JPH10258353A - スライドゲート用プレートの取付け装置 - Google Patents
スライドゲート用プレートの取付け装置Info
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- JPH10258353A JPH10258353A JP8434397A JP8434397A JPH10258353A JP H10258353 A JPH10258353 A JP H10258353A JP 8434397 A JP8434397 A JP 8434397A JP 8434397 A JP8434397 A JP 8434397A JP H10258353 A JPH10258353 A JP H10258353A
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- Japan
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- plate
- movable body
- refractory
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スライドゲートを構成する耐火物プレート
を、安定した状態で取付けることができるようするこ
と。 【解決手段】 耐火物プレート4が収納されるプレート
収納枠体11内には、一方向に進退可能となるように可
動体23が配置されており、この可動体23にはさらに
一対のプレート押圧体24が可動体23に対して首振り
可能な状態で連結されている。耐火物プレート4は前記
プレート押圧体24によって、プレート収納枠体11内
に一方向から押圧された状態で取付けられる。そして、
プレート押圧体24におけるプレート収納枠体11との
接触部24c及び可動体23との接触部24dは円弧状
に形成されて線接触するように構成されている。この構
成により収納枠体11内に取付けられた耐火物プレート
4に対する当接圧力をプレート4の中心方向に向けて、
かつ当接圧力をほぼ均等に配分させることができる。
を、安定した状態で取付けることができるようするこ
と。 【解決手段】 耐火物プレート4が収納されるプレート
収納枠体11内には、一方向に進退可能となるように可
動体23が配置されており、この可動体23にはさらに
一対のプレート押圧体24が可動体23に対して首振り
可能な状態で連結されている。耐火物プレート4は前記
プレート押圧体24によって、プレート収納枠体11内
に一方向から押圧された状態で取付けられる。そして、
プレート押圧体24におけるプレート収納枠体11との
接触部24c及び可動体23との接触部24dは円弧状
に形成されて線接触するように構成されている。この構
成により収納枠体11内に取付けられた耐火物プレート
4に対する当接圧力をプレート4の中心方向に向けて、
かつ当接圧力をほぼ均等に配分させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属収納鍋
(タンディシュ或いはレードル等)の底部の出鋼口に装
着されるスライドゲート用プレートの取付け装置に関す
るものである。
(タンディシュ或いはレードル等)の底部の出鋼口に装
着されるスライドゲート用プレートの取付け装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】タンディシュ或いはレードル等の溶融金
属収納鍋の底部に形成された出鋼口には、溶融金属の出
鋼量を制御するためのスライドゲートが具備されてい
る。図3は、溶融金属収納鍋の底部に配置された三層式
スライドゲートの基本構成を示したものである。すなわ
ち、溶融金属収納鍋1の底部には、溶鋼の出鋼口1aが
設けられ、この出鋼口1aには、中央に流出孔2aを施
した上ノズル2が取付けられている。また、上ノズル2
の下端部には、流出孔3aが設けられた上固定プレート
3が取付けられ、さらにこの上固定プレート3の下方に
は、前記流出孔3aとほぼ同径の流出孔4aを備えたス
ライドプレート4が配置されている。
属収納鍋の底部に形成された出鋼口には、溶融金属の出
鋼量を制御するためのスライドゲートが具備されてい
る。図3は、溶融金属収納鍋の底部に配置された三層式
スライドゲートの基本構成を示したものである。すなわ
ち、溶融金属収納鍋1の底部には、溶鋼の出鋼口1aが
設けられ、この出鋼口1aには、中央に流出孔2aを施
した上ノズル2が取付けられている。また、上ノズル2
の下端部には、流出孔3aが設けられた上固定プレート
3が取付けられ、さらにこの上固定プレート3の下方に
は、前記流出孔3aとほぼ同径の流出孔4aを備えたス
ライドプレート4が配置されている。
【0003】さらに、前記スライドプレート4の下方に
は、同じく流出孔5aを備えた下固定プレート5が配置
されており、この下固定プレート5の下方には、その中
央部に溶鋼の流出孔6aを備えた下ノズル6が取付けら
れている。そして、前記スライドプレート4は油圧シリ
ンダー等のアクチェータまたはバネ(図示せず)によ
り、上固定プレート3と下固定プレート5との間で、互
いに圧着状態で矢印A方向に摺動されるように構成され
ている。従って、前記中間のスライドプレート4を矢印
A方向に駆動し、各流出孔3a,4a,5aを直線状に
一致させることにより、溶鋼は下ノズル6に導入され、
下ノズル6を介して連続的に鋳型等に対して溶鋼を鋳込
むことができる。
は、同じく流出孔5aを備えた下固定プレート5が配置
されており、この下固定プレート5の下方には、その中
央部に溶鋼の流出孔6aを備えた下ノズル6が取付けら
れている。そして、前記スライドプレート4は油圧シリ
ンダー等のアクチェータまたはバネ(図示せず)によ
り、上固定プレート3と下固定プレート5との間で、互
いに圧着状態で矢印A方向に摺動されるように構成され
ている。従って、前記中間のスライドプレート4を矢印
A方向に駆動し、各流出孔3a,4a,5aを直線状に
一致させることにより、溶鋼は下ノズル6に導入され、
下ノズル6を介して連続的に鋳型等に対して溶鋼を鋳込
むことができる。
【0004】ところで、スライドゲートを構成する前記
各プレートは、特に溶鋼に対する損耗抵抗、耐磨耗性、
耐熱性、耐熱衝撃性および熱間強度に優れた煉瓦等によ
り構成されているが、繰り返しの摺動使用による損耗は
避けられず、定期的にプレートを交換する作業を余儀無
くされる。図4はスライドプレート4の交換が可能とな
るように成された従来のスライドゲート用プレートの取
付け装置の一例を示したものである。前記スライドプレ
ート4は、長方形の隅角部が直線状に破断されて大略八
角形状に成されており、このプレート4は略長方形状に
形成された金属製のプレート収納枠体11内に取付けら
れている。このプレート収納枠体11は、長手方向の一
端部(図の上端部)に油圧シリンダーの作動ロッド(図
示せず)が結合される一対の連結体11aが突設されて
おり、また長手方向の他端部(図の下端部)には、ボル
ト12が螺合されている。
各プレートは、特に溶鋼に対する損耗抵抗、耐磨耗性、
耐熱性、耐熱衝撃性および熱間強度に優れた煉瓦等によ
り構成されているが、繰り返しの摺動使用による損耗は
避けられず、定期的にプレートを交換する作業を余儀無
くされる。図4はスライドプレート4の交換が可能とな
るように成された従来のスライドゲート用プレートの取
付け装置の一例を示したものである。前記スライドプレ
ート4は、長方形の隅角部が直線状に破断されて大略八
角形状に成されており、このプレート4は略長方形状に
形成された金属製のプレート収納枠体11内に取付けら
れている。このプレート収納枠体11は、長手方向の一
端部(図の上端部)に油圧シリンダーの作動ロッド(図
示せず)が結合される一対の連結体11aが突設されて
おり、また長手方向の他端部(図の下端部)には、ボル
ト12が螺合されている。
【0005】プレート収納枠体11に螺合された前記ボ
ルト12の先端部には、プレート接触体13が取付けら
れており、前記ボルト12の回動により、プレート接触
体13は枠体11内を一方向に進退可能となるように構
成されている。前記プレート接触体13は、ボルト12
の先端部が係合した長方形状の金属板13aと、この金
属板13aの一辺にそれぞれボルト14により締結され
た三角形状の金属板13b,13cより構成されてい
る。この三角形状の金属板13b,13cは、ほぼ直角
二等辺三角形に成されており、その底辺部が前記プレー
ト4の接触部となるように構成されている。
ルト12の先端部には、プレート接触体13が取付けら
れており、前記ボルト12の回動により、プレート接触
体13は枠体11内を一方向に進退可能となるように構
成されている。前記プレート接触体13は、ボルト12
の先端部が係合した長方形状の金属板13aと、この金
属板13aの一辺にそれぞれボルト14により締結され
た三角形状の金属板13b,13cより構成されてい
る。この三角形状の金属板13b,13cは、ほぼ直角
二等辺三角形に成されており、その底辺部が前記プレー
ト4の接触部となるように構成されている。
【0006】そして、前記プレート収納枠体11の内側
縁と、前記三角形状の金属板13b,13cの底辺部と
で、前記プレート4の外周縁を僅かなクリアランスをも
って取り巻くような空間部11bが形成されている。し
たがって、この空間部11bにプレート4を挿入し、前
記ボルト12をスパナなどにより回動させることによ
り、プレート接触体13はプレート4の方向に進行し、
プレート4を収納枠体11内に取付けることができる。
また、前記ボルト12を緩めることにより、プレート4
を収納枠体11から取り外すことができる。
縁と、前記三角形状の金属板13b,13cの底辺部と
で、前記プレート4の外周縁を僅かなクリアランスをも
って取り巻くような空間部11bが形成されている。し
たがって、この空間部11bにプレート4を挿入し、前
記ボルト12をスパナなどにより回動させることによ
り、プレート接触体13はプレート4の方向に進行し、
プレート4を収納枠体11内に取付けることができる。
また、前記ボルト12を緩めることにより、プレート4
を収納枠体11から取り外すことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のスライドゲート
用プレートの取付け装置は、前記したようにプレート4
を押さえるためのプレート接触体13が、金属板13
a,13b,13cをボルト14により一体に締結した
構成であるため、プレート4を収納枠体11内に挿入す
る際の若干の位置ずれや、プレート4自体の形状のばら
つきによって、例えばプレート接触体13と、プレート
4との間で予想しない隙間が生ずることがある。このた
めに、プレート4の一部のみに締め付け圧力が加わり、
プレート4を損傷させたり、又はプレート接触体13が
変形して一方向への進退動作が不能になる場合もある等
の技術的課題を有していた。さらに場合によっては、プ
レート収納枠体11内で遊びが生じ、プレート4を確実
に固定できないこともあり、またスライドゲートの稼働
中に緩みによるガタツキが発生し、これにより連鋳トラ
ブルを発生させるといった技術的課題を有していた。
用プレートの取付け装置は、前記したようにプレート4
を押さえるためのプレート接触体13が、金属板13
a,13b,13cをボルト14により一体に締結した
構成であるため、プレート4を収納枠体11内に挿入す
る際の若干の位置ずれや、プレート4自体の形状のばら
つきによって、例えばプレート接触体13と、プレート
4との間で予想しない隙間が生ずることがある。このた
めに、プレート4の一部のみに締め付け圧力が加わり、
プレート4を損傷させたり、又はプレート接触体13が
変形して一方向への進退動作が不能になる場合もある等
の技術的課題を有していた。さらに場合によっては、プ
レート収納枠体11内で遊びが生じ、プレート4を確実
に固定できないこともあり、またスライドゲートの稼働
中に緩みによるガタツキが発生し、これにより連鋳トラ
ブルを発生させるといった技術的課題を有していた。
【0008】本発明の取付け装置は、このような従来の
ものの技術的課題を解決するために成されたものであ
り、プレートに対する偏った締め付け圧力が加わるのを
防止することができ、またプレートを収納枠体内に確実
に固定すると共に、稼働中に緩みによるガタツキが発生
することのないスライドゲート用プレートの取付け装置
を提供することを目的とするものである。
ものの技術的課題を解決するために成されたものであ
り、プレートに対する偏った締め付け圧力が加わるのを
防止することができ、またプレートを収納枠体内に確実
に固定すると共に、稼働中に緩みによるガタツキが発生
することのないスライドゲート用プレートの取付け装置
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に成された本発明に係るスライドゲート用プレートの取
付け装置は、溶融金属収納鍋からの溶鋼の出鋼量を調整
可能とするスライドゲートに配置される耐火物プレート
の取付け装置であって、前記耐火物プレートが収納され
るプレート収納枠体と、前記プレート収納枠体内に配置
されて前記耐火物プレートをプレート収納枠体内の一方
向に押圧することでプレート収納枠体内に耐火物プレー
トを保持させるプレート押圧体と、前記プレート押圧体
を首振り可能となるように取付けると共に、プレート押
圧体と共に前記プレート収納枠体内において一方向に進
退可能となるように配置された可動体より構成される。
に成された本発明に係るスライドゲート用プレートの取
付け装置は、溶融金属収納鍋からの溶鋼の出鋼量を調整
可能とするスライドゲートに配置される耐火物プレート
の取付け装置であって、前記耐火物プレートが収納され
るプレート収納枠体と、前記プレート収納枠体内に配置
されて前記耐火物プレートをプレート収納枠体内の一方
向に押圧することでプレート収納枠体内に耐火物プレー
トを保持させるプレート押圧体と、前記プレート押圧体
を首振り可能となるように取付けると共に、プレート押
圧体と共に前記プレート収納枠体内において一方向に進
退可能となるように配置された可動体より構成される。
【0010】この場合、望ましくは前記プレート押圧体
には、耐火物プレートの周側縁の一部に接触する第1接
触部と、プレート収納枠体内の一部に接触する第2接触
部と、可動体の一部に接触する第3接触部が形成され、
また第2接触部及び第3接触部はそれぞれ円弧状に成さ
れ、前記プレート収納枠体内の一部及び前記可動体の一
部に線接触されるように構成される。そして好ましい実
施の形態においては、前記可動体には断面形状がT字を
構成する頭状の連結部が形成され、また前記プレート押
圧体には、断面形状がT字を構成する溝状の連結部が形
成され、両者の連結部を介して前記プレート押圧体が前
記可動体に対して首振り可能となるように取付けられ
る。
には、耐火物プレートの周側縁の一部に接触する第1接
触部と、プレート収納枠体内の一部に接触する第2接触
部と、可動体の一部に接触する第3接触部が形成され、
また第2接触部及び第3接触部はそれぞれ円弧状に成さ
れ、前記プレート収納枠体内の一部及び前記可動体の一
部に線接触されるように構成される。そして好ましい実
施の形態においては、前記可動体には断面形状がT字を
構成する頭状の連結部が形成され、また前記プレート押
圧体には、断面形状がT字を構成する溝状の連結部が形
成され、両者の連結部を介して前記プレート押圧体が前
記可動体に対して首振り可能となるように取付けられ
る。
【0011】以上の構成によるスライドゲート用プレー
トの取付け装置によると、プレート収納枠体を貫通する
シャフトを例えばスパナ等で回動することにより、可動
体はプレート収納枠体内を前進する。そして、可動体に
はプレート押圧体が取付けられており、このプレート押
圧体の前進作用によって、耐火物プレートは収納枠体内
に取付けられる。この場合、プレート押圧体は可動体に
対して連結部を介して首振り可能となるように取付けら
れているので、プレート押圧体は耐火物プレートの測縁
に沿って無理なく当接する。
トの取付け装置によると、プレート収納枠体を貫通する
シャフトを例えばスパナ等で回動することにより、可動
体はプレート収納枠体内を前進する。そして、可動体に
はプレート押圧体が取付けられており、このプレート押
圧体の前進作用によって、耐火物プレートは収納枠体内
に取付けられる。この場合、プレート押圧体は可動体に
対して連結部を介して首振り可能となるように取付けら
れているので、プレート押圧体は耐火物プレートの測縁
に沿って無理なく当接する。
【0012】この場合、前記プレート押圧体の第1接触
部が耐火物プレートの周側縁の一部に接触するように
し、またプレート押圧体の第2接触部がプレート収納枠
体内の一部に接触し、さらに第3接触部が前記可動体の
一部に接触するように構成したことで、耐火物プレート
の測縁より中心方向に向けて当接圧力を作用させること
ができる。しかも、第2接触部及び第3接触部はそれぞ
れ円弧状に構成し、それぞれ前記プレート収納枠体内の
一部及び前記可動体の一部に線接触させるように構成さ
れているので、耐火物プレートの測縁に対するプレート
押圧体の当接圧力をほぼ均等に配分させることができ
る。
部が耐火物プレートの周側縁の一部に接触するように
し、またプレート押圧体の第2接触部がプレート収納枠
体内の一部に接触し、さらに第3接触部が前記可動体の
一部に接触するように構成したことで、耐火物プレート
の測縁より中心方向に向けて当接圧力を作用させること
ができる。しかも、第2接触部及び第3接触部はそれぞ
れ円弧状に構成し、それぞれ前記プレート収納枠体内の
一部及び前記可動体の一部に線接触させるように構成さ
れているので、耐火物プレートの測縁に対するプレート
押圧体の当接圧力をほぼ均等に配分させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスライドゲー
ト用プレートの取付け装置について、図に示す実施の形
態に基づいて説明する。なお以下に説明する図1及び図
2において、従来例として示した図4に現された部分に
相当する部分は同一参照符号で示している。図1はプレ
ート収納枠体に耐火物プレートを取付けた状態を上面か
ら視た状態で示したものであり、また図2は耐火物プレ
ートの一部に当接するプレート押圧体及び可動体部分の
構成を拡大断面図で示したものである。プレート収納枠
体11は、前記した図4と同様に長手方向の一端部(図
の上端部)に油圧シリンダーの作動ロッド(図示せず)
が結合される一対の連結体11aが突設されている。
ト用プレートの取付け装置について、図に示す実施の形
態に基づいて説明する。なお以下に説明する図1及び図
2において、従来例として示した図4に現された部分に
相当する部分は同一参照符号で示している。図1はプレ
ート収納枠体に耐火物プレートを取付けた状態を上面か
ら視た状態で示したものであり、また図2は耐火物プレ
ートの一部に当接するプレート押圧体及び可動体部分の
構成を拡大断面図で示したものである。プレート収納枠
体11は、前記した図4と同様に長手方向の一端部(図
の上端部)に油圧シリンダーの作動ロッド(図示せず)
が結合される一対の連結体11aが突設されている。
【0014】また収納枠体11の長手方向の他端部(図
の下端部)には、貫通孔11cが施されている。そして
この貫通孔11cには、シャフト21が回動可能となる
ように取付けられている。このシャフト21はそのほぼ
中央部に頸太部21aが形成されており、この頸太部2
1aが収納枠体11の内側面に当接し、またシャフト2
1の一端部、すなわち収納枠体11の外周面に突出した
部分には円環状のストッパー22が嵌め込まれている。
したがって、シャフト21は収納枠体11に対して回動
可能とされ、またシャフト21の軸方向への移動が阻止
されるように成されている。
の下端部)には、貫通孔11cが施されている。そして
この貫通孔11cには、シャフト21が回動可能となる
ように取付けられている。このシャフト21はそのほぼ
中央部に頸太部21aが形成されており、この頸太部2
1aが収納枠体11の内側面に当接し、またシャフト2
1の一端部、すなわち収納枠体11の外周面に突出した
部分には円環状のストッパー22が嵌め込まれている。
したがって、シャフト21は収納枠体11に対して回動
可能とされ、またシャフト21の軸方向への移動が阻止
されるように成されている。
【0015】前記シャフト21の他端部、すなわち収納
枠体11内に位置する先端部には、ネジ溝21bが施さ
れており、このネジ溝21bは収納枠体11内に配置さ
れた金属製の可動体23に螺合されている。そして、可
動体23の両測縁には、それぞれ水平方向に溝23aが
施されており、この溝23aは枠体11の内側面に施さ
れた一対の鍔部11dに嵌り込むように構成されてい
る。したがって、前記シャフト21を回動させることに
より、可動体23に螺合されたネジ溝21bの作用によ
り、前記可動体23は収納枠体11内を一方向に進退さ
れるよう作用する。
枠体11内に位置する先端部には、ネジ溝21bが施さ
れており、このネジ溝21bは収納枠体11内に配置さ
れた金属製の可動体23に螺合されている。そして、可
動体23の両測縁には、それぞれ水平方向に溝23aが
施されており、この溝23aは枠体11の内側面に施さ
れた一対の鍔部11dに嵌り込むように構成されてい
る。したがって、前記シャフト21を回動させることに
より、可動体23に螺合されたネジ溝21bの作用によ
り、前記可動体23は収納枠体11内を一方向に進退さ
れるよう作用する。
【0016】前記可動体23には、一対のプレート押圧
体24が首振り可能となるように取付けられている。す
なわち図2に示すように、前記可動体23には断面形状
がT字を成す頭状の連結部23bが形成されており、ま
たプレート押圧体24には、断面形状がT字を成す溝状
の連結部24aが形成されている。そして可動体23に
おける頭状の連結部23bを、プレート押圧体24にお
ける溝状の連結部24aに挿入することで、可動体23
に対して一対のプレート押圧体24が連結されている。
ここで、両者の連結状態において、可動体23に形成さ
れた頭状の連結部23bに対して、プレート押圧体24
に形成された溝状の連結部24aが若干の遊びが生ずる
ような寸法関係に成されており、これにより可動体23
に対して、一対のプレート押圧体24が首振り可能とな
るように構成されている。
体24が首振り可能となるように取付けられている。す
なわち図2に示すように、前記可動体23には断面形状
がT字を成す頭状の連結部23bが形成されており、ま
たプレート押圧体24には、断面形状がT字を成す溝状
の連結部24aが形成されている。そして可動体23に
おける頭状の連結部23bを、プレート押圧体24にお
ける溝状の連結部24aに挿入することで、可動体23
に対して一対のプレート押圧体24が連結されている。
ここで、両者の連結状態において、可動体23に形成さ
れた頭状の連結部23bに対して、プレート押圧体24
に形成された溝状の連結部24aが若干の遊びが生ずる
ような寸法関係に成されており、これにより可動体23
に対して、一対のプレート押圧体24が首振り可能とな
るように構成されている。
【0017】前記一対のプレート押圧体24には、耐火
物プレート4の周側縁の一部に接触する第1接触部24
bと、プレート収納枠体11内の一部に接触する第2接
触部24cと、前記可動体23の一部に接触する第3接
触部24dが形成されている。そして、第1接触部24
bは耐火物プレート4に当接するために、耐火物プレー
ト4の当接部端縁の形状に一致するようにほぼ直線状に
形成されている。また前記第2接触部24c及び第3接
触部24dは、それぞれ円弧状に成され、プレート収納
枠体11の内測縁、及び前記可動体23に対して線接触
されるように構成されている。
物プレート4の周側縁の一部に接触する第1接触部24
bと、プレート収納枠体11内の一部に接触する第2接
触部24cと、前記可動体23の一部に接触する第3接
触部24dが形成されている。そして、第1接触部24
bは耐火物プレート4に当接するために、耐火物プレー
ト4の当接部端縁の形状に一致するようにほぼ直線状に
形成されている。また前記第2接触部24c及び第3接
触部24dは、それぞれ円弧状に成され、プレート収納
枠体11の内測縁、及び前記可動体23に対して線接触
されるように構成されている。
【0018】以上の構成において、前記プレート収納枠
体11の内側縁と、一対のプレート押圧体24とで形成
される空間部11bに、図1に示すように耐火物プレー
ト4を挿入し、シャフト21を例えばスパナ等により一
方向に回動させることで、可動体23が収納枠体11内
を前進する。これに伴って一対のプレート押圧体24の
第1接触部24bが耐火物プレート4に当接し、プレー
ト4を収納枠体11内に取付けることができる。この
時、プレート押圧体24は前記したように可動体23に
対して首振り可能となるように取付けられているので、
プレート押圧体24の第1接触部24bは耐火物プレー
ト4の測縁に沿って確実に面接触する。また、円弧状に
形成されたプレート押圧体24の第2接触部24cが収
納枠体11内の直線状の縁部に線接触し、さらに第3接
触部24dが前記可動体23の直線状の縁部に線接触す
る。
体11の内側縁と、一対のプレート押圧体24とで形成
される空間部11bに、図1に示すように耐火物プレー
ト4を挿入し、シャフト21を例えばスパナ等により一
方向に回動させることで、可動体23が収納枠体11内
を前進する。これに伴って一対のプレート押圧体24の
第1接触部24bが耐火物プレート4に当接し、プレー
ト4を収納枠体11内に取付けることができる。この
時、プレート押圧体24は前記したように可動体23に
対して首振り可能となるように取付けられているので、
プレート押圧体24の第1接触部24bは耐火物プレー
ト4の測縁に沿って確実に面接触する。また、円弧状に
形成されたプレート押圧体24の第2接触部24cが収
納枠体11内の直線状の縁部に線接触し、さらに第3接
触部24dが前記可動体23の直線状の縁部に線接触す
る。
【0019】したがって収納枠体11内に取付けられた
耐火物プレート4に対しては、プレート4の中心方向に
向けてプレート押圧体24の当接圧力を作用させること
ができ、またプレート押圧体24の当接圧力をほぼ均等
に配分させることができる。このような取付け状態でス
ライドゲートを稼働し、前記耐火物プレート4が摩耗し
た状態においては、前記シャフト21を他方向に回動さ
せることにより、プレート4を収納枠体11から取り外
すことができる。なお、以上は三層構造のスライドゲー
トにおける中間部のスライドプレートを収納枠体に対し
て取付ける場合の実施の形態に基づいて説明したが、例
えば上固定プレート又は下固定プレートの取付けにおい
ても、前記した構成を利用することができ、この場合に
おいても同様の作用効果を得ることができる。
耐火物プレート4に対しては、プレート4の中心方向に
向けてプレート押圧体24の当接圧力を作用させること
ができ、またプレート押圧体24の当接圧力をほぼ均等
に配分させることができる。このような取付け状態でス
ライドゲートを稼働し、前記耐火物プレート4が摩耗し
た状態においては、前記シャフト21を他方向に回動さ
せることにより、プレート4を収納枠体11から取り外
すことができる。なお、以上は三層構造のスライドゲー
トにおける中間部のスライドプレートを収納枠体に対し
て取付ける場合の実施の形態に基づいて説明したが、例
えば上固定プレート又は下固定プレートの取付けにおい
ても、前記した構成を利用することができ、この場合に
おいても同様の作用効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
係るスライドゲート用プレートの取付け装置によれば、
プレート収納枠体内において一方向に進退可能となるよ
うに配置された可動体に対してプレート押圧体を首振り
可能となるように取付けているので、収納枠体内に取付
けられた耐火物プレートに対する当接圧力をプレートの
中心方向に向けて、かつ当接圧力をほぼ均等に配分させ
ることができる。したがって、プレートの一部のみに締
め付け圧力が加わり、プレートを損傷させる等の従来の
ものの問題点を解消することが可能であり、またスライ
ドゲートの稼働中に緩みによるガタツキが発生すること
なく、スライドゲートの安定した稼働を保証することが
できる。
係るスライドゲート用プレートの取付け装置によれば、
プレート収納枠体内において一方向に進退可能となるよ
うに配置された可動体に対してプレート押圧体を首振り
可能となるように取付けているので、収納枠体内に取付
けられた耐火物プレートに対する当接圧力をプレートの
中心方向に向けて、かつ当接圧力をほぼ均等に配分させ
ることができる。したがって、プレートの一部のみに締
め付け圧力が加わり、プレートを損傷させる等の従来の
ものの問題点を解消することが可能であり、またスライ
ドゲートの稼働中に緩みによるガタツキが発生すること
なく、スライドゲートの安定した稼働を保証することが
できる。
【図1】本発明に係るスライドゲート用プレートの取付
け装置を上部から視た上面図である。
け装置を上部から視た上面図である。
【図2】図1に示す装置の一部を拡大して示した断面図
である。
である。
【図3】従来の三層式スライドゲートの基本構成を示し
た断面図である。
た断面図である。
【図4】図3に示すスライドゲートに用いられた従来の
プレートの取付け装置上部から視た上面図である。
プレートの取付け装置上部から視た上面図である。
4 耐火物プレート(スライドプレート) 4a 流出孔 11 プレート収納枠体 11b 空間部 11d 鍔部 21 シャフト 21b ネジ溝 23 可動体 23a 溝 23b 連結部 24 プレート押圧体 24a 連結部 24b 第1接触部 24c 第2接触部 24d 第3接触部
Claims (4)
- 【請求項1】 溶融金属収納鍋からの溶鋼の出鋼量を調
整可能とするスライドゲートに配置される耐火物プレー
トの取付け装置であって、 前記耐火物プレートが収納されるプレート収納枠体と、
前記プレート収納枠体内に配置されて前記耐火物プレー
トをプレート収納枠体内の一方向に押圧することでプレ
ート収納枠体内に耐火物プレートを保持させるプレート
押圧体と、前記プレート押圧体を首振り可能となるよう
に取付けると共に、プレート押圧体と共に前記プレート
収納枠体内において一方向に進退可能となるように配置
された可動体とを具備したことを特徴とするスライドゲ
ート用プレートの取付け装置。 - 【請求項2】 前記プレート押圧体には、耐火物プレー
トの周側縁の一部に接触する第1接触部と、プレート収
納枠体内の一部に接触する第2接触部と、可動体の一部
に接触する第3接触部が形成されていることを特徴とす
る請求項1に記載のスライドゲート用プレートの取付け
装置。 - 【請求項3】 前記プレート押圧体に形成された第2接
触部及び第3接触部はそれぞれ円弧状に成され、前記プ
レート収納枠体内の一部及び前記可動体の一部に線接触
されるように構成したことを特徴とする請求項2に記載
のスライドゲート用プレートの取付け装置。 - 【請求項4】 前記可動体には、断面形状がT字を構成
する頭状の連結部が形成され、また前記プレート押圧体
には、断面形状がT字を構成する溝状の連結部が形成さ
れ、両者の連結部を介して前記プレート押圧体が前記可
動体に対して首振り可能となるように取付けられている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
載のスライドゲート用プレートの取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8434397A JPH10258353A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | スライドゲート用プレートの取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8434397A JPH10258353A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | スライドゲート用プレートの取付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10258353A true JPH10258353A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13827874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8434397A Pending JPH10258353A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | スライドゲート用プレートの取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10258353A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010162549A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Tokyo Yogyo Co Ltd | スライドゲート用プレートの取付け装置 |
JP2010167477A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 溶鋼貯留容器用ノズル |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP8434397A patent/JPH10258353A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010162549A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Tokyo Yogyo Co Ltd | スライドゲート用プレートの取付け装置 |
JP2010167477A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 溶鋼貯留容器用ノズル |
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