JPH10253802A - 反射防止膜 - Google Patents
反射防止膜Info
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- JPH10253802A JPH10253802A JP9053098A JP5309897A JPH10253802A JP H10253802 A JPH10253802 A JP H10253802A JP 9053098 A JP9053098 A JP 9053098A JP 5309897 A JP5309897 A JP 5309897A JP H10253802 A JPH10253802 A JP H10253802A
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- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70483—Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
- G03F7/7055—Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
- G03F7/70575—Wavelength control, e.g. control of bandwidth, multiple wavelength, selection of wavelength or matching of optical components to wavelength
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- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70058—Mask illumination systems
- G03F7/70191—Optical correction elements, filters or phase plates for controlling intensity, wavelength, polarisation, phase or the like
-
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- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70216—Mask projection systems
- G03F7/70308—Optical correction elements, filters or phase plates for manipulating imaging light, e.g. intensity, wavelength, polarisation, phase or image shift
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 λ0=180〜300nmの任意の波長範囲に
おいて広帯域で高い反射防止効果を有し、特に、設計中
心波長より長波長側が広帯域で高い反射防止効果を有
し、かつ広い入射角度に対して高い反射防止効果を有す
る反射防止膜を提供する。 【解決手段】 少なくとも、波長180〜300nmの
波長範囲内の任意の設計基準波長λ0に対し前記波長の
光を透過する基板上に、基板側から数えて第1層目、第
3層目、第5層目に低屈折率層を形成し、第2層目、第
4層目に高屈折率層を形成してなる反射防止膜であっ
て、第1層目と第3層目の光学的膜厚が約0.5λ0〜
約0.7λ0の範囲内であり、第2層目の光学的膜厚が
0〜約0.15λ0の範囲内であり、第4層目と第5層
目の光学的膜厚が約0.15λ0〜0.3λ0であること
を特徴とする反射防止膜。
おいて広帯域で高い反射防止効果を有し、特に、設計中
心波長より長波長側が広帯域で高い反射防止効果を有
し、かつ広い入射角度に対して高い反射防止効果を有す
る反射防止膜を提供する。 【解決手段】 少なくとも、波長180〜300nmの
波長範囲内の任意の設計基準波長λ0に対し前記波長の
光を透過する基板上に、基板側から数えて第1層目、第
3層目、第5層目に低屈折率層を形成し、第2層目、第
4層目に高屈折率層を形成してなる反射防止膜であっ
て、第1層目と第3層目の光学的膜厚が約0.5λ0〜
約0.7λ0の範囲内であり、第2層目の光学的膜厚が
0〜約0.15λ0の範囲内であり、第4層目と第5層
目の光学的膜厚が約0.15λ0〜0.3λ0であること
を特徴とする反射防止膜。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外光に対して極
めて低い反射率を示す様な反射防止膜に関するものであ
る。
めて低い反射率を示す様な反射防止膜に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の集積度を増すため
に、半導体製造用縮小投影露光装置(ステッパー)の高
解像力化の要求が高まっている。このステッパーによる
フォトリソグラフィーの解像度を上げる一つの方法とし
て、光源波長の短波長化が挙げられる。最近では、水銀
ランプより短波長域の光を発振でき、かつ高出力なエキ
シマレーザーを光源としたステッパーの実用化が始まっ
ている。このステッパーの光学系において、レンズ等の
光学素子の表面反射による光量損失やフレア・ゴースト
等を低減するために反射防止膜を形成する必要がある。
また、光源であるエキシマレーザーにはKrFエキシマ
レーザー(λ=248.4nm)やArFエキシマレー
ザー(λ=193.4nm)等があるが、これらの光に
対して吸収の大きい膜物質や耐レーザー性の低い膜物質
によって光学薄膜を構成した場合、吸収による光量損
失,吸収発熱による基板面変化や膜破壊等を起こしやす
くなる。このため使用する膜物質としては低吸収・高耐
レーザー性を有しているものが望ましい。前記エキシマ
レーザー波長にて使用できる膜物質は主にフッ化マグネ
シウム(MgF2)のようなフッ素化合物や一部の酸化物で
あるが、種類が限られている。また、同様に使用される
基板も蛍石などのフッ素化合物結晶や石英ガラス等に限
られている。
に、半導体製造用縮小投影露光装置(ステッパー)の高
解像力化の要求が高まっている。このステッパーによる
フォトリソグラフィーの解像度を上げる一つの方法とし
て、光源波長の短波長化が挙げられる。最近では、水銀
ランプより短波長域の光を発振でき、かつ高出力なエキ
シマレーザーを光源としたステッパーの実用化が始まっ
ている。このステッパーの光学系において、レンズ等の
光学素子の表面反射による光量損失やフレア・ゴースト
等を低減するために反射防止膜を形成する必要がある。
また、光源であるエキシマレーザーにはKrFエキシマ
レーザー(λ=248.4nm)やArFエキシマレー
ザー(λ=193.4nm)等があるが、これらの光に
対して吸収の大きい膜物質や耐レーザー性の低い膜物質
によって光学薄膜を構成した場合、吸収による光量損
失,吸収発熱による基板面変化や膜破壊等を起こしやす
くなる。このため使用する膜物質としては低吸収・高耐
レーザー性を有しているものが望ましい。前記エキシマ
レーザー波長にて使用できる膜物質は主にフッ化マグネ
シウム(MgF2)のようなフッ素化合物や一部の酸化物で
あるが、種類が限られている。また、同様に使用される
基板も蛍石などのフッ素化合物結晶や石英ガラス等に限
られている。
【0003】従来の反射防止膜の例として図14ような
構成のものが知られている。これは基板11上に高屈折
率層12、低屈折率層13を順次積層させた2層の構成
となっている。2層構成の反射防止膜における反射防止
条件は、基板の屈折率をns、媒質の屈折率をn0、低屈
折率層の屈折率をnL、高屈折率層の屈折率をnHとした
とき、 ns/n0≦(nH/nL)2 であることが知られている。設計中心波長λ0=19
3.4nmにおいて、基板11を石英ガラス(n=1.
56)、高屈折率層12をフッ化ランタン(LaF3,n=
1.69)、低屈折率層13をフッ化マグネシウム(Mg
F2,n=1.42)とした場合、前記反射防止条件に当
てはめると、1.56/1>(1.69/1.42)2≒1.42となり、反射
防止条件を満たさない事がわかる。前記のような基板お
よび膜物質を使用した従来の2層反射防止膜でλ=193.4
nmにおいて、反射率が最も低くなるのは、 基板 石英ガラス 第1層 LaF3 0.25λ0 第2層 MgF2 0.25λ0 Air の膜厚構成の場合である。
構成のものが知られている。これは基板11上に高屈折
率層12、低屈折率層13を順次積層させた2層の構成
となっている。2層構成の反射防止膜における反射防止
条件は、基板の屈折率をns、媒質の屈折率をn0、低屈
折率層の屈折率をnL、高屈折率層の屈折率をnHとした
とき、 ns/n0≦(nH/nL)2 であることが知られている。設計中心波長λ0=19
3.4nmにおいて、基板11を石英ガラス(n=1.
56)、高屈折率層12をフッ化ランタン(LaF3,n=
1.69)、低屈折率層13をフッ化マグネシウム(Mg
F2,n=1.42)とした場合、前記反射防止条件に当
てはめると、1.56/1>(1.69/1.42)2≒1.42となり、反射
防止条件を満たさない事がわかる。前記のような基板お
よび膜物質を使用した従来の2層反射防止膜でλ=193.4
nmにおいて、反射率が最も低くなるのは、 基板 石英ガラス 第1層 LaF3 0.25λ0 第2層 MgF2 0.25λ0 Air の膜厚構成の場合である。
【0004】図15に入射角θ=0°における反射特
性、図16にλ0=193.4nmにおける入射角度特
性、図17にλ0=193.4nmにおける光学アドミ
タンス図を示す。図15の反射特性から従来の2層反射
防止膜はλ0=193.4nmにおいて残存反射が約0.2
%であることがわかる。この従来の2層反射防止膜を例
えば50枚のレンズからなる光学系に用いた場合、100面
の2層反射防止膜を光が透過することとなり、この残存
反射により約20%(1-(1-0.002)100=0.18)近い光量が透
過することができず、露光効率の低下につながることと
なる。
性、図16にλ0=193.4nmにおける入射角度特
性、図17にλ0=193.4nmにおける光学アドミ
タンス図を示す。図15の反射特性から従来の2層反射
防止膜はλ0=193.4nmにおいて残存反射が約0.2
%であることがわかる。この従来の2層反射防止膜を例
えば50枚のレンズからなる光学系に用いた場合、100面
の2層反射防止膜を光が透過することとなり、この残存
反射により約20%(1-(1-0.002)100=0.18)近い光量が透
過することができず、露光効率の低下につながることと
なる。
【0005】さらに、フレア・ゴースト等の原因ともな
り、露光精度の低下を引き起こすこととなる。このよう
な残存反射を低減するには図17の光学アドミタンス図
において、アドミタンスの軌跡の終点を媒質すなわち空
気の屈折率を示す点(1,0)に近づける必要がある。そ
のためには前記反射防止条件を満たすような物質とし
て、 より低い屈折率の基板 より高い屈折率の高屈折率物質 より低い屈折率の低屈折率物質 を使用する事が考えられる。ところが前述したように使
用できる基板および膜物質の種類が限られているため、
従来の2層構成では若干の残存反射は避けられないもの
であった。
り、露光精度の低下を引き起こすこととなる。このよう
な残存反射を低減するには図17の光学アドミタンス図
において、アドミタンスの軌跡の終点を媒質すなわち空
気の屈折率を示す点(1,0)に近づける必要がある。そ
のためには前記反射防止条件を満たすような物質とし
て、 より低い屈折率の基板 より高い屈折率の高屈折率物質 より低い屈折率の低屈折率物質 を使用する事が考えられる。ところが前述したように使
用できる基板および膜物質の種類が限られているため、
従来の2層構成では若干の残存反射は避けられないもの
であった。
【0006】このような問題を解決する反射防止膜が、
特開昭61−77001号公報に開示されている。特開
昭61−77001号公報に開示された反射防止膜は、
1.5以下の低屈折率層と1.6〜1.8の中間屈折率
層の5層構造からなり、基板側から第1層目から第3層
目の光学的膜厚の和が約λ0/2であり、第4層目及び
第5層目の光学的膜厚がλ0/4である。
特開昭61−77001号公報に開示されている。特開
昭61−77001号公報に開示された反射防止膜は、
1.5以下の低屈折率層と1.6〜1.8の中間屈折率
層の5層構造からなり、基板側から第1層目から第3層
目の光学的膜厚の和が約λ0/2であり、第4層目及び
第5層目の光学的膜厚がλ0/4である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学系
で使用されるレンズは曲率を有するので、その表面に形
成した反射防止膜はその中心部と周辺部では膜厚が異な
る。一般的には、凸面レンズ及び凹面レンズのどちら
も、その中心部から周辺部にかけて次第に膜厚は薄くな
り、この傾向は曲率半径の小さなレンズほど顕著であ
る。このため、レンズ周辺部における反射防止帯域はレ
ンズ中心部における反射防止帯域より膜厚が小さくなっ
た分だけ短波長側へシフトする。そのため、中心部の膜
厚に対する周辺部の膜厚の比が、ある一定値より小さく
なるとレンズ周辺部における有効な反射防止帯域が使用
波長領域から外れてしまう、という問題がある。
で使用されるレンズは曲率を有するので、その表面に形
成した反射防止膜はその中心部と周辺部では膜厚が異な
る。一般的には、凸面レンズ及び凹面レンズのどちら
も、その中心部から周辺部にかけて次第に膜厚は薄くな
り、この傾向は曲率半径の小さなレンズほど顕著であ
る。このため、レンズ周辺部における反射防止帯域はレ
ンズ中心部における反射防止帯域より膜厚が小さくなっ
た分だけ短波長側へシフトする。そのため、中心部の膜
厚に対する周辺部の膜厚の比が、ある一定値より小さく
なるとレンズ周辺部における有効な反射防止帯域が使用
波長領域から外れてしまう、という問題がある。
【0008】即ち、従来の反射防止膜は、反射防止帯域
が狭く、特に反射率0.5%以下にできる反射防止帯域
が狭く、そのため、レンズ中心部の膜厚と周辺部の膜厚
の比が0.8以上に成膜することができる比較的、曲率
半径の大きなレンズにしか有効に利用することができな
いという問題点がある。本発明は、従来のこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、λ0=180〜30
0nmの任意の波長範囲において広帯域で高い反射防止
効果を有し、特に、設計中心波長より長波長側が広帯域
で高い反射防止効果を有し、かつ広い入射角度に対して
高い反射防止効果を有する反射防止膜を提供することを
目的とする。
が狭く、特に反射率0.5%以下にできる反射防止帯域
が狭く、そのため、レンズ中心部の膜厚と周辺部の膜厚
の比が0.8以上に成膜することができる比較的、曲率
半径の大きなレンズにしか有効に利用することができな
いという問題点がある。本発明は、従来のこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、λ0=180〜30
0nmの任意の波長範囲において広帯域で高い反射防止
効果を有し、特に、設計中心波長より長波長側が広帯域
で高い反射防止効果を有し、かつ広い入射角度に対して
高い反射防止効果を有する反射防止膜を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は第一に「少なく
とも、波長180〜300nmの波長範囲内の任意の設
計基準波長λ0に対し前記波長の光を透過する基板上
に、基板側から数えて第1層目、第3層目、第5層目に
低屈折率層を形成し、第2層目、第4層目に高屈折率層
を形成してなる反射防止膜であって、第1層目と第3層
目の光学的膜厚が約0.5λ0〜約0.7λ0の範囲内で
あり、第2層目の光学的膜厚が0〜約0.15λ0の範
囲内であり、第4層目と第5層目の光学的膜厚が約0.
5λ0〜0.3λ0であることを特徴とする反射防止膜
(請求項1)」を提供する。
とも、波長180〜300nmの波長範囲内の任意の設
計基準波長λ0に対し前記波長の光を透過する基板上
に、基板側から数えて第1層目、第3層目、第5層目に
低屈折率層を形成し、第2層目、第4層目に高屈折率層
を形成してなる反射防止膜であって、第1層目と第3層
目の光学的膜厚が約0.5λ0〜約0.7λ0の範囲内で
あり、第2層目の光学的膜厚が0〜約0.15λ0の範
囲内であり、第4層目と第5層目の光学的膜厚が約0.
5λ0〜0.3λ0であることを特徴とする反射防止膜
(請求項1)」を提供する。
【0010】また、本発明は第二に「前記第1層目の光
学的膜厚と前記第3層目の光学的膜厚とが略同一膜厚で
あることを特徴とする請求項1記載の反射防止膜(請求
項2)」を提供する。また、本発明は第三に「前記低屈
折率層の屈折率、前記高屈折率層の屈折率及び前記基板
の屈折率が nL≦nS≦nH の関係を満足することを特徴とする請求項1又は2記載
の反射防止膜。但し、nLは低屈折率層の屈折率、nSは
基板の屈折率、nHは高屈折率層の屈折率(請求項
3)」を提供する。
学的膜厚と前記第3層目の光学的膜厚とが略同一膜厚で
あることを特徴とする請求項1記載の反射防止膜(請求
項2)」を提供する。また、本発明は第三に「前記低屈
折率層の屈折率、前記高屈折率層の屈折率及び前記基板
の屈折率が nL≦nS≦nH の関係を満足することを特徴とする請求項1又は2記載
の反射防止膜。但し、nLは低屈折率層の屈折率、nSは
基板の屈折率、nHは高屈折率層の屈折率(請求項
3)」を提供する。
【0011】また、本発明は第四に「前記低屈折率層の
材料が、フッ化リチウム(LiF)、フッ化バリウム(BaF
2)、フッ化ストロンチウム(SrF2)、フッ化アルミニ
ウム(AlF3)、フッ化マグネシウム(MgF2)、フッ化カ
ルシウム(CaF2)、フッ化ナトリウム(NaF)、クライ
オライト(Na3AlF6)、チオライト(Na5Al3F14)、二酸
化珪素(SiO2)、およびこれらの混合物質又は化合物の
群より選ばれた1つ以上の成分であり、前記高屈折率層
の材料が、フッ化ランタン(LaF3)、フッ化ガドリニウ
ム(GdF3)、フッ化ネオジウム(NdF3)、フッ化ディス
プロシウム(DyF3)、フッ化イットリウム(YF3)、フ
ッ化トリウム(ThF4)、酸化アルミニウム(Al2O3)、
酸化マグネシウム(MgO)、フッ化鉛(PbF2)および
これらの混合物質又は化合物の群より選ばれた1つ以上
の成分であることを特徴とする請求項1〜3記載の多層
反射防止膜(請求項4)」を提供する。
材料が、フッ化リチウム(LiF)、フッ化バリウム(BaF
2)、フッ化ストロンチウム(SrF2)、フッ化アルミニ
ウム(AlF3)、フッ化マグネシウム(MgF2)、フッ化カ
ルシウム(CaF2)、フッ化ナトリウム(NaF)、クライ
オライト(Na3AlF6)、チオライト(Na5Al3F14)、二酸
化珪素(SiO2)、およびこれらの混合物質又は化合物の
群より選ばれた1つ以上の成分であり、前記高屈折率層
の材料が、フッ化ランタン(LaF3)、フッ化ガドリニウ
ム(GdF3)、フッ化ネオジウム(NdF3)、フッ化ディス
プロシウム(DyF3)、フッ化イットリウム(YF3)、フ
ッ化トリウム(ThF4)、酸化アルミニウム(Al2O3)、
酸化マグネシウム(MgO)、フッ化鉛(PbF2)および
これらの混合物質又は化合物の群より選ばれた1つ以上
の成分であることを特徴とする請求項1〜3記載の多層
反射防止膜(請求項4)」を提供する。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態としての反
射防止膜を図面を参照しながら説明する。図1には、実
施形態1の反射防止膜が示されている。実施形態1の反
射防止膜は、基板と、光学的膜厚がλ0/4の高屈折率
層5と光学的膜厚がλ0/4の低屈折率層6からなる従
来の2層反射防止膜(以下、単に、従来の2層反射防止
膜という)との間に、光学的膜厚が約λ0/2の低屈折
率層2、光学的膜厚が約λ0/10の高屈折率層3、光
学的膜厚が約λ0/2の低屈折率層4を順次積層してな
る3層構造(以下、単に、3層構造という)を挿入した
5層構造である。
射防止膜を図面を参照しながら説明する。図1には、実
施形態1の反射防止膜が示されている。実施形態1の反
射防止膜は、基板と、光学的膜厚がλ0/4の高屈折率
層5と光学的膜厚がλ0/4の低屈折率層6からなる従
来の2層反射防止膜(以下、単に、従来の2層反射防止
膜という)との間に、光学的膜厚が約λ0/2の低屈折
率層2、光学的膜厚が約λ0/10の高屈折率層3、光
学的膜厚が約λ0/2の低屈折率層4を順次積層してな
る3層構造(以下、単に、3層構造という)を挿入した
5層構造である。
【0013】図2は、従来の2層反射防止膜の3つの波
長(160nm、193.4nm、230nm)におけ
る光学アドミッタンス図であり、図3は実施形態1の3
つの波長(160nm、193.4nm、230nm)
における光学アドミッタンス図である。図2、図3のこ
のような違いから基板と従来の2層反射防止膜の間に挿
入された3層構造が、反射防止効果を向上させているこ
とがわかる。特に、その効果は設計中心波長から離れる
ほど顕著である。
長(160nm、193.4nm、230nm)におけ
る光学アドミッタンス図であり、図3は実施形態1の3
つの波長(160nm、193.4nm、230nm)
における光学アドミッタンス図である。図2、図3のこ
のような違いから基板と従来の2層反射防止膜の間に挿
入された3層構造が、反射防止効果を向上させているこ
とがわかる。特に、その効果は設計中心波長から離れる
ほど顕著である。
【0014】基板1としては、合成石英ガラス、蛍石等
が挙げられる。低屈折率層2、4、6とは、使用される
基板1の屈折率よりも低いものを指し、ここでは、フッ
化マグネシウム(MgF2)、フッ化アルミニウム(Al
F3)、フッ化ナトリウム(NaF)、フッ化リチウム(Li
F)、フッ化カルシウム(CaF2)、フッ化バリウム(BaF
2)、フッ化ストロンチウム(SrF2)、クリオライト(N
a3AlF 6)、チオライト(Na5Al3F14)、二酸化珪素(SiO
2)又はこれらの混合物質等を使用する事ができる。
が挙げられる。低屈折率層2、4、6とは、使用される
基板1の屈折率よりも低いものを指し、ここでは、フッ
化マグネシウム(MgF2)、フッ化アルミニウム(Al
F3)、フッ化ナトリウム(NaF)、フッ化リチウム(Li
F)、フッ化カルシウム(CaF2)、フッ化バリウム(BaF
2)、フッ化ストロンチウム(SrF2)、クリオライト(N
a3AlF 6)、チオライト(Na5Al3F14)、二酸化珪素(SiO
2)又はこれらの混合物質等を使用する事ができる。
【0015】低屈折率層2、低屈折率層4、及び低屈折
率層6は、それぞれ同種の低屈折率物質を使用しても、
異なる低屈折率物質を使用しても所望の反射防止効果を
得る事が出来る。また、高屈折率層3、5とは、使用さ
れる基板1の屈折率よりも高いものを指し、ここでは、
フッ化ネオジウム(NdF3)、フッ化ランタン(LaF3)、
フッ化ガドリニウム(GdF3)、フッ化ディスプロシウム
(DyF3)、酸化アルミニウム(Al2O3)、フッ化鉛(PbF
2)、フッ化イットリウム(YF3)、フッ化トリウム(Th
F4)、酸化マグネシウム(MgO)又はこれらの混合物
質等を使用する事ができる。
率層6は、それぞれ同種の低屈折率物質を使用しても、
異なる低屈折率物質を使用しても所望の反射防止効果を
得る事が出来る。また、高屈折率層3、5とは、使用さ
れる基板1の屈折率よりも高いものを指し、ここでは、
フッ化ネオジウム(NdF3)、フッ化ランタン(LaF3)、
フッ化ガドリニウム(GdF3)、フッ化ディスプロシウム
(DyF3)、酸化アルミニウム(Al2O3)、フッ化鉛(PbF
2)、フッ化イットリウム(YF3)、フッ化トリウム(Th
F4)、酸化マグネシウム(MgO)又はこれらの混合物
質等を使用する事ができる。
【0016】高屈折率層3、高屈折率層5は、それぞれ
同種の高屈折率物質を使用しても、異なる高屈折率物質
を使用しても所望の反射防止効果を得る事が出来る。こ
れらの膜は公知の真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
ンプレーティング法などにより基板1上に形成される。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
同種の高屈折率物質を使用しても、異なる高屈折率物質
を使用しても所望の反射防止効果を得る事が出来る。こ
れらの膜は公知の真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
ンプレーティング法などにより基板1上に形成される。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0017】
【実施例】図1は、実施例1から実施例5の反射防止膜
の概略断面図である。 [実施例1]実施例1の反射防止膜の構成は、表1に示
すような構成である。
の概略断面図である。 [実施例1]実施例1の反射防止膜の構成は、表1に示
すような構成である。
【0018】
【表1】
【0019】図4は実施例1の反射防止膜の分光反射率
特性図である。図4の分光反射率特性図から、約168
nmから約235nmの波長範囲において、反射率0.
5%以下を達成することができ、特に設計中心波長であ
るλ0=193.4nmより長波長側の約41nmの広
い反射帯域において、反射率が0.5%以下であること
がわかる。
特性図である。図4の分光反射率特性図から、約168
nmから約235nmの波長範囲において、反射率0.
5%以下を達成することができ、特に設計中心波長であ
るλ0=193.4nmより長波長側の約41nmの広
い反射帯域において、反射率が0.5%以下であること
がわかる。
【0020】図5は実施例1の反射防止膜のλ0=19
3.4nmにおける入射角度特性図である。図5の入射
角度特性図から入射角が0゜〜約44゜の広い範囲で反
射率が0.5%以下であることがわかる。 [実施例2]実施例2の反射防止膜の構成は、表2に示
すような構成である。
3.4nmにおける入射角度特性図である。図5の入射
角度特性図から入射角が0゜〜約44゜の広い範囲で反
射率が0.5%以下であることがわかる。 [実施例2]実施例2の反射防止膜の構成は、表2に示
すような構成である。
【0021】
【表2】
【0022】図6は実施例2の反射防止膜の分光反射率
特性図である。図6の分光反射率特性図から、約160
nmから約232nmの波長範囲において、反射率0.
5%以下を達成することができ、特に設計中心波長であ
るλ0=193.4nmより長波長側の約38nmの広
い反射帯域において、反射率0.5%以下であることが
わかる。
特性図である。図6の分光反射率特性図から、約160
nmから約232nmの波長範囲において、反射率0.
5%以下を達成することができ、特に設計中心波長であ
るλ0=193.4nmより長波長側の約38nmの広
い反射帯域において、反射率0.5%以下であることが
わかる。
【0023】図7は実施例2の反射防止膜のλ0=19
3.4nmにおける入射角度特性図である。図7の入射
角度特性図から入射角が0゜〜約45゜の広い範囲で反
射率が0.5%以下であることがわかる。 [実施例3]実施例3の反射防止膜の構成は、表3に示
すような構成である。
3.4nmにおける入射角度特性図である。図7の入射
角度特性図から入射角が0゜〜約45゜の広い範囲で反
射率が0.5%以下であることがわかる。 [実施例3]実施例3の反射防止膜の構成は、表3に示
すような構成である。
【0024】
【表3】
【0025】図8は実施例3の反射防止膜の分光反射率
特性図である。図8の分光反射率特性図から、約170
nmから約230nmの波長範囲において、反射率0.
5%以下を達成することができ、特に設計中心波長であ
るλ0=193.4nmより長波長側の約36nmの広
い反射帯域において、反射率0.5%以下であることが
わかる。
特性図である。図8の分光反射率特性図から、約170
nmから約230nmの波長範囲において、反射率0.
5%以下を達成することができ、特に設計中心波長であ
るλ0=193.4nmより長波長側の約36nmの広
い反射帯域において、反射率0.5%以下であることが
わかる。
【0026】図9は実施例3の反射防止膜のλ0=19
3.4nmにおける入射角度特性図である。図9の入射
角度特性図から入射角が0゜〜約49゜の広い範囲で反
射率が0.5%以下であることがわかる。 [実施例4]実施例4の反射防止膜の構成は、表4に示
すような構成である。
3.4nmにおける入射角度特性図である。図9の入射
角度特性図から入射角が0゜〜約49゜の広い範囲で反
射率が0.5%以下であることがわかる。 [実施例4]実施例4の反射防止膜の構成は、表4に示
すような構成である。
【0027】
【表4】
【0028】図10は実施例4の反射防止膜の分光反射
率特性図である。図10の分光反射率特性図から、約1
70nmから約232nmの波長範囲において、反射率
0.5%以下を達成することができ、特に設計中心波長
であるλ0=193.4nmより長波長側の約38nm
の広い反射帯域において、反射率0.5%以下であるこ
とがわかる。
率特性図である。図10の分光反射率特性図から、約1
70nmから約232nmの波長範囲において、反射率
0.5%以下を達成することができ、特に設計中心波長
であるλ0=193.4nmより長波長側の約38nm
の広い反射帯域において、反射率0.5%以下であるこ
とがわかる。
【0029】図11は実施例4の反射防止膜のλ0=1
93.4nmにおける入射角度特性図である。図11の
入射角度特性図から入射角が0゜〜約45゜の広い範囲
で反射率が0.5%以下であることがわかる。 [実施例5]実施例5の反射防止膜の構成は、表5に示
すような構成である。
93.4nmにおける入射角度特性図である。図11の
入射角度特性図から入射角が0゜〜約45゜の広い範囲
で反射率が0.5%以下であることがわかる。 [実施例5]実施例5の反射防止膜の構成は、表5に示
すような構成である。
【0030】
【表5】
【0031】図12は実施例5の反射防止膜の分光反射
率特性図である。図12の分光反射率特性図から、約2
30nmから約303nmの波長範囲において、反射率
0.5%以下を達成することができ、特に設計中心波長
であるλ0=250nmより長波長側の約53nmの広
い反射帯域において、反射率0.5%以下であることが
わかる。
率特性図である。図12の分光反射率特性図から、約2
30nmから約303nmの波長範囲において、反射率
0.5%以下を達成することができ、特に設計中心波長
であるλ0=250nmより長波長側の約53nmの広
い反射帯域において、反射率0.5%以下であることが
わかる。
【0032】図13は実施例5の反射防止膜のλ0=2
50nmにおける入射角度特性図である。図13の入射
角度特性図から反射率が0.5%以下の入射角は0゜〜
約23゜の範囲であるが、反射率変化が緩やかあり、入
射角が0゜〜約46゜の広い範囲で反射率が0.7%以
下であることがわかる。
50nmにおける入射角度特性図である。図13の入射
角度特性図から反射率が0.5%以下の入射角は0゜〜
約23゜の範囲であるが、反射率変化が緩やかあり、入
射角が0゜〜約46゜の広い範囲で反射率が0.7%以
下であることがわかる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明にかかる反
射防止膜は、180nm〜300nmの波長範囲内の任
意の設計中心波長を含む60nm以上の範囲で、しかも
設計中心波長より長波長側の約36nmから約53nm
の広い反射帯域において、反射率を0.5%以下に抑え
ることができる。
射防止膜は、180nm〜300nmの波長範囲内の任
意の設計中心波長を含む60nm以上の範囲で、しかも
設計中心波長より長波長側の約36nmから約53nm
の広い反射帯域において、反射率を0.5%以下に抑え
ることができる。
【0034】また、180nm〜300nmの波長範囲
内の任意の設計中心波長に対して、入射角度特性が良好
であり、種々の入射角に対応することができる。従っ
て、レンズ中心部の膜厚と周辺部の膜厚の比が0.8よ
り小さくなるような比較的曲率半径の小さなレンズに適
用しても、十分な反射防止効果を得ることができる。
内の任意の設計中心波長に対して、入射角度特性が良好
であり、種々の入射角に対応することができる。従っ
て、レンズ中心部の膜厚と周辺部の膜厚の比が0.8よ
り小さくなるような比較的曲率半径の小さなレンズに適
用しても、十分な反射防止効果を得ることができる。
【図1】本発明にかかる反射防止膜の概略断面図であ
る。
る。
【図2】従来の2層反射防止膜の3つの波長(160n
m、193.4nm、230nm)における光学アドミ
ッタンス図である。
m、193.4nm、230nm)における光学アドミ
ッタンス図である。
【図3】本発明にかかる反射防止膜の3つの波長(16
0nm、193.4nm、230nm)における光学ア
ドミッタンス図である。
0nm、193.4nm、230nm)における光学ア
ドミッタンス図である。
【図4】実施例1の反射防止膜の分光反射率特性図であ
る。
る。
【図5】実施例1のλ0=193.4nmにおける入射
角度特性図である。
角度特性図である。
【図6】実施例2の反射防止膜の分光反射率特性図であ
る。
る。
【図7】実施例2のλ0=193.4nmにおける入射
角度特性図である。
角度特性図である。
【図8】実施例3の反射防止膜の分光反射率特性図であ
る。
る。
【図9】実施例3のλ0=193.4nmにおける入射
角度特性図である。
角度特性図である。
【図10】実施例4の反射防止膜の分光反射率特性図で
ある。
ある。
【図11】実施例4のλ0=193.4nmにおける入
射角度特性図である。
射角度特性図である。
【図12】実施例5の反射防止膜の分光反射率特性図で
ある。
ある。
【図13】実施例5のλ0=250nmにおける入射角
度特性図である。
度特性図である。
【図14】従来の例としての2層構成の反射防止膜の断
面図である。
面図である。
【図15】従来の例としての2層構成の反射防止膜の入
射角θ=0°における反射特性図である。
射角θ=0°における反射特性図である。
【図16】従来の例としての2層構成の反射防止膜のλ
0=193.4nmにおける入射角度特性図である。
0=193.4nmにおける入射角度特性図である。
【図17】従来の例としての2層構成の反射防止膜のλ
0=193.4nmにおける光学アドミタンス図であ
る。
0=193.4nmにおける光学アドミタンス図であ
る。
1、11・・・基板 2、4、6、13・・・低屈折率層 3、5、12・・・高屈折率層
Claims (4)
- 【請求項1】少なくとも、波長180〜300nmの波
長範囲内の任意の設計基準波長λ0に対し前記波長の光
を透過する基板上に、基板側から数えて第1層目、第3
層目、第5層目に低屈折率層を形成し、第2層目、第4
層目に高屈折率層を形成してなる反射防止膜であって、 第1層目と第3層目の光学的膜厚が約0.5λ0〜約
0.7λ0の範囲内であり、第2層目の光学的膜厚が0
〜約0.15λ0の範囲内であり、第4層目と第5層目
の光学的膜厚が約0.15λ0〜0.3λ0であることを
特徴とする反射防止膜。 - 【請求項2】前記第1層目の光学的膜厚と前記第3層目
の光学的膜厚とが略同一膜厚であることを特徴とする請
求項1記載の反射防止膜。 - 【請求項3】前記低屈折率層の屈折率、前記高屈折率層
の屈折率及び前記基板の屈折率が nL≦nS≦nH の関係を満足することを特徴とする請求項1又は2記載
の反射防止膜。但し、nLは低屈折率層の屈折率、nSは
基板の屈折率、nHは高屈折率層の屈折率 - 【請求項4】前記低屈折率層の材料が、フッ化リチウム
(LiF)、フッ化バリウム(BaF2)、フッ化ストロンチ
ウム(SrF2)、フッ化アルミニウム(AlF3)、フッ化マ
グネシウム(MgF2)、フッ化カルシウム(CaF2)、フッ
化ナトリウム(NaF)、クライオライト(Na3AlF6)、チ
オライト(Na5Al3F14)、二酸化珪素(SiO2)、および
これらの混合物質又は化合物の群より選ばれた1つ以上
の成分であり、前記高屈折率層の材料が、フッ化ランタ
ン(LaF3)、フッ化ガドリニウム(GdF3)、フッ化ネオ
ジウム(NdF3)、フッ化ディスプロシウム(DyF3)、フ
ッ化イットリウム(YF3)、フッ化トリウム(ThF4)、
酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化マグネシウム(Mg
O)、フッ化鉛(PbF2)およびこれらの混合物質又は化
合物の群より選ばれた1つ以上の成分であることを特徴
とする請求項1〜3記載の多層反射防止膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9053098A JPH10253802A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 反射防止膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9053098A JPH10253802A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 反射防止膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10253802A true JPH10253802A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=12933321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9053098A Pending JPH10253802A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 反射防止膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10253802A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0994368A2 (en) * | 1998-10-13 | 2000-04-19 | Nikon Corporation | Anti-reflective films, optical elements and reduction-projection exposure apparatus utilizing same |
WO2000058761A1 (fr) * | 1999-03-29 | 2000-10-05 | Nikon Corporation | Film multicouche antireflechissant, composant optique, et systeme reduisant l'exposition a des projections |
JP2002055212A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | プリズムとそれを用いた光学装置 |
US6697194B2 (en) | 2000-12-15 | 2004-02-24 | Carl Zeiss Smt Ag | Antireflection coating for ultraviolet light at large angles of incidence |
EP1411375A1 (en) * | 2001-07-18 | 2004-04-21 | Nikon Corporation | Optical element having lanthanum fluoride film |
US6825976B2 (en) | 2001-01-05 | 2004-11-30 | Carl Zeiss Smt Ag | Antireflection coating for ultraviolet light |
JP2005257769A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Canon Inc | 光学薄膜、光学素子及びそれを用いた露光装置及び露光方法 |
JP2010219568A (ja) * | 2002-09-05 | 2010-09-30 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体光素子装置 |
CN117991427A (zh) * | 2024-03-13 | 2024-05-07 | 同济大学 | 一种低损耗、高反射率的193nm薄膜及其制备方法 |
-
1997
- 1997-03-07 JP JP9053098A patent/JPH10253802A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP0994368A3 (en) * | 1998-10-13 | 2000-05-03 | Nikon Corporation | Anti-reflective films, optical elements and reduction-projection exposure apparatus utilizing same |
WO2000058761A1 (fr) * | 1999-03-29 | 2000-10-05 | Nikon Corporation | Film multicouche antireflechissant, composant optique, et systeme reduisant l'exposition a des projections |
US6590702B1 (en) | 1999-03-29 | 2003-07-08 | Nikon Corporation | Multilayer antireflection film, optical member, and reduction projection exposure apparatus |
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US6501598B2 (en) | 2000-08-08 | 2002-12-31 | Sumitomo Electric Industries, Tld. | Prism and optical device using the same |
US6697194B2 (en) | 2000-12-15 | 2004-02-24 | Carl Zeiss Smt Ag | Antireflection coating for ultraviolet light at large angles of incidence |
US6967771B2 (en) | 2000-12-15 | 2005-11-22 | Carl Zeiss Smt Ag | Antireflection coating for ultraviolet light at large angles of incidence |
US6825976B2 (en) | 2001-01-05 | 2004-11-30 | Carl Zeiss Smt Ag | Antireflection coating for ultraviolet light |
EP1411375A1 (en) * | 2001-07-18 | 2004-04-21 | Nikon Corporation | Optical element having lanthanum fluoride film |
EP1411375A4 (en) * | 2001-07-18 | 2007-03-21 | Nikon Corp | OPTICAL ELEMENT COMPRISING A LANTHANE FLUORIDE FILM |
JP2010219568A (ja) * | 2002-09-05 | 2010-09-30 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体光素子装置 |
JP2005257769A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Canon Inc | 光学薄膜、光学素子及びそれを用いた露光装置及び露光方法 |
CN117991427A (zh) * | 2024-03-13 | 2024-05-07 | 同济大学 | 一种低损耗、高反射率的193nm薄膜及其制备方法 |
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