JP2009199813A - 透明電極製造方法、透明電極製造装置、及び透明電極 - Google Patents
透明電極製造方法、透明電極製造装置、及び透明電極 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009199813A JP2009199813A JP2008038673A JP2008038673A JP2009199813A JP 2009199813 A JP2009199813 A JP 2009199813A JP 2008038673 A JP2008038673 A JP 2008038673A JP 2008038673 A JP2008038673 A JP 2008038673A JP 2009199813 A JP2009199813 A JP 2009199813A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transparent electrode
- electrode manufacturing
- cathode
- base material
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Abstract
低い電気抵抗値を有すると同時に外部からの熱に対して耐熱性を備えてなるような、つまり長期間にわたり安定した性能を発揮できる耐性を備えた透明導電性基材を得られる製造方法、製造装置、及びかかる方法又は装置により得られる透明導電性基材を提供する。
【解決手段】
少なくとも、カソード部と、基材装着部と、高周波印加部と、が設けられており、かつ前記高周波印加部が前記カソード部と前記アノード部との間に設置されてなる、スパッタリング装置を用いてなり、かつ前記カソード部近傍に向けてアルゴンガスを、前記基材装着部近傍又は前記高周波印加部近傍のいずれか若しくは双方に向けてアルゴンと反応性ガスとの混合ガス又は反応性ガスのいずれかを、それぞれ流す成膜雰囲気醸成工程を含んでなる、透明電極製造方法とした。
【選択図】 なし
Description
本願発明に係る透明電極製造方法につき第1の実施の形態として説明するが、その前にかかる透明電極に用いる基材は透明高分子樹脂フィルムを用いることとし、以下の説明においては透明導電性フィルムを念頭に行うこととする。但し以下の説明は基本的に基材をフィルムに限定するものではなく、例えばガラス板であっても同様に考えることが可能であることを予め断っておく。
導電性層としてGZOを200nm積層した。
積層の手法としてスパッタリング法を用いた。
スパッタリングを実行するに際して、成膜雰囲気としてアルゴン−水素混合ガスを用いた。尚水素濃度は体積比で15%であった。
また高周波印加部において周波数27.12MHzの高周波を100W印加した。
導電性層としてGZOを200nm積層した。
積層の手法としてスパッタリング法を用いた。
スパッタリングを実行するに際して、成膜雰囲気としてアルゴン−水素混合ガスを用いた。尚水素濃度は体積比で15%であった。
また高周波印加部において周波数13.56MHzの高周波を200W印加した。
実施例1と同様であるが、実施例1において実施した高周波印加工程をこの比較例1では行わなかった。
結果を表に示す。
Claims (11)
- 少なくとも、カソード部と、基材装着部と、高周波印加部と、が設けられており、かつ前記高周波印加部が前記カソード部と前記アノード部との間に設置されてなる、スパッタリング装置を用いた、透明電極製造方法であって、
前記透明電極製造方法が、少なくとも、
前記カソード部近傍にターゲットを、前記基材装着部に基材を、それぞれ設置した状態において、前記カソード部近傍に向けてアルゴンガスを、前記基材装着部近傍又は前記高周波印加部近傍のいずれか若しくは双方に向けてアルゴンと反応性ガスとの混合ガス又は反応性ガスのいずれかを、それぞれ流す成膜雰囲気醸成工程と、
前記高周波印加部に対し周波数10MHz以上30MHz以下の周波数を印加する高周波印加工程と、
前記成膜雰囲気醸成工程と、前記高周波印加工程と、を実行しつつ、スパッタリングを実行するスパッタリング工程と、
を備えていること、
を特徴とする、透明電極製造方法。 - 請求項1に記載の透明電極製造方法であって、
前記高周波印加部が誘導結合プラズマコイルであること、
を特徴とする、透明電極製造方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の透明電極製造方法であって、
前記ターゲットが、酸化亜鉛を含有してなる酸化亜鉛系物質であること、
を特徴とする、透明電極製造方法。 - 請求項3に記載の透明電極製造方法であって、
前記酸化亜鉛系物質が、ガリウム−酸化亜鉛(GZO)であること、
を特徴とする、透明電極製造方法。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに1項に記載の透明電極製造方法であって、
前記反応性ガスが水素または酸素であること、
を特徴とする、透明電極製造方法。 - 少なくとも、
カソードを発生するカソード装置と、
基材を装着するための基材装着装置と、
前記カソード装置と前記アノード装置との間に設置されてなり、かつ周波数10MHz以上30MHz以下の周波数を印加する工程を行う高周波印加装置と、
前記カソード部近傍にターゲットを、前記基材装着部に基材を、それぞれ設置した状態において、前記カソード装置近傍に向けてアルゴンガスを、前記基材装着装置近傍又は前記高周波印加装置近傍のいずれか若しくは双方に向けてアルゴンと反応性ガスとの混合ガス又は反応性ガスのいずれかを、それぞれ流す工程を行う成膜雰囲気醸成装置と、
前記成膜雰囲気醸成装置と、前記高周波印加装置と、における工程を実行しつつ、スパッタリングを実行するスパッタリング装置と、
を備えてなること、
を特徴とする、透明電極製造装置。 - 請求項6に記載の透明電極製造装置であって、
前記高周波印加装置が誘導結合プラズマコイルであること、
を特徴とする、透明電極製造装置。 - 請求項6又は請求項7に記載の透明電極製造装置であって、
前記ターゲットが、酸化亜鉛を含有してなる酸化亜鉛系物質であること、
を特徴とする、透明電極製造装置。 - 請求項8に記載の透明電極製造装置であって、
前記酸化亜鉛系物質が、ガリウム−酸化亜鉛(GZO)であること、
を特徴とする、透明電極製造装置。 - 請求項6ないし請求9のいずれか1項に記載の透明電極製造方法であって、
前記反応性ガスが水素または酸素であること、
を特徴とする、透明電極製造装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の透明電極製造方法によって、若しくは請求項6ないし請求項11のいずれか1項に記載の透明電極製造装置によって得られてなること、
を特徴とする、透明電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008038673A JP2009199813A (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | 透明電極製造方法、透明電極製造装置、及び透明電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008038673A JP2009199813A (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | 透明電極製造方法、透明電極製造装置、及び透明電極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009199813A true JP2009199813A (ja) | 2009-09-03 |
Family
ID=41143124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008038673A Pending JP2009199813A (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | 透明電極製造方法、透明電極製造装置、及び透明電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009199813A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012132588A1 (ja) | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 東レ株式会社 | プラズマcvd装置、プラズマcvd方法、反応性スパッタリング装置および反応性スパッタリング方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62256311A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-09 | 豊田合成株式会社 | 透明導電膜の製造方法 |
JPH02181304A (ja) * | 1988-09-22 | 1990-07-16 | Nippon Soken Inc | 酸化亜鉛系透明導電膜およびその製膜方法 |
JPH10259480A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-09-29 | Anelva Corp | イオン化スパッタリング装置 |
JP2001152330A (ja) * | 1999-11-30 | 2001-06-05 | Canon Inc | 成膜方法及び成膜装置 |
JP2002025350A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 透明導電膜付き基板及びその作製方法,それを用いたエッチング方法並びに光起電力装置 |
JP2002363732A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-12-18 | Asahi Glass Co Ltd | 透明導電膜の製造方法および透明導電膜付き透明基板 |
JP2007186772A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Bridgestone Corp | ガスフロースパッタリング成膜方法 |
-
2008
- 2008-02-20 JP JP2008038673A patent/JP2009199813A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62256311A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-09 | 豊田合成株式会社 | 透明導電膜の製造方法 |
JPH02181304A (ja) * | 1988-09-22 | 1990-07-16 | Nippon Soken Inc | 酸化亜鉛系透明導電膜およびその製膜方法 |
JPH10259480A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-09-29 | Anelva Corp | イオン化スパッタリング装置 |
JP2001152330A (ja) * | 1999-11-30 | 2001-06-05 | Canon Inc | 成膜方法及び成膜装置 |
JP2002025350A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 透明導電膜付き基板及びその作製方法,それを用いたエッチング方法並びに光起電力装置 |
JP2002363732A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-12-18 | Asahi Glass Co Ltd | 透明導電膜の製造方法および透明導電膜付き透明基板 |
JP2007186772A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Bridgestone Corp | ガスフロースパッタリング成膜方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012132588A1 (ja) | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 東レ株式会社 | プラズマcvd装置、プラズマcvd方法、反応性スパッタリング装置および反応性スパッタリング方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9831466B2 (en) | Method for depositing a multi-layer moisture barrier on electronic devices and electronic devices protected by a multi-layer moisture barrier | |
TWI488741B (zh) | A molded body, a manufacturing method thereof, an electronic device member, and an electronic device | |
JP4969479B2 (ja) | 透明導電膜付基板の製造方法 | |
JP5251158B2 (ja) | ガスバリア性シート | |
TWI585784B (zh) | Transparent conductive laminate and method of manufacturing the same | |
JP2012101544A (ja) | 透明導電性積層フィルム、これの製造方法及びこれを含むタッチパネル | |
CN104603320B (zh) | 带透明电极的基板的制造方法、以及带透明电极的基板 | |
JP2009226914A (ja) | ガスバリア性シート、ガスバリア性シートの製造方法 | |
Kim et al. | Characteristics of silicon nitride deposited by VHF (162 MHz)-plasma enhanced chemical vapor deposition using a multi-tile push–pull plasma source | |
TW200932529A (en) | Conductive laminate | |
JPWO2004065656A1 (ja) | Ito薄膜、その成膜方法、透明導電性フィルム及びタッチパネル | |
Wang et al. | A novel nucleation inducer for ultrathin au anodes in high efficiency and flexible organic optoelectronic devices | |
JP4068993B2 (ja) | 透明導電性積層フィルム | |
KR101523747B1 (ko) | 박막형 하드코팅 필름 및 이의 제조방법 | |
CN105819703A (zh) | 一种具有消影功能的电容式触摸屏用导电玻璃的制备方法 | |
KR101165770B1 (ko) | 고투과율 및 저저항 특성을 갖는 인듐-틴 옥사이드 박막의 제조방법 | |
JP2009199813A (ja) | 透明電極製造方法、透明電極製造装置、及び透明電極 | |
KR102361083B1 (ko) | 탄화불소 박막의 제조방법 및 이의 제조장치 | |
CN109811308A (zh) | 一种ito导电膜制作工艺 | |
JP2005071901A (ja) | 透明導電性積層フィルム | |
CN202145304U (zh) | 高透触摸屏玻璃及投射式电容触摸屏 | |
CN114231903A (zh) | 一种氧化铌/银纳米线双层结构柔性透明导电薄膜及其制备方法 | |
KR20130077963A (ko) | 내굴곡성박막과 투명전도성박막이 구비된 투명유연기판 및 이의 제조방법 | |
TWI609301B (zh) | Laminated body and stack manufacturing method for manufacturing electronic parts, film sensor, touch panel device with thin film sensor, and film forming method for forming metal layer with concentration gradient | |
WO2015029795A1 (ja) | ガスバリア性フィルムの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20090929 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120815 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20120821 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20121017 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121204 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20130130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130305 |