JPH10255188A - フイールドバスのインタフエイス回路 - Google Patents

フイールドバスのインタフエイス回路

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JPH10255188A
JPH10255188A JP9051591A JP5159197A JPH10255188A JP H10255188 A JPH10255188 A JP H10255188A JP 9051591 A JP9051591 A JP 9051591A JP 5159197 A JP5159197 A JP 5159197A JP H10255188 A JPH10255188 A JP H10255188A
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JP
Japan
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circuit
capacitor
time
signal
voltage
Prior art date
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JP9051591A
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English (en)
Inventor
Masahito Tsuchiya
正仁 土屋
Yoji Saito
洋二 齋藤
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フイールドバスに信号処理機器を接続する際
の伝送電流の突入の傾き(スリューレート)を低減して
既にフイールドバスに接続されている他の機器の通信を
妨害しないようにすると共に瞬時停電の通電に際しても
正常に動作するように改良したインタフエイス回路を提
供するにある。 【構成】 フイールド信号を処理する信号処理機器とフ
イールドバスとの間に接続され直流電圧とデジタル信号
とを共に伝送する伝送線路に流れる伝送電流を制御信号
により制御する電流制御手段と、先の伝送電流に比例す
る帰還電圧と先の信号処理機器から出力されるデジタル
信号とが一致するように先の制御信号を出力する信号制
御手段と、先の電流制御手段の両端に並列に接続され所
定の時定数を有し通電の度にこの時定数がゼロに設定さ
れる時定数回路を有するスタートアップ手段とを具備
し、先のフイールドバスから直流電圧の供給を受けると
きに生じる先の伝送電流のスリューレートを抑えるよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源とデジタル信号と
を共に共通の伝送線路で伝送するフイールドバスとフイ
ールド信号を処理する信号処理機器との間に設けられる
インタフエイス回路に係り、特に、フイールドバスに信
号処理機器を接続する際の伝送電流の突入の傾き(スリ
ューレート)を低減して既にフイールドバスに接続され
ている他の機器の通信を妨害しないようにすると共に瞬
時停電の通電に際しても正常に動作するように改良した
インタフエイス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のインタフエイス回路とその
近傍の構成を示す構成図である。10はフイールド信号
を処理する信号処理機器であり、例えば圧力、差圧など
を信号処理してデジタル信号として出力するものであ
る。
【0003】11はフイールドバスであり、フイールド
側の複数の信号処理機器10などに直流電源を供給し、
同時にフイールド側の信号処理機器10などと上位の制
御機器(図示せず)などとを接続してデジタル信号の送
受を行う。12は信号処理機器10とフイールドバス1
1との間に挿入される従来のインタフエイス回路であ
る。次に、このインタフエイス回路12の内部について
説明する。
【0004】T1、T2は、接続線L1、L2でそれぞれフ
イールドバス11と接続される端子である。T3、T4
5は、それぞれ信号処理機器10の端子T3´、T
4´、T5´と接続される端子である。T1にはダイオー
ドD1のアノードが接続され、そのカソードには抵抗R1
を介してトランジスタQ1のエミッタが、抵抗R2を介し
てトランジスタQ2のエミッタがそれぞれ接続されてい
る。
【0005】コレクタとベースとが接続されたトランジ
スタQ2のベースとトランジスタQ1のベースとは共にト
ランジスタQ3のコレクタに接続されている。トランジ
スタQ1、Q2、抵抗R1、R2などにより、定電流回路と
して機能するカレントミラー回路CMCが構成されてい
る。そして、端子T1、T2の間には、ダイオードD1
カレントミラー回路CMC、トランジスタQ3のコレク
タとエミッタ、抵抗R3、ダイオードD2、帰還抵抗Rf
とが直列に接続されている。
【0006】また、トランジスタQ1と抵抗R1との直列
回路には起動用のスタートアップ回路ST0が並列に接
続され、ダイオードD2と帰還抵抗Rfとの接続点は共通
電位点COMに接続されている。この場合のスタートア
ップ回路ST0は、例えば抵抗素子を想定している。そ
して、トランジスタQ1のコレクタと共通電位点COM
との間には、ツエナダイオードD3が接続され、このツ
エナダイオードD3の両端に一定の定電圧VCを発生させ
ている。さらに、ツエナダイオードD3の両端にはコン
デンサC1が接続され、定電圧VCが端子T3、T4に印加
されている。
【0007】定電圧VCで駆動された演算増幅器Q4の出
力端は、トランジスタQ3のベースに接続され、その反
転入力端(−)には基準電源Prから基準電圧Vrが抵抗
4と抵抗R5とで分圧した分圧電圧が印加されている。
また、その非反転入力端(+)には基準電圧Vrと帰還
抵抗Rfの両端に発生した帰還電圧Vfとの和の電圧を帰
還抵抗Rfと抵抗R6とR7とで分圧した分圧電圧が印加
されている。そして、演算増幅器の反転入力端(−)に
は、抵抗R8を介して端子T5からデジタル信号VDが印
加されている。これらのトランジスタQ3、演算増幅器
4、基準電源Pr、ダイオードD2、抵抗R3、R8など
により信号制御回路SCCを構成している。
【0008】一方、端子T3、T4に接続されている信号
処理機器10の端子T3´、T4´には、定電圧VCが印
加され、これにより信号処理機器10の回路電源が付与
される。信号処理機器10の端子T5´には、内蔵され
るセンサで検出された物理量に対応する電気信号がデジ
タル信号VDに変換されて出力され、これは端子T5を介
してインタフエイス回路12に出力される。
【0009】次に、以上のように構成されたインタフエ
イス回路12の動作について図7に示す波形図を用いて
説明する。図7(a)はインタフエイス回路12をフイ
ールドバス11に接続する前後の電源電圧VSの時間経
過を、図7(b)はそのときの伝送電流ISの時間経過
を、図7(c)はそのときの定電圧VCが確立する時間
経過をそれぞれ示している。端子T1、T2の両端には、
フイールドバス11から電源電圧VS(図7(a)の期
間t0)が供給され、この電源電圧VSによりダイオード
1とスタートアップ回路ST0を介してコンデンサC1
をおよそVS/RSの値(図7(b)の期間t1)で充電
する。
【0010】コンデンサC1の充電で定電圧VC(図7
(c)の期間t1)が上昇し演算増幅器Q4が動作可能状
態になる。定電圧Vcで付勢された演算増幅器Q4は、
その出力端に発生する電圧でトランジスタQ3のベース
に流れるベース電流を徐々に増加させ、そのコレクタに
発生するコレクタ電流でミラー回路CMCに流れる電流
を増大させる。このため、トランジスタQ1のコレクタ
とエミッタ間に流れる伝送電流IS(図7(b)の期間
2)が徐々に大きくなり、この伝送電流ISの大部分は
ツエナダイオードD3と帰還抵抗Rfを介してフイールド
バス11にリターンされる。同時に定電圧VC(図7
(c))も上昇する。
【0011】この結果、帰還抵抗Rfに帰還電圧Vfが発
生するが、デジタル信号VDがゼロの場合は、演算増幅
器Q4は基準電圧Vrを抵抗R4とR5で分圧した分圧電圧
に帰還電圧Vfを分圧した分圧電圧が等しくなるように
トランジスタQ3を介してトランジスタQ1のコレクタに
流れる伝送電流IS(図7(b)の期間t3)を制御す
る。このようにして、定常状態において、定電圧Vc
(図7(c)の期間t3)が確立される。
【0012】この定電圧Vcは信号処理機器10に供給
されて付勢されるが、内蔵のセンサで検出された電気信
号は、例えば内蔵するマイクロコンピュータなどにより
信号処理がなされてデジタル信号VDに変換される。こ
のデジタル信号VDは、抵抗R 8を介して演算増幅器Q4
の反転入力端(−)に印加され、伝送電流ISを変化さ
せて、トランジスタQ3を介してフイールドバス11に
送出される。
【0013】図6に示す場合は、以上のスタートアップ
回路ST0として抵抗素子を想定して説明したが、この
他に、例えば図8に示す回路構成もある。図8(a)
は、スタートアップ回路ST1として、n形のジャンク
ションFET(電界効果トランジスタ)Q5とシリーズ
抵抗R9との組合せの場合を示している。
【0014】図8(b)は、スタートアップ回路ST2
として、n形のジャンクションFETQ6と抵抗R10
11で分圧した分圧電圧をジャンクションFETQ6
ゲートに印加する抵抗分割回路とを組合せた場合を示し
ている。これらの回路には、電源の立ち上げのときには
トランジスタQ1がカットオフされているので、当初の
スタートアップのときには、図8(a)のときはスター
トアップ回路ST1に初期電流IST1が、図8(b)のと
きはスタートアップ回路ST2に初期電流IST2がそれぞ
れ流れる。
【0015】図8(a)のスタートアップ回路ST1
ときは、図6に示すスタートアップ回路ST0の初期電
流IST0と同じく図7(b)に示すように初期電流IST1
が流れる。図8(b)に示すスタートアップ回路ST2
では、図9(b)に示すように初期電流IST2の波形が
変化する。図9(b)において、T1は電源の立ち上げ
から100μsec〜10msecの期間を、T2は10msec
以降の期間をそれぞれ示している。
【0016】しかしながら、以上のような主として図6
に示すインタフエイス回路には次に説明するような問題
がある。図10に示す波形図を用いて説明する。図10
の横軸は時間、縦軸は伝送電流ISである。先ず、スタ
ートアップ回路ST0に流れる初期電流IST0は負側で飽
和しないように、図10に示すように、定常状態では、
静止時の電流をIq、信号電流をIsigとすれば、 Iq−(1/2)Isig>IST0 (1) でなければならない。
【0017】多くの場合、Iq=約10mA、Isig=約
16mAp-pの程度である。このように各電流を選定し
たときの回路電源の立ち上げ時の波形が図7、図9に示
す波形である。ところで、フイールドバスの規格(IE
C/ISA−SP50)によれば、電源立上げ時から
100μsec〜10msecの間では、IS<Iq+10mA
の関係を満足し、電源立ち上げ時から10msec以降
では、伝送電流ISのスリューレートは非送信時で1m
A/msec以下と規定されている。
【0018】そこで、この規定を満足させるために、図
7ではt2の期間、図9では図9(b)の“A”で示す
矢印の部分の設計が難しくなる。特に、この部分のスリ
ューレートは回路電源VCの負荷の状態により変化しや
すい。このため、急激な電流変化によりフイールドバス
11上のデジタル信号を乱してしまい、このフイールド
バス11に接続されている他の信号処理機器10との間
の通信を妨害するという問題がある。
【0019】そこで、本出願人はこの問題を解決するた
めの提案をしている。以下、この提案の内容について図
を用いて説明する。図11はこの提案の構成を示す回路
図である。なお、図6に示すフイールドバスのインタフ
エイス回路と同一の機能を有する部分には同一の符号を
付して適宜にその説明を省略してある。
【0020】インタフエイス回路13の大部分の構成要
素は、図6に示す構成要素と同一であるが、スタートア
ップ回路ST3の構成が異なる。n形のジャンクション
FETであるQ7と、このジャンクションFET・Q7
ゲート/ソース間の電圧Vgsを調整するための抵抗
12、R13、およびコンデンサC2などの構成要素が付
加されている。
【0021】このスタートアップ回路ST3は、抵抗R1
とR2との接続点にn形のジャンクションFET・Q7
ドレインDが、そのソースSはトランジスタQ1のコレ
クタに接続される。そして、ソースSと共通電位点CO
Mとの間に抵抗R12とR13とが直列に接続され、コンデ
ンサC2は抵抗R12の両端に並列に接続されている。こ
の抵抗R12とR13との接続点はジャンクションFET・
7のゲートに接続されている。この場合の時定数は、
抵抗R12とR13の並列抵抗と、コンデンサC2との積に
より決定される。
【0022】次に、図12に示す波形図を用いて図11
に示す回路の動作について説明する。電源の立ち上げ時
にはコンデンサC2には電荷がないので、ジャンクショ
ンFET・Q7には最大の電流Idmが流れる(図12
(b))。その後コンデンサC2は、C2・(R12とR13
の並列抵抗)の時定数で充電されるので、ジャンクショ
ンFET・Q7に流れるスタートアップ電流も電圧Vgs
の増大により減少する。
【0023】このとき、スタートアップ電流IST3の定
常値は Iq−(1/2)Isig>IST3 (2) となるように予め設定されているので、電源立ち上げ時
のスタートアップ電流I ST3の初期値は Iq+10mA>IST3(初期値)>Iq (3) になっている。
【0024】スタートアップ電流IST3が減少し、Iq
下になると、信号制御回路SCCからの制御信号はカレ
ントミラー回路CMCを制御して、伝送電流ISをIq
安定化させる。この場合、図12(b)に矢印“B”で
示す部分のスリューレートが問題となるが、電源立上
げ時から100μsec〜10msecの間では、IS<Iq
10mAの関係を満足し、電源立ち上げ時から10m
sec以降では、伝送電流ISのスリューレートは非送信時
で1mA/msec以下と規定するフイールドバスの規格
(IEC/ISA−SP50)を満足させるように、ス
タートアップ回路ST3の時定数C2・(R12とR13の並
列抵抗)を大きくすれば良い。
【0025】図13はスタートアップ回路の他の構成例
を示す回路図である。このスタートアップ回路ST
4は、n形のジャンクションFETであるQ8と、このジ
ャンクションFET・Q8のゲート/ソース間の電圧V
gsを調整するための抵抗R14と、この抵抗R14に並列に
接続されたコンデンサC3が並列に接続されている。こ
れらの抵抗R14とコンデンサC3により時定数回路を構
成している。この場合の時定数は、抵抗R14とコンデン
サC3との積により決定され、その動作波形は図12に
示す場合と同様である。
【0026】以上の図11、図13に示す構成によれ
ば、スタートアップ回路に時定数を持たせる構成とした
ので、電源の立ち上げ時に伝送電流のスリューレートを
制限することができ、同一バスに接続されている他の機
器に影響を及ぼさずにバスへの機器の接続が可能とな
る。また、スタートアップ回路の時定数によりスリュー
レートが決定されるので、規格に適合した設計が容易と
なる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような図11、図13に示すインタフエイス回路でも、
瞬時停電後に通電すると、このインタフエイス回路が正
常に動作しないという問題がある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の問題を
解決するための主な構成として、フイールド信号を処理
する信号処理機器とフイールドバスとの間に接続され直
流電圧とデジタル信号とを共に伝送する伝送線路に流れ
る伝送電流を制御信号により制御する電流制御手段と、
先の伝送電流に比例する帰還電圧と先の信号処理機器か
ら出力されるデジタル信号とが一致するように先の制御
信号を出力する信号制御手段と、先の電流制御手段の両
端に並列に接続され所定の時定数を有し通電の度にこの
時定数がゼロに設定される時定数回路を有するスタート
アップ手段とを具備し、先のフイールドバスから直流電
圧の供給を受けるときに生じる先の伝送電流のスリュー
レートを抑えるようにしたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。図1は本発明の実施の1形態を
示す構成図である。なお、以下の説明においては、図1
1に示す構成要素と同一の機能を有する構成要素につい
ては同一の符号を付して適宜にその説明を省略する。
【0030】図1は図11に示す回路に対してスタート
アップ回路の構成が改良され、スタートアップ回路ST
5として構成されている。以下、インタフエイス回路1
4中のこのスタートアップ回路ST5をベースとして説
明する。
【0031】このスタートアップ回路ST5は、コンデ
ンサC2の両端にトランジスタQ9のコレクタとエミッタ
が接続され、そのベースには信号処理機器10から電圧
監視信号VFが印加され、トランジスタQ9のオン/オフ
を制御している。その他の構成については図11に示す
回路とほぼ同一の構成である。
【0032】次に、以上のように構成された回路の動作
について、図2、図3、図4に示す波形図を用いて説明
する。図2は初回通電時の波形図、図3は停電時の波形
図、図4は瞬時停電後の通電時の波形図である。
【0033】先ず、初回通電時には、電源電圧VSの波
形(図2(A))、スタートアップ電流IST5の波形
(図2(B))、定電圧VC、ジャンクションFET・
7のゲート電圧VGの波形(図2(C))、制御信号V
Fの波形(図2(D))は、図11に示す回路と同一の
動作を行い、波形も同一となる。
【0034】次に、瞬時停電になると、図3(A)に示
すように電源電圧VSがゼロレベルに低下し、これに伴
いスタートアップ電流IST5(図3(B))と定電圧VC
もゼロとなり、信号処理機器10から出力される電圧監
視信号VF(図3(D))もハイレベルからローレベル
に低下するので、トランジスタQ9がオンとなり、コン
デンサC2に蓄積された電荷が速やかに放電される(図
3(C))。
【0035】更に、この瞬時停電後に通電が開始されて
も、コンデンサC2に蓄積された電荷がトランジスタQ9
により完全に放電されているので、各部の電圧、電流は
図4に示すように初回通電のときと同一の条件となり、
図2に示す波形と同一の波形となる。
【0036】図5はインタフエイス回路におけるスター
トアップ回路ST5を変形したスタートアップ回路ST6
を示す。この場合は、電圧監視信号VFを用いることな
く受動素子だけでコンデンサC2に蓄積されたエネルギ
ーを開放する構成としたものである。
【0037】具体的には、コンデンサC2と抵抗R13
抵抗R12との接続点にダイオードD4のカソードを、そ
のアノードを共通電位点COMに接続する構成としたも
のである。このような構成により、電源供給のときにコ
ンデンサC2に蓄積された電荷を、停電の際にダイオー
ドD4を介して速やかに放電する。
【0038】このほかに、双対な回路を想定して、LR
時定数回路のL(インダクタンス)の両端を開放するよ
うにして磁気エネルギを解放する構成としても、瞬時停
電後に通電が開始されときに正常に動作させることがで
きる。
【0039】
【発明の効果】以上、実施の形態と共に具体的に説明し
たように本発明によれば、フイールドバスに信号処理機
器を接続する際の伝送電流の突入の傾き(スリューレー
ト)を低減して既にフイールドバスに接続されている他
の機器の通信を妨害しないようにすると共に瞬時停電の
通電に際しても正常に動作するようすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の1つの構成を示す回路図で
ある。
【図2】図1に示す実施形態における初回通電時の波形
図である。
【図3】図1に示す実施形態における停電時の波形図で
ある。
【図4】図1に示す実施形態における瞬時停電後の通電
時の波形図である。
【図5】図1に示すスタートアップ回路を変形したスタ
ートアップ回路を示す構成図である。
【図6】第1の従来のインタフエイス回路の構成を示す
構成図である。
【図7】図6に示すインタフエイス回路の動作を説明す
る波形図である。
【図8】図6に示すスタートアップ回路の変形構成例を
示す回路図である。
【図9】図8(b)に示すスタートアップ回路の動作を
説明する波形図である。
【図10】図6に示すスタートアップ回路の問題点を説
明する波形図である。
【図11】第2の従来のインターフエイス回路の構成を
示す回路図である。
【図12】図11に示すインターフエイス回路の動作を
説明する波形図である。
【図13】図11に示すスタートアップ回路の変形構成
例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 信号処理機器 11 フイールドバス 12、13、14 インターフエイス回路 Pr 基準電源 CMC カレントミラー回路 SCC 信号制御回路 ST0〜ST6 スタートアップ回路 C2 コンデンサ 4 ダイオード Q9 トランジスタ VF 電圧監視信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイールド信号を処理する信号処理機器と
    フイールドバスとの間に接続され直流電圧とデジタル信
    号とを共に伝送する伝送線路に流れる伝送電流を制御信
    号により制御する電流制御手段と、前記伝送電流に比例
    する帰還電圧と前記信号処理機器から出力されるデジタ
    ル信号とが一致するように前記制御信号を出力する信号
    制御手段と、前記電流制御手段の両端に並列に接続され
    所定の時定数を有し通電の度にこの時定数がゼロに設定
    される時定数回路を有するスタートアップ手段とを具備
    し、前記フイールドバスから直流電圧の供給を受けると
    きに生じる前記伝送電流のスリューレートを抑えるよう
    にしたことを特徴とするフイールドバスのインタフエイ
    ス回路。
  2. 【請求項2】前記時定数回路はコンデンサと抵抗で形成
    されこのコンデンサの両端に接続された素子を前記信号
    処理機器から出力される電圧監視信号により通電の度に
    オン/オフ制御することを特徴とする請求項1記載のイ
    ンタフエイス回路。
  3. 【請求項3】前記時定数回路はコンデンサと抵抗で形成
    されこのコンデンサを通電の度にダイオードで短絡する
    ことを特徴とするフイールドバスのインタフエイス回
    路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013001577A1 (ja) * 2011-06-29 2013-01-03 富士電機株式会社 フィールドバス給電機器のインタフェース回路

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WO2013001577A1 (ja) * 2011-06-29 2013-01-03 富士電機株式会社 フィールドバス給電機器のインタフェース回路

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