JPH05302948A - 校正用部品の設定装置 - Google Patents

校正用部品の設定装置

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JPH05302948A
JPH05302948A JP10795492A JP10795492A JPH05302948A JP H05302948 A JPH05302948 A JP H05302948A JP 10795492 A JP10795492 A JP 10795492A JP 10795492 A JP10795492 A JP 10795492A JP H05302948 A JPH05302948 A JP H05302948A
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Katsuya Sato
克哉 佐藤
Tsuneo Furuta
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品の自動選別装置に校正用部品を自動
的に設定できるようにする。 【構成】 電子部品の自動選別装置は、ハンドが電子部
品をつかみ、軌跡L1に沿って搬送して測定部に設定す
るようになっている。校正用部品の設定装置400は、
モータ407でねじ棒406を回転させ、これとかみ合
うナット部材409によって収納台410を移動させ
る。収納台410には、電子部品と同形の校正用部品が
複数個収納されており、自動選別装置におけるハンドの
移動軌跡L1の直下にある取り出し位置に、所望の校正
用部品を設定して自動的に取り出す(又は戻す)ことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の電子部品を自動
的に測定し、電気的特性に応じて複数段階に選別するこ
とのできる電子部品選別装置に係り、特に該電子部品選
別装置に校正用部品を自動的に設定することのできる校
正用部品の設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多数の電子部品を電気的特性に応じて段
階的に選別するため、本発明者らは電子部品自動選別装
置を提案している。
【0003】この装置は、測定前の電子部品を収容する
供給ストッカと、前記供給ストッカから供給される電子
部品を把持して回転する複数のハンドと、前記ハンドに
よる回転搬送経路中に設けられた電子部品の測定ターミ
ナルと、前記測定ターミナルに接続されて電子部品の測
定を行う測定装置と、前記測定装置の測定結果に応じて
測定後の電子部品を段階別に収容する複数個の収容スト
ッカとを備えた構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記自動選別装置によ
って電子部品の特性測定及び振り分けを行なうには、電
気的特性が所定の値に精密に設定されている校正用部品
を用いて測定を行ない、測定対象を除く測定系全体の特
性を求めておく必要がある。
【0005】上記校正作業を行なうため、従来は電子部
品自動選別装置の測定ターミナルに作業者が校正用部品
を手で設定していた。
【0006】このような人手による校正用部品の設定乃
至取出しはきわめて煩雑で長い時間がかかるため、自動
選別装置による作業の能率を低下させるという問題があ
った。このため本発明者らは、この種の電子部品選別装
置に適用できる校正用部品の設定装置を実現することを
目的としてきた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る校正用部品
の設定装置は、測定前の電子部品を収容する供給ストッ
カと、前記供給ストッカから供給される電子部品を把持
して回転する複数のハンドと、前記ハンドによる回転搬
送経路中に設けられた電子部品の測定ターミナルと、前
記測定ターミナルに接続されて電子部品の測定を行なう
測定装置と、前記測定装置の測定結果に応じて測定後の
電子部品を段階別に収容する複数個の収容ストッカとを
備えた電子部品選別装置に設けられる装置で、前記電子
部品と同様の形状を有する複数の校正用部品を収納する
収納台と、前記収納台を移動させることによって所望の
校正用部品を前記ハンドによる回転搬送経路中の所定位
置に設定する駆動手段とを有している。
【0008】
【作用】ハンドは、供給ストッカから供給された電子部
品を把持し、回転搬送経路に沿って該電子部品を運んで
測定ターミナルに設定する。電子部品は測定装置によっ
て測定され、測定された電気特性に応じて所定のランク
に振り分けられる。ハンドは測定済みの電子部品を搬送
し、所定のランクの収納ストッカに収納させる。
【0009】校正時には、設定装置の駆動手段が作動
し、収納台に収納された複数の校正用部品の内のひとつ
を、電子部品選別装置におけるハンドの回転搬送経路中
の所定位置に設定する。この回転搬送経路に沿って移動
するハンドは、設定された校正用部品を把持して搬送
し、測定ターミナルに設定する。
【0010】
【実施例】図1は、校正用部品の設定装置400を備え
た電子部品選別装置を示す平面図である。図中、1は電
子部品Wが収容されるストッカであり、2は電子部品W
の検査部であり、3は送り装置である。
【0011】電子部品Wは、図2に示すマガジン43に
複数設けられた凹部44に夫々収容される。本実施例に
おける電子部品Wは、図2に示すように、円盤形のパッ
ケージである本体部W1から十字形状に信号リードW2
及びアースリードW3が2本づつ突出した構造となって
いる。そして、このような電子部品Wを収納するマガジ
ン43は、図2に示すように細長い棒板状であり、その
上面には電子部品Wを収納する略十字形の凹部44が所
定ピッチで形成されている。各凹部44の両側には検出
孔45が所定ピッチで形成されている。
【0012】図1に示すように、前記マガジン43を複
数収納している供給ストッカ1aからは電子部品Wが取
り出され、送り装置3aによって図中a方向の検査部2
に送られて検査に供される。検査部2によりb方向に搬
送される電子部品Wは、検査結果に応じて段階別に振り
分けられ、第2〜第4の送り装置3b〜3dによって各
々図中c1〜c3方向の収容ストッカ1b〜1dに搬送
されて収納される。
【0013】そしてこの電子部品選別装置は、中央に設
けられる検査部2から略放射状に設けられる供給ストッ
カ1a、収納ストッカ1b〜1d、及びこれと対に設け
られる送り装置3a〜3dが設けられた構成であり、図
1に示す如く収容ストッカ1b〜1dは各々ハンド22
0の配列ピッチに対応して45度づつ等角度に配置され
ている。
【0014】まず、各ストッカ1は、前記マガジン43
を収納できるレールを円筒状に集合させたドラムを有し
ており、このドラムを回転させて所定の位置に設定した
レールから中のマガジンを外に押し出して供給すること
ができる。
【0015】次に、各ストッカ1に隣接して設けられた
送り装置3は、モータによって回転する一対の送りベル
トを有しており、前記マガジン43を挟持して搬送し、
供給ストッカ1aから供給されたマガジン43を検査部
2に送り、又は測定済みの電子部品が入ったマガジン4
3を検査部2から収納ストッカ1b〜1dに送るように
なっている。
【0016】次に、検査部2について説明する。検査部
2は、図1において図中b方向に回転自在な回転ステー
ション202を有し、この回転ステーション202に
は、周囲に複数のハンド220が設けられている。この
ハンド220は、送り装置3aによって搬送されてくる
電子部品Wを1個づつ挟持し、b方向に回転搬送させ
る。搬送途中、後述する位置出し機構301により、電
子部品Wの挟持状態が再度位置決めされ、この後、後述
する測定部204に搬送され電子部品Wの電気的特性が
測定される。測定後の電子部品Wは、ハンド220によ
り各選別の段階別の送り装置3b〜3dのいずれかの位
置まで搬送される。したがって前記各送り装置3b〜3
dは、各々の搬送方向が回転ステーション202の周囲
に放射状となるよう配置されている。
【0017】図3に示すように、回転ステーション20
2は、底部の回転機202bを駆動源として上部のロー
タ202cが回転自在である。ロータ202c側部に
は、ハンド220に対応して所定角度毎に複数のスライ
ド軸受け223が設けられる。一方、回転ステーション
202上部には、筐体に固定された円盤状の取付板22
1が設けられる。取付板221の縁部には、前記所定角
度毎にシリンダ222が固設される。シリンダ222
は、ロッド222aが下方に伸縮自在であり、図3図の
状態において、ロッド222aは収縮した状態である。
【0018】各々のスライド軸受け223には、夫々、
ハンド220が常時上方に付勢されて上下方向に移動自
在に設けられる。ハンド220は、スライド軸受け22
3の可動側に固定された略L字型の支持板210に取り
付けられる。支持板210には、円筒状のブロック基部
211が固設される。ブロック基部211は、中央内部
に段差を有する貫通孔211a,211bを有し、この
貫通孔211a内に円筒状の吸引用ダクト212が貫通
されている。
【0019】吸引用ダクト212は、上端212aが不
図示のエア吸引源に連結されており、下端のノズル21
2bで電子部品Wの本体部W1を吸着する。この吸引用
ダクト212とブロック基部211との間には、スライ
ド軸受け213が設けられる。また、吸引用ダクト21
2の上部付近は、水平な板部材217に固定されてい
る。板部材217の一端は、支持板210に立設された
ピン218に上下動自在に軸支されており、よって吸引
用ダクト212が回転止めされている。さらに、吸引用
ダクト212の略中央部には、ブロック基部211の貫
通孔211aの下縁211cに当接する鍔部212cを
有しているとともに、スライド軸受け213及び鍔部2
12c間にはバネ214が介装されており、よって吸引
用ダクト212は、ブロック基部211に対し、常時下
方に付勢され、かつ上下方向にスライド自在である。
尚、下縁211c上において、鍔部212cの直下にゴ
ムクッション215が設けられる。
【0020】ブロック基部211の下半部には、吸引用
ダクト212を中心する4方箇所に、複数のワーク押え
216がそれぞれ上下にスライド自在に設けられいる。
ワーク押え216は、所定長さを有し、ブロック基部2
11に各々設けられた溝部211c,211d部分に挿
通されている。ワーク押え216の上端は、溝部211
c,211dの段差部分に係合する鍔部216aとさ
れ、かつ溝部211cにはバネ217が介装されてお
り、ワーク押え216は常時下方に付勢された構成であ
る。ここで、このワーク押え216の下端216bは、
吸引用ダクト212の下端のノズル212bより所定高
さ上方に位置すべく長さを設定しておく。そして、この
ワーク押え216は、電子部品Wの信号リードW2部分
に対応して計4個設けられるとともに、アースリードW
3に対応する箇所に計2個設けられている。
【0021】次に、図4は、測定ターミナル204を示
す斜視図である。上部には、直線状各々、所定長さで中
央部まで延出された信号ライン224a、信号ライン2
24a周囲のアースライン224bが形成されたストリ
ップ線路224が設けられている。各ライン224a,
224bは、両端部のコネクタ225a,225bに接
続されている。そして、前記ハンド220により、電子
部品Wの信号リードW1は信号ライン224a上に載置
されるとともに、アースリードW2はアースライン22
4b上に載置される。また、前記吸引ダクト212下端
のノズル212bは、図示の如く、電子部品Wの本体部
W1を吸引し、信号ライン224a上の信号リードW2
部分は、計4か所のワーク押え216で上方から押え、
アースライン224bのアースリードW3部分は、計2
箇所のワーク216で上方から押えられる。
【0022】そして、図5の測定系の概要図に示す如
く、各コネクタ225a,225bは、ケーブル226
を介して測定装置227の端子227aに接続されてお
り、測定ターミナル204上の電子部品Wの電気的特
性、例えば周波数特性等が測定される。
【0023】前記測定装置27は、測定用信号を出力す
る信号発生部と、被測定物である電子部品から送られて
くる信号を受けて評価する受信部と、信号発生部、受信
部及び図1の電子部品選別装置の各部をプログラム制御
する制御部からなる。後に説明する図10、図11のフ
ローにおける動作は、この制御部で制御される。
【0024】次に、この検査部2には、図6に示す位置
出し機構301が設けられる。この位置出し機構301
の配設される位置は、図1に示す如く検査部2上におい
て、送り装置3aと測定ターミナル204との間で前記
ハンド220の移動軌跡上に位置する。この位置出し機
構301は、図6に示すように、基台302と爪部材3
11と可動台317と駆動手段としてのアクチュエータ
309とで大略構成されている。まず、基台302は上
台303と下台304とで構成され、それぞれが複数の
垂直な支柱305で連結されている。下台304は矩形
な板状に形成され、四隅に取付固定孔が設けられ、中央
近傍に垂直な調整軸307が2本立設されている。この
調整軸307は垂直方向の突出量を微調整できるように
設けられている。そして、これら調整軸307の各先端
には、取付板308が水平に設けられている。この取付
板308には、中央に挿通孔が形成され、下面にアクチ
ュエータ309が固定されている。このアクチュエータ
309の作動軸310は前記挿通孔を貫通し、取付板3
08の上面に突出している。このアクチュエータ309
は、通電により励磁状態となり、作動軸310が上方に
突出作動するようになっている。
【0025】また、上台303は円板状に形成され、そ
の中央には、上方に延出して爪部材311が設けられて
いる。この爪部材311は、基端312が上台303に
固定されており、上方に向いた先端313が4つに分離
形成されているとともに、この先端313の外周部分が
テーパ面314が形成され、各先端313が互いに相反
する方向にやや拡がった拡径状に形成されている。ま
た、この爪部材311の各先端313には、前述した電
子部品325の形状に対応した切欠部315が形成され
ている。この切欠部315は爪部材311の先端313
の上端面313aに段状に形成されており、爪の最先端
313bは湾曲状に切欠されている。これら爪部材の各
切欠部は、各爪の先端をそれぞれ接近させ、接合させた
際に、前記電子部品325の外形状とほぼ一致するよう
になっている。なお、この爪部材311は弾性を有する
素材で形成されている。また、この上台303には前記
爪部材311の両脇に垂直に貫通した一対のガイド孔3
16が形成されている。
【0026】次に、可動台317は前記アクチュエータ
309の作動軸310の先端に設けられている。この可
動台317は、上板318と下板319とで構成されて
おり、各板318,319は2本のガイド軸320で連
結され、下板319の下面中央が作動軸310に固定さ
れている。ガイド軸320は前記基台302の上台30
3に形成された一対のガイド孔316を貫通して取り付
けられており、この上台303の下面と下板319の上
面との間に圧縮コイルスプリング321が巻装されてい
る。可動台317の上板318には、略中央にすり鉢状
の傾斜面を有した貫通孔322が形成されている。この
貫通孔322には、前述した基台302に設けられた爪
部材311が挿通されている。
【0027】次に、校正用部品の設定装置400を説明
する。図1に示すように、この設定装置400は、回転
ステーション202の回転方向について前記測定部20
4の隣に設けられている。この設定装置400は4種類
の校正用部品401を収納しており、回転ステーション
202におけるハンド220の回転搬送経路L1の直下
の所定位置に所望の校正用部品401を設定するための
装置である。
【0028】図7に示すように、設定装置400の基台
402に設けられた支持部403,404には、ベアリ
ング405を介してねじ棒406が回転自在に渡設され
ている。略中央の支持部404から突出したねじ棒40
6の一端には、基台402に固定されたモータ407の
出力軸が継手408を介して連動連結されている。
【0029】前記ねじ棒406には、ナット部材409
がかみ合っており、ナット部材409の上には校正用部
品401の収納台410が固定されている。校正用部品
401は、前述した電子部品Wと同一の外形を有してお
り、測定ターミナル及びハンドがそのまま使用できる。
また、本実施例ではオープン・ショート・ターミネーシ
ョン・スルーの4種類で1組とされている。そして収納
台410の上面には、図8に示すようにねじ棒406の
軸方向に沿って4箇所の収納凹部411が形成されてい
る。なお、回転止めは図示しない。
【0030】上記の構成によれば、電子部品選別装置に
おいて測定系の校正を行なう時には、モータ407を駆
動してねじ棒406を回転させ、収納台410をねじ棒
406に沿って移動させることにより、ハンド220の
回転搬送経路L1の直下にある所定の取出し位置に所望
の校正用部品401を設定することができる。
【0031】次に、検査部2の動作を説明する。送り装
置3aから供給された電子部品Wは、ハンド220で吸
着保持された状態で回転ステーション202の回転機2
02bが駆動されロータ202cが回転することによ
り、この測定ターミナル204上部位置まで運搬され
る。この状態は図13に示されており、吸引ダクト21
2下端のノズル212b部分に電子部品Wの本体部W1
を吸着した状態である。この後、測定ターミナル204
上部位置のシリンダ222が作動すると、ロッド222
aは、支持板210を下方にスライドさせる。これによ
り、吸引ダクト212は、先ず電子部品Wの本体部W1
を測定ターミナル204の中央部所定箇所にバネ214
の弾性を有して押圧する。ロッド222aは、この後に
おいても所定長さ下方に突出し、続いて吸引ダクト21
2より短い長さのワーク押え216が信号リードW2、
アースリードW3をバネ217の弾性を有して信号ライ
ン224a、アースライン224b方向に押圧する。こ
れにより、電子部品Wの各リードW2,W3が各ライン
224a,224bに付勢され測定装置による電気的測
定を安定して行うことができるようになる。そして、図
5に示す測定装置227により測定ターミナル204上
の電子部品Wの電気的特性、例えば周波数特性等が測定
され、測定結果にもとづきこの電子部品Wは、3段階に
選別される。
【0032】電子部品Wの電気的特性測定後は、シリン
ダ222が復帰し、ロッド222aが収縮することによ
り、先ず、ワーク押え216が各リードW2,W3から
離れる。この後、電子部品Wは、図3に示す如く本体部
W1が吸引ダクト212のノズル212bに吸着された
状態のまま、回転ステーション202の回転により各選
別段階に対応する送り装置3b〜3dのいずれかの箇所
まで搬送される。尚、吸引ダクト212、ワーク押え2
16は、各々バネ214、217の復帰力で図13に示
す初期状態に復帰する。
【0033】なお、上記測定ステーション204による
電子部品Wの特性測定以前にハンド220は、予め位置
出し機構301により位置出しされた状態でハンド22
0に吸着されるようになっている。位置出し機構301
の動作を説明すると、まずハンド220が、送り装置3
aのマガジン43から電子部品Wを1個づつ取り出す。
【0034】次に、ハンド220は回転ステーション2
02によって所定角度回転移動し、位置出し機構301
の上方にて停止する。ハンド220は、電子部品Wをこ
の位置出し機構301の爪部材311に形成されている
切欠部315に載置する。このとき、電子部品Wに設け
られている4本のリードW2,W3が爪部材311先端
313の各間に位置するように載置する。
【0035】位置出し機構301は、アクチュエータ3
09が作動し、作動油310を上方に突出させて、可動
台317を上昇させる。可動台317は、ガイド軸32
0によって基台302との平行を維持しながら上昇移動
するとともに、爪部材311に沿って上方へ移動する。
すると、可動台317は、中央の貫通孔322によって
爪部材311を縮径させ、この爪部材311先端313
の4つの爪を互いに接近させる。そして、この爪部材3
11先端313に載置された電子部品Wの位置の修正を
行う。この電子部品Wの位置の修正は、特に電子部品W
のリードW2,W3の方向を正すようになっている。
【0036】電子部品Wの位置が修正されたのち、再び
ハンド220がこの電子部品Wを吸着保持し、前述した
測定ステーション204に移送する。このように、電子
部品WのリードW2,W3の向きを修正することで測定
ステーション204上の各ライン224a,224bに
リードW2,W3が確実に接触されるようになってい
る。
【0037】以上、説明したように、各電子部品Wの流
れは図10のフローチャートに示されているが、ストッ
カ1aに対して予め測定するための電子部品Wをマガジ
ン43で収容する前操作を経て、移行SP2〜SP9の
各動作を遂行して各電子部品Wは段階別のストッカ1b
〜1dのいずれかに収容されることになる。尚、ハンド
220の保持動作はSP3,SP6以外にも各構成部の
箇所において吸着保持、および離脱載置に動作が一対で
行われるものであり、図中では記載を省略した。そし
て、検査部2には、45度づつ複数個のハンド220が
設けられているから、これらSP2〜SP9の処理フロ
ーは、複数、並列して動作しており、効率的に行われ
る。さらに、ハンド220は、図1に示すb方向に1回
転する途中でいずれかのストッカ1b〜1dに電子部品
Wを供給するため、効率的な選別動作を行える。
【0038】次に、校正用部品の設定装置400を用い
た校正時の作用について、図11を用いて説明する。校
正は、前記4種類の校正用部品のうち複数の部品を測定
することによって行われる。校正時には、まず、測定済
みの電子部品Wが収納ストッカに収納され、所定のハン
ド220が設定装置400の取り出し位置にくる。(S
P10,11)
【0039】次に設定装置400のモータ407が収納
台410を移動させ、必要な校正用部品401をハンド
220による取り出し位置の直下に設定する。(SP1
2)
【0040】前記校正用部品401はハンド220で保
持され、位置出し機構301において位置決めされ、さ
らに測定ステーション204に運ばれて測定される。
(SP13,14,15)
【0041】測定終了後、校正用部品401を前記設定
装置に戻す。次に、SP12に戻って他の校正用部品4
01を用いて再度測定を行ない、必要な校正用部品を全
て測定し終わるまで繰り返す。必要な校正用部品の測定
が全て完了後、測定結果に基づいて校正を行う。校正が
終了した場合には、必要に応じてサンプルデバイスの測
定を行なって異常の有無を確認し、測定モードに入る。
【0042】図9は設定装置500の他の実施例を示
す。モータ501によって回転する円盤形の収納台50
2には複数の校正用部品401が収納されている。前記
電子部品選別装置におけるハンド220の回転搬送経路
L1の直下にあたる特定の取り出し位置に、モータ50
1を駆動させて所望の校正用部品401を設定すること
ができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、回転して移動するハンドの軌跡上に複数の校正用部
品を選択的に設定できる設定装置を設けたので、校正作
業が完全に自動化され、電子部品の自動選別作業の効率
をより一層向上させることができた。
【0044】特に、夜間運転時等の場合には、何度でも
自動的に校正作業を行なわせることができるので、温度
変化等による測定系の変化を容易に補正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の全体構成を示す平面図である。
【図2】一実施例における電子部品とマガジンを示す図
である。
【図3】一実施例におけるハンドの断面図である。
【図4】一実施例における測定ターミナルの斜視図であ
る。
【図5】一実施例における測定系の概要図である。
【図6】一実施例における位置出し機構の部分裁断正面
図である。
【図7】一実施例における設定装置の平面図及び側面図
である。
【図8】一実施例における設定装置の収納台の斜視図で
ある。
【図9】設定装置の他の構成例を示す図である。
【図10】一実施例における電子部品選別装置の動作を
示すフローチャートである。
【図11】一実施例における校正モードでの動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1a 供給ストッカ 1b,1c,1d 収容ストッカ 204 測定ターミナル 220 ハンド 227 測定装置 400,500 設定装置 410,502 収納台 407,501 駆動手段としてのモータ W 電子部品 401 校正用部品 L1 回転搬送経路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定前の電子部品を収容する供給ストッ
    カと、前記供給ストッカから供給される電子部品を把持
    して回転する複数のハンドと、前記ハンドによる回転搬
    送経路中に設けられた電子部品の測定ターミナルと、前
    記測定ターミナルに接続されて電子部品の測定を行う測
    定装置と、前記測定装置の測定結果に応じて測定後の電
    子部品を段階別に収容する複数個の収容ストッカとを備
    えた電子部品選別装置に設けられる校正用部品の設定装
    置において、 前記電子部品と同様の形状を有する複数の校正用部品を
    収納する収納台と、前記収納台を移動させることによっ
    て所望の校正用部品を前記ハンドによる回転搬送経路中
    の所定位置に設定する駆動手段とを有する校正用部品の
    設定装置。
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