ンメモリ部2へ書き込み、サブメモリ部3に格納された
すべてのデータをメインメモリ部2へコピーする。ホス
トシステム装置5は、該メインメモリ部2へのコピーが
終了すると、メインメモリ部2に対して、データの書き
込み又は読み出しを行う通常のメモリカードとして使用
する。
【0031】図2は、上記図1で示したメモリカード1
に対するホストシステム装置5の電源切断時の動作例を
示したフローチャートである。なお、図2では、特に明
記しない限り、各フローで行われる処理はすべてホスト
システム装置5で行われるものである。図2において、
ステップS1で、オペレータによりホストシステム装置
5に対して電源切断の操作が行われると、メインメモリ
部2からデータを最初に読み出す所定の初期アドレス、
例えば先頭アドレスのデータの読み出しを行う。次に、
ステップS2で、メインメモリ部2から指定したアドレ
スのデータを読み出してバッファ6に転送し、ステップ
S3で、バッファ6に転送したデータを、該データが格
納されていたメインメモリ部2のアドレスと対応させて
サブメモリ部3に書き込む。
【0032】次に、ステップS4で、メインメモリ部2
から読み出したデータのアドレスが最終アドレスである
か否かを調べ、最終アドレスである場合(YES)、ス
テップS5に進み、メインメモリ部2に格納されたすべ
てのデータがサブメモリ部3にコピーされたことから、
メモリカード1への電源供給を断つと共にホストシステ
ム装置5の電源を切り、本フローは終了する。またステ
ップS4で、最終アドレスでない場合(NO)、ステッ
プS6に進み、ステップS6で、メインメモリ部2の次
のアドレスに格納されたデータの読み出しを行い、ステ
ップS2に戻る。
【0033】次に、図3は、上記図1で示したメモリカ
ード1に対するホストシステム装置5の電源投入時の動
作例を示したフローチャートである。なお、図3では、
特に明記しない限り、各フローで行われる処理はすべて
ホストシステム装置5で行われるものである。図3にお
いて、ステップS11で、オペレータによりホストシス
テム装置5に対して電源投入の操作が行われると、サブ
メモリ部3からデータを最初に読み出す所定の初期アド
レス、例えば先頭アドレスのデータの読み出しを行う。
次に、ステップS12で、サブメモリ部3から指定した
アドレスのデータを読み出してバッファ6に転送し、ス
テップS13で、バッファ6に転送したデータを、該デ
ータが格納されていたメインメモリ部2の元のアドレス
に書き込む。
【0034】次に、ステップS14で、サブメモリ部3
から読み出したデータのアドレスが最終アドレスである
か否かを調べ、最終アドレスである場合(YES)、ス
テップS15に進み、サブメモリ部3に格納されたすべ
てのデータがメインメモリ部2にコピーされたことか
ら、電源投入時の動作を終了し、通常の動作を開始して
本フローは終了する。またステップS14で、最終アド
レスでない場合(NO)、ステップS16に進み、ステ
ップS16で、サブメモリ部3の次のアドレスに格納さ
れたデータの読み出しを行い、ステップS12に戻る。
【0035】ここで、本実施の形態1におけるメモリカ
ードの変形例として、SRAMで形成されたメインメモ
リ部2内に、書き込みが行われず読み出しのみが行われ
るデータ格納領域を設ける場合がある。このような場
合、該読み出しのみが行われるデータ格納領域を、フラ
ッシュメモリで形成されたサブメモリ部3内に設けるよ
うにしてもよい。図4は、本発明の実施の形態1におけ
るメモリカードの変形例を示した概略のブロック図であ
る。なお、図4において、上記図1と同じものは同じ符
号で示しており、ここではその説明を省略すると共に、
図1との相違点のみを説明する。
【0036】図4における図1との相違点は、メインメ
モリ部2内に設けられた読み出しのみが行われる読み出
し専用データ格納領域11を、サブメモリ部3内に設け
たことにあり、サブメモリ部3は、読み出し専用データ
格納領域11と、読み出し及び書き込みが行われる通常
のデータ格納領域12とを備える。このことから、図1
のメインメモリ部2をメインメモリ部13とし、図1の
サブメモリ部3をサブメモリ部14とし、これに伴っ
て、図1のメモリカード1をメモリカード15としたこ
とにある。
【0037】図4において、メモリカード15は、SR
AMで形成されたメインメモリ部13と、フラッシュメ
モリで形成されたサブメモリ部14とで形成され、サブ
メモリ部14は、読み出しのみが行われる読み出し専用
データ格納領域11と、読み出し及び書き込みが行われ
る通常のデータ格納領域12とからなる。メインメモリ
部13及びサブメモリ部14は、ホストシステム装置5
にそれぞれ接続される。なお、上記サブメモリ部14に
おける通常のデータ格納領域12は、メインメモリ部1
3が有する記憶容量以上の記憶容量を有している。
【0038】ホストシステム装置5は、メインメモリ部
13及びサブメモリ部14への電源の供給を行うと共
に、通常はメインメモリ部13及びサブメモリ部14の
読み出し専用データ格納領域11とアクセスを行い、メ
インメモリ部13に対してデータの書き込み又は読み出
しを、サブメモリ部14の読み出し専用データ格納領域
11に対して読み出しをそれぞれ行う。
【0039】ここで、ホストシステム装置5は、オペレ
ータによって電源を切る操作が行われると、自動的に上
記メインメモリ部13に格納されたすべてのデータを、
内蔵するバッファ6を介してサブメモリ部14の通常の
データ格納領域12にコピーする。ホストシステム装置
5は、メインメモリ部13に格納されたすべてのデータ
におけるサブメモリ部14の通常のデータ格納領域12
へのコピー処理が終了した後、メモリカード15への電
源供給を断つと共にホストシステム装置5の電源を切
る。
【0040】次に、ホストシステム装置5の電源が投入
されると、ホストシステム装置5は、メモリカード15
への電源供給を行い、サブメモリ部14の通常のデータ
格納領域12に格納されたデータを読み出し、バッファ
6を介してメインメモリ部13へ書き込み、サブメモリ
部14の通常のデータ格納領域12に格納されたすべて
のデータをメインメモリ部13へコピーする。ホストシ
ステム装置5は、該メインメモリ部13へのコピーが終
了すると、メインメモリ部13に対して、データの書き
込み又は読み出しを、サブメモリ部14の読み出し専用
データ格納領域11に対して読み出しを行う通常のメモ
リカードとして使用する。
【0041】このように、本実施の形態1におけるメモ
リカードは、オペレータによる所定の操作によって行わ
れるホストシステム装置5の電源切断時には、SRAM
で形成されたメインメモリ部に格納されたすべてのデー
タを、フラッシュメモリで形成されたサブメモリ部にコ
ピーしてデータのバックアップを行うようにしたことか
ら、SRAMのデータをバックアップするための電池を
必要とせず、バックアップ中に揮発性メモリに生じるデ
ータ変化をなくすことができ、ソフトエラーの発生を防
止することができる。
【0042】実施の形態2.上記実施の形態1では、瞬
断又は停電等によって、ホストシステム装置5に対する
外部からの電源供給が突然断たれた場合、メインメモリ
部に格納されたデータのバックアップを行うことができ
なかったが、メインメモリ部にバックアップ用の二次電
池を更に設けるようにしてもよく、このようにしたもの
を本発明の実施の形態2とする。図5は、本発明の実施
の形態2におけるメモリカードの例を示した概略のブロ
ック図である。なお、図5において、上記図1と同じも
のは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略す
ると共に、上記図1との相違点のみ説明する。
【0043】図5における図1との相違点は、図1のメ
モリカード1にメインメモリ部2をバックアップするた
めの二次電池21と、ホストシステム装置5から供給さ
れる電源と二次電池21とを切り換えてメインメモリ部
2への電源供給を行う電源切換部22とを追加して備え
たことにあり、これに伴って、図1のメモリカード1を
メモリカード25としたことと、ホストシステム装置5
はタイムスタンプ管理を行うと共に電源投入時の動作が
異なることから、図1のホストシステム装置5をホスト
システム装置26としたことにある。
【0044】図5において、メモリカード25は、メイ
ンメモリ部2、サブメモリ部3、二次電池21及び電源
切換部22で形成され、メインメモリ部2及びサブメモ
リ部3はそれぞれホストシステム装置26に接続され
る。また、ホストシステム装置26からの電源ライン
は、サブメモリ部3及び電源切換部22にそれぞれ接続
され、電源切換部22はメインメモリ部2及び二次電池
21の+側電極にそれぞれ接続され、二次電池21の−
側電極は接地される。
【0045】上記のような構成において、電源切換部2
2は、ホストシステム装置26から電源供給が行われて
いるときは、ホストシステム装置26からの電源をメイ
ンメモリ部2に供給すると共に、二次電池21の充電を
行い、ホストシステム装置26からの電源供給が断たれ
たときに、二次電池21を用いてメインメモリ部2のバ
ックアップを行うようにする。
【0046】ホストシステム装置26は、サブメモリ部
3及び電源切換部22への電源の供給を行うと共に、通
常はメインメモリ部2とアクセスを行い、メインメモリ
部2に対してデータの書き込み又は読み出しを行う。ま
た、ホストシステム装置26は、メインメモリ部2にデ
ータを書き込んで格納する際に、データを書き込んだ時
間情報をもメインメモリ部2に書き込むタイムスタンプ
管理を行う。ここで、ホストシステム装置26は、オペ
レータによって電源を切る操作が行われると、自動的に
上記メインメモリ部2に格納されたすべてのデータを、
内蔵するバッファ6を介してサブメモリ部3にコピーす
る。ホストシステム装置26は、メインメモリ部2に格
納されたすべてのデータにおけるサブメモリ部3へのコ
ピー処理が終了した後、メモリカード25への電源供給
を断つと共にホストシステム装置26の電源を切る。
【0047】ここで、ホストシステム装置26に対する
外部からの電源供給が瞬断した場合、又は停電した場
合、メインメモリ部2に格納されたデータは、サブメモ
リ部3に退避されない。しかし、上記瞬断又は停電によ
ってホストシステム装置26からの電源供給がなくなる
と、上記電源切換部22は、二次電池21を用いてメイ
ンメモリ部2のバックアップを行うことから、メインメ
モリ部2に格納されたデータの消失を防ぐことができ
る。また、オペレータによる電源投入操作が行われてホ
ストシステム装置26に電源投入が行われたのか、瞬断
又は停電から復帰してホストシステム装置26に電源投
入が行われたのか否かの判断を、ホストシステム装置2
6で行うことは困難である。
【0048】そこで、ホストシステム装置26の電源が
投入されると、ホストシステム装置26は、メモリカー
ド25への電源供給を行い、メモリカード25のメイン
メモリ部2及びサブメモリ部3に格納された最新の時間
情報をそれぞれ読み出してオペレータに示す。オペレー
タは、上記それぞれの時間情報からメインメモリ部2に
格納されているデータを使用するか、又はサブメモリ部
3に格納されているデータを使用するかの選択を行う。
オペレータがメインメモリ部2に格納されたデータを使
用する選択を行った場合、ホストシステム装置26は、
メインメモリ部2に対して、データの書き込み又は読み
出しを行う通常のメモリカードとして使用する。
【0049】また、オペレータがサブメモリ部3に格納
されているデータを使用する選択を行った場合、ホスト
システム装置26は、メモリカード25のサブメモリ部
3に格納されたデータを読み出し、バッファ6を介して
メインメモリ部2へ書き込み、サブメモリ部3に格納さ
れたすべてのデータをメインメモリ部2へコピーする。
ホストシステム装置26は、該メインメモリ部2へのコ
ピーが終了すると、メインメモリ部2に対して、データ
の書き込み又は読み出しを行う通常のメモリカードとし
て使用する。
【0050】次に、上記図5で示したメモリカード25
に対するホストシステム装置26の電源切断時の動作例
を示したフローチャートは、ホストシステム装置5をホ
ストシステム装置26に変える以外は同じであるので、
ここでは省略する。図6は、上記図5で示したメモリカ
ード25に対するホストシステム装置26の電源投入時
の動作例を示したフローチャートである。なお、図6に
おいて、特に明記しない限り、各フローで行われる処理
はホストシステム装置26で行われるものである。ま
た、図6では、ホストシステム装置の符号を置き換える
以外は上記図3と同じ処理を行うフローは同じ符号で示
しており、ここではその説明を省略する。
【0051】図6において、ステップS21で、ホスト
システム装置26に対して電源投入が行われると、メイ
ンメモリ部2及びサブメモリ部3からそれぞれ最新の時
間情報を読み出し、ステップS22で、読み出した各時
間情報をそれぞれオペレータに示し、オペレータによっ
て、メインメモリ部2に格納されたデータを使用するか
否かの選択が行われ、メインメモリ部2が選択された場
合(YES)、本フローは終了し、ホストシステム装置
26は、メインメモリ部2に対して、データの書き込み
又は読み出しを行う通常のメモリカードとして使用す
る。また、ステップS22で、メインメモリ部2が選択
されずサブメモリ部3が選択された場合(NO)、ステ
ップS11に進み、図3で示したステップS11からス
テップS16の処理を行う。
【0052】このように、本実施の形態2におけるメモ
リカードは、オペレータによる所定の操作によって行わ
れるホストシステム装置26の電源切断時には、SRA
Mで形成されたメインメモリ部2に格納されたすべての
データを、フラッシュメモリで形成されたサブメモリ部
3にコピーしてデータのバックアップを行うようにし
た。更に、瞬断又は停電等によって、ホストシステム装
置26からの電源供給が突然断たれた場合に、メインメ
モリ部2のバックアップを行う二次電池21を備えた。
これらのことから、バックアップ中に揮発性メモリに生
じるデータ変化をなくすことができ、ソフトエラーの発
生を防止することができる。更に、瞬断又は停電等によ
ってホストシステム装置26からの電源供給が突然断た
れた場合においても、メインメモリ部2に格納されたデ
ータが消失することなく、オペレータの必要な最新デー
タで継続操作を行うことが可能となる。
【0053】実施の形態3.上記実施の形態1及び実施
の形態2においては、メインメモリ部に格納されたすべ
てのデータをサブメモリ部にコピーする動作、及びサブ
メモリ部に格納されたすべてのデータをメインメモリ部
にコピーする動作は、すべてホストシステム装置で行わ
れたが、これをメモリカード側で行うようにしてもよ
く、このようにしたものを本発明の実施の形態3とす
る。図7は、本発明の実施の形態3におけるメモリカー
ドの例を示した概略のブロック図である。なお、図7に
おいて、上記図1と同じものは同じ符号で示しており、
ここではその説明を省略すると共に、上記図1との相違
点のみ説明する。
【0054】図7における図1との相違点は、メインメ
モリ部に格納されたすべてのデータをサブメモリ部にコ
ピーする動作、及びサブメモリ部に格納されたすべての
データをメインメモリ部にコピーする動作を行うコント
ロール部31と、該コントロール部31へクロック信号
を供給するクロック発生部32とを、図1のメモリカー
ド1に追加して備えたことにある。これに伴って、図1
のメモリカード1をメモリカード35とし、ホストシス
テム装置5は、バッファ6を使用して行う、メインメモ
リ部2に格納されたすべてのデータのサブメモリ部3へ
のコピー動作、及びサブメモリ部3に格納されたすべて
のデータのメインメモリ部2へのコピー動作を行わない
ことから、図1のホストシステム装置5をホストシステ
ム装置36としたことにある。
【0055】図7において、上記メモリカード35は、
メインメモリ部2、サブメモリ部3、コントロール部3
1及びクロック発生部32で形成され、メインメモリ部
2及びサブメモリ部3はそれぞれコントロール部31に
接続され、メインメモリ部2、コントロール部31及び
クロック発生部32はホストシステム装置36にそれぞ
れ接続される。更に、コントロール部31には、クロッ
ク発生部32が接続される。
【0056】上記のような構成において、ホストシステ
ム装置36は、メモリカード35への電源供給を行うと
共に、通常はメインメモリ部2とアクセスを行い、メイ
ンメモリ部2に対してデータの書き込み又は読み出しを
行う。ここで、ホストシステム装置36は、オペレータ
によって電源を切る操作が行われると、上記コントロー
ル部31及びクロック発生部32にそれぞれ所定の電源
切断信号を出力し、該所定の電源切断信号が入力された
クロック発生部32は、クロック信号を生成してコント
ロール部31に出力する。
【0057】所定の電源切断信号が入力されたコントロ
ール部31は、クロック発生部32から入力されるクロ
ック信号を基にして動作し、上記メインメモリ部2に格
納されたすべてのデータを、メインメモリ部2のアドレ
スに対応させてサブメモリ部3にコピーする。コントロ
ール部31は、メインメモリ部2に格納されたすべての
データにおけるサブメモリ部3へのコピー処理が終了す
ると、ホストシステム装置36にコピーが完了したこと
を示すコピー完了信号を出力し、該コピー完了信号が入
力されたホストシステム装置36は、メモリカード35
への電源供給を断つと共にホストシステム装置36の電
源を切る。
【0058】次に、ホストシステム装置36の電源が投
入されると、ホストシステム装置36は、メモリカード
35への電源供給を行うと共に、上記コントロール部3
1及びクロック発生部32にそれぞれ所定の電源投入信
号を出力し、該所定の電源投入信号が入力されたクロッ
ク発生部32は、クロック信号を生成してコントロール
部31に出力する。
【0059】所定の電源投入信号が入力されたコントロ
ール部31は、クロック発生部32からのクロック信号
を基にして動作し、サブメモリ部3に格納されたデータ
を読み出してメインメモリ部2へ書き込み、サブメモリ
部3に格納されたすべてのデータをメインメモリ部2へ
コピーする。更に、コントロール部31は、メインメモ
リ部2へのコピーが終了すると、コピー完了信号をクロ
ック発生部32及びホストシステム装置36に出力し、
クロック発生部32は、コピー完了信号を受けてクロッ
ク信号の生成及び出力を停止し、ホストシステム装置3
6は、コピー完了信号を受け、メインメモリ部2に対し
て、データの書き込み又は読み出しを行う通常のメモリ
カードとして使用する。
【0060】図8は、上記図7で示したメモリカード3
5による電源切断時の動作例を示したフローチャートで
ある。図8において、ステップS31で、オペレータに
よりホストシステム装置36に対して電源切断の操作が
行われると、ホストシステム装置36は、メモリカード
35のコントロール部31及びクロック発生部32に所
定の電源切断信号をそれぞれ出力する。次に、コントロ
ール部31は、ステップS32で、クロック発生部32
からのクロック信号を基に動作すると共に、所定の電源
切断信号が入力されると、メインメモリ部2からデータ
を最初に読み出す所定の初期アドレス、例えば先頭アド
レスのデータの読み出しを行う。
【0061】コントロール部31は、ステップS33
で、メインメモリ部2から指定したアドレスのデータを
読み出し、該データが格納されていたメインメモリ部2
のアドレスと対応させてサブメモリ部3に書き込み、ス
テップS34に進む。コントロール部31は、ステップ
S34で、メインメモリ部2から読み出したデータのア
ドレスが最終アドレスであるか否かを調べ、最終アドレ
スである場合(YES)、ステップS35に進む。
【0062】ステップS35で、コントロール部31
は、ホストシステム装置36にコピー完了信号を出力
し、該コピー完了信号を受けてホストシステム装置36
は、メモリカード35への電源供給を断つと共にホスト
システム装置36の電源を切り、本フローは終了する。
また、ステップS34で、最終アドレスでない場合(N
O)、ステップS36に進み、コントロール部31は、
ステップS36で、メインメモリ部2の次のアドレスに
格納されたデータの読み出しを行い、ステップS33に
戻る。
【0063】次に、図9は、上記図7で示したメモリカ
ード35による電源投入時の動作例を示したフローチャ
ートである。図9において、ステップS41で、ホスト
システム装置36は、電源投入されるとメモリカード3
5に対して電源の供給を行うと共に、コントロール部3
1及びクロック発生部32に所定の電源投入信号をそれ
ぞれ出力する。
【0064】次に、コントロール部31は、ステップS
42で、所定の電源投入信号が入力されると、サブメモ
リ部3からデータを最初に読み出す所定の初期アドレ
ス、例えば先頭アドレスのデータの読み出しを行い、ス
テップS43で、サブメモリ部3から指定したアドレス
のデータを読み出し、該データが格納されていたメイン
メモリ部2の元のアドレスに書き込み、ステップS44
に進む。コントロール部31は、ステップS44で、サ
ブメモリ部3から読み出したデータのアドレスが最終ア
ドレスであるか否かを調べ、最終アドレスである場合
(YES)、ステップS45に進む。
【0065】ステップS45で、コントロール部31
は、クロック発生部32及びホストシステム装置36に
コピー完了信号を出力し、該コピー完了信号を受けてク
ロック発生部32は、クロック信号の生成及び出力を停
止し、コピー完了信号を受けてホストシステム装置36
は、メインメモリ部2に対して、データの書き込み又は
読み出しを行う通常のメモリカードとして使用し、本フ
ローは終了する。また、ステップS44で、最終アドレ
スでない場合(NO)、ステップS46に進み、コント
ロール部31は、ステップS46で、サブメモリ部3の
次のアドレスに格納されたデータの読み出しを行い、ス
テップS43に戻る。
【0066】図10は、コントロール部31の例を示し
た概略のブロック図である。図10において、コントロ
ール部31は、バス・コントロール部41、バッファ4
2、メインメモリインタフェース部(以下、メインメモ
リ・I/F部と呼ぶ)43及びサブメモリインタフェー
ス部(以下サブメモリ・I/F部と呼ぶ)44で構成さ
れる。バス・コントロール部41は、バッファ42、メ
インメモリ・I/F部43及びサブメモリ・I/F部4
4にそれぞれ接続され、バッファ42は、メインメモリ
・I/F部43及びサブメモリ・I/F部44にそれぞ
れ接続される。
【0067】上記バス・コントロール部41は、ホスト
システム装置36からの信号に応じて、バッファ42、
メインメモリ・I/F部43及びサブメモリ・I/F部
44の制御を行う。メインメモリ・I/F部43は、バ
ス・コントロール部41の制御信号により、メインメモ
リ部2に格納されたデータの読み出し及び該読み出した
データのバッファ42への書き込み、又は、バッファ4
2に書き込まれたデータの読み出し及び該読み出したデ
ータのメインメモリ部2への書き込みを行う。サブメモ
リ・I/F部44は、バス・コントロール部41の制御
信号により、サブメモリ部3に格納されたデータの読み
出し及び該読み出したデータのバッファ42への書き込
み、又は、バッファ42に書き込まれたデータの読み出
し及び該読み出したデータのサブメモリ部3への書き込
みを行う。
【0068】図11は、上記図10で示したコントロー
ル部31による電源切断時の動作例を示したフローチャ
ートである。図11において、ステップS51で、コン
トロール部31は、ホストシステム装置36から所定の
電源切断信号が入力され、ステップS52で、バス・コ
ントロール部41は、バッファ42及びメインメモリ・
I/F部43に対して、メインメモリ部2からデータを
最初に読み出す所定の初期アドレス、例えば先頭アドレ
スのデータを読み出してバッファ42に書き込むように
指令する。
【0069】次に、ステップS53で、メインメモリ・
I/F部43は、バス・コントロール部41からの指令
に従い、バス・コントロール部41から指定されたアド
レスのデータをメインメモリ部2から読み出して、バッ
ファ42に書き込む。次に、ステップS54で、バス・
コントロール部41は、バッファ42及びサブメモリ・
I/F部44に対して、バッファ42に書き込まれたデ
ータを読み出して、該データが格納されていたメインメ
モリ部2のアドレスと対応させてサブメモリ部3に書き
込むように指令する。次にステップS55で、サブメモ
リ・I/F部44は、バッファ42に書き込まれたデー
タの読み出しを行い、該読み出したデータをメインメモ
リ部2のアドレスと対応させてサブメモリ部3に書き込
む。
【0070】次に、バス・コントロール部41は、ステ
ップS56で、メインメモリ部2から読み出したデータ
のアドレスが最終アドレスであるか否かを調べ、最終ア
ドレスである場合(YES)、ステップS57に進む。
ステップS57で、バス・コントロール部41は、ホス
トシステム装置36にコピー完了信号を出力し、該コピ
ー完了信号を受けてホストシステム装置36は、メモリ
カード35への電源供給を断つと共にホストシステム装
置36の電源を切り、本フローは終了する。また、ステ
ップS56で、最終アドレスでない場合(NO)、ステ
ップS58に進み、バス・コントロール部41は、ステ
ップS58で、バッファ42及びメインメモリ・I/F
部43に対して、メインメモリ部2の次のアドレスに格
納されたデータを読み出してバッファ42に書き込むよ
うに指令して、ステップS53に戻る。
【0071】図12は、上記図10で示したコントロー
ル部31による電源投入時の動作例を示したフローチャ
ートである。図12において、ステップS61で、コン
トロール部31は、ホストシステム装置36から所定の
電源投入信号が入力され、ステップS62で、バス・コ
ントロール部41は、バッファ42及びサブメモリ・I
/F部44に対して、サブメモリ部3からデータを最初
に読み出す所定の初期アドレス、例えば先頭アドレスの
データを読み出してバッファ42に書き込むように指令
する。
【0072】次に、ステップS63で、サブメモリ・I
/F部44は、バス・コントロール部41からの指令に
従い、バス・コントロール部41から指定されたアドレ
スのデータをサブメモリ部3から読み出して、バッファ
42に書き込む。次に、ステップS64で、バス・コン
トロール部41は、バッファ42及びメインメモリ・I
/F部43に対して、バッファ42に書き込まれたデー
タを読み出して、該データが格納されていたメインメモ
リ部2の元のアドレスに書き込むように指令する。次に
ステップS65で、メインメモリ・I/F部43は、バ
ッファ42に書き込まれたデータの読み出しを行い、該
読み出したデータをメインメモリ部2の元のアドレスに
書き込む。
【0073】次に、バス・コントロール部41は、ステ
ップS66で、サブメモリ部3から読み出したデータの
アドレスが最終アドレスであるか否かを調べ、最終アド
レスである場合(YES)、ステップS67に進む。ス
テップS67で、バス・コントロール部41は、クロッ
ク発生部32及びホストシステム装置36にコピー完了
信号を出力し、該コピー完了信号を受けてクロック発生
部32は、クロック信号の生成及び出力を停止し、コピ
ー完了信号を受けてホストシステム装置36は、メイン
メモリ部2に対して、データの書き込み又は読み出しを
行う通常のメモリカードとして使用し、本フローは終了
する。
【0074】また、ステップS66で、最終アドレスで
ない場合(NO)、ステップS68に進み、バス・コン
トロール部41は、ステップS68で、バッファ42及
びサブメモリ・I/F部44に対して、サブメモリ部3
の次のアドレスに格納されたデータを読み出してバッフ
ァ42に書き込むように指令して、ステップS63に戻
る。
【0075】このように、本実施の形態3におけるメモ
リカードは、オペレータによる所定の操作によって行わ
れるホストシステム装置36の電源切断時には、メモリ
カード35内に設けられたコントロール部31によっ
て、SRAMで形成されたメインメモリ部に格納された
すべてのデータを、フラッシュメモリで形成されたサブ
メモリ部にコピーしてデータのバックアップを行うよう
にした。このことから、SRAMのデータをバックアッ
プするための電池を必要とせず、バックアップ中に揮発
性メモリに生じるデータ変化をなくすことができ、ソフ
トエラーの発生を防止することができる。更に、メイン
メモリ部及びサブメモリ部間のデータコピーをメモリカ
ードで行うようにしたことからホストシステム装置にお
ける負荷の増加を防ぐことができる。
【0076】実施の形態4.上記実施の形態1から実施
の形態3では、ホストシステム装置の電源を切る際に、
メインメモリ部に格納されたすべてのデータをサブメモ
リ部に退避させたが、ホストシステム装置からメインメ
モリ部にデータが書き込まれるごとに、該書き込まれた
データをメインメモリ部のアドレスに対応させてサブメ
モリ部にコピーするようにしてもよく、このようにした
ものを本発明の実施の形態4とする。図13は、本発明
の実施の形態4におけるメモリカードの例を示した概略
のブロック図である。なお、図13において、上記図7
と同じものは同じ符号で示しており、ここではその説明
を省略すると共に、上記図7との相違点のみ説明する。
【0077】図13における図7との相違点は、ホスト
システム装置からコントロール部に、メインメモリ部に
出力されるライトイネーブル信号/WEを入力し、コン
トロール部は、ライトイネーブル信号/WEが入力され
ると、メインメモリ部に書き込まれたデータをサブメモ
リ部にコピーするようにしたことから、図7のコントロ
ール部31をコントロール部51とした。また、クロッ
ク発生部は、ライトイネーブル信号/WE又は電源投入
信号が入力されるとクロック信号を生成して出力するこ
とからクロック発生部52とした。これらに伴って、図
7のメモリカード35をメモリカード55とし、ホスト
システム装置は所定の電源切断信号を出力しないことか
ら、図7のホストシステム装置36をホストシステム装
置56としたことにある。
【0078】図13において、上記メモリカード55
は、メインメモリ部2、サブメモリ部3、コントロール
部51及びクロック発生部52で形成され、メインメモ
リ部2及びサブメモリ部3はそれぞれコントロール部5
1に接続され、メインメモリ部2、コントロール部51
及びクロック発生部52はホストシステム装置56にそ
れぞれ接続される。更に、コントロール部51には、ク
ロック発生部52が接続される。
【0079】上記のような構成において、ホストシステ
ム装置56は、メモリカード55への電源供給を行うと
共に、通常はメインメモリ部2とアクセスを行い、メイ
ンメモリ部2に対してデータの書き込み又は読み出しを
行う。また、ホストシステム装置56は、メインメモリ
部2にデータを書き込む際、メインメモリ部2及びコン
トロール部51に対してライトイネーブル信号/WEを
それぞれ出力する。コントロール部51は、ホストシス
テム装置56からライトイネーブル信号/WEが入力さ
れると、このときにホストシステム装置56からメイン
メモリ部2に書き込まれたデータを、メインメモリ部2
のアドレスに対応させてサブメモリ部3にコピーする。
【0080】このように、ホストシステム装置56によ
ってメインメモリ部2にデータが書き込まれるごとに、
メインメモリ部2に書き込まれたデータを、メインメモ
リ部2のアドレスに対応させてサブメモリ部3にコピー
することから、ホストシステム装置56の電源を切る
際、メインメモリ部2に格納されたデータをサブメモリ
部3にコピーする必要がない。次に、ホストシステム装
置56の電源が切られた後、ホストシステム装置の電源
が投入されると、ホストシステム装置56は、メモリカ
ード55への電源供給を行うと共に、上記コントロール
部51及びクロック発生部52にそれぞれ所定の電源投
入信号を出力し、該所定の電源投入信号が入力されたク
ロック発生部52は、クロック信号を生成してコントロ
ール部51に出力する。
【0081】所定の電源投入信号が入力されたコントロ
ール部51は、クロック発生部52からのクロック信号
を基にして動作し、サブメモリ部3に格納されたデータ
を読み出してメインメモリ部2へ書き込み、サブメモリ
部3に格納されたすべてのデータをメインメモリ部2へ
コピーする。更に、コントロール部51は、メインメモ
リ部2へのコピーが終了すると、コピー完了信号をクロ
ック発生部52及びホストシステム装置56に出力し、
クロック発生部52は、コピー完了信号を受けてクロッ
ク信号の生成及び出力を停止し、ホストシステム装置5
6は、コピー完了信号を受け、メインメモリ部2に対し
て、データの書き込み又は読み出しを行う通常のメモリ
カードとして使用する。
【0082】コントロール部51の例を示した概略のブ
ロック図は、上記図10において、バス・コントロール
部41をバス・コントロール部61にし、電源切断信号
をライトイネーブル信号/WEにした以外は同じである
ので省略し、上記図10を参照しながらコントロール部
51の動作例について説明する。図14は、上記図13
で示したメモリカード55による、メインメモリ部2か
らサブメモリ部3へデータをコピーする動作例を示した
フローチャートである。
【0083】図14において、ステップS71で、コン
トロール部51は、ホストシステム装置56からライト
イネーブル信号/WEが入力され、ステップS72で、
バス・コントロール部61は、バッファ42及びメイン
メモリ・I/F部43に対して、ホストシステム装置5
6によってメインメモリ部2に書き込まれた最新のデー
タを読み出してバッファ42に書き込むように指令し、
ステップS73に進む。ステップS73で、メインメモ
リ・I/F部43は、バス・コントロール部61からの
指令に従い、バス・コントロール部61から指定された
アドレスのデータをメインメモリ部2から読み出して、
バッファ42に書き込む。
【0084】次に、ステップS74で、バス・コントロ
ール部61は、バッファ42及びサブメモリ・I/F部
44に対して、バッファ42に書き込まれたデータを読
み出して、該データが格納されていたメインメモリ部2
のアドレスと対応させてサブメモリ部3に書き込むよう
に指令する。次にステップS75で、サブメモリ・I/
F部44は、バッファ42に書き込まれたデータの読み
出しを行い、該読み出したデータをメインメモリ部2の
アドレスと対応させてサブメモリ部3に書き込む。次
に、ステップS76で、バス・コントロール部61は、
クロック発生部52にコピー完了信号を出力して、本フ
ローは終了する。
【0085】上記図13で示したコントロール部51に
よる電源投入時の動作例を示したフローチャートは、ホ
ストシステム装置36をホストシステム装置56に、コ
ントロール部31をコントロール部51に、バス・コン
トロール部41をバス・コントロール部61にした以外
は上記図12と同じであるので省略する。
【0086】このように、本実施の形態4におけるメモ
リカードは、ホストシステム装置56によってメインメ
モリ部2にデータが書き込まれるごとに、メインメモリ
部2に書き込まれたデータを、メインメモリ部2のアド
レスに対応させてサブメモリ部3にコピーするようにし
た。このことから、SRAMのデータをバックアップす
るための電池を必要とせず、バックアップ中に揮発性メ
モリに生じるデータ変化をなくすことができ、ソフトエ
ラーの発生を防止することができる。また、メインメモ
リ部及びサブメモリ部間のデータコピーをメモリカード
で行うようにしたことからホストシステム装置における
負荷の増加を防ぐことができる。更に、ホストシステム
装置の電源切断時に、メインメモリ部に格納されたデー
タをサブメモリ部にコピーする必要がなく、電源切断に
要する時間を短縮することができる。
【0087】実施の形態5.上記実施の形態3において
は、ホストシステム装置の電源を切断する際、メモリカ
ードによって行われるメインメモリ部に格納されたデー
タをサブメモリ部にコピーする動作を行う場合、ホスト
システム装置から供給される電源でメモリカードは動作
したが、これを、メモリカード内に設けた二次電池から
供給される電源でメモリカードが動作するようにしても
よく、このようにしたものを本発明の実施の形態5とす
る。図15は、本発明の実施の形態5におけるメモリカ
ードの例を示した概略のブロック図である。なお、図1
5において、上記図7と同じものは同じ符号で示してお
り、ここではその説明を省略すると共に、上記図7との
相違点のみ説明する。
【0088】図15における図7との相違点は、図7の
メモリカード35に電源切断時におけるメモリカード内
の各部に電源を供給するための二次電池71と、ホスト
システム装置から供給される電源電圧を監視し、該電源
電圧の値に応じてホストシステム装置から供給される電
源と二次電池71とを切り換えてメモリカードの各部へ
の電源供給を行う電源切換部72とを追加して備えたこ
とにある。更に、コントロール部及びクロック発生部
は、電源切換部72から入力される、ホストシステム装
置の電源切断を検出したことを示す切断検出信号、及び
ホストシステム装置の電源投入を検出したことを示す投
入検出信号に応じて動作することから、図7のコントロ
ール部31をコントロール部73とし、図7のクロック
発生部32をクロック発生部74とした。また、これら
に伴って、図7のメモリカード35をメモリカード75
とし、図7のホストシステム装置36をホストシステム
装置76とした。
【0089】図15において、上記メモリカード75
は、メインメモリ部2、サブメモリ部3、二次電池7
1、電源切換部72、コントロール部73及びクロック
発生部74で形成され、メインメモリ部2及びサブメモ
リ部3はそれぞれコントロール部73に接続され、メイ
ンメモリ部2及びコントロール部73はホストシステム
装置76にそれぞれ接続される。また、コントロール部
73には、クロック発生部74が接続され、電源切換部
72は、メインメモリ部2、サブメモリ部3、コントロ
ール部73及びクロック発生部74にそれぞれ接続さ
れ、電源の供給を行う。更に、電源切換部72は、ホス
トシステム装置76に接続されると共に、接地との間に
二次電池71が接続される。
【0090】上記のような構成において、電源切換部7
2は、ホストシステム装置76から供給される電源の電
圧を監視することによって、ホストシステム装置76に
おける電源切断及び電源投入を検出する。電源切換部7
2は、ホストシステム装置76の電源切断を検出した場
合、二次電池71を電源として動作すると共に、メイン
メモリ部2、サブメモリ部3、コントロール部73及び
クロック発生部74に二次電池71を用いてそれぞれ電
源の供給を行う。これと同時に、電源切換部72は、コ
ントロール部73及びクロック発生部74に所定の切断
検出信号を出力する。
【0091】上記所定の切断検出信号が入力されたクロ
ック発生部74は、クロック信号を生成してコントロー
ル部73に出力する。所定の切断検出信号が入力された
コントロール部73は、クロック発生部74から入力さ
れるクロック信号を基にして動作し、上記メインメモリ
部2に格納されたすべてのデータを、メインメモリ部2
のアドレスに対応させてサブメモリ部3にコピーする。
【0092】また、電源切換部72は、ホストシステム
装置76の電源投入を検出した場合、ホストシステム装
置76からの電源によって動作すると共に、メインメモ
リ部2、サブメモリ部3、コントロール部73及びクロ
ック発生部74にホストシステム装置76からの電源を
それぞれ供給し、更に、二次電池71の充電を行う。こ
れと同時に、電源切換部72は、コントロール部73及
びクロック発生部74に所定の投入検出信号を出力す
る。
【0093】上記所定の投入検出信号が入力されたクロ
ック発生部74は、クロック信号を生成してコントロー
ル部73に出力する。所定の投入検出信号が入力された
コントロール部73は、クロック発生部74から入力さ
れるクロック信号を基にして動作し、上記サブメモリ部
3に格納されたすべてのデータを、サブメモリ部3のア
ドレスに対応させてメインメモリ部2へコピーする。更
に、コントロール部73は、メインメモリ部2へのコピ
ーが終了すると、コピー完了信号をクロック発生部74
及びホストシステム装置76に出力し、クロック発生部
74は、コピー完了信号を受けてクロック信号の生成及
び出力を停止し、ホストシステム装置76は、コピー完
了信号を受け、メインメモリ部2に対して、データの書
き込み又は読み出しを行う通常のメモリカードとして使
用する。
【0094】図16は、上記図15で示したメモリカー
ド75による電源切断時の動作例を示したフローチャー
トである。なお、図16では、コントロール部、クロッ
ク発生部及びホストシステム装置の符号を置き換える以
外は上記図8と同じ処理を行うフローは同じ符号で示し
ており、ここではその説明を省略する。図16におい
て、ステップS81で、ホストシステム装置76の電源
切断が行われると、電源切換部72は、ホストシステム
装置76の電源切断を検出し、二次電池71を電源とし
て動作すると共に、メインメモリ部2、サブメモリ部
3、コントロール部73及びクロック発生部74に二次
電池71を用いてそれぞれ電源の供給を行う。
【0095】次に、ステップS82で、電源切換部72
は、コントロール部73及びクロック発生部74に所定
の切断検出信号を出力し、ステップS83で、コントロ
ール部73は、クロック発生部74からのクロック信号
を基に動作すると共に、所定の切断検出信号が入力され
ると、メインメモリ部2からデータを最初に読み出す所
定の初期アドレス、例えば先頭アドレスのデータの読み
出しを行った後、図8で示したステップS33及びステ
ップS34の処理を行う。ステップS34で、最終アド
レスである場合(YES)、ステップS84に進み、ス
テップS84で、コントロール部73は、クロック発生
部74にコピー完了信号を出力し、クロック発生部74
はクロック信号の生成及び出力を停止して、本フローは
終了する。また、ステップS34で、最終アドレスでな
い場合(NO)、ステップS36の処理を行った後、ス
テップS33に戻る。
【0096】図17は、上記図15で示したメモリカー
ド75による電源投入時の動作例を示したフローチャー
トである。なお、図17では、コントロール部、クロッ
ク発生部及びホストシステム装置の符号を置き換える以
外は上記図9と同じ処理を行うフローは同じ符号で示し
ており、ここではその説明を省略する。図17におい
て、ステップS91で、ホストシステム装置76の電源
投入が行われると、電源切換部72は、ホストシステム
装置76の電源投入を検出し、ホストシステム装置76
からの電源で動作すると共に、メインメモリ部2、サブ
メモリ部3、コントロール部73及びクロック発生部7
4にホストシステム装置76からの電源をそれぞれ供給
する。
【0097】次に、ステップS92で、電源切換部72
は、コントロール部73及びクロック発生部74に所定
の投入検出信号を出力し、ステップS93で、コントロ
ール部73は、クロック発生部74からのクロック信号
を基に動作すると共に、所定の投入検出信号が入力され
ると、サブメモリ部3からデータを最初に読み出す所定
の初期アドレス、例えば先頭アドレスのデータの読み出
しを行った後、図9で示したステップS43からステッ
プS46の処理を行う。
【0098】図18は、コントロール部73の例を示し
た概略のブロック図である。なお、図18では、上記図
10と同じものは同じ符号で示しており、ここではその
説明を省略すると共に、図10との相違点のみを説明す
る。図18における図10との相違点は、図10のコン
トロール部31をコントロール部73にし、図10のバ
ス・コントロール部41をバス・コントロール部81に
し、バス・コントロール部81には、電源切断信号の代
わりに切断検出信号が入力され、電源投入信号の代わり
に投入検出信号が入力されることにある。
【0099】図18において、コントロール部73は、
バス・コントロール部81、バッファ42、メインメモ
リ・I/F部43及びサブメモリ・I/F部44で構成
される。バス・コントロール部81は、バッファ42、
メインメモリ・I/F部43及びサブメモリ・I/F部
44にそれぞれ接続され、バッファ42は、メインメモ
リ・I/F部43及びサブメモリ・I/F部44にそれ
ぞれ接続される。
【0100】上記バス・コントロール部81は、電源切
換部72からの切断検出信号又は投入検出信号に応じ
て、バッファ42、メインメモリ・I/F部43及びサ
ブメモリ・I/F部44の制御を行う。メインメモリ・
I/F部43は、バス・コントロール部81の制御信号
により、メインメモリ部2に格納されたデータの読み出
し及び該読み出したデータのバッファ42への書き込
み、又は、バッファ42に書き込まれたデータの読み出
し及び該読み出したデータのメインメモリ部2への書き
込みを行う。サブメモリ・I/F部44は、バス・コン
トロール部81の制御信号により、サブメモリ部3に格
納されたデータの読み出し及び該読み出したデータのバ
ッファ42への書き込み、又は、バッファ42に書き込
まれたデータの読み出し及び該読み出したデータのサブ
メモリ部3への書き込みを行う。
【0101】図19は、コントロール部73による電源
切断時の動作例を示したフローチャートである。なお、
図19では、コントロール部、バス・コントロール部及
びホストシステム装置の符号を置き換える以外は上記図
11と同じ処理を行うフローは同じ符号で示しており、
ここではその説明を省略する。
【0102】図19において、ステップS101で、バ
ス・コントロール部81は、電源切換部72から所定の
切断検出信号が入力された後、ステップS52からステ
ップS55の処理を行い、ステップS56で、最終アド
レスである場合(YES)、ステップS102に進み、
ステップS102で、バス・コントロール部81は、ク
ロック発生部74にコピー完了信号を出力して、本フロ
ーは終了する。また、ステップS56で、最終アドレス
でない場合(NO)、ステップS58の処理を行った
後、ステップS53に戻る。
【0103】図20は、コントロール部73による電源
投入時の動作例を示したフローチャートである。図20
では、コントロール部、バス・コントロール部及びホス
トシステム装置の符号を置き換える以外は上記図12と
同じ処理を行うフローは同じ符号で示しており、ここで
はその説明を省略する。
【0104】図20において、ステップS111で、コ
ントロール部73は、電源切換部72から所定の投入検
出信号が入力された後、ステップS62からステップS
65の処理を行い、ステップS66で、最終アドレスで
ある場合(YES)、ステップS112に進み、ステッ
プS112で、バス・コントロール部81は、ホストシ
ステム装置76及びクロック発生部74にコピー完了信
号をそれぞれ出力して、本フローは終了する。また、ス
テップS66で、最終アドレスでない場合(NO)、ス
テップS68の処理を行った後、ステップS63に戻
る。
【0105】このように、本実施の形態5におけるメモ
リカードは、ホストシステム装置の電源を切断する際、
メモリカードによって行われるメインメモリ部に格納さ
れたデータをサブメモリ部にコピーする動作を行う場
合、メモリカード内に設けた二次電池から供給される電
源で動作する。このことから、バックアップ中に揮発性
メモリに生じるデータ変化をなくすことができ、ソフト
エラーの発生を防止することができる。また、メインメ
モリ部及びサブメモリ部間のデータコピーをメモリカー
ドで行い、更に、該データコピーの動作を内蔵する二次
電池を電源として行うことから、ホストシステム装置に
おける負荷の増加を防ぐことができると共に、ホストシ
ステム装置の電源切断に要する時間を短縮することがで
きる。
【0106】実施の形態6.上記実施の形態1から実施
の形態5においては、メインメモリ部に格納されたデー
タをサブメモリ部にコピーする際、単なるデータコピー
を行っていたが、メインメモリ部のデータをサブメモリ
部にコピーする際に、誤り訂正符号(以下、ECCと呼
ぶ)を付加し、サブメモリ部に格納されたデータをメイ
ンメモリ部にコピーする際、ECCを用いてデータの誤
り訂正を行うようにしてもよく、このようにしたものを
本発明の実施の形態6とする。なお、本実施の形態6に
おいては、上記実施の形態5を例にして説明する。
【0107】本発明の実施の形態6におけるメモリカー
ドの例を示した概略のブロック図は、上記図15におい
て、コントロール部73をコントロール部91とし、メ
モリカード75をメモリカード95とする以外は同じで
あるので省略し、図15を参照しながら説明する。メモ
リカード95は、メインメモリ部2、サブメモリ部3、
二次電池71、電源切換部72、コントロール部91及
びクロック発生部74で形成され、メインメモリ部2及
びサブメモリ部3はそれぞれコントロール部91に接続
され、メインメモリ部2及びコントロール部91はホス
トシステム装置76にそれぞれ接続される。
【0108】また、コントロール部91には、クロック
発生部74が接続され、電源切換部72は、メインメモ
リ部2、サブメモリ部3、コントロール部91及びクロ
ック発生部74にそれぞれ接続され、電源の供給を行
う。更に、電源切換部72は、ホストシステム装置76
に接続されると共に、接地との間に二次電池71が接続
される。
【0109】上記のような構成において、電源切換部7
2は、ホストシステム装置76の電源切断を検出した場
合、二次電池71を電源として動作すると共に、メイン
メモリ部2、サブメモリ部3、コントロール部91及び
クロック発生部74に二次電池71を用いてそれぞれ電
源の供給を行う。これと同時に、電源切換部72は、コ
ントロール部91及びクロック発生部74に所定の切断
検出信号を出力する。
【0110】上記所定の切断検出信号が入力されたクロ
ック発生部74は、クロック信号を生成してコントロー
ル部91に出力する。所定の切断検出信号が入力された
コントロール部91は、クロック発生部74から入力さ
れるクロック信号を基にして動作し、上記メインメモリ
部2に格納されたすべてのデータを、メインメモリ部2
のアドレスに対応させてサブメモリ部3にコピーする。
【0111】このとき、コントロール部91は、メイン
メモリ部2から読み出したデータに対して、バイト単位
でECCを生成して付加し、ECCを付加したデータを
サブメモリ部3に書き込む。コントロール部91は、メ
インメモリ部2に格納されたすべてのデータにおけるサ
ブメモリ部3へのコピー処理が終了すると、クロック発
生部74にコピーが完了したことを示すコピー完了信号
を出力し、該コピー完了信号が入力されたクロック発生
部74は、クロック信号の生成及び出力を停止する。
【0112】また、電源切換部72は、ホストシステム
装置76の電源投入を検出した場合、ホストシステム装
置76からの電源によって動作すると共に、メインメモ
リ部2、サブメモリ部3、コントロール部91及びクロ
ック発生部74にホストシステム装置76からの電源を
それぞれ供給し、更に、二次電池71の充電を行う。こ
れと同時に、電源切換部72は、コントロール部91及
びクロック発生部74に所定の投入検出信号を出力す
る。
【0113】上記所定の投入検出信号が入力されたクロ
ック発生部74は、クロック信号を生成してコントロー
ル部91に出力する。所定の電源投入信号が入力された
コントロール部91は、クロック発生部74からのクロ
ック信号を基にして動作し、サブメモリ部3に格納され
たデータ及び該データに付加したECCを読み出し、読
み出したECCを用いてデータの誤りの有無を確認し、
データに誤りがあるとそのデータの訂正を行う誤り訂正
処理を行う。
【0114】コントロール部91は、上記のような誤り
訂正処理を行ったデータをメインメモリ部2に書き込
み、メインメモリ部2からコピーされサブメモリ部3に
格納されたすべてのデータに対して、誤り訂正処理を行
ってメインメモリ部2にコピーする。更に、コントロー
ル部91は、メインメモリ部2へのコピーが終了する
と、コピー完了信号をクロック発生部74及びホストシ
ステム装置76にそれぞれ出力し、クロック発生部74
は、コピー完了信号を受け、クロック信号の生成及び出
力を停止すると共に、ホストシステム装置76は、コピ
ー完了信号を受け、メインメモリ部2に対して、データ
の書き込み又は読み出しを行う通常のメモリカードとし
て使用する。
【0115】ここで、コントロール部91が生成するE
CCについて説明する。コントロール部91は公知の方
法でECCを生成し、該生成したECCを用いてエラー
ビットの検出を行うが、ここではハミング符号を使用し
てバイト単位のECCを生成し、エラービットを検出す
る方法を説明する。
【0116】例えば、d7〜d0の8ビットのバイトデ
ータに対してe3〜e0の4ビットのECCを下記
(1)式から(4)式で示したように与えたとする。 e0=d0+d1+d3+d4+d6 ……………………(1) e1=d0+d2+d3+d5+d6 ……………………(2) e2=d1+d2+d3+d7 ……………………………(3) e3=d4+d5+d6+d7 ……………………………(4) なお、上記(1)式から(4)式において、1+1=0
+0=0、1+0=0+1=1とし、すなわち排他的論
理和で計算する。
【0117】このとき、バイトデータd[7:0]のEC
Cをe[3:0]とし、バイトデータd[7:0]に対して
1ビット誤りを含んだデータをdx[7:0]、そのEC
Cをex[3:0]とする。e[3:0]とex[3:0]と
を比較し、すなわち、排他的論理和を算出し、該算出し
た値を10進数で表した値が、3であればd0のデータ
が、5であればd1のデータが、6であればd2のデー
タが、7であればd3のデータが、9であればd4のデ
ータが、10であればd5のデータが、11であればd
6のデータが、12であればd7のデータが誤ったこと
になる。
【0118】例えば、d[7:0]=11010101と
するとe[3:0]=1011が与えられる。例えば、d
[7:0]のd3が誤っている場合、dx[7:0]=11
011101となりそのECCはex[3:0]=110
0となる。e[3:0]とex[3:0]とを比較し、すな
わち排他的論理和を算出すると、「0111」となる。
これを10進数で表すと7であり、上記によりd3がエ
ラービットであることが分かる。このように、ハミング
符号を用いたバイト単位のECCを用いることで、1バ
イトのデータごとに1ビットの誤りを訂正することがで
きる。このように、8ビットのバイトデータに対して4
ビットのECCが付加されることから、サブメモリ部3
は、メインメモリ部2の記憶容量の1.5倍以上の記憶
容量を必要とする。
【0119】図21は、メモリカード95による電源切
断時の動作例を示したフローチャートである。図21で
は、コントロール部の符号を置き換える以外は上記図1
6と同じ処理を行うフローは同じ符号で示しており、こ
こではその説明を省略する。図21において、ステップ
S81からステップS83の処理が行われた後、コント
ロール部91は、ステップS121で、メインメモリ部
2から指定したアドレスのデータを読み出し、ステップ
S122で、該読み出したデータに対してバイト単位ご
とにECCを生成して付加し、ステップS123で、E
CCを付加したデータを、該データが格納されていたメ
インメモリ部2のアドレスと対応させてサブメモリ部3
に書き込む。この後、ステップS34、ステップS36
及びステップS84の処理を行う。
【0120】図22は、メモリカード95による電源切
断時の動作例を示したフローチャートである。図22で
は、コントロール部の符号を置き換える以外は上記図1
7と同じ処理を行うフローは同じ符号で示しており、こ
こではその説明を省略する。図22において、ステップ
S91からステップS93の処理が行われた後、コント
ロール部91は、ステップS131で、サブメモリ部3
から指定したアドレスのデータ及び該データに付加され
たECCを読み出し、ステップS132で、ECCを用
いて読み出したデータの誤り訂正処理を行い、ステップ
S133で、誤り訂正処理を行ったデータを、該データ
が格納されていたメインメモリ部2の元のアドレスに書
き込む。この後、ステップS44からステップS46の
処理を行う。
【0121】図23は、コントロール部91の例を示し
た概略のブロック図である。なお、図23において、上
記図18と同じものは同じ符号で示しており、ここでは
その説明を省略すると共に、図18との相違点のみ説明
する。図23における図18との相違点は、図18のバ
ッファ42とサブメモリ・I/F部44との間にECC
生成部97を設けたことと、図18のコントロール部7
3をコントロール部91にしたことにある。図23にお
いて、バッファ42は、ECC生成部97を介してサブ
メモリ・I/F部44に接続される。
【0122】上記ECC生成部97は、バッファ42か
ら入力されたデータに対して、所定の方法でECCを生
成して付加した後、サブメモリ・I/F部44に出力
し、サブメモリ・I/F部44から入力されたデータに
対して、該データに付加されたECCを用いて誤り訂正
処理を行ってバッファ42に出力する。このように、バ
ッファ42からサブメモリ・I/F部44に出力された
データは、ECC生成部97を通過する際に所定のEC
Cが付加され、サブメモリ・I/F部44は、該ECC
が付加されたデータを、該データが格納されていたメイ
ンメモリ部2のアドレスと対応させてサブメモリ部3に
書き込む。また、サブメモリ部3から読み出されてサブ
メモリ・I/F部44から出力されたデータは、ECC
生成部97を通過する際に、付加されたECCを用いて
誤り訂正処理が行われ、該処理が行われたデータがバッ
ファ42に書き込まれる。
【0123】図24は、上記図23で示したコントロー
ル部91による電源切断時の動作例を示したフローチャ
ートである。なお、図24では、コントロール部の符号
を置き換える以外は上記図19と同じ処理を行うフロー
は同じ符号で示しており、ここではその説明を省略す
る。図24において、ステップS101、及びステップ
S52からステップS54の処理を行った後、ステップ
S141で、サブメモリ・I/F部44は、バッファ4
2に書き込まれたデータの読み出しを行い、ステップS
142で、ECC生成部97は、バッファ42から入力
されたデータに対して、所定の方法でECCを生成して
付加し、ステップS143で、サブメモリ・I/F部4
4は、ECC生成部97でECCが付加されたデータを
メインメモリ部2のアドレスと対応させてサブメモリ部
3に書き込む。この後、ステップS56、ステップS5
8及びステップS102の処理を行う。
【0124】図25は、上記図23で示したコントロー
ル部91による電源投入時の動作例を示したフローチャ
ートである。なお、図25では、コントロール部の符号
を置き換える以外は上記図20と同じ処理を行うフロー
は同じ符号で示しており、ここではその説明を省略す
る。
【0125】図25において、ステップS111及びス
テップS62の処理を行った後、ステップS151で、
サブメモリ・I/F部44は、バス・コントロール部8
1からの指令に従い、バス・コントロール部81から指
定されたアドレスのデータをサブメモリ部3から読み出
し、ステップS152で、ECC生成部97は、サブメ
モリ・I/F部44から入力されたデータに対して、該
データに付加されたECCを用いて誤り訂正処理を行
う。その後、ステップS153で、バッファ42は、誤
り訂正処理が行われたデータが書き込まれ、ステップS
64からステップS66、ステップS68及びステップ
S112の各処理が行われ、ステップS68の処理が行
われた後は、ステップS151に戻る。
【0126】ここで、上記実施の形態6の説明では、バ
イト単位のデータに対してECCを付加する例を示して
説明したが、ブロック単位のデータに対してECCを付
加するようにしてもよい。この場合、メインメモリ部2
に格納されたデータのサブメモリ部3へのコピー、及び
サブメモリ部3に格納されたデータのメインメモリ部2
へのコピーはそれぞれブロック単位で行われる。すなわ
ち、上記図23で示したコントロール部91の場合、メ
インメモリ部2から読み出されたブロック単位のデータ
は、バッファ42に書き込まれた後、ECC生成部97
を介してサブメモリ・I/F部44に入力される。
【0127】ECC生成部97は、バッファ42から入
力されたブロック単位のデータに対して所定の方法でE
CCを付加して、サブメモリ・I/F部44に出力す
る。サブメモリ・I/F部44は、ECCが付加された
ブロック単位のデータを、該データが格納されていたメ
インメモリ部2のアドレスに対応させてサブメモリ部3
に書き込む。また、サブメモリ部3から読み出されたブ
ロック単位のデータは、付加されたECCを用いてEC
C生成部97で誤り訂正処理が行われた後、バッファ4
2に書き込まれ、メインメモリ・I/F部43によって
メインメモリ部2に書き込まれる。
【0128】例えばハミング符号を使用してブロック単
位のECCを生成してエラービットを検出する場合、E
CC生成部97は、Nバイトのブロック単位のデータに
対して誤り訂正符号を生成するとしたとき、該誤り訂正
符号のビット長kは、下記(5)式を満たすように決め
られる。 2k−1≧N×8+k ………………………………(5) なお、上記(5)式は、ハミング符号における1ビット
訂正符号の場合を示している。
【0129】このように、ブロック単位のデータに対し
てECCを付加することによって、バイト単位のデータ
にECCを付加した場合よりもサブメモリ部3の記憶容
量を小さくすることができ、コストの削減を図ることが
できる。
【0130】なお、上記実施の形態6においては、実施
の形態5の場合を例にして説明したが、上記実施の形態
3及び実施の形態4においても同様であるのでその説明
を省略する。また、実施の形態1及び実施の形態2にお
いては、電源切断時にメインメモリ部に格納されたデー
タをサブメモリ部にコピーする際、メインメモリ部から
読み出したデータに対するECCの生成及び付加はホス
トシステム装置で行われ、電源投入時にサブメモリ部に
格納されたデータをメインメモリ部にコピーする際、サ
ブメモリ部から読み出されたデータに対する誤り訂正処
理においてもホストシステム装置で行われる。
【0131】上記のように、本実施の形態6におけるメ
モリカードは、上記実施の形態1から実施の形態5のメ
モリカードにおいて、メインメモリ部に格納されたデー
タをサブメモリ部にコピーする際、該データにECCを
付加してサブメモリ部に書き込み、サブメモリ部に格納
されたデータをメインメモリ部に書き込む際、該データ
の誤り訂正処理を行うようにした。このことから、上記
実施の形態1から実施の形態5のそれぞれの効果に加え
て、メインメモリ部に格納されたデータの信頼性を向上
させることができる。
【0132】実施の形態7.上記実施の形態6において
は、データの誤り訂正にECC、例えばハミング符号を
使用したが、メインメモリ部2から読み出したデータに
対する同一データのコピーとチェックサムから誤り訂正
処理を行うようにしてもよい。このようにしたものを本
発明の実施の形態7とする。なお、本実施の形態7にお
いては、上記実施の形態5を例にして説明する。本発明
の実施の形態7におけるメモリカードの例を示した概略
のブロック図は、上記図15において、コントロール部
73をコントロール部101とし、メモリカード75を
メモリカード105とする以外は同じであるので省略す
る。
【0133】図26は、コントロール部101の例を示
した概略のブロック図である。なお、図26において、
上記図23と同じものは同じ符号で示しており、ここで
はその説明を省略すると共に、図23との相違点のみ説
明する。図26における図23との相違点は、図23の
ECC生成部97をデータ誤り検出部107に置き換え
たことにある。図26において、バッファ42は、デー
タ誤り検出部107を介してサブメモリ・I/F部44
に接続される。
【0134】上記データ誤り検出部107は、バッファ
42から入力されたバイト単位又はブロック単位のデー
タに対して、図27で示すように該データのコピーデー
タとチェックサムを生成して付加した後、サブメモリ・
I/F部44に出力する。また、データ誤り検出部10
7は、サブメモリ・I/F部44から入力されたデータ
に対して、該データに付加されたコピーデータとチェッ
クサムを用いて誤り訂正処理を行ってバッファ42に出
力する。
【0135】ここで、データ誤り検出部107によって
行われる誤り訂正処理の方法について説明する。例え
ば、バイト単位のデータ<11101100>に対し
て、データ誤り検出部107によって付加されたコピー
データが<11111100>であった場合、どちらが
正しいかを判別するために、データ誤り検出部107
は、チェックサムのデータを使用する。データ誤り検出
部107は、チェックサムが<1>の場合、コピーデー
タが誤っていると判断し、チェックサムが<0>の場
合、コピーデータが正しいと判断する。なお、データ誤
り検出部107は、サブメモリ部3に格納されたデータ
と該データのコピーデータとが一致すると、チェックサ
ムによるチェックは行わない。
【0136】このように、バッファ42からサブメモリ
・I/F部44に出力されたデータは、データ誤り検出
部107を通過する際に所定のコピーデータ及びチェッ
クサムが付加され、サブメモリ・I/F部44は、コピ
ーデータ及びチェックサムが付加されたデータを、該デ
ータが格納されていたメインメモリ部2のアドレスと対
応させてサブメモリ部3に書き込む。また、サブメモリ
部3から読み出されてサブメモリ・I/F部44から出
力されたデータは、データ誤り検出部107を通過する
際に、付加されたコピーデータ及びチェックサムを用い
て誤り訂正処理が行われ、該処理が行われたデータがバ
ッファ42に書き込まれる。
【0137】図28は、上記図26で示したコントロー
ル部101による電源切断時の動作例を示したフローチ
ャートである。なお、図28では、コントロール部の符
号を置き換える以外は上記図24と同じ処理を行うフロ
ーは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略す
る。図28において、ステップS101、ステップS5
2からステップS54、及びステップS141の処理を
行った後、ステップS161で、データ誤り検出部10
7は、バッファ42から入力されたデータに対して、コ
ピーデータとチェックサムを生成して付加し、ステップ
S162で、サブメモリ・I/F部44は、データ誤り
検出部107でコピーデータとチェックサムが付加され
たデータをメインメモリ部2のアドレスと対応させてサ
ブメモリ部3に書き込む。この後、ステップS56、ス
テップS58及びステップS102の処理を行う。
【0138】図29は、上記図26で示したコントロー
ル部101による電源投入時の動作例を示したフローチ
ャートである。なお、図29では、コントロール部の符
号を置き換える以外は上記図25と同じ処理を行うフロ
ーは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略す
る。
【0139】図29において、ステップS111、ステ
ップS62及びステップS151の処理を行った後、ス
テップS171で、データ誤り検出部107は、サブメ
モリ・I/F部44から入力されたデータが、該データ
に付加されたコピーデータと同じであるか否かの比較を
行い、同じであれば(YES)、ステップS172に進
み、データ誤り検出部107は、サブメモリ・I/F部
44から入力されたデータをそのままバッファ42に出
力し、バッファ42にデータが書き込まれる。この後、
ステップS64からステップS66、ステップS68及
びステップS112の各処理が行われ、ステップS68
の処理が行われた後は、ステップS151に戻る。
【0140】また、上記ステップS171で、異なって
いた場合(NO)、ステップS173で、データ誤り検
出部107は、チェックサムを用いて、データが正しい
か該データに付加されたコピーデータが正しいかの判断
を行い、正しい方のデータをバッファ42に出力した
後、ステップS153に進む。
【0141】なお、上記実施の形態7においては、実施
の形態6と同様に、実施の形態5の場合を例にして説明
したが、上記実施の形態3及び実施の形態4においても
同様であるのでその説明を省略する。また、実施の形態
1及び実施の形態2においては、電源切断時にメインメ
モリ部に格納されたデータをサブメモリ部にコピーする
際、メインメモリ部から読み出したデータに対するコピ
ーデータ及びチェックサムの生成及び付加はホストシス
テム装置で行われ、電源投入時にサブメモリ部に格納さ
れたデータをメインメモリ部にコピーする際、サブメモ
リ部から読み出されたデータに対する、コピーデータ及
びチェックサムを使用した誤り訂正処理においてもホス
トシステム装置で行われる。
【0142】このように、本実施の形態7におけるメモ
リカードは、上記実施の形態1から実施の形態5のメモ
リカードにおいて、メインメモリ部に格納されたデータ
をサブメモリ部にコピーする際、該データにコピーデー
タとチェックサムを付加してサブメモリ部に書き込み、
サブメモリ部に格納されたデータをメインメモリ部に書
き込む際、コピーデータとチェックサムを用いることに
よって、データの誤り訂正処理を行うようにしたことか
ら、1ビットの誤りのみを検出することができる。しか
し、半導体における信頼性においては、数メガビットの
データに対して1ビットのデータエラーが発生する可能
性がきわめて小さい。このことから、上記実施の形態1
から実施の形態5のそれぞれの効果に加えて、データの
信頼性を向上させることができると共に、ハミング符号
を使用した場合よりもメモリカードの構成を簡単にする
ことができると共に、データの誤り訂正を行う処理速度
を速くすることができる。
【0143】実施の形態8.上記実施の形態1から実施
の形態7においては、メインメモリ部に格納されたデー
タをサブメモリ部にコピーする際、データを圧縮せずコ
ピーを行っていたが、データを圧縮してサブメモリ部に
コピーしてもよく、このようにしたものを本発明の実施
の形態8とする。なお、本実施の形態8においては、上
記実施の形態6の場合を例にして説明する本発明の実施
の形態8におけるメモリカードの例を示した概略のブロ
ック図は、上記図15において、コントロール部73を
コントロール部111とし、メモリカード75をメモリ
カード115とする以外は同じであるので省略し、図1
5を参照しながら説明する。
【0144】メモリカード115は、メインメモリ部
2、サブメモリ部3、二次電池71、電源切換部72、
コントロール部111及びクロック発生部74で形成さ
れ、メインメモリ部2及びサブメモリ部3はそれぞれコ
ントロール部111に接続され、メインメモリ部2及び
コントロール部111はホストシステム装置76にそれ
ぞれ接続される。また、コントロール部111には、ク
ロック発生部74が接続され、電源切換部72は、メイ
ンメモリ部2、サブメモリ部3、コントロール部111
及びクロック発生部74にそれぞれ接続され、電源の供
給を行う。更に、電源切換部72は、ホストシステム装
置76に接続されると共に、接地との間に二次電池71
が接続される。
【0145】上記のような構成において、電源切換部7
2は、ホストシステム装置76の電源切断を検出した場
合、二次電池71を電源として動作すると共に、メイン
メモリ部2、サブメモリ部3、コントロール部111及
びクロック発生部74に二次電池71を用いてそれぞれ
電源の供給を行う。これと同時に、電源切換部72は、
コントロール部111及びクロック発生部74に所定の
切断検出信号を出力する。
【0146】上記所定の切断検出信号が入力されたクロ
ック発生部74は、クロック信号を生成してコントロー
ル部111に出力する。所定の切断検出信号が入力され
たコントロール部111は、クロック発生部74から入
力されるクロック信号を基にして動作し、上記メインメ
モリ部2に格納されたすべてのデータを、メインメモリ
部2のアドレスに対応させてサブメモリ部3にコピーす
る。
【0147】このとき、コントロール部111は、メイ
ンメモリ部2から読み出したデータに対して、ECCを
生成して付加し、ECCを付加したデータを更に圧縮し
てサブメモリ部3に書き込む。コントロール部111
は、メインメモリ部2に格納されたすべてのデータにお
けるサブメモリ部3へのコピー処理が終了すると、クロ
ック発生部74にコピーが完了したことを示すコピー完
了信号を出力し、該コピー完了信号が入力されたクロッ
ク発生部74は、クロック信号の生成及び出力を停止す
る。
【0148】また、電源切換部72は、ホストシステム
装置76の電源投入を検出した場合、ホストシステム装
置76からの電源によって動作すると共に、メインメモ
リ部2、サブメモリ部3、コントロール部111及びク
ロック発生部74にホストシステム装置76からの電源
をそれぞれ供給し、更に、二次電池71の充電を行う。
これと同時に、電源切換部72は、コントロール部11
1及びクロック発生部74に所定の投入検出信号を出力
する。
【0149】上記所定の投入検出信号が入力されたクロ
ック発生部74は、クロック信号を生成してコントロー
ル部111に出力する。所定の投入検出信号が入力され
たコントロール部111は、クロック発生部74からの
クロック信号を基にして動作し、サブメモリ部3に格納
されたデータ及び該データに付加したECCを読み出す
と共に解凍処理を行い、読み出したECCを用いてデー
タの誤りの有無を確認し、データに誤りがあるとそのデ
ータの訂正を行う誤り訂正処理を行う。
【0150】コントロール部111は、上記のような解
凍処理を行い誤り訂正処理を行ったデータをメインメモ
リ部2に書き込み、メインメモリ部2からコピーされサ
ブメモリ部3に格納されたすべてのデータに対して、解
凍処理を行った後、誤り訂正処理を行ってメインメモリ
部2にコピーする。更に、コントロール部111は、メ
インメモリ部2へのコピーが終了すると、コピー完了信
号をクロック発生部74及びホストシステム装置76に
それぞれ出力し、クロック発生部74は、コピー完了信
号を受け、クロック信号の生成及び出力を停止すると共
に、ホストシステム装置76は、コピー完了信号を受
け、メインメモリ部2に対して、データの書き込み又は
読み出しを行う通常のメモリカードとして使用する。
【0151】図30は、コントロール部111の例を示
した概略のブロック図である。なお、図30では、上記
図23と同じものは同じ符号で示しており、ここではそ
の説明を省略すると共に、図23との相違点のみ説明す
る。図30における図23との相違点は、図23のEC
C生成部97とサブメモリ・I/F部44との間にデー
タ圧縮/解凍部117を設けたことと、図23のコント
ロール部91をコントロール部111にしたことにあ
る。図30において、ECC生成部97は、データ圧縮
/解凍部117を介してサブメモリ・I/F部44に接
続される。
【0152】上記データ圧縮/解凍部117は、ECC
生成部97でECCが付加されたデータに対して、所定
の方法でデータの圧縮を行い、圧縮したデータをサブメ
モリ・I/F部44に出力する。また、データ圧縮/解
凍部117は、サブメモリ・I/F部44から入力され
た圧縮データに対して、所定の方法で解凍を行ってEC
C生成部97に出力する。なお、データの圧縮及び解凍
の方法は公知であり、ここではその説明を省略する。
【0153】このように、バッファ42からサブメモリ
・I/F部44に出力されたデータは、ECC生成部9
7を通過する際にECCが付加された後、更にデータ圧
縮/解凍部117を通過する際に所定の方法で圧縮さ
れ、サブメモリ・I/F部44は、圧縮されたデータ
を、該データが格納されていたメインメモリ部2のアド
レスと対応させてサブメモリ部3に書き込む。また、サ
ブメモリ部3から読み出されてサブメモリ・I/F部4
4から出力されたデータは、データ圧縮/解凍部117
を通過する際に解凍処理が行われ、該処理が行われたデ
ータは、ECC生成部97を通過する際に誤り訂正処理
が行われた後、バッファ42に書き込まれる。
【0154】図31は、上記図30で示したコントロー
ル部111による電源切断時の動作例を示したフローチ
ャートである。なお、図31では、コントロール部の符
号を置き換える以外は上記図24と同じ処理を行うフロ
ーは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略す
る。図31において、ステップS101、ステップS5
2からステップS54、ステップS141及びステップ
S142の各処理を行った後、ステップS181で、デ
ータ圧縮/解凍部117は、バッファ42から入力され
たデータを圧縮し、ステップS182で、サブメモリ・
I/F部44は、データ圧縮/解凍部117で圧縮され
たデータをメインメモリ部2のアドレスと対応させてサ
ブメモリ部3に書き込む。この後、ステップS56、ス
テップS58及びステップS102の各処理を行う。
【0155】図32は、上記図30で示したコントロー
ル部111による電源投入時の動作例を示したフローチ
ャートである。なお、図32では、コントロール部の符
号を置き換える以外は上記図25と同じ処理を行うフロ
ーは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略す
る。図32において、ステップS111、ステップS6
2及びステップS151の各処理を行った後、ステップ
S191で、データ圧縮/解凍部117は、サブメモリ
・I/F部44から入力されたデータを所定の方法で解
凍する。その後、ステップS192で、ECC生成部9
7は、データ圧縮/解凍部117で解凍されたデータに
対して、該データに付加されたECCを用いて誤り訂正
処理を行う。その後、ステップS153、ステップS6
4からステップS66、ステップS68及びステップS
112の各処理が行われ、ステップS68の処理が行わ
れた後は、ステップS151に戻る。
【0156】なお、上記実施の形態8においては、実施
の形態6の場合を例にして説明したが、上記実施の形態
1及び実施の形態2においては、電源切断時にメインメ
モリ部に格納されたデータをサブメモリ部にコピーする
際、メインメモリ部から読み出したデータに対する圧縮
はホストシステム装置で行われ、電源投入時にサブメモ
リ部に格納されたデータをメインメモリ部にコピーする
際、サブメモリ部から読み出されたデータに対する解凍
処理においてもホストシステム装置で行われる。
【0157】一方、実施の形態3から実施の形態5のメ
モリカードにおいては、バッファ42とサブメモリ・I
/F部44とをデータ圧縮/解凍部117を介して接続
するようにし、データ圧縮/解凍部117は、メインメ
モリ部に格納されたデータをサブメモリ部にコピーする
場合、バッファ42から入力されたデータを圧縮し、該
圧縮したデータをサブメモリ・I/F部44に出力する
ものである。また、データ圧縮/解凍部117は、サブ
メモリ部に格納されたデータをメインメモリ部にコピー
する場合、サブメモリ・I/F部44から入力されたデ
ータの解凍処理を行い、解凍処理を行ったデータをバッ
ファ42に出力するものである。
【0158】また、実施の形態7のメモリカードにおい
ては、データ誤り検出部107とサブメモリ・I/F部
44とをデータ圧縮/解凍部117を介して接続するよ
うにし、データ圧縮/解凍部117は、メインメモリ部
に格納されたデータをサブメモリ部にコピーする場合、
データ誤り検出部107でコピーデータとチェックサム
が付加されたデータを圧縮し、該圧縮したデータをサブ
メモリ・I/F部44に出力するものである。また、デ
ータ圧縮/解凍部117は、サブメモリ部に格納された
データをメインメモリ部にコピーする場合、サブメモリ
・I/F部44から入力されたデータの解凍処理を行
い、解凍処理を行ったデータをデータ誤り検出部107
に出力するものである。
【0159】上記のように、本実施の形態8におけるメ
モリカードは、上記実施の形態1から実施の形態7のメ
モリカードにおいて、メインメモリ部に格納されたデー
タをサブメモリ部にコピーする際、該データを圧縮して
サブメモリ部に書き込み、サブメモリ部に格納されたデ
ータをメインメモリ部に書き込む際、該データの解凍処
理を行う。このことから、上記実施の形態1から実施の
形態7のそれぞれの効果に加えて、サブメモリ部の記憶
容量をメインメモリ部の記憶容量より小さくすることが
でき、コストの低減を図ることができる。
【0160】実施の形態9.上記実施の形態1から実施
の形態8においては、メインメモリ部に格納されたデー
タをサブメモリ部にコピーする際、データの暗号化を行
わずにコピーを行っていたが、データを暗号化してサブ
メモリ部にコピーしてもよく、このようにしたものを本
発明の実施の形態9とする。なお、本実施の形態9にお
いては、上記実施の形態8の場合を例にして説明する。
本発明の実施の形態9におけるメモリカードの例を示し
た概略のブロック図は、上記図15において、コントロ
ール部73をコントロール部121とし、メモリカード
75をメモリカード125とする以外は同じであるので
省略し、図15を参照しながら説明する。
【0161】メモリカード125は、メインメモリ部
2、サブメモリ部3、二次電池71、電源切換部72、
コントロール部121及びクロック発生部74で形成さ
れ、メインメモリ部2及びサブメモリ部3はそれぞれコ
ントロール部121に接続され、メインメモリ部2及び
コントロール部121はホストシステム装置76にそれ
ぞれ接続される。また、コントロール部121には、ク
ロック発生部74が接続され、電源切換部72は、メイ
ンメモリ部2、サブメモリ部3、コントロール部121
及びクロック発生部74にそれぞれ接続され、電源の供
給を行う。更に、電源切換部72は、ホストシステム装
置76に接続されると共に、接地との間に二次電池71
が接続される。
【0162】上記のような構成において、電源切換部7
2は、ホストシステム装置76の電源切断を検出した場
合、二次電池71を電源として動作すると共に、メイン
メモリ部2、サブメモリ部3、コントロール部121及
びクロック発生部74に二次電池71を用いてそれぞれ
電源の供給を行う。これと同時に、電源切換部72は、
コントロール部121及びクロック発生部74に所定の
切断検出信号を出力する。
【0163】上記所定の切断検出信号が入力されたクロ
ック発生部74は、クロック信号を生成してコントロー
ル部121に出力する。所定の切断検出信号が入力され
たコントロール部121は、クロック発生部74から入
力されるクロック信号を基にして動作し、上記メインメ
モリ部2に格納されたすべてのデータを、メインメモリ
部2のアドレスに対応させてサブメモリ部3にコピーす
る。
【0164】このとき、コントロール部121は、メイ
ンメモリ部2から読み出したデータの暗号化を行い、該
暗号化したデータに対してECCを生成して付加し、E
CCを付加したデータを更に圧縮してサブメモリ部3に
書き込む。コントロール部121は、メインメモリ部2
に格納されたすべてのデータにおけるサブメモリ部3へ
の上記のようなコピー処理が終了すると、クロック発生
部74にコピーが完了したことを示すコピー完了信号を
出力し、該コピー完了信号が入力されたクロック発生部
74は、クロック信号の生成及び出力を停止する。
【0165】また、電源切換部72は、ホストシステム
装置76の電源投入を検出した場合、ホストシステム装
置76からの電源によって動作すると共に、メインメモ
リ部2、サブメモリ部3、コントロール部121及びク
ロック発生部74にホストシステム装置76からの電源
をそれぞれ供給し、更に、二次電池71の充電を行う。
これと同時に、電源切換部72は、コントロール部12
1及びクロック発生部74に所定の投入検出信号を出力
する。この後、ホストシステム装置76から、メインメ
モリ部2の所定のアドレスにパスワードが入力される。
【0166】上記所定の投入検出信号が入力されたクロ
ック発生部74は、クロック信号を生成してコントロー
ル部121に出力する。所定の投入検出信号が入力され
たコントロール部121は、クロック発生部74からの
クロック信号を基にして動作し、メインメモリ部2の所
定のアドレスに入力されたパスワードが、あらかじめコ
ントロール部121内に設定されたパスワードと一致す
るか否かを調べ、一致しなかった場合、サブメモリ部3
に格納されたデータの読み出しを行わない。
【0167】また、コントロール部121は、パスワー
ドが一致した場合、サブメモリ部3に格納されたデータ
及び該データに付加したECCを読み出すと共に解凍処
理を行い、読み出したECCを用いてデータの誤りの有
無を確認し、データに誤りがあるとそのデータの訂正を
行う誤り訂正処理を行う。コントロール部121は、こ
のような解凍処理を行い誤り訂正処理を行ったデータの
復号化を行い、該復号化を行ったデータをメインメモリ
部2に書き込み、メインメモリ部2からコピーされサブ
メモリ部3に格納されたすべてのデータに対して、解凍
処理を行った後、誤り訂正処理を行い、更に復号化を行
ってメインメモリ部2にコピーする。なお、このとき、
ホストシステム装置76によってメインメモリ部2に書
き込まれたパスワードは、サブメモリ部3から読み出さ
れたデータが上書きされることによって削除される。
【0168】コントロール部121は、メインメモリ部
2へのコピーがすべて終了すると、コピー完了信号をク
ロック発生部74及びホストシステム装置76にそれぞ
れ出力し、クロック発生部74は、コピー完了信号を受
け、クロック信号の生成及び出力を停止すると共に、ホ
ストシステム装置76は、コピー完了信号を受け、メイ
ンメモリ部2に対して、データの書き込み又は読み出し
を行う通常のメモリカードとして使用する。
【0169】図33は、コントロール部121の例を示
した概略のブロック図である。なお、図33では、上記
図30と同じものは同じ符号で示しており、ここではそ
の説明を省略すると共に、図30との相違点のみ説明す
る。図33における図30との相違点は、図30のバッ
ファ42とECC生成部97との間にデータ暗号化/復
号化部127を設けたことと、図30のバス・コントロ
ール部81をバス・コントロール部128とし、図30
のコントロール部111をコントロール部121にした
ことにある。
【0170】図33において、コントロール部121
は、バッファ42、メインメモリ・I/F部43、サブ
メモリ・I/F部44、ECC生成部97、データ圧縮
/解凍部117、データ暗号化/復号化部127及びバ
ス・コントロール部128で構成される。バス・コント
ロール部128は、バッファ42、メインメモリ・I/
F部43及びサブメモリ・I/F部44にそれぞれ接続
され、バッファ42は、データ暗号化/復号化部127
を介してECC生成部97に接続される。
【0171】上記バス・コントロール部128は、電源
切換部72からの切断検出信号及び投入検出信号に加え
て、電源投入時にホストシステム装置76からメインメ
モリ部2の所定のアドレスに入力されるパスワードがあ
らかじめ設定されたパスワードと一致するか否かによっ
て、バッファ42、メインメモリ・I/F部43及びサ
ブメモリ・I/F部44の制御を行う。メインメモリ・
I/F部43は、バス・コントロール部128の制御信
号により、メインメモリ部2に格納されたデータの読み
出し及び該読み出したデータのバッファ42への書き込
み、又は、バッファ42に書き込まれたデータの読み出
し及び該読み出したデータのメインメモリ部2への書き
込みを行う。
【0172】サブメモリ・I/F部44は、バス・コン
トロール部128の制御信号により、サブメモリ部3に
格納されたデータの読み出し及び該読み出したデータに
対する、データ圧縮/解凍部117、ECC生成部97
及びデータ暗号化/復号化部127を介してのバッファ
42への書き込み、又は、バッファ42に書き込まれた
データの読み出し、及び該読み出したデータに対する、
データ暗号化/復号化部127、ECC生成部97及び
データ圧縮/解凍部117を介してのサブメモリ部3へ
の書き込みを行う。
【0173】上記データ暗号化/復号化部127は、バ
ッファ42から入力されたデータに対して所定の方法で
データの暗号化を行い、暗号化したデータをECC生成
部97に出力する。また、データ暗号化/復号化部12
7は、ECC生成部97から入力されたデータに対して
所定の方法でデータの復号化を行い、該復号化を行った
データをバッファ42に出力する。なお、データの暗号
化及び復号化の方法は公知であり、ここではその説明を
省略する。
【0174】このように、バッファ42からサブメモリ
・I/F部44に出力されたデータは、データ暗号化/
復号化部127を通過する際に暗号化され、この後、E
CC生成部97を通過する際にECCが付加された後、
更にデータ圧縮/解凍部117を通過する際に所定の方
法で圧縮され、サブメモリ・I/F部44は、圧縮され
たデータを、該データが格納されていたメインメモリ部
2のアドレスと対応させてサブメモリ部3に書き込む。
また、パスワードが一致して、サブメモリ部3から読み
出されてサブメモリ・I/F部44から出力されたデー
タは、データ圧縮/解凍部117を通過する際に解凍処
理が行われ、該処理が行われたデータは、ECC生成部
97を通過する際に誤り訂正処理が行われた後、データ
暗号化/復号化部127を通過する際にデータの復号化
が行われて、バッファ42に書き込まれる。
【0175】図34は、上記図33で示したコントロー
ル部121による電源切断時の動作例を示したフローチ
ャートである。なお、図34では、コントロール部及び
バス・コントロール部の符号を置き換える以外は上記図
31と同じ処理を行うフローは同じ符号で示しており、
ここではその説明を省略する。図34において、ステッ
プS101、ステップS52からステップS54、及び
ステップS141の各処理を行った後、ステップS20
1で、データ暗号化/復号化部127は、バッファ42
から入力されたデータを暗号化し、ステップS202
で、ECC生成部97は、データ暗号化/復号化部12
7から入力されたデータに対して、所定の方法でECC
を生成して付加する。この後、ステップS181、ステ
ップS182、ステップS56、ステップS58及びス
テップS102の各処理を行う。
【0176】図35は、上記図33で示したコントロー
ル部121による電源投入時の動作例を示したフローチ
ャートである。なお、図35では、コントロール部及び
バス・コントロール部の符号を置き換える以外は上記図
32と同じ処理を行うフローは同じ符号で示しており、
ここではその説明を省略する。図35において、ステッ
プS111の処理を行った後、ステップS211で、ホ
ストシステム装置76はパスワードをメインメモリ部2
の所定のアドレスに書き込み、ステップS212で、バ
ス・コントロール部128は、メインメモリ部2に書き
込まれたパスワードが、あらかじめバス・コントロール
部128内に設定されたパスワードと一致するか否かを
調べ、一致しない場合(NO)、本フローは終了する。
【0177】ステップS212で、一致する場合(YE
S)、ステップS62、ステップS151、ステップS
191及びステップS192の各処理が順次行われ、ス
テップS213で、データ暗号化/復号化部127は、
ECC生成部97で誤り訂正処理が行われたデータに対
して復号化を行い、ステップS214で、バッファ42
は、復号化が行われたデータが書き込まれる。この後、
ステップS64からステップS66、ステップS68及
びステップS112の各処理が行われ、ステップS68
の処理が行われた後は、ステップS151に戻る。
【0178】なお、上記実施の形態9においては、実施
の形態8の場合を例にして説明したが、上記実施の形態
1及び実施の形態2においては、電源切断時にメインメ
モリ部に格納されたデータをサブメモリ部にコピーする
際、メインメモリ部から読み出したデータに対する暗号
化はホストシステム装置で行われ、電源投入時におけ
る、パスワードの照合作業、及びサブメモリ部に格納さ
れたデータをメインメモリ部にコピーする際、サブメモ
リ部から読み出されたデータに対する復号化においても
ホストシステム装置で行われる。
【0179】一方、実施の形態3から実施の形態5のメ
モリカードにおいては、バッファ42とサブメモリ・I
/F部44とをデータ暗号化/復号化部127を介して
接続するようにし、データ暗号化/復号化部127は、
メインメモリ部に格納されたデータをサブメモリ部にコ
ピーする場合、バッファ42から入力されたデータを暗
号化し、該暗号化したデータをサブメモリ・I/F部4
4に出力するものである。また、電源投入時におけるパ
スワード照合を同様にして行い、パスワードが一致し、
サブメモリ部に格納されたデータをメインメモリ部にコ
ピーする場合、データ暗号化/復号化部127は、サブ
メモリ・I/F部44から入力されたデータの復号化を
行い、復号化を行ったデータをバッファ42に出力する
ものである。
【0180】また、実施の形態6のメモリカードにおい
ては、バッファ42とECC生成部97とをデータ暗号
化/復号化部127を介して接続するようにし、データ
暗号化/復号化部127は、メインメモリ部に格納され
たデータをサブメモリ部にコピーする場合、バッファ4
2から入力されたデータを暗号化し、該暗号化されたデ
ータに対してECC生成部97でECCが付加され、E
CCが付加されたデータをサブメモリ・I/F部44を
介してサブメモリ部に書き込む。また、データ暗号化/
復号化部127は、ホストシステム装置から入力された
パスワードが一致してサブメモリ部に格納されたデータ
をメインメモリ部にコピーする場合、ECC生成部97
で誤り訂正処理が行われたデータの復号化を行い、復号
化を行ったデータをバッファ42に出力するものであ
る。なお、実施の形態7においては、ECC生成部97
をデータ誤り検出部107に置き換える以外は上記実施
の形態6と同様である。
【0181】上記のように、本実施の形態9におけるメ
モリカードは、上記実施の形態1から実施の形態8のメ
モリカードにおいて、メインメモリ部に格納されたデー
タをサブメモリ部にコピーする際、該データを暗号化し
てサブメモリ部に書き込み、サブメモリ部に格納された
データをメインメモリ部に書き込む際、パスワードの照
合を行い、パスワードが一致すると、サブメモリ部から
データを読み出すようにし、該データの復号化を行うよ
うにした。このことから、上記実施の形態1から実施の
形態7のそれぞれの効果に加えて、メモリカードに書き
込まれたデータの機密化を行うことができる。
【0182】実施の形態10.電源投入から電源切断ま
での間にメインメモリ部にデータが書き込まれたアドレ
スを記憶し、電源切断時には、該記憶したアドレスのデ
ータのみを、該データが格納されていたメインメモリ部
のアドレスに対応させてサブメモリ部に書き込むように
してもよく、このようにしたものを、本発明の実施の形
態10とする。なお、本実施の形態10においては、上
記実施の形態5を例にして説明する。図36は、本発明
の実施の形態10におけるメモリカードの例を示した概
略のブロック図である。なお、図36では、上記図15
と同じものは同じ符号で示しており、ここではその説明
を省略すると共に、図15との相違点のみ説明する。
【0183】図36における図15との相違点は、図1
5のコントロール部73内に揮発性メモリ(以下、RA
Mと呼ぶ)132を備えたことから、図15のコントロ
ール部73をコントロール部131とし、コントロール
部131には、ホストシステム装置76が、メインメモ
リ部2にデータを書き込む際にメインメモリ部2に出力
するライトイネーブル信号/WEが入力されるようにし
たことと、これに伴って、図15のメモリカード75を
メモリカード135としたことにある。
【0184】図37は、上記図36で示したコントロー
ル部131の例を示した概略のブロック図である。な
お、図37において、上記図18と同じものは同じ符号
で示しており、ここではその説明を省略すると共に図1
8との相違点のみ説明する。図37における図18との
相違点は、図18のコントロール部73をコントロール
部131にし、図18のバス・コントロール部81をバ
ス・コントロール部137にし、バス・コントロール部
137は、上記RAM132を内蔵し、ホストシステム
装置76からのライトイネーブル信号/WEが入力され
ることにある。
【0185】図37において、コントロール部131
は、バス・コントロール部137、バッファ42、メイ
ンメモリ・I/F部43及びサブメモリ・I/F部44
で構成される。バス・コントロール部137は、バッフ
ァ42、メインメモリ・I/F部43及びサブメモリ・
I/F部44にそれぞれ接続され、バッファ42は、メ
インメモリ・I/F部43及びサブメモリ・I/F部4
4にそれぞれ接続される。
【0186】上記バス・コントロール部137は、電源
切換部72からの切断検出信号又は投入検出信号に応じ
て、バッファ42、メインメモリ・I/F部43及びサ
ブメモリ・I/F部44の制御を行う。メインメモリ・
I/F部43は、バス・コントロール部137の制御信
号により、メインメモリ部2に格納されたデータの読み
出し及び該読み出したデータのバッファ42への書き込
み、又は、バッファ42に書き込まれたデータの読み出
し及び該読み出したデータのメインメモリ部2への書き
込みを行う。サブメモリ・I/F部44は、バス・コン
トロール部137の制御信号により、サブメモリ部3に
格納されたデータの読み出し及び該読み出したデータの
バッファ42への書き込み、又は、バッファ42に書き
込まれたデータの読み出し及び該読み出したデータのサ
ブメモリ部3への書き込みを行う。
【0187】上記バス・コントロール部137は、ホス
トシステム装置76がメインメモリ部2にデータを書き
込む際にメインメモリ部2に出力するライトイネーブル
信号/WEが入力されるようになっており、ホストシス
テム装置76からライトイネーブル信号/WEが入力さ
れると、ホストシステム装置76がメインメモリ部2に
データを書き込んだアドレスを検出して内蔵するRAM
132に書き込む。そして、電源切換部72から切断検
出信号が入力されると、バス・コントロール部137
は、RAM132からアドレスデータを読み出し、該ア
ドレスに格納されたメインメモリ部2のデータのみを、
メインメモリ部2のアドレスに対応させてサブメモリ部
3に書き込ませる。なお、バス・コントロール部137
は、電源切換部72から投入検出信号が入力された場
合、上記図18で示したバス・コントロール部81と同
様の動作を行う。
【0188】図38は、上記図37で示したコントロー
ル部131による電源切断時の動作例を示したフローチ
ャートである。なお、図38では、コントロール部、バ
ス・コントロール部の符号を置き換える以外は上記図1
9と同じ処理を行うフローは同じ符号で示しており、こ
こではその説明を省略する。図38において、ステップ
S101の処理を行った後、バス・コントロール部13
7は、ステップS221で、RAM132からアドレス
データを読み出し、ステップS222で、バッファ42
及びメインメモリ・I/F部43に対して、読み出した
アドレスデータの内、メインメモリ部2からデータを最
初に読み出す所定の初期アドレス、例えば先頭アドレス
に近いアドレスのデータを読み出してバッファ42に書
き込むように指令する。
【0189】次に、ステップS53からステップS55
の処理を行った後、バス・コントロール部137は、ス
テップS223で、RAM132から読み出したアドレ
スデータが、RAM132に書き込んだアドレスデータ
の最後のアドレスデータであるか否かを調べ、最後のア
ドレスデータである場合(YES)、ステップS102
の処理を行って本フローは終了する。また、ステップS
223で、最後のアドレスデータでない場合、すなわ
ち、まだRAM132から読み出していないアドレスデ
ータがある場合(NO)、ステップS224に進む。
【0190】ステップS224で、バス・コントロール
部137は、バッファ42及びメインメモリ・I/F部
43に対して、RAM132から次に読み出したアドレ
スデータに格納されたメインメモリ部2のデータを読み
出してバッファ42に書き込むように指令して、ステッ
プS53に戻る。なお、コントロール部131による電
源切断時の動作例を示したフローチャートは、コントロ
ール部及びバス・コントロール部の符号を置き換える以
外は上記図20と同様であるので省略する。
【0191】また、本実施の形態10においては、実施
の形態5の場合を例にして説明したが、上記実施の形態
3、及び実施の形態6から実施の形態9においても同様
であるのでその説明を省略する。実施の形態1及び実施
の形態2の場合、上記RAM132をホストシステム装
置内に設け、上記RAM132を使用したコントロール
部131の動作をホストシステム装置で行うようにす
る。
【0192】このように、本実施の形態10におけるメ
モリカードは、上記実施の形態1から実施の形態3、及
び実施の形態5から実施の形態9のメモリカードにおい
て、電源投入から電源切断までの間にホストシステム装
置がメインメモリ部にデータを書き込んだアドレスを記
憶しておき、電源切断時には、記憶したアドレスに格納
されたメインメモリ部のデータのみを、メインメモリ部
のアドレスに対応させてサブメモリ部に書き込むように
した。このことから、上記実施の形態1から実施の形態
3、及び実施の形態5から実施の形態9のそれぞれの効
果に加えて、電源切断時におけるメインメモリ部内のデ
ータをサブメモリ部にコピーしてバックアップする時間
を短縮することができると共に、フラッシュメモリで形
成されたサブメモリ部の書き換え回数を少なくすること
ができる。
【0193】実施の形態11.ホストシステム装置によ
ってメインメモリ部にデータが書き込まれるごとに、該
書き込まれたデータをサブメモリ部にコピーするように
し、ホストシステム装置は、データの読み出しをサブメ
モリ部から行うようにしてもよく、このようにしたもの
を本発明の実施の形態11とする。図39は、本発明の
実施の形態11におけるメモリカードの例を示した概略
のブロック図である。
【0194】図39において、メモリカード141は、
SRAMで形成されたメインメモリ部142と、フラッ
シュメモリで形成されたサブメモリ部143と、メイン
メモリ部142に書き込まれたデータをサブメモリ部1
43に書き込むコントロール部144と、クロック信号
を生成してコントロール部144に出力するクロック発
生部145とからなる。メインメモリ部142及びサブ
メモリ部143はそれぞれコントロール部144に接続
され、メインメモリ部142、サブメモリ部143、コ
ントロール部144及びクロック発生部145はホスト
システム装置146にそれぞれ接続される。更に、コン
トロール部144には、クロック発生部145が接続さ
れる。
【0195】上記のような構成において、ホストシステ
ム装置146は、メモリカード141への電源供給を行
い、クロック発生部145は、クロック信号を生成して
コントロール部144に出力し、コントロール部144
は、クロック発生部145からのクロック信号を基にし
て動作する。ホストシステム装置146は、メモリカー
ド141にデータを記憶させたい場合、メインメモリ部
142、コントロール部144及びクロック発生部14
5にライトイネーブル信号/WEを出力すると共に、記
憶させたいデータとアドレスデータとをメインメモリ部
142に記憶させる。
【0196】上記クロック発生部145は、ライトイネ
ーブル信号/WEが入力されるとクロック信号を生成し
てコントロール部144に出力する。ライトイネーブル
信号/WEが入力されたコントロール部144は、クロ
ック発生部145からのクロック信号を基にして動作
し、メインメモリ部141に書き込まれたデータ及びア
ドレスデータを読み出し、サブメモリ部143における
ホストシステム装置146から指定されたアドレスにデ
ータを書き込む。
【0197】メインメモリ部142に書き込まれたデー
タをすべてサブメモリ部143に書き込むと、クロック
発生部145にコピー完了信号を出力する。クロック発
生部145は、コントロール部144からコピー完了信
号が入力されると、クロック信号の生成及び出力を停止
する。また、ホストシステム装置146は、メモリカー
ド145からデータを読み出す場合、サブメモリ部3か
らデータを読み出す。
【0198】図40は、ホストシステム装置146から
データの書き込みが行われたときのメモリカード145
の動作例を示したフローチャートである。図40におい
て、ホストシステム装置146は、ステップS231
で、メインメモリ部142、コントロール部144及び
クロック発生部145にライトイネーブル信号/WEを
それぞれ出力し、ステップS232で、メモリカード1
45に格納したいデータとアドレスデータとをメインメ
モリ部142に書き込む。ステップS233で、コント
ロール部144は、クロック発生部145からのクロッ
ク信号を基に動作すると共に、ライトイネーブル信号/
WEが入力されると、メインメモリ部142に書き込ま
れたデータ及びアドレスデータの読み出しを行う。
【0199】次に、コントロール部144は、ステップ
S234で、メインメモリ部142から読み出したアド
レスデータから、アドレスデータで指定されたサブメモ
リ部143のアドレスにメインメモリ部142に書き込
まれたデータを書き込み、ステップS235で、サブメ
モリ部143へのデータの書き込みが終了すると、クロ
ック発生部145にコピー完了信号を出力して、本フロ
ーは終了する。
【0200】このように、本実施の形態11におけるメ
モリカードは、ホストシステム装置146によるデータ
書き込み時には、ホストシステム装置146によってメ
インメモリ部142にデータが書き込まれ、コントロー
ル部144は、メインメモリ部142に書き込まれたデ
ータをサブメモリ部143にコピーする。また、ホスト
システム装置146によるデータ読み出し時には、ホス
トシステム装置146によってサブメモリ部143から
データが読み出される。
【0201】このことから、SRAMのデータをバック
アップするための電池を必要とせず、バックアップ中に
揮発性メモリに生じるデータ変化をなくすことができ、
ソフトエラーの発生を防止することができる。また、メ
インメモリ部及びサブメモリ部間のデータコピーをメモ
リカードで行うようにしたことからホストシステム装置
における負荷の増加を防ぐことができる。更に、メイン
メモリ部の記憶容量を小さくすることができ、コストの
低減を図ることができると共に、SRAMを使用したメ
モリカードのパフォーマンスを有しながらバックアップ
用の電池を必要としないメモリカードを得ることができ
る。
【0202】
【発明の効果】第1の発明に係るメモリカードは、ホス
トシステム装置の電源切断時には、揮発性メモリで形成
されたメインメモリ部に格納されたデータを、フラッシ
ュメモリで形成されたサブメモリ部にコピーしてデータ
のバックアップを行うようにしたことから、揮発性メモ
リのデータをバックアップするための電池を必要とせ
ず、バックアップ中に揮発性メモリに生じるデータ変化
をなくすことができ、ソフトエラーの発生を防止するこ
とができる。
【0203】第2の発明に係るメモリカードは、第1の
発明において、電源投入から電源切断までの間にホスト
システム装置がメインメモリ部にデータを書き込んだア
ドレスを記憶しておき、電源切断時には、記憶したアド
レスに格納されたメインメモリ部のデータのみを、メイ
ンメモリ部のアドレスに対応させてサブメモリ部に書き
込むようにした。このことから、揮発性メモリのデータ
をバックアップするための電池を必要とせず、バックア
ップ中に揮発性メモリに生じるデータ変化をなくすこと
ができ、ソフトエラーの発生を防止することができる。
更に、電源切断時におけるメインメモリ部内のデータを
サブメモリ部にコピーしてバックアップする時間を短縮
することができると共に、フラッシュメモリで形成され
たサブメモリ部の書き換え回数を少なくすることができ
る。
【0204】第3の発明に係るメモリカードは、第1又
は第2の発明において、メインメモリ部内に設けられた
読み出し専用のデータ格納領域は、上記サブメモリ部内
に設けることから、上記第1又は第2の発明の効果に加
えて、メインメモリ部内に読み出し専用のデータ格納領
域が設けられている場合において、メインメモリ部の記
憶容量を小さくすることができ、コストの低減を図るこ
とができる。
【0205】第4の発明に係るメモリカードは、第1か
ら第3の発明において、ホストシステム装置の電源切断
時には、メインメモリ部に格納されたすべてのデータ
を、サブメモリ部にコピーしてデータのバックアップを
行うようにした。更に、瞬断又は停電等によって、ホス
トシステム装置からの電源供給が突然断たれた場合に、
メインメモリ部のバックアップを行う電池を備えた。こ
れらのことから、バックアップ中に揮発性メモリに生じ
るデータ変化をなくすことができ、ソフトエラーの発生
を防止することができる。更に、瞬断又は停電等によっ
てホストシステム装置からの電源供給が突然断たれた場
合においても、メインメモリ部に格納されたデータの消
失を防止することができる。
【0206】第5の発明に係るメモリカードは、第4の
発明において、ホストシステム装置の電源切断時には、
メインメモリ部に格納されたすべてのデータを、サブメ
モリ部にコピーしてデータのバックアップを行うように
した。更に、瞬断又は停電等によって、ホストシステム
装置からの電源供給が突然断たれた場合に、メインメモ
リ部のバックアップを行う電池を備えた。これらのこと
から、バックアップ中に揮発性メモリに生じるデータ変
化をなくすことができ、ソフトエラーの発生を防止する
ことができる。更に、瞬断又は停電等によってホストシ
ステム装置からの電源供給が突然断たれた場合において
も、メインメモリ部に格納されたデータの消失すること
なく、必要な最新データで継続操作を行うことが可能と
なる。
【0207】第6の発明に係るメモリカードは、第1か
ら第5の発明において、メインメモリ部に格納されたデ
ータをサブメモリ部にコピーする際、該データに誤り訂
正符号を付加してサブメモリ部に書き込み、サブメモリ
部に格納されたデータをメインメモリ部に書き込む際、
該データの誤り訂正処理を行うようにした。このことか
ら、上記第1から第5の発明のそれぞれの効果に加え
て、メインメモリ部に格納されたデータの信頼性を向上
させることができる。
【0208】第7の発明に係るメモリカードは、第1か
ら第5の発明において、メインメモリ部に格納されたデ
ータをサブメモリ部にコピーする際、該データにコピー
データとチェックサムを付加してサブメモリ部に書き込
み、サブメモリ部に格納されたデータをメインメモリ部
に書き込む際、コピーデータとチェックサムを用いるこ
とによって、データの誤り訂正処理を行うようにした、
このことから、上記第1から第5の発明のそれぞれの効
果に加えて、データの信頼性を向上させることができる
と共に、ハミング符号を使用した場合よりもメモリカー
ドの構成を簡単にすることができると共に、データの誤
り訂正を行う処理速度を速くすることができる。
【0209】第8の発明に係るメモリカードは、第1か
ら第7の発明において、メインメモリ部に格納されたデ
ータをサブメモリ部にコピーする際、該データを圧縮し
てサブメモリ部に書き込み、サブメモリ部に格納された
データをメインメモリ部に書き込む際、該データの解凍
処理を行うようにした。このことから、上記第1から第
7の発明のそれぞれの効果に加えて、サブメモリ部の記
憶容量をメインメモリ部の記憶容量より小さくすること
ができ、コストの低減を図ることができる。
【0210】第9の発明に係るメモリカードは、第1か
ら第8の発明において、メインメモリ部に格納されたデ
ータをサブメモリ部にコピーする際、該データを暗号化
してサブメモリ部に書き込み、サブメモリ部に格納され
たデータをメインメモリ部に書き込む際、パスワードの
照合を行い、パスワードが一致すると、サブメモリ部か
らデータを読み出すようにし、該データの復号化を行う
ようにした。このことから、上記第1から第8の発明の
それぞれの効果に加えて、メモリカードに書き込まれた
データの機密化を行うことができる。
【0211】第10の発明に係るメモリカードは、ホス
トシステム装置の電源切断時には、メモリカード内に設
けられたコントロール部によって、メインメモリ部に格
納されたすべてのデータを、サブメモリ部にコピーして
データのバックアップを行うようにできる。このことか
ら、揮発性メモリのデータをバックアップするための電
池を必要とせず、バックアップ中に揮発性メモリに生じ
るデータ変化をなくすことができ、ソフトエラーの発生
を防止することができる。更に、メインメモリ部及びサ
ブメモリ部間のデータコピーをメモリカードで行うよう
にしたことからホストシステム装置における負荷の増加
を防ぐことができる。
【0212】第11の発明に係るメモリカードは、第1
0の発明において、ホストシステム装置の電源切断時に
は、メモリカード内に設けられたコントロール部によっ
て、メインメモリ部に格納されたすべてのデータを、サ
ブメモリ部にコピーしてデータのバックアップを行うよ
うにした。このことから、揮発性メモリのデータをバッ
クアップするための電池を必要とせず、バックアップ中
に揮発性メモリに生じるデータ変化をなくすことがで
き、ソフトエラーの発生を防止することができる。更
に、メインメモリ部及びサブメモリ部間のデータコピー
をメモリカードで行うようにしたことからホストシステ
ム装置における負荷の増加を防ぐことができる。
【0213】第12の発明に係るメモリカードは、第1
0の発明において、ホストシステム装置によってメイン
メモリ部にデータが書き込まれるごとに、メインメモリ
部に書き込まれたデータを、メインメモリ部のアドレス
に対応させてサブメモリ部にコピーするようにした。こ
のことから、揮発性メモリのデータをバックアップする
ための電池を必要とせず、バックアップ中に揮発性メモ
リに生じるデータ変化をなくすことができ、ソフトエラ
ーの発生を防止することができる。また、、メインメモ
リ部及びサブメモリ部間のデータコピーをメモリカード
で行うようにしたことからホストシステム装置における
負荷の増加を防ぐことができる。更に、ホストシステム
装置の電源切断時に、メインメモリ部に格納されたデー
タをサブメモリ部にコピーする必要がなく、電源切断に
要する時間を短縮することができる。
【0214】第13の発明に係るメモリカードは、第1
0の発明において、電源投入から電源切断までの間にホ
ストシステム装置がメインメモリ部にデータを書き込ん
だアドレスを記憶しておき、電源切断時には、記憶した
アドレスに格納されたメインメモリ部のデータのみを、
メインメモリ部のアドレスに対応させてサブメモリ部に
書き込むようにした。このことから、上記第10の発明
の効果に加えて、電源切断時におけるメインメモリ部内
のデータをサブメモリ部にコピーしてバックアップする
時間を短縮することができると共に、フラッシュメモリ
で形成されたサブメモリ部の書き換え回数を少なくする
ことができる。
【0215】第14の発明に係るメモリカードは、第1
1から第13の発明において、具体的には、ホストシス
テム装置から電源投入時に出力される所定の電源投入信
号が入力されると、サブメモリ部に格納されたすべての
データを、メインメモリ部の元のアドレスにそれぞれ書
き込むことから、上記第11から第13の発明のそれぞ
れの効果を得ることができる。
【0216】第15の発明に係るメモリカードは、第1
0の発明において、ホストシステム装置の電源を切断す
る際、メモリカードによって行われるメインメモリ部に
格納されたデータをサブメモリ部にコピーする動作を行
う場合、メモリカード内に設けた電池から供給される電
源で動作するようにできる。このことから、バックアッ
プ中に揮発性メモリに生じるデータ変化をなくすことが
でき、ソフトエラーの発生を防止することができる。ま
た、メインメモリ部及びサブメモリ部間のデータコピー
をメモリカードで行い、更に、該データコピーの動作を
内蔵する電池を電源として行うことから、ホストシステ
ム装置における負荷の増加を防ぐことができる共に、ホ
ストシステム装置の電源切断に要する時間を短縮するこ
とができる。
【0217】第16の発明に係るメモリカードは、第1
5の発明において、ホストシステム装置の電源を切断す
る際、メモリカードによって行われるメインメモリ部に
格納されたデータをサブメモリ部にコピーする動作を行
う場合、メモリカード内に設けた電池から供給される電
源で動作するようにした。このことから、バックアップ
中に揮発性メモリに生じるデータ変化をなくすことがで
き、ソフトエラーの発生を防止することができる。ま
た、メインメモリ部及びサブメモリ部間のデータコピー
をメモリカードで行い、更に、該データコピーの動作を
内蔵する電池を電源として行うことから、ホストシステ
ム装置における負荷の増加を防ぐことができる共に、ホ
ストシステム装置の電源切断に要する時間を短縮するこ
とができる。
【0218】第17の発明に係るメモリカードは、第1
5の発明において、電源投入から電源切断までの間にホ
ストシステム装置がメインメモリ部にデータを書き込ん
だアドレスを記憶しておき、電源切断時には、記憶した
アドレスに格納されたメインメモリ部のデータのみを、
メインメモリ部のアドレスに対応させてサブメモリ部に
書き込むようにした。このことから、第15の発明の効
果に加えて、電源切断時におけるメインメモリ部内のデ
ータをサブメモリ部にコピーしてバックアップする時間
を短縮することができると共に、フラッシュメモリで形
成されたサブメモリ部の書き換え回数を少なくすること
ができる。
【0219】第18の発明に係るメモリカードは、第1
6又は第17の発明において、具体的には、ホストシス
テム装置から電源供給が行われると、ホストシステム装
置からの電源を用いてメモリカードの各部への電源供給
を行うと共に、上記コントロール部に所定の投入検出信
号を出力し、上記コントロール部は、該投入検出信号が
入力されると、サブメモリ部に格納されたすべてのデー
タを、メインメモリ部の元のアドレスにそれぞれ書き込
む。このことから、上記第16及び第17の発明のそれ
ぞれの効果を得ることができる。
【0220】第19の発明に係るメモリカードは、第1
0から第18の発明において、メインメモリ部に格納さ
れたデータをサブメモリ部にコピーする際、該データに
誤り訂正符号を付加してサブメモリ部に書き込み、サブ
メモリ部に格納されたデータをメインメモリ部に書き込
む際、該データの誤り訂正処理を行うようにした。この
ことから、上記第10から第18の発明のそれぞれの効
果に加えて、メインメモリ部に格納されたデータの信頼
性を向上させることができる。
【0221】第20の発明に係るメモリカードは、第1
0から第18の発明において、メインメモリ部に格納さ
れたデータをサブメモリ部にコピーする際、該データに
コピーデータとチェックサムを付加してサブメモリ部に
書き込み、サブメモリ部に格納されたデータをメインメ
モリ部に書き込む際、コピーデータとチェックサムを用
いることによって、データの誤り訂正処理を行うように
した、このことから、上記第10から第18の発明のそ
れぞれの効果に加えて、データの信頼性を向上させるこ
とができると共に、ハミング符号を使用した場合よりも
メモリカードの構成を簡単にすることができると共に、
データの誤り訂正を行う処理速度を速くすることができ
る。
【0222】第21の発明に係るメモリカードは、第1
0から第20の発明において、メインメモリ部に格納さ
れたデータをサブメモリ部にコピーする際、該データを
圧縮してサブメモリ部に書き込み、サブメモリ部に格納
されたデータをメインメモリ部に書き込む際、該データ
の解凍処理を行うようにした。このことから、上記第1
0から第20の発明のそれぞれの効果に加えて、サブメ
モリ部の記憶容量をメインメモリ部の記憶容量より小さ
くすることができ、コストの低減を図ることができる。
【0223】第22の発明に係るメモリカードは、第1
0から第21の発明において、メインメモリ部に格納さ
れたデータをサブメモリ部にコピーする際、該データを
暗号化してサブメモリ部に書き込み、サブメモリ部に格
納されたデータをメインメモリ部に書き込む際、パスワ
ードの照合を行い、パスワードが一致すると、サブメモ
リ部からデータを読み出すようにし、該データの復号化
を行うようにした。このことから、上記第10から第2
1の発明のそれぞれの効果に加えて、メモリカードに書
き込まれたデータの機密化を行うことができる。
【0224】第23の発明に係るメモリカードは、第1
0の発明において、ホストシステム装置によるデータ書
き込み時には、ホストシステム装置によってメインメモ
リ部にデータが書き込まれ、コントロール部は、メイン
メモリ部に書き込まれたデータをサブメモリ部にコピー
する。また、ホストシステム装置によるデータ読み出し
時には、ホストシステム装置によってサブメモリ部から
データが読み出される。このことから、揮発性メモリの
データをバックアップするための電池を必要とせず、バ
ックアップ中に揮発性メモリに生じるデータ変化をなく
すことができ、ソフトエラーの発生を防止することがで
きる。また、メインメモリ部及びサブメモリ部間のデー
タコピーをメモリカードで行うようにしたことからホス
トシステム装置における負荷の増加を防ぐことができ
る。更に、メインメモリ部の記憶容量を小さくすること
ができ、コストの低減を図ることができると共に、揮発
性メモリを使用したメモリカードのパフォーマンスを有
しながらバックアップ用の電池を必要としないメモリカ
ードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるメモリカード
の例を示した概略のブロック図である。
【図2】 図1のメモリカード1に対するホストシステ
ム装置5の電源切断時の動作例を示したフローチャート
である。
【図3】 図1のメモリカード1に対するホストシステ
ム装置5の電源投入時の動作例を示したフローチャート
である。
【図4】 本発明の実施の形態1におけるメモリカード
の変形例を示した概略のブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態2におけるメモリカード
の例を示した概略のブロック図である。
【図6】 図5のメモリカード25に対するホストシス
テム装置26の電源投入時の動作例を示したフローチャ
ートである。
【図7】 本発明の実施の形態3におけるメモリカード
の例を示した概略のブロック図である。
【図8】 図7のメモリカード35による電源切断時の
動作例を示したフローチャートである。
【図9】 図7のメモリカード35による電源投入時の
動作例を示したフローチャートである。
【図10】 図7のコントロール部31の例を示した概
略のブロック図である。
【図11】 図10のコントロール部31による電源切
断時の動作例を示したフローチャートである。
【図12】 図10のコントロール部31による電源投
入時の動作例を示したフローチャートである。
【図13】 本発明の実施の形態4におけるメモリカー
ドの例を示した概略のブロック図である。
【図14】 図13のメモリカード55による、メイン
メモリ部2からサブメモリ部3へデータをコピーする動
作例を示したフローチャートである。
【図15】 本発明の実施の形態5におけるメモリカー
ドの例を示した概略のブロック図である。
【図16】 図15のメモリカード75による電源切断
時の動作例を示したフローチャートである。
【図17】 図15のメモリカード75による電源投入
時の動作例を示したフローチャートである。
【図18】 図15のコントロール部73の例を示した
概略のブロック図である。
【図19】 図18のコントロール部73による電源切
断時の動作例を示したフローチャートである。
【図20】 図18のコントロール部73による電源投
入時の動作例を示したフローチャートである。
【図21】 本発明の実施の形態6におけるメモリカー
ドによる電源切断時の動作例を示したフローチャートで
ある。
【図22】 本発明の実施の形態6におけるメモリカー
ドによる電源投入時の動作例を示したフローチャートで
ある。
【図23】 本発明の実施の形態6におけるメモリカー
ドのコントロール部の例を示した概略のブロック図であ
る。
【図24】 図23のコントロール部91による電源切
断時の動作例を示したフローチャートである。
【図25】 図23のコントロール部91による電源投
入時の動作例を示したフローチャートである。
【図26】 本発明の実施の形態7におけるメモリカー
ドのコントロール部の例を示した概略のブロック図であ
る。
【図27】 コピーデータとチェックサムを付加したデ
ータを示した図である。
【図28】 図26のコントロール部101による電源
切断時の動作例を示したフローチャートである。
【図29】 図26のコントロール部101による電源
投入時の動作例を示したフローチャートである。
【図30】 本発明の実施の形態8におけるメモリカー
ドのコントロール部の例を示した概略のブロック図であ
る。
【図31】 図30のコントロール部111による電源
切断時の動作例を示したフローチャートである。
【図32】 図30のコントロール部111による電源
投入時の動作例を示したフローチャートである。
【図33】 本発明の実施の形態9におけるメモリカー
ドのコントロール部の例を示した概略のブロック図であ
る。
【図34】 図33のコントロール部121による電源
切断時の動作例を示したフローチャートである。
【図35】 図33のコントロール部121による電源
投入時の動作例を示したフローチャートである。
【図36】 本発明の実施の形態10におけるメモリカ
ードの例を示した概略のブロック図である。
【図37】 図36のコントロール部131の例を示し
た概略のブロック図である。
【図38】 図37のコントロール部131による電源
切断時の動作例を示したフローチャートである。
【図39】 本発明の実施の形態11におけるメモリカ
ードの例を示した概略のブロック図である。
【図40】 図39のメモリカード145の動作例を示
したフローチャートである。
【図41】 従来のメモリカードの例を示した概略のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1,15,25,35,55,75,95,105,1
15,125,135,141 メモリカード、 2,
13,142 メインメモリ部、 3,14,143
サブメモリ部、 5,26,36,56,76,146
ホストシステム装置、 11 読み出し専用データ格
納領域、 21,71 二次電池、 22,72 電源
切換部、 31,51,73,91,101,111,
121,131,144 コントロール部、 32,5
2,74,145 クロック発生部、 41,61,8
1,128,137 バス・コントロール部、 42
バッファ、 43 メインメモリ・I/F部、 44
サブメモリ・I/F部、97 ECC生成部、 107
データ誤り検出部、 117 データ圧縮/解凍部、
127 データ暗号化/復号化部、 132 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 1/00 341M

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理機器からなるホストシステム装
    置に接続して使用され、ホストシステム装置から供給さ
    れる電源で動作する、揮発性メモリを使用したメモリカ
    ードにおいて、 揮発性メモリで形成されたメインメモリ部と、 フラッシュメモリで形成されたサブメモリ部とを備え、 上記ホストシステム装置は、電源切断時において、メイ
    ンメモリ部に格納されたデータを、メインメモリ部のア
    ドレスに対応させてサブメモリ部にコピーし、電源投入
    時には、サブメモリ部に格納されたデータを、メインメ
    モリ部の元のアドレスにそれぞれ書き込むことを特徴と
    するメモリカード。
  2. 【請求項2】 上記ホストシステム装置は、電源投入か
    ら電源切断までの間に、メインメモリ部にデータを書き
    込んだアドレスを記憶し、電源切断時において、記憶し
    たアドレスに格納されたメインメモリ部のデータを、メ
    インメモリ部のアドレスに対応させてサブメモリ部にコ
    ピーし、電源投入時には、サブメモリ部に格納されたす
    べてのデータを、メインメモリ部の元のアドレスにそれ
    ぞれ書き込むことを特徴とする請求項1に記載のメモリ
    カード。
  3. 【請求項3】 メインメモリ部内に設けられた読み出し
    専用のデータ格納領域は、上記サブメモリ部内に設ける
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記
    載のメモリカード。
  4. 【請求項4】 メインメモリ部のバックアップを行う電
    池と、ホストシステム装置から供給される電源と該電池
    とを切り換えてメインメモリ部に電源を供給する電源切
    換部とを更に備え、電源切換部は、ホストシステム装置
    からの電源供給が断たれると電池を用いて、メインメモ
    リ部への電源供給を行うことを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれかに記載のメモリカード。
  5. 【請求項5】 上記ホストシステム装置は、メインメモ
    リ部にデータを書き込む際に、該データを書き込んだ時
    間情報をもメインメモリ部に書き込み、電源投入時に、
    メインメモリ部及びサブメモリ部に格納された最新の時
    間情報を読み出し、該時間情報を基にしてメインメモリ
    部又はサブメモリ部のいずれに格納されたデータを使用
    するか否かの判断を行うことを特徴とする請求項4に記
    載のメモリカード。
  6. 【請求項6】 上記ホストシステム装置は、メインメモ
    リ部に格納されたデータに対して、誤り訂正符号を付加
    してサブメモリ部に書き込むと共に、サブメモリ部に格
    納されたデータに対して、付加した誤り訂正符号を用い
    て誤り訂正処理を行った後、メインメモリ部に書き込む
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記
    載のメモリカード。
  7. 【請求項7】 上記ホストシステム装置は、メインメモ
    リ部に格納されたデータに対して、該データのコピーデ
    ータ及びチェックサムを付加してサブメモリ部に書き込
    むと共に、サブメモリ部に格納されたデータに対して、
    付加したコピーデータ及びチェックサムを用いて誤り訂
    正処理を行った後、メインメモリ部に書き込むことを特
    徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のメモ
    リカード。
  8. 【請求項8】 上記ホストシステム装置は、メインメモ
    リ部に格納されたデータに対して、所定の方法で圧縮し
    てサブメモリ部に書き込むと共に、サブメモリ部に格納
    されたデータに対して、所定の方法で解凍した後、メイ
    ンメモリ部に書き込むことを特徴とする請求項1から請
    求項7のいずれかに記載のメモリカード。
  9. 【請求項9】 上記ホストシステム装置は、メインメモ
    リ部に格納されたデータに対して、所定の方法で暗号化
    してサブメモリ部に書き込むと共に、ホストシステム装
    置から入力されるパスワードがあらかじめ設定されたパ
    スワードと一致したときのみ、サブメモリ部に格納され
    たデータの読み出しを行うと共に、該読み出したデータ
    に対して所定の方法で復号化した後、メインメモリ部に
    書き込むことを特徴とする請求項1から請求項8のいず
    れかに記載のメモリカード。
  10. 【請求項10】 情報処理機器からなるホストシステム
    装置に接続して使用され、ホストシステム装置から供給
    される電源で動作する、揮発性メモリを使用したメモリ
    カードにおいて、 揮発性メモリで形成されたメインメモリ部と、 フラッシュメモリで形成されたサブメモリ部と、 クロック信号を生成して出力するクロック発生部と、 クロック発生部から出力されるクロック信号を基にして
    動作し、メインメモリ部及びサブメモリ部間でのデータ
    コピーを行うコントロール部とを備えることを特徴とす
    るメモリカード。
  11. 【請求項11】 上記コントロール部は、ホストシステ
    ム装置から電源切断時に出力される所定の電源切断信号
    が入力されると、メインメモリ部に格納されたすべての
    データを、メインメモリ部のアドレスに対応させてサブ
    メモリ部に書き込むことを特徴とする請求項10に記載
    のメモリカード。
  12. 【請求項12】 上記コントロール部は、ホストシステ
    ム装置からメインメモリ部へのデータ書き込み時に出力
    されるライトイネーブル信号が入力されると、メインメ
    モリ部に書き込まれたデータを、メインメモリ部のアド
    レスに対応させてサブメモリ部に書き込むことを特徴と
    する請求項10に記載のメモリカード。
  13. 【請求項13】 上記コントロール部は、ホストシステ
    ム装置からメインメモリ部へのデータ書き込み時に出力
    されるライトイネーブル信号が入力されると、メインメ
    モリ部にデータが書き込まれたアドレスを記憶し、ホス
    トシステム装置から電源切断時に出力される所定の電源
    切断信号が入力されると、上記記憶したアドレスに格納
    されたメインメモリ部のデータを、メインメモリ部のア
    ドレスに対応させてサブメモリ部に書き込むことを特徴
    とする請求項10に記載のメモリカード。
  14. 【請求項14】 上記コントロール部は、ホストシステ
    ム装置から電源投入時に出力される所定の電源投入信号
    が入力されると、サブメモリ部に格納されたすべてのデ
    ータを、メインメモリ部の元のアドレスにそれぞれ書き
    込むことを特徴とする請求項11から請求項13のいず
    れかに記載のメモリカード。
  15. 【請求項15】 上記クロック発生部から出力されるク
    ロック信号を基にして動作し、メインメモリ部及びサブ
    メモリ部間でのデータコピーを行うコントロール部と、 メモリカードの各部に電源供給を行うための電池と、 ホストシステム装置からの電源供給の有無を検出し、ホ
    ストシステム装置から供給される電源と上記電池とを切
    り換えてメモリカードの各部に電源を供給する電源切換
    部とを更に備え、 上記電源切換部は、ホストシステム装置からの電源供給
    が無くなると、電池を用いてメモリカードの各部への電
    源供給を行うことを特徴とする請求項10に記載のメモ
    リカード。
  16. 【請求項16】 上記電源切換部は、ホストシステム装
    置からの電源供給がなくなると、上記コントロール部に
    所定の切断検出信号を出力し、コントロール部は、電源
    切換部から切断検出信号が入力されると、メインメモリ
    部に格納されたすべてのデータを、メインメモリ部のア
    ドレスに対応させてサブメモリ部に書き込むことを特徴
    とする請求項15に記載のメモリカード。
  17. 【請求項17】 上記電源切換部は、ホストシステム装
    置からの電源供給がなくなると、上記コントロール部に
    所定の切断検出信号を出力し、コントロール部は、ホス
    トシステム装置からメインメモリ部へのデータ書き込み
    時に出力されるライトイネーブル信号が入力されると、
    メインメモリ部にデータが書き込まれたアドレスを記憶
    し、電源切換部から切断検出信号が入力されると、上記
    記憶したアドレスに格納されたメインメモリ部のデータ
    を、メインメモリ部のアドレスに対応させてサブメモリ
    部に書き込むことを特徴とする請求項15に記載のメモ
    リカード。
  18. 【請求項18】 上記電源切換部は、ホストシステム装
    置から電源供給が行われると、ホストシステム装置から
    の電源を用いてメモリカードの各部への電源供給を行う
    と共に、上記コントロール部に所定の投入検出信号を出
    力し、上記コントロール部は、該投入検出信号が入力さ
    れると、サブメモリ部に格納されたすべてのデータを、
    メインメモリ部の元のアドレスにそれぞれ書き込むこと
    を特徴とする請求項16又は請求項17のいずれかに記
    載のメモリカード。
  19. 【請求項19】 上記コントロール部は、メインメモリ
    部に格納されたデータに対して、誤り訂正符号を付加し
    てサブメモリ部に書き込むと共に、サブメモリ部に格納
    されたデータに対して、付加した誤り訂正符号を用いて
    誤り訂正処理を行った後、メインメモリ部に書き込むこ
    とを特徴とする請求項10から請求項18のいずれかに
    記載のメモリカード。
  20. 【請求項20】 上記コントロール部は、メインメモリ
    部に格納されたデータに対して、該データのコピーデー
    タ及びチェックサムを付加してサブメモリ部に書き込む
    と共に、サブメモリ部に格納されたデータに対して、付
    加したコピーデータ及びチェックサムを用いて誤り訂正
    処理を行った後、メインメモリ部に書き込むことを特徴
    とする請求項10から請求項18のいずれかに記載のメ
    モリカード。
  21. 【請求項21】 上記コントロール部は、メインメモリ
    部に格納されたデータに対して、所定の方法で圧縮して
    サブメモリ部に書き込むと共に、サブメモリ部に格納さ
    れたデータに対して、所定の方法で解凍した後、メイン
    メモリ部に書き込むことを特徴とする請求項10から請
    求項20のいずれかに記載のメモリカード。
  22. 【請求項22】 上記コントロール部は、メインメモリ
    部に格納されたデータに対して、所定の方法で暗号化し
    てサブメモリ部に書き込むと共に、ホストシステム装置
    から入力されるパスワードがあらかじめ設定されたパス
    ワードと一致したときのみ、サブメモリ部に格納された
    データの読み出しを行うと共に、該読み出したデータに
    対して所定の方法で復号化した後、メインメモリ部に書
    き込むことを特徴とする請求項10から請求項21のい
    ずれかに記載のメモリカード。
  23. 【請求項23】 上記ホストシステム装置は、メインメ
    モリ部及びコントロール部にライトイネーブル信号を出
    力すると共に、メモリカードに格納するデータ及び該デ
    ータを格納するアドレスデータをメインメモリ部に書き
    込み、上記コントロール部は、ライトイネーブル信号が
    入力されると、メインメモリ部に書き込まれたデータ
    を、メインメモリ部に書き込まれたアドレスデータが示
    すサブメモリ部のアドレスに書き込むことを特徴とする
    請求項10に記載のメモリカード。
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