JPH10258090A - 電動車椅子 - Google Patents

電動車椅子

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JPH10258090A
JPH10258090A JP9065202A JP6520297A JPH10258090A JP H10258090 A JPH10258090 A JP H10258090A JP 9065202 A JP9065202 A JP 9065202A JP 6520297 A JP6520297 A JP 6520297A JP H10258090 A JPH10258090 A JP H10258090A
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Jun Hosaka
潤 保坂
Takao Kobayashi
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Atex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム前方に前輪の操舵機構、懸架機構を
配置した場合、左右の前輪間に配置されるこれ等操舵機
構、懸架機構が、フレーム前方に突出する場合があり、
これ等前輪の操舵機構、前輪の懸架機構の保護上好まし
くない。 【解決手段】 操向輪を構成する2輪の前輪2と、駆動
輪を構成する2輪の後輪3を備え、単一の座席7を車幅
方向の略中央部に配置し、前輪2の操向ハンドル9と座
席7との間で、座席7下方に平床フロアを設け、後輪駆
動用モータ43とバッテリー41を備える電動車椅子に
おいて、車体フレーム11を、車体の前後方向に延びる
左右の枠部12と、該左右の枠部12の前端部間を繋ぐ
ブリッジ部とを一体化したパイプ材で形成し、車体フレ
ーム11の前部を上方に屈曲して略直角に起立する起立
部17を設け、起立部17の後方に、ハンドル軸部の支
持部21,22を含む前輪2の操舵機構33,34、及
び前輪2の懸架機構33を配設した電動車椅子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は前2輪、後2輪を備
え、搭載したモータで走行する電動車椅子の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】モータ動力で走行する電動車椅子は従来
から種々提案され、実用に供されている。この種電動車
椅子は、一般的には前1輪、後2輪の3輪車形式が主流
で、特公平3−80503号公報、実公平5−3969
6号公報等で開示されている。
【0003】ところで、安定性を考慮した場合には、前
2輪、後2輪の4輪車形式のものが好ましく、本出願人
は、先に特公平5−58343号公報、実公平5−17
046号公報所載の4輪車形式の電動車椅子を提案し
た。この形式の電動車椅子は、前・後各2輪を備える4
輪車形式なので、安定性の点で優れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の4輪車形式の電
動車椅子は、駆動輪をモータで駆動し、又バッテリーを
搭載する。電動車椅子は、小型であることが要求され、
全長を短くする必要から、後部に駆動用モータ、バッテ
リーを搭載するケースが多く、後輪を駆動輪し、前輪を
純粋な操向輪とする。
【0005】ところで、前輪間や前輪懸架機構間に、自
動車のように剛性が高いエンジン等を搭載するレイアウ
トを採用しないことから、前輪の操舵機構、懸架機構前
方にフレーム部材を必要としない。このため、フレーム
前方に前輪の操舵機構、懸架機構を配置する例が多い。
【0006】フレーム前方に前輪の操舵機構、懸架機構
を配置した場合、左右の前輪間に配置されるこれ等操舵
機構、懸架機構が、フレーム前方に突出する場合がある
ことから、これ等前輪の操舵機構、前輪の懸架機構の保
護上最適とは言い難い。従って、前輪の操舵機構、前輪
の懸架機構の保護を図り得る効果的な構造が望ましい
が、反面これにより、フレーム前部の構造の複雑化やフ
レームの長さの増加、重量の増加は回避したい。
【0007】一般的は、フレーム前方に、これ等前輪操
舵機構や前輪懸架機構の保護を図るべく、ガード用構造
物を設けることが多く、これによれば、上記したように
フレーム前部の構造が複雑化すること、フレームの前後
方向の長さが大きくなり、結果的に電動車椅子の全長が
大きくなる虞があること、重量が増加すること等の問題
が生じる。
【0008】本発明は、以上の課題を解決すべくなされ
たものである。本発明は、前後各2輪の4輪車形式の電
動車椅子において、前輪の懸架機構、操舵機構の保護上
有利であり、又これら機構の保護構造を、パイプフレー
ムの前部の形状を特殊な形状とし、フレーム前部に特別
な保護構造物を別途設けることなく図ることができるよ
うにし、しかも、前輪の懸架機構、操舵機構の保護部と
して高剛性のものが得られ、更に、前輪の懸架機構、操
舵機構の有効な保護を図りつつ、フレーム前部の構造が
簡素で、フレームの成形、製作上も有利である電動車椅
子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1は、操向輪を構
成する2輪の前輪と、駆動輪を構成する2輪の後輪を備
え、単一の座席を車幅方向の略中央部に配置し、前輪の
操向ハンドルと座席との間で、座席下方に平床フロアを
設け、後輪駆動用モータとバッテリーを備える電動車椅
子において、車体フレームを、車体の前後方向に延びる
左右の枠部と、該左右の枠部の前端部間を繋ぐブリッジ
部とを一体化したパイプ材で形成し、車体フレームの前
部を上方に屈曲して略直角に起立する起立部を設け、起
立部の後方に、ハンドル軸部の支持部を含む前輪の操舵
機構、及び前輪の懸架機構を配設した。
【0010】請求項1においては、ハンドル軸部の支持
部を含む前輪の操舵機構、懸架機構は、その前方に、パ
イプ材からなる一体フレームの前部に設けた起立部、フ
レーム前端部を繋ぐブリッジ部を含む起立部が配置され
ることとなり、この部分がこれ等機構のガードとして機
能することとなる。
【0011】従って、前輪懸架機構、操舵機構は、起立
部をガード部として前方から保護される。又前端部を連
結したパイプ材の前部をL型に屈曲するだけで、前輪懸
架機構、操舵機構のガード部を備えるフレームを得るこ
とができるので、構造が簡素で、成形も容易である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明にかかる電動車椅子の側面
図、図2は同平面図、図3は同正面図、図4は外装部材
を除去した側面図、図5は同平面図、図6は動正面図、
図7はフレームの側面図、図8は同平面図、図9は同斜
視図である。
【0013】図1〜図3において1は電動車椅子を示
し、実施例では図2、図3で示したように前後各2輪の
4輪車形式を採用した。前部には左右2輪の操向輪を構
成する前輪2,2を、又後部には左右2輪の駆動輪を構
成する後輪3,3を備える。前部はフロントカバー4で
覆い、フロントカバー4は、左右のフロントフェンダー
前半部4a,4aを備え、この間に中間部には上方への
膨出部4bを備える。
【0014】低床式の平床フロア5の前部には、左右に
フロントフェンダー後半部5a,5aを備え、前記した
フロントフェンダー前半部4a,4aとでフロントフェ
ンダーを形成し、中間部には上方への膨出部5bを備
え、前記膨出部4bとでハンドルポスト8の基部カバー
を構成する。平床フロア5中間部には平坦なフロア部5
cを備え、これの後方には上方にリヤカバー6を設け
る。
【0015】リヤカバー6は、前後輪間の中間部〜後部
上に設けた座席7の下方を覆い、リヤカバー6の左右の
側部には、リヤフェンダー6a,6aを備える。座席7
は、車幅方向の中央部に単一の座席として設けられ、座
部7aは面積が大きく、座部7aの後部には腰当部7b
が起設されている。
【0016】ハンドルポスト8は後上傾するように起立
し、これの内部には図示しないステアリングシャフトが
内装、縦通する。ハンドルポスト8の上端部にはハンド
ル9を備え、ハンドル9は矩形ループ状をなし、ハンド
ル9は、ハンドルポスト8内を縦通するステアリングシ
ャフト上端部に連結され、後述する操舵機構を操舵す
る。尚フロントカバー4の車幅方向中間部には、前照灯
10を備える。
【0017】図4〜図6は、本発明にかかる電動車椅子
1のカバーを除去した状態を示し、又フレーム11の単
体を図7〜図9で示した。フレーム11の単体を図7〜
図9で詳細に説明すると、フレーム11は1本のパイプ
材で構成され、前端部が連結した平面視ヘアピン状のパ
イプ材の前後を屈曲して形成する。
【0018】フレーム11は、前後方向に延出された左
右の枠部12,12を備え、左右の枠部12,12は、
その前部間の車幅方向の幅が小さく、中間部〜後部間の
幅が大きい。具体的には、図5、図8に示すように、枠
部12,12の中間部〜後部は、左右に離間して平行し
て前後方向に延びるように設けられ、前方部は、枠部1
2,12の中間部の前端部から前方に延出され、平面視
が略ハ字状に形成されている。
【0019】左右の枠部12,12の後部は、上方、且
つ前方に屈曲させ、側面視略コ字型に成形し、この部分
に側面視コ字型部13,13を設ける。左右のコ字型部
13,13は、左右の枠部12,12の後部に、夫々一
体に連続する。コ字型部13,13は前方に開放し、コ
字型部13,13の上部13a,13a間には前記した
座席7の支持板14を架設する。
【0020】コ字型部13,13の下部13b,13b
の前部上には、アングル材からなる前後の部材15a,
15bを架設し、且つ後部材15bには、縦部材15c
を起設し、図4に示すようにバッテリー41を搭載する
バッテリーホルダー15を構成する。尚、図4において
15dは、前部15aと縦部材15c上部との間に設け
た斜桁状の側部材である。上記バッテリー41の上に
は、実施例では、コントロールボックス42を一体的に
載置した構造とした。
【0021】バッテリーホルダー15後方のコ字型部1
3,13内空間内には、後輪駆動機構を配設する。後輪
駆動機構は、下位から上位に差動装置45、減速装置4
4、後輪駆動用モータ43を縦に、上下に、重なるよう
に配設する。差動装置45両端部の駆動軸46には、左
右の後輪3,3を連結し、後輪3,3をモータ43で駆
動する。尚図7〜図9で示した13c…は、駆動機構取
付部材であり、又13dは後端クロスメンバーである。
【0022】フレーム11の左右の枠部12,12の前
部と中間部との間には、前記フロア5の支持部材16を
架設し、支持部材16は、枠部12,12の両外側に両
端部が突出する。以上のフレーム11の前部を以下のよ
うに構成する。
【0023】幅が小さくなった前部12a,12aは、
その間の間隔が等しく、前部12a,12aは前後方向
への所定長さ平行する。前部12a,12aの前端部を
側面視L型に各屈曲し、上方に略々直角に起立させ、左
右の起立部17,17を前部平行するように設ける。起
立部17,17は前部12a,12aと一体に連続して
設ける。
【0024】左右の起立部17,17の上端部間を、車
幅方向に位置するブリッジ部18で連結し、ブリッジ部
18は、起立部17,17と連続して一体である。左右
の枠部12,12の前部12a,12a間で、起立部1
7,17の少しく後方の部分上には、上向き開放の溝部
材19を車幅方向に横架するように架設する。枠部1
2,12の前部12a,12aと溝部材19背部の該当
部間には、側面視三角形のガセット20,20を架設
し、溝部材19の左右の枠部12,12への溶接を補強
する。
【0025】ブリッジ部18の幅方向中間部には、後方
に延びるようにハンドルボス部支持部材21を取付、支
持し、ハンドルボス部支持部材21は、正面視が逆チャ
ンネル状で剛性を高めた構造とし、これの前部をブリッ
ジ部18に溶接等して固着し、図7で示したように、若
干後下傾する。該支持部材21に、ハンドルポスト8の
基部を支持する筒状のボス部材22を縦設し、ボス部材
22は、起立部17の後方に位置する。
【0026】以上の溝部材19内にアーム31を遊合
し、アーム31は車幅方向に延び、その両端部を、溝部
材19の両端部から所定長さ突出する。アーム31は、
車幅方向(アームの長さ方向)中心部で前後方向に向け
て設けた支軸32により、溝部材19の車幅方向(長さ
方向)中心部に軸支する。これにより、アーム31は、
支軸32を支点として両端部が上下方向にスイングする
ように構成し、スイング動は溝部材19の底面との当接
で規制する。
【0027】以上のアーム31の両端部にナックル3
3,33を介して左右の前輪2,2を支持し、前輪懸架
機構を構成する。従って、前輪懸架機構を構成するアー
ム31、及び前輪2,2をアーム31両端部に支持する
ナックル33,33は、フレーム前端部の起立部17,
17の後方に配置されることとなる。
【0028】ナックル33,33は、アーム31の上
方、且つ後方に配置した左右のタイロッド34,34の
外端部に連結し、タイロッド34,34の内端部はセン
ターアーム35の両端部に連結する。センターアーム3
5は、例えば、ラック・ピニオン機構等からなる操舵出
力機構により押し、引きするように構成し、左右のナッ
クル33,33を動かし、前輪2,2の転舵を行う。ラ
ック・ピニオン機構は、ハンドル9の操舵でステアリン
グシャフトを回転し、ピニオインを回転させてラックを
駆動するように構成する。
【0029】尚、図6に示すように、センターアーム3
5を三角形板状に構成し、これの頂部にこの図でのみ示
したステアリングシャフトの下端部36を固着し、セン
ターアーム35の底片両端部に前記タイロッド34,3
4の内端部を軸支し、ステアリングシャフトの出力を直
接取り出す形式の簡易な操舵出力機構を構成しても良
い。上記したようにラック・ピニオン機構を採用しても
良い。以上により、前輪2,2の操舵機構を構成する。
【0030】以上のように、フレーム11前端部に起立
した起立部17,17、これの上端部間を繋ぐブリッジ
部18の後方に、ハンドルポスト8の下端ボス部を支持
する筒状のボス部材22を配置し、又操舵機構を構成す
るタイロッド34,34、センターアーム35等の操舵
機構を配置する。
【0031】以上においては、フレーム11をパイプ材
で形成し、パイプ材は、前端部を繋げた前部の平面視形
状がヘアピン状であり、前部12a,12aを屈曲して
略々直角に起立させることで左右の起立部17,17を
形成し、起立部17,17間をブリッジ部18で連結し
た構造であり、この上端部間をブリッジ部で連結した起
立部17,17の後方に、前輪懸架機構、ハンドル軸部
8(ハンドルポスト8の基部)の支持部22を含む前輪
操舵機構を配置して設置するので、これ等機構、支持部
は起立部17,17、この間のブリッジ部18で保護す
ることができる。
【0032】前記した前輪懸架機構、具体的はアーム3
1、ナックル33,33、ハンドル軸部8の支持部を含
む前輪操舵機構、具体的にはナックル33,33、タイ
ロッド34,34、センターアーム35等の機能部は、
上端部のブリッジ部18を含む起立部17,17がこれ
等の前方に位置することから、前方からこれ等機能部
(前輪懸架機構、支持部22を含む操舵機構を総称す
る)は保護される。
【0033】そして、上記した機能部を保護するガード
部分は、パイプフレーム11の平面視ヘアピン状の前部
を屈曲して起立させて形成するので、フレーム11の前
部にガード構造物をフレーム部材とは別個に設ける必要
がなく、一本のパイプ材を折曲して得ることができ、フ
レーム11の構造が簡素であり、フレーム11の成形が
簡易で、フレーム11の製作が容易である。
【0034】特に実施例のように、平面視ヘアピン状の
パイプ材を、その左右の枠部12,12の前部12a,
12aを起立させ、後部を、前方に開放するように側面
視コ字型に屈曲してコ字型部13,13を形成し、左右
の枠部間にクロスメンバー相当部材を架設することでフ
レーム全体が成形できるので、フレームの成形、製作が
大幅に容易化する。平面視ヘアピン状のパイプ材の前後
を屈曲成形し、左右の部分間にクロスメンバーを溶接す
ることでフレームが得られ、クロスメンバーも、座席や
バッテリー、フロア支持部材を構成するので、これ等部
材も無駄無く、有効に利用することができる。従って、
トータルとして、電動車椅子のコストダウンにも資す
る。
【0035】又フレーム11の前部に、前記した機能部
を保護するためのガード構造物を設けないので、フレー
ム11前部の前方への突出物が無く、フレーム11の前
後寸法が徒に長くなることが無く、前後長を短くして電
動車椅子の小型化が図れる。
【0036】又前記した機能部を前方から保護する起立
部17,17、ブリッジ部18は、パイプ材からなるフ
レーム前部を屈曲して形成するので、別途の部材でガー
ド構造物を得るのに比較し、フレームと一体で、パイプ
材であることから、高剛性のものが得られる。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、操向輪を構成する2輪の前輪と、駆
動輪を構成する2輪の後輪を備え、単一の座席を車幅方
向の略中央部に配置し、前輪の操向ハンドルと座席との
間で、座席下方に平床フロアを設け、後輪駆動用モータ
とバッテリーを備える電動車椅子において、車体フレー
ムを、車体の前後方向に延びる左右の枠部と、該左右の
枠部の前端部間を繋ぐブリッジ部とを一体化したパイプ
材で形成し、車体フレームの前部を上方に屈曲して略直
角に起立する起立部を設け、起立部の後方に、ハンドル
軸部の支持部を含む前輪の操舵機構、及び前輪の懸架機
構を配設したので、ハンドル軸部の支持部を含む前輪の
操舵機構、及び前輪の懸架機構の保護を図ることができ
る。
【0038】具体的は、フレームをパイプ材で形成し、
パイプ材は、前端部を繋げた前部の平面視形状がヘアピ
ン状であり、前部を屈曲して略々直角に起立させること
で左右の起立部が形成され、起立部間をブリッジ部で連
結した構造であり、従って、一体のパイプ材であること
から、構造物を別途設け場合に比して高剛性のものが得
られ、ブリッジ部を含む起立部の後方に、前輪懸架機
構、ハンドル軸部の支持部を含む前輪操舵機構を配置し
て設置するので、これ等機構、支持部の保護上有利であ
る。
【0039】上記した懸架機構、操舵機構を保護するガ
ード部分を、パイプフレームの平面視ヘアピン状の前部
を屈曲して起立させて形成するので、フレームの前部に
ガード構造物をフレーム部材とは別個に設ける必要がな
く、一本のパイプ材を折曲して得ることができ、フレー
ムの構造が簡素であり、フレームの成形が簡易で、フレ
ームの製作が容易である。従って、トータルとして電動
車椅子のコストダウンにも資する。
【0040】又フレームの前部に、ガード構造物を別途
設けないので、フレーム前部の前方への突出物が無く、
フレームの前後寸法が徒に長くなることが無く、前後長
を短くして電動車椅子の小型化が図れる。特に、老人、
身体障害者等が主なユーザである電動車椅子として、取
り回し性、使い勝手性に優れた軽量、小型の電動車椅子
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電動車椅子の側面図
【図2】電動車椅子の平面図
【図3】電動車椅子の正面図
【図4】外装部材を除去した電動車椅子の側面図
【図5】外装部材を除去した電動車椅子の平面図
【図6】外装部材を除去した電動車椅子の正面図
【図7】フレームの側面図
【図8】フレームの平面図
【図9】フレームの斜視図
【符号の説明】
1…電動車椅子、 2…前輪、 3…後輪、 5…フロ
ア、 7…座席、 8…ハンドルポスト、 9…ハンド
ル、 11…フレーム、 12a…フレーム前部、 1
7…起立部、 18…ブリッジ部、 31…前輪懸架機
構の一部であるアーム、 33…ナックル、 34…タ
イロッド、 35…センターアーム、36…ステアリン
グシャフト下端部、 41…バッテリー、 43…モー
タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向輪を構成する2輪の前輪と、駆動輪
    を構成する2輪の後輪を備え、単一の座席を車幅方向の
    略中央部に配置し、前輪の操向ハンドルと座席との間
    で、座席下方に平床フロアを設け、後輪駆動用モータと
    バッテリーを備える電動車椅子において、 車体フレームを、車体の前後方向に延びる左右の枠部
    と、該左右の枠部の前端部間を繋ぐブリッジ部とを一体
    化したパイプ材で形成し、 前記車体フレームの前部を上方に屈曲して略直角に起立
    する起立部を設け、 前記起立部の後方に、ハンドル軸部の支持部を含む前輪
    の操舵機構、及び前輪の懸架機構を配設した、 ことを特徴とする電動車椅子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007111377A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Honda Motor Co Ltd 小型車両
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