JPH10252988A - スチ―ムトラップの作動状態評価方法 - Google Patents
スチ―ムトラップの作動状態評価方法Info
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- JPH10252988A JPH10252988A JP8197397A JP8197397A JPH10252988A JP H10252988 A JPH10252988 A JP H10252988A JP 8197397 A JP8197397 A JP 8197397A JP 8197397 A JP8197397 A JP 8197397A JP H10252988 A JPH10252988 A JP H10252988A
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Abstract
良と蒸気漏れを検出できるスチ―ムトラップの作動状態
評価方法を提供する。 【解決手段】 温度検出手段を内蔵したプロ―ブ1と、
評価回路としてのCPU6を有する装置本体2とを備
え、スチ―ムトラップの弁口の一次側検出温度と基準温
度に基づいてフンヅマリを検出し、スチ―ムトラップの
弁口の一次側検出温度とスチ―ムトラップの弁口の一次
側飽和温度に基づいて容量不足を検出し、スチ―ムトラ
ップの弁口の二次側検出温度とスチ―ムトラップの弁口
の二次側飽和温度に基づいて蒸気漏れを検出する。
Description
の作動状態、すなわち正常に復水を排出しているか否か
を、スチ―ムトラップの温度を検出することにより評価
するスチ―ムトラップの作動状態評価方法に関する。
機器に取り付けて、蒸気は漏らさず復水だけを自動的に
排出するもので、正常に作動しないと蒸気輸送や生産活
動に重大な支障となる。例えば、復水排出機能の不良を
生じている場合、すなわち発生復水量よりも排出容量の
小さなトラップを選定して容量不足となっていたり、復
水の排出機能が喪失してフンヅマリとなっているような
場合には、スチ―ムトラップの入口側配管に復水が滞留
し、ウォ―タ・ハンマが生じたり、蒸気使用機器の効率
が低下したり機器が破壊されたりする。また閉弁機能が
低下して蒸気を漏らすと、高価なエネルギ―が空費され
ることになる。
動状態を評価することが行なわれてきており、その一つ
が特公平5−14839号公報に示されている。ここに
開示された技術は、温度及び振動検出手段でスチ―ムト
ラップの温度と振動を検出してこの検出温度信号と検出
振動信号を評価回路に供給し、評価回路で検出温度から
復水排出機能の不良を検出すると共に検出振動から蒸気
漏れを検出するものである。スチ―ムトラップが容量不
足やフンズマリになると、正常に復水を排出している場
合に比べて温度が低下することに基づいて、復水排出機
能の不良を検出し、スチ―ムトラップが蒸気を漏らす
と、正常に復水を排出している場合に比べて振動が大き
くなることに基づいて、蒸気漏れを検出する。
ラップの作動状態評価方法では、温度と振動を検出して
それぞれの検出信号を評価しなければならないので、必
然的に複雑で高価にならざるを得ないという問題点があ
った。
チ―ムトラップの復水排出機能の不良と蒸気漏れを検出
できるスチ―ムトラップの作動状態評価方法を提供する
ことである。
するために、本発明のスチ―ムトラップの作動状態評価
方法は、温度検出手段でスチ―ムトラップの弁口の一次
側の温度を検出してこの一次側検出温度信号を評価回路
に供給し、上記評価回路で一次側検出温度と基準温度に
基づいて復水排出機能の不良を検出する第1の評価過程
と、上記温度検出手段でスチ―ムトラップの弁口の二次
側の温度を検出してこの二次側検出温度信号を上記評価
回路に供給すると共にスチ―ムトラップの弁口の二次側
の圧力を入力してこの二次側圧力を上記評価回路に供給
し、上記評価回路で供給された二次側圧力を二次側飽和
温度に換算し、上記評価回路で二次側検出温度と二次側
飽和温度に基づいて蒸気漏れを検出する第2の評価過程
と、を備えたことを特徴とするものである。
状態評価方法は、スチ―ムトラップの弁口の一次側検出
温度と基準温度に基づいて復水排出機能の不良を検出
し、スチ―ムトラップの弁口の二次側検出温度とスチ―
ムトラップの弁口の二次側飽和温度に基づいて蒸気漏れ
を検出する。スチ―ムトラップの弁口の二次側の温度
は、蒸気漏れを生じている場合には正常に復水を排出し
ている場合に比べて高くなるので、二次側検出温度と二
次側飽和温度に基づいて蒸気漏れを検出することができ
る。このように、振動を検出せずに簡単にスチ―ムトラ
ップの復水排出機能の不良と蒸気漏れを検出できる。
明する(図1と図2参照)。図2は、スチ―ムトラップ
の作動状態評価方法に使用する装置の概略構成を示すブ
ロック図であり、スチ―ムトラップ(図示せず)の温度
を検出する温度検出手段を内蔵したプロ―ブ1と、この
プロ―ブ1の検出温度信号を処理する装置本体2とから
成る。
―ブル3を介して供給される上記検出温度信号を信号増
幅器4で増幅し、これをA/D変換器5でディジタル化
した信号が入力される評価回路としてのCPU6を有し
ている。
された温度信号と、操作部7から入力された圧力信号
を、記憶部8に記憶された処理プログラムに従って処理
し、これによって、スチ―ムトラップの作動状態を評価
する。そして、この評価結果を表示部9に表示する。な
お、操作部7は、上記の圧力信号を入力したり、CPU
6に対して動作指令を与えるために例えば押しボタン
(キ―)で構成される。また表示部9は、上記の評価結
果を表示したり、CPU6の表示指令に応じて上記動作
指令を表示するために例えば液晶パネルで構成される。
1のフロ―チャ―トを参照して説明する。プロ―ブ1を
スチ―ムトラップの近傍の一次側配管(図示せず)ある
いはスチ―ムトラップの弁口の一次側部分に押し当て、
スチ―ムトラップの弁口の一次側の温度を検出する(ス
テップS1)。この検出された一次側検出温度信号が信
号増幅器4、A/D変換器5を介してCPU6に供給さ
れる。そして操作部7からスチ―ムトラップの弁口の一
次側の圧力を入力する(ステップS2)。この入力され
た一次側圧力がCPU6に供給される。
側飽和温度に換算し(ステップS3)、供給された一次
側検出温度Tiが基準温度、例えば40度C以上である
か否か判断する(ステップS4)。このステップS4の
答がNoであると、フンヅマリと評価する(ステップS
5)。このステップS4の答がYesであると、供給さ
れた一次側検出温度Tiが、例えば換算された一次側飽
和温度Stiに0.6を乗じた値以上であるか否か判断
する(ステップS6)。このステップS6の答がNoで
あると、容量不足と評価する(ステップS7)。
プロ―ブ1をスチ―ムトラップの近傍の二次側配管ある
いはスチ―ムトラップの弁口の二次側部分に押し当て、
スチ―ムトラップの弁口の二次側の温度を検出する(ス
テップS8)。この検出された二次側検出温度信号が信
号増幅器4、A/D変換器5を介してCPU6に供給さ
れる。そして操作部7からスチ―ムトラップの弁口の二
次側の圧力を入力する(ステップS9)。この入力され
た二次側圧力がCPU6に供給される。
二次側飽和温度に換算し(ステップS10)、供給され
た二次側検出温度Toが、例えば換算された二次側飽和
温度Stoに0.6を乗じた値以上であるか否か判断す
る(ステップS11)。このステップS11の答がNo
であると、蒸気漏れと評価する(ステップS12)。こ
のステップS11の答がYesであると、正常と評価す
る(ステップS13)。
プの作動状態評価方法は、スチ―ムトラップの弁口の一
次側の温度とスチ―ムトラップの弁口の二次側の温度を
検出することにより簡単にスチ―ムトラップの復水排出
機能の不良と蒸気漏れを検出できるという優れた効果を
生じる。
方法の一実施例に用いるCPUのプログラムを示すフロ
―チャ―トである。
方法の一実施例に使用する装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 温度検出手段でスチ―ムトラップの弁口
の一次側の温度を検出してこの一次側検出温度信号を評
価回路に供給し、上記評価回路で一次側検出温度と基準
温度に基づいて復水排出機能の不良を検出する第1の評
価過程と、上記温度検出手段でスチ―ムトラップの弁口
の二次側の温度を検出してこの二次側検出温度信号を上
記評価回路に供給すると共にスチ―ムトラップの弁口の
二次側の圧力を入力してこの二次側圧力を上記評価回路
に供給し、上記評価回路で供給された二次側圧力を二次
側飽和温度に換算し、上記評価回路で二次側検出温度と
二次側飽和温度に基づいて蒸気漏れを検出する第2の評
価過程と、を備えたことを特徴とするスチ―ムトラップ
の作動状態評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08197397A JP3924037B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | スチ―ムトラップの作動状態評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08197397A JP3924037B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | スチ―ムトラップの作動状態評価方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10252988A true JPH10252988A (ja) | 1998-09-22 |
JP3924037B2 JP3924037B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
ID=13761443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08197397A Expired - Fee Related JP3924037B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | スチ―ムトラップの作動状態評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3924037B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002071092A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-08 | Tlv Co Ltd | 蒸気トラップ診断装置、及び、蒸気トラップ診断方法 |
JP2008144995A (ja) * | 2006-12-07 | 2008-06-26 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | プラントリーク検出システム |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP08197397A patent/JP3924037B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002071092A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-08 | Tlv Co Ltd | 蒸気トラップ診断装置、及び、蒸気トラップ診断方法 |
JP2008144995A (ja) * | 2006-12-07 | 2008-06-26 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | プラントリーク検出システム |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3924037B2 (ja) | 2007-06-06 |
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