JPH1025754A - 水抜きパイプの施工用具 - Google Patents

水抜きパイプの施工用具

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JPH1025754A
JPH1025754A JP8181996A JP18199696A JPH1025754A JP H1025754 A JPH1025754 A JP H1025754A JP 8181996 A JP8181996 A JP 8181996A JP 18199696 A JP18199696 A JP 18199696A JP H1025754 A JPH1025754 A JP H1025754A
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JP
Japan
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pipe
drainage pipe
pedestal
construction tool
fitted
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Application number
JP8181996A
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English (en)
Inventor
Kenji Ueda
謙次 上田
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ARC ACE KK
Original Assignee
ARC ACE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定外径を有するパイプであれば、パイプ壁
に多少の肉厚差があってもパイプ嵌入部にぴったりと嵌
め入れることができるコンクリート擁壁の水抜きパイプ
の施工用具を提供することを課題とする。 【解決手段】 型枠14の内面に当接する台座1と、水
抜きパイプ嵌入用のパイプ嵌入部2とからなるコンクリ
ート擁壁用水抜きパイプの施工用具Aにおいて、水抜き
パイプを嵌め入れたときに、パイプの内面に当接して、
パイプの軸心に向けて撓む外径調整片11を、前記パイ
プ嵌入部2に設ける。外径調整片11が、嵌め入れたパ
イプの内径に追従して撓むので、多少肉厚の異なるパイ
プを使用しても、パイプの移動や抜け出しが防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリート擁
壁内部に水抜きパイプを埋設固定する際使用する施工用
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、垂直または傾斜状の外壁面を構
成するコンクリート擁壁には、擁壁の背面に滞留した水
を排出するための水抜きパイプが、あらかじめ内部に埋
設固定されている。このような水抜きパイプの施工に際
しては、図6に示すような水抜きパイプの施工用具を用
いることが広く知られている。
【0003】この水抜きパイプ施工用具は、截頭円錐形
状の台座21と、この台座21の狭面側から突出する水
抜きパイプ嵌入用のパイプ嵌入部22とからなる。
【0004】水抜きパイプをコンクリート擁壁内部に設
けるには、まず、パイプ嵌入部22が互いに対向し合う
ように、対面し合う型枠内面の所定位置それぞれに一対
のパイプ施工用具を固定する。このとき、勾配を有する
コンクリート擁壁を構築する場合には、図示のように、
台座の広面側が斜めに傾斜したものを使用する。
【0005】つぎに、各パイプ嵌入部22に水抜きパイ
プの両端を嵌め入れて固定し、この作業を埋設するパイ
プの本数に従って所定回数繰り返し、型枠間にコンクリ
ートを流し込む。
【0006】そして、コンクリートが固化したのち、型
枠とパイプ施工用具とを取り外すと、内部に水抜きパイ
プが埋設固定されたコンクリート擁壁が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに使用される水抜きパイプの施工用具は、パイプ嵌入
部の外径が固定されているために、使用するパイプが所
定外径を有しても、パイプ壁が肉薄なものである場合、
水抜きパイプの内径がパイプ嵌入部の外径よりも大きく
なって、ぴったりと嵌まらないことがある。
【0008】特に、このような径差が大きい場合には、
コンクリートを型枠内に流し込む際に水抜きパイプが移
動し、管端からコンクリートが流入して、管端を閉塞す
るという問題や、さらには、水抜きパイプとパイプ嵌入
部とが外れて、パイプがコンクリート内に埋没するとい
う問題があった。
【0009】そこで、この発明の課題は、所定外径を有
するパイプであれば、パイプ壁に多少の肉厚差があって
もパイプ嵌入部にぴったりと嵌め入れることができるコ
ンクリート擁壁の水抜きパイプの施工用具を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明は、前記パイプ嵌入部に、水抜きパイプを
嵌め入れたときにパイプの内面に当接して、パイプの軸
心に向けて撓む外径調整片を設けた構成を、コンクリー
ト擁壁の水抜きパイプの施工用具に採用したものであ
る。
【0011】このような構成を採用した水抜きのパイプ
施工用具は、パイプ嵌入部にその外径よりやや大きな内
径を有するパイプを嵌め入れても、外径調整片がその撓
みによりパイプの内径に追従し、その復元力によってパ
イプを内側から押圧するので、前記径差が修正されて、
パイプとパイプ嵌入部とをぴったり嵌め合わせることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図2は、この発明に係
る水抜きパイプの施工用具を示している。
【0013】この施工用具Aは、コンクリート擁壁構築
用の型枠内面に当接する台座1と、この台座1から突出
するパイプ嵌入部2とからなり、合成樹脂の射出成型加
工により形成されている。
【0014】台座1は、円板部3と、この円板部3の外
周から外側に向けて斜めに突出する傾斜部4とからな
り、中央部にはテーパ孔5が形成されている。傾斜部4
には、台座1を型枠に固定するための止め具挿通孔6
が、所定間隔をあけて複数箇所設けられている。また、
円板部3には、補強用のリブ7が上下両面に複数設けら
れている。
【0015】パイプ嵌入部2は、前記円板部3より小径
な円筒部8からなる。このパイプ嵌入部2の中央部に
は、前記テーパ孔5と連続して受座部9が設けられてお
り、この受座部9と前記円筒部8との間には、軸方向に
延びる複数のスリット10が形成されている。
【0016】パイプ嵌入部2には、円筒部8と同一周縁
上に位置する外径調整片11が複数設けられている。こ
の外径調整片11の先端は、円筒部8の外側に向けてや
や膨出しており、この膨出により各外径調整片11をつ
なぐ外周は、円筒部8の外周より大きく形成されてい
る。この外径調整片11は、円筒部8の軸心に向けて押
圧されると、これに追従して撓み、この押圧を解除する
と、その復元力により前記撓みがもとに戻る。
【0017】このような施工用具Aを使用して水抜きパ
イプPを施工するには、図3に示すように、テーパ孔5
に嵌まる截頭円錐形状の型枠14連結部材12と、両端
にねじ部13aを有する連結シャフト13と、型枠14
の外部からパイプPを固定する固定部材15とを使用す
る。型枠連結部材12には、前記截頭円錐形状の広面側
から突出し、外周にねじ部を有する軸部12aが設けら
れており、截頭円錐形状の狭面側には、連結シャフト1
3のねじ部13aと螺合するねじ孔が設けられている。
【0018】まず、前記テーパ孔5に型枠連結部材12
を取り付けた状態で、前記止め具挿通孔6にビスなど適
宜な止め具を挿通し、互いに対面し合う型枠14の内面
それぞれに台座1を当接し、前記止め具によって固定す
る。このとき、型枠14のパイプPの取付位置には、あ
らかじめ透孔14aが複数設けられており、この透孔1
4aに型枠連結部材12の軸部12aを嵌め入れること
により、施工用具A本体を所定位置に確実に取り付ける
ことができる。
【0019】つぎに、内部に連結シャフト13を挿入し
たパイプPの両端を、前記固定した施工用具A本体の各
パイプ嵌入部2に嵌め入れる。
【0020】このとき、図4に示すように、外径調整片
11先端の前記膨出部分が、パイプP内面に当接して、
パイプPの軸心方向に撓められる。
【0021】その後、連結シャフト13の両端を型枠連
結部材12のねじ孔に螺合し、この型枠連結部材12を
前記固定部材15により、型枠14の外部からそれぞれ
固定する。
【0022】このような作業を水抜きパイプPの所定本
数分繰り返したのち、各型枠14の間にコンクリートを
流し込み、コンクリートが固化したのちにパイプPから
各部材を取り外すと、内部に水抜きパイプPを埋設固定
したコンクリート擁壁が完成する。
【0023】このように、この発明に係る水抜きパイプ
の施工用具Aを使用すると、パイプPの内径がパイプ嵌
入部2の外径よりやや大きくても、外径調整片11がそ
の撓みによりパイプPの内径に追従する。また、外径調
整片11の有する復元力により、嵌め入れたパイプPが
内側から押圧されるので、前記径差が修正されて、パイ
プ嵌入部2にパイプPをぴったりと嵌め入れることがで
きる。
【0024】この結果、水抜きパイプの施工に際し、型
枠14、14間にコンクリートを流し込んでも、パイプ
Pがパイプ嵌入部2から移動したり抜け出したりするこ
とがない。
【0025】なお、構築するコンクリート擁壁に勾配を
設ける場合には、図5に示すように、前記勾配に沿って
傾斜する台座16を有する施工用具Aを使用するとよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る水
抜きパイプの施工用具は、パイプ嵌入部に、嵌め入れた
パイプの軸心に向けて撓む外径調整片を設けたことによ
り、パイプ嵌入部の外径よりやや大きな内径のパイプを
嵌め入れても、この外径調整片がパイプの内径に追従す
るとともに、その復元力によって、パイプを内側から支
持するので、パイプとパイプ嵌入部とをぴったりと嵌め
入れることができる。
【0027】この結果、コンクリートを型枠間に流し込
んでもパイプが移動したり抜け出したりせず、水抜きパ
イプの施工をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る水抜きパイプ施工用具を示す斜
視図
【図2】図1に示す水抜きパイプ施工用具の底面図
【図3】図1に示す水抜きパイプ施工用具を使用した施
工工程の説明図
【図4】同上のパイプとパイプ嵌入部の結合部を示す断
面図
【図5】この発明に係る水抜きパイプ施工用具の他の実
施例を示す側面図
【図6】従来の水抜きパイプ施工用具を示す側面図
【符号の説明】
A 施工用具 P パイプ 1、16、21 台座 2、22 パイプ嵌入部 3 円板部 4 傾斜部 5 テーパ孔 6 止め具挿通孔 7 リブ 8 円筒部 9 受座部 10 スリット 11 外径調整片 12 型枠連結部材 12a 軸部 13 連結シャフト 13a ねじ部 14 型枠 14a 透孔 15 固定部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート擁壁構築用の型枠14内面
    に当接する台座1と、この台座1から突出して外周に水
    抜きパイプPを嵌め入れるパイプ嵌入部2とからなり、
    互いに対面し合う型枠14、14の内面それぞれに台座
    1を固定し、各台座1、1から突出するパイプ嵌入部
    2、2それぞれに水抜きパイプPの両端を嵌入し、前記
    型枠14、14間にコンクリートを流し込んで、内部に
    水抜きパイプPを埋設固定したコンクリート擁壁の構築
    に使用する水抜きパイプの施工用具において、前記パイ
    プ嵌入部2に、水抜きパイプPを嵌め入れたときにパイ
    プPの内面に当接し、パイプPの軸心に向けて撓む外径
    調整片11を設けたことを特徴とする水抜きパイプの施
    工用具。
JP8181996A 1996-07-11 1996-07-11 水抜きパイプの施工用具 Pending JPH1025754A (ja)

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