JPH0135018Y2 - - Google Patents

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JPH0135018Y2
JPH0135018Y2 JP16286684U JP16286684U JPH0135018Y2 JP H0135018 Y2 JPH0135018 Y2 JP H0135018Y2 JP 16286684 U JP16286684 U JP 16286684U JP 16286684 U JP16286684 U JP 16286684U JP H0135018 Y2 JPH0135018 Y2 JP H0135018Y2
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sound deadening
valve
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movable plate
water
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、衛生機器のうちセラミツクス製の
対の板弁を用いた混合水栓に於ける急速開弁時又
は閉弁終了間際の騒音防止に関するものである。
(従来技術) 従来対の板弁を用いた水栓の弁部分に発生する
騒音を防止する構造として実公昭57−4298号公報
の第5図及び第14図(本願図面の第5図イ,
ロ)のものがある。
上記第5図イ,ロに就いて簡単に説明すると、
可動板40に形成した流路41に短冊状に形成し
た単体の網部材42をV字形に折曲し、これを流
路41の空間に、該流路41を横断する方向に弾
性力を利用して介在させたものであり、ロに示す
可動板40aのものは同じく単体の網部材42a
を蝶形に折曲して流路41aに同じく弾性力を利
用して介在させたものである。
上記のものにあつては、流路の空間を流れ方向
に横断して網部材を配置してあるがために、噴流
状の流体が単体の網目を素通りしてしまい騒音を
減少させるに到らなかつた。また流体に含まれた
異物をことごとく捕捉できる便利さはあるもの
の、異物によつて網目が詰り始めると唯でさえ急
速な弁開放時の水圧が大きいうえに、目詰りによ
る網部材への衝撃的な圧力は網部材自体の弾性力
のみでは到底支え切れるものでなく簡単に変形し
てしまう恐れがる。また網目への目詰りが片寄つ
た場合には湯又は水の何れかの流量に片寄つた制
限を受けるため、温度調節を著しく不調にするな
どの不具合が生じる。
(考案が解決しようとする問題点) この考案が解決しようとする問題点は、可動板
弁に凹設した流通室の入口側口縁の内側に沿わせ
て多孔質性の発泡金属又は網などの重ね合せによ
る厚味のある消音部材を支持部材を介して固定さ
せ、その消音部材の内部に弁機構の急速開弁時初
期又は閉弁終了間際の噴流状の流体圧を突入させ
て消音部材の厚味のある内部を幅方向に通過させ
ることにより、急速開弁時初期又は閉弁終期の騒
音を低下させると共に消音部材の目詰りをなくす
るようにすることである。
(問題解決のための技術手段) 摺り合せ状に向き合せた対の固定板弁及び可動
板弁による弁機構を備えた混合水栓に於いて、可
動板弁の止水面に有底状の流通室を凹設すると共
に、該流通室の入口側内壁に沿うようにして厚味
のある消音部材を介在させ、該消音部材の端縁を
流通室の入口側口縁の内側に流体の流通方向に沿
つて臨ませると共に、この消音部材を別に設けた
支持部材を介して流通室の壁面内に固定するよう
にしたものである。
(作用) 弁機構がハンドル操作によつて開弁方向へ急速
に開放される際の開弁の初期又は閉弁終了間際に
流通室内へ噴流状に放出される流体を該流通室の
入口側口縁から内壁に沿わせてある消音部材の厚
味のある内部に突入させながら該消音部材の内部
を幅方向に流通させることにより、開弁時又は閉
弁間際の騒音を低下させる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
この実施例は、第3図イ,ロ及び第4図イに示
すように消音材ユニツト1は、多孔質性の発泡金
属、網などの重ね合せにより厚味をもたせ又はス
チールウールなどによる厚肉平板状の消音部材2
(実施例では網素材の複数枚)と、この消音部材
2を後記の流通室3の内部で固定させる平面ほぼ
H形を呈する支持部材4とからなり、該支持部材
4は両端の当板部材5,5a間の長さを、前記流
通室3の内径の大きい側の対辺とほぼ等しく、か
つ前記消音部材2を挾み込むことのできる余裕を
有して形成する。前記流通室3は、、セラミツク
スにより成型された円盤形の可動板弁6の一面に
凹設されており、この流通室3は、平板方向の断
面がほぼ釣鍾形を呈して有底状に形成し、この流
通室3の内径の大きい側の入口側内壁7と出口側
内壁8の間に、前記消音材ユニツト1の支持部材
4を介在させると共に該支持部材4の当板部材5
と、該当板部材5が向合つている前記入口側内壁
7との間に前記消音部材2を挾み付けて固定さ
せ、この消音部材2の一縁は、入口側口縁9と平
行し、かつ流体の流れ方向とも平行するように配
置する。固定板弁10は、同じくセラミツクス成
型による円盤形で面中心部には前記出口側内壁8
と弁開放時又は閉弁終了間際に曲面11が中心部
で一致したり、又は該中心部の左右で常時一致す
るようにして両面に貫通させた混合水の出口12
を設けると共に、該出口12の孔中心を軸心とす
る円周方向の同一円弧上に湯入口13及び水入口
14をそれぞれ同様に貫通させてある。この湯入
口13及び水入口14の外形線は、前記入口側口
縁9とほぼ同一の曲線上に在つて入口側口縁9が
第4図ロの位置に在るときには前記湯入口13及
び水入口14とほぼ等分に対応して湯と水の同量
を通過させるように連通しており、入口側口縁9
が第4図ハの位置では水入口14が全開であり、
同ニの湯入口13との対応関係のときには湯入口
13を全開にするように連通させた弁機構15を
構成する。この弁機構15は第1図及び第2図
イ,ロに示す混合水栓Aの弁室16に組込まれて
固定板弁10を弁室16に固定し、可動板弁6は
固定板弁10の上に重ね合されており、この可動
板弁6は、上面に結合させた軸筐17及び該軸筐
17に支承した作動軸18に連結しているレバー
19の操作によつて第4図イの弁閉塞の位置か
ら、ロの湯水同量放出又はハの水のみ全量放出或
はニの湯のみの全量を放出できるように連繋して
おり、前記流通室3を通過した混合水、湯又は水
は、第1図の出口12と通じている流路20を経
て矢印のよう吐出管21へ流出するよう連通し、
第2図イに示す湯流路22を流出する湯は、ロに
示す湯出口23から第4図ロの湯入口13に通
じ、水流路24を流出する水は第2図ロの水出口
25から第4図ロの水入口14にそれぞれ通じる
ように連通している。いま、湯と水の同量を吐出
管21へ放出するには第1図のレバー19を所定
の方向へ操作すると、該レバー19の作動軸18
を介して連繋している可動板弁6は第4図イの弁
閉塞の位置からロに示す位置へ急速に変位する。
この開弁操作によつて湯入口13及び水入口14
が同量に開放されるので、第2図イ,ロの湯出口
23及び水出口25に達していた湯は湯出口23
と通じている湯入口13から流通室3へ、水は水
出口25と通じている水入口14を経て流通室3
へそれぞれ同量が流入する。この際湯入口13及
び水入口14から流通室3へ流入する湯と水は、
第3図ロに示す開弁の初期に於いては矢印Pのよ
うに入口側口縁9の外周縁及び入口側内壁7に沿
つて配置してある消音部材2の下端縁(図に於い
て)から該消音部材2の厚味のある網素材内部に
進入し、入口側内壁7に沿つて消音部材2の幅方
向に流入することにより急速な開弁初期の流体の
騒音を巧に消去しながら逐次流量を増大して流通
室3内を第3図ロの矢印P1のように通過し、該
流通室3に通じている第4図ロの出口12を経て
第1図の流路20から吐出管21へ流出し、この
間に湯と水を充分に混合して適温にした混合水を
供給する。この場合、混合水の湯温が低い時には
レバー19を第2図(正面側)に於いて左方向へ
操作して変位させると、第4図ロの湯入口13が
僅かに広くなり同時に水入口14が上記変位量だ
け縮少されるので湯温を高められる。また湯温が
低いときは上記の逆の操作を加えればよい。
次に水のみを必要とするときは、レバー19を
右方向の可動範囲内一杯に変位させると、流通室
3及び水入口14の関係が第4図ハのように対応
するので水のみの全量を供給し、レバー19を左
へ一杯に変位させることによつて流通室3と湯入
口13を第4図ニの対応関係にして湯のみを全量
供給することができる。
(効果) この考案は、上記のように構成したので、以下
の利点を有する。
(1) 可動板弁に凹設した流通室の入口側内壁に、
多孔質性の発泡金属、網又はスチールウールな
どによる厚味のある消音部材を介在させ、該消
音部材を支持部材によつて固定した消音材ユニ
ツトを配置することで、急速な開弁時の初期及
び閉弁終了間際に於いて、湯入口及び水入口か
ら流通室へ噴流状に流入する圧力流体を入口側
口縁9の外周縁及び入口側内壁7に沿つて流入
させることにより、この流体を消音部材2の厚
味のある内部を幅方向に通過させるようにした
ので、開弁初期又は閉弁終了間際の噴流により
生じる騒音を大幅に低下させることができる。
(2) 消音材ユニツトの消音部材は、厚味をもたせ
て平板状にしたものを流通室の入口側内壁に沿
わせて支持部材により流体の流通方向と平行す
るように安定よく固定されているので、急速な
開弁初期又は閉弁終了間際に生じる噴流状の圧
力流体を連続的に受けることがあつても容易に
脱落したり損傷を受けないばかりでなく、目詰
りの多少によつて流量に制限を加えたり、それ
による温度調節が不能になることがない。
(3) 消音材ユニツトの支持部材は、流通室内の空
間を不必要に占拠しないようにに棒状にすると
共に両端に、流通室の内壁面に沿うようにした
当板部材を取付けたものであるから、流通室を
通過する流量に制限を加えたり、流れを防害し
たり、或は圧力によつて外れたりしないばかり
でなく流通室の内奥部に位置して固定させてあ
るので圧力流体に対する耐久性及び安定性をよ
り増大できる。
(4) 従来のものが流体の流通を遮切るものと比較
して消音部材の配置が安定していて損傷とか、
目詰りが生じることがないので、弁機構を経年
使用にも良好な作動状態に維持して弁機構の長
期的な耐用度に加え、目詰り排除などの煩らわ
しさを皆無にできるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案を装置した混合水栓の側縦断面
図、第2図イは、第1図に於けるX−X線の縦断
正面図、第2図ロはイに於けるY−Y線の底面
図、第3図イは、消音材ユニツトの拡大平面図、
ロは、第4図ロに於けるZ−Z線の側断面図で開
弁初期の消音状態を示し、第4図イ乃至ニは、弁
開放要領の説明図、第5図イ,ロは、従来技術の
説明図である。 主要部分の符号の説明、1……消音材ユニツ
ト、2……消音部材、3……流通室、4……支持
部材、6……可動板弁、7……入口側内壁、9…
…入口側口縁、10……固定板弁、15……弁機
構、A……混合水栓。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 摺り合せ状に向き合せた対の固定板弁10と
    可動板弁6とを、該可動板弁6の作動によつて
    湯と水を別個に又は混合水を供給する弁機構1
    5を備えた混合水栓Aに於いて、前記可動板弁
    6に凹設した流通室3の入口側内壁7に沿つて
    消音材ユニツト1の厚味のある消音部材2を介
    在させると共にその消音部材2の端縁を、流通
    室3の入口側口縁9の内側に臨ませ、前記弁機
    構15による急速開弁時初期の噴流状の流体
    を、入口側口縁9付近で前記消音部材2の端縁
    から該消音部材2の内部幅方向に突入させるこ
    とにより、開弁時初期の騒音を低下させること
    を特徴とする混合水栓に於ける騒音防止装置。 (2) 合成樹脂によるほぼH形状の支持部材4と多
    孔質性の発泡金属、網その他による厚味のある
    消音部材2との組合せによりなる消音材ユニツ
    ト1を有することを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の混合水栓に於ける騒音防
    止装置。
JP16286684U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH0135018Y2 (ja)

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JPH0419264Y2 (ja) * 1986-09-16 1992-04-30
JP6846100B2 (ja) * 2015-02-02 2021-03-24 三菱ケミカル株式会社 複合水栓

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