JPH1025658A - 非磁性製品中の磁性体の検知方法及び検知装置 - Google Patents

非磁性製品中の磁性体の検知方法及び検知装置

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JPH1025658A
JPH1025658A JP9060182A JP6018297A JPH1025658A JP H1025658 A JPH1025658 A JP H1025658A JP 9060182 A JP9060182 A JP 9060182A JP 6018297 A JP6018297 A JP 6018297A JP H1025658 A JPH1025658 A JP H1025658A
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JP9060182A
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Hiromitsu Hotta
浩充 堀田
Noriaki Kazama
典昭 風間
Tsuneo Suzuki
常夫 鈴木
Kouichi Kawakami
絋一 川上
Shinichi Kojima
真一 小島
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YKK Corp
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V3/00Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation
    • G01V3/08Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation operating with magnetic or electric fields produced or modified by objects or geological structures or by detecting devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縫製品等の非磁性製品に誤って混入した磁性
体、例えば折れ針等を簡便に、しかも確実に検知するこ
とができる検知方法及び検知装置を提供する。 【解決手段】 高磁場2を通過させて縫製品1に磁界を
印加し、その後、検知部3において縫製品に混入してい
る折れ針等の磁性体10の残留磁化を検出し、その検出
信号を測定部4に送り、測定部において検出された残留
磁化の大きさを測定し、その出力に基づき制御部5にお
いて縫製品に混入している磁性体の存在を判断し、装置
を制御する。縫製品中に混入する恐れのある磁性体に予
め磁界を印加して残留磁化を有する状態としておき、そ
の後、縫製品に混入している磁性体の残留磁化を検出
し、検出された残留磁化に基づき縫製品に混入している
磁性体の存在を判断することもできる。磁化された針に
よる縫製品の縫製工程の直後に、縫製品中に混入した針
の残留磁化を検出することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製品、織成及び
/又は編成された製品(織・編成製品)、不織布、カー
ペット、畳、食料品、医療品等の各種非磁性製品中に誤
って混入している金属片等の磁性体、特に縫製工程にお
いて縫製品に誤って混入した折れ針を簡単にかつ確実に
検知することができる検知方法及び検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記したような各種製品中に製造段階で
又はその後に金属片等の磁性体が過って混入する危険性
がある。例えば、縫製機械に付属する縫製針の破損、あ
るいは待ち針の置き忘れ等により、縫製工程後の縫製品
に針が混入することがある。また、衣類にファスナーが
縫着される時、ミシンの縫製用針の先端が折れてしま
い、ファスナーと衣類の縫い目に紛れ込むことがある。
そのため、出荷前の段階において、製品に混入した針等
の金属片を除く必要がある。特にPL法の施行以来、メ
ーカー側の責任が増大している現在では、例えばファス
ナーの縫製段階における折れ針混入の問題が大きくなっ
ている。
【0003】従来、このような折れ針等の検針は、例え
ば、特開平4−82958号や特開昭56−36049
号等に記載されているように、磁界内を磁性体が通過し
た際、その磁界が乱されることを利用して行われてい
る。すなわち、磁界内に検出コイルを配置し、この磁界
内を磁性体が混入した縫製品を通過させると磁界の乱れ
を生じ、この磁界の乱れによって検出コイルに生じる誘
導電流に差が生ずる。この電流差は極めて微小であるの
で、これを所定のレベルまで増幅し、磁性体の検出を行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記磁界の乱れを利用
した磁性体の検知方法の場合、たとえ磁性体でない金属
が縫製品に付着している場合でも、ある程度の大きさの
物であれば必ず磁界に影響を及ぼし、これが誤検知の原
因となる。例えば、アルミ又は亜鉛ダイカスト製のスラ
イダ−が取り付けられているファスナーや、このファス
ナーが縫着されている縫製品の場合、これが磁界内を通
過するときに磁界に影響を及ぼし、検出した磁界の乱れ
(誘起電流)が縫製品に混入した磁性体(針)によるも
のかスライダーによるものか判断がつかないため、縫製
品に磁性体(針)が混入していないにも拘らず混入して
いるものと判定するなど、検針装置が誤動作を起こす。
【0005】また、磁界の乱れによって検出コイルに生
じる誘導電流の差は極めて微小であるため、外部ノイズ
の影響も無視できない。さらに、磁性体を移動させない
と検出コイルに流れる誘導電流に差が生じないため、磁
性体(針)が混入している縫製品を低速で移送する場合
や移送を停止した状態では、磁性体(針)が混入してい
るのかどうか検知ができなくなる。逆に高速で移送した
場合には、どの縫製品に磁性体(針)が混入しているの
かの判定が困難となる。
【0006】従って、本発明の目的は、前記したような
各種非磁性製品中に誤って混入している磁性体、特に縫
製品に誤って混入した折れ針等を簡便に、しかも確実に
検知することができる検知方法及び検知装置を提供する
ことにある。さらに本発明の目的は、ファスナー等の磁
界に影響を及ぼす物品が縫着されている製品であって
も、また製品が移送中だけでなく停止状態においても、
混入している磁性体を検知できる検知方法及び検知装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第一の側面によれば、非磁性製品中の磁性
体の検知方法が提供される。その第一の態様は、非磁性
製品に混入している磁性体の検知方法であって、該製品
に好ましくは飽和磁化を与える強さ以上の強さの磁界を
印加し、その後、上記製品に混入している磁性体の残留
磁化を検出し、検出された残留磁化に基づき上記製品に
混入している磁性体の存在を判断することを特徴として
いる。また、第2の態様は、非磁性製品に混入した磁性
体の検知方法であって、該製品中に混入する恐れのある
磁性体に予め好ましくは飽和磁化を与える強さ以上の磁
界を印加して残留磁化を有する状態としておき、その
後、上記製品に混入している磁性体の残留磁化を検出
し、検出された残留磁化に基づき上記製品に混入してい
る磁性体の存在を判断することを特徴としている。
【0008】前記いずれの態様においても、非磁性製品
の幅方向に所定の間隔で配列された複数の磁気センサ
を、非磁性製品に対して相対的に移動させながら、非磁
性製品中に混入している金属片、針等の磁性体の残留磁
化を検出することが好ましい。非磁性製品と磁気センサ
の相対的移動は、磁気センサ自体を移動(スキャン)さ
せることによって行うこともできるが、既存の生産ライ
ンへの適合性や作業性等を考慮すると、非磁性製品を移
送しながら、該移送中の製品と所定間隔だけ離間して対
向するように、かつ移送方向に対して略直角方向に所定
の間隔で配列・固定された複数の磁気センサにより磁性
体の残留磁化を検出することが好ましい。また、例えば
非磁性製品が縫製品の場合には、縫製に用いる針を磁化
された針とし、この針による縫製品の縫製工程の直後
に、縫製品中に混入した針の残留磁化を検出することも
できる。
【0009】さらに本発明の第二の側面によれば、非磁
性製品を移送する移送手段と、該移送手段に近接して配
置され、上記製品に混入している磁性体の残留磁化を検
出する手段と、該検出手段の情報に基づき上記製品に混
入している磁性体の存在を判断する手段とを備えている
ことを特徴とする非磁性製品中の磁性体の検知装置が提
供される。好適には、前記検出手段により検出された磁
性体の残留磁化の強さを測定する手段をさらに有する。
非磁性製品に混入している磁性体は、混入する恐れのあ
る縫製針等の磁性体を予め磁化させたものであってもよ
く、あるいは、上記検出手段の上流側に磁界発生手段を
設け、検出に先立って磁化させるように構成することも
できる。また、好適な態様においては、上記検出手段と
して、非磁性製品の移送方向に対して略直角方向に所定
の間隔で配列された複数の磁気センサを設ける。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明による非磁性製品中の磁性
体の検知は、予め磁化した磁性体の残留磁化を検出する
ことによって行うことを特徴としている。磁界Hと磁束
密度Bの間の関係は、B=μ0 Hで表わされる。ここ
で、μ0 は真空中の透磁率である。磁界の存在する空間
に物質を持ち込むと、磁束によって物質中に磁気双極子
が誘導され、磁化される。この物質中の単位体積当たり
の磁気(双極子)モーメントをMとすると、磁束密度B
は、B=μ0 H+Mで表わされる。このMは一般に磁化
と呼ばれる。この式は真空中の前記式に比べ、Mの分だ
け磁束密度Bが増加している。これは、物質中に誘導さ
れた磁気双極子による磁束の増加を示している。あらゆ
る物質は、磁界により磁気モーメントが誘導されるの
で、この意味で磁性体と呼ばれる。磁性体は、強磁性
体、反磁性体、弱磁性体等に分類される。
【0011】磁化の大きさは物質によって異なり、磁界
が変化するに従って変化するが、強磁性体では一般に図
4に示すようなヒステリシス曲線で表わされる。ここ
で、加えた磁界をゼロに戻した時に残る磁化MR が残留
磁化である。また、磁化をゼロにするために反対方向に
加えた磁界の大きさが保磁力HC である。例えば針の材
料である鋼材は強磁性体であり、磁化した後に磁界を取
り除いても、図4に示すような残留磁化MR が残る。一
方、ファスナーやスライダー等のアルミ又は亜鉛ダイカ
スト品は弱磁性体であるので残留磁化が残らない。従っ
て、残留磁化を検出することにより、スライダー等の存
在に影響を受けることなく、縫製品中に混入した針(磁
性体)の存在のみを検知することができる。本発明は、
縫製針のみでなく、残留磁化を示す全ゆる磁性体異物の
検知に適用できる。また、磁性体の残留磁化は、従来の
磁気の乱れを利用する方法とは異なり磁性体の移動と関
係がなく、磁性体が混入した非磁性製品が移送中及び停
止中のいずれの状態においても測定可能である。なお、
本明細書でいう「非磁性」製品とは、上記のように残留
磁化が残らない製品を意味している。
【0012】本発明の方法を適用できる非磁性製品とし
ては、上記縫製品の他、織成及び/又は編成された製品
(織・編成製品)、不織布、カーペット、畳、食料品、
医療品や非磁性部品又は製品の集合体など、全ゆる非磁
性製品が含まれる。特に折れ針の混入は危険であり、縫
製品中に混入した折れ針を検出し、除去するために本発
明の方法を有利に適用できる。織・編成製品の場合には
ベラ針が混入する可能性がある。また、畳やフトンなど
の場合には、製造段階だけでなく、製造後にも針等の磁
性異物が混入する可能性がある。さらに、例えばスライ
ドファスナーのスライダーや上下止具、さらにボタン、
バックル、ペンダント、ネクタイピン、時計用鎖などの
装身具の場合、一つの工場内で亜鉛ダイカスト製あるい
はさらにクロメート処理、カラークリヤー塗装などの表
面処理した非磁性製品とニッケルメッキ等を施した磁性
製品が共に製造されるのが一般的である。従って、非磁
性製品群の中に磁性製品が誤って混入することがある。
このような非磁性製品群の中から磁性製品を検出し、取
り除く際にも本発明の方法を適用できる。また、非磁性
スライダーの場合、スライダー胴体に引手、スプリン
グ、カバー等の部品を組み込んでスライダーを組み立て
る際に、磁性材料製の部品が誤って組み込まれることも
ある。このように磁性部品が誤って組み込まれた組立品
を例えばその搬送過程で検出し、非磁性組立品かそうで
ないかを判別するのにも本発明を適用できる。なお、本
明細書でいう非磁性製品には、基材材料が磁性であって
も表面処理等によって残留磁化が残らないようにされた
製品も含まれる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、縫製品に適
用した実施例及び試験例を説明しつつ本発明について具
体的に説明する。図1は、本発明の検知装置の一実施例
の概略構成を示している。図1において、符号1は縫製
品、2は縫製品1の移送途中に配された高磁場、3は高
磁場2の下流側に配設された検知部、4は検知部3と接
続された測定部、5は測定部4と接続された制御部(判
断部)を示している。駆動モータ(図示せず)により駆
動される駆動ローラ8と従動ローラ9との間に張設され
たコンベア7(移送手段)により矢印X方向に一定の速
度で移送されている縫製品1は、まず高磁場2中を通過
する。その際、縫製品1中に鋼製(強磁性体)の折れ針
等の磁性体10が混入している場合、この磁性体10は
高磁場2中を通過中に磁化される。高磁場2は、永久磁
石、電磁石等、従来公知の磁界発生手段により発生させ
ることができる。磁化する方向は上下方向(縫製品に対
し垂直方向)あるいは縫製品の進行方向いずれでもかま
わない。
【0014】高磁場2を通過した後、縫製品1中の磁化
された磁性体10の残留磁化は、コンベア7の上部に所
定の高さHで配設された検知部3によって検出される。
検知部3は、ホール効果を利用したホール素子や磁気抵
抗効果を利用したMR素子(磁気抵抗効果素子)、磁界
中での表皮効果を利用したMI効果素子(磁気インピー
ダンス効果素子)、あるいはコイル(静磁界検出用コイ
ルも含む)等の磁気センサを有しており、磁気センサ2
1はコンベア7上を移送される縫製品1と対向するよう
に、また図2に示すようにコンベア7の幅方向に所定の
間隔Wで複数個配置されている。センサの検知範囲を考
慮すると、磁気センサ21としてホール素子を用いる場
合には、そのコンベア上の高さH及び素子間の間隔Wは
使用するセンサの感度及びS/N比により定められる。
MR素子、MI効果素子あるいはコイルを用いる場合に
ついても同様である。なお、例えば嵩ばった縫製品の検
知を行う場合などのように高さ位置を大きくしたい場合
には、図1に2点鎖線で示すように、コンベア7の移送
ベルトの上下に検知部3を対向して配設することがで
き、これによってセンサとコンベアの距離を大きくする
ことができる。
【0015】縫製品1中に混入している磁性体10の検
出信号は、磁気センサがホール素子やコイルの場合は電
圧の変化、MR素子の場合は抵抗の変化、MI効果素子
の場合はインピーダンスの変化として与えられる。検知
部3からの検出信号は測定部4に供給され、例えば高感
度ガウスメータにより測定される。高感度ガウスメータ
により直接得られる出力には電源同波数ノイズが含まれ
るため、補助電子回路としてハムノイズ除去回路及び周
波数選択増幅回路(ローパスフィルタ及びハイパスフィ
ルタにより構成)を追加し、増幅された検出信号は所定
の周波数帯域の信号だけが抽出されて制御部のA/D変
換器に送られるようにする。ハイパスフィルタ及びロー
パスフィルタの遮断周波数はコンベアの速度に依存した
検出信号の周波数成分に応じて決定する。測定部4(ガ
ウスメータ)からの出力(電圧出力)は、A/D変換
器、シーケンサ、CPU等を含んで構成されている制御
部(判断部)5に送られ、装置の制御が行われる。な
お、外からのノイズによる撹乱の防止には一般にセンサ
を2個ペアに用いた差動増幅も行われており、この方法
を採用することも有効である。従って、差動増幅回路に
電源ノイズ遮断周波数選択増幅回路を追加して組み合わ
せることは、より一層S/N比の改善に役立つ。
【0016】装置の制御は種々の形態で行うことができ
る。例えば、コンベア7の搬送終端側の選別ステーショ
ン6に撥ね出し装置(図示せず)を設け、縫製品1中の
磁性体10の残留磁化が検知部3で検出されたときに、
コンベア7の搬送速度を考慮した所定時間(検知部3か
ら撥ね出し装置に達するまでの時間)だけ遅延して制御
部5から撥ね出し装置に撥ね出し信号を送り、この撥ね
出し信号に基づき撥ね出し装置を作動させ、撥ね出し装
置の位置に到達した磁性体10が混入している縫製品1
を移送ラインから撥ね出すようにすることができる。あ
るいは、選別ステーション6に表示灯や発音器を設け、
縫製品1中の磁性体10の残留磁化が検出されたとき
に、制御部5から所定時間だけ遅延して表示灯や発音器
に信号を送り、表示灯を点灯させたり発音器を鳴動さ
せ、選別ステーションの作業者に送られた縫製品1中に
磁性体が存在していることを知らせるようにすることも
できる。また、複数のセンサでスキャンさせることによ
り、ガウスメータは複数設ける必要がなくなり、さら
に、どのセンサが感知したかがわかれば磁性体の場所、
例えばY方向:センサの並び方向の同定が可能である。
また、コンベアの回転軸にエンコーダー等を設けること
により、例えばX方向:進行方向の磁性体の場所の同定
が可能である。このように位置を特定することにより、
その場で磁性体の検知が容易になる。また、場合によっ
てはその除去も可能となる。
【0017】図3は、本発明の検知装置の他の実施例を
示し、縫製工程後、直ちに磁性体の残留磁化を検出する
ように構成したものである。移送手段である回転テーブ
ル11上に置かれた縫製品1aは、ミシンガイド12に
より案内されながら、予め磁化された針10a(磁性
体)により縫製される。針10aが折れて縫製品1a中
に混入した場合、その残留磁化はミシンガイド12の上
に配設された検知部3により直ちに検出され、その検出
信号は測定部4に送られ、測定部4の測定信号は制御部
5に出力される。制御部5は、例えば回転テーブル11
上の所定位置に配設された撥ね出し装置(図示せず)に
所定時間だけ遅延して撥ね出し信号を送り、撥ね出し装
置により折れ針が混入している縫製品1aを移送ライン
から撥ね出すように作動させる。
【0018】図3に示すような態様の場合、縫製工程後
に直ちに縫製品中に折れ針が混入しているかどうかを検
知でき、また磁気センサの素子の数を減らすことができ
ると共に、回転テーブル上の検知部の高さ、従って縫製
品と検知部の間の間隔を小さくでき、磁性体の存在をよ
り高感度で検知できるという利点が得られる。なお、上
記実施例で用いる予め磁化された針10aの材料として
は、種々の強磁性材料を用いることができるが、理想的
には永久磁石の針とすることが好ましい。しかしなが
ら、永久磁石の針は一般に作製が容易でないので、Fe
にC,B,N等を加えて残留磁化が大きくなるようにし
た材料が適しており、またFe−Al,Mn系,Fe−
Cr,Co,Ni系などの合金材料も有利に用いること
ができる。また、図3の針は、使用中において、熱及び
歪などの影響を受け、保磁力に変化が生じる可能性もあ
るため、針と検知部との間に図1のように高磁場を設け
ることがより好ましい。
【0019】試験例1 次に、縫製用針の折れ先試料について、磁気センサとし
てホール素子を用いて試料の残留磁化の測定を行った。
それらの結果の代表例を図6及び図7に示す。なお、磁
化は、折れ針試料(43mg)をアルミ棒の先端に両面
テープ等でしっかりと付着させ(アルミ棒は、磁場に入
れても磁化しないため)、そのアルミ棒をビッター型電
磁石により発生させた磁場中に入れ、磁化した。磁化方
法は、磁界の方向に対して試料を垂直に磁化し、磁化方
向と針先が平行になるよう行った。次に、磁化した折れ
針試料20を回転盤に配置し、その針先を図5に示すよ
うに移動方向Xに向け、センサ21先端と試料の間隔を
10mmとしてセンサ21の真下を通過させた。磁界の
強さが74Gから3000Gまでの間の異なる磁界によ
り、試料の磁化方向と反対方向に再磁化を行い、印加磁
界の強さと残留磁化の大きさ(出力電圧で表示)の測定
を行った。その結果を図6に示す。なお、センサとして
はホール素子を用い、その検出信号を高感度ガウスメー
タで測定し、ガウスメータからの電圧出力をハムノイズ
除去フィルタ及び増幅率25倍の周波数選択増幅回路を
通してメモリコーダでプリントアウトした。図6に示さ
れているように、印加磁界強度を強くするに伴い、残留
磁化の検出出力(V)は小さくなり、180G付近で出
力がほぼ0となった。その後、印加磁界の強さが増大す
るにつれて出力が大きくなっていき、1000Gを越え
たあたりで一定となる結果が得られた。出力がほぼ0と
なった180G付近の磁化強度が保磁力に相当している
と考えられる。上記結果から、磁性体に印加する磁界の
強さは、約1000G以上で飽和状態になる位まで印加
することが好ましい。
【0020】次に、試料のセンサ(ホール素子)による
検出可能な範囲を調べる目的で、センサと試料の距離に
対する針の残留磁化の検出出力の関係を調査した。ここ
では、分布をなるべく正確に測定するために、小さなセ
ンサを使用した。折れ針試料20を1400Gで磁化
し、図5に中空矢印で示す移動方向Xと同一方向に針先
を向け、センサ21真下の中心Cから左右に2mmずつ
30mmまで距離をとった位置まで、位置を変えて試料
をセットしながら、センサ21とその真下の試料20の
間隔を5、7、10、15mmと変化させてそれぞれ測
定を行った。測定出力は、増幅器の増幅度に依存する
が、その一例を図7に示す。また、重さが各々36m
g、40mg、42mgの折れ針試料についても同様に
試験を行った。試料の重さに比例して出力は全体的に僅
かに変化したが、図7と同様な曲線が得られた。図7に
示されるように、センサと試料の間隔が大きいほど出力
は小さくなり、センサ真下(中心)に近いほど出力は大
きくなる結果が得られた。また、この測定例では左右の
距離が20mmを越えると出力はほとんど得られなくな
っている。
【0021】上記の結果からは、ホール素子を磁気セン
サとして用いて複数個配列する場合の間隔は2×1.5
cm以下とする必要があるが、ホール素子を大きくすれ
ば、必要個数を減らすことができる。MR素子を複数個
配列する場合についても同様の考え方ができる。10c
m長さのMR素子を用いた場合には、さらにセンサの個
数を減らすことができる。また、上記の結果から、磁気
センサを磁性体(針)が混入した縫製品の進行方向Xに
対して直角に水平方向に複数個配設することにより、縫
製品中の磁性体(針)の存在(有無)だけでなく、CP
Uで個々の磁気センサの出力及び縫製品の移動速度を基
に演算させることにより、磁性体(針)の混入位置も検
出できることがわかる。
【0022】試験例2 縫製用針の折れ先試料について、磁気センサとして微小
コイル(DC〜100kHz用)を用いて試料の残留磁
化の測定を行った。それらの結果の代表例を図8及び図
9に示す。試験は前記試験例1と同様に行い、予め1.
2kG程度に磁化した折れ針試料(43mg)に、その
磁化方向と反対方向に、磁界の強さが74Gから300
0Gまでの間の異なる磁界により再磁化を行い、印加磁
界の強さと残留磁化の大きさ(出力電圧で表示)の測定
を行った。その結果を図8に示す。測定はセンサとして
微小コイルを用いている差動増幅型高感度ガウスメータ
を用いて行い、ガウスメータからの電圧出力をハムノイ
ズ除去フィルタ及び増幅率25倍の周波数選択増幅回路
を通してメモリコーダでプリントアウトした。図8に示
されているように、印加磁界強度を強くするに伴い、残
留磁化の検出出力(V)は小さくなり、180G付近で
出力がほぼ0となった。その後、印加磁界の強さが増大
するにつれて飽和状態に達している。残留磁化を消失さ
せる印加磁界の強さは180G付近にあり、この磁界の
強さが保磁力に相当していると考えられる。次に、前記
試験例1と同様に、センサと試料の距離に対する針の残
留磁化の検出出力の関係を調査した。その結果を図9に
示す。また、重さが36mgの折れ針試料についても同
様に試験を行ったところ、出力は全体的に僅かに低下し
たが、図9と同様な曲線が得られた。なお、このように
試料重さが小さくて出力が低い場合でも、上記方法によ
り増幅度を上げればさらに検出力を増すことができるも
のである。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明による非磁性製品
中の磁性体の検知は、磁化した磁性体の残留磁化を検出
して行うものであるため、縫製品等の非磁性製品に装着
されているスライダー等の存在に影響を受けることな
く、非磁性製品中に混入した磁性体の存在のみを簡便に
かつ確実に検知することができる。また、磁性体の残留
磁化は、従来の磁気の乱れを利用する方法とは異なり磁
性体の移動と関係がなく、磁性体が混入した製品が移送
中及び停止中のいずれの状態においても測定可能である
という利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検知装置の一実施例を示す概略構成図
である。
【図2】図1に示す装置において、磁気センサの配置形
態の一例を示す概略平面図である。
【図3】本発明の検知装置の他の実施例を示す概略構成
図である。
【図4】強磁性体のヒステリシス曲線を示すグラフであ
る。
【図5】折れ針の残留磁化の測定における磁気センサの
位置と折れ針の移動方向の関係を示す模式図である。
【図6】試験例1における折れ針に対する印加磁界の強
さと磁気センサ(ホール素子)の出力との関係を示すグ
ラフである。
【図7】試験例1における折れ針の移動方向中心からの
距離と磁気センサ(ホール素子)の出力との関係を示す
グラフである。
【図8】試験例2における折れ針に対する印加磁界の強
さと磁気センサ(微小コイル)の出力との関係を示すグ
ラフである。
【図9】試験例2における折れ針の移動方向中心からの
距離と磁気センサ(微小コイル)の出力との関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
1,1a 縫製品 2 高磁場 3 検知部 4 測定部 5 制御部(判断部) 6 選別ステーション 7 コンベア 10 磁性体 10a,20 磁化した針(磁性体) 11 回転テーブル 21 磁気センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性製品に混入している磁性体の検知
    方法であって、該製品に磁界を印加し、その後、上記製
    品に混入している磁性体の残留磁化を検出し、検出され
    た残留磁化に基づき上記製品に混入している磁性体の存
    在を判断することを特徴とする磁性体の検知方法。
  2. 【請求項2】 非磁性製品に混入している磁性体の検知
    方法であって、該製品に混入する恐れのある磁性体に予
    め磁界を印加して残留磁化を有する状態としておき、そ
    の後、上記製品に混入している磁性体の残留磁化を検出
    し、検出された残留磁化に基づき上記製品に混入してい
    る磁性体の存在を判断することを特徴とする磁性体の検
    知方法。
  3. 【請求項3】 印加する磁界の強さが飽和磁化を与える
    強さ以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の検知方法。
  4. 【請求項4】 非磁性製品を移送しながら、該移送中の
    製品と所定間隔だけ離間して対向するように、かつ移送
    方向に対して略直角方向に所定の間隔で配列された複数
    の磁気センサにより磁性体の残留磁化を検出することを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の検知
    方法。
  5. 【請求項5】 前記非磁性製品が縫製品又は織・編成製
    品であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一
    項に記載の検知方法。
  6. 【請求項6】 前記非磁性製品が縫製品であり、また前
    記磁性体が磁化された針であり、この針による縫製品の
    縫製工程の直後に、縫製品中に混入している針の残留磁
    化を検出することを特徴とする請求項2乃至4のいずれ
    か一項に記載の検知方法。
  7. 【請求項7】 非磁性製品を移送する移送手段と、該移
    送手段に近接して配置され、上記製品に混入している磁
    性体の残留磁化を検出する手段と、該検出手段の情報に
    基づき上記製品に混入している磁性体の存在を判断する
    手段とを備えていることを特徴とする非磁性製品中の磁
    性体の検知装置。
  8. 【請求項8】 さらに検出手段の上流側に、磁界を付与
    する磁界発生手段を有する請求項7に記載の検知装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段により検出された磁性体の
    残留磁化の強さを測定する手段をさらに有する請求項7
    又は8に記載の検知装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段が、製品の移送方向に対
    して略直角方向に所定の間隔で配列された複数の磁気セ
    ンサからなる請求項7乃至9のいずれか一項に記載の検
    知装置。
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