JPH10255814A - 電池用巻回体の搬送方法および装置 - Google Patents

電池用巻回体の搬送方法および装置

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JPH10255814A
JPH10255814A JP9056672A JP5667297A JPH10255814A JP H10255814 A JPH10255814 A JP H10255814A JP 9056672 A JP9056672 A JP 9056672A JP 5667297 A JP5667297 A JP 5667297A JP H10255814 A JPH10255814 A JP H10255814A
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JP
Japan
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winding
shaft hole
wound body
electrode lead
negative electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP9056672A
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English (en)
Inventor
Akihisa Kita
明尚 喜多
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to CN98101001A priority patent/CN1193195A/zh
Publication of JPH10255814A publication Critical patent/JPH10255814A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンベアを介して巻回体をコンテナに搬入する
途上で、この巻回体の軸孔修正作業を高精度に遂行する
とともに、負極リードを所定の角度位置に確実に位置決
めすることを可能にする。 【解決手段】巻回体28を搬送するコンベア32と、こ
の巻回体28の軸孔28aの位置を検出する撮像機構4
0と、前記軸孔28aの一端側から修正ピン42を挿入
し、所謂、「の」消し処理を行う巻回修正機構44と、
前記巻回体28をその周方向に回転させて負極リード3
6を最上位に位置決めする回転位置決め機構46と、該
巻回体28を前記コンベア32からコンテナ48に搬入
する巻回体搬入機構50とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正極板および負極
板がセパレータを挟んで巻回された電池用巻回体の搬送
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、電池の組立工程において、帯
状の正極板および負極板をセパレータを介装して巻回す
ることにより巻回体(極板群)が形成された後、この巻
回体が電池缶内に収納されるとともに、前記電池缶体に
電解液が注液される。さらに電池缶内に封口部品が送入
され、次いで、この電池缶の開口端部にかしめ処理を施
す作業が行われている。
【0003】この場合、正極板、負極板およびセパレー
タを一体的に巻回するために、種々の巻回装置が用いら
れている。この種の巻回装置では、直径方向にスリット
が形成された単一の巻軸や二分割された巻軸間に、帯状
の正極板および負極板がセパレータを介装して挿入され
た後、前記巻軸が回転されることによって該巻軸の周囲
に巻回体が得られる。次いで、セパレータが切断される
とともに、このセパレータの巻端部分がテープ止めされ
た後、巻軸から巻回体が取り出される。
【0004】その際、巻回体の軸孔には単一の巻軸のス
リットあるいは二分割された巻軸間に挿入されたセパレ
ータの先端側がこの軸孔の径方向に延在し、正面視で、
略「の」字状に存在している。しかしながら、巻回体の
軸孔には、負極リードを電池缶の缶底に溶接するための
電極棒が挿入されるため、「の」字状を形成するセパレ
ータが前記電極棒の挿入時に障害となってしまう。そこ
で、巻回装置から取り出された巻回体の軸孔の少なくと
も一端側から修正ピンを挿入し、この修正ピンを回転さ
せることによって前記軸孔内のセパレータを該軸孔の内
壁面に沿って修正する、所謂、「の」消しを行う巻回修
正装置が採用されている。
【0005】ところで、電池の組立工程では、作業の自
動化および効率化を図ることが望まれている。このた
め、巻回体を形成する巻回装置、この巻回体を電池缶内
に収納する電池缶挿入装置、前記電池缶内に電解液を注
液する注液装置、および前記電池缶内に封口部品を挿入
してかしめ処理を行う封口かしめ装置等を自動搬送ライ
ンに沿って配設したいという要請がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように巻回装置から取り出される巻回体では、直径にば
らつきが生じ易い。従って、巻回体を搬送ラインに沿っ
て搬送する途上で「の」消し処理を施すべく、各巻回体
の軸孔に対して修正ピンを正確に挿入することは極めて
困難なものとなっている。
【0007】しかも、巻回体の外周縁部に負極リードが
設けられており、後工程の種々の作業を円滑に行うため
に、この負極リードおよび正極リードを所望の角度姿勢
に配置させる必要がある。ここで、正極リードの位置は
巻回装置の巻軸の角度位置を制御することにより位置決
めすることが可能である一方、巻回体の直径が変動する
ことにより負極リードの角度位置が種々異なってしま
う。これにより、負極リードを所定の角度姿勢に維持す
ることができないという問題が指摘されている。
【0008】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、コンベアを介して巻回体をコンテナに搬入する途
上で、この巻回体の軸孔修正作業を高精度に遂行すると
ともに、負極リードを所定の角度位置に確実に位置決め
することが可能な電池用巻回体の搬送方法および装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明に係る電池用巻回体の搬送方法および装置
では、コンベア上に送り出された巻回体の軸孔の位置が
撮像機構を介して検出された後、該検出情報に基づいて
修正ピンが前記軸孔の少なくとも一端側から挿入され、
該軸孔内のセパレータが修正される。このため、コンベ
ア上において、巻回体の軸孔と修正ピンとを、常時、正
確に位置決めすることができ、前記軸孔修正処理
(「の」消し処理)が高精度かつ確実に遂行される。
【0010】次いで、巻回体は、その周方向に回転され
て負極リードが所定の角度位置に位置決めされた後、こ
の巻回体がコンベアからコンテナ内に所定の数ずつ搬入
される。従って、巻回体の負極リードを一定の姿勢に確
保することが可能になり、コンテナを介して次工程に搬
送される各巻回体を、常に所望の姿勢に維持することが
できる。これにより、電池缶製造工程全体の効率化およ
び自動化が容易に遂行可能となる。
【0011】また、コンベア上では、巻回体の正極リー
ドと負極リードとが短絡されているか否かの検査が行わ
れる。そして、不良の巻回体を排除することにより、電
池の品質低下を回避することができる。
【0012】さらにまた、巻回体を周方向に回転させる
ための回転位置決め機構は、軸方向に互いに一部を交差
させて前記巻回体を一体的に載置する第1および第2回
転体を備えている。そして、駆動手段を介して第1およ
び第2回転体が同一方向に同期して回転されることによ
り、特に、外周端縁部に負極リードが設けられた形状の
不規則な巻回体を、その周方向に円滑に回転させること
が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
電池用巻回体の搬送装置10の概略正面説明図であり、
図2は、前記搬送装置10の動作を示す要部斜視説明図
である。
【0014】図1に示すように、搬送装置10の上流に
巻回機構12が配設されており、この巻回機構12は、
90°間隔ずつ矢印A方向に回転するインデックステー
ブル14を備える。インデックステーブル14には、9
0°間隔ずつ離間して4個所に第1巻軸16および第2
巻軸18がそれぞれ配設される。第1および第2巻軸1
6、18は、略半円柱状に形成されており、互いに対向
する平坦部間にスリット20が形成される。第1および
第2巻軸16、18は、一体的に矢印B方向に回転する
とともに、軸方向に進退自在である。
【0015】インデックステーブル14の各停止位置に
は、帯状の正極板22および帯状の負極板24がセパレ
ータ26a、26bを介装してスリット20に挿入され
る挿入ステーションST1と、第1および第2巻軸1
6、18が矢印B方向に回転することにより前記正極板
22および前記負極板24が前記セパレータ26a、2
6bと一体的に巻回されて巻回体28が形成された後、
この巻回体28から切断された前記セパレータ26a、
26bの終端部がテープ止めされる巻き止めステーショ
ンST2と、前記巻回体28の巻き止めの良否を検査す
る良否検査ステーションST3と、前記第1および第2
巻軸16、18が所定角度だけ逆転されるとともに、該
巻回体28が取り出される取り出しステーションST4
とが設けられている。
【0016】図1および図2に示すように、搬送装置1
0は、巻回機構12から巻回体28をその巻回姿勢で送
り出す巻回体送り出し機構30と、前記巻回体送り出し
機構30から受け取った前記巻回体28を搬出位置Pま
で移送するコンベア32と、前記巻回体28の正極リー
ド34と負極リード36とが短絡されているか否かを検
査する短絡検査機構38と、前記巻回体28の軸孔28
aの位置を検出する撮像機構40と、前記検出された軸
孔28aの少なくとも一端側から修正ピン42を挿入
し、前記軸孔28a内のセパレータ26a、26bを該
軸孔28aの内壁面に沿って修正する巻回修正機構44
と、前記巻回体28をその周方向に回転させることによ
り前記負極リード36を所定の角度位置、すなわち、最
上位置に位置決めする回転位置決め機構46と、前記巻
回体28を前記コンベア32からコンテナ48内に所定
の数ずつ搬入する巻回体搬入機構50とを備える。
【0017】巻回体送り出し機構30は、取り出しステ
ーションST4に配置された巻回体28を把持し、この
巻回体28をコンベア32上に載置するために揺動自在
に構成されている。取り出しステーションST4では、
第1および第2巻軸16、18が所定の角度位置に位置
決めされており、巻回体送り出し機構30は、巻回体2
8の正極リード34を、常時、一定の姿勢に維持してこ
の巻回体28をコンベア32上に載置する。
【0018】図1に示すように、コンベア32は、回転
駆動源52により矢印C方向に周回走行されるエンドレ
スベルト54を備え、前記エンドレスベルト54には、
巻回体28を水平姿勢で支持するための支持部材56が
所定の間隔ずつ離間して設けられている。
【0019】図2に示すように、短絡検査機構38は、
正極側検出子58と負極側検出子60とを備える。正極
側検出子58は、巻回体28の軸孔28aに対応する直
径を有したピン状に構成されており、その外周側には正
極リード34を前記正極側検出子58に押圧保持するた
めに三分割された第1爪部材62が開閉自在に配設され
る。負極側検出子60は、巻回体28の直径に対応して
おり、その外周側には負極リード36を前記負極側検出
子60に押圧保持するために三分割された第2爪部材6
4が開閉自在に配設される。正極側検出子58および負
極側検出子60は、図示しない検出器に接続されてお
り、前記正極リード34と前記負極リード36との間に
所定値以上の抵抗値(数MΩ)が発生するか否かにより
短絡検査が行われる。
【0020】撮像機構40は、モニタ66を備え、この
モニタ66には巻回体28の軸孔28aを撮影する、例
えば、CCDカメラ67が接続されている。撮像機構4
0に対応する位置には、巻回体28を昇降させるための
昇降手段68が配設され、この昇降手段68は、コンベ
ア32上に配置されている前記巻回体28を支持して昇
降自在である。
【0021】巻回修正機構44は、巻回体28の軸孔2
8aに進入して回転自在な修正ピン42を備えるととも
に、この修正ピン42に対向して前記巻回体28の軸孔
28aの端末処理を行う端末処理ピン70が進退および
回転自在に配設される。巻回修正機構44に対応する位
置には、巻回体28を支持してコンベア32から上方に
移動自在な昇降手段72が配置される。
【0022】図3に示すように、回転位置決め機構46
は、巻回体28を一体的に載置する第1および第2回転
体74、76を備える。第1回転体74は、図示しない
回転駆動源に連結された駆動軸78に固着されるととも
に、互いに所定間隔だけ離間して平行に設けられる一対
の第1円板部80a、80bを有する。駆動軸78にベ
ルト・プーリ手段82を介して連結される従動軸84に
は、第2回転体76が固着される。
【0023】第2回転体76は、互いに所定間隔だけ離
間して平行に設けられる第2円板部86a、86bを有
する。第2円板部86a、86b間には、第1円板部8
0a、80bが部分的に進入しており、第1および第2
回転体74、76は、軸方向に互いに一部を交差させる
ことになる。第1および第2回転体74、76の上方に
は、巻回体28の負極リード36を検出するための光ス
イッチ等の検出器88が配設されている。
【0024】巻回体搬入機構50は、図1に示すよう
に、コンベア32により矢印C方向に搬送されてくる巻
回体28を把持するチャック90を備える。このチャッ
ク90は、コンベア32上とコンテナ48上とに進退変
位して巻回体28をその把持姿勢のまま前記コンテナ4
8に設けられた各載置部位に載置する。コンベア32上
には、巻回体28の取り出し位置である搬出位置Pに対
応して巻回体有無検出センサ(図示せず)が配設され
る。このセンサは、所定の数、例えば10個の巻回体2
8に対応して配置されており、コンテナ48に搬入され
る各巻回体28の情報を上位コンピュータ等に供給し
て、該巻回体28の管理を行う。
【0025】このように構成される搬送装置10の動作
について、本発明に係る搬送方法との関連で以下に説明
する。
【0026】先ず、図1に示すように、巻回機構12に
おいて、挿入ステーションST1に配置された第1およ
び第2巻軸16、18のスリット20にセパレータ26
a、26bが挿入されるとともに、このセパレータ26
a、26bによって正極板22と負極板24とが絶縁状
態で配置される。正極板22および負極板24は、所定
の長さに切断されている。そこで、第1および第2巻軸
16、18が矢印B方向に回転しながら、インデックス
テーブル14が矢印A方向に90°だけ回動する。
【0027】このため、巻き止めステーションST2で
は、正極板22および負極板24がセパレータ26a、
26bを介装して巻回され、このセパレータ26a、2
6bが切断されて終端部がテープ92により巻き止めさ
れ、巻回体28が形成される。さらに、インデックステ
ーブル14が矢印A方向に90°回転して良否検査ステ
ーションST3に配置され、巻回体28の巻き止め状態
が検査される。この検査が行われた巻回体28は、取り
出しステーションST4に搬送されて所定の角度姿勢に
配置される。その際、第1および第2巻軸16、18
は、矢印B方向とは逆方向に所定の角度だけ回動されて
おり、巻回体28が前記第1および第2巻軸16、18
から容易に離脱可能な状態になっている。
【0028】次いで、巻回体送り出し機構30が駆動さ
れ、取り出しステーションST4で所定の角度位置に配
置されている巻回体28がコンベア32上の支持部材5
6に載置される。コンベア32では、回転駆動源52を
介してエンドレスベルト54が矢印C方向に間欠搬送さ
れており、巻回体28は、先ず、短絡検査機構38に配
置される。
【0029】短絡検査機構38では、図2に示すよう
に、巻回体28の正極リード34が正極側検出子58と
第1爪部材62とにより保持される一方、負極リード3
6が負極側検出子60と第2爪部材64とにより把持さ
れ、前記巻回体28の短絡検査が行われる。短絡検査後
の巻回体28は、撮像機構40に配置され、昇降手段6
8を介してこの巻回体28がコンベア32側から上昇さ
れ、CCDカメラ67により前記巻回体28の軸孔28
aが検出される。この軸孔28aの画像がモニタ66に
表示されるとともに、画像処理によって前記軸孔28a
の中心位置が検出される。
【0030】次に、巻回体28は、巻回修正機構44の
昇降手段72上に搬送されて前記撮像機構40により検
出された軸孔28aの中心位置に基づいて設定された高
さ位置に配置される。そして、修正ピン42が、巻回体
28の軸孔28aの一方の端部から回転しながら挿入さ
れる。これにより、軸孔28a内で「の」字状に形成さ
れているセパレータ26a、26bを該軸孔28aの内
壁面側に沿って変形(修正)させて、所謂、「の」消し
処理が施される。さらに、修正ピン42が巻回体28の
軸孔28aから離脱される一方、この軸孔28aの他端
側から端末処理ピン70が挿入されて該軸孔28aの端
末処理が施される。
【0031】「の」消し処理後の巻回体28は、回転位
置決め機構46に搬送される。図3に示すように、回転
位置決め機構46では、コンベア32により搬送されて
くる巻回体28が第1および第2回転体74、76上に
一体的に載置される。次いで、図示しない回転駆動源の
作用下に駆動軸78が回転され、この駆動軸78にベル
ト・プーリ手段82を介して連結されている従動軸84
が回転される。
【0032】これにより、第1および第2回転体74、
76が同一方向に同期して回転し、この第1および第2
回転体74、76上に載置されている巻回体28が周方
向に回転する。巻回体28が回転して負極リード36が
最上位置に至ると、検出器88を介してこの負極リード
36が検出され、第1および第2回転体74、76の回
転が停止される。従って、巻回体28は、負極リード3
6を最上位置に位置決めされることになる。
【0033】負極リード36が位置決めされた巻回体2
8は、コンベア38を介して巻回体搬入機構50に移送
され、この巻回体搬入機構50を構成するチャック90
に把持されてコンテナ48内にその姿勢のまま配置され
る。
【0034】ここで、巻回体搬入機構50側では、複数
のセンサ(図示せず)を介して巻回体28が所定の数
(例えば、10個)配置されたことが検出され、この1
0個の巻回体28がコンテナ48に搬入されるととも
に、それぞれの巻回体28に係る情報が上位コンピュー
タ等に送られる。コンテナ48は、巻回体28を載置し
た後、次段工程である巻回体28の電池缶(図示せず)
への挿入工程に自動的に搬送される。
【0035】この場合、本実施形態では、コンベア32
を介して矢印C方向に搬送される巻回体28において、
先ず、巻回修正機構44の上流側で撮像機構40を介し
てこの巻回体28の軸孔28aの位置検出処理が施され
た後、この検出情報に基づいて前記巻回修正機構44を
介して前記軸孔28aの「の」消し処理が行われる。こ
のため、巻回機構12からコンベア32に順次送られて
くる巻回体28に対し、「の」消し処理を、常時、高精
度かつ確実に遂行することができるという効果が得られ
る。
【0036】しかも、「の」消し処理後の巻回体28
は、回転位置決め機構46を介して負極リード36を所
定の位置に確実に位置決めした後、巻回体搬入機構50
を介して所定の数ずつコンテナ48内に所望の姿勢で搬
入される。これにより、電池製造工程全体の自動化およ
び効率化が容易に遂行されるという効果がある。
【0037】その際、回転位置決め機構46は、互いに
軸方向に一部を交差させて巻回体28を一体的に載置す
る第1および第2回転体74、76を備えている(図1
および図3参照)。従って、外周端縁部に負極リード3
6が設けられて形状が非真円形状である巻回体28であ
っても、この巻回体28が円滑に回転されるため、負極
リード36の位置決め作業が迅速に遂行される。
【0038】さらに、本実施形態では、コンベア32で
搬送される巻回体28の正極リード34と負極リード3
6とが短絡されているか否かを自動的に検出する短絡検
査機構38を備えている。この短絡検査機構38では、
正極リード34および負極リード36が正極側検出子5
8および負極側検出子60の外周にそれぞれ三分割され
た第1および第2爪部材62、64を介して保持されて
いる。このため、正極リード34および負極リード36
の位置にばらつきが生じていても、この正極リード34
およびこの負極リード36を、正極側検出子58および
負極側検出子60に対し確実に保持することができ、短
絡検査作業が高品質に遂行可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る電池用巻回
体の搬送方法および装置では、巻回体がコンベア上に送
り出されると、先ず、撮像機構を介してこの巻回体の軸
孔の位置が検出された後、この検出された軸孔に対応し
て少なくとも一端側から修正ピンが挿入され、前記軸孔
内のセパレータを該軸孔の内壁面に沿って修正する作業
が行われる。このため、巻回体の形状や大きさが種々変
化しても、各巻回体の軸孔内の修正処理を高精度かつ自
動的に遂行することができる。
【0040】しかも、巻回体は、コンベア上でその周方
向に回転して負極リードの位置決めが行われた後、この
コンベアからコンテナ内に搬入される。従って、巻回体
は、コンテナ内で所望の角度姿勢に維持され、このコン
テナを次工程に搬送することによって前記位置決めされ
た巻回体に対する次段の工程が自動的かつ円滑に遂行さ
れる。これにより、電池製造工程全体の自動化が容易に
遂行可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る搬送装置の概略正面説
明図である。
【図2】前記搬送装置の動作を示す要部斜視説明図であ
る。
【図3】前記搬送装置を構成する回転位置決め機構の斜
視説明図である。
【符号の説明】
10…搬送装置 12…巻回機構 14…インデックステーブル 16、18…巻軸 22…正極板 24…負極板 26a、26b…セパレータ 28…巻回体 30…巻回体送り出し機構 32…コンベア 34…正極リード 36…負極リード 38…短絡検査機構 40…撮像機構 42…修正ピン 44…巻回修正機
構 46…回転位置決め機構 48…コンテナ 50…巻回体搬入機構 66…モニタ 70…端末処理ピン 74、76…回転
体 88…検出器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正極リードを設けた正極板と負極リードを
    設けた負極板とが、セパレータを介装して巻回されるこ
    とにより得られた巻回体を、その巻回姿勢で把持してコ
    ンベア上に送り出す工程と、 前記コンベア上に送り出された前記巻回体と撮像機構と
    を相対的に移動させ、該巻回体の軸孔の位置を前記撮像
    機構を介して検出する工程と、 前記検出された軸孔の少なくとも一端側から修正ピンを
    挿入し、前記軸孔内のセパレータを該軸孔の内壁面に沿
    って修正する工程と、 前記巻回体をその周方向に回転させるこにより、前記負
    極リードを所定の角度位置に位置決めする工程と、 前記負極リードが位置決めされた前記巻回体を、前記コ
    ンベアからコンテナ内に所定の数ずつ搬入する工程と、 を有することを特徴とする電池用巻回体の搬送方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の搬送方法において、前記巻
    回体の正極リードと負極リードとが短絡されているか否
    かを前記コンベア上で検査する工程を有することを特徴
    とする電池用巻回体の搬送方法。
  3. 【請求項3】正極リードを設けた正極板と負極リードを
    設けた負極板とが、セパレータを介装して巻回されるこ
    とにより得られた巻回体を、その巻回姿勢で巻回機構か
    ら送り出す巻回体送り出し機構と、 前記巻回体送り出し機構から受け取った前記巻回体をコ
    ンテナへの搬出位置まで移送するコンベアと、 前記巻回体と相対的に移動して該巻回体の軸孔の位置を
    検出するための撮像機構と、 前記検出された軸孔の少なくとも一端側から修正ピンを
    挿入し、前記軸孔内のセパレータを該軸孔の内壁面に沿
    って修正する巻回修正機構と、 前記巻回体をその周方向に回転させることにより、前記
    負極リードを所定の角度位置に位置決めする回転位置決
    め機構と、 前記負極リードが位置決めされた前記巻回体を、前記搬
    出位置で前記コンベアから前記コンテナ内に所定の数ず
    つ搬入する巻回体搬入機構と、 を備えることを特徴とする電池用巻回体の搬送装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の搬送装置において、前記巻
    回体の正極リードと負極リードとが短絡されているか否
    かを検査する短絡検査機構を備えることを特徴とする電
    池用巻回体の搬送装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の搬送装置において、前記回
    転位置決め機構は、軸方向に互いに一部を交差させて前
    記巻回体を一体的に載置する第1および第2回転体と、 前記第1および第2回転体を同一方向に同期して回転さ
    せ、該巻回体を周方向に回転させるための駆動手段と、 前記巻回体の前記負極リードを検出する負極リード検出
    手段と、 を備えることを特徴とする電池用巻回体の搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN111993055A (zh) * 2020-07-09 2020-11-27 惠州金源精密自动化设备有限公司 电池正极焊接自动化生产设备及电池

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