JPH10258609A - タイヤ用ベルト、その製造法および装置 - Google Patents

タイヤ用ベルト、その製造法および装置

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JPH10258609A
JPH10258609A JP9084548A JP8454897A JPH10258609A JP H10258609 A JPH10258609 A JP H10258609A JP 9084548 A JP9084548 A JP 9084548A JP 8454897 A JP8454897 A JP 8454897A JP H10258609 A JPH10258609 A JP H10258609A
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JP
Japan
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coil
rubber sheet
tire
steel cord
belt
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Application number
JP9084548A
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English (en)
Inventor
Shunji Hachisuga
俊次 蜂須賀
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Tokyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薄肉でかつ簡単な構造でしかもショルダーから
のエッジレパレーション問題を解消することができるタ
イヤ用ベルトを提供することにある。 【解決手段】上下のゴムシート間に、連続したコイル状
部を形成したスチールコードを前記それぞれコイル状部
が順次部分的に重なるように配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイヤ用ベルトとそ
の製造法および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車やバス,トラックなどのラジアル
タイヤにおいては、カーカスのクラウン部に剛性の高い
ベルトで「たが」をはめてカーカスを締め付けるととも
に外傷から保護するようにしている。このようなベルト
は、従来一般に、バイアスカットシートの積層体からな
っていた。すなわち、図15(a)(b)のように、カ
ーカスKの上に設けた幅が広い1層目ベルトB1とやや
幅の狭い2層目ベルトB2からなっており、各ベルトB
1,B2は、多数本のスチールコードs(s’)を薄い
2枚のゴムシートでサンドイッチ状にした、ゴム+スチ
ールコード+ゴムのカレンダー構造となっている。そし
てねじれを防止して縦目横どちらにも変形しうるパンタ
グラフ様の特性を得るため、全体として菱形の網目を構
成するように両ベルトのスチールコードs,s’が斜め
に交差するごとく配置されていた。そして、かかる各層
のベルトは、めっきを施したスチールコードを所要間隔
で直線状に並べ、それら多列のスチールコードを薄い2
枚のゴムシートでサンドイッチ状にしたカレンダー材を
つくり、これをバイアス切断し、この切断後、2層のベ
ルトをしかもそれぞれの層のスチールコードが交差する
ように配置として張り合わせることで作られていた。
【0003】従来のタイヤ用ベルトは、この構造のた
め、切断された各コードのめっきのない端面がタイヤの
ショルダー部にくることになる。このショルダーはトレ
ッド部とサイド部の間にあって変形量が多く、また菱形
状網目がベルト端で途切れているため応力集中が生じや
すいので、ゴム−スチールコードの界面やめっきの無い
コード端部からセパレーシヨンが生じやすいという問題
があった。また、従来のベルトは各層がゴム−スチール
コード−ゴムのカレンダー材からなっていてこれを2層
重ねることで構成されているため、全体としてベルトが
厚くなり、それにより高価な接着用ゴムを多く必要とす
るという不利があった。
【0004】この対策として、スチールコードの端部に
接着しうるようにめっきを施したりすることが考えられ
ていたが、工業的な実施は難しく、かつコストもかかる
ため実用的ではなかった。この対策などのため、折り畳
みベルトすなわちフォールデッドバイアス積層ベルトが
知られている。これは、図16(a)(b)のように、
カーカスの上に前記通常バイアス積層ベルトと同じよう
にスチールコード層を2層に設けているが、下側の1層
目ベルトB1の両端部に折り返し部b,bを形成し、こ
れら折り返し部b,bで2層目ベルトB2の両端部を包
み込んでいた。この構造によれば、ショルダー部にスチ
ールコードのめっきのない端が露出することを防止する
ことができるが、部分的に3層にもなるためベルト層が
厚くなり、高価な接着用ゴムを多く必要とするという不
利が生ずる。
【0005】さらに、いずれのベルト構造とする場合に
も、ベルトを製作する場合、カレンダー工程とバイアス
カット工程が不可欠であり、カレンダー工程において
は、多数本のスチールコードを平行状に並ぶようにスタ
ンド設置し、そうした多数本のスチールコードを引出
し、引き揃えて上下から幅広のカレンダー(薄ゴムシー
ト)に貼り付け、このシートを巻き取ることが必要であ
る。そして、バイアスカット工程においては、一層目用
のシートをバイアスカットし、それを長手方向に接続し
て巻取り、また二層目用のシートを同様にバイアスカッ
ト・接続・巻取りすることになる。そして、タイヤ成形
時に一層目のシートを引き出してカーカスに張付け、二
層目のシートを引き出して一層目のシートに張付ける工
程が必要である。 このため、製造工程が複雑で、多く
の設備と工数を要し、コストが高くなることを避けられ
なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解消するために創案されたもので、その第1の
目的は、薄肉でかつ簡単な構造でしかもショルダーから
のエッジレパレーション問題を解消することができる新
規なタイヤ用ベルトを提供することにある。本発明の第
2の目的は、上記タイヤ用ベルトを簡単に能率よく製造
することができる方法を提供することにある。また本発
明の第3の目的は、上記タイヤ用ベルトを簡単に能率よ
く製造することができる装置を提供することにある。
【0007】上記第1の目的を達成するため本発明は、
タイヤ用のベルトは、2層ないし部分的3層の積層体か
らなっていて各層でスチールコードがバイアス角度を持
って配されたもの、すなわちバイアスカットシートの積
層体であるとしていた従来の発想を転換し、スチールコ
ードを特殊形状化することにより1層からなるベルト構
造を実現したものである。すなわち本発明の特徴とする
ところは、上下のゴムシート間に、連続したコイル状部
を形成したスチールコードを前記それぞれコイル状部が
順次部分的に重なるように配置している構成としたこと
にある。
【0008】また第2の目的を達成するため本発明は、
スチールコードを連続的にコイル状に成形し、それを第
1のゴムシートの上に各コイル状部を適度に位置をずら
しながら積層し、第2のゴムシートを重ねて圧着する方
法としたものである。またこの第2の目的を達成する別
の方法として本発明は、スチールコードを連続的にコイ
ル状に成形し、それを生タイヤカーカス上に張った第1
のゴムシートの上に各コイル状部を適度に位置をずらし
ながら積層しつつ第2のゴムシートを重ねて圧着する構
成としたものである。第3の目的を達成するため本発明
は、スチールコードを巻収したリールと、これから引き
出されたスチールコードを所要の大きさのコイル状に連
続コイリングするためのコイル成形機と、コイル成形機
の排出側において所要速度で第1のゴムシートを連続的
に移動させるゴムシート供給ラインと、コイル成形機の
排出側において第2のゴムシートを連続的に移動させる
ゴムシート供給ラインと、コイル状のスチールコードを
挟んだ第1と第2のゴムシートを圧着する手段とを備え
ている構成としている。また、第3の目的を達成するた
めの他の装置として、スチールコードを巻収したリール
と、これから引き出されたスチールコードを所要の大き
さのコイル状に連続コイリングするためのコイル成形機
と、コイル成形機の排出側において第1のゴムシートを
張った生タイヤを所要速度で回転させる手段と、コイル
成形機の排出側において第2のゴムシートを連続的に生
タイヤに供給するゴムシート供給ラインと、該第2のゴ
ムシートをスチールコードを挟んだ第1のゴムシートを
圧着する手段とを備えている構成としている。
【0009】本発明において、スチールコードのコイル
形状は真円形に限らず、楕円形、長円形などの円形状と
してもよく、また、略三角形、略四角形、略菱形などで
代表される多角形状などとしてもよい。また、スチール
コードはゴムシートに対して一列である場合に限定され
ず、複数列配置されてもよい。また本発明における「ス
チールコード」は、めっきつきの単一の素線(フィラメ
ント)でもよいし、複数本の素線を集合させたものであ
ってもよい。素線の長手方向と直角の断面形状も、真円
形に限らず、楕円形、長円形などの円形状、三角形、四
角形、菱形などの多角形状に類するものなど任意であ
る。また素線は必ずしもストレートである場合に限ら
ず、螺旋状またはジグザク状の連続小波くせを有してい
てもよい。また、複数本の素線を集合させた場合の長手
方向と直角の断面形状も任意であり、たとえば楕円形状
をなしその形状がコード長手方向で一定であるようなも
のを含む。
【0010】
【作用】本発明のタイヤ用ベルトにおいては、連続した
コイル状部からなつており、こうしたコイル状部が順次
部分的に重なるように上下のゴムシート間に配されてい
る。このためコイル状部の重なりによりベルト層として
の厚みはやや大きくなるが、一層であるため全体として
の厚みは薄くすることができる。連続したコイル状部が
平面的にラップする形で配されているため、平面的に
は、従来のバイアスカットされた2層シートの貼り合せ
た構造と同じようなスチールコードがクロスした編目状
構造となり、タイヤ全体の曲げ剛性においては従来のバ
イアス積層ベルトやフォールデッドバイアス積層ベルト
とほぼ同等のものとなる。したがってこれを使用したタ
イヤ性能上はほとんど変化はない。しかし、コードがコ
イル状となっており、タイヤ幅方向の曲げ剛性に関して
は詳細に見ると中央領域が低くショルダー部が高いもの
となる。これはコイル状のコードのアングルが幅方向の
端では走行方向に近くなり、中央では差が大きくなるか
らである。このためタイヤ走行方向でのたが効果がベル
ト幅方向端部ほど高くなり、タイヤへの変形に対する追
従性がよくなる。そしてまた、ショルダー部には連続し
て連なるコイル状部の側部が位置し、この部分はめっき
が施されていて、従来のようなめっきのないエッジとい
うものが存在しない。したがって、網目がベルト端で途
切れることが無く応力集中が生じないとともに、セパレ
ーション現象の発生を確実に防止することができる。
【0011】また本発明の2つの製造法によれば、従来
のバイアスカット工程が不要となり、単に長尺の1本ま
たは2本程度のスチールコードを引き出してコイリング
して上下の幅狭のカレンダーに貼り付けるだけで製造す
ることができ、タイヤ成形もそうしたコイルをサンドイ
ッチ状に圧着したシートを引き出してカーカス張付ける
だけでよくなる。このため、工程も簡単で工数も簡素と
なり、安価に量産することが可能となる。また、生タイ
ヤカーカス上に張った第1のゴムシートの上に各コイル
状部を適度に位置をずらしながら積層しつつ第2のゴム
シートを重ねて圧着する方式とした場合には、ベルトの
製作とタイヤの製作を同時に行なうことができるため、
より能率的にタイヤを製造することができる。さらに本
発明の装置によれば、多数本のスチールコードを巻収し
たリールとその繰出しスタンド、各コードのテンション
コントロール機構、バイアスカットのための裁断機と巻
取り装置類が不要となるため、設備を簡素なものとする
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明のタイヤ用ベルトの実
施態様を添付図面に基いて説明する。図1と図2は本発
明を適用したベルトの第1例を示しており、図3はそれ
を使用したラジアルタイヤの一例を示している。Aは本
発明によるタイヤ用ベルトの全体を指している。1,
1’は薄いゴムシート、2はスチールコードであり、こ
の例では外面にめっきを施した単一の素線からなってい
る。該スチールコード2は1本からなり、前記ゴムシー
ト1,1’の幅Wとほぼ一致するかまたは幅Wよりも適
度に小さい直径の連続したコイル状部2aを有してい
る。各コイル状部2aは自己の直径内に少なくとも1本
の次ターン以降のコイル状部2aの一部が位置するよう
に順次位置がずらされて積層され、かつこの積層状態が
連続するようにゴムシート1の上に配されている。そし
て、この多数の連続したコイル状部2aからなるスチー
ルコード2の上に他のゴムシート1’が重ねられ、前記
各コイル状部2aおよびゴムシート1と圧着されること
で一体化されている。前記のような本発明タイヤ用ベル
トAはタイヤのカーカスKの上に少なくとも1層接合さ
れ、キャップフライ等を介しまたは介さないでゴム製の
トレッドTが装着されいる。
【0013】図4は本発明を適用したベルトの第2例を
示しており、この例ではスチールコード2は2本使用さ
れ、それぞれのスチールコード2,2’は、ゴムシート
1,1’の幅Wよりも小さい直径で連続したコイル状部
2aを有している。そして、第1のスチールコード2と
第2のスチールコード2’は、それぞれ前記のようにの
自己の直径内に少なくとも1本の次ターン以降のコイル
状部2aの一部が位置するように順次位置がずらされて
積層されている。前記第1と第2のスチールコード2,
2’はそれぞれに属するコイル状部2a,2aが離隔し
ていてもよいし、あるいは図示のように左右のコイル状
部2a,2aの所要範囲が相互に重なっていてもよい。
前記2つのコード2,2’は上下の薄いゴムシート1,
1’の間にサンドイッチ状に挟まれ、圧着されている。
【0014】図5と図6は本発明におけるスチールコー
ド2のコイル状部2aの平面形状を例示している。しか
し本発明はこうした例示の形状に限定されるものではな
い。図5と図6の(a)はコイル状部2aを真円形に類
する形状としたもの、図5と図6の(b)はコイル状部
2aを三角形ないしおむすびに類する形状としたもの、
図5と図6の(c)はコイル状部2aを四角形に類する
形状としたもの、(d)はコイル状部2aを菱形に類す
る形状としたものであり、いずれの場合も図1や図4の
実施例と同じように、前記コイル状部形状が適度の頻度
でラップするようにベルト長手方向で連続されている。
コイル状部2aを真円形に類する形状とした場合には、
横剛性が中央で強く、サイドでは縦剛性が強くなる特性
が得られる。また、コイル状部2aを三角形ないしおむ
すびに類する形状とした場合には、横剛性、縦剛性とも
強いものにすることができる。コイル状部2aを菱形に
類する形状とした場合には、縦剛性が強く、バイアス積
層に類似した特性を得ることができる。コイル状部2a
を四角形に類する形状とした場合には、菱形に類する形
状とした場合よりも縦剛性は弱いが横剛性を強いものと
することができる。
【0015】いずれの例においても、スチールコード2
は、単一の素線(フィラメント)20でもよいし、複数
の素線20の集合体すなわち、引き揃えたもの、捻り合
せたもの、あるいは撚り合わせたものであってもよい。
素線20は、通常の場合高炭素鋼からなっていて表面に
ゴムとの接着性のよいめっきが施された線径がたとえば
0.10〜0.8mmのものから適宜選択すればよい。
図7(a)ないし(c)はスチールコード2を単一の素
線20で構成した場合の例を示しており、(a)では断
面形状が真円形状をなしている。(b)(c)では断面
形状が偏平状をなしている。図8(a)ないし(d)は
スチールコード2を複数の素線20で構成した場合を例
示しており、(a)は2本の素線20,20を平行に引
き揃え、または、捻りあわせるたものである。(b)は
3本の素線20,20,20を撚り合わせたものであ
る。(c)は4本の素線20,20,20,20を撚り
合わせたものである。もちろん5本以上の素線を用いた
もの、そして素線の少なくとも1本が他の素線と異なる
径となっていてもよい。(d)はこれらの素線集合体に
おける断面を偏平状ないし楕円状となるようにした例を
示している。撚り合わせた場合にも素線同士が接触した
コンパクト形状でもよいし、素線相互間に適度の隙間が
存するようなオープン形状であってもよい。図示しない
が、スチールコード2が素線集合体からなる場合にも、
各素線の断面形状として図7に例示した態様のいずれも
が使用される。
【0016】さらに、本発明においては、スチールコー
ド2が単一の素線20を単線で使用する場合も、複数本
使用する場合も、素線20は必ずしもストレートである
場合に限定されない。すなわち、図9(a)に示すよう
に、螺旋状の小波くせ200を素線の長手方向に連続し
て有していてもよい。あるいは、図9(b)のようにま
たはジクザグ状(2次元的)の小波くせ200’を素線
の長手方向に連続して有していてもよい。図9(c)は
(a)または(b)の素線を使用した集合型のスチール
コード2の一例を示している。いずれの場合も、素線2
0の小波くせ200,200’はコイル状部2aの直径
よりも小さなピッチでなければならず、また、複数の素
線20を撚り合わせるタイプのスチールコードとして使
用する場合は、さらにコードの撚りピッチよりも短いピ
ッチであることが必要である。こうした素線20の場合
には、コイル状部2aを形成したときに各コイル状部2
a,2aの交差する部分に小波200または200’に
より隙間が形成されるため、ゴムの浸透が一層よくな
る。また、前記したいずれの場合にも、図7(a)の仮
想線で示すように素線20はコイル状部2aを形成する
前にあらかじめ生ゴム類(g)が被覆されてもよい。
【0017】次に、図10は本発明によるタイヤ用ベル
トの製造設備と製造法の第1例を示している。4はスチ
ールコード2を巻収したコードリールであり、繰出しス
タンド5に懸架されている。6は前記コードリール4の
下流に配された連続コイル成形機であり、前記1図や図
6に例示したコイル状部形状(たとえば楕円形)に則し
た断面形状からなるマンドレル(ないしドラム)60を
有し、このマンドレル60の始端領域にはコードリール
4から繰り出されたスチールコード2を誘導してマンド
レル60の外周に巻き付けるためのガイド61が設けら
れている。マンドレル60はスチールコード2を導くら
せん状の溝を有していてもよい。前記連続コイル成形機
6の下方にはゴムシート1の連続供給ライン7が配され
ており、移動してゆくゴムシート1の面上にマンドレル
60の終端から順次押し出された各コイル状部2aが撒
かれるようになつている。連続コイル成形機6の上方に
はゴムシート1’の連続供給ライン7’が配されてお
り、ゴムシート1の面上に撒かれた連続したコイル状部
2aの上にゴムシート1’を重ねてゆくようになってい
る。ゴムシート1,1’の連続供給ライン7,7’の下
流にはゴムシート1,1’を重ね合わせるサンドイッチ
用ロール70と圧着手段8が配されている。圧着手段8
としては、代表的には上下1組からなる所要数のロール
が用いられ、ゴムシート1,1’をこれに挟まれている
連続したコイル状部2aを介して圧着して一体化させ、
A’を得るようになっている。そして、圧着手段8の下
流には巻取り装置9が配され、タイヤ成形時までタイヤ
用長尺ベルトA’を巻き取るようになっている。なお、
前記繰出しスタンド5は連続コイル成形機6の後方でな
く側方に配されていてもよい。また、装置全体は横型で
なく縦型であってもよい。
【0018】かかる設備により本発明タイヤ用ベルトを
得るときには、図7ないし図9に例示した所望のスチー
ルコード2を繰出しスタンド5から引出し、ガイド61
を介して連続コイル成形機6のマンドレル60に連続的
に巻き付けてゆく。スチールコード2はマンドレル60
の形状に則した形状に塑性変形されるとともに、後続す
る連続した巻き付けによりマンドレル60の先端から順
次押し出されてゆく。このとき、マンドレル60の下方
ではゴムシート1が所定のピッチ速度で移動されている
ため、マンドレル60から押し出されたコイル状部2a
はゴムシート1の上に平坦状に供給されるだけでなく徐
々に位置がずらされ、これにより各コイル状部2aはゴ
ムシート1の移動速度に応じた重なり(部分的積層状
態)が形成されながらゴムシート1の上に載せられる。
【0019】この状態で上方の連続供給ライン7’から
ゴムシート1’が供給されているため、サンドイッチ用
ロール70でゴムシート1,連続したコイル状部2aに
およびゴシート1’が重ねられ、ついで、圧着手段8に
より圧縮力が付与されることによりゴムシート1,1’
はコイル状部2aを介して圧着され、そのときにゴムマ
トリックスは流動してコイル状部2aの交差する部分に
も浸透する。これによりコイル状部2aとゴムシート
1,1’は圧着一体化されてタイヤ用長尺ベルトA’と
なり、巻取り装置9により一旦コイル状に巻き取られ
る。そしてこの巻き取られたタイヤ用長尺ベルトA’
は、タイヤ成形ラインに搬送され、タイヤ成形時に引き
出され、粗タイヤのカーカスの上に貼り付けられる。な
お、巻取り装置9を介在させずにダイレクトにタイヤ成
形ラインに導いてもよいことはもちろんである。また図
4の複列形のタイヤ用ベルトを得るときには、連続コイ
ル成形機6を平行状ないしそれに近い角度で所要数配置
して、おのおのの連続コイル成形機6,6でコイリング
してゴムシート1に供給すればよい。
【0020】この製造法によれば、従来のベルト製造の
ために不可欠であったバイアス工程とそのための幅広カ
レンダーの切断、接続設備類が不要となる。また、カレ
ンダー工程に対応するコイル工程も、従来のような多数
本のスチールコードを整列配置する設備や幅広いゴムシ
ートを作るためのカレンダー設備も不要であり、図1で
代表される単列の場合は1本、図4のような複列の場合
も2本のスチールコード2を連続コイル成形機6でコイ
リングして2枚のゴムシート1,1’間に供給するだけ
でよいため、簡単かつ能率的である。また、タイヤ成形
工程でも従来のような1層目用のバイアスカットシート
と2層目のバイアスカットシートの貼り付けという作業
が不要となり、簡単な設備で能率良くタイヤ用ベルトを
得ることができる。
【0021】図11は本発明による製造設備と製造法の
第2例を示している。この例においては、タイヤ用ベル
トAを生タイヤ製造ライン上で行なうようにしており、
カーカスが施されている生タイヤT’は成形装置10に
取り付けられ所要速度で回転されるようになっている。
また、カーカスの上にゴムシート1が連続供給されるか
あらかじめ張られている。前記例示した任意のスチール
コード2を繰出しスタンド5から引出し、ガイド61を
介して連続コイル成形機6のマンドレル60に順次巻き
付けてゆく。これによりスチールコード2はマンドレル
60の形状に則した形状に塑性変形されるとともに、連
続した巻き付けによりマンドレル60の先端から順次押
し出されてゆく。このときマンドレル60の下方で生タ
イヤT’が所定速度で回転しており、その生タイヤT’
の周上にはゴムシート1が巻き付けられているので、マ
ンドレル60から押し出された連続コイル状部2aはゴ
ムシート1の移動速度に応じた重なり(部分的積層状
態)が形成されながらゴムシート1の上に載せられる。
この状態で上方の連続供給ライン7’からゴムシート
1’が送られているため、これがゴムシート1とその上
の連続したコイル状部2aに重ねられ、ついで、圧着手
段8により圧縮力が付与されることによりコイル状部2
aを介在しているゴムシート1,1’が圧着一体化され
て本発明ベルトAが形成される。生タイヤT’が1回転
したところで連続コイル成形機6は駆動が停止される。
この第2の例によれば、ベルトの製造を生タイヤの製造
時にインラインで行なうことができるため、設備がより
簡単でまた能率的になる。
【0022】なお、スチールコード2はコードリール4
に巻収されている状態であらかじめ所定の断面形状を有
するように加工されてていもよいが、場合よっては、繰
出しスタンド5と連続コイル成形機6の間のスチールコ
ード移送経路上にロール式などの断面加工機を配し、繰
り出されたスチールコード2の断面形状を偏平状などに
してもよい。あるいはまた、多ピン式または歯車式の小
波くせ装置を繰出しスタンド5と連続コイル成形機6の
間に配し、繰り出されたスチールコード2をコイル状に
する前に連続した螺旋上またはジグザク状の小波を加工
してもよい。
【0023】
【実施例の作用】本発明のベルトにおいては、スチール
コード2をコイル状にしたものを位置をずらせながら重
ねているため、縦方向すなわち平面から見ると図1や図
4のように縦/横に交差した編目状となっており、しか
もその編目は連続したコイル状のために対称性があり、
したがって、ベルトに張力がかかってもねじれは極く小
さくなる。また、図2(a)(b)でわかるように、本
発明ベルトAはゴムシート1−スチールコード2−ゴム
シート1’からなる一層であり、コイル状部1aが部分
的に重なりあっているためその分だけ厚みは増すもの
の、従来のようなゴム−スチールコード−ゴムからなる
層を複数積層したベルト場合よりも全体としては薄くな
る。したがって高価な接着用ゴム層を節減できるという
メリットが得られる。また、スチールコード2は連続し
たコイル状部2aを部分積層したものであるため、ベル
ト幅方向端縁にはスチールコードの切断されたエッジが
存在しない。したがって、かかるエッジによる応力集中
やめっき無しの端面の露出に起因するセパレーションが
防止される。
【0024】本発明の具体例を挙げると、スチールコー
ドとして素線径0.25mmを1×4に撚合したものを
使用し、これを引出し断面が楕円状のマンドレルを有す
る連続コイル成形機6により長径(走行方向)173m
m、短径(ラジアル方向)130mm、長径/短径が
1.33:1の略楕円形状にコイルピッチ2.5mm/
回で連続加工し、厚さ0.5mmのゴムシートをピッチ
速度2mm/secで移動させながらこの上に撒き、厚
さ0.5mmのゴムシートを重ね、対ロールにより10
kg/130mmで圧着し、タイヤ用長尺ベルトを得
た。前記タイヤ用長尺ベルトをサイズ185−70R1
4のタイヤの製造時にカーカスの上に張付けてタイヤを
成形し、160℃,20minの条件で加硫してラジア
ルタイヤを得た。なお、ゴムシートは天然ゴムRSS#
1:100phr,HAFカーボン50phr,ステア
リン酸1phr,硫黄4phr,酸化亜鉛5phr,加
硫促進剤CBS:2.5phr,ナフテン酸コバルト2
phrの仕様のものを使用した。この本発明タイヤ用ベ
ルトを使用したタイヤにおいては、スチールコードのタ
イヤ幅方向における曲げ剛性分布が模式的に図12
(a)のようになり、張力分布は図12(b)のように
なった。この図12(b)はサイド部ほど走行方向にコ
ード角度が向いており、図13(b)の先行技術に対し
て端部の張力が低いことを意味する。タイヤ走行方向へ
のたが効果は、コイル状部2aのアングルがベルト幅方
向では走行方向に近く、幅方向中央部では大きくなる特
性を示すので、ベルト幅方向端部ほど高くなる。これは
楕円形状コイルの使用により走行時にタイヤの膨らみが
防止される点で有利である。
【0025】一方、通常のバイアス積層ベルトにおいて
は、記述のように1層目の幅が広く、2層目がやや狭
く、各層はゴム−スチールコード−ゴムのカレンダー構
造となっていて、これが2層重ねられるため全体として
は厚くなる。しかも、カレンダー法によって製作されて
バイアスカットされ、1層目と2層目は傾きの角度が逆
になるようにタイヤ成形時に積層される。このためバイ
アスカット端が必ずベルトの幅方向端部のショルダー部
に位置し、これにより菱形状の網目がベルト幅方向端で
途切れ、応力集中が生じやすく、セパレーション現象が
生じやすい。そして、スチールコードの曲げ剛性分布と
張力分布が図13(a)(b)のようになり、タイヤ走
行方向へのたが効果は、ベルト幅方向でほぼ均一であ
る。
【0026】また、フォールデッドバイアス積層ベルト
においては、1層目のバイアスカット端を折り返すた
め、この端が内側に位置し、バイアスカット端が露出し
なくなり2層目も折り返された1層目により包まれるた
め、バイアスカット端が露出しなくなる利点があるもの
の、1層目の幅方向端部に折り返し部を設けなければな
らなくなるため工程が複雑となり、また、折り返し角度
が厳しいためスチールコードも折れたりする危険があ
る。しかも、部分的に3層となるため、さらに厚くな
る。そして、スチールコードの曲げ剛性分布と張力分布
は図14(a)(b)のようになり、タイヤ走行方向へ
のたが効果は、1層目の折り返しによりベルト端部が中
央部よりも高くなる。図14(b)の点線はバイアスカ
ット端を折り曲げない場合の図13(b)のケースと同
じであり、実線はバイアスカット端の折り曲げによる補
強によりコード張力が低下したことを意味している。
【0027】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によると
きには、上下のゴムシート間に、連続したコイル状部を
形成したスチールコードを前記それぞれコイル状部が順
次部分的に重なるように配置しているため、従来のもの
とほぼ同等の走行方向たが性能を有しながら、薄くしか
も簡単な構造でしかもショルダーからのエッジレパレー
ションが生じないタイヤ用ベルトとすることができ、コ
ストも安価にすることができるというすぐれた項が得ら
れる。請求項7によれば、スチールコードを連続的にコ
イル状に成形し、それを第1のゴムシートの上に各コイ
ル状部を適度に位置をずらしながら積層し、第2のゴム
シートを重ねて圧着することで得るようにしたので、請
求項1の特性を持つタイヤ用ベルトを工程を大幅に簡素
化して能率良く製造できるというすぐれた効果が得られ
る。請求項10によれば、請求項1の特性を持つタイヤ
用ベルトを簡単な設備で安価に製造できるというすぐれ
た効果が得られる。請求項9,11によれば、スチール
コードを連続的にコイル状に成形し、それを生タイヤカ
ーカス上に張った第1のゴムシートの上に各コイル状部
を適度に位置をずらしながら積層しつつ第2のゴムシー
トを重ねて圧着するため、ベルトの製作とタイヤの成形
を同時に行なうことができるため、より能率的にタイヤ
を製造することができるというすぐれた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明によるタイヤ用ベルトの第1例
を示す部分切欠平面図、(b)は同じくその部分的拡大
図である。
【図2】(a)は図1(a)の横断面図、(b)は図1
(b)のX−X線に沿う断面図である。
【図3】本発明を適用したタイヤの部分図である。
【図4】本発明によるタイヤ用ベルトの第2例を示す部
分切欠平面図である。
【図5】(a)(b)(c)(d)はそれぞれ本発明に
おけるタイヤ用ベルトの例を示す部分切欠平面図であ
る。
【図6】(a)は図5(a)のコイル状部の形状を示す
平面図、(b)は図5(b)のコイル状部の形状を示す
平面図、(c)は図5(c)のコイル状部の形状を示す
平面図、(d)は図5(adのコイル状部の形状を示す
平面図である。
【図7】(a)(b)(c)はそれぞれ本発明に用いら
れるスチールコードの断面形状例を示す断面図である。
【図8】(a)(b)(c)(d)はそれぞれ本発明に
用いられるスチールコードの断面形状例を示す断面図で
ある。
【図9】(a)は本発明で使用される素線の他例を示す
部分的側面図、(b)は本発明で使用される素線の他例
を示す部分的側面図、(c)は(a)または(b)を素
線として使用したスチールコードの例を示す断面図であ
る。
【図10】本発明によるタイヤ用ベルトの製造装置と製
造方法の第1例を概略的に示す説明図である。
【図11】本発明によるタイヤ用ベルトの製造装置と製
造方法の第2例を概略的に示す説明図である。
【図12】(a)は本発明によるタイヤ用ベルトを使用
した場合のタイヤ幅方向の曲げ剛性分布を模式的に示す
線図、(b)は同じく張力分布を模式的に示す線図であ
る。
【図13】(a)はバイアス積層ベルトを使用した場合
のタイヤ幅方向の曲げ剛性分布を模式的に示す線図、
(b)は同じく張力分布を模式的に示す線図である。
【図14】(a)はフォールデッドバイアス積層ベルト
を使用した場合のタイヤ幅方向の曲げ剛性分布を模式的
に示す線図、(b)は同じく張力分布を模式的に示す線
図である。
【図15】(a)はバイアス積層ベルトを使用したタイ
ヤの部分的正面図、(b)はバイアス積層ベルトの断面
図である。
【図16】(a)はフォールデッドバイアス積層ベルト
を使用したタイヤの部分的正面図、(b)はバイアス積
層ベルトの断面図である。
【符号の説明】
1 ゴムシート 1’ ゴムシート 2 スチールコード 2a コイル状部 20 素線 6 連続コイル成形機 7,7’ ゴムシート供給ライン 8 圧着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B60C 9/18 B60C 9/18 F 9/22 9/22 A

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下のゴムシート間に、連続したコイル状
    部を形成したスチールコードを前記それぞれコイル状部
    が順次部分的に重なるように配置していることを特徴と
    するタイヤ用ベルト。
  2. 【請求項2】スチールコードがゴムシートに平面的に複
    列配されているものを含む請求項1に記載のタイヤ用ベ
    ルト。
  3. 【請求項3】コイル状部が真円形、楕円形を含む円形状
    をなしている請求項1または2に記載のタイヤ用ベル
    ト。
  4. 【請求項4】コイル状部が略三角形、略四角形などの多
    角形状をなしている請求項1または2に記載のタイヤ用
    ベルト。
  5. 【請求項5】スチールコードが単一の素線からなってい
    る請求項1ないし4に記載のタイヤ用ベルト。
  6. 【請求項6】スチールコードが複数の素線の集合体から
    なっている請求項1ないし4に記載のタイヤ用ベルト。
  7. 【請求項7】スチールコードを連続的にコイル状に成形
    し、それを第1のゴムシートの上に各コイル状部を適度
    に位置をずらしながら積層し、第2のゴムシートを重ね
    て圧着することを特徴とするタイヤ用ベルトの製造法。
  8. 【請求項8】ゴムシートが所定のピッチ速度で移動し、
    これに連続的に形成されたコイル状部が供給されること
    により積層される請求項7に記載のタイヤ用ベルトの製
    造法。
  9. 【請求項9】スチールコードを連続的にコイル状に成形
    し、それを生タイヤカーカス上に張った第1のゴムシー
    トの上に各コイル状部を適度に位置をずらしながら積層
    しつつ第2のゴムシートを重ねて圧着することを特徴と
    するタイヤ用ベルトの製造法。
  10. 【請求項10】スチールコードを巻収したリールと、こ
    れから引き出されたスチールコードを所要の大きさのコ
    イル状に連続コイリングするためのコイル成形機と、コ
    イル成形機の排出側において所要速度で第1のゴムシー
    トを連続的に移動させるゴムシート供給ラインと、コイ
    ル成形機の排出側において第2のゴムシートを連続的に
    移動させるゴムシート供給ラインと、コイル状のスチー
    ルコードを挟んだ第1と第2のゴムシートを圧着する手
    段とを備えていることを特徴するタイヤ用ベルトの製造
    装置。
  11. 【請求項11】スチールコードを巻収したリールと、こ
    れから引き出されたスチールコードを所要の大きさのコ
    イル状に連続コイリングするためのコイル成形機と、コ
    イル成形機の排出側において第1のゴムシートを張った
    生タイヤを所要速度で回転させる手段と、コイル成形機
    の排出側において第2のゴムシートを連続的に生タイヤ
    に供給するゴムシート供給ラインと、該第2のゴムシー
    トをスチールコードを挟んだ第1のゴムシートを圧着す
    る手段とを備えていることを特徴するタイヤ用ベルトの
    製造装置。
  12. 【請求項12】コイル成形機がコイル形状に則した輪廓
    を有する回転自在なマンドレルからなっている請求項1
    0または11に記載のタイヤ用ベルトの製造装置。
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