JPH07151247A - 多孔可変オリフィス弁 - Google Patents
多孔可変オリフィス弁Info
- Publication number
- JPH07151247A JPH07151247A JP30242693A JP30242693A JPH07151247A JP H07151247 A JPH07151247 A JP H07151247A JP 30242693 A JP30242693 A JP 30242693A JP 30242693 A JP30242693 A JP 30242693A JP H07151247 A JPH07151247 A JP H07151247A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- plate
- port
- valve
- orifice plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 固定多孔板6の各ポート5に対応する複数の
オリフィス4を有する可動オリフィス板3を、固定多孔
板6の各ポート5を閉塞する位置と開放する位置とにわ
たって移動自在に設ける。固定多孔板6の一部のポート
5bを、可動オリフィス板3における対応する止水部7
より大きく形成する。 【効果】 可動オリフィス板がいずれの位置にある時
も、対応する止水部よりオリフィスより大きく形成され
たポートが完全に閉塞されることはないので、流路が全
閉になることはなく、常時水を流すことができる。
オリフィス4を有する可動オリフィス板3を、固定多孔
板6の各ポート5を閉塞する位置と開放する位置とにわ
たって移動自在に設ける。固定多孔板6の一部のポート
5bを、可動オリフィス板3における対応する止水部7
より大きく形成する。 【効果】 可動オリフィス板がいずれの位置にある時
も、対応する止水部よりオリフィスより大きく形成され
たポートが完全に閉塞されることはないので、流路が全
閉になることはなく、常時水を流すことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水道、農業用水道、
工業用水道等において用いられ、流路断面に分布した多
数のポートによって流れを分割して制御する多孔可変オ
リフィス弁に関する。
工業用水道等において用いられ、流路断面に分布した多
数のポートによって流れを分割して制御する多孔可変オ
リフィス弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多孔可変オリフィス弁として、た
とえば図3に示すようなものがある。図3において、弁
箱1は上水道、農業用水道、工業用水道等の管路2の途
中に介装されて流路の一部を形成しており、弁箱1の内
部に配置された可動オリフィス板3には複数のオリフィ
ス4が流路断面に均一に分布して形成されている。そし
て、可動オリフィス板3の下流側には各オリフィス4に
対応する複数のポート5を有した固定多孔板6が弁箱1
に固定して設けられており、可動オリフィス板3を固定
多孔板6に沿って摺動させ、固定多孔板6の流路断面を
可動オリフィス板3で絞ることによって各オリフィス4
を流れる被制御流体の流量や圧力などを制御している。
とえば図3に示すようなものがある。図3において、弁
箱1は上水道、農業用水道、工業用水道等の管路2の途
中に介装されて流路の一部を形成しており、弁箱1の内
部に配置された可動オリフィス板3には複数のオリフィ
ス4が流路断面に均一に分布して形成されている。そし
て、可動オリフィス板3の下流側には各オリフィス4に
対応する複数のポート5を有した固定多孔板6が弁箱1
に固定して設けられており、可動オリフィス板3を固定
多孔板6に沿って摺動させ、固定多孔板6の流路断面を
可動オリフィス板3で絞ることによって各オリフィス4
を流れる被制御流体の流量や圧力などを制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような多孔可
変オリフィス弁の場合、可動オリフィス板の設置位置に
よって流路が完全に閉鎖されるが、管路によっては、流
路が全閉になると支障が生じるものがあり、このような
管路においては流路が全閉になることのない機構が必要
とされている。
変オリフィス弁の場合、可動オリフィス板の設置位置に
よって流路が完全に閉鎖されるが、管路によっては、流
路が全閉になると支障が生じるものがあり、このような
管路においては流路が全閉になることのない機構が必要
とされている。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、弁の
開閉動作によらず流路が全閉になることのない多孔可変
オリフィス弁を提供することを目的とするものである。
開閉動作によらず流路が全閉になることのない多孔可変
オリフィス弁を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の多孔可変オリフィス弁は、弁箱内に流路断
面に沿って複数のポートを形成する固定多孔板と可動オ
リフィス板とを設け、可動オリフィス板は、固定多孔板
の各ポートに対応する複数のオリフィスと各オリフィス
間に固定多孔板の各ポートを閉塞可能な止水部とを有し
て、固定多孔板の各ポートを止水部において閉塞する位
置とオリフィスにおいて開放する位置とにわたって移動
自在に設けた多孔可変オリフィス弁において、固定多孔
板における一部のポートを対応する可動オリフィス板の
止水部より大きく形成したものである。
に、本発明の多孔可変オリフィス弁は、弁箱内に流路断
面に沿って複数のポートを形成する固定多孔板と可動オ
リフィス板とを設け、可動オリフィス板は、固定多孔板
の各ポートに対応する複数のオリフィスと各オリフィス
間に固定多孔板の各ポートを閉塞可能な止水部とを有し
て、固定多孔板の各ポートを止水部において閉塞する位
置とオリフィスにおいて開放する位置とにわたって移動
自在に設けた多孔可変オリフィス弁において、固定多孔
板における一部のポートを対応する可動オリフィス板の
止水部より大きく形成したものである。
【0006】
【作用】上記構成により、可動オリフィス板がいずれの
位置にある時も、対応する可動オリフィス板の止水部よ
り大きく形成されたポートが完全に閉塞されることはな
いので、流路が全閉になることはなく、常時水を流すこ
とができる。
位置にある時も、対応する可動オリフィス板の止水部よ
り大きく形成されたポートが完全に閉塞されることはな
いので、流路が全閉になることはなく、常時水を流すこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例の多孔可変オリフィ
ス弁を図1および図2を参照しながら説明する。この実
施例の多孔可変オリフィス弁は上で図3を用いて説明し
た従来の多孔可変オリフィス弁とほぼ同じなので、同一
構成および同一作用を有する部材に同じ符号を付してそ
の説明を省略する。ここで、この実施例の弁が従来の弁
と異なるのは、図示したように、固定多孔板6における
一部のポート5bを、可動オリフィス板3に存在する対
応する止水部7より大きい上下方向の楕円形状に形成し
た点である。
ス弁を図1および図2を参照しながら説明する。この実
施例の多孔可変オリフィス弁は上で図3を用いて説明し
た従来の多孔可変オリフィス弁とほぼ同じなので、同一
構成および同一作用を有する部材に同じ符号を付してそ
の説明を省略する。ここで、この実施例の弁が従来の弁
と異なるのは、図示したように、固定多孔板6における
一部のポート5bを、可動オリフィス板3に存在する対
応する止水部7より大きい上下方向の楕円形状に形成し
た点である。
【0008】上記構成により、可動オリフィス板3が、
弁の全閉位置である図示した位置にある時、上部ポート
5aは可動オリフィス板3の対応する止水部8によって
閉塞されるが、下部ポート5bにおけるオリフィス4に
対応する部分9は開放されていて、この開放された部分
9を通って水が流れる。可動オリフィス板3が弁の全開
位置にある時も、下部ポート5bにおけるオリフィス4
に対応する部分9は開放される。したがって、操作機等
の故障や操作ミス等により弁が全閉とされた場合も、流
路が完全に閉鎖されることはなく、常時水が流れるの
で、ウォータハンマーや断水を防止することができる。
弁の全閉位置である図示した位置にある時、上部ポート
5aは可動オリフィス板3の対応する止水部8によって
閉塞されるが、下部ポート5bにおけるオリフィス4に
対応する部分9は開放されていて、この開放された部分
9を通って水が流れる。可動オリフィス板3が弁の全開
位置にある時も、下部ポート5bにおけるオリフィス4
に対応する部分9は開放される。したがって、操作機等
の故障や操作ミス等により弁が全閉とされた場合も、流
路が完全に閉鎖されることはなく、常時水が流れるの
で、ウォータハンマーや断水を防止することができる。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固定多孔
板における一部のポートを、可動オリフィス板に存在す
る対応する止水部より大きく形成したため、可動オリフ
ィス板がいずれの位置にある時も、少なくともこのポー
トを通して水を常時流すことができ、これによって、ウ
ォータハンマーや断水の防止を図ることができる。
板における一部のポートを、可動オリフィス板に存在す
る対応する止水部より大きく形成したため、可動オリフ
ィス板がいずれの位置にある時も、少なくともこのポー
トを通して水を常時流すことができ、これによって、ウ
ォータハンマーや断水の防止を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例の多孔可変オリフィス弁の全
体縦断面図である。
体縦断面図である。
【図2】図1の多孔可変オリフィス弁を下流側から示し
た説明図である。
た説明図である。
【図3】従来の多孔可変オリフィス弁の全体縦断面図で
ある。
ある。
1 弁箱 3 可動オリフィス板 4 オリフィス 5 ポート 5a ポート 5b ポート 6 固定多孔板 7 止水部 8 止水部
Claims (1)
- 【請求項1】 弁箱内に流路断面に沿って複数のポート
を形成する固定多孔板と可動オリフィス板とを設け、可
動オリフィス板は、固定多孔板の各ポートに対応する複
数のオリフィスと各オリフィス間に固定多孔板の各ポー
トを閉塞可能な止水部とを有して、固定多孔板の各ポー
トを止水部において閉塞する位置とオリフィスにおいて
開放する位置とにわたって移動自在に設けた多孔可変オ
リフィス弁において、固定多孔板における一部のポート
を対応する可動オリフィス板の止水部より大きく形成し
たことを特徴とする多孔可変オリフィス弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30242693A JPH07151247A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 多孔可変オリフィス弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30242693A JPH07151247A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 多孔可変オリフィス弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151247A true JPH07151247A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17908786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30242693A Pending JPH07151247A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 多孔可変オリフィス弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07151247A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107489829A (zh) * | 2017-10-13 | 2017-12-19 | 广东合力塑胶有限公司 | 增强型高压清洗管 |
CN110792783A (zh) * | 2019-11-07 | 2020-02-14 | 晟福(天津)流体自动控制设备有限公司 | 一种具备防护装置的阀门 |
JP2022507094A (ja) * | 2018-12-24 | 2022-01-18 | 宿遷▲はん▼束環保設備有限公司 | 排水装置、及び水浄化過程における濃縮水排出制御用のシステム |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP30242693A patent/JPH07151247A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107489829A (zh) * | 2017-10-13 | 2017-12-19 | 广东合力塑胶有限公司 | 增强型高压清洗管 |
JP2022507094A (ja) * | 2018-12-24 | 2022-01-18 | 宿遷▲はん▼束環保設備有限公司 | 排水装置、及び水浄化過程における濃縮水排出制御用のシステム |
CN110792783A (zh) * | 2019-11-07 | 2020-02-14 | 晟福(天津)流体自动控制设备有限公司 | 一种具备防护装置的阀门 |
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