JPH06331044A - マルチポートスルーコンジットバルブ - Google Patents

マルチポートスルーコンジットバルブ

Info

Publication number
JPH06331044A
JPH06331044A JP11549893A JP11549893A JPH06331044A JP H06331044 A JPH06331044 A JP H06331044A JP 11549893 A JP11549893 A JP 11549893A JP 11549893 A JP11549893 A JP 11549893A JP H06331044 A JPH06331044 A JP H06331044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
port
valve box
valve body
box port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11549893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kamisaka
潔 上坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP11549893A priority Critical patent/JPH06331044A/ja
Publication of JPH06331044A publication Critical patent/JPH06331044A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁箱ポートの流量制御ができ、かつ弁体の上
流側に堆積した異物を簡単な作業で容易に除去できる弁
装置を提供することを目的とする。 【構成】 弁体25が全開位置にくると、弁体25の全
開ポート部26が弁箱ポート14に対応して弁箱ポート
14を全開する。弁体25が流量制御位置にくると、弁
体25のマルチポート部27が弁箱ポート14に対応し
弁体25を上下移動させると弁箱ポート14の流量を制
御する。弁体25が全閉位置にくると、弁体25の全閉
ポート部28が弁箱ポート14に対応して弁箱ポート1
4を全閉する。したがって、弁体25を全開位置から全
閉位置まで出退させると弁箱ポート14の流量を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管路の開閉と被制御流
体の流量制御を行うマルチポートスルーコンジットバル
ブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弁箱に設けた弁体を、被制御流体
が流れる管路を横切る方向に出退させて弁箱ポートを開
閉する弁装置として、スルーコンジットバルブ1やマル
チポートバルブ2などが用いられている。
【0003】スルーコンジットバルブ1は一例として図
3に示すように構成されている。このスルーコンジット
バルブ1の弁箱3は、断面がU字形で、この弁箱3の側
部中央の水平方向に管路と連通する入口部4と、出口部
5(但し、入口部4と出口部5は反対であってもよ
い。)が設けられ、上部に蓋体6が取り付けられてい
る。
【0004】弁箱3の中央部には弁体7が収納されてい
る。この弁体7の上部には弁棒8が取り付けられ、さら
に、弁棒8の上部にハンドル9が設けられて、このハン
ドル9を操作することによって弁体7が上下方向に移動
するよう構成されている。
【0005】弁体7の上流側および下流側に位置して一
対の弁箱シートリテーナ10,11が弁体7を挟むよう
に配設されている。この弁箱シートリテーナ10,11
は、図4のように長円形であって、下方に偏心して透孔
12が形成され、この透孔12の外周に突出形成された
嵌合部13が弁箱3の内側から入口部4と出口部5に取
り付けられている。なお、入口部4,出口部5,透孔1
2などが連なって弁箱ポート14を形成している。
【0006】弁箱シートリテーナ10,11と弁体7の
間には、透孔12の外周に保持された円形の弁箱シート
15と、この弁箱シート15の弁体7側の周面に嵌め込
まれ被制御流体をシールする第1次シール16と、弁箱
シートリテーナ10,11の外周部に嵌め込まれた長円
の第2次シール17などが設けられている。
【0007】第1次シール16は、弁箱シートリテーナ
10,11と弁体7の閉塞部18との間をシールし、第
2次シール17は、弁体7が全閉位置にある状態での弁
体7の開口部19と弁箱ポート14の周囲を取り囲むよ
うに、弁体7と弁箱シートリテーナ10,11との間を
シールする。
【0008】この構成において、弁体7は、ハンドル9
を操作することによって、開口部19を弁箱ポート14
に対応させる全開位置と閉塞部18を弁箱ポート14に
対応させる全閉位置とにわたって移動する。なお、図3
は弁体7が全閉位置にある場合を示し、ハンドル9を操
作することによって、弁体7が押し下げられて全開位置
に移動する。これによって入口部4から被制御流体が流
入し、弁箱ポート14を通って出口部5に流出する。こ
こで、弁体7を全開位置から図3の全閉位置に戻すこと
によって、弁箱ポート14は閉塞され被制御流体の流れ
が停止する。このようにして弁箱ポート14の開閉を行
う。
【0009】マルチポートバルブ2は一例として図5に
示すように構成されている。このマルチポートバルブ2
の弁箱3は、スルーコンジットバルブ1と同様に構成さ
れ、弁箱3の中央部には固定弁体20とスライド弁体2
1から成る弁体22が収納されている。固定弁体20は
入口部4に固定して設けられている。スライド弁体21
は固定弁体20と出口部5の間に設けられ、スライド弁
体21の上部に弁棒8を介して取り付けられたハンドル
9を操作することによって、固定弁体20と面接触しな
がら上下方向に移動するよう構成されている。
【0010】固定弁体20には、マルチポート用の複数
の開口23が設けられ、スライド弁体21には、固定弁
体20の開口23と同位置に同形状で同じ断面積の複数
の開口24が設けられている。
【0011】この構成において、スライド弁体21を上
下移動させることによって、固定弁体20の開口23と
スライド弁体21の開口24との重なる度合いを変化さ
せて弁体22としての開口面積を調節し、弁箱ポート1
4を流れる被制御流体の流量を制御する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成では、スルーコンジットバルブ1は、ハンドル9
の操作により弁体7の位置を全開位置と全閉位置とに切
り替えて、弁箱ポート14の開閉を行う開閉弁であり、
弁箱ポート14を流れる被制御流体の流量が制御ができ
ないという問題点がある。
【0013】また、マルチポートバルブ2は、ハンドル
9の操作により弁体22に設けたマルチポート用の複数
の開口23,24の重なる度合いを変化させて開口面積
を調節し、弁箱ポート14を流れる被制御流体の流量を
制御する制御弁であるが、弁箱ポート14を全開にでき
ないため、弁体22の上流側に異物が堆積し、これらの
堆積物の除去作業が非常に困難で煩わしいという問題点
がある。
【0014】本発明は、弁箱ポート14の流量の制御が
可能であり、かつ弁体22の上流側に異物が堆積して
も、これらを簡単な作業で容易に除去できる弁装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチポートス
ルーコンジットバルブは、弁箱の流路を横切る方向に出
退し、弁箱ポートを開閉する弁体を有した弁装置におい
て、前記弁体に、前記弁箱ポートを全開する全開ポート
部と弁箱ポートの流量を制御するマルチポート部と弁箱
ポートを全閉する全閉ポート部とを設けるとともに、こ
の弁体を、全開ポート部を弁箱ポートに対応させる全開
位置とマルチポート部を弁箱ポートに対応させる流量制
御位置と全閉ポート部を弁箱ポートに対応させる全閉位
置とにわたって出退自在に設けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】この構成によると、弁体が全開位置にくると、
弁体の全開ポート部が弁箱ポートに対応して弁箱ポート
を全開する。
【0017】弁体が流量制御位置にくると、弁体のマル
チポート部が弁箱ポートに対応し弁体を上下移動させる
と弁箱ポートの流量を制御する。弁体が全閉位置にくる
と、弁体の全閉ポート部が弁箱ポートに対応して弁箱ポ
ートを全閉する。
【0018】したがって、弁体を全開位置から全閉位置
まで出退させると弁箱ポートの流量を制御する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1と図2に基づ
いて説明する。なお、従来例を示す図3〜図5と同様の
作用をなすものには、同一の符号を付けて説明する。
【0020】本実施例のマルチポートスルーコンジット
バルブは図1に示すように構成されている。従来例に示
したスルーコンジットバルブやマルチポートバルブと同
様に、弁箱3の中央部に弁体25が収納されており、こ
の弁体25の上部に弁棒8を介して取り付けられたハン
ドル9を操作することによって、弁体25が上下方向に
移動するよう構成されている。
【0021】この弁体25は、図2に示すように、弁箱
ポート14を全開する全開用開口26aが設けられた全
開ポート部26と、弁箱ポート14を流れる被制御流体
の流量を制御する制御用開口27aが設けられたマルチ
ポート部27と、弁箱ポート14を全閉する全閉ポート
部28とで構成されている。
【0022】この弁体25は、弁箱ポート14と弁体2
5の間をシールする弁箱シート15を介して、弁箱ポー
ト14を横切る方向に、全開ポート部26を弁箱ポート
14に対応させる全開位置と、マルチポート部27を弁
箱ポート14に対応させる流量制御位置と、全閉ポート
部28を弁箱ポート14に対応させる全閉位置とにわた
って出退自在に設けられている。
【0023】このように構成されたマルチポートスルー
コンジットバルブは以下のように動作する。ハンドル9
を操作して弁体25を全開位置に移動させ、弁体25の
全開ポート部26を弁箱ポート14に対応させて全開用
開口26aを弁箱ポート14に接続すると、弁箱ポート
14が全開される。この場合、弁箱ポート14には、弁
箱ポート14が流せる最大流量に対して100パーセン
トの量の被制御流体が流せる状態になる。
【0024】ハンドル9を操作して弁体25を流量制御
位置に移動させ、弁体25のマルチポート部27を弁箱
ポート14に対応させて制御用開口27aを弁箱ポート
14に接続すると、弁箱ポート14が、弁箱ポート14
の断面積に対する制御用開口27aの合計面積の比率で
開放される。この場合、弁箱ポート14には、弁箱ポー
ト14が流せる最大流量に対して前記の比率で被制御流
体が流せる状態になる。
【0025】ここでさらに、ハンドル9を操作して弁体
25を下方に移動させると、この移動量に応じて、弁箱
ポート14が流せる最大流量に対して弁箱ポート14に
接続される制御用開口27aの合計面積の比率が減少す
るので、被制御流体の流せる量も同様に減少する。この
ように、弁体25が流量制御位置にある場合には、弁体
25の上下移動によって、弁箱ポート14が流せる被制
御流体の流量が制御される。
【0026】ハンドル9を操作して弁体25を全閉位置
にに移動させ、弁体25の全閉ポート部28を弁箱ポー
ト14に対応さると弁箱ポート14が全閉される。この
場合、弁箱ポート14には被制御流体が全く流せない状
態になる。
【0027】以上の構成により、弁体25を流量制御位
置にして弁体25を上下移動すれば弁箱ポート14の流
量の制御が可能であり、この状態で、弁体25の上流側
に異物が堆積しても、弁体25を全開位置にするだけ
で、これらの異物を従来にくらべて簡単な作業で容易に
除去できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によれば、弁
体を全開位置にして、弁体の全開ポート部を弁箱ポート
に対応させれば弁箱ポートが全開でき、弁体を流量制御
位置にして、弁体のマルチポート部を弁箱ポートに対応
させ弁体を上下移動させれば弁箱ポートの流量が制御で
き、弁体を全閉位置にして、弁体の全閉ポート部を弁箱
ポートに対応させれば弁箱ポートが全閉できるので、弁
体を流量制御位置にすれば弁箱ポートの流量の制御が可
能であり、かつ弁体の上流側に異物が堆積しても、弁体
を全開位置にするだけで、これらの異物を従来にくらべ
て簡単な作業で容易に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のマルチポートスルーコンジ
ットバルブの構成図
【図2】同実施例の弁体の構成図
【図3】スルーコンジットバルブの構成図
【図4】スルーコンジットバルブの弁体の構成図
【図5】マルチポートバルブの構成図
【符号の説明】
3 弁箱 14 弁箱ポート 25 弁体 26 全開ポート部 27 マルチポート部 28 全閉ポート部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱の流路を横切る方向に出退し、弁箱ポ
    ートを開閉する弁体を有した弁装置において、前記弁体
    に、前記弁箱ポートを全開する全開ポート部と弁箱ポー
    トの流量を制御するマルチポート部と弁箱ポートを全閉
    する全閉ポート部とを設けるとともに、この弁体を、全
    開ポート部を弁箱ポートに対応させる全開位置とマルチ
    ポート部を弁箱ポートに対応させる流量制御位置と全閉
    ポート部を弁箱ポートに対応させる全閉位置とにわたっ
    て出退自在に設けたマルチポートスルーコンジットバル
    ブ。
JP11549893A 1993-05-18 1993-05-18 マルチポートスルーコンジットバルブ Pending JPH06331044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11549893A JPH06331044A (ja) 1993-05-18 1993-05-18 マルチポートスルーコンジットバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11549893A JPH06331044A (ja) 1993-05-18 1993-05-18 マルチポートスルーコンジットバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06331044A true JPH06331044A (ja) 1994-11-29

Family

ID=14664004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11549893A Pending JPH06331044A (ja) 1993-05-18 1993-05-18 マルチポートスルーコンジットバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06331044A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08233122A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Takemura Seisakusho:Kk 水抜栓装置
KR100683482B1 (ko) * 2004-03-15 2007-02-15 어플라이드 매터리얼스 게엠베하 운트 컴퍼니 카게 슬라이드밸브

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08233122A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Takemura Seisakusho:Kk 水抜栓装置
KR100683482B1 (ko) * 2004-03-15 2007-02-15 어플라이드 매터리얼스 게엠베하 운트 컴퍼니 카게 슬라이드밸브

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2729916B2 (ja) 平板栓
TW337545B (en) Close and open device for fluids (1)
US4223697A (en) Check valve
EP0248079A1 (en) SANITARY VALVE WITH ANTI-SYPHONE CHECK VALVE.
PL1591585T3 (pl) Urządzenie do regulacji przepływu czynnika
US4805661A (en) Faucet valve with anti-siphon back flow preventer
ITBS920041U1 (it) Valvola frontale a comando pneumatico
JPS6367482A (ja) 流体弁
ATE210257T1 (de) Wasserschlag verhinderndes hilfsgesteuertes ventil mit gewundenem durchflussweg zwischen einlass und steuerkammer
JPH06331044A (ja) マルチポートスルーコンジットバルブ
CN208605683U (zh) 可调节流量的止回阀及供水系统
JPH03282078A (ja) 電動3方弁
JPH0828718A (ja) オリフィス弁
CA2406488A1 (en) Combination poppet and gate valve
KR200383974Y1 (ko) Y형 다이어프램 밸브
JPH05141548A (ja) スルーコンジツトバルブ
JPH0893926A (ja) オンオフ弁
JP2988507B2 (ja) 横置多孔可変オリフィス弁
JPS6123722Y2 (ja)
JPH0734261U (ja) 流量制御弁
JPH07151247A (ja) 多孔可変オリフィス弁
SE9901006L (sv) Ventil
JP3013174U (ja) カラン
JPH05248566A (ja) エアオペレイトバルブ
JPS61157881A (ja) 湯水混合栓