JPH10257881A - 試料容器 - Google Patents

試料容器

Info

Publication number
JPH10257881A
JPH10257881A JP9065067A JP6506797A JPH10257881A JP H10257881 A JPH10257881 A JP H10257881A JP 9065067 A JP9065067 A JP 9065067A JP 6506797 A JP6506797 A JP 6506797A JP H10257881 A JPH10257881 A JP H10257881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
container
container body
film
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9065067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3833770B2 (ja
Inventor
Atsushi Ogama
淳 大釜
Kenji Takahashi
謙二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP06506797A priority Critical patent/JP3833770B2/ja
Publication of JPH10257881A publication Critical patent/JPH10257881A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3833770B2 publication Critical patent/JP3833770B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/0038Devices for taking faeces samples; Faecal examination devices

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】蓋体を容器本体から取り外すことなく試料を容
器本体から簡単な構成により取り出すことのできる試料
容器を提供する。 【解決手段】容器本体1の開口部1aを閉塞するねじ蓋
2に、自動分析機の試料吸引ノズル等を容器本体1内に
挿入するための挿入孔3を穿設すると共に挿入孔3を液
密に閉塞する皮膜4を設け、この皮膜4を自動分析機の
試料吸引ノズル等で突き破って検査用試料としての糞便
を容器本体1から取り出すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査用試料として
採取した糞便を収容するための試料容器に関するもので
あり、特に胃や十二指腸などの消化器系の検査用試料と
して採取した糞便を自動分析機で分析して消化器系の癌
や潰瘍等の検診を行う際に好適な試料容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、検査用試料として採取した糞便を
収容するための試料容器は、容器本体と、この容器本体
の開口部を閉塞する蓋体とからなり、容器本体内には採
取した糞便を溶かすための溶解液が収容されている。
【0003】ところで、このような試料容器に収容され
た検査用試料としての糞便を用いて消化器系の癌や潰瘍
等を検診するときには、容器本体の開口部から容器本体
内に吸引ノズルを挿入し、試料液となった糞便を吸引ノ
ズルで所定量吸引する。そして、吸引ノズルによって容
器本体から取り出された試料液を分析機にかけて癌や潰
瘍等の検診を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の試料容器では、検査用試料としての糞便を容器
本体から取り出すときに蓋体を容器本体から取り外さな
ければならず、面倒であった。
【0005】本発明は上述した問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は蓋体を容器本体から取り外すことな
く試料を容器本体から簡単な構成により取り出すことの
できる試料容器を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、容器本体と、この容器本
体の開口部を閉塞する蓋体と、この蓋体または前記容器
本体に形成され、前記検査用試料を吸引する吸引ノズル
を前記容器本体内に挿入するための挿入孔と、この挿入
孔を液密に閉塞する皮膜とを具備してなることを特徴と
するものである。
【0007】また、請求項3に係る発明は、容器本体
と、この容器本体の開口部を閉塞する蓋体と、この蓋体
または前記容器本体に形成され、前記検査用試料を吸引
する吸引ノズルを前記容器本体内に挿入するための挿入
孔と、この挿入孔を液密に閉塞する皮膜と、この皮膜を
保護する保護カバーとを具備してなることを特徴とする
ものである。
【0008】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、検査用試料を吸引する吸引ノズルを
容器本体内に挿入するための挿入孔を蓋体または容器本
体に形成し、この挿入孔を液密に閉塞する皮膜の強度を
自動分析機の試料吸引ノズル等で突き破れる程度とする
ことにより、蓋体を容器本体から取り外すことなく試料
を容器本体から取り出すことができる。また、皮膜を保
護する保護カバーを設けることにより、輸送中における
皮膜の破損を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図3を参照して説明する。図1において、1は本
発明の第1実施例に係る試料容器の容器本体、2は容器
本体1の開口部1aを閉塞する蓋体としてのねじ蓋であ
り、このねじ蓋2には自動分析機の試料吸引ノズル等を
容器本体1内に挿入するための挿入孔3が穿設されてい
るとともに、挿入孔3を液密に閉塞する皮膜4が固着さ
れている。
【0010】上記皮膜4は例えばアルミ蒸着ビニールフ
ィルム、合成高分子フィルム、アルミ箔等からなり、前
述した自動分析機の試料吸引ノズル等で突き破れる程度
の強度を有している。
【0011】また、上記ねじ蓋2には保護カバー5が皮
膜4を覆うように着脱自在に設けられている。この保護
カバー5は皮膜4を保護するためのものであり、合成樹
脂等で成形されている。
【0012】なお、容器本体1内には検査用試料として
採取した糞便を溶かすための溶解液8が予め収容されて
いる。また、糞便を定量的に採取する採便棒6は、容器
本体1の側部に設けられた保持部7に着脱自在に保持さ
れている。
【0013】このような構成において、容器本体1に検
査用試料としての糞便を収容するときには、ねじ蓋2を
容器本体1から取り外す。そして、糞便を採取した採便
棒6を容器本体1の開口部1aを通じて容器本体1内に
挿入して再びねじ蓋2を締め込むことにより、検査用試
料としての糞便を容器本体1に収容することができる。
【0014】また、容器本体1に収容された検査用試料
である糞便を吸引ノズルで吸引するときには、保護カバ
ー5をねじ蓋2から取り外した後、図2の(a)に示さ
れるように、皮膜4に針状または棒状の穿孔器9を突き
刺し、皮膜4に孔を開ける。そして、皮膜4から穿孔器
9を引き抜いた後、図2の(b)に示されるように、穿
孔器9によって皮膜4に形成された孔を通じて容器本体
1内に吸引ノズル10を挿入する。これにより、ねじ蓋
2を容器本体1から取り外すことなく容器本体1に収容
された試料を吸引ノズル10で吸引することができる。
【0015】また、容器本体1に収容された検査用試料
である糞便を自動分析機で分析するときには、保護カバ
ー5をねじ蓋2から取り外した後、図3に示されるよう
に、容器本体1を自動分析機の搬送ラック11にセット
する。そして、自動分析機の穿孔機12で皮膜4に孔を
開け、穿孔機12によって皮膜4に形成された孔を通じ
て容器本体1内に自動分析機の試料吸引ノズル13を挿
入する。そして、容器本体1に収容された糞便を溶解液
8とともに吸引ノズル13で所定量吸引し、これを反応
容器14のウエル15に分注して分析を行う。これによ
り、ねじ蓋2を容器本体1から取り外さなくても容器本
体1に収容された試料を試料吸引ノズル13で吸引する
ことができ、糞便を分析装置で分析する際の作業の自動
化を図ることができる。
【0016】なお、上述した自動分析機は、実公平7−
26702号、特開昭57−211068号、特開平4
−320941号、米国特許第5216926号等を参
照に設計することができ、吸引ノズル10として先端が
針状の中空状のものを用いることで穿孔器9を省いても
構わない。
【0017】また、上述した第1実施例では、輸送中に
おける皮膜4の破損を保護カバー5によって防止するこ
とができる。次に、本発明の第2実施例を図4および図
5を参照して説明する。図4において、1は本発明の第
2実施例に係る試料容器の容器本体であり、この容器本
体1の底部には自動分析機の試料吸引ノズル等を容器本
体1内に挿入するための挿入孔3が穿設されているとと
もに、挿入孔3を液密に閉塞する皮膜4が固着されてい
る。
【0018】また、上記容器本体1の底部には保護カバ
ー5が皮膜4を覆うように着脱自在に設けられている。
この保護カバー5は皮膜4を保護するためのものであ
り、合成樹脂等で成形されている。
【0019】なお、容器本体1内には検査用試料として
採取した糞便を溶かすための溶解液8が予め収容されて
いるとともに、糞便中に含まれる不溶性の固形物を捕捉
するためのフィルター16が設けられている。
【0020】また、容器本体1の開口部1aを閉塞する
ねじ蓋2の裏面中央には、検査用試料である糞便を定量
的に採取するための採便棒6が延設されている。このよ
うな構成において、容器本体1に検査用試料としての糞
便を収容するときには、容器本体1からねじ蓋2を取り
外す。そして、糞便を採取した採便棒6を容器本体1の
開口部1aを通じて容器本体1内に挿入することによ
り、検査用試料としての糞便を容器本体1に収容するこ
とができる。
【0021】また、検査用試料として採取した糞便を容
器本体1から取り出すときには、保護カバー5を容器本
体1の底部から取り外した後、図5の(a)に示される
ように、容器本体1の底部を上にして皮膜4に針状また
は棒状の穿孔器9を突き刺し、皮膜4に孔を開ける。そ
して、皮膜4から穿孔器9を引き抜いた後、図5の
(b)に示されるように、皮膜4に形成された孔を通じ
て容器本体1内に吸引ノズル10を挿入し、溶解液8に
よって液体試料となった糞便を吸引ノズル10で吸引す
る。これにより、容器本体1からねじ蓋2を取り外すこ
となく検査用試料としての糞便を容器本体1から取り出
すことができ、糞便を分析装置で分析する際の作業の自
動化を図ることができる。
【0022】また、上述した第2実施例では、輸送中に
おける皮膜4の破損を保護カバー5によって防止するこ
とができる。次に、本発明の第3実施例を図6および図
7を参照して説明する。図6において、1は本発明の第
3実施例に係る試料容器の容器本体であり、この容器本
体1の底部には、自動分析機の試料吸引ノズル等を容器
本体1内に挿入するための挿入孔3が穿設されていると
ともに、挿入孔3を液密的に閉塞する皮膜4が固着され
ている。
【0023】また、上記容器本体1の底部には保護カバ
ー5が皮膜4を覆うように着脱自在に設けられている。
この保護カバー5は皮膜4を保護するためのものであ
り、逆円錐形状をなすカバー本体5aと、このカバー本
体5aの下端部に形成された試料滴下口にねじ込まれた
蓋部5bとで構成されている。
【0024】なお、容器本体1内には検査用試料として
採取した糞便を溶かすための溶解液8が予め収容されて
いるとともに、糞便中に含まれる不溶性の固形物を捕捉
するフィルター16が設けられている。
【0025】また、容器本体1の開口部1aを閉塞する
ねじ蓋2の裏面中央には、糞便を定量的に採取するため
の採便棒6が延設されている。このような構成におい
て、容器本体1に検査用試料としての糞便を収容すると
きには、まず容器本体1からねじ蓋2を取り外す。そし
て、ねじ蓋2と一体に成形された採便棒6で糞便を採取
し、採便棒6により採取された糞便を容器本体1の開口
部1aを通じて容器本体1内に収容する。
【0026】また、容器本体1に収容された検査用試料
としての糞便を取り出すときには、保護カバー5の蓋部
5bをカバー本体5aから取り外した後、図7の(a)
に示されるように、容器本体1の底部を上にして皮膜4
に針状または棒状の穿孔器9を突き刺し、皮膜4に孔を
開ける。そして、皮膜4から穿孔器9を引き抜いた後、
図5の(b)に示されるように、皮膜4に形成された孔
を通じて容器本体1内に吸引ノズル10を挿入し、溶解
液8によって液体試料となった糞便を吸引ノズル10で
吸引する。これにより、容器本体1からねじ蓋2を取り
外すことなく検査用試料としての糞便を容器本体1から
取り出すことができ、糞便を分析装置で分析する際の作
業の自動化を図ることができる。
【0027】また、上述した第3実施例では、輸送中に
おける皮膜4の破損を保護カバー5によって防止するこ
とができる。次に、本発明の第4実施例を図8および図
9を参照して説明する。図8において、1は本発明の第
4実施例に係る試料容器の容器本体であり、この容器本
体1の底部には、自動分析機の試料吸引ノズル等を容器
本体1内に挿入するための挿入孔3が穿設されていると
ともに、挿入孔3を液密に閉塞する皮膜4が固着されて
いる。
【0028】なお、容器本体1内には検査用試料として
採取した糞便を溶かすための溶解液8が予め収容されて
いるとともに、糞便中に含まれる不溶性の固形物を捕捉
するためフィルター16が設けられている。
【0029】また、容器本体1の開口部1aを閉塞する
蓋体としての栓体17の先端には、検査用試料としての
糞便を定量的に採取する採便棒6が延設されている。ま
た、容器本体1内を上部空間1bと下部空間1cとに仕
切る仕切壁18には、仕切壁18の中央に形成された開
口19を液密に閉塞する膜20が設けられている。そし
て、上記膜20は例えばアルミ蒸着ビニールフィルム、
合成高分子フィルム、アルミ箔等からなり、採便棒6の
先端で突き破れる程度の強度を有している。
【0030】また、容器本体1の開口部1aにはゴム等
の弾性材からなるシールリング21が設けられている。
このような構成において、容器本体1に検査用試料とし
ての糞便を収容するときには、採便棒6で採取した糞便
を容器本体1の開口部1aを通じて容器本体1内に収容
する。このとき、採便棒6を容器本体1の開口部1aか
ら容器本体1内に挿入し、仕切壁18の中央に形成され
た開口19を液密に閉塞する膜20を採便棒6の先端で
押圧すると、図9の(a)に示されるように、膜20が
破断して容器本体1内の上部空間1bと下部空間1cと
が連通する。
【0031】また、容器本体1に収容された検査用試料
としての糞便を取り出すときには、図9の(b)に示さ
れるように、容器本体1の底部を上にして皮膜4に針状
または棒状の穿孔器9を突き刺し、皮膜4に孔を開け
る。そして、皮膜4から穿孔器9を引き抜いた後、皮膜
4に形成された孔を通じて容器本体1内に吸引ノズルを
挿入し、溶解液8によって液体試料となった糞便を吸引
ノズル10で吸引する。これにより、蓋体としての栓体
17を容器本体1から取り外すことなく検査用試料とし
ての糞便を容器本体1から容易に且つ簡単な構成により
取り出すことができる。
【0032】次に、本発明の第5実施例を図10および
図11を参照して説明する。図10において、1は本発
明の第5実施例に係る試料容器の容器本体であり、この
容器本体1の底部には、自動分析機の試料吸引ノズル等
を容器本体1内に挿入するための挿入孔3が穿設されて
いるとともに、挿入孔3を液密に閉塞する皮膜4が固着
されている。
【0033】なお、容器本体1内には検査用試料として
採取した糞便を溶かすための溶解液8が予め収容されて
いるとともに、糞便中に含まれる不溶性の固形物を捕捉
するためフィルター16が設けられている。
【0034】また、容器本体1の開口部1aを閉塞する
蓋体としてのねじ込み式のプラグ22の先端には、検査
用試料としての糞便を定量的に採取する採便棒6が延設
されている。
【0035】また、容器本体1内を上部空間1bと下部
空間1cとに仕切る仕切壁18には、仕切壁18の中央
に形成された開口19を液密に閉塞する膜20が設けら
れている。
【0036】このような構成において、容器本体1に検
査用試料としての糞便を収容するときには、採便棒6で
採取した糞便を容器本体1の開口部1aを通じて容器本
体1内に収容する。このとき、採便棒6を容器本体1の
開口部1aから容器本体1内に挿入し、仕切壁18の中
央に形成された開口19を液密に閉塞する膜20を採便
棒6の先端で押圧すると、図10の(a)に示されるよ
うに、膜20が破断して容器本体1内の上部空間1bと
下部空間1cとが連通する。
【0037】このとき、プラグ22を締め込むことによ
り、採取棒6が溶解液8に充分浸漬した状態で容器本体
1に固定される。また、容器本体1に収容された検査用
試料としての糞便を取り出すときには、図10の(b)
に示されるように、容器本体1の底部を上にして皮膜4
に針状または棒状の穿孔器9を突き刺し、皮膜4に孔を
開ける。そして、皮膜4から穿孔器9を引き抜いた後、
皮膜4に形成された孔を通じて容器本体1内に吸引ノズ
ルを挿入し、溶解液8によって液体試料となった糞便を
吸引ノズル10で吸引する。これにより、蓋体としての
プラグ22を容器本体1から取り外すことなく検査用試
料としての糞便を容器本体1から容易で簡単且つコンパ
クトな構成により取り出すことができる。
【0038】また、採便棒6および吸引ノズル10が、
フィルター16を隔てて異なる収容空間内に挿入される
ので、互いに邪魔にならず、容器本体1を長大にするこ
となく充分量の液体試料を吸引採取できる。
【0039】次に、本発明の第6実施例を図12および
図13を参照して説明する。図12において、断面形状
が楕円であるような容器本体1の上面部に円形の挿入孔
3および皮膜4を並列して設けた点を除いて第5の実施
形態と同様の構成を有する。
【0040】このような構成において、まず第5の実施
形態と同様にして、糞便を採取した採便棒6を開口部1
aから挿入して容器本体1に固定する。また、容器本体
1に収容された検査用試料としての糞便を取り出すとき
には、図13の(b)に示されるように、容器本体1を
反転することなく、皮膜4に穿孔器9を突き刺すととも
に、溶解液8によって液体試料となった糞便を吸引ノズ
ルで吸引する。これにより、蓋体としてのプラグ22を
容器本体1から取り外すことなく検査用試料としての糞
便を容器本体1から容易に且つ簡単な構成により取り出
すことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、蓋体を容器本体から取り外すことなく試料
を容器本体から簡単な構成により取り出すことのできる
試料容器を提供できる。
【0042】また、請求項3に係る発明によれば、蓋体
を容器本体から取り外すことなく試料を容器本体から簡
単な構成により取り出すことができ、かつ輸送中におけ
る皮膜の破損を防止することのできる試料容器を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る試料容器の縦断面
図。
【図2】同実施例の作用説明図。
【図3】自動分析機の概略構成図。
【図4】本発明の第2の実施例に係る試料容器の縦断面
図。
【図5】同実施例の作用説明図。
【図6】本発明の第3の実施例に係る試料容器の縦断面
図。
【図7】同実施例の作用説明図。
【図8】本発明の第4の実施例に係る試料容器の縦断面
図。
【図9】同実施例の作用説明図。
【図10】本発明の第5の実施例に係る試料容器の縦断
面図。
【図11】同実施例の作用説明図。
【図12】本発明の第6の実施例に係る試料容器の縦断
面図。
【図13】同実施例の作用説明図。
【符号の説明】
1…試料容器 1a…容器本体 2…ねじ蓋 3…挿入孔 4…皮膜 5…保護カバー 6…採便棒 8…溶解液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 33/48 G01N 33/50 N 33/50 1/28 X

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査用試料として採取した糞便を収容する
    ものであって、容器本体と、この容器本体の開口部を閉
    塞する蓋体と、この蓋体または前記容器本体に形成さ
    れ、前記検査用試料を吸引する吸引ノズルを前記容器本
    体内に挿入するための挿入孔と、この挿入孔を液密に閉
    塞する皮膜とを具備してなることを特徴とする試料容
    器。
  2. 【請求項2】前記皮膜は、前記検査用試料を分析する自
    動分析機で突き破れる程度の強度を有していることを特
    徴とする請求項1記載の試料容器。
  3. 【請求項3】検査用試料として採取した糞便を収容する
    ものであって、容器本体と、この容器本体の開口部を閉
    塞する蓋体と、この蓋体または前記容器本体に形成さ
    れ、前記検査用試料を吸引する吸引ノズルを前記容器本
    体内に挿入するための挿入孔と、この挿入孔を液密に閉
    塞する皮膜と、この皮膜を保護する保護カバーとを具備
    してなることを特徴とする試料容器。
JP06506797A 1997-03-18 1997-03-18 試料容器 Expired - Fee Related JP3833770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06506797A JP3833770B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 試料容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06506797A JP3833770B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 試料容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10257881A true JPH10257881A (ja) 1998-09-29
JP3833770B2 JP3833770B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=13276246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06506797A Expired - Fee Related JP3833770B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 試料容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3833770B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001183362A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Internatl Reagents Corp 便潜血検査用採便容器及び便潜血検査法
JP2008128761A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Toyo Kogei Kogyo Co Ltd 検査用キット
JP2009047537A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Atleta Inc 採尿用容器
WO2009069412A1 (ja) * 2007-11-30 2009-06-04 Morinaga Milk Industry Co., Ltd. 試験容器、試験片、試験キットおよび試験方法
US7569183B2 (en) 2005-03-28 2009-08-04 Alfresa Pharma Corporation Fecal assay method and analyzer
JP2013500478A (ja) * 2009-07-30 2013-01-07 蘇州海路生物技術有限公司 改良型多機能標本ケース
US8491498B2 (en) 2008-09-08 2013-07-23 Arkray, Inc. Sample collection implement
JP2014224750A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 バイオテック株式会社 検体処理装置用トレー
JP2017522899A (ja) * 2014-06-01 2017-08-17 デビオファーム インターナショナル ソシエテ アノニム サンプルの採集及び処理用のデバイス

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001183362A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Internatl Reagents Corp 便潜血検査用採便容器及び便潜血検査法
US7569183B2 (en) 2005-03-28 2009-08-04 Alfresa Pharma Corporation Fecal assay method and analyzer
JP2008128761A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Toyo Kogei Kogyo Co Ltd 検査用キット
JP2009047537A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Atleta Inc 採尿用容器
WO2009069412A1 (ja) * 2007-11-30 2009-06-04 Morinaga Milk Industry Co., Ltd. 試験容器、試験片、試験キットおよび試験方法
US8491498B2 (en) 2008-09-08 2013-07-23 Arkray, Inc. Sample collection implement
JP2013500478A (ja) * 2009-07-30 2013-01-07 蘇州海路生物技術有限公司 改良型多機能標本ケース
EP2461148A4 (en) * 2009-07-30 2016-11-30 Suzhou Halo Bio Tech Co Ltd IMPROVED MULTIFUNCTION SAMPLING BOX
JP2014224750A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 バイオテック株式会社 検体処理装置用トレー
JP2017522899A (ja) * 2014-06-01 2017-08-17 デビオファーム インターナショナル ソシエテ アノニム サンプルの採集及び処理用のデバイス
US10589275B2 (en) 2014-06-01 2020-03-17 Debiopharm International S.A. Sample collection and processing device
US11673140B2 (en) 2014-06-01 2023-06-13 Debiopharm International S.A. Sample collection and processing device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3833770B2 (ja) 2006-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5260031A (en) Saliva sampling device with sample adequacy indicating system
DE69837582T2 (de) Entnahmegefässanordnung
DE60212522T2 (de) Vorrichtung für die Entnahme von flüssigen Proben
US20120220043A1 (en) Evidence collector with integral quantified reagents and method of modulating specimen drying time
KR101624962B1 (ko) 조직검체 운반용기
EP2538906B1 (en) Evidence collector with integral quantified reagents and method of modulating specimen drying time
ATE355786T1 (de) Vorrichtung zur abnahme von zu untersuchenden blutproben z.b. zur bestimmung des glucosegehaltes
EP2113203A1 (en) Fluid collection device with expresser plug holder
US6063038A (en) Devices and methods for collecting fecal antigen specimens
DE19519886A1 (de) Blutsammelvorrichtung mit Additivausgabeeinrichtung sowie Verfahren zur Probenentnahme unter Verwendung derselben
JPH10257881A (ja) 試料容器
CN206008735U (zh) 用于保藏和运输体液样品的设备和吸附构件及反应容器
DE69833993T2 (de) Sammelgefäss
US7776023B2 (en) Method and implement for opening hole in soft material
JPH10185912A (ja) 便検査用キット
US4492124A (en) Sampling system for stool analysis
JPH09103997A (ja) 検体容器の穿孔装置及びこの穿孔装置を用いた検体容器の処理方法
JPH0525358U (ja) 検体検査具
EP0991358A1 (de) Vorrichtung zur aufnahme und untersuchung von proben
JP4401845B2 (ja) 検体試験容器セット及び検体試験キット
US20210299671A1 (en) Plate for sampling apparatus and microcentrifuge vial for microsampling apparatus
JPH06207935A (ja) 生体試料採取容器
JPH0954082A (ja) 検体採取容器
JP2002286601A (ja) 生検試料の収納装置と方法
KR102576279B1 (ko) 정량형 타액 검체 채취 도구

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060720

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees