JPH10256893A - 制御装置のインターフェイス回路 - Google Patents

制御装置のインターフェイス回路

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JPH10256893A
JPH10256893A JP5322197A JP5322197A JPH10256893A JP H10256893 A JPH10256893 A JP H10256893A JP 5322197 A JP5322197 A JP 5322197A JP 5322197 A JP5322197 A JP 5322197A JP H10256893 A JPH10256893 A JP H10256893A
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太郎 安藤
Katsushi Ikeda
克司 池田
Yoichi Goto
洋一 五藤
Shigezo Kuriyama
茂三 栗山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のシンク型とソース型との切換えを容易
に実現できる制御装置のI/F回路を得ること。 【解決手段】 シンク型又はソース型の入力のいづれで
も発光ダイオード103aに電流を流すことができる半
導体スイッチ手段107a、109aと、シンク型の入
力が接続される入力端子T1、T3と、ソース型の入力
が接続される入力端子T2、T3とを備えた制御装置の
I/F回路であって、シンク型の入力が入力端子T1、
T3に接続される場合、入力端子T2の接続を電気的に
遮断して、半導体スイッチ手段を介して発光ダイオード
103aに電流が流れるように導通すると共に、ソース
型の入力が入力端子T2、T3に接続される場合、入力
端子T1の接続を電気的に遮断すると共に、半導体スイ
ッチ手段107a、109aを介して発光ダイオード1
03aに流れるようにする選択手段150とを備えたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は制御装置に入力し
たり、出力したりするインターフェイス回路(I/F回
路と称する。)の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】制御装置のI/F回路は、向け先が我が
国等ではシンク型(電流吸い込み型)と、欧州ではソー
ス型(電流吐き出し型)との二種類を組み込んだものが
あり、この制御装置の複数の端子を、向け先に応じて作
業者がジャンパー線等で上記シンク型とソース型とを切
換えている。
【0003】かかる従来の制御装置のI/Fの回路を実
開昭64−15433号公報に開示された図10によ
り、シンク型を図10(a)で、ソース型を図10
(b)によって説明する。まず、シンク型のI/Fの回
路を図10(a)によって説明する。図10(a)にお
いて、I/Fの回路は、オン・オフの入力信号を発生す
る指令部10と、この指令部10からのオン・オフ信号
に基づいて動作する入力I/F部100とで構成されて
おり、指令部10は、オン・オフの入力信号を発生する
入力信号発生部11と、この入力信号発生部11にベー
スが接続されたトランジスタ13とから成り、トランジ
スタ13のエミッタが端子T9を介して接地され、コレ
クタが端子T8に接続されている。なお、電源Eの陽極
が端子T7に接続されており、この陰極が接地されてい
る。
【0004】入力I/F部100は、発光ダイオード1
03と光結合された受光トランジスタ105とから成る
フォトカプラ101と、この発光ダイオード103の陽
極に接続された端子T2と、この陰極が抵抗15を介し
て接続された端子T4と、受光トランジスタ105aの
コレクタが抵抗70を介して接続された電源Vと、この
エミッタが接地されている。また、シンク型とソース型
との切換え用の端子T1、T2、T3とが設けられてい
る。なお、指令部10の端子T7と入力I/F部100
の端子T1と、同様に、端子T8と端子T3と、端子T
9と端子T5とが電線で接続されている。
【0005】ここで、シンク型の入力I/F部100を
得るために、端子T1と端子T2とをジャンパー線18
で、端子T3と端子T4とをジャンパー線19で短絡さ
れている。
【0006】次に、ソース型のI/Fの回路を図10
(b)によって説明する。図10(b)において、I/
Fの回路は、オン・オフの入力信号を発生する指令部3
0と、上記と同様な入力I/F部100とで構成されて
おり、指令部30は、オン・オフの入力信号を発生する
入力信号発生部11と、この入力信号発生部11にベー
スが接続されたトランジスタ23とから成り、トランジ
スタ23のエミッタが端子T7と、電源Eとを介して接
地されている。コレクタが端子T8に接続されている。
なお、入力I/F部100は上記と同様に構成されてい
るが、シンク型の入力I/F部100を得るために、端
子T2と端子T3とをジャンパー線18で短絡させてお
り、端子T4と端子T5とをジャンパー線19で短絡さ
れている。
【0007】上記のように構成されたシンク側のI/F
回路を含む制御装置の動作を図5(a)によって説明す
る。まず、入力信号発生部11からトランジスタ13の
ベースにオン信号(ハイ信号)が発生すると、トランジ
スタ13がオンし、電源Eから発光ダイオード103→
抵抗15→トランジスタ13のコレクタ、エミッタ間を
電流が流れ、フォトカプラ101の受光トランジスタ1
05がオフからオン動作し、電源V→抵抗70→受光ト
ランジスタ105のコレクタ、エミッタ間を電流が流
れ、受光トランジスタ105のコレクタ電位Vaがハイ
からローに変化することを検出して入力信号のオンを判
断する。
【0008】また、上記のように構成されたソース側の
I/F回路を含む制御装置の動作を図5(b)によって
説明する。まず、入力信号発生部11からトランジスタ
23のベースにオン信号(ロー信号)が発生すると、ト
ランジスタ23がオンし、電源Eからトランジスタ23
のエミッタ、コレクタ間→発光ダイオード103に電流
が流れフォトカプラ101の受光トランジスタ105の
コレクタ電位Vaがハイからローに変化することを検出
して入力信号のオンを判断する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の制御装置のI/F回路では、シンク型とソ
ース型との切換えに、入力I/F部100の端子T1か
らT5の接続をジャンパー線18、19により接続し直
なければならず煩雑であった。殊に、指令部10、30
及び入力I/F部100が多数から成る制御装置のI/
F回路では、この煩雑さが増大するという問題点があっ
た。
【0010】加えて、上記従来技術は、出力信号を発生
させる出力I/F回路に関するシンク型とソース型との
切換えには応用できないという問題点があった。
【0011】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、多数のシンク型I/F回路とソース型I
/F回路との切換えを容易に実現できる制御装置のI/
F回路を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る制御装
置のインターフェイス回路は、入力信号のオン・オフで
動作する発光ダイオードと、受光トランジスタとからな
る光絶縁素子と、シンク型又はソース型の入力のいづれ
でも上記発光ダイオードに電流を流すことができる半導
体スイッチ手段と、シンク型の入力の一方が接続される
第1の入力端子と、ソース型の入力の一方が接続される
第2の入力端子と、シンク型およびソース型の入力の他
方が接続される第3の入力端子とを備えた制御装置のイ
ンターフェイス回路であって、シンク型の入力が第1お
よびの第3の入力端子に接続される場合、第2の入力端
子の接続を電気的に遮断して、半導体スイッチ手段を介
して上記発光ダイオードに電流が流れるように導通する
と共に、ソース型の入力が第2およびの第3の入力端子
に接続される場合、第1の入力端子の接続を電気的に遮
断すると共に、半導体スイッチ手段を介して発光ダイオ
ードに流れるようにする選択手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0013】第2の発明に係る制御装置のインターフェ
イス回路は、入力信号のオン・オフで動作する発光ダイ
オードと、受光トランジスタとからなる光絶縁素子と、
シンク型又はソース型の入力のいづれでも上記発光ダイ
オードに電流を流すことができる半導体スイッチ手段と
に代えて、入力信号のオン・オフで動作する逆並列に接
続されると共に、シンク型又はソース型の入力のいづれ
でも電流を流すことができる複数の発光ダイオードと、
受光トランジスタとからなる光絶縁素子であることを特
徴とするものである。
【0014】第3の発明に係る制御装置のインターフェ
イス回路は、発光ダイオードと受光トランジスタとから
なる光絶縁素子と、発光ダイオードに逆並列に接続され
ると共に、直列接続された複数のダイオードと、第1の
入力端子を介して発光ダイオードのアノード側に接続さ
れた第1のスイッチと、第2の入力端子を介して発光ダ
イオードのカソード側に接続されると共に、第1のスイ
ッチと逆論理で連動して動作する第2のスイッチと、複
数のダイオードの接続部に直接又は抵抗を介して接続さ
れた第3の入力端子とを備えた制御装置のインターフェ
イス回路であって、シンク型の入力が第1およびの第3
の入力端子に接続される場合、この入力が第3の入力端
子に接続され、電源の陽極側が第1の入力端子に接続さ
れ、第1のスイッチをオン、第2のスイッチをオフさ
れ、ソース型の入力が第2およびの第3の入力端子に接
続される場合、この入力が第3の入力端子に接続され、
電源の陰極側が第1の入力端子に接続され、第1のスイ
ッチをオン、第2のスイッチをオフされることを特徴と
するものである。
【0015】第4の発明に係る制御装置のインターフェ
イス回路は、出力信号を発生するトランジスタと、シン
ク型またはソース型のいづれでも上記トランジスタに電
流を流すことができる半導体スイッチを複数用いてブリ
ッジ状に形成されたブリッジスイッチ手段と、ブリッジ
スイッチ手段の出力が接続された第1および第2の出力
端子とを備えた制御装置のインターフェイス回路であっ
て、シンク型の出力が接続される場合、ブリッジスイッ
チ手段とトランジスタを循環させる電流が流れるように
すると共に、ソース型の出力が接続される場合、ブリッ
ジスイッチ手段とトランジスタを循環させる電流が流れ
るよう発光ダイオードが接続されたことを特徴とするも
のである。
【0016】第5の発明に係る制御装置のインターフェ
イス回路は、出力信号を発生するトランジスタと、この
トランジスタの出力端子間に電流が流れるように接続さ
れたダイオードブリッジと、このダイオードブリッジを
構成するダイオードのアノードと他のダイオードのカソ
ードの接続点を少なくとも2つ有し、第1の接続点に接
続された第1の出力端子と、第2の接続点に接続された
第2の出力端子とを備えた制御装置のインターフェイス
回路であって、シンク型が接続される場合、第2の出力
端子から第1の出力端子に向かって上記ダイオードブリ
ッジに電流が流れると共に、ソース型が接続される場
合、第1の出力端子から第2の出力端子に向かってダイ
オードブリッジに電流が流れる発光ダイオードとを備え
たことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の一実施の形態を図1及び図2
に基づいて説明する。図1はシンク型の入力I/F回路
を含む制御装置の結線図、図2はソース型の入力I/F
回路を含む制御装置の結線図である。図1及び図2にお
いて、図中、従来と同一符号は同一又は相当部分を示
し、説明を省略する。
【0018】図1及び図2において、このI/Fの回路
は、オン・オフの入力信号を発生する指令部200と、
入力I/F部500とで構成されており、指令部200
は、オン・オフの入力信号を発生する入力信号発生部1
1と、この入力信号発生部11にベースが接続されたト
ランジスタ13a、13b・・・13nとから成り、ト
ランジスタ13a、13b・・・13nはエミッタが接
地され、コレクタが端子T8a、T8b・・・T8nに
それぞれ接続されている。なお、電源Eは陽極が端子T
7に接続されており、陰極が接地されている。
【0019】入力I/F部500は、単一の受信部10
0a、100b・・・100nを複数備え、この受信部
100aは、入力信号のオン・オフの条件に基づいてオ
ン・オフするフォトカプラ101aの発光ダイオード1
03aと、発光ダイオード103aと光結合された受光
トランジスタ105aと、発光ダイオード103aの両
端に、シンク型又はソース型の入力のいづれでも発光ダ
イオード103aに電流を流すことができるようにする
ために、発光ダイオード103aと逆極性に直列接続さ
れた半導体スイッチ手段としての二つのダイオード10
7a、109aが接続されている。
【0020】この二つのダイオード107a、109a
の接続点が抵抗15aを介して第3の入力端子としての
端子T3aに接続されている。受光トランジスタ105
aはコレクタが抵抗70aを介して電源Vに接続され、
エミッタが接地されており、コレクタの電位Vaのハイ
・ローで受光トランジスタ105aのオン・オフを判断
するように構成されている。
【0021】常閉スイッチ150aと連動して動作する
常開スイッチ150bとから成る選択手段としてのスイ
ッチ150は、常閉スイッチ150aの一端が第1の入
力端子としての端子T1に接続され、他端がダイオード
108aを介して発光ダイオード103aのアノードに
接続され、常開スイッチ150bの一端が第2の入力端
子としての端子T2に接続され、他端がダイオード11
0aを介して発光ダイオード103aのカソードに接続
されている。
【0022】なお、他の受信部100b・・・100n
は、受信部100aと同様な構成であるので、説明を省
略する。
【0023】図2において、図中、入力I/F部は図1
と同一構成であるので、説明を省略する。指令部300
は、入力信号発生部11にベースが接続されたトランジ
スタ33a、33b・・・33nとから成り、トランジ
スタ33a、33b・・・33nはエミッタが抵抗35
a、35b・・・35nを介して電源Eの陽極に接続さ
れ、コレクタが端子T8a、T8b・・・T8nにそれ
ぞれ接続されている。なお、電源Eの陰極が端子T7に
接続されている。
【0024】上記のように構成された入力I/F回路を
含む制御装置の動作を説明する。まず、入力のシンク型
回路の動作を図1に基づいて説明する。スイッチ150
は、常閉スイッチ150aが閉成しており、常開スイッ
チ150bが開放しており、入力信号発生部11からの
信号はすべてオフになっていて、トランジスタ13aか
ら13nはすべてオフである。この状態において、発光
ダイオード103a・・103nはオフであるから、受
光トランジスタ105a・・105nもオフのままであ
るから、接続点Va、Vb・・・Vnの電位はハイであ
る。
【0025】次に、入力信号発生部11は、トランジス
タ13aのベースにオン信号を伝送し、トランジスタ1
3aがオンし、電源E→端子T7、T1→常閉スイッチ
150a→ダイオード108a→発光ダイオード103
a→ダイオード109a→抵抗15a→端子T3a、T
8a→トランジスタ13aのコレクタ、エミッタ間に電
流が流れ、発光トランジスタ103aがオフからオン動
作し、受光トランジスタ105aがオン動作して抵抗7
0aに電流が流れ、接続点Vaの電位ハイからローに変
化することによって入力信号のオンを判断する。
【0026】もう一方のソース型の入力I/F回路の動
作を図2に基づいて説明する。最初に、スイッチ150
は、常閉スイッチ150aが開放し、常開スイッチ15
0bが閉成しており、入力信号発生部11からの信号は
すべてオフになっているから、トランジスタ13aから
13nはすべてオフである。この状態において、発光ダ
イオード103a・・103nはオフであるから、受光
トランジスタ105a・・105nもオフのままである
から、接続点Va、Vb・・・Vnの電位はハイであ
る。
【0027】次に、入力信号発生部11は、トランジス
タ13aのベースにオン信号を伝送し、トランジスタ3
3aがオンし、電流は、電源Eから抵抗35aを介して
トランジスタ33aのエミッタ、コレクタ間に流れ、ダ
イオード107a→発光ダイオード103a→ダイオー
ド110a→閉成している常開スイッチ150b→端子
T2、T7と電流が流れ、発光トランジスタ103aが
オン動作し、受光トランジスタ105aがオン動作して
抵抗70aに電流が流れ、接続点Oaの電位ハイからロ
ーに変化することによって入力信号のオンを判断する。
【0028】なお、図1および図2の入力I/F回路
は、指令部200、300に電源Eを備えていたが、図
3及び図4に示すように入力I/F部500に電源Eを
備え、電源Eは陽極が入力端子T1に接続され、陰極が
入力端子T2に接続しても上記実施の形態と同様の作
用、効果を奏する。
【0029】また、図5および図6の入力I/F回路
は、図1、図2と同様に、指令部200、300に電源
Eを備え、スイッチ150の常閉スイッチ150a、常
開スイッチ150bの代わりに、第1のダイオード11
50aのアノードおよび第2のダイオード1150bの
カソードを端子T1に接続し、ダイオード1150aの
カソードをダイオード108aのアノードに接続され、
ダイオード1150bのアノードがダイオード110a
のカソードに接続しても良い。なお、第1のダイオード
1150aと第2のダイオード1150bとで、選択手
段を形成している。
【0030】この実施の形態では、図1および図2に示
す入力I/F回路のスイッチ150のような切換え動作
をすることなく、ソース型からシンク型の切換えができ
る。
【0031】また、図7に示すように図1および図2に
示すダイオード107a、109a、光ダイオード10
3a、受光トランジスタ105aの代わりに、光ダイオ
ード103a、104a、受光トランジスタ105aに
置換した構成でも良い。
【0032】実施の形態2.この発明の他の実施の形態
を図8及び図9によって説明する。図8はシンク型の出
力I/F回路を含む制御装置の結線図、図9はシンク型
の出力I/F回路を含む制御装置の結線図である。図8
及び図9において、出力I/F回路を含む制御装置は、
オン・オフさせる信号を発生させる出力I/F部400
と、出力I/F部400の信号に基づいて駆動されるシ
ンク型の駆動部600またはソース型の駆動部700と
から成っている。
【0033】出力I/F部400は、オン・オフ信号を
発生する出力信号発生部51と、複数の個別信号発生部
300a、300b・・・300nとから成り、個別信
号発生部300aは出力信号発生部51のオン・オフ信
号に基づてオン・オフ動作するトランジスタ53aと、
このトランジスタ53aのエミッタにアノード側を、コ
レクタにカソードを接続されたシンク型またはソース型
のいづれでも流すように接続されたブリッジスイッチ手
段としてのダイオード352a、354a、356a、
358aから成る全波整流ブリッジ350aとから成
り、この全波整流ブリッジ350aの出力部が第1の出
力端子Oa、第2の出力端子O1に接続されている。
【0034】シンク型の駆動部600は、複数の駆動部
600a、600b・・・600nから成り、単一の駆
動部600aは、フォトカプラ501aの発光ダイオー
ド503aのカソード側が端子Daに接続され、アノー
ド側が抵抗515aを介して電源Eに接続され、電源E
の陰極が端子D1に接続されている。フォトカプラ50
1aの受光トランジスタ505aはコレクタが抵抗57
0aを介して電源Vに接続され、エミッタが接地されて
おり、コレクタの電位Vaのハイ・ローで受光トランジ
スタ505aのオン・オフを判断するように構成されて
いる。なお、他の駆動部600b・・・600nは、駆
動部600aと同様な構成であるので、説明を省略す
る。
【0035】一方、ソース型の駆動部700は、複数の
駆動部700a、700b・・・700nから成り、単
一の駆動部700aは、フォトカプラ501aの発光ダ
イオード503aのアノード側が抵抗535aを介して
端子Daに接続され、カノード側が接地されている。電
源Eは陰極が接地され、陽極が端子D1に接続されてい
る。フォトカプラ501aの受光トランジスタ505a
はコレクタが抵抗570aを介して電源Vに接続され、
エミッタが接地されており、コレクタの電位Vaのハイ
・ローで受光トランジスタ505aのオン・オフを判断
するように構成されている。なお、他の駆動部700b
・・・700nは、駆動部700aと同様な構成である
ので、説明を省略する。
【0036】次に、上記のように構成されたシンク型の
出力I/F回路を含む制御装置の動作を図8に基づいて
説明する。出力信号発生部51は、トランジスタ53a
のベースにオン信号(ハイ信号)を伝送し、トランジス
タ53aがオンし、電源Eを介して電流は抵抗515a
→発光ダイオード503a→端子Da、Oa→ダイオー
ド356a→トランジスタ53aのコレクタ、エミッタ
間→ダイオード352a→端子O1、D1の循環によっ
て電流が流れ、フォトカプラ501aの受光トランジス
タ505aがオフからオン動作し、抵抗70aに電流が
流れ、接続点Vaの電位ハイからローに変化することに
よって出力信号のオンを判断する。
【0037】また、上記のように構成されたソース型の
出力I/F回路を含む制御装置の動作を図9に基づいて
説明する。出力信号発生部51は、トランジスタ53a
のベースにオン信号(ハイ信号)を伝送し、トランジス
タ53aがオンし、電源Eを介して電流は端子Da、O
a→ダイオード354a→トランジスタ53aのコレク
タ、エミッタ間→ダイオード358a→端子Oa、Da
→抵抗535aを介して発光ダイオード503aの循環
によって電流が流れ、フォトカプラ501aの受光トラ
ンジスタ505aがオフからオン動作し、抵抗570a
に電流が流れ、接続点Vaの電位ハイからローに変化す
ることによって出力信号のオンを判断する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、シンク型又はソース型が入力されても、選択手段で
切換えるのみ対応できるので、簡易な構成でシンク型お
よびソース型のI/F回路を得ることができるという効
果がある。
【0039】第2の発明によれば、第1の発明の効果に
加え、光絶縁素子に半導体スイッチ手段の機能を包含さ
せたので、半導体スイッチ手段を削減できるので、簡易
な構成でシンク型およびソース型のI/F回路を得るこ
とができるという効果がある。
【0040】第3の発明によれば、第1のスイッチおよ
びこのスイッチに連動する第2のスイッチの一方のスイ
ッチを動作させるのみで、シンク型およびソース型のI
/F回路に、容易に対応することができるという効果が
ある。
【0041】第4の発明によれば、人為的手段を介さず
に、ブリッジスイッチ手段で、シンク型またはソース型
を自動的選択することができるので、簡易な構成で両者
のI/F回路を得ることができるという効果がある。
【0042】第5の発明によれば、人為的手段を介さず
に、ダイオードブリッジで、シンク型またはソース型を
自動的選択することができるので、簡易な構成で両者の
I/F回路を容易に得ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示すシンク型の入力
I/F回路を含む制御装置の結線図である。
【図2】 この発明の実施の形態を示すソース型の入力
I/F回路を含む制御装置の結線図である。
【図3】 この発明の他の実施の形態を示すシンク型の
入力I/F回路を含む制御装置の結線図である。
【図4】 この発明の他の実施の形態を示すソース型の
入力I/F回路を含む制御装置の結線図である。
【図5】 この発明の他の実施の形態を示すシンク型の
入力I/F回路を含む制御装置の結線図である。
【図6】 この発明の他の実施の形態を示すソース型の
入力I/F回路を含む制御装置の結線図である。
【図7】 この発明の他の実施の形態を示すシンク型の
入力I/F回路を含む制御装置の結線図である。
【図8】 この発明の実施の形態を示すシンク型の出力
I/F回路を含む制御装置の結線図である。
【図9】 この発明の実施の形態を示すシンク型の出力
I/F回路を含む制御装置の結線図である。
【図10】 従来のシンク型の入力I/F回路を含む制
御装置である。
【符号の説明】
53a,53b,53n トランジスタ、101a,1
01b,101n 光絶縁素子、103a,103b,
103n 発光ダイオード、105a,105b,10
5n 受光トランジスタ、107a、107b 半導体
スイッチ手段、T3a,T3b,T3n 入力端子、1
50 選択手段、150a 第1のスイッチ、150b
第2のスイッチ、350a ブリッジスイッチ手段、
501a,501b,501n 発光ダイオード、T1
第1の入力端子、T2 第2の入力端子、T3 第3
の入力端子、O1 第1の出力端子、O2 第2の出力
端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗山 茂三 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号のオン・オフで動作する発光ダ
    イオードと、受光トランジスタとからなる光絶縁素子
    と、 シンク型又はソース型の入力のいづれでも上記発光ダイ
    オードに電流を流すことができる半導体スイッチ手段
    と、 上記シンク型の入力の一方が接続される第1の入力端子
    と、 上記ソース型の入力の一方が接続される第2の入力端子
    と、上記シンク型およびソース型の入力の他方が接続さ
    れる第3の入力端子とを備えた制御装置のインターフェ
    イス回路であって、 上記シンク型の入力が上記第1およびの第3の入力端子
    に接続される場合、上記第2の入力端子の接続を電気的
    に遮断して、上記半導体スイッチ手段を介して上記発光
    ダイオードに電流が流れるように導通すると共に、上記
    ソース型の入力が上記第2およびの第3の入力端子に接
    続される場合、上記第1の入力端子の接続を電気的に遮
    断すると共に、上記半導体スイッチ手段を介して上記発
    光ダイオードに流れるようにする選択手段と、を備えた
    ことを特徴とする制御装置のインターフェイス回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の制御装置のインターフ
    ェイス回路において、入力信号のオン・オフで動作する
    発光ダイオードと、受光トランジスタとからなる光絶縁
    素子と、シンク型又はソース型の入力のいづれでも上記
    発光ダイオードに電流を流すことができる半導体スイッ
    チ手段とに代えて、 入力信号のオン・オフで動作する逆並列に接続されると
    共に、シンク型又はソース型の入力のいづれでも電流を
    流すことができる複数の発光ダイオードと、受光トラン
    ジスタとからなる光絶縁素子であることを特徴とする制
    御装置のインターフェイス回路。
  3. 【請求項3】 発光ダイオードと受光トランジスタとか
    らなる光絶縁素子と、上記発光ダイオードに逆並列に接
    続されると共に、直列接続された複数のダイオードと、 第1の入力端子を介して上記発光ダイオードのアノード
    側に接続された第1のスイッチと、 第2の入力端子を介して上記発光ダイオードのカソード
    側に接続されると共に、上記第1のスイッチと逆論理で
    連動して動作する第2のスイッチと、 上記複数のダイオードの接続部に直接又は抵抗を介して
    接続された第3の入力端子とを備えた制御装置のインタ
    ーフェイス回路であって、 シンク型の入力が上記第1およびの第3の入力端子に接
    続される場合、この入力が上記第3の入力端子に接続さ
    れ、電源の陽極側が上記第1の入力端子に接続され、上
    記第1のスイッチをオン、第2のスイッチをオフされ、 ソース型の入力が上記第2およびの第3の入力端子に接
    続される場合、この入力が上記第3の入力端子に接続さ
    れ、電源の陰極側が上記第1の入力端子に接続され、上
    記第1のスイッチをオン、第2のスイッチをオフされる
    ことを特徴とする制御装置のインターフェイス回路。
  4. 【請求項4】 出力信号を発生するトランジスタと、シ
    ンク型またはソース型のいづれでも上記トランジスタに
    電流を流すことができる半導体スイッチを複数用いてブ
    リッジ状に形成されたブリッジスイッチ手段と、上記ブ
    リッジスイッチ手段の出力が接続された第1および第2
    の出力端子とを備えた制御装置のインターフェイス回路
    であって、 シンク型の出力が接続される場合、上記ブリッジスイッ
    チ手段と上記トランジスタを循環させる電流が流れるよ
    うにすると共に、ソース型の出力が接続される場合、上
    記ブリッジスイッチ手段と上記トランジスタを循環させ
    る電流が流れるよう発光ダイオードが接続されたことを
    特徴とする制御装置のインターフェイス回路。
  5. 【請求項5】 出力信号を発生するトランジスタと、こ
    のトランジスタの出力端子間に電流が流れるように接続
    されたダイオードブリッジと、 このダイオードブリッジを構成するダイオードのアノー
    ドと他のダイオードのカソードの接続点を少なくとも2
    つ有し、 上記第1の接続点に接続された第1の出力端子と、上記
    第2の接続点に接続された第2の出力端子とを備えた制
    御装置のインターフェイス回路であって、 シンク型が接続される場合、上記第2の出力端子から上
    記第1の出力端子に向かって上記ダイオードブリッジに
    電流が流れると共に、ソース型が接続される場合、上記
    第1の出力端子から上記第2の出力端子に向かって上記
    ダイオードブリッジに電流が流れる発光ダイオードとを
    備えたことを特徴とする制御装置のインターフェイス回
    路。
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