JPH10259480A - イオン化スパッタリング装置 - Google Patents
イオン化スパッタリング装置Info
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Abstract
ッジ率よく成膜を行えるようにする。 【解決手段】 ターゲット2から放出されたスパッタ粒
子は、イオン化空間に高周波プラズマを形成するイオン
化手段6によりイオン化され、イオン化空間と基板との
間に設定された基板50に垂直な引き出し用電界によっ
て引き出されて基板50に効率よく入射する。イオン化
空間のプラズマPは、周囲に設けられた複数の永久磁石
81よりなる磁石機構8によって拡散が防止され、高密
度プラズマになる。また、イオン化空間から基板50に
達する磁力線を設定して、プラズマP中でイオン化した
スパッタ粒子を基板50に導くようにすれば、さらにボ
トムカバレッジ率が向上する。
Description
バイス等の製作に使用されるスパッタリング装置に関
し、特に、スパッタ粒子をイオン化する機能を備えたイ
オン化スパッタリング装置に関するものである。
スでは、各種配線膜の作成や異種層の相互拡散を防止す
るバリア膜の作成等の際にスパッタリングプロセスを用
いており、スパッタリング装置が多用されている。この
ようなスパッタリング装置に要求される特性は色々ある
が、基板に形成されたホールの内面にカバレッジ性よく
被覆できることが、最近強く求められている。
用されているCMOS−FET(電界効果トランジス
タ)では、拡散層の上に設けたコンタクトホールの内面
にバリア膜を設けてコンタクト配線層と拡散層とのクロ
スコンタミネーションを防止する構造が採用される。ま
た、各モメリセルの配線を行う多層配線構造では、下層
配線と上層配線とをつなぐため、層間絶縁膜にスルーホ
ールを設けこのスルーホール内を層間配線で埋め込むこ
とが行われるが、この際にも、スルーホール内にバリア
膜を作成して、クロスコンタミネーションを防止した構
造が採られる。
として、そのアスペクト比(ホールの開口に対するホー
ルの深さの比)が年々高くなってきている。例えば、6
4メガビットDRAMでは、アスペクト比は4程度であ
るが、256メガビットでは、アスペクト比は5〜6程
度になる。
積量に対して10から15%の量の薄膜をホールの底面
に堆積させる必要があるが、高アスペクト比のホールに
ついては、ボトムカバレッジ率(ホールの周囲の面への
成膜速度に対するホール底面への堆積速度の比)を高く
して成膜を行うことが困難である。ボトムカバレッジ率
が低下すると、ホールの底面でのバリア膜が薄くなり、
ジャンクションリーク等のデバイス特性に致命的な欠陥
を与える恐れがある。
リングの手法として、コリメートスパッタや低圧遠隔ス
パッタ等の手法がこれまで開発されてきた。コリメート
スパッタは、ターゲッットと基板との間に基板に垂直な
方向の穴を多数開けた板(コリメーター)を設け、基板
にほぼ垂直に飛行するスパッタ粒子のみを選択的に基板
に到達させる手法である。また、低圧遠隔スパッタは、
ターゲットと基板との距離を長くして(通常の約3倍か
ら5倍)基板にほぼ垂直に飛行するスパッタ粒子を相対
的多く基板に入射させるようにするとともに、通常より
圧力を低くして(0.8mTorr程度以下)平均自由
行程を長くすることでこれらのスパッタ粒子が散乱され
ないようにする手法である。
リメーターの部分にスパッタ粒子が堆積して損失になる
ために成膜速度が低下する問題があり、また、低圧遠隔
スパッタでは、圧力を低くしターゲットと基板との距離
を長くするため本質的に成膜速度が低下する問題があ
る。このような問題のため、コリメートスパッタは、ア
スペクト比が3程度までの16メガビットのクラスの量
産品に使用されるのみであり、低圧遠隔スパッタでもア
スペクト比4程度までのデバイスが限界とされている。
ような従来の状況をふまえ、アスペクト比4を越えるホ
ールの内面にボトムカバレッジ率よく成膜を行えるよう
にすることを解決課題としている。
め、本願の請求項1記載の発明は、排気系を備えたスパ
ッタチャンバーと、スパッタチャンバー内に設けられた
ターゲットと、ターゲットをスパッタするスパッタ電源
と、スパッタチャンバー内に所定のガスを導入するガス
導入手段と、スパッタによってターゲットから放出され
たスパッタ粒子をイオン化させるイオン化手段と、イオ
ン化したスパッタ粒子が入射する位置に基板を保持する
基板ホルダーとを備えたイオン化スパッタリング装置で
あって、前記イオン化手段は、ターゲットと基板ホルダ
ーとの間のイオン化空間にプラズマを形成するよう構成
され、さらに、イオン化空間からのプラズマの拡散を防
止する磁場を設定する磁石機構を備えているという構成
を有する。また、上記課題を解決するため、請求項2記
載の発明は、上記請求項1の構成において、磁石機構
は、複数の磁石から構成され、各々の磁石によって設定
される磁力線によって前記イオン化空間を周状に取り囲
むものであるという構成を有する。また、上記課題を解
決するため、請求項3記載の発明は、上記請求項1の構
成において、磁石機構は、イオン化空間から遠ざかるに
従って磁束密度が高くなる磁場を設定するものであっ
て、ミラー磁場と同様の作用によってプラズマをイオン
化空間に閉じ込めるものであるという構成を有する。ま
た、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、
排気系を備えたスパッタチャンバーと、スパッタチャン
バー内に設けられたターゲットと、ターゲットをスパッ
タするスパッタ電源と、スパッタチャンバー内に所定の
ガスを導入するガス導入手段と、スパッタによってター
ゲットから放出されたスパッタ粒子をイオン化させるイ
オン化手段と、イオン化したスパッタ粒子が入射する位
置に基板を保持する基板ホルダーとを備えたイオン化ス
パッタリング装置であって、前記イオン化手段は、ター
ゲットと基板ホルダーとの間のイオン化空間にプラズマ
を形成するよう構成され、さらに、イオン化空間に形成
されたプラズマ中でイオン化したスパッタ粒子を基板に
導く磁場を設定する磁石機構を備えているという構成を
有する。また、上記課題を解決するため、請求項5記載
の発明は、上記請求項4の構成において、磁石機構は、
イオン化空間の周囲に設けられた第一の磁石又は磁石群
と、基板ホルダーの下方に設けられた第二の磁石又は磁
石群とから構成され、第一の磁石又は磁石群と第二の磁
石又は磁石群との間にイオン化空間を経由して基板に達
する磁力線を設定するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明
は、上記請求項5の構成において、第一の磁石又は磁石
群は、イオン化空間からのプラズマの拡散を防止する機
能を有するものであるという構成を有する。また、上記
課題を解決するため、請求項7記載の発明は、上記請求
項1、2、3、4、5又は6の構成において、スパッタ
粒子の不必要な場所への付着を防止する防着シールドが
ターゲットと基板ホルダーとの間の空間を取り囲むよう
にして設けられており、当該防着シールドの一部は磁性
材料で形成され、前記磁石機構の一部又は全部を構成し
ているという構成を有する。また、上記課題を解決する
ため、請求項8記載の発明は、上記請求項1、2、3、
4、5、6又は7の構成において、スパッタ中のスパッ
タチャンバー内の圧力が10mTorrから100mT
orrの範囲内に維持されるものであるという構成を有
する。また、上記課題を解決するため、請求項9記載の
発明は、上記請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
の構成において、イオン化手段は、イオン化空間に高周
波プラズマを形成するものが採用されているという構成
を有する。
いて説明する。まず、請求項1、2及び3の発明に対応
した第一の実施形態について説明する。図1は、請求項
1、2及び3の発明に対応した第一の実施形態のイオン
化スパッタリング装置の構成を説明する正面概略図であ
る。
行うものである。イオン化スパッタは、ターゲット2か
ら放出されるスパッタ粒子をイオン化し、イオンの作用
によってホール内に効率よくスパッタ粒子を到達させる
手法である。イオン化スパッタによると、コリメートス
パッタや低圧遠隔スパッタに比べて遥かに高いボトムカ
バレッジ率が得られる。
装置は、排気系11を備えたスパッタチャンバー1と、
このスパッタチャンバー1内に設けられたターゲット2
と、このターゲット2をスパッタするスパッタ電源3
と、スパッタチャンバー1内に所定のガスを導入するガ
ス導入手段4と、スパッタによってターゲット2から放
出されたスパッタ粒子をイオン化させるイオン化手段6
と、イオン化したスパッタ粒子が入射する位置に基板5
0を保持する基板ホルダー5と、イオン化空間からスパ
ッタチャンバー1の器壁に拡散することによるプラズマ
の損失を抑制する磁場を設定する磁石機構8とを備えて
いる。
ゲートバルブを備えた気密な容器である。このスパッタ
チャンバー1は、ステンレス等の金属製であり、電気的
には接地されている。排気系11は、ターボ分子ポンプ
や拡散ポンプ等を備えた多段の真空排気システムで構成
されており、スパッタチャンバー1内を10-8Torr
程度まで排気可能になっている。また、排気系11は、
バリアブルオリフィス等の不図示の排気速度調整器を備
え、排気速度を調整することが可能になっている。
300mm程度の円板状であり、金属製のターゲットホ
ルダー21及び絶縁体22を介してスパッタチャンバー
1に取付けられている。ターゲット2の背後には、磁石
機構30が設けられており、マグネトロンスパッタを行
うようになっている。磁石機構30は、中心磁石31
と、この中心磁石31を取り囲む周辺磁石32と、中心
磁石31及び周辺磁石32とを繋ぐ円板状のヨーク33
とから構成されている。尚、各磁石31,32は、いず
れも永久磁石であるが、電磁石でこれらを構成すること
も可能である。スパッタ電源3は、所定の負の高電圧を
ターゲット2に印加するよう構成される。例えばチタン
のスパッタの場合、500V程度の負の直流電圧を印加
するよう構成されることが多い。
放電用のガスを溜めたガスボンベ41と、ガスボンベ4
1とスパッタチャンバー1とをつなぐ配管42と、配管
42に設けられたバルブ43や流量調整器44と、配管
42の先端に接続されれたチャンバー内配管45と、チ
ャンバー内配管45の先端に接続されたガス分配器46
とから主に構成されている。ガス分配器46は、円環状
に形成したパイプの中心側面にガス吹き出し穴を形成し
た構成等が採用され、ターゲット2と基板ホルダー5と
の間の空間に均一にガスを導入するようにする。
ゲット2から基板50へのチタンの飛行経路に設定され
たイオン化空間に高周波プラズマを形成するものが採用
されている。具体的には、イオン化手段6は、基板ホル
ダー5に接続された高周波電源61から構成されてい
る。高周波電源61は、例えば周波数13.56MHz
で出力200W程度のものが使用され、不図示の整合器
を介して高周波コイル61を高周波電力を供給する。高
周波電源61によって基板ホルダー5を介してイオン化
空間に高周波電界が設定され、ガス導入手段4によって
導入されたガスがこの高周波電界によってプラズマ化し
てプラズマPが形成されるようになっている。
は、プラズマP中を通過する際にプラズマP中の電子や
イオンと衝突し、イオン化する。イオン化したスパッタ
粒子は、後述する電界によって加速されて基板50に到
達するようになっている。
パッタチャンバー1に気密に設けられており、ターゲッ
ト2に対して平行に基板50を保持するようになってい
る。基板ホルダー5には、基板50を静電気によって吸
着する静電吸着機構が設けられる。静電吸着機構は、基
板ホルダー5内に設けられた吸着電極51と、吸着電極
51に直流電圧を印加する吸着電源52とから構成され
ている。尚、成膜中に基板50を加熱して成膜を効率的
にする不図示の加熱機構等が基板ホルダー5内に設けら
れる場合がある。
本実施形態では、基板ホルダー5に所定の高周波電圧を
印加することで基板50に負のバイアス電圧を与える基
板バイアス用電源としての機能も有している。即ち、高
周波電源61によって基板50に高周波電圧が印加され
ると、基板50の表面にはプラズマ中の荷電粒子が周期
的に引き寄せられる。このうち、移動度の高い電子は正
イオンに比べて多くが基板50の表面に引き寄せられ、
その結果、基板50の表面は負の電位にバイアスされた
のと同じ状態になる。具体的には、上述した例の高周波
電源61の場合、平均値で−30〜−100V程度のバ
イアス電圧を基板50に与えることができる。
は、直流二極放電でプラズマを形成した場合の陰極シー
ス領域と同様であり、プラズマと基板50との間に基板
50に向かって下がる電位傾度を有する電界(以下、引
き出し用電界)が設定された状態となる。この引き出し
用電界によって、イオン化スパッタ粒子(正イオンのチ
タン)は、プラズマから引き出されて基板50に効率良
く到達するようになっている。
直な向きの電界であり、基板50に対して垂直にイオン
化スパッタ粒子を加速するよう作用する。この結果、基
板50に形成されたホールの底面まで効率よくイオン化
スパッタ粒子を到達させることができるようになってい
る。
不必要な場所への付着を防止する防着シールド9がスパ
ッタチャンバー1内に設けられている。防着シールド9
は円筒状の部材であり、ターゲット2と基板ホルダー5
との間の空間を取り囲むようにして設けられている。
壁等の不必要な場所に付着すると、経時的に薄膜を堆積
する。この薄膜がある程度の量に達すると内部ストレス
等によって剥離し、スパッタチャンバー1内をパーティ
クルとなって浮遊する。このパーティクルが基板50に
達すると、局部的な膜厚異常等の不良を発生させる。こ
のため、本実施形態の装置は、ターゲット2と基板ホル
ダー5との間の空間を防着シールド9によって取り囲
み、不要な場所へのスパッタ粒子の付着を防止してい
る。
ある磁石機構8の構成について説明する。図2は、図1
に示す装置における磁石機構8の構成を説明する平面概
略図である。本実施形態の装置では、磁石機構8は、複
数の永久磁石81から構成されている。各永久磁石81
は、直方体状の外形を有し、円筒状の防着シールド9の
周囲に周状に等間隔をおいて配置されている。防着シー
ルド9の外径300mm程度である場合、8個程度の各
永久磁石81が設けられ、その配置間隔は50mm程度
になる。
化空間を臨む面)はS極になっており、内側面とは反対
側の外側面はN極になっている。従って、防着シールド
9をを通して図2に示すようなカスプ磁場状の磁力線8
11が設定される。尚、防着シールド9は、ステンレス
やアルミ等の透磁率の低い材料で形成される。
つのメカニズムによってイオン化空間のプラズマの拡散
を防止している。まず、各々の永久磁石81の間の部分
の防着シールド9の内側領域(以下、中間領域)では、
磁力線811を横切る方向にプラズマが拡散するのが困
難なことを利用してプラズマの拡散防止を行っている。
即ち、中間領域では、防着シールド9の器壁の内側にお
いて、磁力線811がプラズマの拡散方向に交差する向
きになっており、これによって防着シールド9へのへの
プラズマの拡散を防止している。
ールド9の内側領域(以下、磁石領域)では、ミラー磁
場と同様なメカニズムによってプラズマの拡散を防止し
ている。即ち、磁石領域では、各永久磁石81に近づく
に従って磁力線が両側から集まり徐々に密になってい
る。このような磁力線811の配置は、ミラー磁場によ
る場合と同様であり、各永久磁石811に向かって飛行
するする荷電粒子は、磁力線811が密になる部分で折
り返し、スパッタチャンバー1の中心軸よりに向かって
帰って来る。このため、スパッタチャンバー1の器壁へ
のプラズマの拡散が防止される。
め、防着シールド9又はスパッタチャンバー1の器壁で
の損失が抑制され、イオン化空間に高密度のプラズマが
維持できるようになっている。尚、各々の永久磁石81
の配置位置は、高密度プラズマの維持の観点から重要で
ある。この配置位置は、高周波電源61が与える高周波
の周波数等に応じて変わるが、13.56MHzの場
合、基板ホルダー5の表面から20〜30mm程度高い
位置に設定される。また、具体的な磁場強度について例
示すると、各永久磁石81の間の中間位置であって、か
つ、防着シールド9から例えば50mm程度内側の位置
(図2中点Mで示す)において、200〜300ガウス
程度の磁束密度の磁場を設定すると好適である。
ン化スパッタリング装置の動作について説明する。基板
50が不図示のゲートバルブを通してスパッタチャンバ
ー1内に搬入され、基板ホルダー5上に載置される。ス
パッタチャンバー1内は予め10-8Torr程度まで排
気されおり、基板50の載置後にガス導入手段4が動作
して、アルゴン等のプロセスガスが所定の流量で導入さ
れる。このプロセスガスは、スパッタ放電用のガスでも
あり、イオン化空間でのプラズマ形成用のガスでもあ
る。
パッタチャンバー1内を例えば20〜40Torr程度
に維持し、この状態でスパッタ放電を始動させる。即
ち、スパッタ電源3によってターゲット2に所定の電圧
を与え、マグネトロンスパッタ放電を生じさせる。これ
によって、スパッタ放電が生じ、ターゲット2の下方に
プラズマP’が形成される。
波電源61によってイオン化空間に高周波電界を設定す
る。プロセスガスはイオン化空間にも拡散し、プロセス
ガスが電離してプラズマPが形成される。また前述した
ように高周波電源61によって基板50に所定のバイア
ス電圧が印加され、プラズマPとの間に引き出し用電界
が設定される。
ッタされ、スパッタされたチタンは、基板50に向けて
飛行する。その飛行の途中、イオン化空間のプラズマP
を通過する際にイオン化する。イオン化したスパッタ粒
子は、引き出し用電界によってプラズマPから効率良く
引き出され、基板50に入射する。基板50に入射した
スパッタ粒子は、基板50に形成されたホールの底面や
側面に達して膜を堆積し、効率良くホール内を被覆す
る。
手段6、スパッタ電源3、及び、ガス導入手段4の動作
をそれぞれ停止させ、基板50をスパッタチャンバー1
から搬出する。尚、バリア膜を作成する場合、チタン製
のターゲットを使用し、最初にプロセスガスとしてアル
ゴンを導入してチタン薄膜を成膜する。そして、その後
プロセスガスとして窒素ガスを導入してチタンと窒素と
の反応を補助的に利用しながら窒化チタン薄膜を作成す
る。
プラズマPは、磁石機構8によって拡散が抑制されて高
密度プラズマになっている。従って、ターゲット2から
飛来するスパッタ粒子はこの高密度プラズマ中で高効率
でイオン化される。このため、スパッタ粒子の多くがイ
オン化して、引き出し用電界で引き出されて多く基板5
0に入射するようになっている。この結果、イオン化ス
パッタリングの効果がより高く得られる。この第一の実
施形態の装置を実際に製作してイオン化効率を測定した
ところ、65%程度であった。
の圧力は、10mTorrから100mTorrの範囲
内に維持されることが好ましい。20mTorr以下で
あると、プロセスガスの量が少なくてプラズマ密度が低
くなり、スパッタ粒子のイオン化が不十分となる。ま
た、100mTorr以上になると、高密度プラズマに
よってイオン化効率は高くなるが、多量のプロセスガス
の分子によってスパッタ粒子が散乱されてしまい、基板
50に到達するスパッタ粒子の量が減ってかえって成膜
速度が低下したりボトムカバレッジ率が低下したりする
問題がある。
1、2及び3の発明に対応した実施形態である第二の実
施形態について説明する。図3は、請求項1、2及び3
の発明に対応した第二の実施形態のイオン化スパッタリ
ング装置の要部の構成を説明する平面概略図である。
ング装置では、図2に示す第一の実施形態における永久
磁石81の代わりに電磁石82を用いている。各電磁石
82は、第一の実施形態の永久磁石81の配置位置に設
けられており、各電磁石82による磁力線821がスパ
ッタチャンバー1の中心軸に向かう向きになるような磁
場を設定するようになっている。
82によって防着シールド9を通して図3に示すような
カスプ磁場状の磁力線が設定される。そして、各々の磁
力線821はイオン化空間のプラズマの拡散方向に対し
て垂直な方向成分を有するとともに、この方向成分によ
ってイオン化空間を取り囲んだ配置になっている。この
ため、第一の実施形態の場合と同様に、イオン化空間か
ら防着シールド9又はスパッタチャンバー1の器壁への
プラズマの拡散が抑制され、イオン化空間に高密度のプ
ラズマが形成される。従って、同様にイオン化スパッタ
リングの効果がより高く得られることになる。
た第三の実施形態について説明する。図4は、第三の実
施形態のイオン化スパッタリング装置の構成を説明する
正面概略図である。この第三の実施形態も、磁石機構8
の構成が前述した各実施形態と異なっている。即ち、第
三の実施形態における磁石機構8は、イオン化空間のプ
ラズマ中でイオン化したスパッタ粒子を基板50に導く
磁場を設定するものになっている。
の周囲に設けられた第一の磁石83と、基板ホルダー5
の下方に設けられた第二の磁石84とから構成されてい
る。第一の磁石84は、防着シールド9の外側において
イオン化空間を取り囲むように設けられたリング状の永
久磁石である。第一の磁石83の防着シールド9側の面
(以下、内側面)はS極になっており、内側面とは反対
側の面(以下、外側面)はN極になっている。
の下方においてスパッタチャンバー1の中心軸と同軸状
に配置されたリング状の永久磁石である。第二の磁石8
4の上面はN極になっており、下面はS極になってい
る。このため、第一の磁石83の内側面と第二の磁石8
4の上面との間に図4に示すような磁力線85が設定さ
れるようになっている。この磁力線85は、イオン化空
間を経由して基板50の表面に達するものである。
たスパッタ粒子は、前述の通り引き出し用電界によって
影響を受ける。しかし、スパッタ粒子がイオン化した
際、当該スパッタ粒子の初期運動方向が基板50に向か
っていることは少ない。この場合、引き出し用電界によ
って徐々に基板50に向かって軌道を修正しながら飛行
することになるが、上記第一の磁石83と第二の磁石8
4との間の磁力線85は、この軌道修正を速める効果を
有する。
磁力線の回りを旋回しながら螺旋状に飛行する性質を持
つ。従って、スパッタ粒子がイオンされると、磁力線8
5の回りを旋回して磁力線85に捉えられた状態とな
る。この状態で引き出し用電界の影響で基板50に向け
て飛行する。磁力線85は基板50に向かっているか
ら、イオン化したスパッタ粒子の多くが効率よく基板5
0に向けて軌道を変えることになる。このため、イオン
化スパッタリングの効果がさらに高く得られることにな
る。
石83の内側面をN極、第二の磁石84の上面をS極と
しても同様である。イオン化空間を挟んで異なる磁極が
現れるようになっていればよい。尚、磁場の強さとして
は、基板50の表面付近で100ガウス程度の磁束密度
で良い。
石機構8は、イオン化空間からのプラズマの拡散防止作
用を有している。即ち、図4に示すように、イオン化空
間から第一の磁石83に入射する磁力線85は、第一の
磁石83に向かうに従って集まって徐々に密度が高くな
っている。このため、第一第二の実施形態の場合と同様
に、荷電粒子を折り返してイオン化空間に高い密度のプ
ラズマを維持できるようになっている。この第三の実施
形態の装置を実際に製作してイオン化効率を測定したと
ころ、80%程度であった。
83を複数の磁石からなる第一の磁石群とし、第二の磁
石84を複数の磁石からなる第二の磁石群とすることも
できる。第一の磁石群は、第一の実施形態における複数
の永久磁石又は第二の実施形態における複数の永久磁石
と同様の構成とすることができる。また、第二の磁石群
は、第一の磁石群の同数の永久磁石又は電磁石を同軸円
周上に均等間隔をおいて配置する構成が採用できる。こ
の際、第一の磁石群の各磁石の周方向の位置と第二の磁
石群の各磁石の周方向の位置とを合わせるようにしてお
くとよい。
施形態について説明する。図5は、請求項7の発明に対
応した第四の実施形態のイオン化スパッタリング装置の
構成を説明する正面概略図である。この第四の実施形態
の装置も、磁石機構8の構成が大きく異なっている。即
ち、この実施形態の装置では、スパッタ粒子の不必要な
場所への付着を防止する防着シールド9の一部が、磁石
機構8の一部を構成している。
の約半分の部分91は、磁性材料で形成されている(以
下、磁性体部という)。具体的には、磁性体部91は、
磁性ステンレス又は表面にニッケルメッキ等の腐食防止
処理をした鉄等から形成されている。尚、防着シールド
9の表面は、付着した薄膜の剥離を防止するため、ショ
ットブラスト法等により表面を粗くして凹凸を設けた構
成になっている。
実施形態における第二の磁石84と同様の補助磁石86
が設けられている。防着シールド9の磁性体部91は、
この補助磁石86による磁場の磁路を形成するとともに
経時的に磁化され、磁石機構8を構成するようになって
いる。磁性体部91及び補助磁石86による磁力線87
は、第三の実施形態の場合と同様に、イオン化空間のプ
ラズマP中でイオン化したスパッタ粒子を効果的に基板
50に導くよう作用し、イオン化スパッタリングの効果
がより高められる。また、磁性体部91に向かって磁力
線86が徐々に集まっているので、イオン化空間からの
プラズマの拡散防止効果もある。
についても、防着シールド9の一部として設けた磁性体
部によって構成することができる。具体的には、防着シ
ールド9の基板ホルダー5側の端部に周状に方形の穴を
所定間隔をおいて複数設け、この穴を直方体状の磁石で
埋めるようにする。そして、この磁石の磁極を第一の実
施形態における永久磁石81と同様にすることによっ
て、同様のプラズマ拡散防止効果が得られる。
以下のような条件でイオン化スパッタリングを行うこと
ができる。 ・プロセスガスの種類:アルゴン ・プロセスガスの流量:100cc/分 ・ターゲット2の材質:チタン ・ターゲット2への投入電力:4kW ・スパッタチャンバー1内の圧力:30mTorr ・高周波電源61:13.56MHz200W
実施形態の装置及び第四の実施形態の装置によって得ら
れたボトムカバレッジ率を示した図である。参考のた
め、従来の低圧遠隔スパッタ装置で得られたボトムカバ
レッジ率を併せて示している。図6中、○マーカーで示
す曲線が第一の実施形態の装置によるもの、●マーカー
で示す曲線が第二の実施形態によるもの、□マーカーで
示す曲線が従来の低圧遠隔スパッタ装置によるものであ
る。
置よると、従来の装置に比べ、いずれもボトムカバレッ
ジ率が大きく向上している。例えば、アスペクト比5の
ホールの場合、従来の低圧遠隔スパッタ装置では、12
%程度のボトムカバレッジ率にとどまっていたが、第一
の実施形態では35%程度、第二の実施形態にいたって
は40%程度のボトムカバレッジ率が得られている。こ
のような結果は、アスペクト比が4を越える256メガ
ビット以降の次世代DRAMの製作に本願発明が極めて
有効であることを示している。
て、基板ホルダー5に高周波電圧を印加する高周波電源
61が使用されたが、イオン化空間を取り囲むように高
周波コイル又はリング状のアンテナを設け、この高周波
コイル又はアンテナに高周波電圧を印加するようにして
もよい。また、直流二極放電プラズマ、電子サイクロト
ロン共鳴(ECR)プラズマ、ヘリコン波プラズマ等を
形成するものも、イオン化手段6として採用できる。さ
らに、イオン化空間に正イオンを照射してスパッタ粒子
から電子を奪ってイオン化させるイオン源等も、イオン
化手段6として採用できる。尚、本願発明のイオン化ス
パッタリング装置は、各種半導体デバイスの他、液晶デ
ィスプレイやその他の各種電子製品の製作に利用するこ
とができる。
又は3の発明によれば、イオン化空間からのプラズマの
拡散が防止されてイオン化空間に高密度のプラズマが維
持される。このため、スパッタ粒子のイオン化効率が効
率が高くなり、高アスペクト比のホールに対してボトム
カバレッジ率よく成膜できるイオン化スパッタリングの
効果がより高く得られる。従って、アスペクト比4を越
える次世代のデバイスの製作に大きな威力を発揮する。
また、請求項4、5又は6の発明によれば、イオン化空
間から基板に達する磁力線が設定されるので、イオン化
空間のプラズマ中でイオン化したスパッタ粒子が効率よ
く基板に導かれて飛行する。このため、イオン化スパッ
タリングの効果がより高く得られ、同様に次世代のデバ
イスの製作に極めて有効である。また、請求項7の発明
によれば、上記請求項1、2、3、4、5又は6の効果
に加え、防着シールドが設けられているので、良質な成
膜が行えるとともに、防着シールドの一部が磁石機構の
一部を構成しているので、磁石機構の構成が簡略化され
る。さらに、請求項8の発明によれば、上記請求項1、
2、3、4、5、6又は7の効果に加え、イオンスパッ
タリングの効果がさらに高く得られる雰囲気圧力でスパ
ッタが行われる。
施形態のイオン化スパッタリング装置の構成を説明する
正面概略図である。
明する平面概略図である。
施形態のイオン化スパッタリング装置の要部の構成を説
明する平面概略図である。
施形態のイオン化スパッタリング装置の構成を説明する
正面概略図である。
オン化スパッタリング装置の構成を説明する正面概略図
である。
置によって得られたボトムカバレッジ率を示した図であ
る。
ゲット2から基板50へのチタンの飛行経路に設定され
たイオン化空間に高周波プラズマを形成するものが採用
されている。具体的には、イオン化手段6は、基板ホル
ダー5に接続された高周波電源61から構成されてい
る。高周波電源61は、例えば周波数13.56MHz
で出力200W程度のものが使用され、不図示の整合器
を介して基板ホルダー5に高周波電力を供給する。高周
波電源61によって基板ホルダー5を介してイオン化空
間に高周波電界が設定され、ガス導入手段4によって導
入されたガスがこの高周波電界によってプラズマ化して
プラズマPが形成されるようになっている。
の周囲に設けられた第一の磁石83と、基板ホルダー5
の下方に設けられた第二の磁石84とから構成されてい
る。第一の磁石83は、防着シールド9の外側において
イオン化空間を取り囲むように設けられたリング状の永
久磁石である。第一の磁石83の防着シールド9側の面
(以下、内側面)はS極になっており、内側面とは反対
側の面(以下、外側面)はN極になっている。
83を複数の磁石からなる第一の磁石群とし、第二の磁
石84を複数の磁石からなる第二の磁石群とすることも
できる。第一の磁石群は、第一の実施形態における複数
の永久磁石又は第二の実施形態における複数の電磁石と
同様の構成とすることができる。また、第二の磁石群
は、第一の磁石群の同数の永久磁石又は電磁石を同軸円
周上に均等間隔をおいて配置する構成が採用できる。こ
の際、第一の磁石群の各磁石の周方向の位置と第二の磁
石群の各磁石の周方向の位置とを合わせるようにしてお
くとよい。
実施形態の装置及び第三の実施形態の装置によって得ら
れたボトムカバレッジ率を示した図である。参考のた
め、従来の低圧遠隔スパッタ装置で得られたボトムカバ
レッジ率を併せて示している。図6中、●マーカーで示
す曲線が第一の実施形態の装置によるもの、○マーカー
で示す曲線が第三の実施形態によるもの、□マーカーで
示す曲線が従来の低圧遠隔スパッタ装置によるものであ
る。
置Lよると、従来の装置に比べ、いずれもボトムカバレ
ッジ率が大きく向上している。例えば、アスペクト比5
のホールの場合、従来の低圧遠隔スパッタ装置では、1
2%程度のボトムカバレッジ率にとどまっていたが、第
一の実施形態では35%程度、第三の実施形態にいたっ
ては40%程度のボトムカバレッジ率が得られている。
このような結果は、アスペクト比が4を越える256メ
ガビット以降の次世代DRAMの製作に本願発明が極め
て有効であることを示している。
置によって得られたボトムカバレッジ率を示した図であ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 排気系を備えたスパッタチャンバーと、
スパッタチャンバー内に設けられたターゲットと、ター
ゲットをスパッタするスパッタ電源と、スパッタチャン
バー内に所定のガスを導入するガス導入手段と、スパッ
タによってターゲットから放出されたスパッタ粒子をイ
オン化させるイオン化手段と、イオン化したスパッタ粒
子が入射する位置に基板を保持する基板ホルダーとを備
えたイオン化スパッタリング装置であって、 前記イオン化手段は、ターゲットと基板ホルダーとの間
のイオン化空間にプラズマを形成するよう構成され、 さらに、イオン化空間からのプラズマの拡散を防止する
磁場を設定する磁石機構を備えていることを特徴とする
イオン化スパッタリング装置。 - 【請求項2】 前記磁石機構は、複数の磁石から構成さ
れ、各々の磁石によって設定される磁力線によって前記
イオン化空間を周状に取り囲むものであることを特徴と
する請求項1記載のイオン化スパッタリング装置。 - 【請求項3】 前記磁石機構は、イオン化空間から遠ざ
かるに従って磁束密度が高くなる磁場を設定するもので
あって、ミラー磁場と同様の作用によってプラズマをイ
オン化空間に閉じ込めるものであることを特徴とする請
求項1記載のイオン化スパッタリング装置。 - 【請求項4】 排気系を備えたスパッタチャンバーと、
スパッタチャンバー内に設けられたターゲットと、ター
ゲットをスパッタするスパッタ電源と、スパッタチャン
バー内に所定のガスを導入するガス導入手段と、スパッ
タによってターゲットから放出されたスパッタ粒子をイ
オン化させるイオン化手段と、イオン化したスパッタ粒
子が入射する位置に基板を保持する基板ホルダーとを備
えたイオン化スパッタリング装置であって、 前記イオン化手段は、ターゲットと基板ホルダーとの間
のイオン化空間にプラズマを形成するよう構成され、 さらに、イオン化空間に形成されたプラズマ中でイオン
化したスパッタ粒子を基板に導く磁場を設定する磁石機
構を備えていることを特徴とするイオン化スパッタリン
グ装置。 - 【請求項5】 前記磁石機構は、イオン化空間の周囲に
設けられた第一の磁石又は磁石群と、基板ホルダーの下
方に設けられた第二の磁石又は磁石群とから構成され、
第一の磁石又は磁石群と第二の磁石又は磁石群との間に
イオン化空間を経由して基板に達する磁力線を設定する
ものであることを特徴とする請求項4記載のイオン化ス
パッタリング装置。 - 【請求項6】 前記第一の磁石又は磁石群は、イオン化
空間からのプラズマの拡散を防止する機能を有するもの
であることを特徴とする請求項5記載のイオン化スパッ
タリング装置。 - 【請求項7】 スパッタ粒子の不必要な場所への付着を
防止する防着シールドがターゲットと基板ホルダーとの
間の空間を取り囲むようにして設けられており、当該防
着シールドの一部は磁性材料又は磁石で形成され、前記
磁石機構の一部又は全部を構成していることを特徴とす
る請求項1、2、3、4、5又は6記載のイオン化スパ
ッタリング装置。 - 【請求項8】 スパッタ中のスパッタチャンバー内の圧
力が10mTorrから100mTorrの範囲内に維
持されるものであることを特徴とする請求項1、2、
3、4、5、6又は7記載のイオン化スパッタリング装
置。 - 【請求項9】 前記イオン化手段は、イオン化空間に高
周波プラズマを形成するものが採用されていることを特
徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載
のイオン化スパッタリング装置。
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