JPH1025454A - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

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JPH1025454A
JPH1025454A JP8183225A JP18322596A JPH1025454A JP H1025454 A JPH1025454 A JP H1025454A JP 8183225 A JP8183225 A JP 8183225A JP 18322596 A JP18322596 A JP 18322596A JP H1025454 A JPH1025454 A JP H1025454A
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JP
Japan
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layer
sensitive adhesive
polyolefin
pressure
adhesive tape
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JP8183225A
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English (en)
Inventor
Kyoichi Sato
恭一 佐藤
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New Oji Paper Co Ltd
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、支持体の一面にアルキルフェノー
ル樹脂を含有する粘着剤層を有し、他面(剥離層面側)
にポリオレフィン系樹脂層がラミネートされている粘着
テープに関し、ポリオレフィン層の成形加工性が良好
で、かつ巻き取り保持された状態のテープを巻き戻す際
に重剥離化、ラミネート浮き、支持体破壊などの生起す
ることがない粘着力の優れた粘着テープを提供する。 【解決手段】 支持体の一面にアルキルフェノール樹脂
を含有するゴム系粘着剤層が設けられ、他面にはポリオ
レフィン系樹脂層が設けられ、さらに前記ポリオレフィ
ン系樹脂層上に剥離剤層が設けられている粘着テープに
おいて、前記ポリオレフィン系樹脂層が、顔料を5〜2
0重量%、および滑剤として亜鉛化合物を0.01〜
0.4重量%含有するする粘着テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体の一面にア
ルキルフェノール樹脂を含有する粘着剤層が設けられ、
他面にはラミネートされているポリオレフィン系樹脂層
を有するタイプの粘着テープに関し、粘着性、耐久性、
耐熱性、耐薬品性、耐水性等に優れた粘着剤層を有し、
かつ巻き戻し性にも優れ、包装材料、マスキング材料等
としての使用に適した粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、包装用材料、マスキング用材料等
としての使用に適した粘着テープとして、着色剤等とし
て、一定量の顔料を含有するポリオレフィン系樹脂層が
支持体の一面に、他面に粘着剤層が設けられていてロー
ル状に巻き取られている粘着テープが使用されている。
これらの粘着テープのうち、粘着剤層にアルキルフェノ
ール樹脂を含有する粘着剤を使用した粘着テープは、粘
着剤層が粘着性、耐久性、耐熱性、耐薬品性、耐水性等
に優れることから利用分野が多岐にわたるが、反面、粘
着テープをロール状に巻き取って保持したのちに巻き戻
し使用する際に、重剥離化、ラミネート浮き、支持体破
壊等のトラブルを引き起こすことのあることが技術課題
となっている。
【0003】前記粘着剤層にアルキルフェノール樹脂を
含有する粘着剤を使用した粘着テープにおける前記巻き
戻し使用する際の、重剥離化、ラミネート浮き、支持体
破壊等のトラブルは、粘着テープのポリオレフィン系樹
脂層上にシリコーン系化合物、長鎖アルキル系化合物、
フッ素化合物等からなる剥離剤層を設けることによりあ
る程度改善できることも知られている。
【0004】シリコーン系剥離剤の場合、支持体にラミ
ネートされているポリオレフィン系樹脂層に顔料、滑剤
等として通常添加使用される化合物であるアミン化合
物、硫黄化合物、リン化合物、スズ化合物等の有機金属
化合物が存在すると塗膜のキュア性が著しく損なわれる
ため、剥離剤としてシリコーン系剥離剤を使用する場合
には、支持体にラミネートされるポリオレフィン系樹脂
組成物にこれらの添加物を使用することを避けることが
望ましいが、かかる添加物の使用を避けてもなお剥離剤
塗膜のキュアが十分でなく、特に粘着剤層にアルキルフ
ェノール樹脂が含まれるとテープの巻き戻し時に重剥離
化、ラミネート浮き、支持体破壊等のトラブルが生起す
ることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、支持体の一
面にアルキルフェノール樹脂を含有する粘着剤層を有
し、他面にポリオレフィン系樹脂層がラミネートされて
いる粘着テープに関し、ポリオレフィン層の成形加工性
を改善し、巻き取り保持された状態のテープを巻き戻す
際に重剥離化、ラミネート浮き、支持体破壊などの生起
することがない粘着テープを提供することを課題とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の粘着テープは、
支持体の一面にアルキルフェノール樹脂を含有するゴム
系粘着剤層が設けられ、他面にはポリオレフィン系樹脂
層が設けられ、さらに前記ポリオレフィン系樹脂層上に
剥離剤層が設けられている粘着テープにおいて、前記ポ
リオレフィン系樹脂層が、顔料を5〜20重量%、およ
び滑剤として亜鉛化合物を0.01〜0.4重量%含有
することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の粘着テープは、第1図に
示すように支持体3の一面にアルキルフェノール樹脂を
含有するゴム系粘着剤層4が設けられ、支持体3の他面
にはポリオレフィン系樹脂層2、剥離剤層1が順次設け
られている。支持体の他面にラミネートされるポリオレ
フィン系樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレン
のような熱可塑性樹脂が好ましく使用される。ポリオレ
フィン系樹脂層の厚さは、好ましくは1〜100μm程
度、より好ましくは10〜40μm程度である。
【0008】支持体にラミネートされるポリオレフィン
系樹脂は、顔料及び滑剤を含有する。また他に、充填
剤、架橋剤、安定剤等の添加剤を含んでいてもよい。顔
料は、ドライカラー、マスターバッチ、カラーコンパウ
ンド等の着色剤としてポリオレフィン系樹脂中に添加さ
れる。これらの着色剤に含まれる顔料としては、例えば
酸化チタン、カドミウム顔料、黄鉛、弁柄、ウルトラマ
リーンブルー、酸化鉄等の無機系顔料類、シアニン系顔
料、キナクリドン系顔料、アゾ系顔料、アニリンブラッ
ク等の有機系顔料類、及びカーボンブラック等の顔料が
使用される。顔料は、ポリオレフィン系樹脂層中に、5
〜20重量%の添加量で使用される。顔料はその添加量
が5〜20重量%の範囲であると粘着テープに所望の隠
蔽性、色付け、装飾等の機能を付加する。しかし、その
添加量が20重量%を越えると、ポリオレフィン系樹脂
の成形膜強度が低下し、支持体との密着性が悪くなり、
粘着テープの重剥離化、ラミネート浮き、支持体破壊等
を引き起こすので好ましくない。また、5重量%未満で
は、所望とする効果が得られない。
【0009】本発明の粘着テープにおいては、前記マス
ターバッチやカラーコンパウンドを成形加工する際の摩
擦を低下させてポリオレフィン系樹脂の流動性、離型性
を改善し、成形加工性を向上させるために滑剤として亜
鉛化合物が使用される。亜鉛化合物としては、一般に滑
剤として使用されている亜鉛化合物が使用できるが、ス
テアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、12ーヒドロキ
システアリン酸等の高級脂肪酸の亜鉛塩が好ましく、特
にステアリン酸亜鉛及びオレイン酸亜鉛が好ましい。
【0010】本発明の効果を損なわない範囲内で、亜鉛
化合物以外の滑剤を併用することも勿論可能である。例
えば流動パラフィン、パラフィンワックス、マイクロワ
ックス、ポリエチレンワックス等の炭化水素系滑剤、ス
テアリン酸、ベヘニン酸、12ーヒドロキシステアリン
酸等の脂肪酸系滑剤、セチルアルコール、ステアリルア
ルコール等の高級アルコール系滑剤、ステアリン酸アミ
ド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、メチレンビス
アミド等のアミド系滑剤、ステアリン酸ブチル、セチル
パルミテート、ステアリルステアレート、グリセリンエ
ステル、ペンタエリスリトールエステル等のエステル系
滑剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシ
ウム等の金属石鹸系滑剤が使用できる。
【0011】本発明おいて、滑剤としての亜鉛化合物の
使用量は、ポリオレフィン中の亜鉛化合物として0.0
1〜0.4重量%の範囲である。滑剤として亜鉛化合物
を用いた場合、0.01〜0.4重量%の極く少量の範
囲で、ポリオレフィン系樹脂の成形加工性も良好とな
り、かつ粘着剤層にアルキルフェノール樹脂を使用した
場合にも、一定期間保持した粘着テープを巻き戻す際
に、重剥離化、ラミネート浮き、支持体破壊等の現象が
生起せず、正常な剥離が達成される。亜鉛化合物の含有
量が0.4重量%を越えると、一定期間保持した粘着テ
ープを巻き戻す際に、重剥離化、ラミネート浮き、支持
体破壊などの現象を生じる。このような現象は、所望の
性能を得るために、粘着剤層にアルキルフェノール樹脂
を選択した場合に特に顕著であり、粘着テープを保存中
に過剰な亜鉛化合物がアルキルフェノール樹脂を含む粘
着剤層に対して何らかの悪影響を及ぼすものと考えられ
る。従って、亜鉛化合物は少ない方が弊害は少なく好ま
しいと考えられるが、亜鉛化合物の含有量が0.01重
量%未満の場合には、前記マスターバッチやカラーコン
パウンドを成形加工することが困難となる。また、代わ
りに亜鉛化合物以外の滑剤を使用することもできるが、
その量は亜鉛化合物を使用する場合に比べて多くなり過
ぎてポリオレフィン系樹脂層自体の物性に悪影響を与え
る場合がある。
【0012】本発明の粘着テープにおいては、ポリオレ
フィン系樹脂層上に剥離剤層が形成されている。この剥
離剤層に使用される剥離剤は、シリコーン系化合物、長
鎖アルキル系化合物、フッ素化合物等であり、シリコー
ン系化合物としては、例えば、信越化学(株)製の商品
名「KS−722」、東レダウシリコーン(株)製の商
品名「SD−7333」等が挙げられ、また長鎖アルキ
ル系化合物としては、一方社油脂工業(株)製の商品名
「ピーロイル1010」、「ピーロイル1200」等が
挙げられる。特にシリコーン系剥離剤は塗工性の良さ、
接着剤層との剥離性に優れること、安価であることなど
の理由から好ましい離型剤である。剥離剤層の厚さは
0.1〜10μm程度、好ましくは0.3〜2μm程度
である。本発明の粘着テープは、粘着剤層と剥離剤層と
が重なるようにロール状に巻き取られて保持されてい
る。
【0013】本発明の巻き戻し性に優れた粘着テープの
支持体としては、特に制限はなく紙、布、不織布等から
任意に採択される。紙としては、抄紙品にスチレンブタ
ジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NBR)、天然
ゴム等を含浸させたものも使用することができる。支持
体の厚さは、厳密な制限はなく、通常1〜300μm程
度であり、好ましくは10〜200μm程度である。
【0014】本発明の粘着テープの粘着剤層にはアルキ
ルフェノール樹脂を含有するゴム系粘着剤が用いられ
る。粘着剤層にはエラストマー、粘着付与剤、軟化剤、
老化防止剤、紫外線吸収剤、架橋触媒等が適宜併用され
る。エラストマーとしては、天然ゴム、合成イソプレン
ゴム、ブタジエンゴム、スチレン−イソプレンブロック
共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエンブロック共
重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレンブロ
ック共重合体(SEBS)、ブチルゴム等で代表される
エラストマーが一種又は二種以上混合して使用される。
アルキルフェノール樹脂は、少量の使用でゴム系粘着剤
の粘着性、耐久性、耐熱性、耐薬品性、耐水性を向上さ
せる効果に優れているものである。アルキルフェノール
樹脂としては、例えば荒川化学社製の商品名「タマノル
100S」、「タマノル1010R」、「タマノル51
0」、「タマノル520S」、「タマノル521」、
「タマノル526」、「タマノル586」、「タマノル
572S」等の樹脂が挙げられる。アルキルフェノール
樹脂の含有量は、粘着剤層中に1〜10重量%が好まし
い。
【0015】粘着剤層には上記のアルキルフェノール樹
脂以外の粘着付与剤も併用することができる。併用でき
る粘着付与剤としては、ロジン系樹脂、テルペン系樹
脂、フェノール系樹脂、脂肪族石油樹脂、芳香族系石油
樹脂、脂環族系石油樹脂、クマロンインデン樹脂、フェ
ノール樹脂、スチレン系樹脂、キシレン系樹脂等の合成
樹脂のうちの一種又は二種以上の混合物を使用すること
ができる。さらに、一般に知られている粘着剤層への添
加剤、すなわち充填剤、軟化剤、老化防止剤、紫外線吸
収剤、架橋触媒等も使用することができる。本発明の粘
着テープにおける粘着剤層の厚さは、乾燥膜厚で1〜2
00μm、好ましくは10〜60μm程度である。
【0016】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を
より詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。 実施例1 支持体として米坪73g/m2 のクラフト紙を使用し、
酸化チタン12重量%、ステアリン酸亜鉛0.1重量%
を含有する低密度ポリエチレンを30μm厚さにラミネ
ートし、このポリエチレンラミネート紙のポリエチレン
ラミネート層にシリコーン系剥離剤(商品名:KS−7
72、信越化学(株)社製)を0.5μm厚さに塗布し
た。また、前記ラミネート紙のクラフト紙面に、天然ゴ
ム100重量部、石油系粘着付与樹脂100重量部、ア
ルキルフェノール樹脂(商品名:タマノル1010R、
荒川化学社製)5重量部、ナフテン系オイル30重量
部、老化防止剤0.5重量部、亜鉛華5重量部をトルオ
ール300重量部に溶解した粘着剤を、乾燥厚さ50μ
mとなるように塗布乾燥し、ロール状に巻き取った粘着
テープを作製した。
【0017】実施例2 ポリエチレンラミネート層の形成において、酸化チタン
18重量%、ステアリン酸亜鉛0.3重量%を含有する
低密度ポリエチレンを使用した以外は、実施例1と同様
に粘着テープを作製した。
【0018】実施例3 ポリエチレンラミネート層の形成において、酸化チタン
7重量%、ステアリン酸亜鉛0.05重量%を含有する
低密度ポリエチレンを使用した以外は、実施例1と同様
にして粘着テープを作製した。
【0019】実施例4 ポリエチレンラミネート層の形成において、酸化チタン
12重量%、オレイン酸亜鉛0.15重量%を含有する
低密度ポリエチレンを使用した以外は、実施例1と同様
にして粘着テープを作製した。
【0020】比較例1 ポリエチレンラミネート層の形成において、酸化チタン
12重量%を含有する低密度ポリエチレンを使用した以
外は、実施例1と同様にして粘着テープを作製した。
【0021】比較例2 ポリエチレンラミネート層の形成において、酸化チタン
12重量%、ステアリン酸亜鉛0.5重量%を含有する
低密度ポリエチレンを使用した以外は、実施例1と同様
にして粘着テープを作製した。
【0022】比較例3 ポリエチレンラミネート層の形成において、酸化チタン
25重量%、ステアリン酸亜鉛0.1重量%を含有する
低密度ポリエチレンを使用した以外は、実施例1と同様
にして粘着テープを作製した。
【0023】比較例4 粘着剤層の形成において、アルキルフェノール樹脂(商
品名:タマノル1010R、荒川化学社製)を除いた以
外は、実施例1と同様にして粘着テープを作製した。
【0024】評価 上記各実施例及び比較例で用いたポリオレフィン系樹脂
層用混合物の成形加工性、および得られた粘着テープの
性能などは次の方法に従って評価し、表1に結果を示し
た。 〔成形加工性〕ポリオレフィン系樹脂層用混合物の成形
加工性について、マスターバッチおよびカラーコンパウ
ンドを成形加工できるか否かを評価し、良好なものを
○、不良なものを×とした。 〔テープ巻き戻し性〕ロール状の粘着テープを、23
℃、65%相対湿度雰囲気下で7日間保存した後に、2
3℃、65%相対湿度雰囲気下で30m/分の速度で巻
き戻した時の、重剥離化、ラミネート浮き、支持体破壊
等の現象を目視で観察し、良好なものを○、不良なもの
を×とした。 〔粘着性〕粘着性の評価は、粘着テープを段ボール表面
に貼り付け後、23℃、65%相対湿度環境下で3日間
放置した後、封緘性(剥がれの有無)を目視により評価
し、剥がれの無いものを○、剥がれの生じたものを×と
した。
【0025】
【表1】
【0026】表1に示した結果から明らかなように、本
発明の実施例で得られた粘着テープは、顔料を用いて隠
蔽性、色付け、装飾等の機能を付加することが可能であ
り、ポリオレフィン系樹脂層の成形加工性が良好で、粘
着剤層にアルキルフェノール樹脂を含有することによ
り、十分な粘着力を備えるとともに、テープ巻き戻し時
の重剥離化、ラミネート浮き、支持体破壊等の現象が生
起しない正常な剥離テープであった。一方、ポリオレフ
ィン系樹脂が亜鉛化合物を含まない場合、樹脂の成形加
工性が悪く(比較例1)、またポリオレフィン系樹脂層
の亜鉛化合物含有量が0.4重量%を越える粘着テープ
は、テープ巻き戻し時の重剥離化、ラミネート浮き、支
持体破壊等の現象が生じた(比較例2)。ポリオレフィ
ン系樹脂中の顔料含有量が20重量%を越える場合も、
テープ巻き戻し時の重剥離化、ラミネート浮き等が生じ
た(比較例3)。粘着剤層にアルキルフェノール樹脂を
含有しない場合には、十分な封緘性が得られなかった
(比較例4)。
【0027】
【発明の効果】本発明は、支持体の一面にアルキルフェ
ノール樹脂を含有する粘着剤層を有し、他面にポリオレ
フィン系樹脂層がラミネートされている粘着テープに関
し、ポリオレフィン系樹脂層の成形加工性が良好で、か
つ一定期間保持された状態のテープを巻き戻す際に重剥
離化、ラミネート浮き、支持体破壊などの生起すること
がない粘着力の優れた粘着テープを提供することが可能
となり、実用面において優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の粘着テープの一実施態様の
構成を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1:剥離剤層 2:ポリオレフィン系樹脂層 3:支持体 4:粘着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKR C09J 7/02 JKR

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の一面にアルキルフェノール樹脂
    を含有するゴム系粘着剤層が設けられ、他面にはポリオ
    レフィン系樹脂層が設けられ、さらに前記ポリオレフィ
    ン系樹脂層上に剥離剤層が設けられている粘着テープに
    おいて、前記ポリオレフィン系樹脂層が、顔料を5〜2
    0重量%、および滑剤として亜鉛化合物を0.01〜
    0.4重量%含有することを特徴とする粘着テープ。
JP8183225A 1996-07-12 1996-07-12 粘着テープ Pending JPH1025454A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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