JPH10258802A - 物品収納装置 - Google Patents

物品収納装置

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JPH10258802A
JPH10258802A JP8434097A JP8434097A JPH10258802A JP H10258802 A JPH10258802 A JP H10258802A JP 8434097 A JP8434097 A JP 8434097A JP 8434097 A JP8434097 A JP 8434097A JP H10258802 A JPH10258802 A JP H10258802A
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JP
Japan
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container
package
article
bread
surface side
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Application number
JP8434097A
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English (en)
Inventor
Hisanori Miyata
久典 宮田
Makoto Aoki
誠 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHII SANGYO
Okabe & Lock Co
OKABE LOCK KK
Ishii Corp
Original Assignee
ISHII SANGYO
Okabe & Lock Co
OKABE LOCK KK
Ishii Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by ISHII SANGYO, Okabe & Lock Co, OKABE LOCK KK, Ishii Corp filed Critical ISHII SANGYO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品を収納する作業及び包装体を敷設する作業
が一挙に行え、作業の省力化及び能率アップを図ること
ができる物品収納装置を提供する。 【解決手段】搬送用コンベア上の収納位置に搬送された
容器を昇降機構により持上げ、容器の上面側に、食パン
全体が被覆される大きさに形成した包装体を敷設機構に
より敷設する。供給用コンベアにより搬送される食パン
を収納機構により水平移動して容器内部に収納し、包装
体を容器と食パンとの間に敷設する。包装体の両側縁部
を折込み機構により互い違いに折込み、食パン全体を包
装体により被覆するので、容器内部に物品を収納する作
業及び包装体を敷設する作業が一挙に行え、全体の作業
時間及び作業工程を削減して、省力化及び能率アップを
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、食パ
ン、ケーキ、カステラ、魚類、肉類、その他の食品類、
或いは、電気製品、工業製品等の物品を、合成樹脂、金
属、段ボール紙等で形成された上面開放形状の容器内部
に収納する作業に用いられる物品収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような食パンを容器に収
納する場合、例えば、上面開放形状に形成された容器内
部に樹脂製又は紙製の包装シートを敷設して、容器と食
パンとが互いに接触するのを防止した後、包装シートが
敷設された容器内部に、長方形状に製造された複数個の
食パンを整列収納する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
容器と食パンとが互いに接触するのを防止する場合、食
パンを収納する前に、容器の底部内壁及び側部内壁に沿
って包装シートを敷設するが、包装シートの肉厚が薄い
と、表裏両面に生じる静電気により作業者の手に絡み付
いたり、包装シート自体が絡み付いたりすることがあ
り、包装シートを敷設するのに手間及び時間が掛かる。
また、空調機器や人の移動時に発生する風により、容器
内部に敷設された包装シートが捲れ上がったり、容器外
部に包装シートが食み出したりすることがあるため、食
パンの収納作業が完了するまで、包装シートの敷設状態
を作業者の手で保持しなければならず、その敷設状態を
維持することが困難である。
【0004】さらに、容器内部に包装シートを敷設した
後、容器内部に複数個の食パンを収納するので、包装シ
ートを敷設する作業と、食パンを収納する収納作業とを
別々に行わなければならず、全体の工程数が多くなるだ
けでなく、包装シートの敷設に要するタイムロスが大き
く、作業能率が悪いという問題点を有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、容器上面に敷
設された包装体の上面側に物品を移動して収納するの
で、物品を収納する作業及び包装体を敷設する作業が一
挙に行え、全体の作業時間及び作業工程を削減して、省
力化及び能率アップを図ることができる物品収納装置の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品が収納される大きさに形成した上面開放形状の容器
を供給する容器供給手段を設け、上記容器供給手段の上
方に、上記容器の上面側に物品全体が被覆される大きさ
に形成した包装体を敷設する包装体敷設手段と、上記容
器と対応する包装体の上面側に物品を移動し、該物品全
体を容器内部に収納する物品収納手段と、上記容器内部
に敷設された包装体を、該容器内部に収納された物品の
上面側に被覆する包装体被覆手段とを設けた物品収納装
置であることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記容器供給手段により供給される容
器と、上記物品収納手段により収納される物品とを互い
に近接される方向に上下動する昇降手段を設けた物品収
納装置であることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記容器の上方に、該容器内部に対し
て収納される方向に物品を押圧する物品押圧手段を設け
た物品収納装置であることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記包装体被覆手段を、上記容器より
も上方に突出された包装体と対向して、該容器の上面側
に沿って水平移動される折込み部材を設けて構成した物
品収納装置であることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の物品収納装置は、容器供給手段
を駆動して、物品が収納される大きさに形成した容器を
定位置に供給し、包装体敷設手段を駆動して、容器の上
面側に物品全体が被覆される大きさに形成した包装体を
敷設する。物品収納手段を駆動して、容器と対応する包
装体の上面側に物品を移動し、物品自体を容器内部に収
納すると共に、包装体を容器と物品との間に敷設する。
包装体被覆手段を駆動して、容器内部に敷設された包装
体を内側に折込み、容器内部に収納された物品の上面側
に被覆することで、物品全体を包装体により被覆するこ
とができると共に、物品を収納する作業及び包装体を敷
設する作業が一挙に行える。
【0011】請求項2記載の物品収納装置は、上記請求
項1記載の作用と併せて、昇降手段を駆動して、容器供
給手段により供給される容器と、物品収納手段により収
納される物品とを互いに近接し、包装体を介して容器内
部に物品を収納するので、物品を収納するときの落差が
小さく、例えば、物品がキズ付いたり、形崩れしたせ
ず、物品の商品価値が損なわれるのを防止することがで
きる。
【0012】請求項3記載の物品収納装置は、上記請求
項1記載の作用と併せて、容器内部に収納された物品の
上面側を物品押圧手段により押圧して、容器内部に物品
を強制的に押込み、容器と包装体との間に残留する余分
な空気を抜気するので、容器の内壁面に対して包装体を
密着した状態に敷設することができる。
【0013】請求項4記載の物品収納装置は、上記請求
項1記載の作用と併せて、容器の上面側に沿って折込み
部材を移動させ、容器の上面側よりも上方に突出された
包装体を内側に折込み、容器内部に収納された物品の上
面側に包装体を被覆するので、包装体の内部から余分な
空気が押し出され、物品の外面全体に対して包装体を密
着した状態に被覆することができる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、物品全体が被覆され
る大きさに形成した包装体を容器の上面側に敷設した
後、その包装体の上面側に物品を移動して、物品自体を
容器内部に収納し、容器と物品との間に包装体を敷設す
るので、容器内部に物品を収納する作業及び包装体を敷
設する作業が一挙に行え、従来例のように作業者の手で
包装体を1枚ずつ敷設するような手間及び作業が省け、
包装体の敷設に要する作業時間及び作業工程を削減する
ことができ、全体の作業及び工程を簡素化して、作業の
省力化及び能率アップを図ることができる。
【0015】しかも、容器と物品とを互いに近接して収
納するので、収納時の落差が小さく、例えば、物品がキ
ズ付いたり、形崩れしたせず、物品の商品価値が損なわ
れるのを防止することができる。且つ、容器内部に収納
された物品の上面側を物品押圧手段により押圧して、容
器内部に対して物品を強制的に押込み収納するので、容
器と包装体との間に残留する余分な空気が抜気され、容
器の内壁面に対して包装体を密着した状態に敷設するこ
とができ、容器内部の収納空間を有効に活用することが
できる。
【0016】さらに、容器内部に敷設された包装体を折
込み部材により内側に折込み、容器内部に収納された物
品の上面側に包装体を被覆するので、折込み時に於い
て、包装体の内部から余分な空気が押し出され、物品の
外面全体に対して包装体を密着した状態に被覆すること
ができる。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例として、長方形状に形成され
た食パンを包装する作業に用いられる物品収納装置を示
し、図1及び図2に於いて、この物品収納装置1は、装
置の下部中央に適宜数(例えば、5個又は多数個)の食
パンA…が収納される大きさ及び形状に形成した上面開
放形状の容器B(例えば、コンテナ、段ボール箱等)を
搬送する搬送用コンベア2を配設し、搬送用コンベア2
上に設定した収納位置a下部に、同位置に搬送された容
器Bを後述する収納機構6により食パンA…が収納され
る上昇位置と、搬送用コンベア2に載置される降下位置
とに上下動する昇降機構3を配設している。搬送用コン
ベア2の上部に、容器B内部に敷設された包装フィルム
Cを食パンA…の上面側が覆われる状態に折込むための
折込み機構4を配設し、同機構の上段側に、食パンA…
全体が被覆される大きさ及び形状に形成した樹脂製又は
紙製の包装フィルムCを容器Bの上面側に敷設するため
の敷設機構5を配設し、その上段側に、後述する供給用
コンベア8により搬送される適宜数の食パンA…を、昇
降機構3により持上げられた容器Bに対して収納するた
めの収納機構6を配設し、同機構の上段側に、容器Bに
対して食パンA…を押込み収納する押圧機構7を配設
し、装置の右側上部に食パンA…を整列して搬送する供
給用コンベア8を配設している。
【0018】上述した搬送用コンベア2は、図3にも示
すように、両側部に架設した取付け枠10,10の間
に、多数の送りロール11…を送り方向に対して所定間
隔に隔てて軸架し、減速機付き回転用モータ(図示省
略)の駆動力により送りロール11…を送り方向に回転
して、例えば、合成樹脂、段ボール紙等で形成された上
面開放形状の容器Bを送りロール11…に載置して送り
方向に搬送する。搬送用コンベア2上の収納位置aに、
同位置に搬送される容器Bの前面側と対向してストッパ
12を出没可能に設け、同側下部に固定した出没用シリ
ンダ13の作動により、容器Bの前面側に当接される突
出位置及び当接が回避される没入位置にストッパ12を
上下動する。
【0019】且つ、収納位置aの左側部に、同位置に搬
送される容器Bの後面側と対向してストッパ14を水平
回動可能に設け、同側に固定した旋回用シリンダ15の
作動により、容器Bの後面側に押圧される旋回位置及び
接触が回避される退避位置にストッパ14を回動する。
且つ、ストッパ12,14により一旦停止される容器B
の左側面と対向して幅寄せ板16を左右移動可能に設
け、同側に固定した幅寄せ用シリンダ17の作動によ
り、容器Bの左側面に押圧される前進位置及び接触が回
避される後退位置に幅寄せ板16を左右移動する。且
つ、取付け枠10,10の上端部に、容器Bが長さ方向
に搬送ガイドされる間隔に隔ててガイド部材18,18
を送り方向に平行して架設している。
【0020】前述した昇降機構3は、搬送用コンベア2
の下部中央に配設した昇降台19の前後端部に、ストッ
パ12,14により一旦停止される容器Bの底面側と対
向して支持台20,20を上下動可能に設け、同位置下
部に立設した昇降用シリンダ21の作動により、後述す
る折込み機構4の折込み板25,26に対して所定間隔
に近接され、折込み板25,26の下面側に対して容器
Bの上面側が略水平状態に支持される中間位置に昇降台
19及び支持台20を上昇する。その中間位置に上昇停
止した状態に於いて、昇降台19の前後端部に固定した
昇降用シリンダ22,22の作動により、後述する収納
機構6の受け板62に対して所定間隔に近接され、受け
板62に対して容器Bの上面側が略水平状態に支持され
る上昇位置に支持台20,20を上昇する。且つ、昇降
用シリンダ21,22,22の復帰作動により、搬送用
コンベア2に対して容器Bが載置される降下位置に支持
台20,20を降下する。
【0021】前述した折込み機構4は、図4にも示すよ
うに、搬送用コンベア2の両側上部に架設した取付け枠
23,23に、容器Bの長辺側と対応する折込み幅に形
成した折込み板25,25を相対向して取付け、前後上
部に架設した取付け枠24,24に、容器Bの短辺側と
対応する折込み幅に形成した折込み板26,26を相対
向して取付けている。折込み板25,25は、取付け枠
23,23に架設した可動枠27,27の前面側に相対
向して取付けられ、可動枠27,27に固定した進退用
シリンダ28,28の作動により、容器Bの両側面に対
して所定間隔に近接した位置及び離間した位置に進退移
動され、取付け枠23,23に固定した折込み用シリン
ダ29,29の作動により、容器Bに収納された食パン
A…の上面側に対して包装フィルムCの両側縁部が折込
まれる前進位置と、容器Bに対して接触が回避される後
退位置とに交互に進退移動される。且つ、折込み板2
6,26は、取付け枠24,24に固定した折込み用シ
リンダ30,30の作動により、容器Bに収納された食
パンA…の上面側に対して包装フィルムCの前後縁部が
折込まれる前進位置と、容器Bに対して接触が回避され
る後退位置とに進退移動される。なお、各板24,2
4,25,25は、容器Bの両側面に対して所定間隔に
近接した位置に後退復帰される。
【0022】前述した敷設機構5は、図1に示すよう
に、装置の左側下部に設けたロール受け部31に、例え
ば、フィルム状、シート状等のように肉厚が薄く且つ扁
平に形成され、透明又は半透明に形成した合成樹脂製又
は紙製の包装体Cをロール状に巻回して装填すると共
に、包装体Cの巻回中心部に挿通した支軸32の両端部
を支持ローラ33,33で回転可能に軸受し、包装体C
の一側周面に制動ローラ34を押圧して繰出し速度を制
動する。且つ、包装体Cは、食品の包装に適した状態に
殺菌処理又は熱処理、その他の処理が施されており、同
側に軸支した送り量調節用のダンサーロール35と、送
りロール36と、押えロール37と、上下のガイドロー
ル38,39とに張架し、同側上段に配設した押圧用シ
リンダ40の作動により、ロール36,37で包装体C
を押圧する。同側中段に配設した減速機付き送り用モー
タ41の駆動力により、スプロケット41a,41b及
び駆動チェーン41cを介して送りロール36を送り方
向に回転させ、装置の左側上部に設けた分離部42に包
装体Cを供給する。
【0023】上述した分離部42は、図4、図5にも示
すように、同部に供給される包装体Cの下面側と対向し
て、包装体Cの横幅よりも長尺寸法に形成した受け板4
3を架設し、同部上方に架設した取付け枠48の下面側
に、包装体Cの上面側と対向して、例えば、合成ゴム等
の接触抵抗の大きな部材で形成した押え部材44,46
を上下動可能に設け、取付け枠48の後側上面に固定し
た押え用シリンダ45の作動により、後述する切断刃4
9により切断される包装体Cの切断部分よりも後側上面
が受け板43に押圧及び包装体Cに対して接触が回避さ
れる高さに押え部材44を上下動する。取付け枠48の
前側上面に固定した押え用シリンダ47の作動により、
切断刃49により切断される切断部分を除いて包装体C
の前後上面が受け板43に押圧及び挾持板51,52に
対して接触が回避される高さに押え部材46を上下動す
る。
【0024】且つ、受け板43の繰出し側端部に、後述
する切断刃49の刃先が若干上方に突出される間隔であ
って、包装体Cの横幅よりも長尺寸法となる隙間43a
を形成し、同側端部に、後述する挾持板51,52の挿
入許容される大きさ及び形状であって、挾持板51,5
2が挿入される間隔に隔てて切欠き部43b…を形成し
ている。且つ、受け板43の下面側に固定したロッドレ
ス型の切断用シリンダ50の作動により、押え部材46
により押圧固定された包装体Cが幅方向に切断される方
向に切断刃49を往復移動させ、例えば、5個の食パン
A…全体が被覆される大きさ及び形状に包装体Cを分離
する。
【0025】上述した挾持板51,52は、図6にも示
すように、受け板43の切欠き部43bに対して挿入許
容される幅及び長さであって、切欠き部43bに繰出さ
れた包装体Cの端部が挾持可能な大きさ及び形状に形成
すると共に、受け板43の繰出し側端部と対向して架設
した可動枠53の上面側前端部に、受け板43の切欠き
部43b…と対応する間隔に隔てて複数取付けている。
挾持板51…は、可動枠53の上面側前端部に対して水
平固定され、受け板43の切欠き部43bに繰出された
包装体Cの下面側に対して挿入可能に架設している。挾
持板52…は、可動枠53の上面側前端部に軸架した支
軸54の下部周面に固定され、受け板43の切欠き部4
3bに繰出された包装体Cの下面側に対して押圧される
方向に回動可能に設けている。
【0026】且つ、支軸54の上部周面に固定した係止
部54aと、可動枠53の上面側に固定した係止部53
aとの間に、例えば、コイルスプリング等のバネ部材5
5を張架して、その弾性により、挾持板52が所定角度
に開放される方向に牽引付勢している。支軸54の上部
周面に固定した操作片54bと対向して可動枠53の下
面側後端部に挾持用シリンダ56を固定し、挾持用シリ
ンダ56の作動により、そのシリンダロッドを支軸54
に固定した操作片54bに当接して、バネ部材55の弾
性に抗して支軸54を回動させ、包装体Cの端部が挾持
される閉状態と、その挾持が解除される開状態とに挾持
板52を開閉回動する。さらに、挾持板51の挾持側端
部に、例えば、合成ゴム等の接触抵抗の大きな部材で形
成した挾持部材51aを固定し、挾持板52の挾持側端
部に、上述の挾持部材51aと対向して挾持突起52a
を固定して、受け板43の切欠き部43bに繰出された
包装体Cの端部を挾持板51,52の挾持部材51aと
挾持突起52aとで挾持する。
【0027】上述した可動枠53は、前述した折込み機
構4の上段側であって、前後部に架設したレール57,
57間に対して摺動可能に取付けられ、受け板43の繰
出し側端部と対向する方向に対して水平移動可能に設け
ている。且つ、始端側両側部に軸支したスプロケット5
8,58と、終端側両側部に軸支したスプロケット5
9,59との間に周回チェーン60,60を張架し、周
回チェーン60,60の一端を可動枠53の下面側両端
部に連結固定して、終端側下部に配設した減速機付き移
動用モータ61の駆動力により、スプロケット61a,
61b及び駆動チェーン61cを介して周回チェーン6
0,60を繰出し方向に正逆回転させ、上述した受け板
43の切欠き部43bに繰出された包装体Cの端部を挾
持板51,52で挾持する前進位置と、5個の食パンA
…全体が被覆される大きさに挾持板51,52で挾持し
た包装体Cが繰出される後退位置とに可動枠53を前後
動する。
【0028】前述した収納機構6は、図7にも示すよう
に、上述した敷設機構5の上段側右側部に、5個の食パ
ンA…が載置される幅及び長さに形成した受け板62を
水平に架設すると共に、受け板62を、昇降機構3によ
り持上げられた容器Bの上面側に対して略水平となる高
さであって、容器Bの右側上縁部に対して近接される状
態に架設している。且つ、前述した供給用コンベア8
を、例えば、ベルトコンベア、スラストコンベア等で構
成すると共に、受け板62の上面側に対して略水平とな
る高さであって、受け板62の右側部に近接した状態に
架設している。
【0029】上述した供給用コンベア8の終端側右側部
に、同部に搬送された食パンA…の後端部と対向して移
動板63を配設し、受け板62の上面側両縁部に、容器
B内部に対して5個の食パンA…が投入ガイドされる間
隔に隔てて規制板64,64を平行に架設すると共に、
移動板63を、5個分の食パンA…の後端部に対して押
圧される高さ及び横幅に形成し、一方の規制板64を、
供給用コンベア8により搬送される先頭の食パンAに対
して当接される長さに延長している。且つ、規制板6
4,64の終端部間であって、昇降機構3により持上げ
られた容器Bの左側上縁部に近接される高さ位置に、食
パンA…の前端部と対向して規制板65を架設して、板
63,64,64,65により容器B内部と対応する整
列状態に食パンA…を規制及びガイドする。
【0030】移動板63は、同側上部に架設した可動枠
66の下端部に対して上下動可能に設けられ、可動枠6
6に固定した昇降用シリンダ67,67により、供給用
コンベア8により搬送される食パンA…の後端部に対し
て押圧される降下位置と、食パンA…に対して接触が回
避される上昇位置とに移動板63を上下動する。且つ、
可動枠66の一側端部に枢着した輪体68…を、同側上
部に架設した軌条69に係合し、他側端部に固定した摺
動体70を、同側上部に架設した軌条71に係合して、
同側に固定したロッドレス型の投入用シリンダ72の作
動により、昇降機構3により持上げられた容器Bに対し
て食パンA…が収納される前進位置と、供給用コンベア
8により搬送される食パンAに対して接触が回避される
後退位置とに移動板63を前後動する。
【0031】前述した押圧機構7は、図1にも示すよう
に、収納位置aの上方であって、昇降機構3により持上
げられた容器Bの上面側と対向して押圧板73を上下動
可能に設け、同側上部に垂設した押圧用シリンダ74の
作動により、容器B内部に対して食パンA…が押込まれ
る降下位置と、食パンA…に対して接触が回避される上
昇位置とに押圧板73を上下動する。押圧板73は、容
器Bの内壁面に対して所定間隔に近接して挿入される大
きさ及び形状に形成している。
【0032】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品収納装置1により食パンA…を包装する
ときの動作を説明する。先ず、図1、図2、図3に示す
ように、搬送用コンベア2により搬送される容器Bをス
トッパ12,14により収納位置aに一旦停止して、容
器Bの左側面に幅寄せ板16を押圧して右側ガイド部材
18に幅寄せする。一方、図4、図8に示すように、敷
設機構5を駆動して、ロール状に巻回された包装体Cを
分離部42の受け板43上に繰出し、受け板43上に繰
出された包装体Cの端部を一対の挾持板51,52によ
り挾持して、昇降機構3により持上げられる容器Bの上
面側に包装体Cを繰出し供給する。図9に示すように、
昇降機構3の支持台20,20を上昇して、収納位置a
に停止された容器Bを水平状態に支持して持上げると共
に、同位置上方に繰出された包装体Cの下面側中央部を
容器Bにより押上げて緊張し、収納機構6の受け板62
に対して略水平となる高さ位置に容器Bを上昇停止させ
る。この後、ストッパ12,14及び幅寄せ板16を初
期位置に復帰移動させる。
【0033】次に、収納機構6の移動板63を水平移動
して、供給用コンベア8により搬送される食パンA…
を、容器Bと対応する包装体Cの上面側に5個ずつ一括
移動する。移動後又は移動前に於いて、図10に示すよ
うに、分離部42の受け板43上に繰出された包装体C
を押え部材44,46で押圧固定し、包装体Cを切断刃
49により幅方向に切断して、5個の食パンA…全体が
被覆される大きさに包装体Cを分離した後、押え部材4
4による押圧を維持し、押え部材46による押圧を解除
して、挾持板51,52による挾持を解除することで、
食パンA…自体が自重降下し、容器B内部に一括収納さ
れるため、収納時の落差が小さく、食パンAがキズ付い
たり、形崩れしたりするのを防止することができる。押
圧機構7を駆動して、容器Bに収納された食パンA…の
上面全体を押圧板73により均等に押圧して強制的に押
込み、容器Bと包装体Cとの間から空気を抜気すると共
に、容器Bの底部内壁及び側部内壁に対して包装体Cを
密着した状態に敷設する。続いて、分離部42の受け板
43上に繰出された包装体Cを一対の挾持板51,52
で挾持するとき、押え部材44による押圧を解除する。
【0034】次に、移動板63を初期位置に復帰移動さ
せ、図11に示すように、折込み機構4の折込み板2
5,25を容器Bの両側縁部に近接して、支持台20,
20に載置された容器Bを垂直降下させながら、容器B
内部に敷設された包装体Cの両側縁部を折込み板25,
25により起立ガイドする。昇降機構3の支持台20,
20を垂直降下して、容器Bを中間位置に降下停止した
後、図12、図13に示すように、折込み機構4の折込
み板25,25を交互に動作して、容器B内部に敷設さ
れた包装体Cの両側縁部を食パンA…の上面側に対して
互い違いに折込み、包装体Cの内部から余分な空気が押
し出して、食パンA…全体を包装体Cにより一括包装す
る。なお、本発明の実施例では、包装体Cの両側縁部を
互い違いに折込む動作を説明したが、包装体Cの両側縁
部を折込み板25,25により折込み後又は折込み前に
於いて、包装体Cの前後縁部を折込み板26,26によ
り折込んでもよい。
【0035】次に、折込み板25,25を初期位置に復
帰移動させ、昇降機構3の支持台20,20を垂直降下
して、包装済みの容器Bを搬送用コンベア2に移載する
ことで、図14に示すように、容器B内部に敷設された
包装体Cにより食パンA…全体を被覆した状態に包装す
る作業が完了する。搬送用コンベア2に載置された包装
済みの容器Bを、例えば、保管場所、出荷場所等の次工
程(図示省略)に順次搬送する。以下同様に、搬送用コ
ンベア2により次の容器Bを搬送し、供給用コンベア8
により後続の食パンA…を搬送し、機構3,4,5,
6,7を駆動して、食パンA…の包装作業を継続して行
う。
【0036】以上のように、容器Bの上面側に包装体C
を敷設した後、容器Bと対応する包装体Cの上面側に食
パンA…を移動するので、食パンA…自体が自重降下
し、容器B内部に収納されると共に、包装体Cが食パン
A…と容器Bとの間に敷設されるため、容器B内部に食
パンA…を収納する作業及び包装体Cを敷設する作業が
一挙に行え、従来例のように作業者の手で包装体Cを1
枚ずつ敷設するような手間及び作業が省け、包装体Cの
敷設に要する作業時間及び作業工程を削減することがで
き、装置全体の工程を簡素化して、作業の省力化及び能
率アップを図ることができる。
【0037】しかも、食パンA…と容器Bとを互いに近
接して収納するので、収納時の落差が小さく、食パンA
…がキズ付いたり、形崩れしたせず、物品の商品価値が
損なわれるのを防止することができる。且つ、容器B内
部に収納された食パンA…を押圧機構7により押圧して
強制的に押込み収納するので、容器Bと包装体Cとの間
に残留する余分な空気が抜気され、容器Bの内壁面に対
して包装体Cを密着した状態に敷設することができ、容
器B内部の収納空間を有効に活用することができる。
【0038】さらに、容器B内部に敷設された包装体C
を折込み板25,25により交互に折込み、容器B内部
に収納された食パンA…の上面側に包装体Cを被覆する
ので、折込み時に於いて、包装体Cの内部から余分な空
気が押し出されるため、食パンA…の外面に対して包装
体Cを密着した状態に被覆することができる。
【0039】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の食パンAに対応
し、以下同様に、容器供給手段は、搬送用コンベア2に
対応し、包装体敷設手段は、敷設機構5に対応し、物品
収納手段は、収納機構6に対応し、包装体被覆手段は、
折込み機構4に対応し、物品押圧手段、押圧機構7に対
応し、折込み部材は、折込み板25,26に対応する
も、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【0040】上述した実施例では、ロール状に巻回され
た包装体Cを食パンA…全体が被覆される大きさに分離
して容器B内部に敷設するが、例えば、多数枚積層され
た包装体C…を1枚ずつ繰出して容器B内部に敷設して
もよい。
【0041】また、収納機構6を構成する移動板63に
より食パンA…を水平移動して容器B内部に収納する
が、例えば、食パンA…を挾持又は持上げて容器B上方
に移動及び収納してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品収納装置による食パンの包装動作を示す
正面図。
【図2】 上下機構の配置状態を示す側面図。
【図3】 搬送用コンベアによる容器の搬送状態を示す
平面図。
【図4】 敷設機構及び折込み機構の配置状態を示す平
面図。
【図5】 分離部による包装体の分離動作を示す側面
図。
【図6】 一対の挾持板による包装体の挾持動作を示す
側面図。
【図7】 収納機構による食パンの投入動作を示す平面
図。
【図8】 包装体の繰出し状態を示す側面図。
【図9】 包装体を容器上面に敷設した状態を示す側面
図。
【図10】 押圧機構による食パンの押込み状態を示す
側面図。
【図11】 左右折込み板による包装体の起立状態を示
す側面図。
【図12】 折込み機構による左側折込み板の折込み状
態を示す側面図。
【図13】 右側折込み板の折込み状態を示す側面図。
【図14】 包装済み容器を搬送用コンベアに載置した
状態を示す側面図。
【図15】 包装済み食パンを容器内部に収納した状態
を示す斜視図。
【符号の説明】
A…食パン B…容器 C…包装体 1…物品収納装置 2…搬送用コンベア 3…昇降機構 4…折込み機構 5…敷設機構 6…収納機構 7…押圧機構 8…供給用コンベア 20…支持台 25,26…折込み板 42…分離部 49…切断刃 51,52…挾持板 62…受け板 63…移動板 73…押圧板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品が収納される大きさに形成した上面開
    放形状の容器を供給する容器供給手段を設け、上記容器
    供給手段の上方に、上記容器の上面側に物品全体が被覆
    される大きさに形成した包装体を敷設する包装体敷設手
    段と、上記容器と対応する包装体の上面側に物品を移動
    し、該物品全体を容器内部に収納する物品収納手段と、
    上記容器内部に敷設された包装体を、該容器内部に収納
    された物品の上面側に被覆する包装体被覆手段とを設け
    た物品収納装置。
  2. 【請求項2】上記容器供給手段により供給される容器
    と、上記物品収納手段により収納される物品とを互いに
    近接される方向に上下動する昇降手段を設けた請求項1
    記載の物品収納装置。
  3. 【請求項3】上記容器の上方に、該容器内部に対して収
    納される方向に物品を押圧する物品押圧手段を設けた請
    求項1記載の物品収納装置。
  4. 【請求項4】上記包装体被覆手段を、上記容器よりも上
    方に突出された包装体と対向して、該容器の上面側に沿
    って水平移動される折込み部材を設けて構成した請求項
    1記載の物品収納装置。
JP8434097A 1997-03-17 1997-03-17 物品収納装置 Pending JPH10258802A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109625411A (zh) * 2018-12-29 2019-04-16 武汉市金鼎轩食品有限公司 一种苏式月饼纸包机

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