JPH10257432A - 画像圧縮記録装置 - Google Patents

画像圧縮記録装置

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JPH10257432A
JPH10257432A JP5347197A JP5347197A JPH10257432A JP H10257432 A JPH10257432 A JP H10257432A JP 5347197 A JP5347197 A JP 5347197A JP 5347197 A JP5347197 A JP 5347197A JP H10257432 A JPH10257432 A JP H10257432A
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Keiichi Kawazu
恵一 河津
Chikada Kimizuka
京田 君塚
Takeshi Uryu
剛 瓜生
Kozo Aoyama
耕三 青山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像データを圧縮符号化して記録媒体に記録す
る構成において、記録媒体の容量を有効利用して圧縮画
像ファイルを記録できるようにする。 【解決手段】記憶媒体における残り容量が所定量を越え
るときには(S2)、圧縮画像ファイルの容量を変化さ
せる圧縮パラメータとしてのスケールファクターsfを
固定して圧縮処理を行う可変長圧縮を実行させる一方
(S5)、残り容量が最小容量付近になったときには、
圧縮画像ファイルの容量が残り容量になるように前記ス
ケールファクターsfを設定して圧縮処理を行わせる固
定長圧縮を実行させる(S4)。また、残り容量が所定
量を越える状態であっても、可変長圧縮で得られた圧縮
画像ファイルの容量が残り容量を越えている場合には
(S9)、固定長圧縮を行わせて残り容量に画像ファイ
ルを収めるようにする(S10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像圧縮記録装置に
関し、詳しくは、デジタルスチルカメラで撮影された画
像等を、圧縮符号化して半導体メモリ等の記録媒体に記
録する画像圧縮記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、デジタルスチルカメラ等にお
いて画像のデータ量を少なくして記録媒体に効率的に画
像を記録させるべく、画像信号を圧縮符号化して記録す
ることが行われており、圧縮符号化の方法として、DC
T(Discrete Cosine Transfer) とハフマン符号化を組
み合わせたJPEG圧縮と呼ばれる方法が広く用いられ
ている。
【0003】ここで、前記JPEG圧縮には、圧縮画像
ファイルの容量を一定にすべく、圧縮画像ファイルの容
量を変化させる圧縮パラメータ(量子化テーブル又はス
ケールファクター)を画像毎に変化させる固定長化方式
と、前記圧縮パラメータを画像に関わらずに一定とする
ことで、圧縮画像のファイル容量は一定にならないが画
質の劣化がどの画像でも同程度となる可変長化方式との
2種類があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記可変長化方式は、
前述のように画質劣化のばらつきが少なく、また、圧縮
パラメータを一定として圧縮符号化を行わせるから、固
定長化方式に比べて演算負担が少ないという利点がある
が、圧縮画像ファイルの容量が一定にならないため、記
録媒体の残量に新たな圧縮画像ファイルが収まるか否か
が分からず、記録を始めてから圧縮画像ファイルが収ま
らなかった場合は、その画像ファイルを記録しないこと
になるため、残りの容量が無駄になり、また、撮影され
た画像が記録されなくなる場合が生じるという問題があ
った。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、可変長化方式による簡便な圧縮符号化処理の利点
を生かしつつ、記録媒体を効率良く利用して圧縮画像フ
ァイルを記録媒体に記録することができる画像圧縮記録
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明は、画像データを圧縮符号化して記録媒体に記録す
る画像圧縮記録装置であって、前記圧縮符号化において
圧縮画像ファイルの容量を変化させる圧縮パラメータを
固定して画像データの圧縮符号化を行わせる可変長圧縮
手段と、圧縮画像ファイルの容量を目標量にすべく前記
圧縮パラメータを画像毎に変更して画像データの圧縮符
号化を行わせる固定長圧縮手段と、前記記録媒体の残り
容量に応じて、前記可変長圧縮手段若しくは前記固定長
圧縮手段のいずれかを選択して用いる選択手段とを有す
る構成とした。
【0007】前記画像データの圧縮符号化は、一般的な
JPEG圧縮を用いて行わせることができる。また、前
記固定長圧縮手段は、圧縮符号化処理の試行結果や、D
CT変換等を用いた空間周波数の分析結果等から、画像
が複雑であるほど圧縮パラメータを高圧縮側に変化させ
て、圧縮符号化後の圧縮画像ファイルの容量が目標値に
一致するようにするものである。尚、固定長圧縮手段に
おいては、全画素領域について同じの圧縮パラメータで
圧縮させる構成としても良いし、また、全画素領域を複
数ブロックに区分し、各ブロック毎に目標容量となるよ
うに、各ブロック毎に圧縮パラメータを設定しても良
い。
【0008】一方、可変長圧縮手段は、対象とする画像
の複雑さとは無関係に固定の圧縮パラメータで圧縮符号
化を行わせることから、画像が複雑であれば圧縮画像フ
ァイルの容量が大きくなり、逆に、画像が単純であれば
圧縮画像ファイルの容量が小さくなり、画像毎に圧縮画
像ファイルの容量が変化するものである。そして、本発
明では、記録媒体の記録容量のうち、圧縮画像ファイル
の記録に用いられた容量を除く、圧縮画像ファイルの新
たな記録が可能な容量、即ち、残り容量を監視し、該残
り容量に応じて前記可変長化と固定長化とを使い分ける
ものであり、基本的には、最初は可変長圧縮手段を用
い、残り容量が少なくなってきたときに固定長圧縮手段
に切りえるものである。
【0009】請求項2記載の発明では、前記選択手段
が、前記可変長圧縮手段による圧縮画像ファイルの容量
が、前記記録媒体の残り容量を上回るときに、前記可変
長圧縮手段に代えて、前記固定長圧縮手段により前記残
り容量内に収まるように画像データを圧縮符号化させる
構成とした。可変長圧縮手段では、残り容量に確実に収
まるように画像データを圧縮符号化することはできず、
残り容量を上回る容量の圧縮画像ファイルに圧縮される
ことがあるが、この場合には、固定長圧縮手段に切り換
え、残り容量を目標容量として、該目標容量となるよう
に圧縮パラメータを設定して圧縮符号化を行わせる。
【0010】請求項3記載の発明では、前記選択手段
が、前記記録媒体の残り容量が所定容量になったとき
に、前記可変長圧縮手段に代えて、前記固定長圧縮手段
により前記残り容量内に収まるように画像データを圧縮
符号化させる構成とした。かかる構成では、残り容量が
前記所定容量になったこと、換言すれば、残り容量が所
定量まで少なくなったことをもって、可変長圧縮手段か
ら固定長圧縮手段への切り換えが行われる。ここで、残
り容量が、最低限の画質を保持し得る圧縮画像ファイル
の最小容量よりも少ないときには、この僅かな残り容量
に収めるように固定長圧縮手段で記録しても、記録され
た画像の画質が許容レベルを下回ることになるので、前
記所定容量を前記最小容量以上とし、前記最小容量を下
回るときには、以後の記録は行わないようにすることが
好ましい。
【0011】請求項4記載の発明では、前記可変長圧縮
手段により画像データの圧縮符号化を行うときに、前記
記録媒体に記録した圧縮画像ファイルの個数及び容量と
前記記録媒体の残り容量とに基づいて前記可変長圧縮手
段における圧縮パラメータを修正する構成とした。可変
長圧縮手段においては、対象とする画像に関わらずに一
定の圧縮パラメータを用いるのが基本であるから、圧縮
処理の対象となる画像が複雑なものに偏っている場合に
は、残り容量が少なくなり過ぎる場合があり、逆に、単
純なものに偏っている場合には、無用に圧縮画像データ
の容量が抑制されることになる。そこで、残り容量とそ
れまでの画像記録で使った容量との比較から、可変長圧
縮における圧縮画像ファイルの容量の傾向(換言すれば
画像特性の傾向)を判断し、適正な圧縮画像ファイル容
量になるように圧縮パラメータを変更するものであり、
簡易的な固定長化ともいえる。そして、かかる構成にお
いても、残り容量に可変長圧縮による圧縮画像ファイル
が収まりきらないときや、残り容量が所定容量になった
ときには、固定長圧縮手段に切り換える。
【0012】請求項5記載の発明では、画像データを圧
縮符号化して記録媒体に記録する画像圧縮記録装置であ
って、前記圧縮符号化において圧縮画像ファイルの容量
を変化させる圧縮パラメータを固定して画像データの圧
縮符号化を行わせる可変長圧縮手段を備え、該可変長圧
縮手段によって圧縮して前記記録媒体に記録した圧縮画
像ファイルの個数及び容量と前記記録媒体の残り容量と
に基づいて前記可変長圧縮手段における圧縮パラメータ
を修正する構成とした。
【0013】上記構成では、請求項4記載の発明と同様
に、可変長化による画像圧縮において圧縮画像ファイル
の容量を調整しながら、記憶媒体の有効利用を図るもの
であるが、固定長圧縮手段を備える構成に限定しない趣
旨である。請求項6記載の発明では、前記記録媒体に記
録した圧縮画像ファイルの個数と容量とから、前記可変
長圧縮手段で圧縮した圧縮画像ファイルの平均容量を求
め、該平均容量で前記記録媒体の残り容量を除算した結
果に基づいて、前記可変長圧縮手段における圧縮パラメ
ータを修正する構成とした。
【0014】可変長で圧縮したときの圧縮画像ファイル
の平均容量を残り容量で除算すると、平均容量で記録し
たとした場合の残り容量が推定されるので、これによ
り、残り容量を可変長で記録する場合に圧縮画像ファイ
ルの容量をそれまでよりも抑制すべきか、余裕があるの
で圧縮画像ファイルの容量を増大させても良いかを判断
でき、該判断結果に基づいて可変長圧縮手段における圧
縮パラメータを修正するものである。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、固定長圧
縮を用いるときには、残り容量に収まるように画像デー
タを圧縮符号化できるから、残り容量が少なくなってき
たときに固定長圧縮を用いることで残り容量の有効利用
を図れると共に、残り容量が十分にあるときには、可変
長圧縮を用いることで、簡便な圧縮処理で画像を記録さ
せることが可能になるという効果がある。
【0016】請求項2記載の発明によると、可変長圧縮
で圧縮した画像ファイルが残り容量に収まらないとき
に、固定長圧縮に切り換えて残り容量に画像ファイルを
圧縮して記録させるので、可変長圧縮では記録できない
画像を、記録容量を使い切って記録させることができる
という効果がある。請求項3記載の発明によると、残り
容量が所定容量になったときに可変長圧縮から固定長圧
縮に切り換えることで、残り容量を固定長圧縮によって
有効に使い切って画像ファイルを記録させることができ
るという効果がある。
【0017】請求項4及び請求項5記載の発明による
と、可変長圧縮によって画像データを圧縮するときに、
圧縮の結果を次回の可変長圧縮に反映させて圧縮レベル
を変更するので、簡易的に圧縮画像ファイルの容量を調
整して、記録媒体の記録容量の有効利用が図れるという
効果がある。請求項6記載の発明によると、可変長圧縮
での平均的な圧縮画像ファイルの容量から、残り容量に
おける記録状態を予測して、可変長圧縮における圧縮パ
ラメータを修正するので、残り容量が僅かになるまで可
変長圧縮による画像記録を行わせることが可能になると
いう効果がある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
添付の図面に基づいて説明する。尚、本実施の形態で
は、デジタルスチルカメラにおいて画像データを圧縮符
号化してメモリに記録するときの例を示すが、圧縮符号
化する画像をデジタルスチルカメラによる撮影画像に限
定するものではない。
【0019】図1は、実施の形態に係るデジタルスチル
カメラのハードウェア構成を示すブロック図である。こ
の図1において、フォーカスレンズ101,絞り102 等で構
成された光学系を介して得られた被写体の光画像は、C
CD103 等の撮像素子の受光面に結像される。また、こ
のときフォーカスレンズ101,絞り102 は、レンズ・絞り
ドライバ104により駆動され、CCD103 は、CCDド
ライバ105 により駆動される。
【0020】ここで、撮像素子を構成するCCD103
は、受光面に結像された被写体の光画像を電荷量に変換
し、アナログ画像信号を出力する。CCD103 から出力
されたアナログ画像信号は、プリプロセス回路106 で相
関二重サンプリング処理(CDS)や自動利得制御(A
GC)が施された後、A/D変換器107 によってデジタ
ル画像信号に変換される。
【0021】前記A/D変換器107 からのデジタル画像
信号は、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)10
8 に入力され、輝度処理,色処理などが施される。そし
て、DSP108 の出力は、メモリコントローラ109 を介
してRAM110 に蓄えられた後、JPEG−LSI111
でJPEG圧縮符号化処理が施されて、フラッシュメモ
リ等を内蔵したミニチュアカード(記録媒体)112 に記
録される。
【0022】但し、記録媒体を前記ミニチュアカード11
2 に限定するものではない。メインCPU113 は、前記
レンズ・絞りドライバ104 ,CCDドライバ105 ,プリ
プロセス回路106 ,A/D変換器107 ,DSP108 を制
御すると共に、サブCPU114 との間で通信を行い、サ
ブCPU114 は、フラッシュ115 ,ブザー116 ,液晶パ
ネル(LCD)117 ,LED118 を制御し、各スイッチ
119 からの信号を読み込む。
【0023】前記JPEG−LSI111 を用いた圧縮処
理においては、圧縮処理後の圧縮画像ファイルの容量
(データ量)が目標量になるように、画像毎に圧縮率を
決定する圧縮パラメータとしてのスケールファクターs
fを設定する固定長圧縮(固定長圧縮手段)と、スケー
ルファクターsfを固定して画像データの圧縮符号化を
行わせる可変長圧縮(可変長圧縮手段)との双方を行え
る構成としてある。
【0024】尚、前記固定長圧縮においては、例えば圧
縮符号化の試行を行わせ、その結果から推定される圧縮
後のデータ量とスケールファクターsfとの相関から、
目標量となるスケールファクターsfを決定する構成と
したり、また、DCT変換の結果等に基づく空間周波数
分析に基づいて前記スケールファクターsfを決定した
り、更に、全画素領域を複数領域に分割し、該分割した
ブロック毎の圧縮結果と該ブロック単位での目標量との
比較から、次のブロックにおけるスケールファクターs
fを設定する構成であっても良く、固定長圧縮の具体的
な処理内容を限定するものではない。
【0025】本実施の形態では、前記可変長圧縮と固定
長圧縮とを、前記記録媒体としてのミニチュアカード11
2 の残り容量に応じて切り換えて画像データの圧縮記録
を行わせるようになっており、以下に、前記切り換えの
様子を説明する。図2のフローチャートにおいて、S1
では、前記ミニチュアカード112 の残り容量(画像ファ
イルを記憶する領域の空き容量)を求め、次のS2で
は、前記残り容量と所定容量とを比較する。
【0026】前記所定容量は、予測される最も複雑な画
像を圧縮処理したときに最低限の画質を保持し得る圧縮
画像ファイルの最小容量とすることが好ましく、この最
小容量よりも残り容量が少ないときには、S3へ進み、
以後の画像記録を禁止する。尚、空き容量がないのに撮
影が行われてしまうと、折角撮影した画像が記録できな
いことになってしまうので、画像記録を禁止すると共
に、空き容量無しとしてデジタルスチルカメラに表示
し、その後の撮影を禁止すると良い。
【0027】残り容量が前記最小容量以下の場合であっ
ても、固定長圧縮における目標容量を前記残り容量に設
定すれば、画像を残り容量内に収めることが可能である
が、前述のように画質劣化が大きいので、残り容量があ
っても画像記録を行わないことにする。一方、S2で、
残り容量が所定容量(最小容量)に略等しい(残り容量
が最小容量+α以下である)と判断されたときには、S
4へ進んで、固定長圧縮と可変長圧縮のうちの固定長圧
縮を選択し(選択手段)、前記最小容量(若しくは残り
容量)を目標容量として、圧縮後の画像データ(圧縮画
像ファイル)の容量が前記目標容量になるようにスケー
ルファクターsfを設定して圧縮処理が行われるように
する。
【0028】また、S2で、残り容量が所定容量(最小
容量+α)を越えていると判断されたときには、S5へ
進んで、固定長圧縮と可変長圧縮のうちの可変長圧縮を
選択し、画像に無関係に予め設定されたスケールファク
ターsfにより圧縮処理が行われるようにする。そし
て、S6で撮影が行われたことが判別されると、S7へ
進んで、前記設定に従って圧縮処理を行わせ、S8で
は、前記圧縮処理が可変長圧縮によって行われたか否か
を判別する。
【0029】S8で、可変長圧縮によって圧縮処理した
ことが判別されると、S9へ進んで、該可変長圧縮によ
る圧縮画像ファイルの容量が残り容量以下であるか否か
を判別し、残り容量にそのまま収まるときには、S11へ
進んで、可変長圧縮で処理された圧縮画像ファイルをそ
のままミニチュアカード112 に記録させる。一方、可変
長圧縮による圧縮画像ファイルの容量が残り容量を越え
ているときには、そのままではミニチュアカード112 に
記録することができないので、S10へ進み、現在の残り
容量を目標容量とする固定長圧縮を行わせ(選択手
段)、該固定長圧縮で得られた圧縮画像ファイルをS11
でミニチュアカード112 に記録させる。
【0030】また、S8で固定長圧縮で圧縮処理したこ
とが判別されたときには、残り容量に収まるように圧縮
処理がなされているから、そのままS11へ進んで固定長
圧縮による圧縮画像ファイルをミニチュアカード112 に
記録させる。かかる構成によると、図3に示すように、
ミニチュアカード112 の記憶容量内において、残り容量
が前記最小容量付近になるまでは、一定のスケールファ
クターsf1(圧縮パラメータ)による可変長圧縮が行
われる。該可変長圧縮においては、各圧縮画像ファイル
(図3のFile1〜File5)の容量はばらつくことになる
が、圧縮結果を目標量に一致するためのスケールファク
ターsfの決定が必要でない分だけ演算負担が軽く、ま
た、各画像を同程度の劣化レベルで圧縮記録できる。そ
して、残り容量が、前記可変長圧縮では確実な画像記録
が行えない程度(但し、前記最小容量以上)になると、
固定長圧縮を行って残り容量に収まるように画像データ
を圧縮するので(図3のFile6)、ミニチュアカード11
2 を無駄なく使って画像データを記憶することができ、
記録容量の有効利用が図られる。
【0031】ところで、上記では、可変長圧縮における
スケールファクターsfを同じ値にsf1に固定した
が、デジタルスチルカメラで撮影される画像のように、
画像個々の複雑さのばらつきが大きく、圧縮画像ファイ
ルの容量が大きくばらつく場合には、規定の画像数を記
録できなくなったりするので、図4のフローチャートに
示すように、前記可変長圧縮におけるスケールファクタ
ーsfを修正することで、圧縮画像ファイルの容量を調
整することが好ましい。
【0032】図4のフローチャートは、前記図2のフロ
ーチャートにおけるS5の処理内容を図4のフローチャ
ートに示すものに変更することを示すものであり、図2
のフローチャートのS5以外の部分は上記同様な処理が
行われるものとする。S2で残り容量が所定量を越えて
いると判断されると、S51へ進んで可変長圧縮方式を選
択し、次のS52では、それまでに可変長圧縮で処理して
記録した圧縮画像ファイルの全容量をファイル数(最小
で2)で除算することで、可変長圧縮による圧縮画像フ
ァイルの平均容量を求める。
【0033】S53では、平均容量で残る容量に画像を記
録させた場合に残る容量vaを、現在の残り容量を前記
平均容量で除算した余りとして求める。S54では、前記
S54で求めた容量vaと所定容量(1)とを比較し、前
記容量vaが所定容量(1)未満であるとき、即ち、平
均容量が標準よりも大きなときには、S55へ進み、スケ
ールファクターsf(圧縮パラメータ)を高圧縮側(s
fを増大させる側)に所定値αだけ修正する。例えば、
連続的にS54で前記容量vaが所定容量(1)未満であ
ると判別されたときには、図5に示すように、スケール
ファクターsfが所定値αずつ増大修正されることにな
る。尚、前記所定値(1)は、前記最低限の画質を保持
し得る圧縮画像ファイルの最小容量とすることが好まし
い。
【0034】上記のスケールファクターsfの修正によ
って次回可変長圧縮で処理するときに、圧縮画像ファイ
ル容量の減少方向への修正を図って、平均容量の減少、
引いては、前記容量vaの拡大を図り、前記最小容量に
残して最後に固定長圧縮で画像を記録できるようにす
る。一方、前記容量vaと所定容量(1)以上であると
きには、S56へ進み、前記所定容量(1)よりも大きな
所定容量(2)と前記容量vaとを比較し、容量vaが
前記所定容量(2)を越えているとき、即ち、平均容量
が標準容量よりも小さいときには、S57へ進み、スケー
ルファクターsf(圧縮パラメータ)を低圧縮側(sf
を減少させる側)に所定値αだけ修正する。
【0035】上記のスケールファクターsfの修正によ
って次回可変長圧縮で処理するときに、圧縮画像ファイ
ル容量の増大方向への修正を図って、記録容量に余裕が
あるのに過剰に画像データが圧縮されてしまうこと回避
する。上記のようにスケールファクターsfを修正しつ
つ可変長圧縮を行わせ(図6のFile1〜File5)、残り
容量が、前記可変長圧縮では確実な画像記録が行えない
程度(但し、前記最小容量以上)になると、固定長圧縮
を行って残り容量に収まるように画像データを圧縮する
(図6のFile6)。
【0036】かかる構成によれば、可変長圧縮を行わせ
るときであっても、簡易的に圧縮画像ファイルの容量を
調整して、残り容量を管理できるので、より有効に記録
容量を活用できることになる。尚、上記のスケールファ
クターsfの修正制御を伴う可変長圧縮のみで、画像デ
ータをミニチュアカード112 に記録させ、固定長圧縮を
用いない構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるデジタルスチルカメラのハ
ードウェア構成を示すブロック図。
【図2】実施の形態における圧縮処理の様子を示すフロ
ーチャート。
【図3】記録媒体内における画像ファイルの記録状態
を、圧縮処理に用いたスケールファクター(圧縮パラメ
ータ)と共に示す図。
【図4】可変長圧縮におけるスケールファクター(圧縮
パラメータ)の修正制御の様子を示すフローチャート。
【図5】スケールファクターsfと圧縮画像ファイルの
容量との相関を示す線図。
【図6】記録媒体内における画像ファイルの記録状態
を、圧縮処理に用いたスケールファクター(圧縮パラメ
ータ)と共に示す図。
【符号の説明】
101 フォーカスレンズ 102 絞り 103 CCD 104 レンズ・絞りドライバ 105 CCDドライバ 106 プリプロセス回路 107 A/D変換器 108 DSP 109 メモリコントローラ 110 RAM 111 JPEG−LSI 112 ミニチュアカード 113 メインCPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青山 耕三 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを圧縮符号化して記録媒体に記
    録する画像圧縮記録装置であって、 前記圧縮符号化において圧縮画像ファイルの容量を変化
    させる圧縮パラメータを固定して画像データの圧縮符号
    化を行わせる可変長圧縮手段と、圧縮画像ファイルの容
    量を目標量にすべく前記圧縮パラメータを画像毎に変更
    して画像データの圧縮符号化を行わせる固定長圧縮手段
    と、前記記録媒体の残り容量に応じて、前記可変長圧縮
    手段若しくは前記固定長圧縮手段のいずれかを選択して
    用いる選択手段とを有することを特徴とする画像圧縮記
    録装置。
  2. 【請求項2】前記選択手段が、前記可変長圧縮手段によ
    る圧縮画像ファイルの容量が、前記記録媒体の残り容量
    を上回るときに、前記可変長圧縮手段に代えて、前記固
    定長圧縮手段により前記残り容量内に収まるように画像
    データを圧縮符号化させることを特徴とする請求項1記
    載の画像圧縮記録装置。
  3. 【請求項3】前記選択手段が、前記記録媒体の残り容量
    が所定容量になったときに、前記可変長圧縮手段に代え
    て、前記固定長圧縮手段により前記残り容量内に収まる
    ように画像データを圧縮符号化させることを特徴とする
    請求項1記載の画像圧縮記録装置。
  4. 【請求項4】前記可変長圧縮手段により画像データの圧
    縮符号化を行うときに、前記記録媒体に記録した圧縮画
    像ファイルの個数及び容量と前記記録媒体の残り容量と
    に基づいて前記可変長圧縮手段における圧縮パラメータ
    を修正することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    つに記載の画像圧縮記録装置。
  5. 【請求項5】画像データを圧縮符号化して記録媒体に記
    録する画像圧縮記録装置であって、 前記圧縮符号化において圧縮画像ファイルの容量を変化
    させる圧縮パラメータを固定して画像データの圧縮符号
    化を行わせる可変長圧縮手段を備え、該可変長圧縮手段
    によって圧縮して前記記録媒体に記録した圧縮画像ファ
    イルの個数及び容量と前記記録媒体の残り容量とに基づ
    いて前記可変長圧縮手段における圧縮パラメータを修正
    することを特徴とする画像圧縮記録装置。
  6. 【請求項6】前記記録媒体に記録した圧縮画像ファイル
    の個数と容量とから、前記可変長圧縮手段で圧縮した圧
    縮画像ファイルの平均容量を求め、該平均容量で前記記
    録媒体の残り容量を除算した結果に基づいて、前記可変
    長圧縮手段における圧縮パラメータを修正することを特
    徴とする請求項4又は5に記載の画像圧縮記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005046228A1 (ja) * 2003-11-05 2005-05-19 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 情報記録装置及び情報記録方法並びに記録プログラム

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