JPH09247675A - 画像圧縮方法および画像圧縮システム - Google Patents

画像圧縮方法および画像圧縮システム

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JPH09247675A
JPH09247675A JP5648896A JP5648896A JPH09247675A JP H09247675 A JPH09247675 A JP H09247675A JP 5648896 A JP5648896 A JP 5648896A JP 5648896 A JP5648896 A JP 5648896A JP H09247675 A JPH09247675 A JP H09247675A
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JP
Japan
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code volume
encoding
characteristic line
compression degree
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Application number
JP5648896A
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English (en)
Inventor
Hideaki Yashima
秀明 八島
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Fujifilm Holdings Corp
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の固定長化処理を行うことができる画
像圧縮技術を提供することである。 【解決手段】 圧縮度とコードボリュームの関係を示す
第1の特性線において目標コードボリュームに対応する
圧縮度で対象画像データを符号化し、該符号化により得
られる第1のコードボリュームを求める第1の符号化工
程と、第1のコードボリュームに基づき修正特性線を生
成する特性線修正工程と、修正特性線を用いて目標コー
ドボリュームに対応する修正圧縮度を求める圧縮度修正
工程と、修正圧縮度で対象画像データを符号化し、符号
データを生成する第2の符号化工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像処理
に関し、特に、デジタル画像を圧縮してデータ量を少な
くすることができる画像圧縮技術に関する。
【0002】
【従来の技術】画像圧縮システムを用いるものの一つ
に、デジタルスチルカメラがある。デジタルスチルカメ
ラは、被写体にレンズを向けて、シャッタボタンを押す
ことにより、デジタル静止画像の撮影を行う。レンズを
介して結像される画像は、電気信号に変換され、データ
圧縮されて、取り替え可能なメモリカード等に記憶され
る。データ圧縮は、データ量を減らして、メモリカード
に多くの画像データを記憶させるために行われる。
【0003】デジタル画像をデータ圧縮することにより
得られる符号データの量は、デジタル画像が有する空間
的周波数分布等により異なる。例えば、高周波成分を多
く含むデジタル画像については、符号データの量をあま
り少なくすることができない。一方、高周波成分の少な
いデジタル画像については、符号データの量をかなり少
なくすることができる。つまり、データ圧縮の方式によ
り異なるが、一般的にデータ圧縮により生成される符号
データの量は、デジタル画像の種類により異なる。
【0004】データ圧縮された符号データは、メモリカ
ード等の記憶媒体に記憶される。メモリカードは、例え
ば1Mバイトの記憶容量を有するものであり、その場合
1Mバイト以上のデータを記憶させることができない。
【0005】メモリカードに1Mバイトを越えて、符号
データを書き込まないようにするため、または撮影者の
便宜のために、記録可能な残り枚数を撮影者に知らせる
必要がある。データ圧縮される符号データがデジタル画
像の種類によらず、各画像当たり全て同じデータ量であ
るならば、メモリカードに記録可能なデジタル画像の枚
数を撮影者に容易に知らせることができる。
【0006】しかし、符号データ量が可変である場合に
は、残り枚数を撮影者に知らせることができない。これ
から撮影する画像の符号データ量が少なければ、多くの
枚数を記録可能であり、撮影する画像の符号データ量が
多ければ、少ない枚数しか記録することができない。
【0007】そこで、デジタル画像をデータ圧縮する際
には、符号データの固定長化処理を行うことが望まれ
る。固定長化処理を行うことにより、どんな種類のデジ
タル画像であってもほぼ一定量の符号データに変換する
ことができる。固定長化処理は、1枚(1フレーム)の
デジタル画像をデータ圧縮し、固定長の符号データを生
成するための処理である。符号データが固定長であれ
ば、容易に残り枚数を撮影者に知らせることができる。
【0008】次に、固定長化処理について説明する。固
定長化処理を行うには、まず前処理として統計処理を行
い、その統計処理の結果に応じて、データ圧縮の圧縮度
を調整し、固定長の符号データを生成する。
【0009】撮影者がシャッタボタンを押すと、デジタ
ル画像が取り込まれる。次に、取り込まれたデジタル画
像に対して、統計処理を行う。統計処理とは、取り込ま
れたデジタル画像について圧縮を行った場合にどの位の
量の符号データが生成されるのかを推測する処理であ
る。
【0010】統計処理が終了すると、圧縮処理および記
憶処理が行われる。統計処理の結果、符号データが多め
に生成されそうであると推測されれば、圧縮度を高めに
設定して圧縮を行えばよい。符号データが少なめに生成
されそうであると推測されれば、圧縮度を低めに設定し
て圧縮を行えばよい。データ圧縮により生成される符号
データは、常にほぼ一定のデータ量となる。
【0011】その後、記憶処理により、データ圧縮され
た符号データは、メモリカードに記録される。以上で、
デジタル画像の取り込みから、メモリカードへの記録ま
での一連の処理は終了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】符号データの固定長化
処理を行う方法として、以下の方法がある。まず、統計
処理として、基準の圧縮度で圧縮処理を1回行ってみ
る。その結果、目標のデータ量より多いデータ量が生成
されたときには、基準の圧縮度よりも高い圧縮度に設定
する。一方、目標のデータ量より少ない量の符号データ
が生成されたときには、基準の圧縮度よりも低い圧縮度
に設定する。その設定された圧縮度で、正式な圧縮処理
を行い、画像の符号データを生成する。
【0013】しかし、圧縮度と符号データ量の関係は、
画像の種類により異なるので、目標データ量と生成され
る符号データ量の誤差にばらつきが生じる。統計処理を
1回行っただけでは、固定長化の精度は低い。
【0014】本発明の目的は、高精度の固定長化処理を
行うことができる画像圧縮方法を提供することである。
本発明の他の目的は、高精度の固定長化処理を行うこと
ができる画像圧縮システムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の画像圧縮方法
は、圧縮度とコードボリュームの関係を示す第1の特性
線において目標コードボリュームに対応する圧縮度で対
象画像データを符号化し、該符号化により得られる第1
のコードボリュームを求める第1の符号化工程と、前記
第1のコードボリュームに基づき修正特性線を生成する
特性線修正工程と、前記修正特性線を用いて目標コード
ボリュームに対応する修正圧縮度を求める圧縮度修正工
程と、前記修正圧縮度で対象画像データを符号化し、符
号データを生成する第2の符号化工程とを含む。
【0016】第1の特性線は、圧縮度とコードボリュー
ムの関係を示すものとして決められている。目標コード
ボリュームの符号データを生成するため、まず、第1の
特性線において、目標コードボリュームに対応する圧縮
度を求める。当該圧縮度で対象画像データを符号化し、
当該符号化により得られる第1のコードボリュームを求
める。そして、第1のコードボリュームを基にして修正
特性線を生成し、当該修正特性線において、目標コード
ボリュームに対応する修正圧縮度を求める。修正圧縮度
は、目標コードボリュームの符号データを生成するため
の圧縮度として推定される。修正圧縮度で対象画像デー
タを符号化することにより、高精度の符号データを生成
することができる。
【0017】本発明の画像圧縮システムは、圧縮度とコ
ードボリュームの関係を示す第1の特性線を記憶する記
憶手段と、前記第1の特性線において目標コードボリュ
ームに対応する圧縮度で対象画像データを符号化し、該
符号化により得られる第1のコードボリュームを求める
第1の符号化手段と、前記第1のコードボリュームに基
づき修正特性線を生成する特性線修正手段と、前記修正
特性線を用いて目標コードボリュームに対応する修正圧
縮度を求める圧縮度修正手段と、前記修正圧縮度で対象
画像データを符号化し、符号データを生成する第2の符
号化手段とを有する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例による画
像圧縮システムの構成を示すブロック図である。この画
像圧縮システムは、デジタル静止画像の標準的な圧縮方
式であるJPEG(joint photographic expert group
)方式に準拠する符号データを生成する。従来のJP
EG方式のシステムの資源をそのまま活用することがで
きる。
【0019】画像圧縮システムは、画像メモリ1、離散
コサイン変換(以下、DCTという)部2、DCT係数
メモリ3、量子化部4、符号化部5、カウンタ6、スケ
ールファクタ決定部7、およびコントローラ8を有す
る。コントローラ8は、他の全ての処理ブロックとの間
でタイミング信号の受け渡しを行い、処理ブロック間の
タイミングを調整する。
【0020】次に、各処理ブロックについて説明する。
画像メモリ1は、例えば、DRAMやフラッシュメモリ
であり、1フレームの画像データを記憶する。画像メモ
リ1には、通常ラスタ形式で画像データが記憶されてい
る。画像データは、複数の画素データからなる。
【0021】ラスタ形式とは、1フレームの画像につい
ての以下の画素データの並びである。まず、画像の左上
隅の画素から始まって右水平方向に向かい順次並ぶ。右
端の画素まで行ったら、続いて、次のラインの左端の画
素から始まり、右水平方向に向かい順次並ぶ。以下、同
様にして、1番下のラインまで行う。右下隅の画素が最
後のデータとなる。
【0022】画像圧縮システムは、基本的に、8×8画
素からなるブロック単位で処理を行うので、画像メモリ
1は、画像データをラスタ形式からブロック形式に変換
し、DCT部2に供給する。白黒画像は、画像データが
1種類である。カラー画像は、輝度データと色データと
に別れるが、それぞれのデータは別の画像データとして
ラスタ/ブロック変換される。
【0023】ブロック形式とは、1フレームの画像につ
いての以下の画素データの並びである。1フレームの画
像は、複数のブロックに領域分割される。1ブロック
は、8×8画素である。1フレームにおけるブロックの
順番は、上記のラスタ形式と同様に、左上隅のブロック
から始まり、右水平方向に並ぶ。右端に達したら、次の
ブロックの並びに移り、左から右に並ぶ。以下、同様の
並びを繰り返す。最後のブロックは、右下隅のブロック
である。ブロック内の画素データの並びは、やはりラス
タ形式と同様であり、ブロック内の左上隅の画素データ
から始まり、右水平方向に並ぶ。右端に達したら、次の
ラインに移る。最後の画素データは、ブロック内の右下
隅の画素データである。
【0024】DCT部2には、ブロック形式の画像デー
タIが供給される。以下は、1ブロックの画像データを
1単位として処理が行われる。つまり、JPEG圧縮
は、1枚の画像を8×8画素のブロックに分割し、各ブ
ロックを単位に、以下の処理を行う。
【0025】DCT部2は、ブロック単位の画像データ
IについてDCT処理を行う。DCT処理は、画像デー
タIを、転置コサイン係数行列Dt とコサイン係数行列
Dとで挟み、行列演算を行うことによって、DCT係数
Fを得る。
【0026】F=Dt ID DCT係数Fは、8×8の行列であり、空間周波数成分
を示す。DCT係数メモリ3は、例えばDRAMやSR
AMであり、DCT部2で生成されるDCT係数Fを記
憶する。
【0027】次に、量子化部4の構成を説明する。メモ
リ11は、基準量子化テーブルQを記憶する。図2は、
基準量子化テーブルQの例を示す。前述のように、画像
圧縮システムは、8×8のブロック単位でデータ圧縮を
行うので、それに対応して量子化テーブルQは、8×8
の行列により構成される。
【0028】基準量子化テーブルQは、標準の圧縮度で
データ圧縮を行うための量子化テーブルである。量子化
処理は、8×8のDCT係数Fに対して、量子化テーブ
ルQ内の対応する係数で除算を行う。DCT係数は、行
列の左上方向ほど空間的周波数成分が低く、右下方向ほ
ど周波数成分が高い。基準量子化テーブルQは、全体と
して低い周波数成分ほど細かく、高い周波数成分ほど粗
く量子化を行うことを示している。一般的に、データ圧
縮は、人間の視覚特性を考慮して、また高周波成分にノ
イズが多いことを考慮して、画像データの高周波成分の
情報を削ることにより行う。
【0029】図1に戻り、乗算器12は、基準量子化テ
ーブルQにスケールファクタSFを乗じる。つまり、基
準量子化テーブルQの行列の全ての要素にスケールファ
クタSFを乗じる。乗算器12は、量子化テーブルSF
・Qを出力する。
【0030】スケールファクタSFは、符号データの圧
縮度に相当する。スケールファクタSFが大きいほど圧
縮度が大きいことを示し、スケールファクタSFが小さ
いほど圧縮度が小さいことを示す。
【0031】除算器13には、SF・Qが供給される。
除算器13は、DCT係数メモリ3に記憶されているD
CT係数Fuvを、量子化テーブルSF・Quvで割
り、下式で示す量子化係数Ruvを出力する。丸め込み
roundは、最も近い整数への整数化を意味する。
【0032】 Ruv=round〔Fuv/(SF・Quv)〕 符号化部5は、量子化データRuvに対して符号化処理
を行う。符号化処理は、ランレングス符号化およびハフ
マン符号化の処理を含む。ランレングス符号化は、0の
値が連続して続くようなデータに対して、高圧縮を行う
ことができる。量子化データRuvは、行列の右下部分
(高周波成分)に多くの0が集まりやすい。この性質を
利用して、量子化データの行列Ruvをジグザグスキャ
ンでランレングス符号化を行えば、高圧縮を行うことが
できる。ジグザグスキャンとは、低周波成分から高周波
成分へ向けて順次スキャンを行う方法である。
【0033】符号化部5は、ランレングス符号化を行っ
た後に、ハフマン符号化を行い、符号データを生成す
る。カウンタ6は、符号化部5で生成された符号データ
の量CVをカウントする。1フレームの画像は、例え
ば、n個のブロックから構成される。符号データはブロ
ック単位で生成されるので、カウンタ6は、全てのブロ
ック(n個のブロック)の符号データの量を累算するこ
とにより、1フレームの画像の符号データの量(以下、
コードボリュームという)CVを算出する。
【0034】スケールファクタ決定部7には、カウンタ
6からコードボリュームCVが供給される他、外部から
目標コードボリュームCVxが供給される。目標コード
ボリュームCVxは、ユーザまたはシステムが望む1枚
の画像について生成される符号データの量である。
【0035】スケールファクタ決定部7は、カウントし
たコードボリュームCVと目標コードボリュームCVx
に基づき、量子化部4に供給すべきスケールファクタS
Fを決定する。そして、数種類のスケールファクタSF
を量子化部4に供給し、それぞれのスケールファクタS
Fでのコードボリュームを得た後、目標コードボリュー
ムCVxに対応するスケールファクタSFnを推定し、
量子化部4に出力する。
【0036】スケールファクタSFnは、目標コードボ
リュームCVxの符号データを生成するための圧縮度と
して推定される。スケールファクタSFnが求まると、
統計処理は終了する。
【0037】図3は、本実施例による画像圧縮システム
が行う処理手順を示すフローチャートである。画像圧縮
システムは、固定長化処理を行い、符号データを生成す
る。固定長化される目標コードボリュームはCVxであ
る。
【0038】ステップSA1では、統計処理を行う。統
計処理は、目標コードボリュームCVxを生成するため
のスケールファクタSFnを推定する。スケールファク
タSFnは、スケールファクタ決定部7から出力され
る。統計処理の詳細は、後に図5を参照しながら説明す
る。
【0039】ステップSA2では、統計処理で決定され
たスケールファクタSFnを用いて正式な圧縮処理を行
う。スケールファクタSFnは、量子化部4に供給され
る。画像圧縮システムは、スケールファクタSFnを用
いてデータ圧縮を行い、1枚の画像の符号データを生成
する。
【0040】符号データは、符号化部5から出力され
る。生成される符号データのコードボリュームは、目標
コードボリュームCVxに高精度で近づけることができ
る。以上で、固定長化圧縮処理は終了する。
【0041】図1のスケールファクタ決定部7は、図4
(B)に示す平均特性曲線avを記憶する。平均特性曲
線avは、スケールファクタSFを関数とするコードボ
リュームCVの曲線である。平均特性曲線avの求め方
を次に説明する。
【0042】図4(A)は、4つの代表的な特性曲線を
示すグラフである。横軸はスケールファクタSFを示
し、縦軸はコードボリュームCVを示す。曲線SP1,
SP2,SP3,SP4は、それぞれ代表的な画像の特
性曲線を示す。特性曲線は、画像の種類により異なる。
どんな画像でもスケールファクタSFが大きくなるほど
コードボリュームCVは小さくなるが、画像の種類によ
りその変化の度合いが異なる。例えば、スケールファク
タSFを大きくすると、コードボリュームCVが急激に
小さくなるものもあれば、コードボリュームCVがほと
んど変わらないものもある。
【0043】図4(B)は、平均特性曲線avを示すグ
ラフである。横軸はスケールファクタSFを示し、縦軸
はコードボリュームCVを示す。平均特性曲線avは、
図4(A)の代表的な特性曲線sp1〜sp4を基にし
て生成されるものであり、例えばあらゆる画像の平均的
な特性曲線である。図4(A)では図の簡素化のため、
わずか4つの曲線sp1〜sp4しか示していないが、
なるべく多くの画像の特性曲線を基に平均特性曲線av
を生成するのが好ましい。平均特性曲線avは、図1の
スケールファクタ決定部7に記憶される。
【0044】イニシャルスケールファクタSFiは、平
均特性曲線av上において目標コードボリュームCVx
に対応するスケールファクタである。目標コードボリュ
ームCVxは、図1に示すように、外部からスケールフ
ァクタ決定部7に供給されるパラメータである。
【0045】イニシャルスケールファクタSFiは、統
計処理を行う際に用いられる。次に、統計処理の説明を
行う。図5は、図3のステップSA1の統計処理の詳細
を示すフローチャートである。
【0046】ステップSB1では、イニシャルスケール
ファクタSFiを用いて1枚の画像のデータ圧縮を行
い、コードボリュームCVx’を求める。図6(A)
に、その様子を示す。イニシャルスケールファクタSF
iは、平均特性曲線av上において目標コードボリュー
ムCVxに対応するスケールファクタである。スケール
ファクタSFiを用いて、実際に対象画像をデータ圧縮
する。圧縮の結果、例えばコードボリュームCVx’が
得られる。点21は、スケールファクタSFiとコード
ボリュームCVx’の交点である。
【0047】もし、対象画像が平均特性曲線avと同じ
特性を持つのであれば、点21は平均特性曲線av上に
位置する。すなわち、コードボリュームCVx’はコー
ドボリュームCVxと同じ値になる。
【0048】しかし、画像の種類に応じて特性曲線は異
なるので、ほとんどの場合、コードボリュームCVx’
とコードボリュームCVxは等しくならない。もし、コ
ードボリュームCVx’がコードボリュームCVxと同
じになったときには、イニシャルスケールファクタSF
iをスケールファクタSFnとして決定し、統計処理を
終了すればよい。
【0049】もし、コードボリュームCVx’とコード
ボリュームCVxが等しくないときには、以下の処理を
続ける。ここで、以上の処理を、図1を参照しながら説
明する。スケールファクタ決定部7は、イニシャルスケ
ールファクタSFiを量子化テーブル4に供給する。画
像圧縮システムは、画像メモリ1に記憶されている画像
データをDCT部2でDCT処理し、量子化部4で量子
化し、符号化部5で符号化処理する。カウンタ6は、符
号データのコードボリュームCVx’を出力する。
【0050】なお、後にコードボリュームを求める際に
も、スケールファクタSFの指示方法とコードボリュー
ムCVの算出方法は上記と同じである。図5に戻り、ス
テップSB2では、前ステップで求められたコードボリ
ュームCVx’を基に、新たな特性曲線av’を求め
る。
【0051】図6(B)に、その様子を示す。点21
は、イニシャルスケールファクタSFiとコードボリュ
ームCVx’の交点であり、対象画像の特性を示す点で
ある。対象画像の特性曲線は、点21を通過するものに
なることが推定できる。そこで、点21を通過するよう
に、新たな特性曲線av’を求める。特性曲線av’
は、例えば、平均特性曲線avを平行移動させることに
より生成される。当該平行移動は、縦軸方向の移動、横
軸方向の移動、縦軸および横軸方向の移動であってもよ
い。
【0052】なお、特性曲線av’は、平均特性曲線a
vを平行移動させる場合に限らず、その他の方法により
生成してもよい。また、特性曲線av’は、点21を通
過するものでなくてもよい。ただし、平均特性曲線av
と点21を基に生成するのが好ましい。
【0053】図5に戻り、ステップSB3では、特性曲
線av’を基にn個のスケールファクタを決定し、当該
n個のスケールファクタを用いてデータ圧縮を行う。n
回のデータ圧縮を行うことにより、n個のコードボリュ
ームが得られる。
【0054】続いて、ステップSB4において、前ステ
ップで得られたn個のコードボリュームを基にして近似
の特性曲線を求める。図7(C)、(D)に、その様子
を示す。図7(C)に示すように、特性曲線av’上
で、目標コードボリュームCVxに対応するスケールフ
ァクタSFxを求める。求めるべきスケールファクタ
は、SFxの近辺にあるであろうことが推測される。
【0055】次に、図7(D)に示すように、スケール
ファクタSFxを含む領域内にn個のスケールファクタ
を決定する。例えば、n=4とし、SFxの前後に4個
のスケールファクタSF1、SF2、SF3、SF4を
決定する。
【0056】nの値は任意であるが、nを大きくすれば
高精度の統計処理(固定長化処理)を行うことができ、
nを小さくすれば高速の統計処理を行うことができる。
スケールファクタSF1〜SF4を決定した後、各スケ
ールファクタを用いてデータ圧縮を行い、点31、3
2、33、34を求める。点31は、スケールファクタ
SF1でデータ圧縮を行ったときのコードボリュームを
表す。点32、33、34は、それぞれスケールファク
タSF2、SF3、SF4でデータ圧縮したときのコー
ドボリュームを表す。
【0057】次に、点31、32、33、34を基に、
近似特性曲線aprを求める。近似特性曲線aprは、
例えば、直線近似、最小2乗法等により求めることがで
きる。また、ある曲線を容易しておき、当該曲線を点3
1、32、33、34の座標位置に移動させることによ
り、近似特性曲線aprを生成してもよい。
【0058】目標コードボリュームCVxに対応するス
ケールファクタSFx付近で、細かく特性点31、3
2、33、34を求めることにより、高精度の統計処理
を行うことができる。スケールファクタの全範囲におい
て細かく特性点を求めるよりも、必要な範囲に絞ってか
ら、その範囲でのみ細かな特性点を求めるので、高速に
統計処理を行うことができる。
【0059】図5に戻り、ステップSB5では、前ステ
ップで求められた近似特性曲線aprを用いて、目標コ
ードボリュームCVxに対応するスケールファクタSF
nを求め、統計処理を終了する。
【0060】図8(E)に、その様子を示す。近似特性
曲線aprは、特性点31、32、33、34を基に近
似された曲線である。この近似特性曲線apr上におい
て、目標コードボリュームCVxに対応するスケールフ
ァクタSFnを求める。スケールファクタSFnは、ス
ケールファクタ決定部7(図1)から量子化部4に出力
される。
【0061】以上で、統計処理は終了する。統計処理に
より、目標コードボリュームCVxを実現するためのス
ケールファクタSFnが推定される。統計処理が終了し
た後は、スケールファクタSFnを用いてデータ圧縮を
行い、符号データを生成する。
【0062】次に、統計処理の他の実施例を示す。先の
統計処理では、スケールファクタ決定部7(図1)が1
つの平均特性曲線avを記憶していたが、本実施例で
は、スケールファクタ決定部7が図9に示すような3つ
の特性曲線MINCV,TYPCV,MAXCVを記憶
する。
【0063】図9は、3つの特性曲線MINCV,TY
PCV,MAXCVを示すグラフである。3つの特性曲
線MINCV,TYPCV,MAXCVは、例えば、図
4(A)に示す代表的な特性曲線sp1〜sp4を基に
生成される。
【0064】ここで、特性曲線sp1〜sp4は、4つ
に限らず、多い方がよい。数多くの特性曲線を重ねる
と、ある範囲に納まる帯ができる。その帯は、例えば、
下限が曲線sp1であり、上限が曲線sp4である。
【0065】図9において、曲線MINCVは、帯の下
限付近を示す曲線である。曲線MAXCVは、帯の上限
付近を示す曲線である。曲線TYPCVは、帯の真ん中
付近を示す曲線である。
【0066】イニシャルスケールファクタSFiは、曲
線TYPCV上において目標コードボリュームCVxに
対応するスケールファクタである。以下、このイニシャ
ルファクタSFiを用いて、以下に示す統計処理を行
う。
【0067】図10は、3つの特性曲線を使用する統計
処理を示すフローチャートである。ステップSC1で
は、上記のイニシャルスケールファクタSFiを用いて
1枚の画像のデータ圧縮を行い、コードボリュームCV
x’を求める。
【0068】図11(A)に、その様子を示す。イニシ
ャルスケールファクタSFiは、特性曲線TYPCV上
において目標コードボリュームCVxに対応するスケー
ルファクタである。スケールファクタSFiで実際にデ
ータ圧縮を行うと、例えばコードボリュームCVx’が
得られる。点41は、スケールファクタSFiとコード
ボリュームCVx’の交点である。
【0069】もし、コードボリュームCVx’が目標コ
ードボリュームCVxと同じになったときには、イニシ
ャルスケールファクタSFiをスケールファクタSFn
として決定し、統計処理を終了すればよい。
【0070】もし、コードボリュームCVx’とコード
ボリュームCVxが等しくないときには、以下の処理を
続ける。図10に戻り、ステップSC2では、前ステッ
プで求められたコードボリュームCVx’を基に、3つ
の特性曲線の中から1つの特性曲線を選択する。
【0071】図11(B)に、その様子を示す。まず、
求められたコードボリュームCVx’が3つの特性曲線
MINCV,TYPCV,MAXCVの中で、どの特性
曲線に一番近いかを調べる。そして、1番近い特性曲線
を選択する。以下、図を参照しながら、具体的に説明す
る。
【0072】コードボリュームCVx’は、イニシャル
スケールファクタSFiを用いて、実際に求められたも
のである。そこで、イニシャルスケールファクタSFi
を用いた際の3つの特性曲線のそれぞれのコードボリュ
ームとコードボリュームCVx’とを比較する。
【0073】特性曲線MAXCV上において、イニシャ
ルスケールファクタSFiに対応するコードボリューム
はCVmaxである。特性曲線MINCV上において、
イニシャルスケールファクタSFiに対応するコードボ
リュームはCVminである。特性曲線TYPCV上に
おいて、イニシャルスケールファクタSFiに対応する
コードボリュームはCVxである。
【0074】コードボリュームCVx’が、3つのコー
ドボリュームCVmax,CVx,CVminの中でど
れに一番近いのかを調べる。一例として、コードボリュ
ームCVx’がコードボリュームCVmaxに一番近い
場合を説明する。
【0075】コードボリュームCVx’がコードボリュ
ームCVmaxに一番近いときには、図12(C)に示
すように、特性曲線MAXCVを選択する。図10に戻
り、ステップSC3では、前ステップで選択された特性
曲線を用いて、目標コードボリュームCVxに対応する
スケールファクタSFnを求め、統計処理を終了する。
【0076】図12(D)に、その様子を示す。特性曲
線MAXCVが、3つの特性曲線の中から選択されたも
のとする。この特性曲線MAXCV上において、目標コ
ードボリュームCVxに対応するスケールファクタSF
nを求める。
【0077】このスケールファクタSFnは、スケール
ファクタ決定部7(図1)から量子化部4に出力され、
統計処理は終了する。統計処理が終了した後は、スケー
ルファクタSFnを用いてデータ圧縮を行い、符号デー
タを生成する。
【0078】なお、3つの特性曲線MINCV,TYP
CV,MAXCVを用いて統計処理を行う場合について
述べたが、2つ以上の特性曲線であればいくつの特性曲
線を用いてもよい。多くの特性曲線を用いるほど、固定
長化のための精度は向上する。
【0079】この統計処理は、固定長化のための精度が
高くはないが、高速化を実現することができる。上限の
特性曲線MAXCVと下限の特性曲線MINCVの間の
幅が広すぎる場合には、かなり固定長化のための精度が
低くなるが、対象画像の種類が限定されている場合には
実用的である。
【0080】図13は、対象画像の種類を限定する一例
を示す。ユーザは、画像の種類に応じてスイッチ等を操
作することにより、3つのモードMD1,MD2,MD
3の内のいずれかを画像圧縮システムに指示する。例え
ば、モードMD1は風景画像、モードMD2は人物画
像、モードMD3は複雑画像を指示するためのモードで
ある。
【0081】スケールファクタSF対コードボリューム
CVの特性曲線は、モードMD1,MD2,MD3に応
じて、それぞれのモードに対応した範囲の帯ができる。
モードを指定することにより、特性曲線の範囲は狭い範
囲に限定される。特性曲線の範囲をある程度の範囲に限
定した後に、上記に示した2つの統計処理(図5と図1
0)のうちのいずれかを行えば、高精度のスケールファ
クタSFnを決定することができる。
【0082】すなわち、モードを指定した後に、図5の
統計処理では平均特性曲線avを決定し、図10の統計
処理では3つの特性曲線MINCV,TYPCV,MA
XCVを決定すればよい。
【0083】本実施例によれば、統計処理により、精度
よくまたは高速に最適なスケールファクタを求めること
ができる。精度と速度は、相反する関係にあるので、い
ずれを重視するかは用途により異なる。ユーザは、用途
に応じて、精度を重視するかまたは速度を重視するかの
いずれかを任意に選択し、目標コードボリュームCVx
の符号データの生成を指示することができる。
【0084】なお、スケールファクタ決定部7(図1)
は、特性曲線を関数式として記憶してもよいし、ルック
アップテーブルとして記憶してもよい。また、統計処理
は、1枚の画像に含まれる全てのブロックについて処理
を行う場合について説明した。しかし、統計処理は、あ
くまでもコードボリュームを見積もるためのものである
ので、必ずしも全てのブロックについて処理を行う必要
はない。そこで、全てのブロックについて処理を行うの
ではなく、サンプルブロックについてのみ処理を行い、
処理時間の短縮を図ってもよい。
【0085】さらに、統計処理において、スケールファ
クタを求める方法について説明したが、スケールファク
タではなく量子化テーブルそのものを求めるようにして
もよいし、その他のパラメータを求めるようにしてもよ
い。言い換えれば、スケールファクタ以外のパラメータ
を圧縮度として採用してもよい。
【0086】固定長化を行うための統計処理を必要とす
るものであれば、JPEG圧縮に限定されず、その他の
圧縮にも適用できる。以上実施例に沿って本発明を説明
したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例
えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは
当業者に自明であろう。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧縮度とコードボリュームの関係を示す第1の特性線に
おいて目標コードボリュームに対応する圧縮度で対象画
像データを符号化し、その後、修正特性線を生成する。
当該修正特性線を用いて修正圧縮度を求めるので、高精
度の固定長化処理により、符号データを生成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による画像圧縮システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】基準量子化テーブルを構成する行列を示す図で
ある。
【図3】本実施例による画像圧縮システムが行う処理手
順を示すフローチャートである。
【図4】図4(A)は代表的な画像の特性曲線を示すグ
ラフであり、図4(B)はスケールファクタ決定部に記
憶される平均特性曲線を示すグラフである。
【図5】図3のステップSA1の統計処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図6】図6(A)はスケールファクタSFiとコード
ボリュームCVx’の関係を示すグラフであり、図6
(B)は特性曲線av’を示すグラフである。
【図7】図7(C)は目標コードボリュームCVxとス
ケールファクタSFxの関係を示すグラフであり、図7
(D)は近似の特性曲線を示すグラフである。
【図8】図8(E)は目標コードボリュームCVxとス
ケールファクタSFnの関係を示すグラフである。
【図9】3つの代表的な特性曲線を示すグラフである。
【図10】統計処理の他の例を示すフローチャートであ
る。
【図11】図11(A)はスケールファクタSFiとコ
ードボリュームCVx’の関係を示すグラフであり、図
11(B)はスケールファクタSFiにおけるコードボ
リュームを示すグラフである。
【図12】図12(C)はコードボリュームCVx’と
コードボリュームCVmaxの関係を示すグラフであ
り、図12(D)は目標コードボリュームCVxとスケ
ールファクタSFnの関係を示すグラフである。
【図13】3つのモードに対応する特性曲線を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1 画像メモリ 2 離散コサイン変換(DCT)部 3 DCT係数メモリ 4 量子化部 5 符号化部 6 カウンタ 7 スケールファクタ決定部 8 コントローラ 11 基準量子化テーブルメモリ 12 乗算器 13 除算器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮度とコードボリュームの関係を示す
    第1の特性線において目標コードボリュームに対応する
    圧縮度で対象画像データを符号化し、該符号化により得
    られる第1のコードボリュームを求める第1の符号化工
    程と、 前記第1のコードボリュームに基づき修正特性線を生成
    する特性線修正工程と、 前記修正特性線を用いて目標コードボリュームに対応す
    る修正圧縮度を求める圧縮度修正工程と、 前記修正圧縮度で対象画像データを符号化し、符号デー
    タを生成する第2の符号化工程とを含む画像圧縮方法。
  2. 【請求項2】 前記圧縮度修正工程は、 前記修正特性線を用いて目標コードボリュームに対応す
    る圧縮度を含む領域内で複数の圧縮度で対象画像データ
    を符号化し、該符号化によりそれぞれ得られる複数のコ
    ードボリュームを求める第3の符号化工程と、 前記複数のコードボリュームを基に圧縮度とコードボリ
    ュームの関係を示す第2の特性線を生成する工程と、 前記第2の特性線において目標コードボリュームに対応
    する修正圧縮度を求める工程とを含む請求項1記載の画
    像圧縮方法。
  3. 【請求項3】 さらに、対象画像データの種類を選択す
    るためのモード選択工程を含み、 前記第1の特性線は、該選択された対象画像データの種
    類に応じて決められる請求項2記載の画像圧縮方法。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2および第3の符号化工程
    は、量子化を用いて符号化する工程であり、前記圧縮度
    は量子化のステップにより決まる請求項2または3記載
    の画像圧縮方法。
  5. 【請求項5】 前記対象画像データは複数のブロックか
    ら構成され、前記第1および第3の符号化工程は、対象
    画像データのうちのサンプルブロックについて符号化を
    行い、前記第2の符号化工程は、対象画像データの全て
    のブロックについて符号化を行う請求項2〜4のいずれ
    かに記載の画像圧縮方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の符号化工程において、前記第
    1の特性線は圧縮度とコードボリュームの関係を示す2
    以上の代表特性線のうちの1つとして選択されたもので
    あり、 前記特性線修正工程は、前記第1のコードボリュームを
    基に前記2以上の代表特性線のうちで最も近い修正特性
    線を選択する工程である請求項1記載の画像圧縮方法。
  7. 【請求項7】 さらに、対象画像データの種類を選択す
    るためのモード選択工程を含み、 前記2以上の代表特性線は、該選択された対象画像デー
    タの種類に応じて決められる請求項6記載の画像圧縮方
    法。
  8. 【請求項8】 前記対象画像データは複数のブロックか
    ら構成され、前記第1の符号化工程は、対象画像データ
    のうちのサンプルブロックについて符号化を行い、前記
    第2の符号化工程は、対象画像データの全てのブロック
    について符号化を行う請求項6または7記載の画像圧縮
    方法。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2の符号化工程は、量
    子化を用いて符号化する工程であり、前記圧縮度は量子
    化のステップにより決まる請求項6〜8のいずれかに記
    載の画像圧縮方法。
  10. 【請求項10】 圧縮度とコードボリュームの関係を示
    す第1の特性線を記憶する記憶手段と、 前記第1の特性線において目標コードボリュームに対応
    する圧縮度で対象画像データを符号化し、該符号化によ
    り得られる第1のコードボリュームを求める第1の符号
    化手段と、 前記第1のコードボリュームに基づき修正特性線を生成
    する特性線修正手段と、 前記修正特性線を用いて目標コードボリュームに対応す
    る修正圧縮度を求める圧縮度修正手段と、 前記修正圧縮度で対象画像データを符号化し、符号デー
    タを生成する第2の符号化手段とを有する画像圧縮シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記圧縮度修正手段は、 前記修正特性線を用いて目標コードボリュームに対応す
    る圧縮度を含む領域内で複数の圧縮度で対象画像データ
    を符号化し、該符号化によりそれぞれ得られる複数のコ
    ードボリュームを求める第3の符号化手段と、 前記複数のコードボリュームを基に圧縮度とコードボリ
    ュームの関係を示す第2の特性線を生成する手段と、 前記第2の特性線において目標コードボリュームに対応
    する修正圧縮度を求める手段とを含む請求項10記載の
    画像圧縮システム。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段は、前記第1の特性線を
    含む圧縮度とコードボリュームの関係を示す2以上の代
    表特性線を記憶し、 前記特性線修正手段は、前記第1のコードボリュームを
    基に前記2以上の代表特性線のうちで最も近い修正特性
    線を選択する請求項10記載の画像圧縮システム。
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