JPH07167318A - 消音器付き温水・冷水用混合弁 - Google Patents

消音器付き温水・冷水用混合弁

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JPH07167318A
JPH07167318A JP6741392A JP6741392A JPH07167318A JP H07167318 A JPH07167318 A JP H07167318A JP 6741392 A JP6741392 A JP 6741392A JP 6741392 A JP6741392 A JP 6741392A JP H07167318 A JPH07167318 A JP H07167318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixing chamber
cold water
water
mixing valve
mixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6741392A
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English (en)
Inventor
Alessio Orlandi
オーランデイ アレッシオ
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Galatron SRL
Original Assignee
Galatron SRL
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】温水及び冷水の混合弁における騒音を低減し、
混合弁の能力に悪影響を与える部品や現象をなくす。 【構成】互いに部分的に重ねられた固定板及び可動板の
2つの板を収容したカートリッジタイプの本体を備え、
前記2つの板の一方の板は固定され、他方の板は制御ロ
ッドを介して前記固定された板の上を移動することがで
き、前記固定板は温水・冷水が流入する別個の流入孔用
の2つの孔と、温水・冷水又は温水冷水の混合水の流出
口用の1つの孔とを有し、前記可動板は流入孔の一方、
他方又は両方を前記流出孔と結合させるように形成され
た混合室(20、20′)を有し、前記混合室は前記固
定板に向って開放されており、前記固定板と反対側が閉
じている温水・冷水用混合弁であって、前記可動板の混
合室(20、20′)が、該混合室の内側面を覆うだけ
の騒音防止構造(22)を備えていることを特徴とする
消音器付き温水・冷水用混合弁。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛生設備ユニットにお
ける消音器付き温水・冷水用混合弁に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】各種の温水・冷水用混合弁
には、セラミック材等より形成された互いに部分的に重
なる(オーバラップする)2つのディスク又は板を有
し、そのうちの一方のディスク又は板が固定され、他方
のディスク又は板が固定された前記一方のディスク又は
板の上を移動できるように構成されている混合装置が内
蔵されている。固定側ディスクは、温水と冷水用の2つ
の別個のパイプに結合された2つの水の流入孔と、給水
栓の蛇口と一致する流出孔とを備え、可動側ディスク
は、前記2つの流入孔の一方、他方又はその両方と前記
流出孔とを選択的に結合するように構成された混合室を
備えている。
【0003】しかしながら、水を固定側ディスクの流入
孔から可動側ディスクの混合室へ、次いで流出孔へ移動
させると、騒音が発生し、弁の効果的な能力に悪影響を
与えるキャビテーションや負荷ロスの原因となる。その
ため、基準となる能力の確保のためには、水の通路のス
パンを一定の限界値以上に短くすることはできず、前記
ディスク又は板のサイズの縮小をなし、これにより、弁
と所望されるサイズに縮小することができない。他方、
水の流路のスパンを短くすると騒音が増加する原因とな
り得る。従って、これ以上騒音を増さずに、能力を予想
される基準限界値内に確保し、部分的に重ねられるディ
スク又は板のサイズの縮小と、これによる弁のサイズの
縮小とが可能な妥協点を前記混合弁において見出すため
に研究を続ける必要があった。
【0004】これまで行われた種々の試みによって、騒
音の減少に関する限り、なお改良する余地が残されてい
るものの、価値ある結果が得られたが、多くは能力のロ
スを伴なうものであった。
【0005】先に、本出願人はイタリア国特許第120
7763号において上記問題を解決するための方法を提
案した。この特許は、可動板を内蔵した混合弁に関し、
該弁の混合室には、互いに垂直とされ、且つ混合室を介
して流入孔から流出孔へ流れる水が横切るように設けら
れた2つの透過バリヤをなす2つの部品を有する、金属
ネットから形成された騒音防止部材が備えられている。
【0006】しかし前記バリヤは、たとえ透過性を有
し、且つ水流の騒音を減少するのに適切なものであって
も、能力が制限される傾向にあり、従って、所望の結果
が得られないものであった。
【0007】本発明の目的は、新しく且つ独創的な方法
によりこの問題を解決し、騒音のレベルを低減し、混合
弁の能力に悪影響を与える部品や現象をなくすことにあ
る。
【0008】実際、本発明の目的は、騒音防止構造が可
動板の混合室の側面のみに設けられ、どのような混合弁
にも、またどのようなタイプの混合室にも装着し得る前
述のタイプの混合弁を供給することにある。
【0009】前記騒音防止構造は、前記混合室の表面に
取り付けられたネットもしくはネット状のもの、あるい
は前記混合室の表面の少なくとも1部分上に直接固定板
と共に形成された裂目又は凹凸部分とすることができ
る。
【0010】本発明によれば、水流を遮断する各バリヤ
がなくてもよく、従って、前記混合室を水が自由に通過
することができる。
【0011】これまでの実験によれば、どのようにすれ
ば騒音防止構造が騒音を基準レベル以下の状態におくこ
とができるか、どうすれば能力が最適のものとなって、
前記通路のスパンの短縮を推定でき、従って所望され且
つ必要とされる能力と静かな操作が常に保障されるシー
ル板のサイズが予想できるかが確認された。
【0012】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、前記
目的を達成するため、互いに部分的に重ねられた固定板
及び可動板の2つの板を収容したカートリッジタイプの
本体を備え、前記2つの板の一方の板は固定され、他方
の板は制御ロッドを介して前記固定された板の上を移動
することができ、前記固定板は温水・冷水が流入する別
個の流入孔用の2つの孔と、温水・冷水又は温水冷水の
混合水の流出口用の1つの孔とを有し、前記可動板は流
入孔の一方、他方又は両方を前記流出孔と結合させるよ
うに形成された混合室(20、20′)を有し、前記混
合室は前記固定板に向って開放されており、前記固定板
と反対側が閉じている温水・冷水用混合弁であって、前
記可動板の混合室(20、20′)が、該混合室の内側
面を覆うだけの騒音防止構造(22)を備えていること
を特徴とする消音器付き温水・冷水用混合弁が提供され
る。
【0013】弁におけるキャビテーションと負荷ロスの
減少に役立ち、且つ最適化された能力を得る他の方策
は、パッチ部材に頼ることなく、通路を形成することに
よって、弁に至る新しい形状の流入用の通路を得ること
である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例に付き添付図面を参照
しつつ説明する。混合弁は、通常カートリッジタイプの
本体(11)を備え、該本体は、該本体底部(13)に
シールされた下側の固定板(12)と、該固定板上に載
置され、移動可能な可動板(14)とを収容している。
【0015】可動板(14)は、介在する板カバー(1
6)を介して間接的に可動板に接続された制御ロッド
(15)により作動される。
【0016】固定板(12)には、2つの孔又はスリッ
ト(17、18)が形成されており、これらの孔又はス
リット(17、18)は、温水と冷水を別々に供給する
ための2つの対応するパイプ(図示省略)に結合されて
おり、温水、冷水、又は温水冷水の混合水を蛇口に向か
って排出するための流出孔(19)が形成されている。
可動板(14)は、固定板(12)に向かって開いてお
り、且つ該可動板の頂部には板カバー(16)により閉
じられている混合室(20)を備えている。前記固定板
に対する前記可動板の位置に応じて、前記板カバーによ
って、水の流入孔(17、18)は完全に閉じるか、又
は部分的もしくは全体的に流出孔(19)に結合される
ようになっている。
【0017】本発明の実施例に係る混合弁を、分解斜視
図により図2に示し、種々の使用条件における組立図を
図1、図6及び図8に示す。
【0018】この混合弁は、底部に分配器を備えておら
ず、前述の特徴(図3、4、5、7、9)を有する固定
板(12)と可動板(14)とを内蔵している。
【0019】混合弁の他の実施例を、図12に示す。こ
の混合弁は、図1、図5、及び図8の混合弁と同様のも
のであり、通常前述のような固定板と可動板(12、1
4)を内蔵しているが、底部に分配器(21)を備えた
点が異なっている。
【0020】混合弁の更に他の実施例を図13に示す。
該混合弁には異なった形状の流入孔(16′、17′)
及び流出孔(18′)を有する固定板(12′)と、図
14から図16に示すような異なった形状の混合室(2
0′)を有する可動板(14′)が設けられている。
【0021】本発明によれば、可動板(14、14′)
の混合室(20、20′)は、該混合室の側面全体又は
一部を覆う騒音防止構造(22)を備えている。
【0022】好ましい実施例の騒音防止構造(22)
は、混合室(20、20′)の内側面に対して下着のよ
うに装着されるネット部材(23)(図10及び図1
1)を備えている。従って、ネット部材(23)は、前
記混合室の側面の形状や寸法とされるか、又は少なくと
も前記混合室の一部を形成する。市販のどのタイプのカ
ートリッジも異なる形状の混合室を備え得ることから、
騒音防止部材をどんな形状の混合室にも容易に、且つ素
早く装着できる。前記装着防止部材は、前記混合室の側
面を基準として形成されることのみを必要とする。
【0023】騒音防止部材(22)の装着状態は図1、
図6及び図8並びに図4、図5、図7、図9及び図10
に示されている。後者の各図には可動板(14)が示さ
れ、該可動板が固定板(12)においてオーバラップさ
れており、図13、図15及び図16では混合弁は異な
る形状の混合室(20′)を備えている。
【0024】騒音防止構造(22)の他の実施例は、可
動板の成形時に該可動板の混合室の側面の少なくとも一
部に形成された突起又は凹凸部分より形成され得る。
【0025】これら実施例のいずれの場合に於ても、騒
音防止構造(22)は騒音レベルを低減しながら混合室
に水を通過させる働きをなす。同時に、混合弁の内側面
の全体又は一部をなすに過ぎないような騒音防止構造
は、混合室を何ら妨害することも流れを阻止することも
ないため、混合室を水が全く自由に通過することができ
且つ弁の能力を最適なものとしている。
【0026】前述のように、温水・冷水を流入させる流
入通路を弁状に形成することによりキャビテーションや
負荷ロスを減少させることにより、弁の能力を一層改善
することができる。従って、カートリッジタイプの本体
の底部(13)に流入孔を設け(図8及び図12)、底
部(13)には端部が拡張された口部(13a)が設け
られており、該口部により、渦度やキャビテーションを
少なくした水が固定板の対応する孔又はスリット(1
6、17)に向けて流され、これらのスリットは可動板
に向けて拡張されており、混合室への水の流れを改善す
る。
【0027】
【発明の効果】本発明の消音器付き温水・冷水用混合弁
は、互いに部分的に重ねられた固定板及び可動板の2つ
の板を収容したカートリッジタイプの本体を備え、前記
可動板に設けられた温水及び冷水の混合室には該混合室
の内側面を覆うだけの簡易な構造を有する騒音防止構造
が配置されている。このため、弁の能力に悪影響を与え
ることなく水流の騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉弁状態の混合弁の第1実施例を示した縦断面
図である。
【図2】図1の弁の分解斜視図である。
【図3】弁に内蔵された固定板と可動板を示す平面図で
ある。
【図4】弁に内蔵された固定板と可動板を示す平面図で
ある。
【図5】開閉状態においてオーバラップしている固定板
と可動板を示す平面図である。
【図6】混合水を供給するために完全な開状態にある図
1の弁の断面図である。
【図7】図6の開弁状態に於てオーバラップしている固
定板と可動板を示す平面図である。
【図8】湯水だけを入れて排出するための開状態となっ
ている図1の弁の断面図である。
【図9】図8の開弁状態に於いてオーバラップしている
固定板と可動板を示す平面図である。
【図10】騒音防止部材を外した可動板と騒音防止部材
を示す拡大斜視図である。
【図11】騒音防止部材が組み込まれれた可動板の断面
図である。
【図12】本発明の騒音防止構造を内蔵し、温水だけを
供給する状態にある分配器を備えた混合弁の1例の縦断
面図である。
【図13】温水冷水を供給するため開状態になっている
異なった形状の混合室を備えた更に他の例の混合弁の縦
断面図である。
【図14】図13の混合弁に内蔵された固定板を示す平
面図である。
【図15】図13の混合弁に内蔵された可動板を示す平
面図である。
【図16】図13における開弁状態においてオーバラッ
プした固定板と可動板を示す平面図である。
【符号の説明】
11 本体 12 固定板 14 可動板 15 制御ロッド 16 板カバー 20 混合室 22 騒音防止構造

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに部分的に重ねられた固定板及び可動
    板の2つの板を収容したカートリッジタイプの本体を備
    え、前記2つの板の一方の板は固定され、他方の板は制
    御ロッドを介して前記固定された板の上を移動すること
    ができ、前記固定板は温水・冷水が流入する別個の流入
    孔用の2つの孔と、温水、冷水又は温水冷水の混合水の
    流出口用の1つの孔とを有し、前記可動板は流入孔の一
    方、他方又は両方を前記流出孔と結合させるように形成
    された混合室(20、20′)を有し、前記混合室は前
    記固定板に向って開放されており、前記固定板と反対側
    が閉じている温水・冷水用混合弁であって、前記可動板
    の混合室(20、20′)が、該混合室の内側面を覆う
    だけの騒音防止構造(22)を備えていることを特徴と
    する消音器付き温水・冷水用混合弁。
  2. 【請求項2】前記騒音防止構造は、前記混合室の側面に
    装着され且つ載置されたネット部材(23)から形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の混合弁。
  3. 【請求項3】前記騒音防止構造は、前記混合室の側面上
    に可動板と一体形成された突起及び凹凸部分から形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の混合弁。
  4. 【請求項4】前記騒音防止構造は、前記混合室の側面の
    全体又は一部を覆っていることを特徴とする請求項2又
    は3に記載の混合弁。
JP6741392A 1992-03-25 1992-03-25 消音器付き温水・冷水用混合弁 Pending JPH07167318A (ja)

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