JPH10253198A - 空調システム - Google Patents

空調システム

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Publication number
JPH10253198A
JPH10253198A JP9056349A JP5634997A JPH10253198A JP H10253198 A JPH10253198 A JP H10253198A JP 9056349 A JP9056349 A JP 9056349A JP 5634997 A JP5634997 A JP 5634997A JP H10253198 A JPH10253198 A JP H10253198A
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JP
Japan
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pump
refrigerant
receiving tank
liquid receiving
outdoor unit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9056349A
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English (en)
Inventor
Noboru Kobayashi
昇 小林
Kazuya Imai
和哉 今井
徹 ▲柳▼澤
Toru Yanagisawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】暖房運転においてポンプ内の冷媒がガス化して
も正常に運転することができるようにした空調システム
を提供する。 【解決手段】室外機10で気化した冷媒を室内機20で
凝縮し、凝縮後の冷媒を室内機20よりも下方に配置さ
れた受液槽34に溜めた後に受液槽34よりも下方に配
置したポンプ30を介して室外機10に戻す。ポンプ3
0の出口と受液槽34との間をガス抜き管37で結び、
ポンプ30の停止期間およびポンプ30の運転開始から
一定時間後までの期間にガス抜き弁37を開放する。し
たがって、ポンプ30の運転を開始すれば受液槽34と
ポンプ30とガス抜き管37とによる短いループで冷媒
を循環させることができ、ポンプ30内の冷媒がガス化
していても短時間で液状の冷媒をポンプ30に導入する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルなどに用いら
れる比較的大規模の空調システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より提供されているこの種の空調シ
ステムの一例を図9に示す。図示する空調システムは、
特開平8−313002号公報、特開平8−31299
9号公報などに開示されたものと同様のものであって、
基本的には室外機10と室内機20との間で熱を運搬す
るように冷媒(たとえば、R134a)を循環させるこ
とにより、室内の冷暖房を可能とするものである。室外
機10は冷房時と暖房時とで後述するように運転状態を
切り換え、冷媒を冷却ないし加熱する。
【0003】室外機10はすべての室内機20よりも上
方に配置され、室外機10の下部に接続された冷媒液配
管31および冷暖切換弁33を介して室内機20の下部
が接続され、室内機20の上部は冷媒ガス配管32を介
して室外機10の上部に接続される。また、すべての室
内機20よりも下方には受液槽34が配置され、受液槽
34の中の液状の冷媒はポンプ30および逆止弁35を
通して室外機10に汲み上げられる。ポンプ30は受液
槽34よりも下方に配置される。受液槽34の入口と逆
止弁35の出口とは冷暖切換弁33の各端に接続され
る。
【0004】冷房運転時には、冷暖切換弁33が開放さ
れ冷媒は室外機10で凝縮され、自重で冷媒液配管31
を通り室内機20に流れ込んで室内機20で蒸発して室
内から熱を奪う。また、蒸発した冷媒は、室外機10で
の凝縮圧力と室内機20での蒸発圧力との圧力差によっ
て冷媒ガス配管32を上昇し室外機10に戻る。このよ
うな冷媒の自然循環により室内の冷房が行なわれる。す
なわち、冷媒は自重を室外機10から室内機20に送る
ために、室外機10をすべての室内機20よりも高い位
置に設けている。
【0005】一方、暖房運転時には、冷暖切換弁33が
閉じられ、受液槽34に溜められた液体状態の冷媒がポ
ンプ30によって汲み上げられて冷媒液配管31を通し
て室外機10に送りこまれ室外機10で蒸発する。蒸発
した冷媒は冷媒ガス配管を通して室内機20に送られ、
室内機20で凝縮されることにより室内に熱を放出す
る。室内機20で凝縮された冷媒は受液槽34に溜めら
れる。
【0006】ところで、室内機20の熱負荷は各種要因
によって変動するものであり、熱負荷に応じて冷媒の供
給量を調節する必要がある。この調節のために、受液槽
34を設けているのであって、室内機20で凝縮された
冷媒を受液槽34に一旦回収することで冷媒の供給量を
熱負荷の変動に追随させている。つまり、受液槽34に
冷媒を溜めておくことにより熱負荷が大きくなれば受液
槽34からの冷媒の供給量を増加させ、熱負荷が小さく
なれば受液槽34からの冷媒の供給量を減少させること
が可能になる。また、受液槽34には液面スイッチ36
が設けられており、冷媒の液面が下がり過ぎないように
監視している。
【0007】各室内機20は、図10に示すように、コ
イルユニット21とファン22と膨張弁23とを備える
ものであり、膨張弁23の開閉に応じて室内機20で授
受する熱量が制御されるようになっている。したがっ
て、膨張弁23を閉じることによって室内機20の運転
を停止することができ、また膨張弁23を開閉すること
によって各部屋の室温を個別に調節することが可能にな
る。
【0008】なお、室外機10、膨張弁23、ポンプ3
0、冷暖切換弁33の制御や液面スイッチ36の監視は
図示しない制御回路により行なわれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】いま、暖房運転におい
て、複数の室内機20のうちの一部のみを動作させる部
分負荷時の運転状態について考察する。暖房運転ではポ
ンプ30が駆動され、部分運転ではポンプ30は間欠運
転になる。ポンプ30が間欠運転であると、冷媒がポン
プ30に滞留する期間が長くなってポンプ30の内部の
冷媒がガス化することがあり、ポンプ30が正常に送液
できないという不都合を生じる場合がある。このよう
に、軽負荷時には正常に運転できなくなる場合がある。
【0010】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、暖房運転においてポンプ内の冷媒が
ガス化しても正常に運転することができるようにした空
調システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、室外機で気化
した冷媒を室内機で凝縮し、凝縮後の冷媒を室内機より
も下方に配置された受液槽に溜めた後に受液槽よりも下
方に配置したポンプを介して室外機に戻すようにした空
調システムを前提構成としている。請求項1の発明は、
ポンプの出口と受液槽との間をガス抜き管で結び、ポン
プの停止期間およびポンプの運転開始から一定時間後ま
での期間に開放されるガス抜き弁をガス抜き管の中間に
設けたことを特徴とするものである。この構成によれ
ば、ポンプの停止期間および運転開始から一定時間後ま
での期間にガス抜き管を通してポンプの出口と受液槽と
を連通させているから、ポンプの運転を開始すれば受液
槽とポンプとガス抜き管とによる短いループで冷媒を循
環させることができ、ポンプ内の冷媒がガス化していて
も短時間で液状の冷媒をポンプに導入することが可能に
なる。その結果、軽負荷時などにおいてポンプ内の冷媒
がガス化していても液状の冷媒をポンプに導入して正常
な運転が可能になるのである。
【0012】請求項2の発明は、ポンプの運転開始の一
定時間前からポンプの運転停止までの期間に開放される
ガス抜き弁をポンプの出口と室外機との間に設けたこと
を特徴とするものである。この構成によれば、ポンプの
運転前からポンプの出口側を開放するから受液槽内の液
状の冷媒が自重でポンプ内に導入され、ポンプの運転を
開始するとすぐに液状の冷媒を送り出すことができる。
【0013】請求項3の発明は、ポンプの入口と出口側
との間をガス抜き管で結び、ポンプの運転開始前の一定
時間だけ開放されるガス抜き弁をガス抜き管の中間に設
けたことを特徴とするものである。この構成によれば、
ガス抜き弁をポンプの運転開始前に開放するから受液槽
の液状の冷媒が自重によってポンプの入口付近まで導か
れた状態でポンプの運転を開始することができ、結果的
にポンプの運転開始からすぐに液状の冷媒を送り出すこ
とができる。
【0014】請求項4の発明は、ポンプの出口と受液槽
との間をガス抜き管で結び、ポンプの停止期間およびポ
ンプの運転開始から一定時間後までの期間に開放される
第1のガス抜き弁をガス抜き管の中間に設け、ポンプの
運転開始の一定時間前からポンプの運転停止までの期間
に開放される第2のガス抜き弁をポンプの出口と室外機
との間に設けたことを特徴とするものである。
【0015】請求項5の発明は、ポンプの出口と受液槽
との間を第1のガス抜き管で結び、ポンプの停止期間お
よびポンプの運転開始から一定時間後までの期間に開放
される第1のガス抜き弁を第1のガス抜き管の中間に設
け、ポンプの入口と出口側との間を第2のガス抜き管で
結び、ポンプの運転開始前の一定時間だけ開放される第
2のガス抜き弁を第2のガス抜き管の中間に設けたこと
を特徴とするものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項1の発明と請求
項2の発明との構成を組み合わせたものであり、また請
求項5の発明は、請求項1の発明と請求項3の発明との
構成を組み合わせたものであって、いずれの構成もポン
プの運転開始から短時間内に液状の冷媒を送り出すこと
ができ、軽負荷時にも正常な運転が可能になるものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本実施形態は、図1に示すように、従来
構成においてポンプ30の出口と受液槽34の上部との
間にガス抜き管37を設け、ガス抜き管37の中間に電
磁弁よりなるガス抜き弁38を設けてポンプ30の運転
開始時に一定時間だけガス抜き弁38を開放するように
したものである。なお、ガス抜き管37においてガス抜
き弁38よりも受液槽34に近い部位にはポンプ30か
らのリバース配管39も接続される。
【0018】ポンプ30とガス抜き弁38とは図2のよ
うな関係になるようにマイクロコンピュータよりなる制
御回路(図示せず)により制御される。すなわち、暖房
運転時においてポンプ30を間欠的に運転させる際に、
ガス抜き弁38をポンプ30の運転開始前から開放して
おき、ポンプ30が運転を開始してから一定時間T1
ガス抜き弁38を開放した状態に保つ。したがって、こ
の一定時間T1 には受液槽34−ポンプ30−ガス抜き
管37という比較的短いループ状の経路が形成されるか
ら、ポンプ30内の冷媒がガス化されていたとしても、
ガスが受液槽34にただちに戻されることによって受液
槽34の中の冷媒が押し出され、ポンプ30には短時間
で冷媒が導入される。ポンプ30に冷媒が導入された後
には、冷媒を室外機10に送るためにガス抜き弁38を
閉じ、冷媒が逆止弁35を通して室外機10に送られる
ようにする。
【0019】以上のような構成によって、ポンプ30内
の冷媒がガス化しても、受液槽34からポンプ30に短
時間で冷媒を導入することができるから、軽負荷時でも
正常な運転が可能になるのである。なお、冷房時にはポ
ンプ30は使用しないから、ガス抜き弁38は閉じてお
く。ところで、本実施形態の室外機10は、冷房運転時
には二重効用吸収冷凍機として知られた動作を行なう。
この種の吸収冷凍機の冷房サイクルの原理図を図3に示
す。吸収・蒸発室11内は減圧されており、冷却水が通
る吸収器管11aと冷媒が通る蒸発器管11bとが互い
に離れて配置され、吸収器管11aには散布器11cに
より吸収剤の高濃度の水溶液が散布され、蒸発器管11
bには散布器11dにより水が散布される。吸収器管1
1aに吸収剤が散布されると吸収・蒸発室11の内部圧
力が低下し、蒸発器管11bに散布された水は蒸発器管
11bを通る冷媒から熱を奪って蒸発し、吸収器管11
aの吸収剤の水溶液に吸収される。このとき吸収熱が生
じるが、吸収器管11aを通る水に吸収熱を渡す。つま
り、吸収剤の水溶液の温度は比較的低く保たれる。蒸発
器管11bで蒸発した水を吸収し薄くなった吸収剤の水
溶液(希溶液)は溶液循環ポンプ12により低温熱交換
器13に導入される。低温熱交換器13で熱交換された
希溶液は2分岐され、一方は高濃度溶液と混合され他方
は高温熱交換器14に導入される。
【0020】高温熱交換器14を通して比較的高温にな
った希溶液は高温再生器15においてガスバーナ15a
で加熱され沸騰する。したがって、水分が蒸発して吸収
剤の水溶液は高温かつ高濃度(高温濃溶液)となり、高
温熱交換器14において希溶液と熱交換するとともに、
低温の希溶液の一部と混合されて中濃度の水溶液(中間
濃溶液)となった後に、低温再生器16に導入される。
低温再生器16では高温再生器15で得られた高温の水
蒸気と中間濃溶液とが熱交換することにより中間濃溶液
が加熱され、再び水分が蒸発して吸収剤の水溶液は高温
濃溶液より低温かつ高濃度(低温濃溶液)になる。
【0021】低温再生器16により得られた低温濃溶液
は低温熱交換器13によって希溶液と熱交換され、さら
に低温になって散布器11cに導入される。一方、低温
再生器16で得られた水蒸気は凝縮器17に導入され冷
却水管17aを通る冷却水により冷却されて凝縮し、高
温再生器15で得られた水蒸気を低温再生器16で凝縮
した水とともに散布器11dに送られる。このように、
吸収・蒸発室11において冷媒を冷却するのに伴って吸
収剤の水溶液濃度が低下すると、高温再生器15および
低温再生器16により水と吸収剤とを分離し、吸収剤お
よび水を再利用するのである。
【0022】以上説明したように、吸収・蒸発室11の
内部で蒸発器管11bに散布した水を吸収剤を用いて蒸
発させることで気化熱を奪って蒸発器管11bを通る冷
媒を冷却し、この際に希釈された吸収剤をガスバーナ1
5aなどを用いて濃縮し、再利用するように循環させる
という動作が基本動作になる。しかして、室外機10は
実際には図3に示した各部構成を図4のように配置して
構成されている。室外機10のハウジング18は略円筒
形であって下部には吸収・蒸発室11が設けられ、上部
の中心部には低温再生器16が形成され、上部の外周部
には凝縮器17が形成されている。吸収・蒸発室11の
吸収器管11aおよび凝縮器17の冷却水管17aはそ
れぞれハウジング18の上下方向の中心線の回りに巻回
されており、かつ互いに連通している。蒸発器管14d
は吸収器管11bの外周側に配置され、吸収器管11a
と同様にハウジング18の上下方向の中心線の回りに巻
回されている。散布器11c,11dはそれぞれ吸収器
管11aおよび蒸発器管11bの上方に配置されてい
る。
【0023】吸収・蒸発室11の下部に溜まった希溶液
はハウジング18外に設けたポンプ12により低温熱交
換器13および高温熱交換器14を通して高温再生器1
5に導入される。高温再生器15はガスバーナ15aを
備え直だき式に希溶液を加熱する。これによって希溶液
は沸騰し、水蒸気と高温濃溶液とが揚液管15bを熱気
泡ポンプの原理で同時に上昇して分離室15cに導入さ
れる。揚液管15bは分離室15cの開口は底面よりも
上方に位置するから、分離室15cでは高温濃溶液は下
部に溜まり、水蒸気は上昇することになる。分離室15
cの下部に溜まった高温濃溶液は高温熱交換器14を通
り、吸収・蒸発室11から低温熱交換器13を通った希
溶液の一部と混合され、ハウジング18の上部の低温再
生器16に送られる。また、分離室15cで分離された
水蒸気は低温再生器16の内部に配管されている再生器
管16aを通り、高温熱交換器14からの高温濃溶液と
熱交換を行なって凝縮器17に導入される。こうして凝
縮器17で凝縮された水の一部は散布器11dに直接戻
り、残りは水比例弁17bを通して散布器11dに戻
る。また、低温再生器16に導入された高温濃溶液は再
生器管16aを通る水蒸気に加熱されて水蒸気を発生
し、水蒸気は凝縮器17に導入され、水蒸気と分離され
て濃度が高くなった吸収剤の水溶液は低温熱交換器13
を通して散布器11cに戻るのである。
【0024】ところで、暖房サイクルでは、冷暖房切換
弁19を開放する。つまり、吸収・蒸発室11の底部と
分離室15cとを連通させる。吸収剤の水溶液は高温再
生器15においてガスバーナ15aで加熱されると、冷
房サイクルと同様に揚液管15bを上昇し、分離室15
cに導入された後に、冷暖房切換弁19を通して吸収・
蒸発室11に至り、蒸発器管11bを通る冷媒との熱交
換を行なって冷媒を加熱する。冷媒との熱交換を行なっ
た水蒸気は凝縮されるから、吸収剤の高濃度の水溶液と
混合され、その後、ポンプ12、低温熱交換器13、高
温熱交換器14を通り高温再生器15に戻るのである。
ここに、低温熱交換器13および高温熱交換器14では
とくに熱交換は行なわない。
【0025】他の構成および動作は従来構成と同様であ
る。 (実施形態2)本実施形態は、図5に示すように、従来
構成における逆止弁35に代えて電磁弁よりなるガス抜
き弁38’を設けたものである。このガス抜き弁38’
は暖房運転時には、図6に示すようにポンプ30を運転
する一定時間T2 前から開放され、ポンプ30の停止と
ともに閉じられる。
【0026】すなわち、ポンプ30は受液槽34よりも
下方に配置されているから、ポンプ30の運転前にガス
抜き弁38’を開放することによって、受液槽34から
液体の冷媒が自重で導入されるとともにポンプ30内の
ガスが押し出され、ポンプ30の運転時には冷媒を正常
に送り出すことができるのである。なお、冷房運転時に
はポンプ30を使用しないからガス抜き弁38’は閉じ
た状態に保つのであって、これによって冷房運転時には
逆止弁35と同様に冷媒の逆流を防止することになる。
他の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0027】(実施形態3)本実施形態は、図7に示す
ように、従来構成における逆止弁35の出口とポンプ3
0の入口付近との間をガス抜き管37”により接続し、
ガス抜き管37”の中間に電磁弁よりなるガス抜き弁3
8”を設けたものである。したがって、暖房運転時には
図8に示すように、ポンプ30の運転前に一定時間T3
だけガス抜き弁38”を開放すると、液状の冷媒が自重
によって受液槽34からガス抜き管37”に導入され、
ポンプ30の入口付近まで液状の冷媒が満たされる。こ
のような動作によって、ポンプ30の運転開始前にポン
プ30付近まで液状の冷媒が導かれるから、ポンプ30
の運転開始とともに冷媒を送ることができる。冷房運転
時にはガス抜き弁38”は閉じた状態に保たれる。他の
構成および動作は実施形態1と同様である。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、ポンプの出口と受液
槽との間をガス抜き管で結び、ポンプの停止期間および
ポンプの運転開始から一定時間後までの期間に開放され
るガス抜き弁をガス抜き管の中間に設けたものであり、
ポンプの停止期間および運転開始から一定時間後までの
期間にガス抜き管を通してポンプの出口と受液槽とを連
通させているから、ポンプの運転を開始すれば受液槽と
ポンプとガス抜き管とによる短いループで冷媒を循環さ
せることができ、ポンプ内の冷媒がガス化していても短
時間で液状の冷媒をポンプに導入することが可能になる
のであって、軽負荷時などにおいてポンプ内の冷媒がガ
ス化していても液状の冷媒をポンプに導入して正常な運
転が可能になるという利点を有する。
【0029】請求項2の発明は、ポンプの運転開始の一
定時間前からポンプの運転停止までの期間に開放される
ガス抜き弁をポンプの出口と室外機との間に設けたもの
であり、ポンプの運転前からポンプの出口側を開放する
から受液槽内の液状の冷媒が自重でポンプ内に導入さ
れ、ポンプの運転を開始するとすぐに液状の冷媒を送り
出すことができるという利点がある。
【0030】請求項3の発明は、ポンプの入口と出口側
との間をガス抜き管で結び、ポンプの運転開始前の一定
時間だけ開放されるガス抜き弁をガス抜き管の中間に設
けたものであり、ガス抜き弁をポンプの運転開始前に開
放するから受液槽の液状の冷媒が自重によってポンプの
入口付近まで導かれた状態でポンプの運転を開始するこ
とができ、結果的にポンプの運転開始からすぐに液状の
冷媒を送り出すことができるという利点がある。
【0031】請求項4の発明は、ポンプの出口と受液槽
との間をガス抜き管で結び、ポンプの停止期間およびポ
ンプの運転開始から一定時間後までの期間に開放される
第1のガス抜き弁をガス抜き管の中間に設け、ポンプの
運転開始の一定時間前からポンプの運転停止までの期間
に開放される第2のガス抜き弁をポンプの出口と室外機
との間に設けたものであり、請求項5の発明は、ポンプ
の出口と受液槽との間を第1のガス抜き管で結び、ポン
プの停止期間およびポンプの運転開始から一定時間後ま
での期間に開放される第1のガス抜き弁を第1のガス抜
き管の中間に設け、ポンプの入口と出口側との間を第2
のガス抜き管で結び、ポンプの運転開始前の一定時間だ
け開放される第2のガス抜き弁を第2のガス抜き管の中
間に設けたものであって、いずれのいずれの構成もポン
プの運転開始から短時間内に液状の冷媒を送り出すこと
ができ、軽負荷時にも正常な運転が可能になるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す概略構成図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上に用いる室外機の原理説明図である。
【図4】同上に用いる室外機の構成図である。
【図5】本発明の実施形態2を示す概略構成図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】本発明の実施形態3を示す概略構成図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】従来例を示す概略構成図である。
【図10】同上に用いる室内機の概略構成図である。
【符号の説明】
10 室外機 20 室内機 34 受液槽 30 ポンプ 37,37” ガス抜き管 38,38’,38” ガス抜き弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外機で気化した冷媒を室内機で凝縮
    し、凝縮後の冷媒を室内機よりも下方に配置された受液
    槽に溜めた後に受液槽よりも下方に配置したポンプを介
    して室外機に戻すようにした空調システムにおいて、ポ
    ンプの出口と受液槽との間をガス抜き管で結び、ポンプ
    の停止期間およびポンプの運転開始から一定時間後まで
    の期間に開放されるガス抜き弁をガス抜き管の中間に設
    けたことを特徴とする空調システム。
  2. 【請求項2】 室外機で気化した冷媒を室内機で凝縮
    し、凝縮後の冷媒を室内機よりも下方に配置された受液
    槽に溜めた後に受液槽よりも下方に配置したポンプを介
    して室外機に戻すようにした空調システムにおいて、ポ
    ンプの運転開始の一定時間前からポンプの運転停止まで
    の期間に開放されるガス抜き弁をポンプの出口と室外機
    との間に設けたことを特徴とする空調システム。
  3. 【請求項3】 室外機で気化した冷媒を室内機で凝縮
    し、凝縮後の冷媒を室内機よりも下方に配置された受液
    槽に溜めた後に受液槽よりも下方に配置したポンプを介
    して室外機に戻すようにした空調システムにおいて、ポ
    ンプの入口と出口側との間をガス抜き管で結び、ポンプ
    の運転開始前の一定時間だけ開放されるガス抜き弁をガ
    ス抜き管の中間に設けたことを特徴とする空調システ
    ム。
  4. 【請求項4】 室外機で気化した冷媒を室内機で凝縮
    し、凝縮後の冷媒を室内機よりも下方に配置された受液
    槽に溜めた後に受液槽よりも下方に配置したポンプを介
    して室外機に戻すようにした空調システムにおいて、ポ
    ンプの出口と受液槽との間をガス抜き管で結び、ポンプ
    の停止期間およびポンプの運転開始から一定時間後まで
    の期間に開放される第1のガス抜き弁をガス抜き管の中
    間に設け、ポンプの運転開始の一定時間前からポンプの
    運転停止までの期間に開放される第2のガス抜き弁をポ
    ンプの出口と室外機との間に設けたことを特徴とする空
    調システム。
  5. 【請求項5】 室外機で気化した冷媒を室内機で凝縮
    し、凝縮後の冷媒を室内機よりも下方に配置された受液
    槽に溜めた後に受液槽よりも下方に配置したポンプを介
    して室外機に戻すようにした空調システムにおいて、ポ
    ンプの出口と受液槽との間を第1のガス抜き管で結び、
    ポンプの停止期間およびポンプの運転開始から一定時間
    後までの期間に開放される第1のガス抜き弁を第1のガ
    ス抜き管の中間に設け、ポンプの入口と出口側との間を
    第2のガス抜き管で結び、ポンプの運転開始前の一定時
    間だけ開放される第2のガス抜き弁を第2のガス抜き管
    の中間に設けたことを特徴とする空調システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210211A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Hitachi Plant Technologies Ltd 空調システム及びその運転方法

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JP2009210211A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Hitachi Plant Technologies Ltd 空調システム及びその運転方法

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