JPH03595Y2 - - Google Patents

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JPH03595Y2
JPH03595Y2 JP12182686U JP12182686U JPH03595Y2 JP H03595 Y2 JPH03595 Y2 JP H03595Y2 JP 12182686 U JP12182686 U JP 12182686U JP 12182686 U JP12182686 U JP 12182686U JP H03595 Y2 JPH03595 Y2 JP H03595Y2
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JP
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valve
valve seat
valve body
drain
seat
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JP12182686U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、弁体と弁座との離間、接触により流
路を開閉せしめる型式の弁において、流体圧力の
低圧から高圧までの広範囲に亘り確実な閉弁作動
をなし得るような弁の構造に関するものである。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
一般にこの種弁においては、閉弁時弁体と弁座
との密着性を向上させるために弁座の材料として
ゴム質もしくは合成樹脂等の材質のものが用いら
れている。従来、例えば第2図に示される如きコ
ンプレツサ装置又は配管路内に取付けられて圧縮
空気中のドレンを自動的に外部へ排出するフロー
ト式空気用ドレントラツプTでは、弁座受け22
に装着された弁座21はボルト3により弁座押え
22aを介して押圧されることにより該弁座受け
22へ強固に固定されていて、こ弁座21へ弁体
9が圧接することによつて弁座孔7が閉塞せしめ
られる。又、この弁体9の圧接力は圧縮空気に比
例する。
しかしながらかかる従来の構造では、特にトラ
ツプ室8内の圧力が比較的低圧力の場合、弁座2
2が弾性材料で形成されているにも拘らず、弁体
9の弁座21に対する均一な接触がなされず両者
間に間隙が生じ易く、この場合該間隙よりドレン
及び圧縮空気が漏出してしまい弁座孔7の完全な
閉塞がなされ得ない。即ち、弁座21が弁座受け
22へ強固に固定されているため、弁座21の接
触部の真円度が不十分であつたり、弁座押え22
aにより変形せしめられたり、又弁体9が完全な
球体として形成されていない等に起因して弁体9
と弁座21とのなじみが悪くなり、この結果両者
間の接触ムラが生ずるのでる。このため、特に閉
弁時の気密性を要求させる場合には、弁体9と弁
座21とを合わせ加工したり、又すり合わせによ
りなじませる等によつてかかるドレン及び圧縮空
気の漏出を防止する必要があり、この場合極めて
高度な加工精度や組立技術を要し、その結果製造
コストが増大する等の不都合があつた。
本考案は、かかる実情に鑑み、弁体と弁座との
接触ムラが生ずることなく、特に低圧時において
も弁座孔等の流路を完全に閉塞せしめ得る構造を
有する弁を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案による弁では、弾性及び柔軟性を有する
弁座が弁座受けに対して適宣の間隙をもつて装着
されている。従つて、弁座は該間隙の範囲で弁座
受け内を移動し得るから、弁座及び/又は弁体に
おいて、真円度等に多少の歪がある場合でも、弁
座が弁体の形状に倣つてこれと圧接し、これによ
り両者の接触はムラなく均一的に行なわれる。こ
の結果、低圧時でも弁座孔は完全に閉塞されかつ
これよりドレン及び圧縮空気が漏出することはな
い。
〔実施例〕
第1図は、本考案による弁の構造の一実施例を
示し、第2図に示されたフロート式空気用ドレン
ラツプTに適用された場合の弁主要部についての
例である。以下、第2図を参照しつつ本考案を説
明すれば、第1図中、1は弾性及び柔軟性を有す
るゴム質もしくは合成樹脂でなり厚さt,外径D
を有する内周面がテーパ状もしくは球面の一部を
なすように形成された接触部1aを有する環状の
弁座、2は押え部2aと該押え部2aによつて画
成される幅t′(=t+α)及び内径d(=D+α′)
を有する溝部2bが形成されていて該溝部内に弁
座Iを嵌装せしめた弁座受、3は弁座受け2を弁
箱4へ固着せしめるボルト、5は0リング、6は
こし網、7は弁座孔、8はトラツプ室、9は弁体
である。
本考案による弁は上記のように構成されている
から、コンプレツサ等(図示せず)からの圧縮空
気がドレントラツプTの入口側1Nより弁箱4内
に流入すると、予め弁座1上に着座していた弁体
9は該圧縮空気の圧力により弁座1の接触部1a
の全周域へ圧接せしめられると共に、これによに
弁座孔7が閉塞される結果トラツプ室8内の圧力
が上昇し始める。又、圧縮空気中のドレンもトラ
ツプ室8内に溜り始め、やがて弁体9がドレン中
に浸漬されると、この時弁体9はFr=Vr(V;弁
体9の体積,r;ドレンの比重)なる浮力を受け
る。一方、該弁体9には、Fw=AP+W(A;弁
体9が弁座1に着座した位置の弁座径の有効面
積,P;トラツプ室8内の圧力,W;弁体9の重
量)なる下向きの力が作用していて、Fr>Fw
る条件で弁体9は弁座1から離脱し、ガイド棒1
0に案内されつつドレン中を浮上し、かくして弁
箱4内のドレンは弁座孔7を通つて出口側OUT
より外部へ排出せしめられる。弁箱4内のドレン
排出が終了すれば浮力Frは零となるので、弁体9
は再び弁座1へ着座して、以下、かかる弁作動が
繰返される。
ところで、弁箱4内の圧力Pが特に低圧時、例
えば、弁体9に凹状の形状歪部9a(第1図)が
存在していて、このため弁座1の後触部1aに対
し片当りして該接触部1aとの間に間隙gが形成
されている場合、このままでは該間隙gを介して
弁箱4内のドレン及び圧縮空気は漏出してしま
う。ところが、この場合、弁体9には前述の如く
下向きの力Fwが作用しているから、この力Fw
分力としてFw′で弁体9は片当り側の接触部1a
に圧接する。さらに分力Fw′は弁座1に対しその
半径方向外側に力Fw″を及ぼしめ、且つ弁座1は
溝2b内に両者の径の差α′に基づく間隙をもつて
装着されているので、弁座1は第1図中右方向へ
押動せしめられ、その結果、弁体9の形状歪部9
aへ接触部1aが強制的に接触せしめられるた
め、間隙gは消失せしめられる。尚、この場合、
弁座1は適度な弾性及び柔軟性を有しているの
で、弁体9と接触する際該弁体9の形状に倣つて
圧接するので接触部1aの全域に亘つて均一な接
触状態が確保され、接触ムラ等が生ずることはな
く、これによりトラツプ室8内が低圧時でも弁座
孔7は完全に閉塞せしめられる。斯して、弁体9
のみならず、弁座1及び/又は弁体9に真円度等
の形状歪が生じている場合でも、ドレン及び圧縮
空気の漏出が確実に防止される。従つて、かかる
漏出に基づく弁座1等の摩耗の問題も生じ得ず、
これによつて該弁座1の寿命が著しく向上し且つ
空気損失も防止されるからこの種弁として実用上
極めて効果的に用にられ得る。尚、トラツプ室8
内が高圧であれば弁体9に作用する下向の力Fw
は該圧力に比例的に増大するため、弁座1がその
弾性により弁体9よつて弾圧されるので両者の密
着度は十分に確保され得る。
このように本考案の弁の構造によれば圧縮流体
の圧力の低圧域から高圧域に亘り該流体の漏出が
確実に防止されると共に、空気用ドレントラツプ
に適用されることにより、コンプレツサ等の作動
時間の短縮及びこれによる低減が図られ得る。
又、弁座1は弁座受け2の溝部2bに対し適度の
間隙を有するので、その装着に際し組付作業が簡
便化され得る。尚、上記実施例としてドレントラ
ツプを適用された場合について説明したが、これ
に限らず例えば水切弁、逆止弁等、弁体と弁座と
の接触によつて流路を開閉せしめるものに適用さ
れ得、上記実施例と同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
上述のように本考案の弁の構造は、その弁部品
の寿命の向上、弁の製造コストの低減が図られ
得、実使用において省エネルギ化が達成され得る
等種々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による弁の構造の空気用ドレン
トラツプへの適用例における弁主要部の縦断面
図、第2図は従来の空気用ドレントラツプの全体
の構造を示す縦断面図である。 1……弁座、2……弁座受け、2b……溝部、
4……弁箱、7……弁座孔、8……トラツプ室、
9……弁体、T……ドレントラツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁体と弁座との離間、接触により流路を開閉せ
    しめ得る弁において、上記弁座は、弾性及び柔軟
    性を有していて、その厚み及び外径より大きく成
    形された弁座受けの溝部内に装着させていること
    を特徴とする弁の構造。
JP12182686U 1986-08-08 1986-08-08 Expired JPH03595Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12182686U JPH03595Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JP12182686U JPH03595Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JPS6328965U JPS6328965U (ja) 1988-02-25
JPH03595Y2 true JPH03595Y2 (ja) 1991-01-10

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JP2015096766A (ja) * 2013-10-10 2015-05-21 株式会社テイエルブイ 自動弁

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JPS6328965U (ja) 1988-02-25

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