JPH03282078A - 電動３方弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、１本の弁棒の操作により２つの流出口の流量
を各別に制御し得るようにした電動制御弁に関する。

従来の技術 例えば、ガス瞬間湯沸器で浴槽の自動給湯とカランまた
はシャワーへの給湯を行う場合に、従来は第３図に示す
ように、流量計１、熱交換器す。

１ｒｉ動流量制御弁Ｃ及び電動開閉弁ｄが浴槽ｅに直列
に接続されていて、浴槽ｅへ自動給湯するときは、電動
開閉弁ｄが開くとともに所定の湯温で給湯されるように
電動流量制御弁Ｃが作動して流量を調節し、給湯能力に
見合った揚ｍを出場するようになっており、浴槽ｅへの
給湯ｍは流量計により積算されて設定値に達すると電動
開閉弁ｄが閉じて給湯が停止する。一方、カランまたは
シャワーｆへの配管は電動流量制御弁Ｃと電動開閉弁ｄ
の間から分岐されていて、手動開閉弁を開くと出湯し、
この場合も所定の湯温で給湯されるように電動流量制御
弁Ｃが作動するようになっている。

ここで、浴槽ｅへの給湯の停止は電動開閉弁ｄにより、
また、カランまたはシャワーｆからの出湯の停止は手動
開閉弁により、夫々、行われるから、電動流量制御弁Ｃ
は閉止機能を持つ必要はない。

発明が解決しようとする問題点 上記給湯システムにおいて、電動流量制御弁Ｃ及び電動
開閉弁ｄは、夫々、弁体を駆動する弁棒をＯリングでシ
ールするようになっており、しかも、その０リングには
水道水の圧力が直に、かつ、常時作用するようになって
いるため、０リングが水圧により弁棒に強く押し付けら
れて摩耗し易く、また、０リングが永久ひずみを生じて
シール性が低下するおそれがあり、特に高水圧地域では
そのおそれが高かった。さらに、上記給湯システムでは
２つの弁が用いられているため、漏水の確率が高い欠点
があった。

問題点を解決するための手段 本発明はこのような問題点を解決するための手段として
、ボディに形成した弁室に第１の流出口に連通ずる第１
の弁口と、第２の流出口に連通する第２の弁口とを同心
に形成し、その第１の弁口と第２の弁口の間において弁
室に開口する流入口をボディに形成するとともに、ボデ
ィの第１の弁口側に外部と連通ずる摺動孔をその第１の
弁口及び第２の弁口と同心に形成し、その摺動孔に緊密
に嵌合して弁室内に挿入した弁棒に、第１の弁口に対応
する第■の弁体を摺動自由に嵌装してその第１の弁体を
閉弁方向に付勢するばねを装着し、かつ、その第１の弁
体の閉弁方向の動きを規制する突起を弁棒に形成し、さ
らに、その弁棒に第２の弁口に対応する第２の弁体を取
り付け、その弁棒を軸方向に摺動させる電動アクチュエ
ータをボディに取り付けてその弁棒の軸方向の摺動によ
り第１の弁体を第１の弁口の弁座に接離させて開閉し、
かっ、第２の弁体の第２の弁口との距離を変更させてそ
の第２の弁口の開度を調節する構成とした。

作用及び効果 本発明の電動制御弁は上記構成になり、第１の弁口が閉
じている場合には流入口から流入する圧力は摺動孔と弁
棒の隙間には作用せず、第１の弁口が開いてもその隙間
に作用する圧力は弁口を通ることにより減圧された二次
圧であるから、上記隙間を０リングによってシールして
も摩耗や永久ひずみの生ずるおそれは小さく、また、１
つの弁棒で第１の弁口と第２の弁口の開度を制御するよ
うにしたから、漏水の確率が低く、さらに、従来、２つ
の弁が必要であったのを１つの弁で済むようにしたから
、制御ユニットが小型化される効果がある。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて
説明する。

第１図は本発明の電動制御弁２をガス瞬間湯沸器に使用
した一例を示し、流入口４は流量計ａ１熱交換器すが介
設された出湯管に接続され、第１の流出口６は浴槽ｅに
、また、第２の流出口８はカランまたはシャワーｆに、
夫々、接続されている。

第２図は本発明の電動制御弁２の構造と作動を示すもの
であって、ボディ１０の下面から上方へ向かって３段階
に縮径した弁室１２が形成され、」二段の小径部に第■
の流出口６が、中段の中径部に流入口４が、また、下段
の大径部に第２の流出口８が、夫々、形成されていて、
上段の小径部と中段の中径部の間の段部が第１の弁口！
４、中段の中径部と下段の大径部との間が第１の弁口１
４と同心の第２の弁口！６となっており、第１の弁口＋
４の角部は斜めに面取りされて弁座Ｉ８が形成されてい
る。ボディｌＯの下面には底板２ｏが固着されて弁室１
２が閉塞されている。ボディ■０の上部には第１と第２
の弁口１４、＋６と同心の小径の摺動孔２２が形成され
ていて、外周に２個のＯリング２４．２４が嵌着された
弁棒２６が水密に、かっ、上下摺動自由に嵌合されてお
り、その下方部は弁室１２内に挿入されている。この弁
棒２６の中間部と下端部には鍔２８．３０が形成され、
それらの鍔２８．３０の間に上側の第１の弁体３２と下
側の第２の弁体３４が摺動自由に嵌装され、両弁体３２
．３４の間にはコイルばね３６が弾縮された状態で装着
されている。弁棒２６の第１の弁体３２と嵌合する部分
には０リング３８が嵌着されている。ボディｌＯの上面
には内部構造を省略した電動アクチュエータ４０が取り
付けられていて、その正逆回転により弁棒２６が上下動
するよになっている。

次に本実施例の作動を説明する。第２図（１）は弁棒ｌ
Ｏが中間位置にある状態を示し、第１の弁体３２はコイ
ルばね３６の弾力により第１の弁口１４の弁座１８に押
し付けられて閉弁しており、第２の弁体３４はコイルば
ね３６の弾力により鍔３０に押し付けられて第２の弁口
１６の開度が最大となる位置にある。この状態において
は浴槽ｅへの給湯は遮断されており、カランまたはシャ
ワーｆへの給湯量は最大となっている。第２図（ＩＩ）
は電動アクチュエータ４０の正転により弁棒２６が最上
方位置へ引き上げられ、第２の弁体３４が上昇して第２
の弁口１６の開度が最小となっている。このとき、第１
の弁口１４は第１の弁体３４により閉塞されている。上
記した第２図（１）から第２図（１１）の間において第
２の弁口＋６の開度が調節されてカランまたはシャワー
ｆへの給湯量が制御され、所定の湯温に保たれるように
なっている。第２図（１■）は電動アクチュエータ４゜
の逆転により弁棒２６が最下方位置へ押し下げられ、第
１の弁体３２が＃２８１こよりＰＰされて第１の弁口１
４の開度が最大となっている。このとき、第２の弁体３
４は１２図（１）の位置より下方にあるが第２の弁口１
６の開度としては実質的に同一である。この第２図（Ｉ
ＩＩ）と第２図（１）の間において第１の弁口１４が全
開から全閉まで制御され、浴槽ｅへの給湯量が制御され
て所定の湯温に保たれるようになっている。

このように、本実施例の電動制御弁は１本の弁棒２６で
２つの弁口！４、＋６の開度を制御することができ、し
かも、ボディｌＯの摺動孔２２と弁棒２６の間隙をシー
ルするＯリング２４には第２の弁口１４が開いたときに
、その弁口１４を通って減圧された二次圧が作用するだ
けであるから、０リング２４の摩耗や変形が小さく、水
漏れのおそれが極めて小さい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電動制御弁２を用いた給湯
システムの概要を示す説明図、第２図はその電動制御弁
２の作動を示す断面図である。第３図は従来の給湯シス
テムの概要を示す説明図である。 ２：電動制御弁　４：流入口　６：第１の流出口　８：
第２の流出口　ＩＯ：ボディ　１２：弁室　１４：第１
の弁口　１６：第２の弁口１８：弁座　２２：摺動孔　
２４：Ｏリング２６：弁棒　２８：鍔（突起）　３２：
第１の弁体　３４：第２の弁体　３６：コイルばね４０
：電動アクチュエータ 富１図 寡３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ボディに形成した弁室に第１の流出口に連通する第１の
   弁口と、第２の流出口に連通する第２の弁口とを同心に
   形成し、該第１の弁口と第２の弁口の間において前記弁
   室に開口する流入口を前記ボディに形成するとともに、
   該ボディの前記第１の弁口側に外部と連通する摺動孔を
   該第１の弁口及び第２の弁口と同心に形成し、該摺動孔
   に緊密に嵌合して前記弁室内に挿入した弁棒に、前記第
   １の弁口に対応する第１の弁体を摺動自由に嵌装して該
   第１の弁体を閉弁方向に付勢するばねを装着し、かつ、
   該第１の弁体の閉弁方向の動きを規制する突起を前記弁
   棒に形成し、さらに、該弁棒に前記第２の弁口に対応す
   る第２の弁体を取り付け、該弁棒を輪方向に摺動させる
   電動アクチュエータを前記ボディに取り付けて該弁棒の
   軸方向の摺動により前記第１の弁体を前記第１の弁口の
   弁座に接離させて開閉し、かつ、前記第２の弁体の前記
   第２の弁口との距離を変更させて該第２の弁口の開度を
   調節する構成としたことを特徴とする電動制御弁