JPH10255425A - 磁気ヘッドスライダおよびその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドスライダおよびその製造方法

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JPH10255425A
JPH10255425A JP7264597A JP7264597A JPH10255425A JP H10255425 A JPH10255425 A JP H10255425A JP 7264597 A JP7264597 A JP 7264597A JP 7264597 A JP7264597 A JP 7264597A JP H10255425 A JPH10255425 A JP H10255425A
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JP
Japan
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facing surface
pad
disk
rail
magnetic head
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JP7264597A
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Toshiki Suzuki
俊貴 鈴木
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CSS特性および浮上特性の向上を図りつ
つ、製作を容易にする。 【解決手段】 スライダ10のディスク対向面12にク
ロスレール20と左右のサイドレール22,24をつな
げて構成したレール部26を突出形成する。レール部2
6の前縁部30および左右側縁部36,42をディスク
対向面12の前縁部28および左右側縁部34,40か
ら少し離して形成する。左右のサイドレールの前後位置
にパッド48,50,52,54を突出形成する。前側
のパッド48,50はレール部前縁部30から後方に少
し離れた位置に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハードディスク
装置に用いられる浮上型磁気ヘッドスライダに関し、C
SS(コンタクト・スタート・ストップ)特性および浮
上特性の向上を図りつつ、製作を容易にしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディスク停止状態でディスク面に着地
し、ディスク回転状態で空気流によってディスク面から
浮上するCSS方式の磁気ヘッドスライダにおいては、
ディスク停止状態でスライダがディスク面に吸着して、
ディスク回転の起動時にモータの負荷を大きくさせた
り、スライダを支持しているサスペンションを破損させ
る等の問題がある。このような問題を解決する手法とし
て、ディスクと対向するスライダ面(ディスク対向面)
に複数の突起を設けて、ディスク停止状態でこの突起部
分でディスク面に着地するようにして、ディスク面に吸
着しないようにしたスライダが提案されている。
【0003】例えば、特開平8−212740号公報に
は、ディスク対向面の左右にレールを平行に形成し、こ
れらレールの前端部付近にテーパ面を形成して空気流に
よる揚力を得るようにしたスライダにおいて、左右レー
ルの前部と後部にそれぞれ突起を形成したものが記載さ
れている。また、特開平7−21716号公報や特開平
7−21717号公報には、ディスク対向面の前部左右
と後部左右にそれぞれ突起(パッド)を形成し、この突
起の表面をテーパ面に形成して空気流による揚力を得る
ようにしたもの、あるいはテーパ面に形成する代わりに
前側の突起の高さを後ろ側の突起の高さよりも高くし
て、ディスク面に着地した状態でディスク対向面全体が
ディスク面に対してテーパ角を形成するようにして空気
流による揚力を得るようにしたものが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平8−212
740号公報に記載のスライダのレール上の突起は揚力
を与える作用は有しないから、揚力を与えるためには別
途レール先端部付近にテーパ面を形成する必要があり、
製作が容易でなかった。また、前記特開平7−2171
6号公報や特開平7−21717号公報に記載のスライ
ダは、上流側から下流側に延びるレールに相当するもの
が存在せず、前側のパッドと後ろ側のパッドは空気力学
的に完全に分断されており、安定した浮上特性を得るの
が難しかった。また、パッド下面にテーパをつける必要
があり、製作が容易でなかった。
【0005】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、CSS特性および浮上特性の向上を図り
つつ、製作を容易にした磁気ヘッドスライダを提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の磁気ヘッドス
ライダは、ディスク対向面の前縁部に沿って突出形成さ
れたクロスレールと当該ディスク対向面の左右側縁部に
沿って突出形成された左右のサイドレールを相互につな
がった状態に形成して当該ディスク対向面にレール部を
構成し、このレール部で囲まれた箇所に負圧発生凹部を
構成してなる磁気ヘッドスライダにおいて、前記レール
部の外周縁部のうち少なくとも前縁部および左右側縁部
を前記ディスク対向面の前縁部および左右側縁部から所
定距離離して形成し、前記レール部上には、前記左右の
サイドレールの前部位置でかつ当該レール部の前縁部か
ら所定距離後方に離れた位置にパッドを左右別々に突出
形成し、かつ当該左右のサイドレールの後部位置にパッ
ドを左右別々に突出形成してなり、前記ディスク対向面
を、前記レール部の周囲の部分を構成する下段の高さの
平坦面と、前記パッド以外のレール部を構成する中段の
高さの平坦面と、前記パッドを構成する上段の高さの平
坦面の互いに平行な3段階の平坦面で構成してなるもの
である。また、この発明の別の磁気ヘッドスライダは、
前側のパッドを左右のサイドレール間をつなぐように形
成された1つの連続したパッドとして構成したものであ
る。
【0007】この発明によれば、ディスク停止状態でパ
ッド部分でディスク面に着地するので、ディスク面との
接触面積が縮小されて、ディスク面への吸着が防止さ
れ、CSS特性が向上する。また、ディスク対向面の上
流側の左右両側部分が、ディスク対向面の前縁部からレ
ール部の前縁部までの下段の高さに構成された部分と、
レール前縁部から前側のパッドの前縁部までの中段の高
さに構成された部分と、前側のパッドの表面の上段の高
さに構成された部分の3段階に順次ステップアップする
ように構成されているので、テーパ面と同等に作用しデ
ィスク回転による空気流によって揚力を発生することが
できる。したがって、ディスク対向面にテーパ面を形成
する必要がなく、製作が容易になる。特に、前側のパッ
ドをその位置でのサイドレールのほぼ全幅にわたり形成
することにより、3段階に順次ステップアップする部分
の幅が広く得られ、大きな揚力を得ることができる。ま
た、各パッドの長手方向寸法を短くして横長に形成する
ことにより、スキュー角(トラック接線方向に対するス
ライダ前後方向中心線のなす角度)が生じた時やシーク
動作時にスライダ側面から流入する空気流による浮上量
の変動を小さく抑えることができる。また、この発明に
よれば、クロスレールと左右のサイドレールで囲まれた
箇所に構成される負圧発生凹部によって負圧スライダを
構成するので、サスペンション荷重やサスペンションに
対する着地位置のばらつき等加工組立公差の影響を受け
にくい。
【0008】また、請求項2の発明によれば、前側のパ
ッドが左右のレール間をつなぐように連続した1つのパ
ッドとして構成されているので、前側のパッドの幅方向
中央部から負圧発生凹部へ至る部分の段差が大きく、負
圧発生凹部に、より大きな負圧を発生させることができ
る。
【0009】また、請求項1の発明によれば、前側のパ
ッドおよび後ろ側のパッドがともに左右に分けて配置さ
れているので、流入空気によって各パッド位置で発生す
る正圧によってスライダを前側左右位置および後ろ側左
右位置で安定に支持することができる。請求項2の発明
においても、前側のパッドの中央部分の前後方向の長さ
を左右の部分の前後方向の長さよりも短く形成すること
により、前側のパッドの左右部分に発生する正圧を中央
部分に発生する正圧よりも大きくすることができ、スラ
イダを前側左右位置および後ろ側左右位置で安定に支持
することができる。
【0010】なお、パッドの合計の面積は、ディスク対
向面全体の面積の10%以上30%以下で最適である。
また、レールの基準面に対するパッドの高さ(すなわ
ち、中段と上段の高さの差)は0.05〜0.5μmが
最適である。また、ディスク対向面の基底面に対するパ
ッド表面の高さ(すなわち下段と上段の高さの差)は
0.5〜5.0μmが最適である。
【0011】この発明の磁気ヘッドスライダの製造方法
は、上段に相当する高さで平坦面状に形成されたディス
ク対向面を、パッドを形成する部分をマスクした状態で
中段の高さまでエッチングする第1の工程と、レール部
全体を形成する部分をマスクした状態で下段の高さまで
エッチングする第2の工程とにより、3段階の平坦面で
構成されるディスク対向面を形成してなるものである。
これによれば、2回のエッチングでこの発明の磁気ヘッ
ドスライダのディスク対向面を形成することができ、テ
ーパ面を形成する必要がないので、製造が容易である。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)この発明の第1の実施の形態を図1に
ディスク対向面斜め上流側から見た斜視図で示す。ま
た、その平面図を図2に示す。スライダ10は、アルチ
ック(Al2 3 −TiC)等の材料で作られている。
スライダ10のディスク対向面12にはレールパターン
がイオンミリングによる堀込加工等で形成されている。
ディスク対向面12は、上段、中段、下段の3段階の互
いに平行な平坦面で構成されている。図2において、白
抜き部分は上段の高さの平坦面14を示し、間隔が粗い
ハッチング部分は中段の高さの平坦面16を示し、間隔
が密なハッチング部分は下段の高さの平坦面18を示
す。
【0013】ディスク対向面12の構造を説明する。デ
ィスク対向面12には、クロスレール20と左右のサイ
ドレール22,24を相互につないだ状態に形成したレ
ール部26が構成されている。クロスレール20はディ
スク対向面前縁部28に沿って形成されている。ディス
ク対向面前縁部28とレール部前縁部30との間には、
細幅の下段部32が構成されている。左サイドレール2
2はディスク対向面左側縁部34に沿って形成されてい
る。ディスク対向面左側縁部34とレール部左側縁部3
6との間には細幅の下段部38が形成されている。ディ
スク対向面右側縁部40とレール部右側縁部42との間
には細幅の下段部44が構成されている。クロスレール
20と左右サイドレール22,24で囲まれた部分に
は、下段の高さの負圧発生凹部46が構成されている。
【0014】左右サイドレール22,24の前部位置で
レール部前縁部30から所定距離後方に離れた位置に
は、パッド48,50が左右サイドレール22,24の
全幅にわたりそれぞれ形成されている。また、左右サイ
ドレール22,24の後部位置には、パッド52,54
が左右サイドレール22,24の全幅にわたりそれぞれ
形成されている。パッド48,50,52,54は上段
の高さに形成されている。パッド48,50,52,5
4以外のレール部26は中段の高さに形成されている。
【0015】パッド48,50,52,54はいずれも
横長でほぼ等しい面積に形成されている。また、各パッ
ド48,50,52,54の前寄り内側の角部には面取
り48a,50a,52a,54aが施され、後ろ寄り
外側の角部には面取り48b,50b,52b,54b
が施されている。右サイドレール24の後部位置のパッ
ド54の後縁部付近には、MR型素子(GMR型素子を
含む。)と誘導型素子を組み合わせた、あるいは誘導型
素子単独の薄膜磁気ヘッド素子56が埋設されており、
そのポール端面がパッド54の表面に露出している。
【0016】左右のサイドレール22,24の外周縁部
の、パッド48,50よりも下流側の位置には山型の切
り込み58,60が形成され、この切り込み58,60
よりも下流側の内周縁部には、山型の切り込み62,6
4が形成されている。
【0017】尚、上段の高さの平坦面14と中段の高さ
の平坦面16との高さの差は例えば0.05〜0.5μ
mに設定し、上段の高さの平坦面14と下段の高さの平
坦面18との高さの差は例えば0.5〜5.0μmに設
定する。また、パッド48,50,52,54を合わせ
た面積はディスク対向面12の全面積の例えば10〜3
0%に設定する。
【0018】図1の磁気ヘッドスライダ10を、400
0rpmで回転しているハードディスクの中心から2
6.64mmの位置に3.1度のスキュー角で浮上させた
時のディスク対向面12に生じる圧力分布を図3に示
す。ディスク対向面12の上流端の左右両側の部分は、
下段の高さの平坦面18で構成される下段部32から中
段の高さの平坦面16で構成されるレール部26の左右
前部66,68を経て上段の高さの平坦面14で構成さ
れるパッド48,50へと順次ステップアップするの
で、テーパ面を形成したのと同様になり、揚力が得られ
る。特にパッド48,50はその位置での左右のサイド
レール22,24の全幅にわたり形成されているので十
分な揚力が得られる。また、パッド48,50,52,
54は横長に形成されているのでスキュー角の影響を受
けにくくなっている。これはまたシーク時の浮上量変動
の減少につながる。特に、パッド48,50,52,5
4には面取り48a,48b,50a,50b,52
a,52b,54a,54bが施されているので、斜行
気流による影響を受けにくく、スキュー角やシーク動作
による浮上量変動がより効果的に抑えられる。
【0019】また、図3によれば、左サイドレール22
の前後のパッド48,52の間の部分および右サイドレ
ール24の前後のパッド50,54の間の部分では正圧
はほとんど発生してない。したがって、このスライダ1
0は浮上時に4箇所のパッド48,50,52,54の
位置に発生する正圧によって4点で安定に支持される。
また負圧発生凹部46には一般的なスライダと同程度の
負圧が発生している。これにより、負圧スライダの利点
である加工組立公差の浮上への影響を小さくする効果を
備え持つ。
【0020】また、ディスク停止時には、パッド48,
50,52,54のみでディスク面に着地するので吸着
力が弱く、良好なCSS特性が得られる。また、パッド
48,50,52,54は前後方向の長さが短く、また
クラウン頂上部のほとんどが切り欠かれている(パッド
48,50,52,54によって挟まれる空間部)の
で、クラウンという概念自体あまり無く、クラウン量コ
ントロールを必要としない。つまり、一般にクラウン量
は最大部分(ディスク対向面周縁部のクラウンボトム部
とディスク対向面中央部のクラウン頂上部との高さの
差)が0.05μm程度で、パッド48,50,52,
54で挟まれた部分のクラウン量はそれよりも小さいの
で、上段の高さの平坦面14と中段の高さの平坦面16
との高さの差を前述のように0.05〜0.5μm程度
に設定すれば、パッド48,50,52,54によって
挟まれた部分のサイドレール22,24の表面の高さは
パッド48,50,52,54の表面の高さよりも必ず
低くなり、パッド48,50,52,54以外がディス
ク面に着地することはない。
【0021】図1のスライダ10のディスク対向面12
の加工手順を図4を参照して説明する。 i) ディスク対向面12は当初全体が上段の高さの平
坦面14に形成されている。右後縁部付近には薄膜磁気
ヘッド素子56のポール先端面が露出している。 ii) パッド48,50,52,54を形成する部分に
レジストでマスク70を施し、ミリングイオンを照射し
て、露出している部分をイオンミリングでエッチング掘
り込みして、中段の高さの平坦面16を形成する。
【0022】iii) マスク70を除去した後、レール部
26全体を形成する部分にレジストでマスク72を施
し、ミリングイオンを照射して、露出している部分をイ
オンミリングでエッチング掘り込みして、下段の高さの
平坦面18を形成する。 iv) マスク70を除去することにより、ディスク対向
面12の加工が完了する。 以上のようにして、2回のエッチングで簡単かつ高精度
にディスク対向面12を加工形成することができる。
【0023】(実施の形態2)この発明の第2の実施の
形態を図5にディスク対向面斜め上流側から見た斜視図
で示す。また、その平面図を図6に示す。このスライダ
74は、薄膜磁気ヘッド素子56を、ディスク対向面1
2の後端部中央位置に上段の高さに形成した突部76に
埋設配置したものである。突部76の前縁部には面取り
78,80が施されている。他の構成は前記図1のスラ
イダ10と概ね同じである。図1のスライダと共通する
部分には同一の符号を用いる。
【0024】図5のスライダ74による浮上時のディス
ク対向面12での圧力分布を図7に示す。これは420
0rpmで回転しているハードディスク上の中心から1
4.3mmの位置に6.38度のスキュー角で浮上させた
時のものである。これによれば、前記図1のスライダ1
0と同様の4点支持による浮上特性が得られている。
【0025】(実施の形態3)この発明の第3の実施の
形態を図8にディスク対向面斜め上流側から見た斜視図
で示す。また、その平面図を図9に示す。前記図1、図
5のスライダ10,74と共通する部分には、同一の符
号を用いる。このスライダ82は、前側のパッド84を
左右のサイドレール22,24をつなぎかつクロスレー
ル20を構成するように連続した1つのパッドとして構
成したものである。パッド84の中央部分84aの前後
方向の長さL1はその左右部分84b,84cの前後方
向の長さL2よりも短く形成され、中央部分84aでの
正圧が左右部分84b,84cの正圧よりも低くなるよ
うにしている。また、パッド84の左右部分84b,8
4cの前方には、サイドレール22,24の延長上に中
段の高さの部分86,88がディスク対向面前縁部28
の近くまで形成されている。後ろ側のパッド52,54
には薄膜磁気ヘッド素子90,56がそれぞれ配設され
ている。
【0026】図8のスライダ82による浮上時のディス
ク対向面12での圧力分布を図10に示す。これは40
00rpmで回転しているハードディスク上の中心から
19.3mmの位置に2.91度のスキュー角で浮上させ
た時のものである。これによれば、前記図1、図5のス
ライダ10,74と同様に4点支持の浮上特性が得られ
ている。特に前側パッド84の中央部84aから負圧発
生凹部46への段差が大きいので大きな負圧が得られ
る。尚、前側パッド84の上流に形成する中段部を左右
の部分86,88に分断せずに前側パッド84の上流側
の幅方向全体に中段部を構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態を示す図で、デ
ィスク対向面斜め上流側から見た斜視図である。
【図2】 図1のスライダの平面図である。
【図3】 図1のスライダの浮上時のディスク対向面に
おける圧力分布図である。
【図4】 図1のスライダのディスク対向面の加工工程
を示す平面図である。
【図5】 この発明の第2の実施の形態を示す図で、デ
ィスク対向面斜め上流側から見た斜視図である。
【図6】 図5のスライダの平面図である。
【図7】 図5のスライダの浮上時のディスク対向面に
おける圧力分布図である。
【図8】 この発明の第3の実施の形態を示す図で、デ
ィスク対向面斜め上流側から見た斜視図である。
【図9】 図8のスライダの平面図である。
【図10】 図8のスライダの浮上時のディスク対向面
における圧力分布図である。
【符号の説明】
10 磁気ヘッドスライダ 12 ディスク対向面 14 上段の高さの平坦面 16 中段の高さの平坦面 18 下段の高さの平坦面 20 クロスレール 22 左サイドレール 24 右サイドレール 26 レール部 28 ディスク対向面前縁部 30 レール部前縁部 34 ディスク対向面左側縁部 36 レール部左側縁部 40 ディスク対向面右側縁部 42 レール部右側縁部 46 負圧発生凹部 48,50,52,54 パッド 66,68,86,88 前側のパッドよりも前方側
の、パッドの一部を構成しないレール部分 74,82 磁気ヘッドスライダ 84 1つの連続したパッド 84a パッド幅方向中央部 84b,84c パッド幅方向左右部分 L1 パッド幅方向中央部の前後方向の長さ L2 パッド幅方向左右部分の前後方向の長さ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク対向面の前縁部に沿って突出形成
    されたクロスレールと当該ディスク対向面の左右側縁部
    に沿って突出形成された左右のサイドレールを相互につ
    ながった状態に形成して当該ディスク対向面にレール部
    を構成し、このレール部で囲まれた箇所に負圧発生凹部
    を構成してなる磁気ヘッドスライダにおいて、 前記レール部の外周縁部のうち少なくとも前縁部および
    左右側縁部を前記ディスク対向面の前縁部および左右側
    縁部から所定距離離して形成し、 前記レール部上には、前記左右のサイドレールの前部位
    置でかつ当該レール部の前縁部から所定距離後方に離れ
    た位置にパッドを左右別々に突出形成し、かつ当該左右
    のサイドレールの後部位置にパッドを左右別々に突出形
    成してなり、 前記ディスク対向面を、前記レール部の周囲の部分を構
    成する下段の高さの平坦面と、前記パッド以外のレール
    部を構成する中段の高さの平坦面と、前記パッドを構成
    する上段の高さの平坦面の互いに平行な3段階の平坦面
    で構成してなる磁気ヘッドスライダ。
  2. 【請求項2】ディスク対向面の前縁部に沿って突出形成
    されたクロスレールと当該ディスク対向面の左右側縁部
    に沿って突出形成された左右のサイドレールを相互につ
    ながった状態に形成して当該ディスク対向面にレール部
    を構成し、このレール部で囲まれた箇所に負圧発生凹部
    を構成してなる磁気ヘッドスライダにおいて、 前記レール部の外周縁部のうち少なくとも前縁部および
    左右側縁部を前記ディスク対向面の前縁部および左右側
    縁部から所定距離離して形成し、 前記レール部上の前部位置には前記左右のサイドレール
    上から前記クロスレール上にかけて1つの連続したパッ
    ドを突出形成し、前記左右のサイドレール上の後部位置
    にはパッドを左右別々に突出形成し、かつ前記前側のパ
    ッドよりも前方側の少なくとも前記左右のサイドレール
    の延長上の位置には当該前側のパッドの一部を構成しな
    いレール部分を当該前側のパッドの前縁部につなげて構
    成してなり、 前記ディスク対向面を、前記レール部の周囲の部分を構
    成する下段の高さの平坦面と、前記パッド以外のレール
    部を構成する中段の高さの平坦面と、前記パッドを構成
    する上段の高さの平坦面の互いに平行な3段階の平坦面
    で構成してなる磁気ヘッドスライダ。
  3. 【請求項3】前記前側のパッドにおける前記負圧発生凹
    部に隣接する幅方向中央部の前後方向の長さを、その左
    右部分の前後方向の長さよりも短く形成してなる請求項
    2記載の磁気ヘッドスライダ。
  4. 【請求項4】前記前側のパッドをその位置での前記左右
    のサイドレールのほぼ全幅にわたり形成してなる請求項
    1から3のいずれかに記載の磁気ヘッドスライダ。
  5. 【請求項5】前記パッドがいずれも横長に形成されてい
    る請求項1から4のいずれかに記載の磁気ヘッドスライ
    ダ。
  6. 【請求項6】前記パッドの合計の面積が前記ディスク対
    向面の全体の面積の10%以上30%以下に設定されて
    いる請求項1から5のいずれかに記載の磁気ヘッドスラ
    イダ。
  7. 【請求項7】前記上段の高さの平坦面と前記中段の高さ
    の平坦面との高さの差が0.05μm以上0.5μm以
    下であり、前記上段の高さの平坦面と前記下段の高さの
    平坦面との高さの差が0.5μm以上5.0μm以下に
    設定されている請求項1から6のいずれかに記載の磁気
    ヘッドスライダ。
  8. 【請求項8】前記上段に相当する高さで平坦面状に形成
    されたディスク対向面を、前記パッドを形成する部分を
    マスクした状態で前記中段の高さまでエッチングする第
    1の工程と、 前記レール部全体を形成する部分をマスクした状態で前
    記下段の高さまでエッチングする第2の工程とにより、
    前記3段階の平坦面で構成されるディスク対向面を形成
    してなる請求項1から7のいずれかに記載の磁気ヘッド
    スライダの製造方法。
JP7264597A 1997-03-10 1997-03-10 磁気ヘッドスライダおよびその製造方法 Pending JPH10255425A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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