JPH07169065A - 光ディスクのアクセス制御装置 - Google Patents

光ディスクのアクセス制御装置

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Publication number
JPH07169065A
JPH07169065A JP30936793A JP30936793A JPH07169065A JP H07169065 A JPH07169065 A JP H07169065A JP 30936793 A JP30936793 A JP 30936793A JP 30936793 A JP30936793 A JP 30936793A JP H07169065 A JPH07169065 A JP H07169065A
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JP
Japan
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actuator
track
optical head
optical
head
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JP30936793A
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English (en)
Inventor
Ken Hokkezu
建 法華津
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、光スポットを確実に目標トラックに
到達させることができる光ディスクのアクセス制御装置
を提供する。 【構成】アクセス動作開始により、トラッキングアクチ
ュエータ5に過減速パルス生成手段10からの加速パル
スに対応する駆動電流を供給し、その後に位置制御手段
7の目標値を目標トラック方向にシフトさせることによ
り、ヘッドアクチュエータ3の電流の立ち上がりが遅い
場合でも光ビーム20が目標トラックに対して逆方向に
移動することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクの駆動装置
に用いられ、光スポットを任意のトラックにアクセスさ
せるためのアクセス制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】円盤状の記録媒体に光ビームを照射して
光学的に記録再生を行う光ディスク装置では、光ビーム
のスポットを記録媒体上の任意の目標トラックにアクセ
スさせるために、光学ヘッドを記録媒体の半径方向全域
に渡って移送する粗アクチュエータと、この光学ヘッド
から出射される光ビームのスポットをトラックと直交す
る方向に微小範囲内で移動させる精アクチュエータとを
備えたアクセス制御装置が用いられている。
【0003】しかして、従来、この種のアクセス制御装
置として、特開平1−158624号公報に開示された
もの知られている。図3は、かかるアクセス制御装置の
一例を示すもので、情報を記録再生すべきトラックが同
心円状または螺旋状に設けられた光ディスク23に対し
て光学ヘッド27を配置し、この光学ヘッド27より光
ビーム24を照射し、光ディスク23上の情報を記録再
生するようにしている。
【0004】光学ヘッド27は、キャリッジ29により
移動可能に保持され、キャリッジ29は、ヘッドアクチ
ュエータ28によって光ビーム24のスポットを光ディ
スク23のトラックを横断する方向に駆動するようにし
ている。また、光学ヘッド27は、光ビーム24のスポ
ットを所定のトラックに照射させるためのトラッキング
アクチュエータ26を備えており、このトラッキングア
クチュエータ26により、集光レンズを駆動することに
よって光学ヘッド27の移動方向に光ビーム24のスポ
ットを移動させるようになっている。
【0005】また、光学ヘッド27には、2分割検出器
25を配設している。この2分割検出器25は、2つの
光センサ251、252を有し、各センサ251、25
2に入射した光ディスク23からの反射光量に対応した
電気信号を減算増幅器30及び加算増幅器31に出力す
るようにしている。
【0006】減算増幅器30は、2分割検出器25の各
センサ251、252からの電気信号を受けて、光ビー
ム24のスポットが光ディスク23のトラックを横断移
動するのに対応した差信号(トラック横断信号)をトラ
ック計数手段34へ出力するようにしている。
【0007】トラック計数手段34は、減算増幅器30
から出力されるトラック横断信号と外部から入力される
トラックアクセス数とを入力して目的位置までの残トラ
ック数を基準速度決定手段35に出力する。
【0008】基準速度決定手段35は、トラック計数手
段34からの出力信号と基準速度方向信号とを入力し、
基準速度出力値とその出力の極性を決定し、速度制御手
段36に出力する。
【0009】速度検出手段33は、減算増幅器30から
出力されるトラック横断信号と2分割検出器25からの
出力の和である加算増幅器31の出力信号とを入力して
光ビーム24のスポットの移動速度を検出し、さらに移
動方向を検出することにより、移動速度出力の極性を決
定した信号を速度制御手段36に出力するようにしてい
る。また、速度検出手段33には、アクセスの開始を指
令する信号が入力され、アクセスの開始から一定期間は
速度検出を行なわないようになっている。これは、アク
セス開始直後はヘッドアクチュエータ28によってキャ
リッジ29の動く速度が小さく、不正確な速度検出値が
出力されるのを防止するためである。
【0010】速度制御手段36は、基準速度決定手段3
5からの出力信号と速度検出手段33からの出力信号と
の出力差を検出し、その差信号に基づきヘッドアクチュ
エータ28の速度を制御するものである。
【0011】そして、トラッキング手段32は、目的位
置までの残トラック数がゼロになるタイミングで、減算
増幅器30からの出力であるトラッキングエラー信号に
基づいてトラッキングアクチュエータ26を制御する位
置決め制御を開始し、光ビーム24のスポットを目標ト
ラックに位置決めすることにより、光ビーム24のスポ
ットを目標とするトラックにアクセスさせ、目標トラッ
ク上に位置決めできるようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
アクセス制御装置において、光学ヘッド27を駆動する
光ヘッドアクチュエータ28は、コイルと磁気回路によ
って構成されている。そして、このような光ヘッドアク
チュエータ28は、光学ヘッド27を光ディスク23の
半径方向全体に渡って移動可能にしているため、センタ
ーヨークの断面積が大きくなる傾向にある。
【0013】ところが、センターヨークの断面積が大き
くなると、コイルのインダクタンスが大きくなって、駆
動時の印加電流の立ち上がりの遅れ時間が増大し、アク
セス動作を開始した際に、加速度が目標値まで達するの
に時間がかかってしまう。
【0014】このことは、アクセス開始時に、ヘッドア
クチュエータ28が発生する加速度が光ディスクのトラ
ックの偏心加速度よりも小さい場合、光スポットは、目
標トラックに対する移動予定方向と反対の方向に移動す
るが、ここで想定しているトラック計数手段34は、単
にトラックを横断したかどうかだけをみているのみで、
移動方向の判定を行っていないので、移動予定方向と反
対方向についても正常に前進しているとしてカウントを
続ける。
【0015】このことは、ヘッドアクチュエータ28の
発生する加速度が十分大きくなって正しい進行方向に移
動しても、最初の部分で横断トラック数が誤ったカウン
トが行われているため、目標トラック位置からずれたト
ラックに移動してしまう。
【0016】このように、アクセス動作によって誤った
トラックに到達するため、その後に補正のためのトラッ
クジャンプが必要となってアクセス時間が増大するとい
う問題点があった。
【0017】また、アクセス終了時のトラッキングサー
ボ引き込み時、光ヘッドアクチュエータに減速信号(電
流信号)を印加する際に、光ヘッドアクチュエータの印
加電流の立ち上りが遅いと、停止に必要な加速度が目標
値に達するまでに時間遅れが発生し、トラッキングサー
ボ引き込み後も光ヘッドアクチュエータが停止出来ず、
引き込みに失敗する可能性が大きくなり、この結果、ア
クセス時間が増大する問題点があった本発明は、上記事
情に鑑みてなされたもので、光スポットを確実に目標ト
ラックに到達させることができる光ディスクのアクセス
制御装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
トラックを有する光ディスクのトラックに対して光スポ
ットを照射する光学ヘッドと、この光学ヘッドを前記光
ディスクのトラックを横断する方向に移送する第1のア
クチュエータと、前記光学ヘッドの光スポットを前記光
ディスクの所定トラックに照射させる第2のアクチュエ
ータと、アクセス動作時に前記第2のアクチュエータに
対して加速パルスを出力する加速パルス発生手段と、こ
の加速パルス発生手段の加速パルスの終了により前記光
学ヘッドに対する前記第2のアクチュエータの相対位置
が前記光学ヘッドに対し目標トラック方向に所定量シフ
トするように制御する位置制御手段と、前記アクセス動
作時の前記第1のアクチュエータによる前記光学ヘッド
の移送にともない前記光ディスクに照射される光スポッ
トの反射光量の変化から該光スポットが横断するトラッ
ク数を計数するトラックカウント手段と、このトラック
カウント手段のカウント値に基づいて前記第1のアクチ
ュエータの移送速度を制御する速度制御手段とにより構
成されている。
【0019】また、本発明によれば、複数のトラックを
有する光ディスクのトラックに対して光スポットを照射
する光学ヘッドと、この光学ヘッドを前記光ディスクの
トラックを横断する方向に移送する第1のアクチュエー
タと、前記光学ヘッドの光スポットを前記光ディスクの
所定トラックに照射させる第2のアクチュエータと、ア
クセス動作時に前記第2のアクチュエータに対して加速
パルスを出力する加速パルス発生手段と、この加速パル
ス発生手段の加速パルスの終了により前記光学ヘッドに
対する前記第2のアクチュエータの相対位置が前記光学
ヘッドに対し目標トラック方向に所定量シフトするよう
に制御する位置制御手段と、前記アクセス動作の前記第
1のアクチュエータによる前記光学ヘッドの移送にとも
ない前記光ディスクに照射される光スポットの反射光量
の変化から該光スポットが横断するトラック数を計数す
るトラックカウント手段と、このトラックカウント手段
のカウント値に基づいて前記第1のアクチュエータの移
送速度を制御する速度制御手段と、前記第1のアクチュ
エータにより移送される前記光学ヘッドの光ポットの目
標トラックに対する残りトラック数が所定値になると前
記第1および第2のアクチュエータに対して減速パルス
を出力する減速パルス発生手段とにより構成されてい
る。
【0020】
【作用】この結果、本発明によれば、アクセス動作開始
により、第2のアクチュエータに対して加速パルス発生
手段より加速パルスを与え、この加速パルスの終了後に
位置制御手段により光学ヘッドに対する前記第2のアク
チュエータの相対位置が前記光学ヘッドに対し目標トラ
ック方向に所定量シフトするように制御しているので、
第1のアクチュエータの電流の立上がりが遅い場合に
も、光学ヘッドの光ポットが目標トラックに対して逆方
向に移動するのを防止でき、トラックカウント手段での
トラックカウントを正確に行うことができる。
【0021】また、本発明によれば、アクセス動作終了
時に減速パルスを印加してトラッキングサーボに引き込
む際にも、第2アクチュエータが第1アクチュエータに
対して目標トラック側にシフトしていることから、第1
アクチュエータを減速させる駆動電流の立ち上がりが遅
い場合にも、第1アクチュエータを確実に停止できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。図1は同実施例の概略構成を示している。図におい
て、1は情報を記録再生すべきトラックを同心円状また
は螺旋状に形成した光ディスクで、この光ディスク1に
対して光ビーム20を照射し情報を記録再生する光学ヘ
ッド2を設けている。
【0023】光学ヘッド2は、キャリッジ21により移
動可能に保持され、このキャリッジ21は、ヘッドアク
チュエータ3によって光ビーム20のスポットを光ディ
スク1のトラックを横断する方向に駆動するようにして
いる。
【0024】また、光学ヘッド2は、光ビーム20のス
ポットを所定のトラックに照射させるためのトラッキン
グアクチュエータ5を備えており、このトラッキングア
クチュエータ5を用い図示しない集光レンズを駆動する
ことによって、光学ヘッド2の移動方向に光ビーム20
のスポットを移動させることが可能になっている。
【0025】また、光学ヘッド2には2分割検出器4を
配設している。この2分割検出器4は、2つの光センサ
41、42を有し、各センサ41、42から入射した光
ディスク1からの反射光量に対応した電気信号を減算増
幅器8に与えるようにしている。
【0026】減算増幅器8は、2分割検出器4の各セン
サ41、42からの電気信号を受けて、光ビーム20の
スポットが光ディスク1を横断するのに対応した差信号
(トラッキングエラー信号)をトラックカウンタ13、
トラッキング制御手段9および速度検出手段16に与え
るようにしている。
【0027】トラッキングアクチュエータ5とヘッドア
クチュエータ3に対応して位置センサ6を設けている。
この位置センサ6は、トラッキングアクチュエータ5と
ヘッドアクチュエータ3との相対位置を示す検出信号を
生成し、位置制御手段7に与えるようにしている。
【0028】位置制御手段7は、位置センサ6の検出信
号によりトラッキングアクチュエータ5とヘッドアクチ
ュエータ3との相対変位が目標値に追従するように、ス
イッチ11の接点a、ドライブアンプ12を介してトラ
ッキングアクチュエータ5を制御するようにしている。
【0029】トラッキング制御手段9は、減算増幅器8
の差信号に基づいて光ビーム20のスポットが光ディス
ク1のトラックに追従するようにスイッチ11の接点
b、ドライブアンプ12を介してトラッキングアクチュ
エータ5を制御するようにしている。
【0030】加減速パルス生成手段10は、加速および
減速パルスを生成するもので、これら加速および減速パ
ルスをスイッチ11の接点c、ドライブアンプ12を介
してトラッキングアクチュエータ5に与えるようにして
いる。
【0031】トラックカウンタ13は、減算増幅器8の
差信号を2値化し、移動トラック数をカウントして、基
準速度生成手段14およびコントローラ22に出力する
ようにしている。
【0032】基準速度生成手段14は、トラックカウン
タ13により出力される移動トラック数に応じたカウン
ト値を速度指示値として速度制御手段15に与えるよう
にしている。
【0033】速度検出手段16は、トラッキングエラー
信号を2値化したパルスの周期の逆数を算出して速度検
出を行うようにしている。速度制御手段15は、速度検
出手段16で検出した実速度と基準速度生成手段14か
ら出力された指示速度により、スイッチ18の接点a、
ドライブアンプ19を介してヘッドアクチュエータ3の
速度制御を行うようにしている。
【0034】そして、減速パルス生成手段17は、減速
パルスを生成するもので、この減算パルスをスイッチ1
8の接点c、ドライブアンプ19を介してヘッドアクチ
ュエータ3に与えるようにしている。
【0035】次に、以上のように構成した実施例の動作
を図2に従い説明する。まず、期間Aに示すトラッキン
グ動作では、コントローラ22によりスイッチ11が接
点b側に設定される。
【0036】この状態で、減算増幅器8の出力するトラ
ッキングエラー信号に基づいて、トラッキング制御手段
9によりドライブアンプ12を通してトラッキングアク
チュエータ5が駆動され、光ビーム20のスポットを光
ディスク1のトラックに追従させるトラッキング制御が
実行される。
【0037】この時、コントローラ22によりスイッチ
18は、接点b側に設定されていて、ドライブアンプ1
9の入力側は開放されている。次に、期間Bで示すアク
セス動作の場合、まず、コントローラ22によりスイッ
チ11は接点c側に、スイッチ18は接点a側にそれぞ
れ切り換えられる。
【0038】この状態で、図2(a)に示すタイミング
で加減速パルス生成手段10より加速パルスが出力され
る。この場合の加速パルスは、偏心等の外乱加速度によ
り光ビーム20のスポットが目標トラックに対して逆方
向に移動しないような外乱加速度よりも大きなものから
なっている。そして、この加速パルスは、ドライブアン
プ12を通して同図(c)に示す駆動電流としてトラッ
キングアクチュエータ5に与えられる。
【0039】また、この加速パルスが終了するタイミン
グで、コントローラ22によりスイッチ11が接点a側
に切り換えられ、位置制御手段7によるトラッキングア
クチュエータ5の位置制御モードに移行される。この場
合のトラッキングアクチュエータ5の位置制御の目標値
は、トラッキングエラー信号の生成に支障がない程度に
目標トラック側にオフセットさせている。つまり、ここ
でのオフセット量は、シーク時にトラツキングエラー信
号を2値化してトラックカウントおよび速度検出を行な
うのに支障がない程度のものとしている。
【0040】一方、このアクセス動作では、スイッチ1
8が接点a側に切り換えられているので、速度制御手段
15によるヘッドアクチュエータ3の速度制御モードが
設定される。
【0041】この速度制御モードでは、トラッキングエ
ラー信号がトラックカウンタ13に入力されることで、
光スポットが横断するトラック数がカウントされる。そ
して、基準速度生成手段14により残りの移動トラック
数に応じた基準速度が生成され、速度制御手段15によ
り、速度検出手段16より出力する実速度との速度誤差
に基づいた出力が生成され、ドライブアンプ19を通し
て同図(d)に示す駆動電流としてヘッドアクチュエー
タ3に送られる。
【0042】これにより、同図(e)に示すようなヘッ
ドアクチュエータ3のトラックに対する相対速度が得ら
れ、また、同図(f)に示すようなヘッドアクチュエー
タ3に対するトラッキングアクチュエータ5の相対変位
が得られ、アクセス動作時のトラッキングアクチュエー
タ5のヘッドアクチュエータ3に対する相対位置は、目
標トラック方向にシフトしている。
【0043】その後、ヘッドアクチュエータ3による光
ビーム20のディスク1のトラックを横断する方向の移
動が進んで、目標トラックに対する残りのトラック数が
所定の値になると、コントローラ22によりスイッチ1
1およびスイッチ18がそれぞれ接点c側に切り換えら
れる。
【0044】すると、これらのスイッチ11、18の切
り換えタイミングにより、加減速パルス生成手段10お
よび減速パルス生成手段17より、同図(a)(b)に
示す減速パルスが出力され、トラッキングアクチュエー
タ5およびヘッドアクチュエータ3に送られる。この場
合、加減速パルス生成手段10より同図(a)に示す減
速パルスが出力されると、ドライブアンプ12を通して
同図(c)に示す駆動電流としてトラッキングアクチュ
エータ5に送られる。一方、減速パルス生成手段17よ
り同図(b)に示す減速パルスが出力されると、ドライ
ブアンプ19を通して同図(d)に示す駆動電流として
ヘッドアクチュエータ3に送られる。
【0045】その後、加減速パルス生成手段10からの
減速パルスが終了するタイミングで、コントローラ22
によりスイッチ11が接点b側に、また減速パルス生成
手段17からの減速パルスが終了するタイミングで、コ
ントローラ22によりスイッチ18が接点b側に切り換
えられ、これにより減算増幅器8の出力するトラッキン
グエラー信号に基づき、トラッキング制御手段9により
ドライブアンプ12を介してトラッキングアクチュエー
タ5を駆動し、光ビーム20のスポットを光ディスク1
のトラックに追従させるような期間Cに示すトラッキン
グ制御モードに移行されるようになる。
【0046】従って、このようにすれば、アクセス動作
では、トラッキングアクチュエータ5に過減速パルス生
成手段10からの加速パルスに対応する駆動電流を供給
し、その後に位置制御手段7の目標値を目標トラック方
向にシフトさせるようにしているので、ヘッドアクチュ
エータ3の電流の立ち上がりが遅い場合でも光ビーム2
0が、目標トラックに対して逆方向に移動することを防
止できる。これにより、アクセス開始時にトラックカウ
ントを正確に行うことができるので、光スポットを確実
に目標に到達させることができる。
【0047】また、アクセス動作終了とともにヘッドア
クチュエータ3およびトラッキングアクチュエータ5に
減速パルスを印加する際にも、位置制御手段7の目標値
が目標トラック方向にシフトしていて、トラッキングア
クチュエータ5は、ヘッドアクチュエータ3に対し目標
トラック側に変位することから、ヘッドアクチュエータ
3の駆動電流の立ち上がりが遅く、目標の減速加速度ま
で達するのに遅れが発生しても、ヘッドアクチュエータ
3とトラッキングアクチュエータ5の相対変位がゼロに
なる位置では、ヘッドアクチュエータ3を確実に停止さ
せることができる。
【0048】また、ヘッドアクチュエータ3の駆動電流
の立ち上がりが遅くても安定したアクセス動作が行える
ことは、ドライブアンプ19の電源電圧を下げることが
可能となるため、装置の低消費電力化、及びコストダウ
ンを図ることもできるようになる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
クセス動作の開始により、第2のアクチュエータに対し
て加速パルス発生手段より加速パルスを与え、この加速
パルスの終了後に位置制御手段により光学ヘッドに対す
る前記第2のアクチュエータの相対位置が前記光学ヘッ
ドに対し目標トラック方向に所定量シフトするように制
御しているので、第1アクチュエータの駆動電流の立ち
上がりが遅い場合でも光スポットが逆方向に移動しない
ようにしてトラックカウントを正確に行うことができ、
光スポットを確実に目標トラックに到達させることがで
きる。
【0050】また、アクセス動作終了時に減速パルスを
印加してトラッキングサーボに引き込む際にも、第2ア
クチュエータが第1アクチュエータに対して目標トラッ
ク側にシフトしているので、第1アクチュエータを減速
させる駆動電流の立ち上がりが遅い場合でも、確実に粗
アクチュエータを停止できるので、安定したアクセス動
作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す図。
【図2】一実施例を説明するためのタイムチャート。
【図3】従来の光ディスクのアクセス制御装置の概略構
成を示す図。
【符号の説明】
1…光ディスク、 2…光学ヘッド、 3…ヘッドアクチュエータ、 4…2分割検出器、 5…トラッキングアクチュエータ、 6…位置センサ、 7…位置制御手段、 8…減算増幅器、 9…トラッキング制御手段、 10…加減速パルス生成手段、 11…スイッチ、 12…ドライブアンプ、 13…トラックカウンタ、 14…基準速度生成手段、 15…速度制御手段、 16…速度検出手段、 17…減速パルス生成手段、 18…スイッチ、 19…ドライブアンプ、 20…光ビーム、 21…キャリッジ、 22…コントローラ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトラックを有する光ディスクのト
    ラックに対して光スポットを照射する光学ヘッドと、 この光学ヘッドを前記光ディスクのトラックを横断する
    方向に移送する第1のアクチュエータと、 前記光学ヘッドの光スポットを前記光ディスクの所定ト
    ラックに照射させる第2のアクチュエータと、 アクセス動作時に前記第2のアクチュエータに対して加
    速パルスを出力する加速パルス発生手段と、 この加速パルス発生手段の加速パルスの終了により前記
    光学ヘッドに対する前記第2のアクチュエータの相対位
    置が前記光学ヘッドに対し目標トラック方向に所定量シ
    フトするように制御する位置制御手段と、 前記アクセス動作時の前記第1のアクチュエータによる
    前記光学ヘッドの移送にともない前記光ディスクに照射
    される光スポットの反射光量の変化から該光スポットが
    横断するトラック数を計数するトラックカウント手段
    と、 このトラックカウント手段のカウント値に基づいて前記
    第1のアクチュエータの移送速度を制御する速度制御手
    段とを具備したことを特徴とする光ディスクのアクセス
    制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のトラックを有する光ディスクのト
    ラックに対して光スポットを照射する光学ヘッドと、 この光学ヘッドを前記光ディスクのトラックを横断する
    方向に移送する第1のアクチュエータと、 前記光学ヘッドの光スポットを前記光ディスクの所定ト
    ラックに照射させる第2のアクチュエータと、 アクセス動作時に前記第2のアクチュエータに対して加
    速パルスを出力する加速パルス発生手段と、 この加速パルス発生手段の加速パルスの終了により前記
    光学ヘッドに対する前記第2のアクチュエータの相対位
    置が前記光学ヘッドに対し目標トラック方向に所定量シ
    フトするように制御する位置制御手段と、 前記アクセス動作の前記第1のアクチュエータによる前
    記光学ヘッドの移送にともない前記光ディスクに照射さ
    れる光スポットの反射光量の変化から該光スポットが横
    断するトラック数を計数するトラックカウント手段と、 このトラックカウント手段のカウント値に基づいて前記
    第1のアクチュエータの移送速度を制御する速度制御手
    段と、 前記第1のアクチュエータにより移送される前記光学ヘ
    ッドの光ポットの目標トラックに対する残りトラック数
    が所定値になると前記第1および第2のアクチュエータ
    に対して減速パルスを出力する減速パルス発生手段とを
    具備したことを特徴とする光ディスクのアクセス制御装
    置。
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