JPH10260506A - レンズ付きフィルムユニット - Google Patents

レンズ付きフィルムユニット

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Publication number
JPH10260506A
JPH10260506A JP6756297A JP6756297A JPH10260506A JP H10260506 A JPH10260506 A JP H10260506A JP 6756297 A JP6756297 A JP 6756297A JP 6756297 A JP6756297 A JP 6756297A JP H10260506 A JPH10260506 A JP H10260506A
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JP
Japan
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lens
wavelength
light
film unit
filter
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Pending
Application number
JP6756297A
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English (en)
Inventor
Kenji Kubo
憲治 久保
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意に好みの色調の写真を、特別なラボ処理
を必要とすることなく、簡単に安く得られるレンズ付き
フィルムユニットを提供する。 【解決手段】 撮影レンズ及び撮影機構を有し、未露光
のカラー感光材料を製造段階において予め内蔵したレン
ズ付きフィルムユニットにおいて、前記撮影レンズの光
路内に、前記カラー感光材料が感光可能な光の波長領域
内の、特定領域の波長の光を透過し、他の前記カラー感
光材料が感光可能な波長の光を吸収する特定可視光透過
フィルタを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の色調に仕上
がるプリント写真を得ることが出来るレンズ付きフィル
ムユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】レンズ付きフィルムユニットにより得ら
れるプリント写真も、通常のカラー写真から黒白写真、
そして最近はセピア写真も簡単に得ることが可能となっ
て来ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】市場はこれらの写真に
より刺激され、ユーザーの好みの色調の写真、例えば前
記黒白写真、セピア写真以外に赤白写真、青白写真等を
手軽に、得ることが出来るレンズ付きフィルムユニット
の提供を期待し始めている。更にこの期待は、カラー写
真も得られるし、任意な色調のプリント写真も簡単に安
く得られるレンズ付きフィルムユニットに対する期待で
もある。このような特殊な色調の写真は、ラボにおいて
特殊な露光を与えることにより実現可能であるが、この
ような作業をラボに強いることは、ラボの効率を著しく
低下させ好ましくない。
【0004】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものである。即ち、任意に好みの色調の写真、又任
意にカラー写真や好みの色調の写真等を、特別なラボ処
理を必要とすることなく、簡単に安く得られるレンズ付
きフィルムユニットを提供することを目的としたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成を採ることによって達成される。
【0006】即ち、撮影レンズ及び撮影機構を有し、未
露光のカラー感光材料を製造段階において予め内蔵した
レンズ付きフィルムユニットにおいて、前記撮影レンズ
の光路内に、前記カラー感光材料が感光可能な光の波長
領域内の、特定領域の波長の光を透過し、他の前記カラ
ー感光材料が感光可能な波長の光を吸収する特定可視光
透過フィルタを設けたことを特徴とするレンズ付きフィ
ルムユニット。
【0007】又、撮影レンズ及び撮影機構を有し、未露
光のカラー感光材料を製造段階において予め内蔵したレ
ンズ付きフィルムユニットにおいて、前記カラー感光材
料が感光可能な光の波長領域内の、特定領域の波長の光
を透過し、他の前記カラー感光材料が感光可能な波長の
光を吸収する特定可視光透過剤を混入した撮影レンズを
備えたことを特徴とするレンズ付きフィルムユニット。
【0008】又、撮影レンズ及び撮影機構を有し、未露
光のカラー感光材料を製造段階において予め内蔵したレ
ンズ付きフィルムユニットにおいて、手動操作に応じて
前記撮影レンズの光路内に進退可能な可動部材を有し、
該可動部材に、少なくとも前記カラー感光材料が感光可
能な光の波長領域内の、特定領域の波長の光を透過し、
他の前記カラー感光材料が感光可能な波長の光を吸収す
る特定可視光透過フィルタを設けたことを特徴とするレ
ンズ付きフィルムユニット。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
した図面、図1〜図10により説明するが、本発明は以
下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
【0010】本発明に用いられるレンズ付きフィルムユ
ニットは、フィルムが装填された状態で市販に供される
簡易なカメラで、フィルムが予めカメラの組立工程で装
填され、ユーザによるフィルムの装填や巻き戻し等の操
作が不要であり、ユーザは直ちに撮影を行うことが出来
る。そしてカメラ本体は紙等で作られた、撮影に必要な
箇所には穴を設け、使用方法や注意事項等が記載された
外装体でカバーされている。
【0011】そこで、本発明のレンズ付きフィルムユニ
ットに使用されるカラー感光材料と、このカラー感光材
料が感光可能な光の波長領域内の、特定領域の波長の光
を透過する可視光透過フィルタとの関係について図1〜
図4により説明するが、その前に先ず本発明のレンズ付
きフィルムユニットによる任意の色調の写真の作成につ
いて若干説明する。
【0012】本発明のレンズ付きフィルムユニットは、
基本的にはカラー感光材料を内蔵したレンズ付きフィル
ムユニットのレンズに、カラーフィルタ例えば赤フィル
タ、緑フィルタ、青フィルタ等を取り付けて、そのカラ
ーフィルタの色の写真の赤白写真、緑白写真、青白写真
等を特別の方法でなく通常のラボ処理のみで作ると言う
ものである。勿論、このカラーフィルタの色を例えば黄
色、オレンジ色等他の任意の色のフィルタを取り付ける
ことにより、黄白写真、オレンジ白写真と言った他の任
意の色の写真を作れることになる。
【0013】そこで、カラーフィルタを以下に説明する
赤、緑、青の色のフィルタを使用した場合、カラーフィ
ルタとカラー感光材料との関係について説明する。
【0014】図1〜図4はこれらの関係を説明する図で
ある。
【0015】図1は、カラー感光材料のR,G,Bの
光、即ち赤、緑、青の各色の光の波長に対する感度曲線
の一例を示す図である。図2は、赤フィルタ3種の光の
波長に対する透過率を示す図である。図3は緑フィルタ
2種の光の波長に対する透過率を示す図である。図4
は、青フィルタ3種の光の波長に対する透過率を示す図
である。
【0016】図1、図2において、図1で示すカラー感
光材料の赤色光に対する波長の感度ピーク値は627n
mであり、図2で示す赤フィルタは3種ともこのカラー
感光材料により赤白の色調の写真を撮るのに使用でき
る。
【0017】次に図1、図3において、図1で示すカラ
ー感光材料の緑色光に対する波長の感度ピーク値は55
2nmであり、図3で示す緑フィルタは2種ともこのカ
ラー感光材料により緑白の色調の写真を撮るのに使用で
きる。
【0018】次に図1、図4において、図1で示すカラ
ー感光材料の青色光に対する波長の感度ピーク値は42
0nmであり、図4で示す青フィルタは3種ともこのカ
ラー感光材料により青白の色調の写真を撮るのに使用で
きる。
【0019】ところで、一般的にレンズにおいては、赤
色付近で色収差が最も出やすく、このため画像のニジミ
が発生するものである。これに対し、図3で示したG5
33のフィルタや、図4で示した青フィルタは、赤色即
ち650nm近傍の光が吸収されるため、前記色収差を
気にしなくて良いという利点がある。
【0020】次に、本発明のレンズ付きフィルムユニッ
トについて、図5〜図10により説明する。
【0021】図5〜図7は第1の発明を説明する図で、
図5は、撮影レンズの光路内にカラーフィルタを設けた
図で、(a)は2枚のレンズの間にカラーフィルタを挿
入した図、(b)はレンズの前にカラーフィルタを配置
した図である。図6は、ストロボ発光部にカラーフィル
タを備えた図で、(a)はストロボパネルの後ろにカラ
ーフィルタを備えた図、(b)はストロボパネルの前に
カラーフィルタを備えた図である。図7は、ファインダ
にカラーフィルタを備えた図で、(a)は対物レンズの
後ろにカラーフィルタを備えた図、(b)は対物レンズ
の前にカラーフィルタを備えた図である。
【0022】図8は、第2の発明を説明する図で、特定
の波長の光を透過する透過剤を混入した撮影レンズの図
である。
【0023】図9、図10は第3の発明を説明する図
で、図9は、レンズ付きフィルムユニットの手動操作部
の斜視図である。図10は、図9の構成を説明する図
で、(a)はカラー撮影の時の図、(b)はカラーフィ
ルタによる撮影の時の図、(c)は別のカラーフィルタ
による撮影の時の図である。
【0024】先ず、第1の発明について説明する。
【0025】図5〜図7において、本発明のレンズ付き
フィルムユニットは、撮影レンズ1の光路内に、カラー
感光材料が感光可能な光の波長領域内の、特定領域の波
長の光を透過し、他のカラー感光材料が感光可能な波長
の光を吸収する特定可視光透過フィルタを設けたレンズ
付きフィルムユニットとなっている。
【0026】即ち、本発明のレンズ付きフィルムユニッ
トの撮影レンズ1は、2枚のレンズの前レンズ11と後
レンズ12により構成されており、特定の可視光のみを
透過するカラーフィルタFは、この2枚のレンズの前レ
ンズ11と後レンズ12の間に、絞り13と共に挿入さ
れ、保持されている。このようにすることにより、カラ
ーフィルタFの保持を容易にしている。そして、このカ
ラーフィルタFは、2枚のレンズのうち被写体側に位置
するレンズ11の被写体側前面に図示のように配置して
も良い。このようにすることにより、カラーフィルタF
は前レンズ11を保護することにもなる。
【0027】又、本発明のレンズ付きフィルムユニット
がストロボ装置を備えている時は、このストロボ装置の
発光部2に、前記可視光透過フィルタであるカラーフィ
ルタFが透過する光の波長領域と略同一領域の波長の光
を透過し、他のカラー感光材料が感光可能な波長の光を
吸収するカラーフィルタSFを備えるようになってい
る。即ち、ストロボ発光部2のストロボ光を発光するク
セノン管21をカバーし、その配光特性を撮影レンズの
画角に合わせた反射傘22の前面とストロボパネル23
の間に、前記撮影レンズ1のカラーフィルタFとその透
過する光の波長領域と略同一領域の波長の光を透過し、
他のカラー感光材料が感光可能な波長の光を吸収するカ
ラーフィルタSFを備えるようになっている。このカラ
ーフィルタSFとストロボパネル23の位置は、逆にし
てカラーフィルタSFと反射傘22との間に、ストロボ
パネル23を備えるようにしても良い。
【0028】このように、ストロボにもフィルタを配置
するのは以下の理由による。即ち、色調をより強調する
ためには、より濃度の濃いフィルタが必要であるが、濃
度の濃いフィルタを使用すると、フィルムに対しての露
光量も減少され、露光量調整機構を持たないレンズ付き
フィルムユニットにおいては、非常に有害となるもので
ある。これに対し、本実施例においてはストロボにも同
様のフィルタを設けることにより、さらに色調を強調出
来るので、露光量を低下させることなく色調を強調した
写真を得ることが出来る。
【0029】又、本発明のレンズ付きフィルムユニット
のファインダは、このファインダの光路内に、前記可視
光透過フィルタであるカラーフィルタFが透過する光の
波長領域と略同一領域の波長の光を透過し、他のカラー
感光材料が感光可能な波長の光を吸収するカラーフィル
タFFを備えるようになっている。即ち、ファインダの
ベース33に配置した対物レンズ31とアイピース32
よりなるファインダ光路内に、前記撮影レンズ1のカラ
ーフィルタFとその透過する光の波長領域と略同一領域
の波長の光を透過し、他のカラー感光材料が感光可能な
波長の光を吸収するカラーフィルタFFを備えるように
なっている。このカラーフィルタFFと対物レンズ31
の位置は、逆にして対物レンズ31の前にカラーフィル
タFFを備えるようにしても良い。このようにして、ユ
ーザは出来上がりの写真の色調をファインダを通して見
ることが出来る。
【0030】このようにして、任意に好みの色調の写真
を、特別の方法でなく通常のラボを使うことにより、簡
単に安く得ることが出来る。
【0031】次に、第2の発明について説明する。
【0032】図8において、本発明のレンズ付きフィル
ムユニットは、撮影レンズ1内にカラー感光材料が感光
可能な光の波長領域内の、特定領域の波長の光を透過
し、他のカラー感光材料が感光可能な波長の光を吸収す
る特定可視光透過剤である色素を混入した撮影レンズを
備えたレンズ付きフィルムユニットとなっている。
【0033】即ち、本発明のレンズ付きフィルムユニッ
トの撮影レンズ1は、2枚のレンズのうち一方の撮影レ
ンズである前レンズ111には、可視光透過剤である色
素が混入されており、他方には混入されていないレンズ
となっている。このようにすることにより、別個にカラ
ーフィルタを設ける必要がなくなり、コスト上有利にな
る。勿論後レンズ12を可視光透過剤を混入したレンズ
としても良く、前レンズと後レンズの両方とも可視光透
過剤を混入したレンズとしても良い。
【0034】このような撮影レンズを有する第2の発明
のレンズ付きフィルムユニットにおいて、撮影レンズ
1、ストロボ発光部2、ファインダ3の光路内に、第1
の発明の場合と同様の特性を有するカラーフィルタに代
わる可視光透過剤やカラーフィルタを備えることは、同
様の効果を生じることになるが、説明が重複するので省
略する。
【0035】次に、第3の発明について説明する。
【0036】図9、図10において、本発明のレンズ付
きフィルムユニットは、手動操作に応じて撮影レンズ1
の光路内に進退可能な可動部材4を有し、この可動部材
4に、カラー感光材料が感光可能な光の波長領域内の、
特定領域の波長の光を透過し、他のカラー感光材料が感
光可能な波長の光を吸収する特定可視光透過フィルタで
あるカラーフィルタを設けたレンズ付きフィルムユニッ
トとなっている。
【0037】即ち、可動部材4は、透過波長領域の異な
る複数の、本実施の形態では2種類の特定可視光透過フ
ィルタであるカラーフィルタF1,F2を有し、可動部
材4は手動操作に応じて複数の即ち2種類の特定可視光
透過フィルタであるカラーフィルタF1,F2を、撮影
レンズ1の光路内に選択的に進退可能となっている。
【0038】そして、本発明のレンズ付きフィルムユニ
ットはストロボ装置を備え、可動部材4の進退に応じて
ストロボ発光部2の前面に進退可能なストロボ発光部前
面進退部材である腕41を有し、この腕41にカラーフ
ィルタF1,F2を有する撮影レンズ1を透過する光の
波長領域と略同一領域の波長の光を透過し、他のカラー
感光材料が感光可能な波長の光を吸収するカラーフィル
タF1,F2が設けてある。又、本発明のレンズ付きフ
ィルムユニットのファインダには、可動部材4の進退に
応じてファインダ3の光路内に進退可能なファインダ光
路内進退部材である腕41を有し、この腕41にカラー
フィルタF1,F2を有する撮影レンズ1を透過する光
の波長領域と略同一領域の波長の光を透過し、他のカラ
ー感光材料が感光可能な波長の光を吸収するカラーフィ
ルタF1,F2が設けてある。
【0039】更に詳しく説明すると、可動部材4は回転
軸44により回転可能にレンズ付きフィルムユニットに
取り付けられており、可動部材4の周囲に設けた3箇所
のV形切り欠き43に係止し、可動部材4をその位置に
止めるクリックばね45が設けてある。従って、レバー
42を指でつまんで回転させると、可動部材4は前記V
形切り欠き43にクリックばね45の先端が飛び込みそ
の位置に正確に停止する。なお、可動部材4は図示せざ
る部材により、両端のV形切り欠き以上は回転出来ない
ようになっている。
【0040】そして、可動部材4には孔401,40
2,403が図示のように設けてある。孔401は貫通
孔で、通常のカラー写真を撮影する時にはこの孔が撮影
レンズ1に対向する。孔402には或る色調の写真が撮
れるカラーフィルタF1が、孔403には別の色調の写
真が撮れるカラーフィルタF2が取り付けられている。
そして、腕41には前記カラーフィルタF1,F2が図
示のように取り付けられている。
【0041】図10(a)は、通常のカラー写真を撮る
時の可動部材4、可動部材4に取り付けられているカラ
ーフィルタF1,F2と撮影レンズ1、ストロボ発光部
2、ファインダ3との位置関係を示す図である。この図
でも分かるように、撮影レンズ1、ストロボ発光部2、
ファインダ3の前面にはカラーフィルタは無い。従っ
て、通常のカラー写真を撮ることが出来る。
【0042】図10(b)は、レバー42を指でつまん
で時計方向に回転し、右隣のV形切り欠き43にクリッ
クばね45の先端が飛び込んで停止した時、或る色調の
写真を撮る時の可動部材4、可動部材4に取り付けられ
ているカラーフィルタF1,F2と撮影レンズ1、スト
ロボ発光部2、ファインダ3との位置関係を示す図であ
る。この図でも分かるように、撮影レンズ1、ストロボ
発光部2、ファインダ3の前面はカラーフィルタF1で
覆われている。従って、カラーフィルタF1による色調
の写真を撮ることが出来る。
【0043】図10(c)は、レバー42を指でつまん
で時計方向に更に回転し、右隣のV形切り欠き43にク
リックばね45の先端が飛び込んで停止した時、別の色
調の写真を撮る時の可動部材4、可動部材4に取り付け
られているカラーフィルタF1,F2と撮影レンズ1、
ストロボ発光部2、ファインダ3との位置関係を示す図
である。この図でも分かるように、撮影レンズ1、スト
ロボ発光部2、ファインダ3の前面はカラーフィルタF
2で覆われている。従って、カラーフィルタF2による
色調の写真を撮ることが出来る。
【0044】そして、この可視光透過フィルタであるカ
ラーフィルタF1,F2は、少なくとも650nmの波
長の光は吸収することが好ましい。
【0045】このようにして、任意にカラー写真や好み
の色調の写真を、特別の方法でなく通常のラボを使うこ
とにより、簡単に安く得ることが出来る。
【0046】
【発明の効果】本発明により、任意に好みの色調の写
真、又任意にカラー写真や好みの色調の写真等を、特別
なラボ処理を必要とすることなく、簡単に安く得られる
レンズ付きフィルムユニットが提供されることになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー感光材料の赤、緑、青の各色の光の波長
に対する感度曲線の一例を示す図である。
【図2】赤フィルタ3種の光の波長に対する透過率を示
す図である。
【図3】緑フィルタ2種の光の波長に対する透過率を示
す図である。
【図4】青フィルタ3種の光の波長に対する透過率を示
す図である。
【図5】撮影レンズの光路内にカラーフィルタを設けた
図である。
【図6】ストロボ発光部にカラーフィルタを備えた図で
ある。
【図7】ファインダにカラーフィルタを備えた図であ
る。
【図8】特定の波長の光を透過する透過剤を混入した撮
影レンズの図である。
【図9】レンズ付きフィルムユニットの手動操作部の斜
視図である。
【図10】図9の構成を説明する図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 11,111 前レンズ 12 後レンズ 2 ストロボ発光部 23 ストロボパネル 3 ファインダ 31 対物レンズ 4 可動部材 F,F1,F2,SF,FF カラーフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G03C 5/04 G03C 5/04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズ及び撮影機構を有し、未露光
    のカラー感光材料を製造段階において予め内蔵したレン
    ズ付きフィルムユニットにおいて、前記撮影レンズの光
    路内に、前記カラー感光材料が感光可能な光の波長領域
    内の、特定領域の波長の光を透過し、他の前記カラー感
    光材料が感光可能な波長の光を吸収する特定可視光透過
    フィルタを設けたことを特徴とするレンズ付きフィルム
    ユニット。
  2. 【請求項2】 前記撮影レンズは2枚のレンズにより構
    成されており、前記特定可視光透過フィルタは、前記2
    枚のレンズの間に挿入されていることを特徴とする請求
    項1に記載のレンズ付きフィルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記撮影レンズは2枚のレンズにより構
    成されており、前記特定可視光透過フィルタは、前記2
    枚のレンズのうち被写体側に位置するレンズの被写体側
    前面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    のレンズ付きフィルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記レンズ付きフィルムユニットはスト
    ロボ装置を備え、該ストロボ装置の発光部に、前記特定
    可視光透過フィルタが透過する光の波長領域と略同一領
    域の波長の光を透過し、他の前記カラー感光材料が感光
    可能な波長の光を吸収するフィルタを備えたことを特徴
    とする請求項1〜3の何れか1項に記載のレンズ付きフ
    ィルムユニット。
  5. 【請求項5】 前記レンズ付きフィルムユニットはファ
    インダを備え、該ファインダの光路内に、前記特定可視
    光透過フィルタが透過する光の波長領域と略同一領域の
    波長の光を透過し、他の前記カラー感光材料が感光可能
    な波長の光を吸収するフィルタを備えたことを特徴とす
    る請求項1〜4の何れか1項に記載のレンズ付きフィル
    ムユニット。
  6. 【請求項6】 前記特定可視光透過フィルタは、少なく
    とも650nm近傍の波長の光は吸収することを特徴と
    する請求項1〜5の何れか1項に記載のレンズ付きフィ
    ルムユニット。
  7. 【請求項7】 撮影レンズ及び撮影機構を有し、未露光
    のカラー感光材料を製造段階において予め内蔵したレン
    ズ付きフィルムユニットにおいて、前記カラー感光材料
    が感光可能な光の波長領域内の、特定領域の波長の光を
    透過し、他の前記カラー感光材料が感光可能な波長の光
    を吸収する特定可視光透過剤を混入した撮影レンズを備
    えたことを特徴とするレンズ付きフィルムユニット。
  8. 【請求項8】 前記撮影レンズは2枚のレンズにより構
    成されており、該2枚のレンズのうち一方の撮影レンズ
    には前記特定可視光透過剤が混入されており、他方には
    混入されていないことを特徴とする請求項7に記載のレ
    ンズ付きフィルムユニット。
  9. 【請求項9】 前記レンズ付きフィルムユニットはスト
    ロボ装置を備え、該ストロボ装置の発光部に、前記特定
    可視光透過剤が透過する光の波長領域と略同一領域の波
    長の光を透過し、他の前記カラー感光材料が感光可能な
    波長の光を吸収するフィルタを備えたことを特徴とする
    請求項7又は8に記載のレンズ付きフィルムユニット。
  10. 【請求項10】 前記レンズ付きフィルムユニットはフ
    ァインダを備え、該ファインダの光路内に、前記特定可
    視光透過剤が透過する光の波長領域と略同一領域の波長
    の光を透過し、他の前記カラー感光材料が感光可能な波
    長の光を吸収するフィルタを備えたことを特徴とする請
    求項7〜9の何れか1項に記載のレンズ付きフィルムユ
    ニット。
  11. 【請求項11】 前記特定可視光透過剤及びフィルタ
    は、少なくとも650nm近傍の波長の光は吸収するこ
    とを特徴とする請求項7〜10の何れか1項に記載のレ
    ンズ付きフィルムユニット。
  12. 【請求項12】 撮影レンズ及び撮影機構を有し、未露
    光のカラー感光材料を製造段階において予め内蔵したレ
    ンズ付きフィルムユニットにおいて、手動操作に応じて
    前記撮影レンズの光路内に進退可能な可動部材を有し、
    該可動部材に、少なくとも前記カラー感光材料が感光可
    能な光の波長領域内の、特定領域の波長の光を透過し、
    他のカラー感光材料が感光可能な波長の光を吸収する特
    定可視光透過フィルタを設けたことを特徴とするレンズ
    付きフィルムユニット。
  13. 【請求項13】 前記可動部材は、前記透過波長領域の
    異なる複数の特定可視光透過フィルタを有し、前記可動
    部材は手動操作に応じて前記複数の特定可視光透過フィ
    ルタを、撮影レンズの光路内に選択的に進退可能である
    ことを特徴とする請求項12に記載のレンズ付きフィル
    ムユニット。
  14. 【請求項14】 前記レンズ付きフィルムユニットはス
    トロボ装置を備え、前記可動部材の進退に応じてストロ
    ボ発光部前面に進退可能なストロボ発光部前面進退部材
    を有し、該ストロボ発光部前面進退部材に、少なくとも
    前記特定可視光透過フィルタが透過する光の波長領域と
    略同一領域の波長の光を透過し、他の前記カラー感光材
    料が感光可能な波長の光を吸収するフィルタを設けたこ
    とを特徴とする請求項12又は13に記載のレンズ付き
    フィルムユニット。
  15. 【請求項15】 前記レンズ付きフィルムユニットはフ
    ァインダを備え、前記可動部材の進退に応じてファイン
    ダ光路内に進退可能なファインダ光路内進退部材を有
    し、該ファインダ光路内進退部材に、少なくとも前記特
    定可視光透過フィルタが透過する光の波長領域と略同一
    領域の波長の光を透過し、他の前記カラー感光材料が感
    光可能な波長の光を吸収するフィルタを設けたことを特
    徴とする請求項12〜14の何れか1項に記載のレンズ
    付きフィルムユニット。
  16. 【請求項16】 前記特定可視光透過フィルタは、少な
    くとも650nm近傍の波長の光は吸収することを特徴
    とする請求項12〜15の何れか1項に記載のレンズ付
    きフィルムユニット。
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