JPH10256767A - 電子装置の放熱構造 - Google Patents

電子装置の放熱構造

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JPH10256767A
JPH10256767A JP5731897A JP5731897A JPH10256767A JP H10256767 A JPH10256767 A JP H10256767A JP 5731897 A JP5731897 A JP 5731897A JP 5731897 A JP5731897 A JP 5731897A JP H10256767 A JPH10256767 A JP H10256767A
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祐次 長谷川
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明人 長田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子装置の密閉筐体の放熱効率を向上するこ
とである。 【解決手段】 密閉筐体11の天井面の開口13は放熱
構造体14により閉塞される。放熱構造体14はベース
部材15に上下に貫通するようにプレートヒートパイプ
16を固定して構成されている。プレートヒートパイプ
16はU字状に形成されており、湾曲部が上側に開放端
部が下側に配置されている。ベース部材15の下側に
は、ガイドレールを有するシェルフ17が取り付けられ
ている。ガイドレールに沿って挿入されたプリント板ユ
ニットは、プレートヒートパイプ16に解除可能に圧接
される。プリント板ユニットの発熱部品が発生した熱
は、プレートヒートパイプ16の内部に封入された作動
流体の蒸発又は凝縮により外部の湾曲部側へ積極的に輸
送され、高効率的に放熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置等の電子装
置の放熱構造に関し、特に、筐体内部に設けられたガイ
ドレールに沿ってプリント板ユニットを挿入し、該筐体
内部に設けられたバックボードに該プリント板ユニット
をプラグイン接続して構成される電子装置の放熱構造に
関する。
【0002】例えば、移動通信システムにおける基地局
装置のような通信装置においては、アンテナに指向性が
ないため多重無線装置の約10倍程度の送信出力が必要
であり、内部発熱が非常に多い。また、基地局装置は、
アンテナまでの伝搬ロスの抑制の観点から装置をアンテ
ナの直下に、即ち屋外に設置する場合が多いため、筐体
を密閉構造とする必要がある。さらに、装置の小型化の
要請もある。従って、装置の密閉性の劣化や大型化を抑
制しつつ放熱効率を向上する構造が必要とされる。
【0003】
【従来の技術】図27乃至図29は通信装置の従来の放
熱構造を示す図である。同図において、201は通信装
置の密閉筐体であり、密閉筐体201は前面のみに開口
202を有する箱状に形成されている。密閉筐体201
の前面開口202は回動可能に取り付けられた扉203
により開閉可能に閉塞される。扉203の内側の周縁部
近傍には雨滴等の進入を防止するための防水パッキン2
04が取り付けられている。
【0004】密閉筐体201の天井壁には内外に貫通す
る矩形状の貫通穴205が形成されており、この天井の
貫通穴205を閉塞するように放熱フィン206が取り
付けられている。放熱フィン206は矩形状のベース部
207の上下にそれぞれ複数のフィン部208、209
が立設されて構成されている。放熱フィン206は下側
のフィン部209が密閉筐体201の内部に挿入された
状態で、防水パッキンを介して複数のネジにより密閉筐
体201に固定的に取り付けられている。
【0005】密閉筐体201の内部には、複数のプリン
ト板ユニットが収容されるシェルフ210が収容され
る。シェルフ210はその後面の内側に複数のコネクタ
が配設されたバックボードを有している。シェルフ21
0の上下の内面には、上下で一対の複数のガイドレール
211が取り付けられており、ガイドレール211には
ガイド溝が形成されている。
【0006】プリント板ユニット212は、例えば電源
ユニットの場合には、図29に示されているように、プ
リント配線板213に電源モジュール214が実装され
て構成され、その一端部にはバックボードのコネクタに
嵌合接続されるコネクタ215が実装されている。プリ
ント配線板213の他端部の上下の隅部には、それぞれ
てこの原理によりプリント板ユニット212のシェルフ
210に対する挿抜を補助するための挿抜レバー(カー
ドプラ)216が回動可能に取り付けられている。電源
モジュール214の上面にはさらに小型の放熱ブロック
(フィン)217が取り付けられている。
【0007】プリント板ユニット212はシェルフ21
0の上下のガイドレール211のガイド溝に沿って挿入
され、プリント板ユニット212のコネクタ215とバ
ックボードのコネクタとが嵌合接続されることにより、
シェルフ201に実装される。
【0008】プリント板ユニット212の挿抜レバー2
16は、正方向に回動することにより、一部がシェルフ
210の前面側の上下枠部に干渉することにより、てこ
の原理により、プリント板ユニット212のコネクタ2
15のバックボードのコネクタに対する挿入接続を補助
し、これと逆に、プリント板ユニット212がシェルフ
210に実装された状態で、挿抜レバー216を逆方向
に回動することにより、一部がシェルフ210の前面側
の上下枠部に干渉することにより、てこの原理により、
プリント板ユニット212のコネクタ215のバックボ
ードのコネクタからの抜去を補助するためのものであ
る。
【0009】複数のプリント板ユニット212が実装さ
れたシェルフ210は、図示は省略しているが、密閉筐
体201の左右の側面の内側に設けられたガイド部に沿
って挿入・固定されることにより、密閉筐体201の内
部に収容され、これにより通信装置が構成される。
【0010】プリント板ユニット212の電源モジュー
ル214等の発熱部品が発生した熱は、放熱ブロック2
17により密閉筐体201の内部の空気中に放熱され、
さらに密閉筐体201の上面に取り付けられた大型の放
熱フィン206を介して密閉筐体201の内部から密閉
筐体201の外部に伝熱され、外部の空気中に放熱され
るようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術によ
ると、以下のような問題があった。即ち、プリント板ユ
ニットに実装された発熱部品が発生した熱は、密閉筐体
内部の空気を介して密閉筐体上面に取り付けられた放熱
フィンに伝熱するものであり、空気は熱抵抗が大きいか
ら、放熱効率が低いという問題があった。
【0012】また、従来技術では、密閉筐体内部から密
閉筐体外部への熱の輸送は、押し出し形成された金属か
らなる放熱フィンを介して自然的に行うものであるか
ら、放熱量が十分でなく、密閉筐体内部の発熱量の増大
に対応するためには、大型の放熱フィンを使用する必要
があり、装置の小型化、軽量化の障害になるという問題
もあった。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、放熱効率を向上
し、装置の小型、軽量化を達成できる電子装置の放熱構
造を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、以下のような電子装置の放熱構造を提供する。即
ち、筐体内部に設けられたガイドレールに沿ってプリン
ト板ユニットを挿入し、該筐体内部に設けられたバック
ボードに該プリント板ユニットをプラグイン接続して構
成される電子装置の放熱構造であって、前記筐体に該筐
体の内外に渡るように板状の伝熱手段を設け、前記伝熱
手段の前記筐体の内部に存在する部分を前記プリント板
ユニットの側面に解除可能に圧接させる圧接手段を設け
たことを特徴とする構造である。
【0015】前記伝熱手段として、板状の金属部材の内
部に作動流体を封入し、該作動流体の蒸発及び凝縮によ
り高温部から低温部に熱を移動させるようにしたプレー
トヒートパイプを使用することができる。
【0016】プリント板ユニットは筐体内部に挿入・実
装された後に又は同時に圧接手段を作動させることによ
り、プリント板ユニットの側面と板状の伝熱手段が直接
的に又は間接的に(他の熱伝導性の良好な部材を介し
て)面接触により接合される。一方、プリント板ユニッ
トを抜去する場合には、圧接手段の作動を解除すること
により、プリント板ユニットの側面と板状の伝熱手段の
面接触による接合が解除される。
【0017】本発明の電子装置の放熱構造によると、プ
リント板ユニットが発生した熱は、プリント板ユニット
に直接的に又は間接的に接合された伝熱手段の筐体内部
に位置する部分に高効率的に伝熱され、さらに伝熱手段
により伝熱手段の筐体外部に位置する部分に伝熱され、
そこから筐体外部に放熱される。従って、プリント板ユ
ニットから筐体外部に至る伝熱経路に従来のような空気
が介在していないので、高効率的な放熱を行うことがで
きる。
【0018】また、伝熱手段として前記のようなプレー
トヒートパイプを使用することにより、伝熱手段の筐体
内部に存在する部分から伝熱手段の筐体外部に存在する
部分へと積極的に熱の輸送が行われるから、従来のよう
に自然的な伝熱によるものと比較して格段に放熱効率を
高くすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明することにする。 〔第1実施形態〕本発明の第1実施形態に係る通信装置
は、移動通信システムにおける基地局装置である。移動
通信システムの基地局装置は、アンテナに指向性がない
ため送信出力が多重無線装置の約10倍程度と大きいの
で高い放熱性を必要とし、且つアンテナまでの伝搬ロス
の抑制の観点からアンテナの直下に、即ち屋外に設置さ
れるため密閉性も必要とされる。このような観点からこ
の通信装置には、以下のような放熱構造が採用されてい
る。
【0020】図1は本発明の第1実施形態に係る通信装
置の密閉筐体の概略を示す分解斜視図である。図1にお
いて、11は通信装置の密閉筐体であり、密閉筐体11
は前面のみに開口12を有する箱状に形成されている。
密閉筐体11の前面開口12は回動可能に取り付けられ
た扉(図示は省略)により開閉可能に閉塞される。扉の
内側の周縁部近傍には雨滴等の進入を防止するための防
水パッキンが取り付けられている。
【0021】密閉筐体11の天井面には内外に貫通する
矩形状の貫通穴13が形成されており、この天井の貫通
穴13を閉塞するように放熱構造体14が取り付けられ
ている。放熱構造体14は、矩形板状のベース部材15
に略U字状に形成された複数のプレートヒートパイプ
(伝熱手段)16を湾曲部側を上に開放端側を下にして
貫通するように一体的に固着して構成されている。
【0022】プレートヒートパイプ16は、板状の金属
部材の内部に作動流体(液体フロン等)を封入し、熱が
高温部で該作動流体の蒸発により吸収され、該蒸気が低
温部で凝縮することにより放出されることにより、高温
部から低温部に熱を積極的に移動させるようにした板状
の熱輸送装置である。プレートヒートパイプ16として
は、例えば、アクトロニクス(株)製の「商品名:ヒー
トレーン」を使用することができる。
【0023】放熱構造体14のベース部材15の下側に
は、シェルフ17が取り付けられている。シェルフ17
は、各プレートヒートパイプ16の開放端側がシェルフ
17の内部に入り込んだ状態で、ベース部材15に取り
付けられている。シェルフ17の詳細構成は、図2に示
されている。
【0024】図2において、シェルフ17は左右で一対
の側板18間に渡って4本の棒状の枠部材19a、19
b、19c、19dを固定することにより構成されてい
る。前側の上下枠部材19a、19cには複数の凹状の
切欠部が配列的に形成されている。
【0025】上側の前後枠部材19a、19b間に渡っ
てガイド溝を有する複数のガイドレール20が配列的に
取り付けられているとともに、下側の前後枠部材19
c、19d間に渡ってガイド溝を有する複数のガイドレ
ール20が上側のガイドレール20に対向して配列的に
取り付けられている。各ガイドレール20は、前側の上
下枠部材19a、19cの凹状の切欠部とガイド溝が対
応するように取り付けられている。
【0026】後側の上下枠部材19b、19d及び一対
の側板18の後部には、同図では図示は省略している
が、複数のコネクタが実装されたバックボードが取り付
けられている。一対の側板18にはそれぞれ貫通穴21
が形成されているとともに、上側にそれぞれ折曲部22
が形成されている。これらの折曲部22が図1のベース
部材15にネジ止めされることにより、シェルフ17は
ベース部材15に取り付けられる。各プレートヒートパ
イプ16の開放端側は、それぞれ一のガイドレール20
とこれに隣り合うガイドレール20との間の部分に挿入
されている。
【0027】シェルフ17には、図3に示されているよ
うに、受熱板23及び押さえ板24が上下で一対のガイ
ドレール20のそれぞれに対応して複数取り付けられて
いる。
【0028】受熱板23は熱伝導性の良好な金属からな
る板状の部材である。受熱板23は、図3及び図4に示
されているように、その一端(後端)の上下に設けられ
た突出するピン部材25がシェルフ17の後側の上下枠
部材19b、19dに形成された貫通穴に挿入され、ピ
ン部材25の先端部に止め輪(Eリング)26が取り付
けられることにより、シェルフ17に回動自在に軸支さ
れている。
【0029】また、受熱板23の他端(前端)の上下に
設けられた突起するピン部材27はシェルフ17の前側
の上下枠部材19a、19cに形成された貫通した長穴
28に遊嵌されている。これにより、受熱板23は後部
の軸(ピン部材25)を中心として前部の長穴28の寸
法分だけ左右に回動できるようになっている。なお、図
4において、29は複数のコネクタ30が配列的に実装
されたバックボードである。バックボード29は後側の
上下枠部材19b、19dにネジ31により固定されて
いる。
【0030】また、図5及び図6に示されているよう
に、受熱板23は3つのプレートヒートパイプ16の一
方の開放端側を取付金具32と受熱板23とで挟持した
状態で互いにネジ33により固定されることにより、プ
レートヒートパイプ16に接合されている。取付金具3
2の前端側の上下隅部には、U字状の切欠部34aがそ
れぞれ形成されている。
【0031】一方、図3における押さえ板24は、図7
に示されているように、後部及び前部近傍に軸受部3
5、36を有しており、中央部分に貫通穴37を有して
いる。押さえ板24は、熱伝導性の良好な板金からなる
部材である。
【0032】押さえ板24は、図3及び図8に示されて
いるように、その後部軸受部35に挿入されたピン部材
38の上下に突出する両端部に間隔管39が挿入された
後に、シェルフ17の後側の上下枠部材19b、19d
に形成された貫通穴に挿入され、その先端部に止め輪
(Eリング)40が取り付けられることにより、シェル
フ17に回動自在に軸支されている。
【0033】また、押さえ板24は、その前部軸受部3
6に挿入されたピン部材41の上下に突出する両端部が
シェルフ17の前側の上下枠部材19a、19cに形成
された貫通した長穴43に遊嵌され、ピン部材41の先
端部には止め輪(Eリング)42が取り付けられてい
る。
【0034】これにより、押さえ板24は後部の軸(ピ
ン部材38)を中心として前部の長穴43の寸法分だけ
左右に回動できるようになっている。押さえ板24の前
端側の上下隅部には、取付金具32のU字状の切欠部3
4aに対応してU字状の切欠部34bがそれぞれ形成さ
れている。
【0035】シェルフ17のガイドレール20に沿って
挿入されるプリント板ユニットは、例えば、図9又は図
10に示されているように構成されている。図9は送受
信ユニットとしてのプリント板ユニットの構造を、図1
0は電源ユニットとしてのプリント板ユニットの構造を
示している。
【0036】図9において、送受信ユニットとしてのプ
リント板ユニット44は、プリント配線板45にIC、
LSI等の電子部品(発熱部品を含む)46が実装され
て構成され、その一端部(後端)にはバックボード29
のコネクタ30に嵌合接続されるコネクタ47が実装さ
れている。プリント配線板45の他端部(前端)の上下
の隅部には、てこの原理によりプリント板ユニット44
のシェルフ17に対する挿抜を補助するための挿抜レバ
ー(カードプラ)48がそれぞれ回動可能に取り付けら
れている。
【0037】また、プリント配線板45の一方の側面
(部品実装面)には第1放熱シート49を介して受熱カ
バー50が配置され、プリント配線板45の他方の側面
には裏カバー51が配置され、受熱カバー50と裏カバ
ー51が間隔ボルト52を介して互いにネジ止め固定さ
れている。受熱カバー50のさらに外側には第2放熱シ
ート53が取り付けられている。受熱カバー50及び裏
カバー51は熱伝導性の良好な金属で形成されている。
【0038】図10において、電源ユニットとしてのプ
リント板ユニット44は、プリント配線板45に電子部
品(発熱部品)としての電源モジュール46が実装され
て構成され、その一端部(後端)にはバックボード29
のコネクタ30に嵌合接続されるコネクタ47が実装さ
れている。プリント配線板45の他端部(前端)の上下
の隅部には、てこの原理によりプリント板ユニット44
のシェルフ17に対する挿抜を補助するための挿抜レバ
ー(カードプラ)48がそれぞれ回動可能に取り付けら
れている。
【0039】また、プリント配線板45の一方の側面
(部品実装面)には、電源モジュール46に接合される
ように受熱カバー50が配置され、プリント配線板45
の他方の側面には裏カバー51が配置され、受熱カバー
50と裏カバー51が間隔ボルト52を介して互いにネ
ジ止め固定されている。受熱カバー50のさらに外側に
は放熱シート(図示せず)が取り付けられている。受熱
カバー50及び裏カバー51は熱伝導性の良好な金属で
形成されている。電源モジュール46は受熱カバー50
にネジ止めされている。
【0040】プリント板ユニット44の挿抜レバー48
の詳細は、図11(a)〜(e)及び図12に示されて
いる。挿抜レバー48は、図12に示されているよう
に、プリント配線板45の端部(前端)の上下隅部にピ
ン48dにより回動自在に取り付けられている。
【0041】挿抜レバー48は回動中心(ピン48d)
を支点とし、作業者が手で力を作用させる力点としての
把持部48a、作用点としての第1及び第2作用部48
b、48cを有し、てこの原理により、プリント板ユニ
ット44のシェルフ17への実装又は抜去作業時におけ
るプリント板ユニット44のコネクタ47のバックボー
ド29のコネクタ30に対する挿抜を補助するための手
段である。
【0042】この第1実施形態における挿抜レバー48
は、図11に示されているように、中央部にプリント配
線板45に取り付けるための中央溝54を有していると
ともに、一対の第1の溝55及び一対の第2の溝56を
有している。
【0043】これらの第1及び第2の溝55、56は、
挿抜レバー48の回動により取付金具32(受熱板2
3)及び押さえ板24の前端側の上下のU字状の切欠部
34a、34bの近傍の部分が挿入される溝である。
【0044】一対の第1の溝55は、図11(e)に示
されているように、外側の内面が開口側に向かって互い
に離間するような傾斜面55aとなっている。これと逆
に、一対の第2の溝56は内側の内面が開口側に向かっ
て互いに近接するような傾斜面56aとなっている。一
対の第1の溝55間の幅は、一対の第2の溝56間の幅
よりも小さく設定されている。
【0045】挿抜レバー48は、正方向(把持部48a
がプリント配線板45に近接する方向)に回動(押圧)
することにより、第1作用部48bがシェルフ17の前
側の上下枠部材19a、19cに内側から干渉し、てこ
の原理によりプリント板ユニット44コネクタ47がバ
ックボード29のコネクタ30に嵌合接続される。
【0046】これと逆に、プリント板ユニット44がシ
ェルフ17に実装された状態で、挿抜レバー48を逆方
向(把持部48aがプリント配線板45から離間する方
向)に回動することにより、第2作用部48cがシェル
フ17の前面側の上下枠部材19a、19cに外側から
干渉し、プリント板ユニット44のコネクタ47がバッ
クボード29のコネクタ30から抜去される。
【0047】また、図13〜図15に示されているよう
に、挿抜レバー48は正方向(矢印A方向)に回動させ
ることにより、取付金具32(受熱板23)及び押さえ
板24の前端の上下のU字状の切欠部34a、34bの
内側近傍の第1部分59が第1の溝55に挿入され、第
1の溝55の傾斜面55aの作用によって、受熱板23
及び押さえ板24が互いに近接する方向に回動される。
これによりプリント板ユニット44が受熱板23及び押
さえ板24により挟持され、プリント板ユニット44の
受熱カバー50が受熱板23に接合される。
【0048】一方、挿抜レバー48は逆方向(矢印B方
向)に回動させることにより、受熱板23及び押さえ板
24の第1部分59が第1の溝55から抜け出すととも
に、受熱板23及び押さえ板24の前端の上下のU字状
の切欠部34a、34bの外側近傍の第2部分60が第
2の溝56に挿入され、第2の溝56の傾斜面56aの
作用によって、受熱板23及び押さえ板24が互いに離
間する方向に回動される。これによりプリント板ユニッ
ト44の受熱板23及び押さえ板24による挟持が解除
され、プリント板ユニット44の受熱カバー50が受熱
板23から離間される。
【0049】プリント板ユニット44をシェルフ17に
実装(挿入)した時の断面が図16及び図17に示され
ている。なお、図16は送受信ユニットが挿入された部
分の近傍を、図17は電源ユニットが挿入された部分の
近傍を示している。
【0050】図16において、プリント板ユニット44
のプリント配線板45に実装された電子部品(発熱部
品)46が発生した熱は、第1放熱シート49、受熱カ
バー50、第2放熱シート53、受熱板23を介してプ
レートヒートパイプ16の密閉筐体11の内部に存在す
る部分(開放端側)に伝熱される。
【0051】図17において、プリント板ユニット44
のプリント配線板45に実装された電源モジュール46
が発生した熱は、電源モジュール46がネジ止めされる
ことにより直接的に接合された受熱カバー50、放熱シ
ート53、受熱板23を介してプレートヒートパイプ1
6の密閉筐体11の内部に存在する部分(開放端側)に
伝熱される。
【0052】プレートヒートパイプ16の開放端側に伝
熱された熱は、図18中に矢印で示されているように、
その内部の作動流体の蒸発及び凝縮によって密閉筐体1
1の外部に存在する部分(湾曲部側)に積極的に輸送さ
れ、該外部に存在する部分から周囲環境に放熱される。
【0053】なお、図18において、ベース部材15と
密閉筐体11の接合部分には、その密閉性を損なわない
ように、防水パッキン61が介装されている。また、プ
レートヒートパイプ16のベース部材15への取付部分
には、その密閉性を損なわないように、シール部材62
が介装されている。
【0054】上述した第1実施形態におけるプレートヒ
ートパイプ16は、U字状に形成したものを使用してい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、図19
(a)に示されているように、湾曲部を略M字状に形成
し、あるいは図19(b)に示されているように、湾曲
部の内側に金属からなる板部材(又はプレートヒートパ
イプ)を取り付けることができる。
【0055】プレートヒートパイプ16をこのような構
成とすることにより、プレートヒートパイプ16の密閉
筐体11の外部に存在する部分の表面積を装置を大型化
することなく大きくすることができ、放熱効率を高くす
ることができるとともに、プレートヒートパイプ16の
ベース部材15への取付作業時に、プレートヒートパイ
プ16の一部63がベース部材15に当接することによ
り、その落ち込みを防止することができ、作業性を向上
することができる。
【0056】また、図16及び図17に示されているよ
うに、取付金具32の外側にフィン64を取り付けるこ
とにより、さらに放熱効率を向上することも可能であ
る。 〔第2実施形態〕図1及び図2に示した第1実施形態の
構成は、この第2実施形態に係る通信装置の放熱構造の
構成においても同様であるので、同一の構成部分につい
ては同一の番号を付し、その説明は省略することにす
る。
【0057】ベース部材15の下面に取り付けられるシ
ェルフ17の内部において、プレートヒートパイプ16
(以下、他のプレートヒートパイプとの区別のため、第
1プレートヒートパイプという)の開放端側には、図2
0及び21に示されているように、水平に(3つの第1
プレートヒートパイプ16の一方の開放端側に渡るよう
に)3つの第2プレートヒートパイプ71が固着されて
いる。これらの第2プレートヒートパイプ71は、端部
(前端)側に折曲部72が形成されてL字状に形成され
ている。
【0058】これらの第1プレートヒートパイプ16と
第2プレートヒートパイプ71との交差部分には、第1
取付板73が取り付けられている。第1取付板73は複
数の取付金具74とで第2プレートヒートパイプ71を
挟み込んだ状態で、取付金具74を第1取付板73にネ
ジ止めすることにより、第1プレートヒートパイプ16
と第2プレートヒートパイプ71との交差部分に取り付
けられている。
【0059】第1取付板73の折曲部75の外面と第2
プレートヒートパイプ71の折曲部72の内面との間に
は、第1押さえブロック76が配置されている。第1押
さえブロック76は第1取付板73の折曲部75にネジ
止め固定されている。
【0060】シェルフ17のガイドレール20に沿って
挿入されるプリント板ユニット(送受信ユニット)81
は、図20及び図22に示されているように構成されて
いる。このプリント板ユニット81は送受信ユニットで
ある。
【0061】プリント配線板82には、IC、LSI等
の複数の電子部品(発熱部品を含む)が実装されている
とともに、その一端部(後端)にはバックボードのコネ
クタ83に嵌合接続されるコネクタ84が実装されてい
る。
【0062】プリント配線板82の他端部(前端)の上
下の隅部には、てこの原理によりプリント板ユニット8
1のシェルフ17に対する挿抜を補助するための挿抜レ
バー(カードプラ)85がそれぞれ回動可能に取り付け
られている。プリント配線板82の一方の側面(部品実
装面)には第1放熱シート86が配置されている。
【0063】87は第2取付板であり、第2取付板87
には、3つの第3プレートヒートパイプ88が一対の取
付金具89をネジ止めすることにより固定されている。
これらの第3プレートヒートパイプ88は、端部(前
端)側に折曲部88aが形成されてL字状に形成されて
いる。
【0064】これらの第3プレートヒートパイプ88の
折曲部88aの内側には、弾性を有する第2放熱シート
90が設けられている。第2取付板87の折曲部91の
内面と第3プレートヒートパイプ88の折曲部88aの
外面との間には、第2押さえブロック92が配置されて
いる。第2押さえブロック92は第2取付板87の折曲
部91にネジ止め固定されている。第2取付板87の最
上下の折曲部91には、首付きネジ94がそれぞれ回転
可能に取り付けられている。
【0065】第3プレートヒートパイプ88が取り付け
られた第2取付板87は、間隔ボルト93を介して、プ
リント配線板82にネジ止めされることにより、第3プ
レートヒートパイプ88が放熱シート86を介してプリ
ント配線板82(電子部品)に接合された状態で固定さ
れる。
【0066】しかして、プリント板ユニット81をシェ
ルフ17の上下のガイドレール20に沿って挿入し、挿
抜レバー85を回動(押圧)することにより、プリント
板ユニット81のコネクタ84をバックボードのコネク
タ83に嵌合接続すると、第2プレートヒートパイプ7
1の折曲部72と第3プレートヒートパイプ88の折曲
部88aとが第2放熱シート90を介して対峙される。
この状態で、首付きネジ94を回転して、押さえブロッ
ク76の対応するネジ穴にねじ込むことにより、第2プ
レートヒートパイプ71の折曲部72と第3プレートヒ
ートパイプ88の折曲部88aは第2放熱シート90を
介して接合される。
【0067】電源ユニットとしてのプリント板ユニット
101は、図23に示されているように構成されてい
る。プリント配線板102には、電源モジュール103
が実装されているとともに、その一端部(後端)にはバ
ックボードのコネクタ83に嵌合接続されるコネクタ1
04が実装されている。
【0068】プリント配線板102の他端部(前端)の
上下の隅部には、てこの原理によりプリント板ユニット
101のシェルフ17に対する挿抜を補助するための挿
抜レバー(カードプラ)105がそれぞれ回動可能に取
り付けられている。
【0069】107は第2取付板であり、第2取付板1
07の一方の側面には電源モジュール103がネジ止め
されることにより接合されている。第2取付板107の
他方の側面には、3つの第3プレートヒートパイプ10
8が一対の取付金具109をネジ止めすることにより固
定されている。これらの第3プレートヒートパイプ10
8は、端部(前端)側に折曲部108aが形成されてL
字状に形成されている。
【0070】これらの第3プレートヒートパイプ108
の折曲部108aの内面には、弾性を有する放熱シート
110が配置されている。第2取付板107の折曲部1
11の内面には第2押さえブロック112がネジ止め固
定されており、第3プレートヒートパイプ108の折曲
部108aの外面は第2押さえブロック112に当接し
ている。第2取付板107の折曲部111の上下には、
それぞれ首付きネジ114が回転可能に取り付けられて
いる。
【0071】しかして、プリント板ユニット101をシ
ェルフ17の上下のガイドレール20に沿って挿入し、
挿抜レバー105を回動(押圧)することにより、プリ
ント板ユニット101のコネクタ104をバックボード
のコネクタ83に嵌合接続すると、第2プレートヒート
パイプ71の折曲部72と第3プレートヒートパイプ1
08の折曲部108aとが放熱シート110を介して対
峙される。この状態で、首付きネジ114を回転して、
押さえブロック76の対応するネジ穴にねじ込むことに
より、第2プレートヒートパイプ71の折曲部72と第
3プレートヒートパイプ108の折曲部108aは放熱
シート110を介して接合される。
【0072】プリント板ユニット81、101をシェル
フ17に実装(挿入)した時の様子が図24及び図25
に示されている。図24は送受信ユニットが挿入された
部分の近傍を、図25は電源ユニットが挿入された部分
の近傍を示している。
【0073】図24において、プリント板ユニット81
のプリント配線板82に実装された電子部品(発熱部
品)96が発生した熱は、第1放熱シート86及び第3
プレートヒートパイプ88を介して、第3プレートヒー
トパイプ88の折曲部88aに伝熱される。次いで、第
2放熱シート90、第2プレートヒートパイプ71を介
して第1プレートヒートパイプ16の密閉筐体11の内
部に存在する部分(開放端側)に伝熱される。
【0074】プレートヒートパイプ16の開放端側に伝
熱された熱は、密閉筐体11の外部に存在する部分に積
極的に輸送され、該外部に存在する部分から周囲環境に
放熱される。
【0075】図25において、プリント板ユニット10
1のプリント配線板102に実装された電源モジュール
103が発生した熱は、第2取付板107及び第3プレ
ートヒートパイプ108を介して、第3プレートヒート
パイプ108の折曲部108aに伝熱される。次いで、
放熱シート110、第2プレートヒートパイプ71を介
して第1プレートヒートパイプ16の密閉筐体11の内
部に存在する部分(開放端側)に伝熱される。
【0076】プレートヒートパイプ16の開放端側に伝
熱された熱は、密閉筐体11の外部に存在する部分に積
極的に輸送され、該外部に存在する部分から周囲環境に
放熱される。
【0077】この第2実施形態によると、プリント板ユ
ニット81、101が発生した熱は、第3プレートヒー
トパイプ88、108、放熱シート90、110、第2
プレートヒートパイプ71、第1プレートヒートパイプ
16を介して密閉筐体11の外部に放熱されるから、プ
リント板ユニット81、101から密閉筐体11の外部
に至る伝熱経路に従来のような空気が介在していないの
で、高効率的な放熱を行うことができる。
【0078】また、伝熱手段としてプレートヒートパイ
プを使用し、積極的に熱を輸送するようにしているか
ら、従来のように自然的な伝熱によるものと比較して格
段に放熱効率を高くすることができる。
【0079】なお、前記第2実施形態では、電源ユニッ
トとしてのプリント板ユニット101は、プリント配線
板102、第2取付板107及び第3プレートヒートパ
イプ108をこの順に配置して構成しているが、配置の
順序を変更して、例えば、図26に示されているよう
に、第2取付板107、プリント配線板102及び第3
プレートヒートパイプ108をこの順に配置し、あるい
は第2取付板107、第3プレートヒートパイプ108
及びプリント配線板102をこの順に配置して構成する
ことができる。
【0080】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したか
ら、プリント板ユニットから筐体外部に至る伝熱経路に
従来のような空気が介在していないので、高効率的な放
熱を行うことができる。また、伝熱手段としてプレート
ヒートパイプを使用することにより、伝熱手段の筐体内
部に存在する部分から筐体外部に存在する部分へと積極
的に熱の輸送が行われるから、従来のように自然的な伝
熱によるものと比較して格段に放熱効率を高くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の密閉筐体の概略構成を示
す分解斜視図である。
【図2】本発明第1実施形態のシェルフの構成を示す分
解斜視図である。
【図3】本発明第1実施形態のシェルフの要部構成を示
す分解斜視図である。
【図4】本発明第1実施形態の受熱板のシェルフへの取
付状態を示す断面図である。
【図5】本発明第1実施形態の受熱板のプレートヒート
パイプへの取付状態を示す分解斜視図である。
【図6】図5のA−A線に沿った断面図である。
【図7】本発明第1実施形態の押さえ板の斜視図であ
る。
【図8】本発明第1実施形態の押さえ板の取付状態を示
す断面図である。
【図9】本発明第1実施形態のプリント板ユニット(送
受信ユニット)の分解斜視図である。
【図10】本発明第1実施形態のプリント板ユニット
(電源ユニット)の分解斜視図である。
【図11】本発明第1実施形態の挿抜レバーの構成図で
あり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線に沿
った断面図、(c)は(a)のB−B線に沿った断面
図、(d)の右側面図、(e)は(a)のC−C線に沿
った断面図である。
【図12】本発明第1実施形態の挿抜レバーの取付状態
を示す分解斜視図である。
【図13】本発明第1実施形態のプリント板ユニットの
実装(挿入)の様子を示す斜視図である。
【図14】本発明第1実施形態の挿抜レバーの作用を示
す図である。
【図15】本発明第1実施形態の挿抜レバーの作用を示
す図である。
【図16】本発明第1実施形態のプリント板ユニット
(送受信ユニット)の挿入時の要部を示す断面図であ
る。
【図17】本発明第1実施形態のプリント板ユニット
(電源ユニット)の挿入時の要部を示す断面図である。
【図18】本発明第1実施形態の放熱の様子を示す断面
図である。
【図19】本発明第1実施形態のプレートヒートパイプ
の構成の変更例を示す斜視図である。
【図20】本発明第2実施形態の構成を示す斜視図であ
る。
【図21】本発明第2実施形態のシェフルの内部の構成
を示す分解斜視図である。
【図22】本発明第2実施形態のプリント板ユニット
(送受信ユニット)の分解斜視図である。
【図23】本発明第2実施形態のプリント板ユニット
(電源ユニット)の分解斜視図である。
【図24】本発明第2実施形態のプリント板ユニット
(送受信ユニット)の挿入時の要部を示す断面図であ
る。
【図25】本発明第2実施形態のプリント板ユニット
(電源ユニット)の挿入時の要部を示す断面図である。
【図26】本発明第2実施形態の電源ユニットの構成の
変更例を示す斜視図である。
【図27】従来技術の構成を示す斜視図である。
【図28】従来技術の構成を示す断面図である。
【図29】従来技術のプリント板ユニット(電源ユニッ
ト)の構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11 密閉筐体 14 放熱構造体 15 ベース部材 16 プレートヒートパイプ 17 シェルフ 23 受熱板 24 押さえ板 29 バックボード 44 プリント板ユニット 45 プリント配線板 46 電子部品(発熱部品) 48 挿抜レバー 49 第1放熱シート 50 受熱カバー 53 第2放熱シート 55 第1の溝 55a 第1の溝の傾斜面 56 第2の溝 56a 第2の溝の傾斜面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内部に設けられたガイドレールに沿
    ってプリント板ユニットを挿入し、該筐体内部に設けら
    れたバックボードに該プリント板ユニットをプラグイン
    接続して構成される電子装置の放熱構造であって、 前記筐体に該筐体の内外に渡るように板状の伝熱手段を
    設け、 前記伝熱手段の前記筐体の内部に存在する部分を前記プ
    リント板ユニットの側面に解除可能に圧接させる圧接手
    段を設けたことを特徴とする電子装置の放熱構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子装置の放熱構造に
    おいて、 前記伝熱手段は、板状の金属部材の内部に作動流体を封
    入し、該作動流体の蒸発及び凝縮により高温部から低温
    部に熱を移動させるようにしたプレートヒートパイプで
    あることを特徴とする電子装置の放熱構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電子装置の放熱構造に
    おいて、 前記圧接手段は、前記ガイドレールに沿って挿入された
    プリント板ユニットの一方の側面に対向するように、且
    つ該プリント板ユニットの挿入方向上流側の一端部が該
    プリント板ユニットに対して接離するように他端部が回
    動可能に軸支された受熱板と、前記ガイドレールに沿っ
    て挿入されたプリント板ユニットの他方の側面に対向す
    るように、且つ該プリント板ユニットの挿入方向上流側
    の一端部が該プリント板ユニットに対して接離するよう
    に他端部が回動可能に軸支された押さえ板とを有し、 前記プレートヒートパイプの前記筐体内部に存在する部
    分は前記受熱板に接合されており、前記受熱板及び前記
    押さえ板を互いに近接する方向に回動することにより、
    前記ガイドレールに沿って挿入されたプリント板ユニッ
    トを前記受熱板及び前記押さえ板で挟み込むようにした
    ことを特徴とする電子装置の放熱構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子装置の放熱構造に
    おいて、 前記プリント板ユニットは、てこの原理により該プリン
    ト板ユニットの挿抜を補助する回動可能に取り付けられ
    た挿抜レバーを有し、 前記挿抜レバーには、前記挿抜レバーを正方向に回動す
    ることにより、前記受熱板及び前記押さえ板の一部が挿
    入され、該受熱板及び該押さえ板を互いに近接する方向
    に回動する第1の溝が形成されているとともに、前記挿
    抜レバーを逆方向に回動することにより、前記受熱板及
    び前記押さえ板の他の一部が挿入され、該受熱板及び該
    押さえ板を互いに離間する方向に回動する第2の溝が形
    成されていることを特徴とする電子装置の放熱構造。
  5. 【請求項5】 筐体内部に設けられたガイドレールに沿
    ってプリント板ユニットを挿入し、該筐体内部に設けら
    れたバックボードに該プリント板ユニットをプラグイン
    接続して構成される電子装置の放熱構造であって、 前記筐体に該筐体の内外に渡るように板状の第1伝熱手
    段を設け、 前記プリント板ユニットの側面に板状の第2伝熱手段を
    設け、 前記プリント板ユニットを前記ガイドレールに沿って挿
    入した後、該第1伝熱手段と該第2伝熱手段とを接合さ
    せる固定手段を設けたことを特徴とする電子装置の放熱
    構造。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の通信装置の放熱構造に
    おいて、前記第1伝熱手段及び前記第2伝熱手段は、板
    状の金属部材の内部に作動流体を封入し、該作動流体の
    蒸発及び凝縮により高温部から低温部に熱を移動させる
    ようにしたプレートヒートパイプであることを特徴とす
    る電子装置の放熱構造。
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