JPH1025632A - 熱可塑性合成繊維とセルロース繊維との混用糸 - Google Patents

熱可塑性合成繊維とセルロース繊維との混用糸

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JPH1025632A
JPH1025632A JP17925796A JP17925796A JPH1025632A JP H1025632 A JPH1025632 A JP H1025632A JP 17925796 A JP17925796 A JP 17925796A JP 17925796 A JP17925796 A JP 17925796A JP H1025632 A JPH1025632 A JP H1025632A
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JP
Japan
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fiber
yarn
washing
dyed
mixed
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JP17925796A
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Inventor
Tomiyasu Sakurai
富康 桜井
Katsuhiko Seki
克彦 世喜
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の綿100%、ウールと綿、エステルと
綿、アクリルと綿の混用品は、洗濯で硬くなるのに対し
て、洗濯で硬くはなるが、硬くなり方が大幅に軽減する
セルロース繊維と熱可塑性合成繊維との混用糸の提供。 【解決手段】 セルロース繊維と熱可塑性合成繊維との
混用糸であって、該熱可塑性合成繊維の沸水収縮率が
0.4〜4%の低収縮繊維であり、該セルロース繊維が
リヨセル繊維であることを特徴とする混用糸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性合成繊維
とセルロース繊維との混用糸に関する。
【0002】
【従来の技術】綿、麻等のセルロース繊維は、吸湿性、
風合いの面から夏向けのサマーセーターとして好まれて
いる。しかしながら、セーターを着用し続けるうちに汚
れるので、洗濯機を使って家庭でも洗濯する。洗濯した
後のセルロース繊維のサマーセーターは、吸湿性が残る
ものの風合いが硬くなり洗濯前のセルロース繊維の風合
いが損なわれる。
【0003】このためセルロース繊維100%使いから
アクリル繊維とセルロース繊維、ポリエステル繊維とセ
ルロース繊維、ナイロン繊維とセルロース繊維等との混
用糸が開発されている。混用糸のサマーセーター等の製
品は、家庭で洗濯をすると洗濯後の風合いはセルロース
繊維同様に硬くなるものの、セルロース繊維100%と
比較すると良くはなるが洗濯前の風合いと比較してまだ
差が大きいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような、洗濯した後には風合いが硬くなり洗濯前のセ
ルロース繊維の風合いが損なわれる問題を大幅に軽減す
ることができる熱可塑性合成繊維とセルロース繊維との
混用糸を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、熱可塑性
合成繊維とセルロース繊維との混用糸について鋭意研究
するうちに、従来のセルロース繊維に比べ、リヨセル繊
維を混用することで洗濯後の風合いが硬くなるのを大幅
に軽減できることを見出し、本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、熱可塑性合成繊維と
セルロース繊維との混用糸において、上記熱可塑性合成
繊維の沸水収縮率が0.4〜4%であり、セルロース繊
維がリヨセル繊維であることを特徴とする熱可塑性合成
繊維とセルロース繊維との混用糸、である。以下に本発
明を詳細に説明する。
【0007】本発明においてリヨセル繊維とは、セルロ
ースを溶解する有機溶媒と水との混合溶媒にセルロース
を溶解させてセルロース溶液となし、この溶液を紡糸液
として湿式紡糸又は乾式紡糸することによって得られる
セルロース繊維をいう。例えば、リヨセル繊維は、特公
昭60−28848号公報に記載されるように、有機溶
媒に溶解されたセルロースと水等の非溶媒を含む溶液を
空気中又は非沈殿性媒体中に紡糸し、紡糸口金から出た
繊維形成溶液を送り出し速度より速い速度で引っ張って
3倍以上の延伸倍率で延伸した後に非溶液で処理するこ
とによって得られる。
【0008】本発明で用いられるリヨセル繊維は、有機
溶媒より紡糸され、かつ乾燥時の破断強度が3〜5g/
dであることが好ましく、さらに好ましくは3〜4g/
d、破断伸度が5〜10%であることが好ましく、さら
に好ましくは7〜10%である特定の繊維構造を有する
セルロース繊維である。好ましいトータルデニールは5
0〜120d、単糸デニールは1〜3dである。
【0009】上記の有機溶媒は、公知の有機溶媒であっ
てよく、例えば、特公昭60−28848号公報に開示
されている下記アミンオキシド類であっても差し支えな
く、また別種の溶媒であってもよい。有機溶媒として使
用するアミンオキシド類には、例えば、第3級アミン−
N−オキシド(例えばトリメチルアミンの、トリエチル
アミンの、トリプロピルアミンの、モノメチルジエチル
アミンの、ジメチルモノエチルアミンの、モノメチルジ
プロピルアミンのオキシド;N−ジメチル−、N−ジエ
チル−、N−ジプロピルシクロヘキシルアミンのオキシ
ド;ピリジンのオキシド;N−メチルモルホリン−N−
オキシド等の環状モノ(N−メチルアミン−N−オキシ
ド)などが挙げられる。N−メチルモノホリン−N−オ
キシドの使用が好ましい。
【0010】本発明で用いられる熱可塑性合成繊維は、
0.4〜4%の沸水収縮率をもつ低収縮繊維であること
を必要とする。0.4%未満、4%越える沸水収縮率を
持つ熱可塑性合成繊維では洗濯した後の風合いが硬くな
り好ましくない。さらに好ましくは、0.5〜3%の沸
水収縮率である。本発明で用いる沸水収縮率0.4〜4
%の熱可塑性合成繊維は、アクリル短繊維の場合は湿熱
または乾熱セットにより得られ、好ましい繊度は2〜3
dである。長繊維がアクリル長繊維の場合は、例えば、
特公平8ー6204号公報に記載されるようなもの、ポ
リエステルの場合は紡糸のテイクアップスピードが60
00m/分以上で得られるような低収縮のもの、ナイロ
ンの場合はテイクアップスピードが4000m/分以上
で得られるようなものがあげられるが、特に限定される
ものではない。長繊維の好ましいトータルデニールは7
0〜200d、単糸デニールは1〜3dである。
【0011】本発明でいう熱可塑性合成繊維とリヨセル
繊維との混用糸とは、混繊、混紡、合撚、サイロフィ
ル、ホロースピンドル、カバーリング等の任意の混用方
法で製造された糸条である。混繊はインターレース加工
が好ましく用いられ、好ましい交絡数は40〜70ケ/
mである。合撚の場合、好ましい撚数は50〜200T
/mである。好ましいリヨセル繊維の混用率は25〜6
0%である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例で具体的に
説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものでは
ない。なお、実施例の評価は以下の方法で行った。 (1)沸水収縮率 長繊維については、JIS−L1013B法により、短
繊維については、JIS−L1095B法により測定し
た。 (2)乾強度、乾伸度 JIS−L1013法により測定した。 (3)風合 各混用糸をチーズ染色又はかせ染色した後、横編み機で
袋天竺を作製し(洗濯前の風合)、JIS−L−021
7−103法号の記載に準拠して洗濯を実施し(洗濯後
の風合)、洗濯前後の風合いを手の感触で三段階に官能
評価した。
【0013】 ◎:洗濯前後の硬さが殆ど変わらない、 △:洗濯前後の硬さが若干変わる、 ×:洗濯前後の硬さが変わる なお、染色条件は以下の通り。 (A)アクリル短繊維とセルロース短繊維との混用糸の染色 反応染料染色 Sumifix upra Navy Blue 2GF(住友化学工業(株)製)1.5%owf 硫酸ナトリウム 50g/リットル 炭酸ナトリウム 10g/リットル ソーピング リポトールTC−350(洗浄剤:日華化学(株)製)2g/リットル 炭酸ナトリウム 1g/リットル 浴比 1:30、80℃×15分 カチオン染料染色 Kayacryl Blue GRL (日本化薬(株)製) 1.5%owf 酢酸 0.5cc/リットル 浴比 1:15、100℃×30分 オイリング タフロンS−50(柔軟剤:第一工業製薬(株)製) 2g/リットル 浴比 1:15、50℃×20分 上記染色物を乾燥して染色糸を得た。 (B)アクリル長繊維とセルロース長繊維との混用糸の染色 反応染料染色 Sumifix Supra Navy Blue 2GF (住友化学工業社製) 1.5%owf 硫酸ナトリウム 50g/リットル 炭酸ナトリウム 10g/リットル 浴比 1:50、80℃×60分 ソーピング リポトールTC−350(洗浄剤:日華化学社製) 2g/リットル 炭酸ナトリウム 1g/リットル 浴比 1:30、80℃×15分 カチオン染料染色 Kayacryl Blue GRL(日本化薬社製) 2%owf オスピンTAN(緩染剤:第一工業製薬社製) 0.5%owf 酢酸 0.5cc/リットル 浴比 1:15、130℃×30分 オイリング タフロンSー50(柔軟剤:第一工業製薬社製) 2cc/リットル 浴比 1:15、50℃×20分 上記染色物を乾燥して染色糸を得た。 (C)ポリエステル繊維とセルロ−ス長繊維との混用糸の染色 分散染料染色 Sumikaron Red S-GG(住友化学社製) 3%owf 酢酸 0.25cc/リットル ニッカサンソルト7000(分散剤:日華化学社製)0.5g/リットル 浴比 1:50、130℃×60分 反応染料染色 Levafix Brilliant Red E-4BA(Dystar製)3.5%owf (C.I. Reactive Red 158) 硫酸ナトリウム 50g/リットル 炭酸ナトリウム 10g/リットル 浴比 1:50、80℃×60分 ソーピング リポトールTC−350(洗浄剤:日華化学社製)2g/リットル 炭酸ナトリウム 1g/リットル 浴比 1:30、80℃×15分 オイリング ソフトロン250(平滑剤:吉村油化社製) 2g/リットル 上記染色物を乾燥して染色糸を得た。
【0014】 ナイロン繊維/セルロース繊維の混糸の染色 酸性染料 Aminyl Red E-FRL (住友化学工業社製) 1.5%owf 酢酸 0.5g/リットル 浴比 1:15、100℃×30分 反応染料染色 Sumifix Supra Brilliant Red GF(住友化学工業社製)3%owf 硫酸ナトリウム 50g/リットル 炭酸ナトリウム 10g/リットル 浴比 1:50、80℃×60分 ソーピング リポトールTC−350(洗浄剤:日華化学社製) 2g/リットル 炭酸ナトリウム 1g/リットル 浴比 1:30、80℃×15分 オイリング タフロンS−50(柔軟剤:第一工業製薬社製) 2g/リットル 上記染色物を乾燥して染色糸を得た。
【0015】また、実施例において使用したリヨセル繊
維は、次のようにして準備した。すなわち、特公昭63
−28848号公報に記載されている製造方法に従い、
パルプとN−メチルモルホリン−N−オキシド水溶液を
混合槽に入れて減圧下で混合し、セルロース濃度10%
のセルロース溶液を製造した。該セルロース溶液を12
4℃の表1の条件によってエアギャップ紡糸した。紡糸
した糸を水洗によって精練し、乾燥、巻き取りをへて、
表1の物性をもつ75d/50fのセルロースフィラメ
ント糸を得た。
【0016】
【実施例1〜3、比較例1〜3】リヨセル繊維75d/
50fを2インチにカットした短繊維45%と、沸水収
縮率が0.3%(比較例1)、0.5%(実施例1)、
1%(実施例2)、4%(実施例3)、5%(比較例
2)、6%(比較例3)のそれぞれのアクリル短繊維を
55%の混率で混紡して1/38の紡績糸を6点得た。
【0017】次に、得られた混紡糸を前記の染色条件及
び順序で染色し、染色物を乾燥して染色糸を得た。次
に、得られた染色糸は、14ゲージの横編機を使い、袋
天竺を得た後、神戸プレス機を使いスチームセット15
秒間処理してコース24/インチ、ウエル19/インチ
の性量のものを得た。
【0018】次に、家庭用洗濯機を使い、洗濯方法JI
S−Lー0217ー103法記載に準拠して洗濯1回を
実施し、陰干し乾燥して洗濯後のものを得た。表2よ
り、アクリル短繊維の沸水収縮率が0.3%(比較例
1)、5%(比較例2)、6%(比較例3)の袋天竺が
洗濯前の風合いに比較して洗濯後の風合いが硬くなって
いるのに対して、本発明の、沸水収縮率が0.5%(実
施例1)、1%(実施例2)、4%(実施例3)の混用
糸は風合いが殆ど変化しないことが分かる。
【0019】
【実施例4】リヨセル繊維75d/50f、沸水収縮率
が1%のアクリル長繊維200d/100f(旭化成工
業(株)製、商品名PMA)をインターレース混繊で混
繊糸を得た。次に、得られた混繊糸を前記の染色条件及
び順序で染色し、染色物を乾燥して染色糸を得た。
【0020】次に、得られた染色糸は14ゲージの横編
機使い、袋天竺を試作し、神戸プレス機を使いスチーム
セット15秒間処理してコース24/インチ、ウエル2
0/インチの性量のものを得た。次に、家庭用洗濯機を
使い、洗濯方法JIS−Lー0217ー103法記載に
準拠して洗濯1回を実施し、陰干し乾燥して洗濯後のも
のを得た。
【0021】
【実施例5】リヨセル繊維75d/50f、沸水収縮率
が4%のアクリル長繊維150d/60f(旭化成工業
(株)製、商品名PMX)をインターレース混繊で混繊
糸を得た。次に、得られた混繊糸は前記の染色条件及び
順序で染色し、染色物を乾燥して染色糸を得た。
【0022】次に、得られた染色糸は14ゲージの横編
機使い、袋天竺を試作し、神戸プレス機を使いスチーム
セット15秒間処理してコース26/インチ、ウエル2
2/インチの性量のものを得た。次に、家庭用洗濯機を
使い、洗濯方法JIS−Lー0217ー103法記載に
準拠して洗濯1回を実施し、陰干し乾燥して洗濯後のも
のを得た。
【0023】
【実施例6】リヨセル繊維75d/50f、沸水収縮率
が3%のポリエステル長繊維75d/24f(旭化成工
業(株)製、商品名TEC)をインターレース混繊で混
繊糸を得た。次に、得られた混繊糸は前記の染色条件及
び順序で染色し、染色物を乾燥して染色糸を得た。
【0024】次に、得られた染色糸は14ゲージの横編
機使い、2本引き揃えて袋天竺を試作し、神戸プレス機
を使いスチームセット15秒間処理してコース23/イ
ンチ、ウエル18/インチの性量のものを得た。次に、
家庭用洗濯機を使い、洗濯方法JIS−Lー0217ー
103法記載に準拠して洗濯1回を実施し、陰干し乾燥
して洗濯後のものを得た。
【0025】
【実施例7】リヨセル繊維75d/50f、沸水収縮率
が3%のナイロン長繊維70d/24f(旭化成工業
(株)製、商品名レオフイール)をインターレース混繊
で混繊糸を得た。次に、得られた混繊糸は前記の染色条
件及び順序で染色し、染色物を乾燥して染色糸を得た。
【0026】次に、得られた染色糸は14ゲージの横編
機使い、2本引き揃えて袋天竺を試作し、神戸プレス機
を使いスチームセット15秒間処理してコース23/イ
ンチ、ウエル18/インチの性量のものを得た。次に、
家庭用洗濯機を使い、洗濯方法JIS−Lー0217ー
103法記載に準拠して洗濯1回を実施し、陰干し乾燥
して洗濯後のものを得た。
【0027】
【実施例8】リヨセル繊維75d/50f、沸水収縮率
が1%のアクリル長繊維200d/100f(旭化成工
業(株)製、商品名PMA)をリング撚糸機(石川製作
所製)を使い、S撚100T/Mで合撚して混繊糸を得
た。次に、得られた混繊糸は実施例記載の染色条件及び
順序で染色し、染色物を乾燥して染色糸を得た。
【0028】次に、得られた染色糸は14ゲージの横編
機使い、袋天竺を試作し、神戸プレス機を使いスチーム
セット15秒間処理してコース26/インチ、ウエル2
2/インチの性量のものを得た。次に、家庭用洗濯機を
使い、洗濯方法JIS−Lー0217ー103法記載に
準拠して洗濯1回を実施し、陰干し乾燥して洗濯後のも
のを得た。
【0029】
【実施例9】リヨセル繊維75d/50f、沸水収縮率
が4%のアクリル長繊維150d/60f(旭化成工業
(株)製、商品名PMX)をリング撚糸機(石川製作所
製)を使い、撚数100T/MのS撚を掛け合撚し、混
繊糸を得た。次に、得られた混繊糸は前記の染色条件及
び順序で染色し、染色物を乾燥して染色糸を得た。
【0030】次に、得られた染色糸は14ゲージの横編
機使い、袋天竺を試作し、神戸プレス機を使いスチーム
セット15秒間処理してコース26/インチ、ウエル2
2/インチの性量のものを得た。次に、家庭用洗濯機を
使い、洗濯方法JIS−Lー0217ー103法記載に
準拠して洗濯1回を実施し、陰干し乾燥して洗濯後のも
のを得た。
【0031】
【実施例10】リヨセル繊維75d/50f、沸水収縮
率が3%のエステル長繊維75d/36f(旭化成工業
(株)製、商品名TEC)をリング撚糸機(石川製作所
製)を使い、撚数100T/MのS撚を掛け合撚し、混
繊糸を得た。次に、得られた混繊糸は前記の染色条件及
び順序で染色し、染色物を乾燥して染色糸を得た。
【0032】次に、得られた染色糸は14ゲージの横編
機使い、2本引き揃えて袋天竺を試作し、神戸プレス機
を使いスチームセット15秒間処理してコース23/イ
ンチ、ウエル18/インチの性量のものを得た。次に、
家庭用洗濯機を使い、洗濯方法JIS−Lー0217ー
103法記載に準拠して洗濯1回を実施し、陰干し乾燥
して洗濯後のものを得た。
【0033】
【実施例11】リヨセル繊維75d/50f、沸水収縮
率が3%のナイロン長繊維75d/24f(旭化成工業
(株)製、商品名レオフイール)をリング撚糸機(石川
製作所製)を使い、撚数100T/MのS撚を掛け合撚
し、混繊糸を得た。次に、得られた混繊糸は前記の染色
条件及び順序で染色し、染色物を乾燥して染色糸を得
た。
【0034】次に、得られた染色糸は14ゲージの横編
機使い、2本引き揃えて袋天竺を試作し、神戸プレス機
を使いスチームセット15秒間処理してコース23/イ
ンチ、ウエル18/インチの性量のものを得た。次に、
家庭用洗濯機を使い、洗濯方法JIS−Lー0217ー
103法記載に準拠して洗濯1回を実施し、陰干し乾燥
して洗濯後のものを得た。
【0035】
【実施例12】沸水収縮率が2%のアクリル短繊維1/
52とリヨセル繊維75d/50fを用いてサイロフィ
ルを得た。次に、得られたサイロフィル糸を前記の染色
条件及び順序で染色し、染色物を乾燥して染色糸を得
た。
【0036】次に、得られた染色糸は14ゲージの横編
機使い、袋天竺を試作し、神戸プレス機を使いスチーム
セット15秒間処理してコース23/インチ、ウエル1
9/インチの性量のものを得た。次に、家庭用洗濯機を
使い、洗濯方法JIS−Lー0217ー103法記載に
準拠して洗濯1回を実施し、陰干し乾燥して洗濯後のも
のを得た。
【0037】
【実施例13】沸水収縮率が2%のアクリル短繊維1/
38にリヨセル繊維75d/50fを300T/Mで巻
き付けカバーリング糸を得た。次に、得られたカバーリ
ング糸を前記の染色条件及び順序で染色し、染色物を乾
燥して染色糸を得た。
【0038】次に、得られた染色糸は14ゲージの横編
機使い、袋天竺を試作し、神戸プレス機を使いスチーム
セット15秒間処理してコース23/インチ、ウエル1
8/インチの性量のものを得た。次に、家庭用洗濯機を
使い、洗濯方法JIS−Lー0217ー103法記載に
準拠して洗濯1回を実施し、陰干し乾燥して洗濯後のも
のを得た。
【0039】
【実施例14】沸水収縮率が4%のアクリル長繊維20
0d/100f(旭化成工業(株)製、商品名PMA)
鞘糸とし、リヨセル繊維75d/50fを芯糸としホロ
−スピンドル糸を得た。次に、得られたホロ−スピンド
ル糸は前記の染色条件及び順序で染色し、染色物を乾燥
して染色糸を得た。
【0040】次に、得られた染色糸は14ゲージの横編
機使い、袋天竺を試作し、神戸プレス機を使いスチーム
セット15秒間処理してコース24/インチ、ウエル2
0/インチの性量のものを得た。次に、家庭用洗濯機を
使い、洗濯方法JIS−Lー0217ー103法記載に
準拠して洗濯1回を実施し、陰干し乾燥して洗濯後のも
のを得た。
【0041】表3より、本発明の混繊糸は、熱可塑性合
成繊維の沸水収縮率が1〜4%のものとリヨセル繊維と
インターレース混繊して得た染色糸は洗濯後の風合いが
殆ど変化しないことが分かった。また、このほかの混繊
糸は合撚糸、サイロフィル糸、カバーリング糸、ホロ−
スピンドル糸で洗濯後風合いが若干変わることが分かっ
た。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【発明の効果】本発明の混用糸は、洗濯機を使って家庭
で洗濯したとき、吸湿性は変わらず、風合いの硬くなり
方が大幅に改良されたセーターなどが得られる。本発明
の混用糸を用いた衣料は、洗濯しても吸湿性が残り、洗
濯前のセルロース繊維の風合いが残り、洗濯前のセルロ
ース繊維の風合いが損なわれない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成繊維とセルロース繊維との
    混用糸において、上記熱可塑性合成繊維の沸水収縮率が
    0.4〜4%であり、セルロース繊維がリヨセル繊維で
    あることを特徴とする熱可塑性合成繊維とセルロース繊
    維との混用糸。
JP17925796A 1996-07-09 1996-07-09 熱可塑性合成繊維とセルロース繊維との混用糸 Withdrawn JPH1025632A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011509353A (ja) * 2007-12-20 2011-03-24 レンツィング アクチェンゲゼルシャフト ヤーン、高耐摩耗性ファブリック、およびそれから製造される物品

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011509353A (ja) * 2007-12-20 2011-03-24 レンツィング アクチェンゲゼルシャフト ヤーン、高耐摩耗性ファブリック、およびそれから製造される物品

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