JPH10254653A - 画像形成装置共有システムおよびこのシステムに使用される画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置共有システムおよびこのシステムに使用される画像形成装置

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JPH10254653A
JPH10254653A JP9056469A JP5646997A JPH10254653A JP H10254653 A JPH10254653 A JP H10254653A JP 9056469 A JP9056469 A JP 9056469A JP 5646997 A JP5646997 A JP 5646997A JP H10254653 A JPH10254653 A JP H10254653A
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JP9056469A
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Kiyoshi Miyake
清 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の端末装置によって共用しているプリン
タにトラブルなどが発生した場合でも、当該処理中のジ
ョブの発信者やジョブ名を確認して迅速な回復措置の実
行を可能とする。 【解決手段】 ネットワーク接続された複数の端末装置
によりプリンタを共有するプリンタ共有システムにおい
て、端末装置からユーザ名およびジョブ名を入力し、こ
れを印刷用データと合わせてプリントジョブデータとし
て送信する。プリンタは、当該受信したプリントジョブ
データからユーザ名とジョブ名のデータを分離し(ステ
ップS102)、たとえば指定された用紙サイズと選択
給紙口のサイズが異なっているようなトラブルが発生し
た場合には(ステップS111)、印刷の実行を待機さ
せ(ステップS113)、プリンタの操作パネルの表示
部に用紙サイズが不一致である旨のメッセージとユーザ
名及びジョブ名を表示し(ステップS114)、ユーザ
による処理を待つ(ステップS115〜S118、S1
20)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク接続
された複数のパーソナルコンピュータなどの端末装置に
より、プリンタなどの画像形成装置を共有する画像形成
装置共有システム、およびこのシステムに用いられる画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、会社などにおいては、コストダ
ウンを図るため、複数のパーソナルコンピュータをネッ
トワーク接続して、1台のプリンタを共有するシステム
(以下、「プリンタ共有システム」という。)が採用さ
れている。このようなシステムにおいて、あるユーザが
プリントジョブを発信して、プリンタが当該ジョブを実
行中に、トラブルが発生してプリント動作が中断してし
まった場合に、当該トラブルが解消されないまま放置さ
れると、他のユーザもプリントジョブを実行することが
できない。
【0003】当該トラブルが紙詰まりであるような場合
には、このトラブルを排除する措置(以下「回復措置」
という。)は、当該詰まった用紙を除去するだけでよい
ので、第3者でも容易に実行でき、他のユーザが被る作
業遅延の被害を最小限に抑えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
紙詰まりのように回復措置が1つしかないトラブルにあ
っては、第3者でも処理可能であるが、回復措置の選択
枝が複数存在する場合には、もはや第3者の勝手な判断
で処理することはできず、その処理を発信者の判断に委
ねるしかない。
【0005】ところが、当該プリントジョブの実行開始
に当たりトラブルが発生した場合は勿論のこと、プリン
トジョブ実行途中にトラブルが発生した場合でも、当該
プリント途中の用紙の内容を見ても発信者が誰であるか
を判別することは難しい。接続されたパーソナルコンピ
ュータの台数が多く、しかもそれらがプリンタから離れ
た場所に設置されている場合には、発信者を見つけるこ
とはなおさら困難となる。
【0006】このような場合には、送信者自らがトラブ
ルに気付いて回復措置を実行するまで待つしかないが、
それでは他のユーザーのプリント作業に大変な支障をき
たす。また、パーソナルコンピュータをプリントサーバ
として使用し、このプリントサーバを介して複数のパー
ソナルコンピュータをネットワーク接続してプリントを
共有するシステム(プリントサーバ型LAN)において
は、ユーザのパーソナルコンピュータの装置番号やジョ
ブ処理をプリントサーバで管理することができるように
なっているものもある。しかし、このようなシステムに
おいても、わざわざプリントサーバまで装置番号を確認
しに行かなければならない手間が必要であるし、たと
え、装置番号が確認されたとしても当該パーソナルコン
ピュータが複数の者により使用されている場合にはやは
り発信者を特定することは困難である。
【0007】一方、プリンタに何等かのトラブルが発生
し、発信者がこのことに気付いて回復措置を実行しよう
としても、当該発信者により複数のプリントジョブデー
タが発信されている場合には、どのプリントジョブの処
理中にトラブルが発生したのか特定できず、発信者でさ
えどう処理してよいか分からない場合がある。この場合
にも回復措置のための迅速な対応ができず、他の印刷待
ちのユーザに迷惑をかける結果となる。
【0008】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであって、複数の端末装置によって共有して
いるプリンタなどの画像形成装置によるジョブ処理中に
当該画像形成動作の停止の事由が発生しても、容易に当
該発信者やジョブ内容を確認して迅速な措置を可能なら
しめ、他のユーザへの迷惑を最小限に抑えることができ
る画像形成装置共有システムおよび当該システムに用い
られる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る画像形成装置共有システムは、ネット
ワーク接続された複数の端末装置により画像形成装置を
共有する画像形成装置共有システムであって、前記端末
装置は、発信者および/またはプリントジョブを特定す
る情報を発信者特定情報として入力する入力手段と、印
刷用データに前記発信者特定情報を付加して送信する送
信手段とを備え、前記画像形成装置は、前記端末装置か
ら送信されたデータを受信する受信手段と、前記受信し
たデータについて印刷用データか発信者特定情報かを判
別する判別手段と、少なくとも、前記印刷用データに基
づく画像形成を実行できない事由が発生したときに、前
記判別された発信者特定情報を表示する表示手段とを備
えることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る画像形成装置は、ネッ
トワーク接続された複数の端末装置によって共有して使
用される画像形成装置であって、前記端末装置から送信
されたデータを受信する受信手段と、前記受信したデー
タについて、印刷用データか、発信者および/またはプ
リントジョブを特定する発信者特定情報かを判別する判
別手段と、少なくとも、前記印刷用データに基づく画像
形成を実行できない事由が発生したときに、前記判別さ
れた発信者特定情報を表示する表示手段とを備えること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
共有システムの実施の形態を、当該画像形成装置がプリ
ンタである場合について説明する。 (1)プリンタ共有システム全体の構成 図1は、当該プリンタ共有システムの全体の構成を示す
図である。同図に示すようにこのシステムは、プリンタ
100にプリントサーバ200を介してN台のユーザ側
のパーソナルコンピュータ300−1、300−2、・
・・300−Nがネットワーク接続されて、プリントサ
ーバ型LANを構成してなる(以下、このユーザ側のパ
ーソナルコンピュータを「クライアントコンピュータ」
といい。N台のうちいずれか1台のクライアントコンピ
ュータを指す場合には、単に「クライアントコンピュー
タ300」という。)。
【0012】各クライアントコンピュータ300は、汎
用のパーソナルコンピュータに、各種印刷用データを編
集作成するためのアプリケーションプログラムや、ユー
ザ名およびジョブ名(以下、「発信者特定情報」とい
う)を入力すると共に印刷モードなどを設定するための
プリンタドライバプログラム、および当該印刷用データ
に発信者特定情報や印刷モードなどの情報をヘッダとし
て付加して(以下、これらの印刷用データとヘッダの情
報をまとめて「プリントジョブデータ」と総称する。)
ネットワークを介してプリントサーバ200に送信する
ためのクライアント用のネットワーク通信プログラムが
インストールされている。
【0013】また、プリントサーバ200も汎用のパー
ソナルコンピュータからなり、プリントサーバとして動
作するためのプログラムや、ネットワーク通信プログラ
ムがインストールされている。プリントサーバ200
は、各クライアントコンピュータ300からプリントジ
ョブデータを受信すると、これをスプーリングしながら
プリンタ100に送信する。
【0014】また、複数のクライアントコンピュータ3
00からプリントジョブデータを受け付けると、クライ
アントコンピュータ300に優先順位が割り当てられて
いる場合を除き、着信順にプリントするようにジョブ管
理し、各クライアントコンピュータ300に印刷待ちの
状況を知らせたりする。プリンタ100は、上記プリン
トサーバ200からプリントジョブデータを受信する
と、この中から印刷用データと、印刷モードおよび発信
者特定情報などのデータを分離し、必要に応じて発信者
特定情報を操作パネル140の表示部に表示すると共
に、当該印刷モードに従って印刷用データをプリントア
ウトする。 (2)プリンタ100の構成 図2は、プリンタ100の構成を示す図である。
【0015】プリンタ100は、同図に示すようにレー
ザビーム型のプリンタである。クライアントコンピュー
タ300からプリントサーバ200を介して送信されて
きたプリントジョブデータは、まず、制御部110に入
力される。制御部110は、プリントジョブデータのう
ち印刷用データを分離して、これをビットマップデータ
に展開し、さらにレーザダイオードの駆動信号に変換し
てプリンタヘッド部120に出力し、この駆動信号に基
づき以下、公知の電子写真方式によるプリント動作が実
行される。
【0016】すなわち、プリンタヘッド部120のレー
ザダーオード121は、上記駆動信号によりレーザビー
ムを発光し、当該レーザビームが等速で回転するポリゴ
ンミラーのミラー面で反射して偏向され、走査レンズを
介して画像プロセス部130の感光体ドラム131の表
面を露光走査する。これにより感光体ドラム131表面
に静電潜像が形成され、現像器132によりトナーの供
給を受けてトナー像が形成される。
【0017】一方、給紙カセット133もしくは手差し
トレイ(マニュアルトレイ)134により給紙された転
写紙が、上記作像動作に同期して転写ベルト135によ
り感光体ドラム131直下まで搬送され、転写チャージ
ャ136の静電力により感光体ドラム131表面に形成
されたトナー像が転写紙上に転写される。トナー像が転
写された転写紙は、定着器137で高熱で加圧されて定
着処理が施された後、排紙トレイ138上に排出され
る。
【0018】なお、手差しトレイ134は、印刷モード
において手差しモードが設定され、ユーザが特殊な用紙
(例えば、OHP用の記録フィルムや色付き用紙、レタ
ーヘッド印刷済みの用紙など)を手差しで給紙する場合
に用いられるが、手差しモードが設定されていない場合
には、通常の転写紙が収納され、第2の給紙カセットと
しての役目を果たすようになっている。
【0019】また、センサSE1、SE2はそれぞれ、
給紙カセット133、手差しトレイ134に収納された
転写紙の有無およびサイズを検出するための用紙サイズ
検出センサである。プリンタ100上部の操作しやすい
位置には、図3に示すような操作パネル140が設けら
れている。同図に示すようにこの操作パネル140は、
表示部141とキー入力部142とからなる。
【0020】表示部141は、液晶表示板で構成され、
制御部110の制御を受け、必要に応じて、現在実行中
のジョブの印刷モードや発信者特定情報(ユーザ名およ
びジョブ名)のほか、トラブルの発生やユーザの処理が
必要となった場合には、その旨のメッセージを表示して
ユーザに知らせるようになっている。また、キー入力部
142には、強制実行キー143、変倍実行キー14
4、キャンセルキー145、トレイ変更キー146およ
び確認キー147が設けられており、これらのキーは、
主に発信者が印刷モードとして指定した用紙サイズが現
在選択されている給紙源(給紙カセット133または手
差しトレイ134)の給紙口にない場合に使用されるも
のであり、詳しくは後述の動作説明の際に述べる。
【0021】次に、上記プリンタ100における制御部
110の構成について図4のブロック図に基づき説明す
る。同図に示すように制御部110は、CPU111
と、フレームメモリ112と、RAM113と、ROM
114と、レーザダイオード駆動回路115と、通信イ
ンターフェース116とを備える。
【0022】フレームメモリ112には、プリントサー
バ200から受信した印刷用データをビットマップデー
タとして格納される。RAM113には、各種の制御変
数や操作パネル140からの設定内容および受信した印
刷モードや発信者特定情報が一時的に格納される。RO
M114には、プリント動作の制御プログラムや表示部
141への表示内容を制御する表示プログラムが格納さ
れる。
【0023】レーザダイオード駆動回路115は、ビッ
トマップ展開された印刷用データをレーザダーオードの
駆動信号に変換してレーザダーオード121に出力す
る。通信インターフェース116は、外部機器との通信
を行うためのものであって、プリントサーバ200から
受信したデータをCPU111に送る。CPU111
は、通信インターフェース116を介してプリントサー
バ200から上記プリントジョブデータを受信すると、
そのヘッダと印刷用データを分離し、ヘッダの情報(印
刷モードや発信者特定情報)をRAM113に格納する
と共に、ROM114のプログラムに基づいて印刷用デ
ータをビットマップ展開してフレームメモリ112に格
納する。例えば、当該印刷用データが文字コードである
場合には、ROM114から当該文字コードに対応する
ビットマップのデータを読み出しながらビットマップ展
開する。
【0024】CPU111は、ROM114に格納され
た制御プログラムに基づいて、感光体ドラム131を回
転駆動するためのメインモータ(不図示)等の各作動部
に対してタイミングを取りながら制御信号を発すると共
に、上記フレームメモリ112のビットマップデータを
1走査ラインごと読み出してレーザダイオード駆動回路
115に送信し、これにより感光体ドラム131表面を
露光走査しながら、上述した作像動作により転写紙上に
画像を形成する。
【0025】なお、CPU111は、用紙サイズ検出セ
ンサSE1、SE2や不図示のジャム検出センサからの
検出信号が入力されており、これにより適切な給紙制御
を行うと共に、必要な表示を操作パネル140の表示部
に表示させる。 (3)プリンタ共有システムにおける制御動作 以下、フローチャートを参照して上記プリンタ共有シス
テムにおける制御動作を説明するが、上述のネットワー
ク通信プログラムや印刷用データ作成用のアプリケーシ
ョンプログラム、プリントサーバ用のプログラム等は、
公知であって既存のシステムのものが利用できるので、
ここでは、本発明特有のクライアントコンピュータ30
0におけるプリンタドライバによる印刷モード等の設定
動作およびプリンタ100におけるプリント動作の制御
について説明する。
【0026】(3−1)印刷モード等の設定動作 図5は、クライアントコンピュータ300における印刷
モード等の設定動作を示すフローチャートである。先
ず、発信者が、キーボードもしくはマウスを操作してプ
リンタドライバを起動し(ステップS1)、図6に示す
ような印刷モードの設定画面301をディスプレイに表
示させる(ステップS2)。
【0027】同図6に示すように、設定画面301に
は、発信者名入力部303、プリント枚数設定部30
4、用紙サイズ設定部305、印刷用データの種類指定
部306、給紙ソース指定部307、およびプリントキ
ー308、キャンセルキー309が設けられており、マ
ウスでカーソル302を所望の位置に移動してクリック
することにより目的の入力が可能なようになっている。
【0028】発信者は、まず発信者名入力部303にカ
ーソル302を移動して、自己の名前(ユーザ名)と、
ジョブを特定するためのデータ(ジョブ名、本実施の形
態ではジョブ番号で表示している)を入力し(ステップ
S3)、次に設定部304〜307にカーソル302を
移動して、プリント枚数、用紙サイズなどの印刷モード
を入力する(ステップS4)。この際、各設定部304
〜307の右端の上下の三角マークをクリックして表示
内容を変更させ、これにより印刷モードを変更できるよ
うになっている。なお、この設定した内容を取り消した
い場合には、キャンセルキー309をクリックすればよ
い。
【0029】印刷モード設定後、プリントキー308を
クリックすることにより、プリンタ要求と上記設定内容
とをヘッダとして印刷用データに付加し、このデータ
(プリントジョブデータ)が、プリントサーバ200に
送信される(ステップS5)。プリントサーバ200
は、内部に格納されたプログラムによりスプーリングし
ながら、当該プリントジョブデータをプリンタ100に
送信する。
【0030】(3−2)プリンタ100における制御動
作 次に、プリンタ100における制御部110の制御動作
について、図7のフローチャートに基づき説明する。制
御部110のCPU111が通信インターフェース11
6を介してプリントサーバ200から上記プリントジョ
ブデータを受信すると(ステップS101)、そのヘッ
ダにある発信者特定情報(ユーザ名、ジョブ名)や印刷
モードの情報を印刷用データから分離してRAM113
に格納すると共に(ステップS102)、ROM114
内に格納されたデータに基づき、印刷用データをビット
マップに展開してフレームメモリ112に格納していく
(ステップS103)。
【0031】一方、ヘッダ中の印刷モードのデータによ
りユーザから手差しモードが指定されているかを判断す
る(ステップS104)。この手差しモードはユーザが
手差しトレイ134に用紙をセットするのを待ってプリ
ントを実行するモードであって、上述の図6の設定画面
301において給紙ソース指定部307により「Man
ual Feed」を指定することにより設定されるも
のである。
【0032】手差しモードが指定されておれば、印刷の
実行を待機させ(ステップS105)、操作パネル14
0の表示部141に、当該印刷モードで指定されている
用紙を手差しトレイ134にセットするよう要求するメ
ッセージと、ユーザ名及びジョブ名を141に表示させ
る(ステップS106)。上述の図3には、丁度この時
の表示部141の表示画面が示されており、現在手差し
モード(ManualFeed)が設定されていること
と、手差しトレイ(Manual Tray)134に
A4サイズの用紙を供給するように促すメッセージとユ
ーザ名およびジョブ名が表示されている。
【0033】発信者がこの表示内容に従って、A4サイ
ズの用紙(特に色付きやレターヘッド付などの特殊な用
紙)を手差しトレイ134にセットして(ステップS1
07)、確認キー147(図3)を押下すると(ステッ
プS108)、CPU111は、この手差しトレイ13
4から給紙させ、上述の印刷動作を実行させる(ステッ
プS112)。
【0034】なお、ステップS106でメッセージを表
示しても、発信者が気付かない場合には、プリンタ10
0はそのままの状態で放置されて一種のトラブル発生状
態となり、他のユーザのジョブ待ちの時間が長くなるこ
とになるが、表示部141にはユーザ名とジョブ名も表
示されているので、他の者が当該メッセージを即座に発
信者本人に伝えて必要な措置を促すことができる。
【0035】また、同じ発信者により複数のプリントジ
ョブが発信されていた場合でも、発信者は、表示部14
1のジョブ名の表示を確認することにより、現在どのジ
ョブが印刷実行待ちであるかを判別し、的確な措置を実
行することができる。一方、ステップS107において
手差しトレイ134に用紙がセットされず、またはステ
ップS108において確認キー147が押下されない場
合には、キャンセルキー148の押下を待ち(ステップ
S109)、キャンセルキー148が押下されると、受
信したプリントジョブデータを破棄して、次のプリント
ジョブデータの受信を待つ(ステップS110)。
【0036】また、ステップS104において、手差し
モードが設定されていないと判断された場合には、ステ
ップS111に移り、印刷モードで指定された用紙サイ
ズが、給紙カセット133もしくは手差しトレイ134
のうち現在選択されている方の給紙口にある用紙サイズ
と一致しているか否かを判断する。各給紙口にある用紙
サイズは、上述のように用紙サイズ検出センサSE1、
SE2により検出されるので、CPU111は容易にこ
の判断を行える。
【0037】もし、指定用紙サイズが選択された給紙口
になければ、印刷の実行を待機させ(ステップS11
3)、表示部141に、指定された用紙サイズと選択さ
れている給紙口の用紙サイズが不一致である旨のメッセ
ージと、当該プリントジョブのユーザ名およびジョブ名
を表示させる(ステップS114)。発信者がこの表示
に基づきジョブ名を確認して、必要な措置を取ることに
なるが、この場合には、次の5つの措置が考えられる。
すなわち、第1にトレイ変更キー146を押下して選択
給紙口を変更するか(ステップS115)、第2に選択
されている給紙口のカセット(又はトレイ)の用紙を別
のサイズの用紙に交換するか(ステップS116。な
お、この用紙サイズの変更は、用紙サイズ検出センサS
E1、SE2からの検出信号により容易に判断され
る)、第3に強制実行キー143を押下し、用紙サイズ
の指定を無視して、選択給紙口にある用紙を給紙して強
制的に印刷を実行させるか(ステップS117)、第4
に変倍実行キー144を押下して、印刷データに変倍処
理を施した後に選択給紙口にある用紙を給紙して印刷を
実行させるか(ステップS118)、第5に印刷の実行
を断念してキャンセルキー145を押下するか(ステッ
プS120)、である。
【0038】第1のトレイ変更もしくは、第2の用紙変
更の措置が取られた場合は、再度ステップS111に戻
って、指定用紙サイズと当該選択給紙口の用紙サイズを
比較し、用紙サイズが一致しておれば、当該用紙を給紙
しつつ印刷を実行する(ステップS112)。ステップ
S111で用紙サイズがまだ一致しなければ、ステップ
S113以下に進んで、ユーザに別の措置を要求するこ
とになる。
【0039】また、第3の強制実行の措置が選択された
場合には、選択給紙口にある用紙をそのまま給紙して印
刷を実行する(ステップS117、S112)。第4の
変倍実行の措置が選択された場合には、CPU111は
指定用紙サイズと選択給紙口にある用紙サイズから変倍
率を算出し、当該印刷用データに当該変倍率による変倍
処理を施して印刷を実行する(ステップS118、S1
19、S112)。
【0040】さらに、第5のキャンセルの措置が選択さ
れた場合には、印刷をキャンセルして当該プリントジョ
ブデータを破棄し、次のプリントジョブデータの受信を
待つ(ステップS120、S121)。なお、ステップ
S114で表示されたメッセージに発信者が気付かない
場合でも、他の者がこれを確認して本人に伝えることが
できるので、他のユーザのジョブ処理が必要以上に遅延
することはない。 (4) 以上、本発明に係る画像形成装置共有システム
をプリンタ共有システムについて説明してきたが、本発
明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であ
る。
【0041】図7のフローチャートでは、主に手差し
給紙モードが指定された場合や、指定用紙サイズと選択
給紙口の用紙サイズが異なる場合の制御動作について説
明したが、その他の場合、例えば、ジャム検知センサに
よりジャムの発生が検知された場合においても、表示部
141にその旨のメッセージとユーザ名・ジョブ名を表
示して発信者に当該トラブルの回復装置を促すようにし
てもよい。
【0042】また、上記実施の形態では、トラブル等の
発生のためプリンタ動作が停止し、ユーザの措置が必要
な場合にのみ、当該ユーザ名及びジョブ名の表示を行っ
たが、その他プリント動作中でも表示するようにしても
よい。 また、上記実施の形態においては、プリントサーバと
してパーソナルコンピュータにプリントサーバ用プログ
ラムをインストールしたものを使用したが、専用のプリ
ントサーバを使用してもよいし、受信したデータを格納
していき、着信順にプリンタに送信するプリンタバッフ
ァのような簡易なものでもよい。
【0043】端末装置も、パーソナルコンピュータに限
らず、ネットワーク接続可能な他の印刷データ編集装
置、例えばワードプロセッサーなどであってもよい。 さらに、複数の端末装置により共有される画像形成装
置は、上述のレーザビーム型のプリンタに限定されず、
例えばインクジェット方式のプリンタであってもよい
し、さらには外部機器からのデータを受信してプリンタ
としても動作可能な複写機であってもよい。
【0044】また、場合によってはファクシミリ装置に
も適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ネ
ットワーク接続された複数の端末装置により画像形成装
置を共有する画像形成装置共有システムであって、端末
装置から、発信者および/またはプリントジョブを特定
する情報を発信者特定情報として入力してこれを印刷用
データに付加して送信し、前記画像形成装置は、当該デ
ータを受信して印刷用データと発信者特定情報とに判別
し、少なくとも、前記印刷用データに基づく画像形成を
実行できない事由が発生したときに、前記判別された発
信者特定情報を表示手段に表示するので、これにより的
確な処理を行って印刷を実行させることが可能となる。
すなわち、ジョブ名が表示されている場合には、発信者
が自己の送信したどのプリントジョブにおいて画像形成
停止原因が発生しているかを即座に知ることができ、的
確かつ能率的に回復装置を実行することができる。ま
た、発信者名が表示されている場合には、発信者自身が
画像形成の停止に気付かない場合でも、第3者が即座に
発信者名を確認して本人に適当な処理の実行を促すこと
ができるので、他のユーザのジョブ処理が必要以上に待
たされるという事態が無くなり、プリント作業が能率的
になる。
【0046】また、本発明に係る画像形成装置によれ
ば、上記画像形成装置共有システムに使用される最適な
画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタ共有システ
ムの全体の構成を示す図である。
【図2】上記紙システムに使用されるプリンタの構成を
示す図である。
【図3】上記プリンタの操作パネルの構成を示す図であ
る。
【図4】上記プリンタ内部に設置される制御部の構成を
示すブロック図である。
【図5】クライアントコンピュータからの印刷モードな
どの設定の動作を示すフローチャートである。
【図6】上記クライアントコンピュータにおける印刷モ
ードなどの設定画面を示す図である。
【図7】上記プリンタにおける制御動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
100 プリンタ 110 制御部 111 CPU 112 フレームメモリ 113 RAM 114 ROM 115 レーザダイオード駆動回路 116 通信インターフェース 140 操作パネル 141 表示部 142 キー入力部 143 強制実行キー 144 変倍実行キー 145 キャンセルキー 146 トレイ変更キー 147 確認キー 200 プリントサーバ 300 クライアントコンピュータ 301 設定画面 303 発信者名入力部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク接続された複数の端末装置
    により画像形成装置を共有する画像形成装置共有システ
    ムにおいて、 前記端末装置は、 発信者および/またはプリントジョブを特定する情報を
    発信者特定情報として入力する入力手段と、 印刷用データに前記発信者特定情報を付加して送信する
    送信手段と、を備え、 前記画像形成装置は、 前記端末装置から送信されたデータを受信する受信手段
    と、 前記受信したデータについて印刷用データか発信者特定
    情報かを判別する判別手段と、 少なくとも、前記印刷用データに基づく画像形成を実行
    できない事由が発生したときに、前記判別された発信者
    特定情報を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置共有システム。
  2. 【請求項2】 ネットワーク接続された複数の端末装置
    によって共有して使用される画像形成装置であって、 前記端末装置から送信されたデータを受信する受信手段
    と、 前記受信したデータについて、印刷用データか、発信者
    および/またはプリントジョブを特定する発信者特定情
    報かを判別する判別手段と、 少なくとも、前記印刷用データに基づく画像形成を実行
    できない事由が発生したときに、前記判別された発信者
    特定情報を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP9056469A 1997-03-11 1997-03-11 画像形成装置共有システムおよびこのシステムに使用される画像形成装置 Pending JPH10254653A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000184134A (ja) * 1998-12-11 2000-06-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像記録装置、画像読取装置並びに画像形成装置
JP2006031704A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Oce Technol Bv カスタマイズ可能なプリントメディアの定義
JP2019107893A (ja) * 2019-02-07 2019-07-04 シャープ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよび記録シートの種類選択方法

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