JPH041419Y2 - - Google Patents

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JPH041419Y2
JPH041419Y2 JP1985075060U JP7506085U JPH041419Y2 JP H041419 Y2 JPH041419 Y2 JP H041419Y2 JP 1985075060 U JP1985075060 U JP 1985075060U JP 7506085 U JP7506085 U JP 7506085U JP H041419 Y2 JPH041419 Y2 JP H041419Y2
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valve
sealing material
valve seat
pressure
receiving surface
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JP1985075060U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 開示技術は、自動車のウインドウオツシヤ液の
流路等に介設される逆流防止弁の構造の技術分野
に属する。
而して、この考案は、自動車のウインドウオツ
シヤ液の流路等に介装される逆止弁構造であつ
て、インレツトとアウトレツトを有するケーシン
グの内部に弾機を介してインレツト側の弁座に付
勢される弁が設けられている逆止弁構造に関する
考案であり、特に、上記弁が、その先部に弾機を
介して係止されるリテーナとリング状の弁座に当
接し加圧流体の受圧面を形成するシール状をリテ
ーナに一体に有し、例えば、該リテーナの中心周
部にインレツト側に向け孔が形成され加圧時にシ
ール材がリテーナの該孔側へ湾曲出来るように、
開弁がスムースになされるようにした逆止弁構造
に係る考案である。
<従来の技術> 一般に、逆止弁は流体の通路中に介装され、流
体の供給を停止させた際等に流体の逆流を防止す
るために使用されるものである。
例えば、実開昭57−45460号公報に開示されて
いる様に、自動車のウインドウオツシヤ液の供給
通路に介装された場合等の態様ではウオツシヤ液
の供給を停止した際に、残留液のウインド面への
流出を防止する機能を有している。
したがつて、開弁状態においては、ケーシング
内に設けられた弁が弁座に対して確実に密着して
リーク等が生じないよう、弁の弁座に対する当接
面がシール性のある材料で形成されている場合が
多い。
このような技術は、例えば、実開昭50−154928
号公報等に開示されてはいる。
<考案が解決しようとする課題> さりながら、上述従来技術に基づく逆止弁構造
にあつては、使用される加圧流体によつては流体
が弁のシール材のシール部に付着して乾燥固化す
る場合があり、このような場合にシール材のシー
ル部全周が弁座に固着してしまつて流体を供給し
た際に開弁に支障が生ずることがある欠点があつ
た。
したがつて、受圧面全体に均一な圧力を印加し
て弁を開弁しようとした場合には通常弁が弁座に
固着していない場合の開弁圧より高い圧力で流体
を供給しなければらず、その分だけ流体の供給ポ
ンプ等の吐出圧を高く選定しなければならないと
いう難点があり、コストアツプにつながる不利点
があつた。
この考案の目的は上述従来技術に基づく逆止弁
構造の問題点を解決すべき技術的課題とし、弁が
弁座に固着しても、低圧力で開弁出来るように
し、確実に作動するようにして各種産業における
流体技術利用分野に益する優れた逆止弁構造を提
供せんとするものである。
<課題を解決するための手段> 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は、前述課題を解決す
るために、インレツトとアウトレツトを有するケ
ーシングの内部に弾機を介してインレツト側の弁
座に付勢される弁が設けられている逆止弁構造で
あつて、上記弁にはリング状弁座に当接し加圧流
体の受圧面を形成するシール材が設けられ、該シ
ール材を介し弁のリング状先端が弁座に対向し、
シール材の受圧面がアウトレツト側に湾曲自在に
される孔が弁に形成されている逆止弁構造とした
ものである。
<作用> 而して、インレツトとアウトレツトを有するケ
ーシングの内部に弾機を介してインレツト側のリ
ング状の弁座に押圧付勢される弁が、該弁座にリ
ング状に当接し加圧流体の受圧面を形成するシー
ル材をリテーナを介して有し、該シール材の受圧
面には弾機の付勢力が作用しないように弁座に対
応するシール材の部分のみがリテーナを介して押
圧付勢されるようにし開弁時に該受圧面に印加さ
れる流体の圧力によりシール材の受圧面がリテー
ナの中心周部の孔に向つてアウトレツト側に湾曲
し、たとえシール材が弁座にリング状に固着して
いたとしても、シール材がアウトレツト側に凸状
に湾曲することによつて生ずる周縁部の剥離作用
により低圧力であつても弁が弁座から離れて開弁
が成されるようにした技術的手段を講じたもので
ある。
<実施例> 次にこの考案の1実施例を図面に基づいて説明
すれば以下の通りである。
第1図に示す態様は、この考案の要旨の中心を
成す逆止弁1であつて、図示しない自動車のウイ
ンドウオツシヤ液(以下、単に「ウオツシヤ液」
という)の圧送ホースに介装されている。
逆止弁1のケーシング2は、各々ホースに対す
る抜け止め加工がされたインレツト3とアウトレ
ツト4を有し、該インレツト3の基部で成形時に
は分割され、組立時には一体化され、インレツト
3のケーシング2の内部にはアウトレツト4側に
向かつて弁座5がリング状に突設されている。
ケーシング2の内壁面6には、インレツト3の
基部からアウトレツト4の基部に至り、アウトレ
ツト4側ほど内向の高さの大きいフイン7が内方
に向かつて4箇所突設されている。
そして、該フイン7のアウトレツト4側には所
定のバネ定数を有する弾機としてのスプリング8
が係止され、該スプリング8のインレツト3側に
はフイン7,7…の各頂部を摺動する弁9が設け
られている。
該弁9は、上記フイン7を摺動すると共にスプ
リング8に対する座10を有するリテーナ11に
ゴム製のシール材12が着脱自在に係合された構
造にされている。
上記リテーナ11には、第2図に示す様に、シ
ール材12の基端内周縁に設けられたリング状の
凸体係止部13が係合する同じくリング状凹体の
係合部14が形成されると共にシール材12がア
ウトレツト4側に湾曲出来るようにインレツト3
側に拡開するテーパ状の孔15が穿設されてい
る。
一方、上記シール材12は、弁座5に当接する
シール部16を有する受圧面17を有し、リテー
ナ11の孔15に対応する部分はアウトレツト4
側に凸状に湾曲し易いように薄肉に形成されてい
る。
このように形成されて弁9とスプリング8の外
側であつてフイン7,7…によつて区画された空
間がケーシング2の内壁面6に沿う流路18とし
て形成されている。
上述構成において、インレツト3とアウトレツ
ト4を介して図示しないウインドウオツシヤ装置
のホースに介装された逆止弁1のインレツト3側
から加圧流体としてウオツシヤ液19が流入する
と、リテーナ11に装着されたシール材12の受
圧面17が加圧される。
すると、受圧面17は第2図の2点鎖線で示す
位置からリテーナ11に形成された孔15に合わ
せてアウトレツト4側に凸状に湾曲するため、シ
ール材12のシール部16は、シール材12の中
央側から剥離作用を受け、したがつて、スプリン
グ8の弾性力を上回る液圧により弁9は開弁され
る。
この際、例えば、シール材12が乾燥固化した
ウオツシヤ液19の界面活性剤等により弁座5に
リング状に固着していたとしても、湾曲するシー
ル材12により付与される中心方向の剥離作用に
よつてシール材12と弁座5に大きな引張力が作
用することから低い液圧によつても開弁がスムー
スになされる。
又、シール材12の受圧面17が薄肉に形成さ
れているため、シール材12もスムースに湾曲出
来る。
そのうえ、シール材12の摩耗の際は該シール
材12を係止部13と係合部14との解離を介し
てリテーナ11から簡単に取り外ずせるため、該
シール材12の交換作業はスムースになされ得
る。
而して、開弁された弁9と弁座5の間から流出
するウオツシヤ液19は、弁9とスプリング8の
外側に形成された流路18から抵抗なくスムース
にアウトレツト4側に流過し、又、ウオツシヤ液
19の圧送を停止させればスプリング8の弾撥力
によつて弁座5はシール材12によりインレツト
3側に押圧され確実に閉弁される。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、先端にシー
ル材を有する板状スプリングの基端をケーシング
内壁に取り付けるような態様の逆止弁にも適用出
来、又、使用場所は自動車のウインドウオツシヤ
液の通路に限られない等種々の態様が採用可能で
ある。
<考案の効果> 以上、この考案によれば、基本的にケーシング
内の弁の開閉作動が常に確実になされ、供給され
る流体をスムースに流過制御出来るという優れた
効果が奏される。
又、リング状の弁座に当接し加圧流体の受圧面
を形成するシール材を上記弁が有していることに
より閉弁が確実になされ、逆止弁としての機能を
充分に発揮し得るという優れた効果が奏される。
更に、該受圧面がアウトレツト側に湾曲自在に
される孔が弁に形成されていることにより、そし
て、シール材の弁座に対する当接部分にのみ弾機
の付勢力が作用し、少なくとも受圧面には作用し
ないようにされていることにより、加圧流体内に
含まれる各種成分が固化することによつて弁座に
当接する受圧面が弁座に固着したような場合であ
つても、シール材がアウトレツト側に凸状に湾曲
することにより弁座に当接するリング状部分が剥
離作用を受けることから低い流体圧力によつても
大きな力がシール材と弁座との間に作用して確実
に開弁されるという優れた効果が奏される。
加えて、シール材がリング状の弁座に対して固
着した場合であつても低圧力で開弁出来ることか
ら、ポンプ等の容量を大きくする必要もなく、そ
の分コストダウンが図れるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の1実施例を示すものであ
り、第1図は全体概略半断面図、第2図は開弁初
期状態を示す第1図要部拡大図である。 3……インレツト、4……アウトレツト、2…
…ケーシング、8……弾機、5……弁座、9……
弁、1……逆止弁、17……受圧面、17……シ
ール材、15……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インレツトとアウトレツトを有するケーシング
    の内部に弾機を介してインレツト側の弁座に付勢
    される弁が設けられている逆止弁構造において、
    上記弁にはリング状弁座に当接し加圧流体の受圧
    面を形成するシール材が設けられ、該シール材を
    介し弁のリング状先端が弁座に対向し、シール材
    の受圧面がアウトレツト側に湾曲自在にされる孔
    が弁に形成されていることを特徴とする逆止弁構
    造。
JP1985075060U 1985-05-22 1985-05-22 Expired JPH041419Y2 (ja)

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