JPH1025727A - 魚巣ブロック及び魚巣護岸の構築方法 - Google Patents
魚巣ブロック及び魚巣護岸の構築方法Info
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- JPH1025727A JPH1025727A JP8200986A JP20098696A JPH1025727A JP H1025727 A JPH1025727 A JP H1025727A JP 8200986 A JP8200986 A JP 8200986A JP 20098696 A JP20098696 A JP 20098696A JP H1025727 A JPH1025727 A JP H1025727A
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- fish nest
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/60—Ecological corridors or buffer zones
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Revetment (AREA)
- Artificial Fish Reefs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 護岸の曲率にあった特殊なブロックを製造す
る必要がなく、任意の曲率の魚巣護岸を構築することが
でき、かつ、各ブロックの魚道は連通したものする。 【解決手段】 本体の正面側の左右少なくとも一端に突
出部を有し、該突出部の側端には隣接するブロックと角
度自在に係合可能な凸面又は凹面が形成され、当該側端
と対応する他端側には当該凸面又は凹面と対応する凹面
又は凸面が形成されている魚巣ブロックを用い、隣り合
うブロックの前記凸面及び凹面を係合させて敷設し、隣
り合うブロック側面の対向する魚道孔をパイプで連結し
て横方向の魚道を連通した後、ブロックどうしの隙間に
現場打コンクリートを充填することを特徴とする魚巣護
岸の構築方法である。ブロック端部の凹面と凸面とを接
合することで自由な角度でブロックを連結でき、横方向
の魚道はパイプによって連通される。
る必要がなく、任意の曲率の魚巣護岸を構築することが
でき、かつ、各ブロックの魚道は連通したものする。 【解決手段】 本体の正面側の左右少なくとも一端に突
出部を有し、該突出部の側端には隣接するブロックと角
度自在に係合可能な凸面又は凹面が形成され、当該側端
と対応する他端側には当該凸面又は凹面と対応する凹面
又は凸面が形成されている魚巣ブロックを用い、隣り合
うブロックの前記凸面及び凹面を係合させて敷設し、隣
り合うブロック側面の対向する魚道孔をパイプで連結し
て横方向の魚道を連通した後、ブロックどうしの隙間に
現場打コンクリートを充填することを特徴とする魚巣護
岸の構築方法である。ブロック端部の凹面と凸面とを接
合することで自由な角度でブロックを連結でき、横方向
の魚道はパイプによって連通される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川などの魚巣護
岸を構築するための魚巣ブロック、及び、この魚巣ブロ
ックを用いた魚巣護岸の構築方法に関する。
岸を構築するための魚巣ブロック、及び、この魚巣ブロ
ックを用いた魚巣護岸の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】魚巣ブロックは、正面側(河川に面する
側)に魚巣穴が形成され、その左右面にはこの魚巣穴と
連通する魚道孔が形成されている。また、場合によって
は上下面にも魚巣穴と連通する魚道孔が形成されてい
る。このようなブロックを積み上げて魚巣護岸を形成し
た場合、魚類の生息のためには、各ブロックの魚道が連
通していることが望ましい。このため、左右の隣接する
ブロックは、ほぼピッタリと隙間なく左右側面の魚道孔
が完全に接して、魚道孔が連通するように敷設される。
側)に魚巣穴が形成され、その左右面にはこの魚巣穴と
連通する魚道孔が形成されている。また、場合によって
は上下面にも魚巣穴と連通する魚道孔が形成されてい
る。このようなブロックを積み上げて魚巣護岸を形成し
た場合、魚類の生息のためには、各ブロックの魚道が連
通していることが望ましい。このため、左右の隣接する
ブロックは、ほぼピッタリと隙間なく左右側面の魚道孔
が完全に接して、魚道孔が連通するように敷設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の魚巣護岸は、上
記のごとくであるから、護岸がまっすぐで完全に平らな
面を構築する場合はよいのであるが、護岸がカーブして
構築される場合には、隣り合うブロックどうしの間に隙
間が生じてしまうから、隙間が生じないように、側面に
角度を設けた特殊なブロックを製造するなどして対応し
なければならない。側面の角度は護岸の曲率によって異
なるから、種々の角度のブロックを製造しなければなら
ない場合もあり、工事計画が煩雑になっていた。本発明
は、護岸がカーブして構築される場合にきわめて好適な
魚巣ブロック、及び、魚巣護岸の構築方法に関し、護岸
の曲率にあった特殊なブロックを製造する必要がなく、
任意の曲率の魚巣護岸を構築することができ、かつ、各
ブロックの魚道は連通したものとなるのである。
記のごとくであるから、護岸がまっすぐで完全に平らな
面を構築する場合はよいのであるが、護岸がカーブして
構築される場合には、隣り合うブロックどうしの間に隙
間が生じてしまうから、隙間が生じないように、側面に
角度を設けた特殊なブロックを製造するなどして対応し
なければならない。側面の角度は護岸の曲率によって異
なるから、種々の角度のブロックを製造しなければなら
ない場合もあり、工事計画が煩雑になっていた。本発明
は、護岸がカーブして構築される場合にきわめて好適な
魚巣ブロック、及び、魚巣護岸の構築方法に関し、護岸
の曲率にあった特殊なブロックを製造する必要がなく、
任意の曲率の魚巣護岸を構築することができ、かつ、各
ブロックの魚道は連通したものとなるのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、略直方体の本
体の正面側には魚巣穴が、左右面には該魚巣穴と連通す
る魚道孔が形成されている魚巣ブロックにおいて、本体
の正面側の左右少なくとも一端に突出部を有し、該突出
部の側端には隣接するブロックと角度自在に係合可能な
凸面又は凹面が形成され、当該側端と対応する他端側に
は、当該凸面又は凹面と対応する凹面又は凸面が形成さ
れていることを特徴とする魚巣ブロック、及び、略直方
体をなし正面側には魚巣穴が、左右面には該魚巣穴と連
通する魚道孔が形成されている魚巣ブロックを積み上げ
て魚巣護岸を構築する方法において、本体の正面側の左
右少なくとも一端に突出部を有し、該突出部の側端には
隣接するブロックと角度自在に係合可能な凸面又は凹面
が形成され、当該側端と対応する他端側には当該凸面又
は凹面と対応する凹面又は凸面が形成されている魚巣ブ
ロックを用い、隣り合うブロックの前記凸面及び凹面を
係合させて敷設し、隣り合うブロック側面の対向する魚
道孔をパイプで連結して横方向の魚道を連通した後、ブ
ロックどうしの隙間に現場打コンクリートを充填するこ
とを特徴とする魚巣護岸の構築方法である。
体の正面側には魚巣穴が、左右面には該魚巣穴と連通す
る魚道孔が形成されている魚巣ブロックにおいて、本体
の正面側の左右少なくとも一端に突出部を有し、該突出
部の側端には隣接するブロックと角度自在に係合可能な
凸面又は凹面が形成され、当該側端と対応する他端側に
は、当該凸面又は凹面と対応する凹面又は凸面が形成さ
れていることを特徴とする魚巣ブロック、及び、略直方
体をなし正面側には魚巣穴が、左右面には該魚巣穴と連
通する魚道孔が形成されている魚巣ブロックを積み上げ
て魚巣護岸を構築する方法において、本体の正面側の左
右少なくとも一端に突出部を有し、該突出部の側端には
隣接するブロックと角度自在に係合可能な凸面又は凹面
が形成され、当該側端と対応する他端側には当該凸面又
は凹面と対応する凹面又は凸面が形成されている魚巣ブ
ロックを用い、隣り合うブロックの前記凸面及び凹面を
係合させて敷設し、隣り合うブロック側面の対向する魚
道孔をパイプで連結して横方向の魚道を連通した後、ブ
ロックどうしの隙間に現場打コンクリートを充填するこ
とを特徴とする魚巣護岸の構築方法である。
【0005】魚巣ブロックの正面側の左右端の突出部は
どちらか一端でもよいし、両端に設けてもよい。この突
出部の側端には、隣接するブロックと角度自在に係合可
能な凸面又は凹面が形成され、当該側端と対応する他端
側には当該凸面又は凹面と対応する凹面又は凸面が形成
されているので、隣り合うブロックの前記凸面及び凹面
を係合させて敷設することで、隣り合うブロックを自由
な角度で接合することができる。隣り合うブロックの間
には隙間が生じるので、ブロック側面の対向する魚道孔
をパイプで連結することで、各ブロックの横方向の魚道
が全て連通される。パイプは折り曲げ自在な可撓パイプ
やボイドとすることで容易に折り曲げてカーブ施工がで
きる。ブロックどうしの隙間は現場打コンクリートを充
填し、各ブロックが一体となった魚巣護岸が構築され
る。
どちらか一端でもよいし、両端に設けてもよい。この突
出部の側端には、隣接するブロックと角度自在に係合可
能な凸面又は凹面が形成され、当該側端と対応する他端
側には当該凸面又は凹面と対応する凹面又は凸面が形成
されているので、隣り合うブロックの前記凸面及び凹面
を係合させて敷設することで、隣り合うブロックを自由
な角度で接合することができる。隣り合うブロックの間
には隙間が生じるので、ブロック側面の対向する魚道孔
をパイプで連結することで、各ブロックの横方向の魚道
が全て連通される。パイプは折り曲げ自在な可撓パイプ
やボイドとすることで容易に折り曲げてカーブ施工がで
きる。ブロックどうしの隙間は現場打コンクリートを充
填し、各ブロックが一体となった魚巣護岸が構築され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、実施例を表した図面を参照
しつつ、本発明を詳細に説明する。図1、2は本発明方
法により構築した魚巣護岸の横断面説明図で図1は外カ
ーブ、図2は内カーブ施工である。図3は図1又は図2
の魚巣護岸の縦断面図である。図4〜6は実施例の魚巣
ブロック1に関し、図4は正面図、図5は側面図、図6
は平面図である。図7は他の実施例の魚巣ブロック20
の平面図である。
しつつ、本発明を詳細に説明する。図1、2は本発明方
法により構築した魚巣護岸の横断面説明図で図1は外カ
ーブ、図2は内カーブ施工である。図3は図1又は図2
の魚巣護岸の縦断面図である。図4〜6は実施例の魚巣
ブロック1に関し、図4は正面図、図5は側面図、図6
は平面図である。図7は他の実施例の魚巣ブロック20
の平面図である。
【0007】図4〜6に示す魚巣ブロック1は、本体形
状が略直方体をなしている。その正面側には魚巣穴2
が、左右側面には該魚巣穴2と連通する魚道孔3が、上
下面にはやはり魚巣穴2と連通する魚道孔4、4aが形
成されている。魚道孔3は円形、上部の魚道孔4は台
形、下部の魚道孔4aは長円形断面をなしている。本体
の正面側の左右両端には突出部5、6を有し、一方の突
出部5の側端には凹面5aが、他方の突出部6の側端に
は凸面6aが形成されている。凹面5aと凸面6aとは
角度自在に係合可能となっているから、図1、2に示す
ように、隣接するブロックは凹面と凸面とが係合して角
度自在に敷設することができる。
状が略直方体をなしている。その正面側には魚巣穴2
が、左右側面には該魚巣穴2と連通する魚道孔3が、上
下面にはやはり魚巣穴2と連通する魚道孔4、4aが形
成されている。魚道孔3は円形、上部の魚道孔4は台
形、下部の魚道孔4aは長円形断面をなしている。本体
の正面側の左右両端には突出部5、6を有し、一方の突
出部5の側端には凹面5aが、他方の突出部6の側端に
は凸面6aが形成されている。凹面5aと凸面6aとは
角度自在に係合可能となっているから、図1、2に示す
ように、隣接するブロックは凹面と凸面とが係合して角
度自在に敷設することができる。
【0008】ブロック1の側面は、図6に示すように、
奥側に向かってすぼまるように、やや角度が付けられて
いる。これは、図1のような外カーブを施工するとき
に、カーブの曲率が大きい場合に隣接するブロックを大
きな角度で接続することを可能とするためである。突出
部5、6の突出幅を大きくすれば、側面に角度を付ける
必要はなくなる。ブロック側面には縦溝7、8が形成さ
れている。これは、図1、2に示すように、隣接するブ
ロックの間に現場打コンクリートを充填したときに、ブ
ロックと現場打コンクリートとの結合強度を強くし、積
み上げた各ブロックの一体化を図るためである。また、
図5に示すように、ブロック1の正面側の上端には突条
11が、下端には切欠部12が形成されている。これ
は、積み上げた上下のブロックの当該突条11と切欠部
12が噛み合ってずれにくくするためである。
奥側に向かってすぼまるように、やや角度が付けられて
いる。これは、図1のような外カーブを施工するとき
に、カーブの曲率が大きい場合に隣接するブロックを大
きな角度で接続することを可能とするためである。突出
部5、6の突出幅を大きくすれば、側面に角度を付ける
必要はなくなる。ブロック側面には縦溝7、8が形成さ
れている。これは、図1、2に示すように、隣接するブ
ロックの間に現場打コンクリートを充填したときに、ブ
ロックと現場打コンクリートとの結合強度を強くし、積
み上げた各ブロックの一体化を図るためである。また、
図5に示すように、ブロック1の正面側の上端には突条
11が、下端には切欠部12が形成されている。これ
は、積み上げた上下のブロックの当該突条11と切欠部
12が噛み合ってずれにくくするためである。
【0009】図1〜3は、魚巣ブロック1を用いて構築
した魚巣護岸の例である。ブロック1は、例えば、図3
に示すようなコンクリートの基礎13の上に積み上げら
れる。第1段目を護岸のカーブに合わせて図1、2のよ
うに適宜の角度で敷設する。ブロックの敷設に際して、
隣り合うブロック側面の対向する魚道孔3、3に可撓パ
イプ9の両端を挿入して連結し、横方向の魚道を連通す
る。このようにしてブロックを適宜段数積み上げる。そ
して、ブロックの間の隙間に現場打コンクリート10を
充填し、各ブロックを一体化する。なお、当然ながら、
現場打コンクリートには必要に応じて補強鉄筋を入れ鉄
筋コンクリートとすることができる。最上段には笠木ブ
ロック14で蓋をする。
した魚巣護岸の例である。ブロック1は、例えば、図3
に示すようなコンクリートの基礎13の上に積み上げら
れる。第1段目を護岸のカーブに合わせて図1、2のよ
うに適宜の角度で敷設する。ブロックの敷設に際して、
隣り合うブロック側面の対向する魚道孔3、3に可撓パ
イプ9の両端を挿入して連結し、横方向の魚道を連通す
る。このようにしてブロックを適宜段数積み上げる。そ
して、ブロックの間の隙間に現場打コンクリート10を
充填し、各ブロックを一体化する。なお、当然ながら、
現場打コンクリートには必要に応じて補強鉄筋を入れ鉄
筋コンクリートとすることができる。最上段には笠木ブ
ロック14で蓋をする。
【0010】このようにして構築した魚巣護岸は、各ブ
ロックの横方向の魚道孔が連通しているほか、図3に示
すように、縦方向の魚道孔4、4aも全て連通している
から、魚巣穴2、魚道孔3、4、4aの全てが連通して
いる。魚巣穴2からブロック内に入った魚は、これら魚
道孔を通り上下左右のブロック内に自由に移動すること
ができるわけである。
ロックの横方向の魚道孔が連通しているほか、図3に示
すように、縦方向の魚道孔4、4aも全て連通している
から、魚巣穴2、魚道孔3、4、4aの全てが連通して
いる。魚巣穴2からブロック内に入った魚は、これら魚
道孔を通り上下左右のブロック内に自由に移動すること
ができるわけである。
【0011】上記した実施例の魚巣ブロック1、及び、
魚巣護岸の構築方法は例示にすぎない。例えば、基礎は
コンクリート基礎に限るものではなく、割栗地業の上に
捨コンクリートを打設したような基礎でもよい。魚道孔
3、3を接続するパイプは、護岸がカーブしていない場
合には、当然ながら、可撓パイプである必要はない。ま
た、最上段の笠木ブロック14は必ずしも必要ではな
い。蓋をする場合でも、現場打コンクリートなど、他の
手段を用いることもできる。
魚巣護岸の構築方法は例示にすぎない。例えば、基礎は
コンクリート基礎に限るものではなく、割栗地業の上に
捨コンクリートを打設したような基礎でもよい。魚道孔
3、3を接続するパイプは、護岸がカーブしていない場
合には、当然ながら、可撓パイプである必要はない。ま
た、最上段の笠木ブロック14は必ずしも必要ではな
い。蓋をする場合でも、現場打コンクリートなど、他の
手段を用いることもできる。
【0012】図7に示すのは他の実施例の魚巣ブロック
20の平面図である。魚巣ブロック20が前記のブロッ
ク1と異なるのは、本体の正面側の右側のみに突出部2
1が形成されている点である。突出部21の側端には隣
接するブロックと角度自在に係合可能な凸面21aが形
成されている。突出部21の背面側は、なだらかなテー
パ面となっており、ブロック輸送時の当該部分の欠けが
生じないように配慮されている。突出部21と対応する
他端側には、凸面21aと対応する凹面22が形成され
ている。ブロック20は、前記のブロック1と全く同様
に用いることができる。
20の平面図である。魚巣ブロック20が前記のブロッ
ク1と異なるのは、本体の正面側の右側のみに突出部2
1が形成されている点である。突出部21の側端には隣
接するブロックと角度自在に係合可能な凸面21aが形
成されている。突出部21の背面側は、なだらかなテー
パ面となっており、ブロック輸送時の当該部分の欠けが
生じないように配慮されている。突出部21と対応する
他端側には、凸面21aと対応する凹面22が形成され
ている。ブロック20は、前記のブロック1と全く同様
に用いることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の魚巣ブロックは、両側端の凹面
と凸面を係合することで、自由な角度で連結することが
できるから、どのようにカーブした護岸の構築にも用い
ることができる。隣り合うブロックの対向する魚道孔を
パイプで連結することで、各ブロックの魚道孔が連通
し、魚が自由にブロックからブロックへ泳ぎ移ることが
できるようになる。ブロックの隙間は現場打コンクリー
トが充填され、各ブロックが一体化して、護岸全体が一
体のものとなり、背面の土圧に対する強度を確保するこ
とができる。
と凸面を係合することで、自由な角度で連結することが
できるから、どのようにカーブした護岸の構築にも用い
ることができる。隣り合うブロックの対向する魚道孔を
パイプで連結することで、各ブロックの魚道孔が連通
し、魚が自由にブロックからブロックへ泳ぎ移ることが
できるようになる。ブロックの隙間は現場打コンクリー
トが充填され、各ブロックが一体化して、護岸全体が一
体のものとなり、背面の土圧に対する強度を確保するこ
とができる。
【図1】実施例の方法により構築した外カーブの魚巣護
岸の横断面説明図である。
岸の横断面説明図である。
【図2】実施例の方法により構築した内カーブの魚巣護
岸の横断面説明図である。
岸の横断面説明図である。
【図3】図1又は図2の魚巣護岸の縦断面図である。
【図4】実施例の魚巣ブロック1の正面図である。
【図5】実施例の魚巣ブロック1の側面図である。
【図6】実施例の魚巣ブロック1の平面図である。
【図7】実施例の魚巣ブロック20の平面図である。
1 魚巣ブロック 2 魚巣穴 3 魚道孔 4 魚道孔 4a 魚道孔 5 突出部 5a 凹面 6 突出部 6a 凸面 7 縦溝 8 縦溝 9 可撓パイプ 10 現場打コンクリート 11 突条 12 切欠部 13 基礎 14 笠木ブロック 20 魚巣ブロック 21 突出部 21a 凸面 22 凹面
Claims (3)
- 【請求項1】 略直方体の本体の正面側には魚巣穴が、
左右面には該魚巣穴と連通する魚道孔が形成されている
魚巣ブロックにおいて、本体の正面側の左右少なくとも
一端に突出部を有し、該突出部の側端には隣接するブロ
ックと角度自在に係合可能な凸面又は凹面が形成され、
当該側端と対応する他端側には、当該凸面又は凹面と対
応する凹面又は凸面が形成されていることを特徴とする
魚巣ブロック - 【請求項2】 請求項1の魚巣ブロックにおいて、本体
の正面側の左右両端に突出部を有し、一方の突出部の側
端に隣接するブロックと角度自在に係合可能な凸面が形
成され、他方の突出部の側端にこれと対応する凹面が形
成されていることを特徴とする魚巣ブロック - 【請求項3】 略直方体をなし正面側には魚巣穴が、左
右面には該魚巣穴と連通する魚道孔が形成されている魚
巣ブロックを積み上げて魚巣護岸を構築する方法におい
て、本体の正面側の左右少なくとも一端に突出部を有
し、該突出部の側端には隣接するブロックと角度自在に
係合可能な凸面又は凹面が形成され、当該側端と対応す
る他端側には当該凸面又は凹面と対応する凹面又は凸面
が形成されている魚巣ブロックを用い、隣り合うブロッ
クの前記凸面及び凹面を係合させて敷設し、隣り合うブ
ロック側面の対向する魚道孔をパイプで連結して横方向
の魚道を連通した後、ブロックどうしの隙間に現場打コ
ンクリートを充填することを特徴とする魚巣護岸の構築
方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8200986A JPH1025727A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 魚巣ブロック及び魚巣護岸の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8200986A JPH1025727A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 魚巣ブロック及び魚巣護岸の構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1025727A true JPH1025727A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16433613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8200986A Pending JPH1025727A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 魚巣ブロック及び魚巣護岸の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1025727A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005001209A1 (en) * | 2003-06-27 | 2005-01-06 | Hyun-Mo Kang | Fish place block |
KR101093392B1 (ko) | 2009-06-02 | 2011-12-14 | 경남과학기술대학교 산학협력단 | 어류와 저서생물의 통합생태통로를 갖는 어도시스템 설치공법 |
WO2016159775A1 (en) * | 2015-04-01 | 2016-10-06 | Hill Innovations B.V. | Stabilized damping element, as well as water barrier having such damping elements |
NL2014571A (nl) * | 2015-04-01 | 2016-10-10 | Hill Innovations B V | Gestabiliseerd dempingselement, alsmede waterkering met dergelijke dempingselementen. |
WO2017143758A1 (zh) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 金胜昔 | 模块拼接结构 |
CN114775536A (zh) * | 2022-04-30 | 2022-07-22 | 上海宝冶集团有限公司 | 护岸工程曲线段的四脚空心块铺设方法 |
CN118029329A (zh) * | 2024-03-14 | 2024-05-14 | 沭阳县水利工程建设管理中心 | 一种河道护坡砌体及河道护坡 |
-
1996
- 1996-07-12 JP JP8200986A patent/JPH1025727A/ja active Pending
Cited By (8)
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