JPH10255414A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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Publication number
JPH10255414A
JPH10255414A JP6285797A JP6285797A JPH10255414A JP H10255414 A JPH10255414 A JP H10255414A JP 6285797 A JP6285797 A JP 6285797A JP 6285797 A JP6285797 A JP 6285797A JP H10255414 A JPH10255414 A JP H10255414A
Authority
JP
Japan
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speed
acceleration
time
optical head
encoder
Prior art date
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Application number
JP6285797A
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English (en)
Inventor
Hiroto Kitai
博人 北井
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH10255414A publication Critical patent/JPH10255414A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ヘッドと光カードの相対走査の加速時や
減速時に、正確に所定の切換速度で速度制御や位置制御
に切り換えることは困難であった。 【解決手段】 光学ヘッド2と光カード107の相対走
査時に、加速期間で加速し、所定速度に加速したら速度
制御を行い、所定距離を走査したら減速期間で減速し、
所定速度に減速したら位置制御を行う情報記録再生装置
において、光学ヘッドと光カードの相対移動速度を検出
する手段と、検出された速度から加速度を検出する手段
と、検出された加速度に基づいて現在の時間から目的と
する速度に到達するまでの残り時間を算出する手段と、
加速期間または減速期間に算出された残り時間に基づい
て加速から速度制御への切り換え、または減速から位置
制御への切り換えを行う手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に情
報の記録または記録情報の再生を行う情報記録再生装置
に関し、特に、記録媒体に情報の記録または再生を行う
ヘッド部と記録媒体の相対走査の制御に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に情報を記録し、あるいは
記録情報を再生する光学的情報記録再生装置において
は、レーザ光を用いて高密度情報記録媒体に大容量の情
報の記録再生を行っている。また、記録媒体としては、
ディスク状、カード状、テープ状のものなど種々のもの
が知られている。そのうち、カード状形状の光カード
は、持ち運びに便利な上、製造性に優れ、比較的大容量
であることから、今後の需要が期待されている。
【0003】このような光カードに記録再生を行う光カ
ード記録再生装置においては、光カードと光学ヘッド部
をトラック方向に相対的に走査し、光カードの情報トラ
ックに光ビームを走査することによって、情報の記録や
再生を行っている。また、光カード記録再生装置では、
情報の記録や再生を迅速で安定して行うためには、光学
ヘッド部の光ビームと記録媒体の相対走査を高速で行
い、また、走査速度を精度良く制御することが要求され
る。
【0004】そこで、従来においては、例えば、光学ヘ
ッド部と光カードを相対的に走査する手段としてVCM
モータ(ボイスコイルモータ)を用い、また、相対位置
を光学的エンコーダを用いて検出し、フィードバックを
かけることで、光ヘッド部と光カードの相対速度を精度
良く制御している。
【0005】図13はVCMモータを用いて光学ヘッド
部と光カードを相対的にトラック方向に走査する場合の
フローチャートを示している。図13において、まず、
走査を開始する場合、VCMモータに加速パルスを印加
し(S1)、光学ヘッド部をトラック方向に加速する。
一方、光カードはキャリッジ上に載置されていて、この
キャリッジはトラック方向に固定されている。また、光
学ヘッド部の走査方向に沿ってエンコーダスケールが配
置され、光学ヘッド部にはエンコーダセンサが設けられ
ている。光学ヘッド部が加速パルスの印加によってトラ
ック方向に加速を開始すると、エンコーダセンサがエン
コーダスケールに沿って走査し、エンコーダセンサから
信号が出力される。
【0006】エンゴーダスケールには一定のピッチでス
リットが形成されていて、エンコーダセンサからエンコ
ーダスケールのピッチごとに信号が出力される。更に、
この信号を波形整形することによって、1周期がスリッ
トの1ピッチに対応したエンコーダパルスが得られる。
制御部(図示せず)においては、エンコーダパルスを検
知し(S2)、得られたエンコーダパルスをもとに光学
ヘッド部と光カードの相対移動速度を算出する(S
3)。
【0007】具体的に説明すると、n個目のエンコーダ
パルスを検知する時点tn での相対移動速度vn は、 で得られる。ここで、xn はn個目のエンコーダパルス
の位置、xn-1 はn−1個目のエンコーダパルスの位置
である。Δxはこの2つの位置の差で、エンコーダスケ
ールのスリットの1ピッチに相当する距離である。Δx
は一定の値の定数である。また、tn は初期位置からn
個目のエンコーダパルスを検知するまでの時間、tn-1
は初期位置からその前のエンコーダパルスを検知するま
での時間である。
【0008】(tn −tn-1 )を測定するには、前回の
エンコーダパルスを検知した時点からタイマーを用いて
所定クロックのカウントを開始し、現在エンコーダパル
スを検知した時点までクロックをカウントする。この得
られたカウント値によってΔxに対応する時間を計測し
ている。制御部においては、このようにしてエンコーダ
パルスをもとに相対移動速度Vn を算出し、移動速度が
目標速度近傍の所定の速度vS に達しているかどうかを
判定する(S4)。もし、移動速度が所定速度に達して
いない場合は、S2〜S4の処理を繰り返し行い、エン
コーダパルスを検知するごとに相対移動速度を算出し、
移動速度が所定の速度に達しているかどうかを判定す
る。
【0009】移動速度が所定速度vs に到達すると、制
御部においては加速パルスの印加を停止し、光学ヘッド
部を所定の目標速度で移動させる速度制御に切り換え
(S5)、速度制御を行う(S6)。速度制御に際して
は、同様の方法でエンコーダパルスを検知するごとに移
動速度を検知し、所定の目標速度との差分に応じてVC
Mモータを駆動することによって、光学ヘッド部が目標
の一定速度で移動するように速度制御を行う。
【0010】一方、光学ヘッドが所定距離を走査する
と、速度制御を終了し、光学ヘッド部を減速させて所定
位置に停止させる制御を行う。図14はこの減速時の処
理フローを示している。図14において、減速を開始す
る場合、VCMモータに減速パルスを印加し(S1)、
加速時と同様にエンコーダパルスを検知する(S2)。
エンコーダパルスを検知すると、光学ヘッド部の速度V
n を算出し(S3)、所定の速度Vp に到達しているか
どうかを判定する(S4)。速度の検出は加速時と同様
に(1)式を用いて算出する。光学ヘッド部の速度が所
定の速度Vp に減速するまでS2〜S4の処理を繰り返
し行い、光学ヘッド部が所定の速度まで減速したら位置
制御に切り換えて(S5)、光学ヘッド部を所定の反転
停止位置に保持するための位置制御を行う(S6)。
【0011】
【課題を解決するための手段】従来の技術においては、
光学ヘッド部を加速する場合、光学ヘッド部と光カード
の相対移動速度をエンコーダパルスを検知するごとに算
出し、所定の速度に到達したときに速度制御に切り換え
ているため、切り換えタイミングはエンコーダスケール
のピッチで決まってしまい、正確に目標速度に到達した
時点で速度制御に切り換えることは困難であった。特
に、エンコーダスケールのピッチが大きい場合、速度制
御への切り換えが目標速度とずれてしまい、オーバーシ
ュートが大きくなるという問題があった。
【0012】この問題を図15を参照して説明する。図
15(a)は光学ヘッド部の移動時間と移動速度の関係
を示している。vT は目標速度、ΔvT は速度許容誤差
である。また、図15(b)はエンコーダパルスを示し
ている。まず、目標速度vTに対して±ΔvT 以内の誤
差で速度制御を行うものとし、加速時に速度制御に切り
換える場合、目標速度vT に対し、ΔvT だけ小さい所
定の速度vS に到達したときに速度制御に切り換えてい
る。図13のS4では、目標速度に対し、±ΔvT 以内
で速度制御を行うために、移動速度が所定の移動速度v
S に到達したところで、速度制御に切り換えている。
【0013】ここで、エンコーダパルスとして、図15
(b)のエンコーダパルスE1 が得られたとすると、図
15(a)のようにn個目のエンコーダパルスE1 が得
られたところで、相対移動速度vn は所定の速度vS
到達し、時刻t1 で加速制御から速度制御に切り換えら
れる。この場合は、図15(a)に実線の速度曲線で示
すように、時刻tA1にて移動速度はΔvT ±ΔvT に入
っており、以降、振動を繰り返しながら目標速度vT
収束していく。よって、この場合の加速所要時間は、t
A1である。
【0014】しかしながら、実際には、光学ヘッド部の
走査開始位置がずれていたり、エンコーダセンサやエン
コーダスケールに取り付け位置の誤差があったり、ある
いは加速時の加速度に変化を生じたりすることがある。
そのため、エンコーダパルスもこれらの誤差の影響を受
け、図15(b)にE2 として示すように正常なエンコ
ーダパルスに対し、タイミングにずれを生じることがあ
る。このようなエンコーダパルスE2 が出力されたとす
ると、図15(a)のようにn個目のエンコーダパルス
が検知された時点では、相対移動速度は所定の速度vS
に到達していないために、速度制御に切り換えられず、
そのまま加速が続けられる。そして、次にエンコーダパ
ルスを検知する時刻t2 で、移動速度は所定の速度vS
に到達したと判断して速度制御に切り換えられる。
【0015】しかし、エンコーダスケールなどの取り付
け位置の誤差によってエンコーダパルスがわずかにタイ
ミングのずれを生じても、速度制御に切り換えるタイミ
ングは大きくずれてしまい、このときはすでに相対移動
速度は所定の切換速度を大きく越えてしまう。即ち、図
15(a)に破線で示すように時刻t2 で速度制御に切
り換えると、移動速度は目標の速度制御範囲から外れて
おり、この時点で速度制御に切り換えるとオーバーシュ
ートが大きくなって、目標速度制御範囲vT ±ΔvT
収束するのは、時刻tA2となり、加速所要時間はエンコ
ーダパルスE1の場合のtA1に比べて大幅に増加してし
まう。
【0016】そのため、光学ヘッド部の加速に要する時
間や加速に必要な距離を設定する場合、エンコーダセン
サなどの取り付け位置の誤差などによる加速所要時間の
バラツキを考慮して、大きいマージンを設定しなければ
ならず、結局、光学ヘッド部と光カードの相対移動走査
に要する時間が増加し、記録時間や再生時間の高速化を
妨げるという問題があった。
【0017】また、図16(a)は減速時の時間と速度
の関係、図16(b)はエンコーダパルスを示してい
る。減速時において、エンコーダパルスがE3 のように
正常に出力された場合、n回目のエンコーダパルスが検
知された時間t=t3 でvn ≦vp になって、時刻t3
で位置制御に切り換えると、実線の速度曲線で示すよう
にt=tA3で目標位置に到達し、正常に減速を終了す
る。この場合の減速所要時間はtA3である。しかし、実
際には、加速時で説明したように走査開始位置がずれて
いたり、エンコーダスケールやエンコーダセンサの取り
付け位置の誤差などがあるため、エンコーダパルスがE
4 のように出力されると、n回目のエンコーダパルスが
出力された時点ではvp <vn であるので、位置制御へ
の切り換えは行われず、そのまま減速が続けられる。
【0018】しかし、このまま減速を続けると、図16
(a)に破線で示すようにt=t4で速度は0となっ
て、その後、これまでの走査方向とは逆方向の推力が光
学ヘッド部に加わって、反対方向に速度が増加してい
く。また、このようにt=t4 で方向が反転すると、単
相のエンコーダを用いている場合、方向反転を検知する
ことができず、E4 で示すようにエンコーダパルスのパ
ルス間隔が長くなって速度が低下したようになる。つま
り、この場合のn+1回目のエンコーダパルスは、1つ
前のn回目のエンコーダスリット位置の半周期手前に対
応し、エンコーダスリットの半周期の距離の分だけ遅れ
を生じる。そして、t=t5 でn+1回目のエンコーダ
パルスを検知し、この時点でvn ≦vp と判断して、減
速から位置制御に切り換えられる。
【0019】このように減速時においては、エンコーダ
パルスのずれによって位置制御に切り換えるタイミング
が所定の切換速度よりも大きくずれを生じ、図16
(a)に破線で示すようにオーバーシュートが大きくな
ってしまう。従って、所定の目標位置に収束するのはt
=tA4となって、減速所要時間はtA3に比べて大幅に長
くなってしまう。そのため、減速所要時間や距離を設定
する場合、前述のような減速所要時間のバラツキを考慮
してマージンを設定する必要があり、結局、減速時にお
いても、走査に要する所要時間が増加し、記録や再生の
高速化を阻害するという問題があった。
【0020】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、走査
に要する所要時間を短縮し、記録または再生時間の高速
化、あるいはシークの高速化を実現できる情報記録再生
装置を提供することを目的としたものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の以上のような目
的は、情報記録媒体に情報を記録または再生するヘッド
部と、前記ヘッド部と記録媒体を相対的にトラック方向
またはトラック横断方向に駆動する手段とを有し、前記
ヘッド部と記録媒体のトラック方向またはトラック横断
方向の走査時に、加速期間で加速し、所定速度に加速し
たら速度制御を行い、所定距離を走査したら減速期間で
減速し、所定速度に減速したら所定位置に位置制御を行
う情報記録再生装置において、前記ヘッド部と記録媒体
の相対移動速度を検出する手段と、検出された速度から
加速度を検出する手段と、検出された加速度に基づいて
現在の時間から目的とする速度に到達するまでの残り時
間を算出する手段と、前記加速期間または減速期間に前
記算出手段で算出された残り時間に基づいて加速から速
度制御への切り換え、あるいは減速から位置制御への切
り換えを行う手段とを有することを特徴とする情報記録
再生装置によって達成される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る
光学的情報記録再生装置の一実施形態の構成を示してい
る。図1において、107は情報記録媒体であるところ
の光カードであり、キャリッジ1上に載置されている。
光カード107の上面には、光学ヘッド2が設けられ、
光学ヘッド2から光カード107に記録再生用の光ビー
ム3を照射することによって、光カード107上に情報
の記録、あるいは記録情報の再生を行う。
【0023】光学ヘッド2はVCM(ボイスコイルモー
タ)4に固着されていて、VCM4の駆動によってトラ
ック方向に走査するように構成されている。キャリッジ
1はトラック方向に固定され、光学ヘッド2をトラック
方向に走査することによって光学ヘッド2と光カード1
07が相対的にトラック方向に走査するように構成され
ている。また、光学ヘッド2にはエンコーダセンサ6が
固着され、一方、装置本体内には光学ヘッド2の走査方
向に沿ってエンコーダスケール5が配設されている。エ
ンコーダスケール5には、一定間隔ごとに線状のスリッ
トが形成されている。
【0024】エンコーダセンサ6はフォトインタラプタ
からなっていて、その発光素子と受光素子(図示せず)
がエンコーダスケール5を挟むように配置されている。
これによって、光学ヘッド2の走査に伴なってエンコー
ダセンサ6がトラック方向に移動すると、エンコーダセ
ンサ5の受光素子からエンコーダスケール5のスリット
ごとに受光信号が出力される。エンコーダセンサ5の出
力信号は波形整形回路7で波形整形され、エンコーダパ
ルスが生成される。エンコーダパルスはMPU8に取り
込まれる。本実施形態では、エンコーダパルスとして、
エンコーダスケール5のスリットごとに立ち上がるパル
ス状の信号に整形している。また、光学ヘッド2には遮
光板11が固着され、装置本体内の光学ヘッド2の走査
終端位置には光学ヘッド2の反転位置を検出するための
位置センサ9、10が配置されている。
【0025】位置センサ9、10は各々フォトインタラ
プからなっていて、それぞれ光学ヘッド2が走査終端位
置に到達したときに遮光版11の先端によって遮光され
るように配置されている。位置センサ9、10の出力信
号は各々反転位置信号としてスイッチ12を経由してA
/Dコンバータ13に出力され、A/Dコンバータ13
でデジタル信号に変換してMPU8に取り込まれる。ス
イッチ12は、MPU8の制御によって走査方向に応じ
て切り換えられる。
【0026】MPU8は、本実施形態の光学的情報記録
再生装置に主制御回路として設けられたプロセッサ回路
である。MPU8では、位置センサ9、10の位置信号
に基づいて光学ヘッド2を所定の左右の走査反転停止位
置に保持するための位置制御を行う。また、連続的に光
学ヘッド2を走査するときは所定時間反転停止位置に保
持した後、反対方向に駆動して光学ヘッド2を往復走査
する制御を行う。更にMPU8では、波形整形回路7の
エンコーダパルスに基づいて光学ヘッド2の移動速度を
検出し、それに基づいて光学ヘッド2の走査制御のため
の演算処理を行う。MPU8の駆動データはD/Aコン
バータ14を介して駆動回路15に供給され、VCMモ
ータ4を駆動することによって光学ヘッド2の走査制御
を行う。光学ヘッド2の走査制御については詳しく後述
する。
【0027】図2は光学ヘッド2の構成を示している。
図中101は、記録、再生用光源の半導体レーザであ
る。半導体レーザ101から発したレーザビームはコリ
メータレンズ102で平行化された後、回析格子103
で3本のレーザビームに分割される。分割されたレーザ
ビームは偏光ビームスプリッタ104、1/4波長板1
05を経由して対物レンズ106に入射し、対物レンズ
106で集光することで光カード107上に微小光スポ
ットとして照射される。光カード107からの反射光
は、再び対物レンズ106、1/4波長板105を経由
して偏光ビームスプリッタ104に入射し、偏光ビーム
スプリッタ104でトーリックレンズ108側に反射さ
れる。
【0028】このようにして光カード107から反射し
たレーザビームは半導体レーザ101からの入射光と分
離され、トーリックレンズ108を通って光検出器10
9に導かれる。ここで、回析格子103で分割された3
本のレーザビームのうち0次回析光を用いて情報の記
録、再生、及びオートフォーカス制御を行い、±1次回
析光を用いてオートトラッキング制御を行う。オートフ
ォーカス制御は非点収差方式、オートトラッキング制御
は3ビーム方式を採用している。なお、図1ではオート
フォーカス制御とオートトラッキング制御を行う制御回
路については省略している。
【0029】図3(A)は光カード107の記録面を示
している。光カード107には、複数の情報トラックが
一定間隔をおいて平行に配列され、図3(a)ではその
一部をT1、T2、T3として示している。これらの情
報トラックはトラッキングトラックtt1〜tt4で区
分されている。トラッキングトラックは溝状に形成され
ていたり、あるいは情報トラックとは反射率の異なる物
質で形成されていて、このような構造によって情報トラ
ックと区分されている。トラッキングトラックはオート
トラッキング制御の際にトラッキング制御信号を得るた
めのガイドとして用いられる。
【0030】また、図3(A)において、110は光学
ヘッド2から照射された0次回析光の光スポット、11
1と112は±1次回析光の光スポットを示している。
光スポット110は情報トラックT3の中央に照射され
ていて、前述のように0次回析光の光スポット110を
用いて情報の記録、再生、オートフォーカス制御を行
う。また、光スポット111と112はトラッキンクト
ラックtt3とtt4に一部がかかるように照射され、
この光スポットの反射光からトラッキング制御信号を生
成し、得られたトラッキング制御信号を用いて光スポッ
ト110が情報トラックに追従して走査するようにトラ
ッキング制御を行う。
【0031】光学ヘッド2は前述のようにVCMモータ
4の駆動によってトラック方向に走査し、光スポット1
10〜112は光学ヘッド2の移動に伴なって同一の位
置関係を保ったまま光カード107上をトラック方向に
走査する。図3(B)はこの光学ヘッド2と光ード10
7が相対的にトラック方向に走査する場合の記録領域と
走査速度の関係を示している。横軸は光カード107の
左右方向の領域、縦軸は走査速度である。図3(B)に
おいて、光カード107の両端部には加減速領域があっ
て、この加減速領域で加速、減速を行う。また、加減速
領域の間の光カード107の中央部に一定速度で走査す
る定速走査領域があって、通常、この定速走査領域で情
報の記録、再生を行う。図3(B)の走査は前述のよう
にMPU8の制御によって行う。
【0032】図4は図3(A)の情報トラックT3付近
を拡大して示している。図4において、光スポット11
0は情報トラックT3の中央部を矢印方向に走査し、光
スポット111と112はトラッキングトラックtt
3、tt4に一部がかかった状態で矢印方向に走査して
いる。また、斜線部113a、b、cは記録用の光スポ
ット110で記録された記録情報を示している。一般
に、この記録情報は情報ピットと呼ばれている。これら
の情報ピットは周辺とは反射率が異なるため、再度弱い
光スポット110で走査すると、光スポット110の反
射光は情報ピット113a、b、cで変調されるので、
情報ピットに対応した再生信号を得ることができる。
【0033】図5は図2の光検出器109及びその検出
信号を処理するための信号処理回路を示している。図5
の信号処理回路は図1では省略している。図5におい
て、まず光検出器109は4分割光センサ114、光セ
ンサ115、116の3つの光センサから構成されてい
る。各々の光センサ上の光スポット110a、111
a、112aは、それぞれ図3(A)の光スポット11
0、111、112の反射光を示している。即ち、光ス
ポット110の反射光は4分割光センサ114、光スポ
ット111の反射光は光センサ115、光スポット11
2の反射光は光センサ116でそれぞれ受光している。
【0034】ここで、4分割光センサ114の各対角方
向同志のセンサ出力は、加算回路117、118でそれ
ぞれ加算される。加算回路117と118の出力信号は
更に加算回路121で加算され、情報再生信号RFとし
て出力される。情報再生信号RFは4分割光センサ11
4の総和信号に相当し、図示しない再生回路に送られて
2値化、復調処理など所定の信号処理を行うことで、再
生データとして出力される。また、加算回路117と1
18の出力信号は差動回路120で減算され、フォーカ
ス制御信号Afとして出力される。フォーカス制御信号
Afは4分割光センサ114の対角方向の和の差分に相
当している。
【0035】本実施形態では、前述のようにオートフォ
ーカス制御を非点収差方式で行い、図示しないフォーカ
ス制御回路においてフォーカス制御信号Afに基づいて
光学ヘッド2から照射された光スポットが光カード10
7上に焦点を結ぶようにオートフォーカス制御を行う。
また、光センサ115と116の出力信号は差動回路1
19で減算され、トラッキング制御信号Atとして出力
される。図示しないトラッキング制御回路においては、
トラッキング制御信号Atに基づいて光スポットが光カ
ード107の情報トラックに追従して走査するようにト
ラッキング制御を行う。なお、光カード107上に情報
を記録するには、MPU8の制御によって記録情報を変
調し、光学ヘッド2内の半導体レーザ101を変調信号
に応じて駆動し、この半導体レーザ101の光ビームを
光スポット110として情報トラック上に走査すること
によって情報の記録を行う。
【0036】次に、本実施形態による光学ヘッド2と光
カード107の相対走査制御について具体的に説明す
る。図6(a)は光学ヘッド2を走査するときの時間と
速度の関係、図6(b)はVCMモータ4に供給する駆
動信号を示している。まず、光学ヘッド2は図1の右端
部反転停止位置に位置制御されていて、光学ヘッド2に
固着された遮光板11の先端が位置センサ9の半分を遮
光しているものとする。この位置制御に際しては、MP
U8では、位置センサ9の出力信号をA/Dコンバータ
13でサンプリングし、サンプリング値が所定値となる
ように駆動信号値を算出し、駆動データとしてD/Aコ
ンバータ14に出力する。
【0037】D/Aコンバータ14では駆動データをア
ナログ値に変換して駆動回路15に出力し、駆動回路1
5では駆動信号を電力増幅してVCMモータ4に供給す
る。このような位置制御の働きによって光学ヘッド2は
右端部反転停止位置に位置制御されているものとする。
図6(b)のPSは、この位置制御の期間を示してい
る。この状態で、図6のA点で光学ヘッド2を図1のF
方向に走査しようとすると、まず、MPU8では加速用
の駆動データをD/Aコンバータ14に供給し、図6
(b)のように駆動回路15からVCMモータ4に加速
パルスを供給する。なお、図6(b)において、VCM
モータ4を駆動する場合、駆動信号VR で駆動力=0、
駆動信号VR +Va でF方向の駆動、駆動信号VR −V
a でR方向の駆動を行うものとする。
【0038】加速パルスを供給すると、VCMモータ4
の駆動によって光学ヘッド2はF方向に走査を開始し、
図6(a)のように光学ヘッド2の走査速度は直線的に
増加していく。また、光学ヘッド2の走査に伴なってエ
ンコーダセンサ6がF方向に移動し、エンコーダセンサ
6がエンコーダスケール5のスリットを通過するごとに
エンコーダセンサ6から受光信号が出力される。エンコ
ーダセンサ6の出力信号は、前述のように波形整形回路
7でエンコーダパルスに波形整形され、MPU8に取り
込まれる。MPU8では、詳しく後述するように加速時
において、エンコーダパルスを検知するごとに、所定の
切換速度に到達するまでの残り時間を算出する。
【0039】MPU8では、図6のB点において、光学
ヘッド2の移動速度が目標速度VTよりもやや小さい所
定の切換速度+VSHに到達すると、加速パルスの印加を
終了し、光学ヘッド2を一定の目標速度で移動させる速
度制御へ移行する。速度制御を行う場合、MPU8で
は、加速時と同様に光学ヘッド2の移動速度を検出し、
検出した移動速度と目標速度の差分に応じてVCMモー
タ4に駆動信号を供給する。これによって、光学ヘッド
2の移動速度にフィードバックがかかり、光学ヘッド2
は図6(a)に示すように一定の目標速度でF方向に走
査しつづける。MPU8では、この一定速度期間に各部
を制御して光カード107に情報の記録あるいは記録情
報の再生を行う。図6(b)のSSは、この速度制御期
間を示している。
【0040】一方、MPU8では、エンコーダパルスを
カウントし、光学ヘッド2の位置を検知している。即
ち、MPU8では、エンコーダパルスをカウントするこ
とよって光学ヘッド2の右端部反転停止位置からの移動
距離を検知し、光学ヘッド2が予め決められたC点に到
達すると、速度制御を終了して、図6(b)のようにV
CMモータ4に減速パルス(VR −Va )を供給する。
これによって、光学ヘッド2にブレーキがかかり、図6
(a)のように光学ヘッド2は急速に減速を開始する。
【0041】MPU8では、この減速中においては、詳
しく後述するようにエンコーダパルスを検知するごとに
位置制御に切り換える所定の切換速度に到達するまでの
残り時間を算出している。そして、図6(a)のように
D点において光学ヘッド2の移動速度が所定の切換速度
SLになると、減速パルスの印加を終了し、光学ヘッド
2をF方向の左端部反転停止位置に保持するための位置
制御を行う。位置制御に際しては、MPU8ではスイッ
チ12をa側に接続し、位置センサ10の出力信号をA
/Dコンバータ13から取り込み、位置センサ10の位
置信号が所定値となるようにVCMモータ4に駆動信号
を供給する。この位置制御の働きによって、図6(a)
のように光学ヘッド2の移動速度は0となって左端部反
転停止位置に停止する。
【0042】MPU8では、D点からE点まで位置制御
を行い、光学ヘッド2を所定時間だけ左端部反転停止位
置に保持すると、光学ヘッド2をR方向へ向けて走査す
る制御を開始する。R方向の走査は基本的にF方向の走
査と同じであるので、簡単に説明する。まず、MPU8
では、図6(b)のようにVCMモータ4に加速パルス
(VR −Va )を供給し、光学ヘッド2をR方向に加速
する。次いで、F点において、光学ヘッド2の移動速度
が所定の切換速度−VSHに到達すると、MPU8では同
様に加速パルスの供給を終了し、速度制御を行う。この
速度制御によってG点まで速度制御を行い、この一定速
度期間に光カード107に情報の記録や再生を行う。
【0043】光学ヘッド2がG点に到達すると、MPU
8では図6(b)のようにVCMモータ4に減速パルス
(VR +Va )を供給し、光学ヘッド2を減速させる。
そして、MPU8では、H点において光学ヘッド2の移
動速度が所定の速度−VSLに到達すると、同様に光学ヘ
ッド2をR方向の右端部反転停止位置に保持するための
位置制御を行う。なお、MPU8では、走査途中にスイ
ッチ12をb側に切り換えていて、位置センサ9の位置
信号をA/Dコンバータ13から取り込み、同様に位置
信号が所定値となるようにVCMモータ4に駆動信号を
供給することによって位置制御を行う。以上で一往復の
走査を終了し、続けて光学ヘッド2を走査するときは同
様の動作を繰り返し行う。
【0044】次に、加速時の走査制御について具体的に
説明する。図7はこの加速時の走査制御の処理の流れを
示している。図7において、まず、光学ヘッド2の走査
を開始する場合、MPU8では、図6(b)のような加
速パルスをVCMモータ4に供給する(S1)。本実施
形態では、図6(b)のように一定の加速パルスを供給
しているので、図6(a)のようにほぼ等加速度走査と
なる。次いで、エンコーダパルス検出し(S2)、エン
コーダパルスを検出したらエンコーダパルスの検出時間
から所定の切換速度に到達するまでの残りの時間間隔Δ
n-s を算出する(S3)。このΔtn-s を算出する方
法については詳しく後述する。なお、本実施形態では、
前述のようにエンコーダパルスはエンコーダピッチで立
ち上がるので、エンコーダパルスの立ち上がりを検知
し、エンコーダパルスの立ち上がりでΔtn-s を算出し
ている。
【0045】Δtn-s を算出すると、MPU8では再び
S2で次のエンコーダパルスを検出し、同様にΔtn-s
を算出する。次いで、MPU8では、エンコーダパルス
の立ち上がりを過ぎると(S2がN)、前回のエンコー
ダパルスの立ち上がりからの時間tがΔtn-s 以上経過
したかどうかを判断する(S4)。即ち、Δtn-s ≦t
であるかどうかを判定する。ここで、時間tがΔtn-s
を経過する以前に次のエンコーダパルスを検知すると、
再度S3でΔtn-s を算出し、S4で前回のエンコーダ
パルスの立ち上がりからの時間tがΔtn-s 以上経過し
ているかどうかを判断する。
【0046】このようにしてMPU8では、S2〜S4
の処理を繰り返し行い、エンコーダパルスの立ち上がり
を検出するごとに、Δtn-s を算出し、エンコーダパル
スの立ち上がりからの時間tがΔtn-s 以上経過してい
るかを判定する。そして、S4において、前回のエンコ
ーダパルスの立ち上がりからの時間tがΔtn-s を経過
して次のエンコーダパルスを検知しない場合、前回のエ
ンコーダパルスの立ち上がりからの時間tがΔtn-s
経過したときに、加速パルスの印加を終了し、速度制御
に切り換えを行う(S5)。この後、MPU8では、光
学ヘッド2が所定の目標速度で走査するように速度制御
を行う(S6)。
【0047】次に、図7のΔtn-s を算出する方法につ
いて具体的に説明する。図8はそのΔtn-s を算出する
処理フローを示している。また、図9(a)は図6のB
点近傍の時間と移動速度を拡大して示している。図9
(b)はエンコーダパルスを示している。図8におい
て、まず、光学ヘッド2が走査を開始すると(例えば、
F方向)、図9(a)のように速度が上昇し、図9
(b)のように波形整形回路7からエンコーダパルスが
出力される。MPU8では、エンコーダパルスが出力さ
れるごとに立ち上がりを検出する(S1)。
【0048】図9(a)において、t=tn-2 、t
n-1 、tn 、tn+1 …は、エンコーダパルスの立ち上が
りの時間である。また、この立ち上がり時間において、
光学ヘッド2の移動速度は各々v=vn-2 、vn-1 、v
n 、vn+1 、…である。但し、この速度はエンコーダパ
ルスの立ち上がり時点の実速度で、実際には測定できな
い速度である。MPU8では、このようにエンコーダパ
ルスが出力されるごとにエンコーダパルスの立ち上がり
を検知する。
【0049】ここで、光学ヘッド2は加速パルスの印加
によって速度が上昇し、図9(b)に示すようにn個目
のエンコーダパルスが出力された時間tn まで走査して
いるものとする。MPU8では、n個目のエンコーダパ
ルスの立ち上がりを検知すると、まず、時間tn と前回
のエンコーダパルスの立ち上がり時の時間tn-1 との間
の平均速度を算出する。具体的には、まず、図9におい
て、t=tn における光学ヘッド2の位置をxn とす
る。また、エンコーダスケール5のスリットのピッチΔ
xは一定で、 Δx=(xn+1 −xn ) =(xn −xn-1 ) =(xn-1 −xn-2 ) である。よって、MPU8では、tn とtn-1 間の平均
速度vn ′を次式で算出する(S2)。
【0050】vn ′=Δx/(tn −tn-1 ) 次いで、加速度αを算出する(S3)。但し、光学ヘッ
ド2は定加速度運動で加速しているものとする。この場
合、 xn =(1/2)αtn 2n =αtn の関係から、 vn ′=Δx/(tn −tn-1 ) =(α/2)・(tn 2−tn-1 2)/(tn −tn-1 ) =(α/2)・(tn +tn-1 ) =(vn +vn-1 )/2 の関係が成り立つ。ゆえに、平均速度vn ′はvn とv
n-1 の中点となる。よって、平均速度vn ′となるとき
の時刻tn ′は、 tn ′=(tn +tn-1 )/2 で得ることができる。
【0051】また、この場合、図9(a)に示すように
前回のエンコーダパルスの立ち上がり時間tn-1 と、更
にその前のエンコーダパルスの立ち上がり時間tn-2
の間の平均速度vn-1 ′、及びこの平均速度になるとき
の時間tn-1 ′は次式で得ることができる。この平均速
度及び時間は前回のエンコーダパルスの立ち上がり時に
得られていて、既知の値である。
【0052】 vn-1 ′=(xn-1 −xn-2 )/(tn-1 −tn-2 ) =(vn-1 +vn-2 )/2 tn-1 ′=(tn-1 +tn-2 )/2 従って、求めるべき加速度αは、以上の時間tn ′にお
ける平均速度vn ′、時間tn-1 ′における平均速度v
n-1 ′から、 α=(vn ′−vn-1 ′)/(tn ′−tn-1 ′) =(vn ′−vn-1 ′)/((tn −tn-2 )/2) で得ることができる。
【0053】なお、加速度αを算出する場合、前回のエ
ンコーダパルスの立ち上がり時に得られた加速度、前々
回のエンコーダパルスの立ち上がり時に得られた加速
度、…など以前の複数の加速度と平均値を求めてもよ
い。こうすることで、加速度の精度を高めることができ
る。
【0054】ここで、図9(a)の速度vS (図6のv
SHに対応)を加速から速度制御に切り換える所定速度と
し、その所定速度に到達するときの時刻をtS とする。
MPU8では、まず、先に得られたαを用いて時間t
n ′とtS 間の時間Δtn-s ′を算出する。このΔt
n-s ′を得るためには、光学ヘッド2は時刻tn ′から
等加速度αで速度が上昇しているので、所定速度vS
は、 vS =vn ′+α・Δtn-s ′ で得ることができる。従って、MPU8では、この関係
から時間tn ′から時間ts までの時間Δtn-s ′を次
式で算出する(S4)。
【0055】Δtn-s ′=(vS −vn ′)/α 最後に、MPU8では、得られた値を用いて、現在の時
間t=tn から所定の切換速度vs に到達する時間ts
までの残り時間Δtn-s を次式で算出する(S5)。
【0056】 Δtn-s =Δtn-s ′−((tn −tn-1 )/2) このようにしてMPU8ではΔtn-s を算出し、図7の
S4において現在の時間であるエンコーダパルスの立ち
上がり時点tn から残り時間Δtn-s を経過したときに
加速パルスを終了し、速度制御に切り換えを行う。図9
(c)に速度制御への切り換えタイミングを示してい
る。なお、図7で説明したが、MPU8では、エンコー
ダパルスの立ち上がりを検知するごとに(図9のt
n-2 、tn-1 、tn )、現在の時間から所定の切換速度
s に対応する時間ts までの残り時間Δtn-s を算出
している。そして、図9のn個目のエンコーダパルスを
検知した時間tn になると、残り時間Δtn-s 以上経過
しても次のエンコータパルスを検知することはなく、こ
の時間tn からΔtn-s を経過後の時間ts で速度制御
に切り換えを行う。
【0057】本実施形態では、加速時にエンコーダパル
スを検知するごとに現在の時間から所定の切換速度に対
応する時間までの残り時間を算出し、この残り時間に基
づいて加速から速度制御に切り換えているので、走査開
始位置のズレ、エンコーダセンサやエンコーダスケール
の取付位置の誤差、加速度の変化、あるいはエンコーダ
ピッチになど一切関係なく、正確に所定の切換速度で加
速から速度制御に切り換えることができる。従って、速
度制御への切り換え時に図15に実線の速度曲線で示す
ようなオーバーシュートが発生することはなく、速やか
に目標速度に収束し、これによって加速に要する所要時
間を大幅に低減でき、記録、再生時間を短縮することが
できる。
【0058】次に、減速時に減速から位置制御に切り換
えるときの動作について説明する。まず、加速から速度
制御に切り換えると、図6で説明したように光学ヘッド
2は一定の目標速度で走査し、所定距離を走査するとV
CMモータ4に減速パルスを印加する。図10はこの減
速時のMPU8の処理フローを示している。図10にお
いて、まず、減速を開始する場合、MPU8では図6
(a)のようにVCMモータ4に負の減速パルスを供給
し(S1)、光学ヘッド2にブレーキをかけて減速させ
る。この場合、一定の電流でVCMモータ4を減速して
いるので、光学ヘッド2はほぼ等加速度(負の加速度)
で減速していく。
【0059】MPU8では、加速時と同様に波形整形回
路7からのエンコーダパルスを検知し(S2)、エンコ
ーダパルスの立ち上がりの検知時間から位置制御に切り
換える所定の切換速度に到達する時間tp までの残り時
間Δtn-p を算出する(S3)。このΔtn-p を算出す
る方法については詳しく後述する。Δtn-p を算出する
と、MPU8では、S2で次のエンコーダパルスを検知
し、同様にΔtn-p を算出する。次いで、エンコーダパ
ルスの立ち上がりを過ぎると、前回のエンコーダパルス
の立ち上がりからの時間tがΔtn-p 以上経過したかど
うかを判断し(S4)、時間tがΔtn-p を経過する以
前に次のエンコーダパルスを検知すると再度S3でΔt
n-p を算出し、S4で前回のエンコーダパルスの立ち上
がりからの時間がΔtn-p 以上経過しているかどうかを
判定する。
【0060】このようにしてS2〜S4の処理を繰り返
し行い、エンコーダパルスの立ち上がりを検知するごと
にΔtn-p を算出し、エンコーダパルスの立ち上がりか
らの時間tがΔtn-p 以上経過したかどうかを判定す
る。そして、S4において、前回のエンコーダパルスの
立ち上がりからの時間tがΔtn-p を経過して次のエン
コーダパルスを検知しない場合、時間tがΔtn-p を経
過したときに減速パルスの印加を終了し、位置制御に切
り換えを行う(S5)。この後、MPU8では、前述の
ように光学ヘッド2が所定の反転停止位置に保持するよ
うに位置制御を行う(S6)。
【0061】次に、図10のΔtn-p を算出する方法に
ついて説明する。図11はその処理フロー、図12
(a)は図6の減速時のD点近傍の時間と速度を拡大し
て示している。また、図12(b)はエンコーダパルス
を示している。以下、図11、図12を参照しながら残
り時間Δtn-p を算出する方法について詳細に説明す
る。なお、この減速時のΔtn-p を算出する方法は基本
的に加速時のΔtn-s を算出する方法と同じである。
【0062】図11において、まず、光学ヘッド2を減
速する場合、前述のように波形整形回路7からエンコー
ダパルスが出力され、MPU8ではエンコーダパルスが
出力されるごとにその立ち上がりを検知する(S1)。
図12(a)において、t=tn-3 、tn-2 、tn-1
n …はエンコーダパルスの立ち上がり時間を示してい
る。また、この立ち上がり時間において、光学ヘッド2
の移動速度は各々v=vn-3 、vn-2 、vn-1 、vn
…である。但し、この速度はエンコーダパルスの立ち上
がり時点の実速度で、実際には測定できない速度であ
る。MPU8ではこのようにエンコーダパルスが出力さ
れるごとにエンコーダパルスの立ち上がりを検知する。
【0063】ここで、光学ヘッド2は減速パルスの印加
によって徐々に減速し、図12(b)に示すように、n
個目のエンコーダパルスが出力された時間tn まで減速
しているものとする。このn個目のエンコーダパルスの
立ち上がりを検知すると、まず、MPU8では1つ前の
エンコーダパルスの立ち上がり時間までの平均速度を算
出する。この場合、図12(a)において、t=tn
おける光学ヘッド2の位置をxn とし、エンコーダスケ
ール5のピッチΔxは一定で、 Δx=(xn+1 −xn ) =(xn −xn-1 ) =(xn-1 −xn-2 ) である。よって、MPU8では、加速時と同様にこの関
係からtn とtn-1 間の平均速度vn ′を算出する(S
2)。具体的には、この平均速度は、 vn ′=Δx/(tn −tn-1 ) で得られる。
【0064】次いで、加速度αを算出する(S3)。但
し、光学ヘッド2は前述のように定加速度運動で減速し
ている。ここで、 xn =(1/2)αtn 2n =αtn の関係から、 vn ′=Δx/(tn −tn-1 ) =(α/2)・((tn 2−tn-1 2)/(tn −tn-1 )) =(α/2)・(tn +tn-1 ) =(vn +vn-1 )/2 の関係が成り立つ。ゆえに、平均速度vn ′はvn とv
n-1 の中点となる。よって、平均速度vn ′となるとき
の時刻tn ′は、 tn ′=(tn +tn-1 )/2 で得ることができる。
【0065】また、tn-2 とtn-1 の間の平均速度v
n-1 ′は前回のエンコーダパルスの立ち上がり時に算出
されていて、既知の値である。この平均速度vn-1
は, vn-1 ′=(xn-1 −xn-2 )/(tn-1 −tn-2 ) =(vn-1 +vn-2 )/2 で得られる。また、この平均速度vn-1 ′になるときの
時間tn-1 ′は、 tn-1 ′=(tn-1 +tn-2 )/2 で得られる。
【0066】従って、加速度αn は時間tn ′における
平均速度vn ′、及び時間tn-1 ′における平均速度v
n-1 ′から、 αn =(vn ′−vn-1 ′)/(tn ′−tn-1 ′) =(vn ′−vn-1 ′)/((tn −tn-2 )/2) で得られる。ここで、vn ′<vn-1 ′、tn-2 <tn
であるので、加速度αnはマイナスの値となる。
【0067】また、加速度を算出する場合、1回の減速
期間において複数の加速度の平均値を算出する(S
4)。即ち、エンコーダパルスの立ち上がりを検知する
ごとに、加速度αn-2 、αn-1 、αn 、…を算出するの
で、その都度、加速度の平均値を算出する。この場合、 α=(αn-1 +αn )/2 を算出して前回の加速度との平均値を算出してもよい
し、あるいはそれ以上前の加速度を用いて3回分、4回
分、…の加速度の平均値を算出してもよい。こうするこ
とで、加速度の精度を高めることができる。
【0068】ここで、図12(a)の速度vp を減速か
ら位置制御に切り換える所定速度とし、その所定速度に
到達するときの時刻をtp とする。MPU8では、ま
ず、先に得られた加速度αを用いて、tn ′とtp 間の
時間Δtn-p ′を算出する(S5)。このΔtn-p ′を
得るために、光学ヘッド2は時刻tn ′から等加速度α
で速度が減速しているので、所定速度vp は、 vp =vn ′+α・Δtn-p ′ で得ることができ、更にこの関係からMPU8では、t
n ′からtp までの時間Δtn-p ′を次式で算出する
(S5)。
【0069】Δtn-p ′=(vp −vn ′)/α 最後に、MPU8では、得られた値を用いて、n個目の
エンコーダパルスの立ち上がり時点の現在の時間t=t
n から所定の切換速度vp に対応する時間tp までの残
り時間Δtn-p を次式で算出する(S6)。
【0070】 Δtn-p =Δtn-p ′−((tn −tn-1 )/2) このようにしてMPU8では、Δtn-p を算出し、図1
0のS4において現在の時間であるtn から残り時間Δ
n-p を経過したときに減速パルスを終了し、位置制御
への切り換えを行う。図12(c)はこの位置制御への
切換タイミングを示している。なお、図11、図12で
は現在の時間をtn として説明したが、図10で説明し
たように図12(a)のエンコーダパルスの立ち上がり
時間…、tn-3 、tn-2 、tn-1 でΔtn-p を算出して
いる。そして、n個目のエンコーダパルスの立ち上がり
の検知時間tn になったときに、時間Δtn-p 以上経過
しても次のエンコーダパルスを検知しないので、時間t
n から時間Δtn-p を経過したときに位置制御への切り
換えを行う。
【0071】本実施形態では、減速時においても、エン
コーダパルスを検知するごとに現在の時間から所定の切
換速度に対応する時間までの残り時間を算出し、残り時
間に基づいて減速から位置制御に切り換えているので、
加速時と同様に走査開始位置のズレ、エンコーダスケー
ルやエンコーダセンサの取付位置の誤差、あるいはエン
コーダピッチなどに一切関係なく、正確に所定の速度で
位置制御に切り換えることができる。従って、図16に
実線の速度曲線で示すようにオーバーシュートが大きく
なって走査方向が反転するようなことはなく、速やかに
所定の位置に保持することができる。これによって、減
速に要する所要時間を大幅に低減でき、記録、再生時間
を短縮することができる。
【0072】なお、以上の実施形態では、光学ヘッド2
をトラック方向に走査しているが、光学ヘッド2は固定
として、光カード107(キャリッジ)をトラック方向
に走査してもよい。また、以上の実施形態では、光学ヘ
ッド2と光カード107をトラック方向に相対的に走査
する例を示したが、本発明は、これに限ることなく、光
学ヘッドと記録媒体をトラック横断方向に相対的に走査
するシーク制御にも使用することができる。
【0073】具体的には、光学ヘッドと記録媒体を所定
の駆動手段を用いて相対的にトラック横断方向に走査
し、光学ヘッドを所望のトラックにアクセスするシーク
制御においては、先の説明と同様に加速時に現在の時間
から所定の切換速度に対応する残り時間を算出し、得ら
れた残り時間に基づいて速度制御に切り換えればよい。
また、シーク制御の減速時においても、同様に所定の切
換速度に対応する時間までの残り時間を算出し、残り時
間に基づいて減速を終了し、位置制御に切り換えるもの
とする。但し、位置制御への切り換えを行う場合、トラ
ッキングサーボをオンし、図5のトラッキング制御信号
に基づいて位置制御を行い、目的のトラックに位置決め
するものとする。
【0074】また、シーク制御においては、エンコーダ
は不要で、光学ヘッドがトラックを横断するときに得ら
れるトラック横断信号(光学ヘッドがトラックを横断す
るときのトラッキング制御信号をパルス状に波形整形し
た信号)を用いることができる。トラック横断信号は、
周知のように1本のトラックに1周期が対応したパルス
信号として出力されるので、エンコーダパルスをトラッ
ク横断信号に置き換えることができる。
【0075】従って、このシーク制御に際しては、トラ
ック横断信号を検知するごとに、図8、図11で説明た
ような平均速度、加速度、残り時間Δtn-s 、Δtn-p
を算出し、この残り時間に基づいて速度制御への切り換
え、あるいは位置制御への切り換えを行うものとする。
このようにシーク制御に用いることによって、加速時あ
るいは減速時に正確に所定の切換速度で切り換えられ、
シークに要する時間を短縮することができる。
【0076】更に、以上の実施形態では、エンコーダス
ケールとエンコーダセンサからなるリニアエンコーダを
用いたが、これ以外にも、例えばロータリエンコーダや
磁気式エンコーダを用いてもよい。また、実施形態で
は、加速時、減速時に等加速度走査をしていると説明し
たが、加速度が変化する場合は、加速度の変化曲線を求
めて、それを用いて加速度を補間すればよい。
【0077】また、以上の実施形態では、光カードを用
いた光学的情報記録再生装置を例として説明したが、本
発明は、これに限ることなく、例えば、磁気記録装置な
どにも使用できることは言うまでもない。更に、減速時
において、減速パルスを印加して所定速度になったとき
に位置制御に切り換えているが、減速期間に速度制御に
よって一定の低速度に制御し、それから位置制御を行っ
てもよいし、一定の低速度でなくても速度制御によって
徐々に減速し、所定速度になったら位置制御に切り換え
てもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
速時または減速時に現在の時間から所定の目的とする速
度に到達するまでの残り時間を算出し、得られた残り時
間に基づいて速度制御への切り換え、または位置制御へ
の切り換えを行っているので、走査開始位置のズレ、エ
ンコーダスケールやエンコーダセンサの取付位置の誤差
あるいはエンコーダピッチなどに一切関係なく、正確に
所定の速度で速度制御または位置制御に切り換えること
ができる。従って、トラック方向の走査においては、速
度制御への切換時または位置制御への切換時にオーバー
シュートが発生することはなく、加速または減速に要す
る所要時間を大幅に低減でき、記録または再生時間の高
速化を実現することができる。また、トラック横断方向
の走査においては、高速シークを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録再生装置の一実施形態の構成
を示した図である。
【図2】図1の実施形態の光学ヘッドを詳細に示した図
である。
【図3】図1の実施形態に用いられる光カード及び光カ
ードの領域に対する走査速度の関係を示した図である。
【図4】図3の光カードの一部を拡大して示した図であ
る。
【図5】図1の実施形態の情報再生信号、トラッキング
制御信号及びフォーカス制御信号を生成する信号処理回
路を示した図である。
【図6】図1の実施形態の光学ヘッドと光カードとの走
査時間と走査速度の関係、及び走査時間に対するVCM
モータの駆動信号を示した図である。
【図7】図1の実施形態の光学ヘッドの加速時における
走査制御を説明するためのフローチャートである。
【図8】図7のフローチャートのΔtn-s を算出する方
法を詳細に示したフローチャートである。
【図9】図6のB点近傍の走査時間と走査速度の関係、
及びエンコーダパルスを示した図である。
【図10】図1の実施形態の光学ヘッドの減速時におい
て走査制御を説明するためのフローチャートである。
【図11】図10のフローチャートのΔtn-p を算出す
る方法を詳細に示したフローチャードである。
【図12】図6のD点近傍の走査時間と走査速度の関
係、及びエンコーダパルスを示した図である。
【図13】従来の光カードと光学ヘッド部の加速時にお
ける走査制御を説明するためのフローチャートである。
【図14】従来の光カードと光学ヘッド部の減速時にお
ける走査制御を説明するためのフローチャートである。
【図15】従来の光カードと光学ヘッド部との相対走査
の加速時における問題点を説明するための図である。
【図16】従来の光カードと光学ヘッド部との相対走査
の減速時における問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 光学ヘッド 4 VCMモータ 5 エンコーダスケール 6 エンコーダセンサ 7 波形整形回路 8 MPU 9、10 位置センサ 11 遮光板 12 スイッチ 13 A/Dコンバータ 14 D/Aコンバータ 15 駆動回路 107 光カード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体に情報を記録または再生す
    るヘッド部と、前記ヘッド部と記録媒体を相対的にトラ
    ック方向またはトラック横断方向に駆動する手段とを有
    し、前記ヘッド部と記録媒体のトラック方向またはトラ
    ック横断方向の走査時に、加速期間で加速し、所定速度
    に加速したら速度制御を行い、所定距離を走査したら減
    速期間で減速し、所定速度に減速したら所定位置に位置
    制御を行う情報記録再生装置において、前記ヘッド部と
    記録媒体の相対移動速度を検出する手段と、検出された
    速度から加速度を検出する手段と、検出された加速度に
    基づいて現在の時間から目的とする速度に到達するまで
    の残り時間を算出する手段と、前記加速期間または減速
    期間に前記算出手段で算出された残り時間に基づいて加
    速から速度制御への切り換え、あるいは減速から位置制
    御への切り換えを行う手段とを有することを特徴とする
    情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
    いて、前記相対移動度検出手段は、エンコーダによるエ
    ンコーダパルスに基づいて相対移動速度を検出すること
    を特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
    いて、前記相対移動速度検出手段は、トラック横断信号
    に基づいて相対移動速度を検出することを特徴とする情
    報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
    いて、前記加速度検出手段は、前記加速期間または減速
    期間に、1回の加速中または減速中の加速度の平均値を
    算出することを特徴とする情報記録再生装置。
JP6285797A 1997-03-17 1997-03-17 情報記録再生装置 Pending JPH10255414A (ja)

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