JPH10252909A - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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Publication number
JPH10252909A
JPH10252909A JP7895397A JP7895397A JPH10252909A JP H10252909 A JPH10252909 A JP H10252909A JP 7895397 A JP7895397 A JP 7895397A JP 7895397 A JP7895397 A JP 7895397A JP H10252909 A JPH10252909 A JP H10252909A
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JP
Japan
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valve
seat surface
valve seat
fluid
opened
Prior art date
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Pending
Application number
JP7895397A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikashi Gomi
知佳士 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kitz Corp filed Critical Kitz Corp
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Publication of JPH10252909A publication Critical patent/JPH10252909A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開弁時に流体、ボデー、弁体および配管など
に強い衝撃を与えることなく、かつ、閉弁時には逆流防
止を確実に行うことができる弁体と弁座面との離着がス
ムーズな逆止弁を提供する。 【解決手段】 球形状の弁体3をボデー2内に設けた逆
止弁1において、ボデー2の弁座面4の周囲に凹凸を形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として下水、汚
水、排水、処理水、農業用水などの混濁流体を流す配管
に設けられる逆止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の逆止弁は、ボデー内部の弁座面の
周囲は平面状であって、主として閉弁中に、この弁座面
の周囲に流体中の混濁物が略均一に堆積し、この堆積物
が、弁座面の周囲表面と、弁体の弁座面の周囲近接面と
の双方に付着することがよくある。
【0003】そして、この堆積物が硬化した場合、従来
の逆止弁では、この堆積物が弁座面の周囲全周にわたっ
て略均一に堆積されるため、弁座面の周囲全周と弁体と
が堆積物を介して固着され、流体を開弁方向に流して弁
体に圧力をかけても、硬化した堆積物を破砕する起点が
存在しないために、弁体の上流側の圧力がある程度上昇
するまでは、弁体が弁座面から離れられず、開弁に手間
取ることがあった。
【0004】そして、弁体の上流側の圧力が上昇して、
弁体が弁座面から離れた場合、ボデー内や配管内の圧力
が急激に上昇するため、強い衝撃が発生し、ボデー、弁
体および配管などが破損、故障するおそれがあった。ま
た、弁座面から離れた弁体が、ボデー内面若しくは弁体
停止部位などに激しく衝突し、弁体とボデー共に変形、
損傷するおそれもあった。
【0005】また、弁体が開弁した後にも、弁座面の周
囲に硬化した堆積物が破砕できずリング状に残り、これ
が閉弁時に、弁座面と弁体との間にかみ込まれて逆流防
止を不完全にするおそれもあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決すべく成されたものであり、開弁時には流体、
ボデー、弁体および配管などに強い衝撃を与えることな
く、かつ、閉弁時には逆流防止を確実に行うことができ
る弁体と弁座面との離着がスムーズな逆止弁を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、球形状の弁体をボデー内に設けた逆止弁
において、前記ボデーの弁座面の周囲に凹凸を形成し、
更には、この凹凸を略放射状に形成したものである。
【0008】本発明の逆止弁は、上記のように構成した
ので、弁座面の周囲に流体中の混濁物が堆積しても、こ
の堆積物は、この弁座面の周囲に略放射状に溝を設ける
などして形成した凹凸によって均一には堆積しない。
【0009】このため、この堆積物が弁座面の周囲と閉
弁中の弁体の表面とが近接する部分で両者に固着し硬化
しても、堆積物は、弁体が弁座面に接する周囲の全円周
でほぼ均一ではなく、流体が正方向に流れて弁体を開弁
する時に、堆積物の薄肉部、曲部、角などが起点となっ
て、堆積物は容易に破砕されるので、弁体の上流側圧力
を異常に上昇させることなく開弁が可能である。
【0010】従って、この時、流体、ボデー、弁体およ
び配管などに与える衝撃は小さく、かつ、上記の堆積物
はリング状に残らず、閉弁時にこれが弁座面にかみ込ん
で逆流防止を不完全なものにすることは、極めて少な
い。なお、以上の説明は、流体が下方から上方へ流れる
型式の逆止弁を想定して述べたが、流体が水平に流れる
型式の逆止弁においても同様である。
【0011】
【発明の実施の形態】図において、1は本発明の逆止
弁、2はボデー、3は弁体、4は弁座面、5は弁座面4
の周囲に略放射状に設けられた溝、6は溝5に対する突
部、7は流入口、8は流出口、9は開弁時に弁体を流路
の脇へと誘導する略円弧状のガイド部で、図中の矢印
は、開弁中に流体が流れる方向を示している。
【0012】弁体3は、金属製、ゴム製、樹脂製又は金
属製の球体の外側にゴムまたは樹脂など、特に流体中の
混濁物などが付着しにくい素材、を被覆したボールが用
いられる。なお、ボールは、中空形状でもよく、また、
中空内部に、外側材料と異なる材料を内蔵したものでも
よい。
【0013】弁座面4の周囲は、図1乃至図3に示すよ
うに、弁座面4を中心として放射状(八方)に設けた溝
5と溝5,5間の突部6とで凹凸に形成され、突部6
は、弁体3側の端部を切欠いて、端面6aが閉弁時の弁
体3の表面から離間するように形成されている。
【0014】なお、弁座面4の周囲の凹凸は、弁座面4
の周囲表面に弁座面4を中心として放射状に突部を設け
たり、弁座面4を中心とした環状の溝若しくは突部を設
けて形成するなど、適宜、非平面状に形成すればよい。
また、突部6の弁体3側の端部を切欠かず、閉弁時に、
端面が弁体3に接触するようにしてもよい。
【0015】ガイド部9は、ボデー2の内壁を内側に向
かって突出し、かつ、ボデー2の流入口7から流出口8
と異なる方向(図においては左方向)に、略円弧状にカ
ーブして一体成形されたものである。そして、ガイド部
9、9間の幅は、弁体3が通り抜けないように、弁体3
の直径よりも狭くなるように成形されている。なお、ボ
デー2の両側の内壁に、円弧状のレール部材などを別途
固着してもよい。
【0016】次に、上述した逆止弁1の作用を説明す
る。なお、図4、図5は、図1、図3に示した弁座面4
に流体中の混濁物が堆積した状態を示した部分縦断面図
と部分平面図である。
【0017】逆止弁1にポンプなどを用いて流体を送り
こむと、流入口7から流入した流体の圧力により、弁体
3が弁座面4から離間し、流体が流出口8に向かってボ
デー内部を通過する。この時、流体に押し上げられた弁
体3は、ボデー2内部のガイド部9,9に沿って移動
し、流入口7と流出口8とを結ぶ主流路から外れてボデ
ー2内の側部に位置付けられ、逆止弁1は開弁する。従
って、開弁中、弁体3は流体の流れを阻害しない位置に
退避しているため、ボデー2内の流体の流れは極めてス
ムーズで、流体の圧力損失は極めて少ない。
【0018】次に、ポンプを停止するなどして流体の流
れを停止すると、弁体3をボデー2内の側部に位置付け
ていた流体の圧力が無くなり、弁体3は、流体の逆流を
待たずに、ガイド部9,9に沿って、自重により弁座面
4側に移動し着座して、逆止弁1は閉弁する。従って、
閉弁時の逆流や、ウォーターハンマーを防止する。
【0019】逆止弁1の閉弁中、即ち流体の流れを停止
している間、ボデー2内の流体中の混濁物は、弁座面4
の周囲に堆積し、硬化して堆積物10を形成する。この
堆積物10は、堆積する弁座面4の周囲が、溝5と突部
6とで凹凸に形成されているため、図に示すように厚さ
が不均等な花形になる。
【0020】従って、開弁時、堆積物10が弁座面4の
周囲表面と弁体3の表面の双方に固着し硬化していて
も、弁体3に通常の流体圧が加われば、堆積物10の薄
肉部、起伏部、曲部、角などが起点となって堆積物10
は破砕される。
【0021】このため、弁体3の上流側圧力を通常より
も上昇させること無く逆止弁1を開弁できるので、上昇
した弁体3の上流側圧力の急激な開放に伴って発生する
流体、ボデー2、弁体3および配管などへの衝撃を防止
することができる。さらに、開弁時に堆積物10は破砕
されるので、弁座面4の周囲にリング状に残ることがな
くなって、閉弁時に弁体3と弁座面4とにかみ込まれ
て、逆流防止を不完全なものにしていた原因の一つが解
消される。
【0022】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によると、閉弁中に流体中の混濁物が弁座面の周囲に堆
積し、この堆積物が弁体の表面と弁座面の周囲とを固着
させても、開弁時にこの堆積物が容易に破砕するので、
比較的小さい上流側の圧力で開弁し、流体流や弁体に衝
撃を生じさせることがない。また、堆積物がリング状に
残り、これが閉弁時に弁体と弁座面とにかみ込まれて、
逆流防止を不完全なものにすることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の逆止弁の一実施例を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1に示したボデーの一部を拡大して示した部
分縦断面図である。
【図3】図1に示したボデーの弁座面の周囲を示した部
分平面図である。
【図4】図1に示した弁座面の周囲に流体中の混濁物が
堆積した状態を示した部分縦断面図である。
【図5】図3に示した弁座面の周囲に流体中の混濁物が
堆積した状態を示した部分平面図である。
【符号の説明】
1 逆止弁 2 ボデー 3 弁体 4 弁座面 5 溝 6 突部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球形状の弁体をボデー内に設けた逆止弁
    において、前記ボデーの弁座面の周囲に、凹凸を形成し
    たことを特徴とする逆止弁。
  2. 【請求項2】 上記の凹凸を略放射状に形成した請求項
    1記載の逆止弁。
JP7895397A 1997-03-13 1997-03-13 逆止弁 Pending JPH10252909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7895397A JPH10252909A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 逆止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7895397A JPH10252909A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 逆止弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10252909A true JPH10252909A (ja) 1998-09-22

Family

ID=13676263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7895397A Pending JPH10252909A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 逆止弁

Country Status (1)

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JP (1) JPH10252909A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002030718A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Tlv Co Ltd 汚水用ポンプ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002030718A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Tlv Co Ltd 汚水用ポンプ装置

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