JPH10255320A - 光学素子の製造方法 - Google Patents

光学素子の製造方法

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JPH10255320A
JPH10255320A JP5598097A JP5598097A JPH10255320A JP H10255320 A JPH10255320 A JP H10255320A JP 5598097 A JP5598097 A JP 5598097A JP 5598097 A JP5598097 A JP 5598097A JP H10255320 A JPH10255320 A JP H10255320A
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transparent substrate
plate
diffraction
manufacturing
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JP5598097A
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Hideo Maeda
英男 前田
Hiroshi Koide
博 小出
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホログラムプリズム製作の低コスト化が可能
な光学素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 透明基板の表裏面に回折格子1a,1b
を形成した回折素子1と透明基板2,3とを積層密着さ
せて固着することにより、積層原板を形成する。積層原
板を回折素子1の表裏面に形成された回折格子1a,1
bを同数ずつ含むように、積層密着面に対して傾斜する
面(切断線4)で切断することにより積層板を形成す
る。積層板の傾斜切断面に光学的研磨を施した後、傾斜
切断面の一方の面から他方の面に向って切断することに
より、回折素子1の表裏面に形成された回折格子1a,
1bを透明基板2,3ではさんだ光学素子を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学素子の製造方
法、より詳細には、光ピックアップ装置に用いて好適な
光学素子の製造方法に関し、CD,MD,光磁気ディス
ク等の光ディスク全般に対して情報を記録し、再生する
ための光ピックアップ装置に用いて好適な光学素子の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来技術によるホログラムプリ
ズムを用いた光ピックアップの一例を説明するための要
部構成図で、図中、11はホログラムプリズム、12は
1/4波長板、13は半導体レーザ(LD)、14は光
受光素子(PD)、15はコリメートレンズである。
【0003】図10は、図9に示した例のホログラムプ
リズムの一例を説明するための要部構成図で、図10
(A)は全体斜視図で、図10(B)はデュアルグレー
ティングの側面図で、図10(C)は図10(B)のC
−C矢視図で、図10(D)は図10(B)のD−D矢
視図で、図中、11aはプリズム、11bはデュアルグ
レーティング(DG)、11cは表面回折格子、11d
は裏面回折格子、C1,C2,C3,C4は領域、θ
1,θ2は回折格子の傾き角、Λ1,Λ2,Λ3は回折
格子のピッチで、その他、図1あるいは図2と同じ作用
をする部分には、図1あるいは図2と同じ符号が付して
ある。
【0004】図9は、本出願人が先に出願したホログラ
ムプリズムを用いた光プックアップの主要部を示したも
ので、ホログラムプリズム11,1/4波長板12,L
D13,PD(フォトダイオード)14,コリメートレ
ンズ15からなっている。
【0005】図10(A),図10(B)に示したよう
に、ホログラムプリズム11は、二つのプリズム11
a,DG11bからなり、DG11bは、硝子の両面に
回折格子11c,11dを配しており、DG11bとプ
リズム11aは密着されている。DG11bの回折格子
は凹状になっており、プリズム11aとの接触で破損す
ることはない。
【0006】図10(C)に示したように、DG11b
の表面回折格子11cは、複数の領域、すなわち、C1
〜C4の4つの領域からなり、C1〜C3の3つの領域
の回折格子は、各々同じピッチΛ1になっており、C
2,C3の領域の回折格子は、各々θ1,θ2の傾き角
を有している。また、図10(D)に示したように、D
G11bの裏面回折格子11dは、一様な等ピッチΛ3
で構成されている。これら回折格子の形状は、それぞ
れ、用いる光デイスクに対応して設計を変えており、例
えば、DG11bの表面の領域は4分割ではなく、6分
割でもよく、裏面回折格子11dも一様な等ピッチのみ
ではなく、分割した形状でもよい。ホログラムプリズム
11は、DG11bとプリズム11aとを張り合わせて
製作する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、DGと
プリズムとを張り合わせて作成する(「個別張り合わせ
法」という)従来技術では、DGは、一個の硝子基板に
表裏面一個ずつの回折格子を形成し、プリズムは、一個
一個台形状のプリズムとして製作していた。しかし、こ
のように、プリズムとDGを別個に製作すると、プリズ
ムはプリズムとしての製作工程が必要であり、また、D
Gにおいて、仮に、一個の大きな硝子基板の表裏面に回
折格子を形成してから切断する工程を経て製作しても、
後でプリズムと張り合わせるので、DG製作工程とプリ
ズム製作工程とを共有化させる工程がなく、従来の個別
張り合わせ法では、工程数が多く、コストが高くなるき
らいがあった。
【0008】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、透明基板の両面に複数個の表面回折格子と
裏面回折格子に相当する回折格子を形成し、これと透明
基板とを張り合わせた後に、その張り合わせた基板を切
断することにより、プリズムを個別に張り合わせずにホ
ログラムプリズムを製作するようにしたもので、ホログ
ラムプリズム製作の低コスト化が可能な光学素子の製造
方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第1
の透明基板の表裏面に少なくとも1個ずつの回折格子を
有する回折素子を形成し、該回折素子と前記第1の透明
基板とは異なる第2および第3の透明基板とを積層密着
させて固着するために前記回折素子と第2および第3の
透明基板の密着面あるいは側面に固着手段を配設し、該
固着手段により前記回折素子を前記第2および第3の透
明基板ではさむように前記第2の透明基板,前記回折素
子,前記第3の透明基板,前記回折素子の順に複数個の
該回折素子と第2および第3の透明基板を積層密着させ
て固着することにより積層原板を形成し、該積層原板を
前記回折素子の表裏面に形成された回折格子を同数ずつ
含むように前記積層原板の積層密着面に対して傾斜する
面で切断して積層板を形成し、該積層板の傾斜切断面に
光学的研磨を施した後、該積層板を前記傾斜切断面の一
方の面から他方の面に向って少なくとも1回切断するこ
とにより、前記回折格子が前記第2および第3の透明基
板ではさまれた形状の光学素子を製造することを特徴と
したもので、一度に多くの(1/4波長板のない)ホロ
グラムプリズムを製作することができるようにしたもの
である。
【0010】請求項2の発明は、第1の透明基板の片面
に複数の回折格子を有する第1および第2の回折素子を
形成し、該回折素子と前記第1の透明基板とは異なる第
2および第3の透明基板とを積層密着させて固着するた
めに前記第1および第2の回折素子と前記第2および第
3の透明基板の密着面あるいは側面に固着手段を配設
し、該固着手段により前記第1および第2の回折素子を
前記第2および第3の透明基板ではさむように前記第2
の透明基板,前記第1の回折素子,前記第3の透明基
板,前記第2の回折素子の順に複数個の該第1および第
2の回折素子と該第2および第3の透明基板を積層密着
させて固着することにより積層原板を形成し、該積層原
板を前記第1および第2の回折素子に形成された回折格
子をそれぞれ同数ずつ含むように前記積層原板の積層密
着面に対して傾斜する面で切断して積層板を形成し、該
積層板の傾斜切断面に光学的研磨を施した後、該積層板
を前記傾斜切断面の一方の面から他方の面に向って少な
くとも1回切断することにより、前記回折格子が前記第
2および第3の透明基板ではさまれた形状の光学素子を
製造することを特徴としたもので、光学素子の収差を少
なくすることができるようにしたものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1あるいは2の
発明において、前記固着手段が、前記回折素子の少なく
とも1面または前記第2および第3の透明基板の少なく
とも1面に形成された凹部に充填された接着剤であるこ
とを特徴としたもので、光学素子の収差を少なくするこ
とができるようにしたものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの発明において、前記光学的研磨を施した後の積層
板の傾斜切断面の一方の面に1/4波長板を固着し、該
1/4波長板と共に前記積層板を切断することを特徴と
したもので、1/4波長板を含めてコストダウンを図る
ことができるようにしたものである。
【0013】請求項5の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの発明において、前記光学的研磨を施した後の積層
板の傾斜切断面の一方の面に複数個のレンズを配設した
レンズ基板を固着し、該レンズ基板と共に前記積層板を
切断することを特徴としたもので、レンズを含めてコス
トダウンを図ることができるようにしたものである。
【0014】請求項6の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの発明において、前記光学的研磨を施した後の積層
板の傾斜切断面の一方の面に1/4波長板および複数個
のレンズを配設したレンズ基板を固着し、該1/4波長
板およびレンズ基板と共に前記積層板を切断することを
特徴としたもので、レンズと1/4波長板を含めてコス
トダウンを図ることができるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による光学素子の
製造方法の回折格子形成の一実施例を説明するための要
部構成図で、図1(A)はデュアルグレーティング表面
図で、図1(B)はデュアルグレーティング裏面図で、
図1(C)はデュアルグレーティングの側面断面図で、
図中、1はデュアルグレーティング(DG)、1aは表
面回折格子、1bは裏面回折格子である。
【0016】図1(A)に示したように、まず、透明基
板の一面に表面回折格子1aを形成する。この形成方法
は、従来のものでよく、例えば、回折格子が表面レリー
フ状の場合、コンパクトデイスク(CD)や追記型光デ
イスクの製作に、一般的に、現在又は過去に使用経験の
ある射出成形法や2P法を用いて形成する。
【0017】図1(A)では、透明基板と回折格子の材
質が異なるように描いていているが、これは、2P法の
場合、回折格子が透明基板のPC(ポリカーボネート)
と異なるフォトポリマーからなることを考慮するためで
あり、射出成形法の場合、透明基板と回折格子が同じ材
質の場合もある。このようにして、透明基板の一面に表
面回折格子1aを形成し、その裏面に図1(B)に示し
たように、裏面回折格子1bを形成する。
【0018】図1に示した実施例は、一枚の透明基板の
表裏面に表面回折格子1aと裏面回折格子1bを形成し
たもので、例えば、図1(A)は、表面回折格子1aを
二次元状に配列した場合を示し、同様に、図1(B)
は、裏面回折格子1bを二次元状に配列した場合を示
す。これら回折格子1a,1bを表裏面に形成したDG
1の断面を図1(C)に示す。
【0019】図2は、本発明による光学素子の製造方法
のデュアルグレーティングと透明基板の積層の一実施例
を説明するための要部構成図で、図中、2,3は透明基
板、4は切断線で、その他、図1と同じ作用をする部分
には、図1と同じ符号が付してある。
【0020】図3は、本発明による光学素子の製造方法
のデュアルグレーティングと透明基板の接着方法の一実
施例を説明するための要部構成図で、図中、5aは窪
み、5bは溝で、その他、図1あるいは図2と同じ作用
をする部分には、図1あるいは図2と同じ符号が付して
ある。
【0021】上述のようにして形成されたDG1と、D
G1の形成された透明基板とは異なる透明基板2,3と
を、図2に示したように、交互に配設して固着する。透
明基板2と透明基板3は、特に厚みを異ならせることに
より、ホログラムプリズム(HP)を任意の大きさに製
作し易くすることができる。もちろん、透明基板2と透
明基板3が同じ厚みであってもよい。
【0022】固着は、HPを堅牢にするためであり、密
着面に接着剤を形成して固着させる方法や、図3に示し
たように、密着面に窪み5aや溝5b等の凹部を形成し
て接着剤の溜まりを作って接着しても良い。窪み5aや
溝5bは、図3(A),図3(B)に示したように、回
折格子のある面(DG1)に形成しても良いし、図3
(C),図3(D)に示したように、透明基板2,3の
方にのみ形成しても良いし、両方とも形成しても良い。
回折格子と対向する密着面までの距離を少なくしたいと
いう要求がある場合、このような方法で、接着剤の溜ま
りを作ることにより、接着剤の厚みを薄くすることがで
きる効果がある。
【0023】図4は、本発明による光学素子の製造方法
のデュアルグレーティングと透明基板の接着方法の他の
実施例を説明するための要部構成図で、図中、6は接着
剤で、その他、図1乃至図3と同じ作用をする部分に
は、図1乃至図3と同じ符号が付してある。
【0024】接着剤を密着面に塗布することに不都合が
ある場合には、図4に示したように、密着しない面に接
着剤6を盛るように塗布し、接着剤6が透明基板2と透
明基板3及びDG1にまたがるようにする。
【0025】図5は、本発明による光学素子の製造方法
の積層板の加工工程の一実施例を説明するための図で、
図中、7は積層板、7aは積層板の表面、7bは積層板
の裏面、8は1/4波長板、9はホログラムプリズム
(HP)で、その他、図1乃至図4と同じ作用をする部
分には、図1乃至図4と同じ符号が付してある。
【0026】図2で示したように、DG1と透明基板2
と3を固着した後、切断線4で切断すると、図5(A)
に示した形状の積層板7ができる。ここで、積層板7の
表裏面(図5(A)の上下面)7a,7bを光学研磨
し、次に、1/4波長板8を取り付け、図5(C)に示
したように、切断線4で積層板7を切断することによ
り、HP9が完成する(図5(D))。1/4波長板8
を取り付ける前に積層板7を切断し、切断した1/4波
長板を最後に接着しても良い。
【0027】図6は、本発明による光学素子の製造方法
の積層板の加工工程の他の実施例を説明するための図
で、図中、10はレンズアレイで、その他、図1乃至図
5と同じ作用をする部分には、図1乃至図5と同じ符号
が付してある。
【0028】図6に示した実施例は、図5に示した実施
例の1/4波長板8の代わりにレンズアレイ10を接着
したもので、レンズアレイ10を接着した後、切断する
ことにより、図6(D)に示したようなHP9ができ
る。図6に示した実施例では、形状を付与したレンズと
したが、もちろん、屈折率分布レンズのような平板状の
ものが含まれるレンズであってもよい。
【0029】図7は、本発明による光学素子の製造方法
の積層板の加工工程の他の実施例を説明するための図
で、図1乃至図6と同じ作用をする部分には、図1乃至
図6と同じ符号が付してある。
【0030】図7に示した実施例は、1/4波長板8と
レンズアレイ10の両方を接着したもので、図7(B)
に示したように、積層板7の表裏面7a,7bを光学研
磨した後に、1/4波長板8とレンズアレイ10を接着
し、図7(C)に示したように、切断線4にて積層板7
を切断する。図7に示した実施例は、形状を付与したレ
ンズを示したが、前述のように屈折率分布レンズのよう
な平板状のものが含まれるレンズであってもよい。その
場合には、1/4波長板8とそのレンズはどの順で接着
しても良い。
【0031】図8は、本発明による光学素子の製造方法
のデュアルグレーティングと透明基板の積層の他の実施
例を説明するための要部構成図で、図中、図1乃至図7
と同じ作用をする部分には、図1乃至図7と同じ符号が
付してある。
【0032】図8に示した実施例は、図1に示したよう
な透明基板の両面に回折格子を形成するDGは用意せ
ず、図8(A)に示したように、透明基板1の一面に表
面回折格子1aを形成し、同様に、図8(B)に示した
ように、透明基板1の一面に裏面回折格子1bを形成す
ることにより、表面回折格子1aと裏面回折格子1bを
別個に製作し、図8(C)に示したように、これらを交
互に配置し固着したものである。固着の方法は、前述と
同様の接着法があげられる。
【0033】切断以下の工程は、図5〜図7に示した実
施例と同じである。本実施例によれば、回折格子を透明
基板の両面に形成するより製作が簡単である。
【0034】
【発明の効果】
(1)請求項1の発明に対応する効果:多数個の回折格
子を形成したデュアルグレーティングと透明基板とを交
互に複数個固着してから切断するので、一度に多くの
(1/4波長板のない)ホログラムプリズムを製作する
ことができ、低コスト化を図ることができる。
【0035】(2)請求項2の発明に対応する効果:密
着しない面に接着剤を塗布しないので、接着剤がない分
だけ密着面を近づけることができ、これにより、空気層
が少なくなるので、収差が少なくなる。
【0036】(3)請求項3の発明に対応する効果:凹
部を形成することにより、接着剤の層を薄くすることが
できるので、密着面を近づけることができ、これによ
り、収差が少なくなる。
【0037】(4)請求項4の発明に対応する効果:切
断面に光学的研磨を施した後に一個の1/4波長板を固
着し、その後に切断するので、1/4波長板を含めたコ
ストダウンを図ることができる。
【0038】(5)請求項5の発明に対応する効果:切
断面に光学的研磨を施した後にレンズアレイを固着し、
その後に切断するので、レンズを含めたコストダウンを
図ることができる。
【0039】(6)請求項6の発明に対応する効果:切
断面に光学的研磨を施した後に1/4波長板とレンズア
レイを固着し、その後に切断するので、1/4波長板と
レンズを含めてコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光学素子の製造方法の回折格子
形成の一実施例を説明するための要部構成図である。
【図2】 本発明による光学素子の製造方法のデュアル
グレーティングと透明基板の積層の一実施例を説明する
ための要部構成図である。
【図3】 本発明による光学素子の製造方法のデュアル
グレーティングと透明基板の接着方法の一実施例を説明
するための要部構成図である。
【図4】 本発明による光学素子の製造方法のデュアル
グレーティングと透明基板の接着方法の他の実施例を説
明するための要部構成図である。
【図5】 本発明による光学素子の製造方法の積層板の
加工工程の一実施例を説明するための図である。
【図6】 本発明による光学素子の製造方法の積層板の
加工工程の他の実施例を説明するための図である。
【図7】 本発明による光学素子の製造方法の積層板の
加工工程の他の実施例を説明するための図である。
【図8】 本発明による光学素子の製造方法のデュアル
グレーティングと透明基板の積層の他の実施例を説明す
るための要部構成図である。
【図9】 従来技術によるホログラムプリズムを用いた
光プックアップの一例を説明するための要部構成図であ
る。
【図10】 図9に示した例のホログラムプリズムの一
例を説明するための要部構成図である。
【符号の説明】
1,11b…デュアルグレーティング、1a,11c…
表面回折格子、1b,11d…裏面回折格子、2,3…
透明基板、4…切断線、5a…窪み、5b…溝、6…接
着剤、7…積層板、7a…積層板の表面、7b…積層板
の裏面、8,12…1/4波長板、9,11…ホログラ
ムプリズム、10…レンズアレイ、11a…プリズム、
13…半導体レーザ、14…光受光素子、15…コリメ
ートレンズ、C1,C2,C3,C4…領域、Λ1,Λ
2,Λ3…回折格子のピッチ、θ1,θ2…回折格子の
傾き角。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の透明基板の表裏面に少なくとも1
    個ずつの回折格子を有する回折素子を形成し、該回折素
    子と前記第1の透明基板とは異なる第2および第3の透
    明基板とを積層密着させて固着するために前記回折素子
    と第2および第3の透明基板の密着面あるいは側面に固
    着手段を配設し、該固着手段により前記回折素子を前記
    第2および第3の透明基板ではさむように前記第2の透
    明基板,前記回折素子,前記第3の透明基板,前記回折
    素子の順に複数個の該回折素子と第2および第3の透明
    基板を積層密着させて固着することにより積層原板を形
    成し、該積層原板を前記回折素子の表裏面に形成された
    回折格子を同数ずつ含むように前記積層原板の積層密着
    面に対して傾斜する面で切断して積層板を形成し、該積
    層板の傾斜切断面に光学的研磨を施した後、該積層板を
    前記傾斜切断面の一方の面から他方の面に向って少なく
    とも1回切断することにより、前記回折格子が前記第2
    および第3の透明基板ではさまれた形状の光学素子を製
    造することを特徴とする光学素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1の透明基板の片面に複数の回折格子
    を有する第1および第2の回折素子を形成し、該回折素
    子と前記第1の透明基板とは異なる第2および第3の透
    明基板とを積層密着させて固着するために前記第1およ
    び第2の回折素子と前記第2および第3の透明基板の密
    着面あるいは側面に固着手段を配設し、該固着手段によ
    り前記第1および第2の回折素子を前記第2および第3
    の透明基板ではさむように前記第2の透明基板,前記第
    1の回折素子,前記第3の透明基板,前記第2の回折素
    子の順に複数個の該第1および第2の回折素子と該第2
    および第3の透明基板を積層密着させて固着することに
    より積層原板を形成し、該積層原板を前記第1および第
    2の回折素子に形成された回折格子をそれぞれ同数ずつ
    含むように前記積層原板の積層密着面に対して傾斜する
    面で切断して積層板を形成し、該積層板の傾斜切断面に
    光学的研磨を施した後、該積層板を前記傾斜切断面の一
    方の面から他方の面に向って少なくとも1回切断するこ
    とにより、前記回折格子が前記第2および第3の透明基
    板ではさまれた形状の光学素子を製造することを特徴と
    する光学素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記固着手段が、前記回折素子の少なく
    とも1面または前記第2および第3の透明基板の少なく
    とも1面に形成された凹部に充填された接着剤であるこ
    とを特徴とする請求項1あるいは2記載の光学素子の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記光学的研磨を施した後の積層板の傾
    斜切断面の一方の面に1/4波長板を固着し、該1/4
    波長板と共に前記積層板を切断することを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記光学的研磨を施した後の積層板の傾
    斜切断面の一方の面に複数個のレンズを配設したレンズ
    基板を固着し、該レンズ基板と共に前記積層板を切断す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    光学素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記光学的研磨を施した後の積層板の傾
    斜切断面の一方の面に1/4波長板および複数個のレン
    ズを配設したレンズ基板を固着し、該1/4波長板およ
    びレンズ基板と共に前記積層板を切断することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の光学素子の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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