JP2988507B2 - 横置多孔可変オリフィス弁 - Google Patents
横置多孔可変オリフィス弁Info
- Publication number
- JP2988507B2 JP2988507B2 JP6137702A JP13770294A JP2988507B2 JP 2988507 B2 JP2988507 B2 JP 2988507B2 JP 6137702 A JP6137702 A JP 6137702A JP 13770294 A JP13770294 A JP 13770294A JP 2988507 B2 JP2988507 B2 JP 2988507B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- valve
- orifice plate
- movable
- movable orifice
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sliding Valves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水道、農業用水道、
工業用水道等において用いられ、流路断面に分布した多
数のポートによって流れを分割して制御する横置多孔可
変オリフィス弁に関する。
工業用水道等において用いられ、流路断面に分布した多
数のポートによって流れを分割して制御する横置多孔可
変オリフィス弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多孔可変オリフィス弁として、た
とえば図3および図4に示すような縦型のものがある。
図3および図4において、弁箱1は上水道、農業用水
道、工業用水道等の管路2の途中に介装されて流路の一
部を形成しており、弁箱1の内部に弁箱1に固定して設
けられた固定多孔板3には、複数のポート4が流路断面
に沿って均一に分布して形成されている。固定多孔板3
の上流側には、固定多孔板3の各ポート4に対応する複
数のオリフィス5を有する可動オリフィス板6が設けら
れている。そして、可動オリフィス板6を弁棒7に連結
した電動機8および減速機9により駆動して固定多孔板
3に沿って移動させ、この可動オリフィス板6で固定多
孔板3の流路断面を絞ることにより、各ポート4を流れ
る被制御流体の流量や圧力などを制御するようにしてい
る。
とえば図3および図4に示すような縦型のものがある。
図3および図4において、弁箱1は上水道、農業用水
道、工業用水道等の管路2の途中に介装されて流路の一
部を形成しており、弁箱1の内部に弁箱1に固定して設
けられた固定多孔板3には、複数のポート4が流路断面
に沿って均一に分布して形成されている。固定多孔板3
の上流側には、固定多孔板3の各ポート4に対応する複
数のオリフィス5を有する可動オリフィス板6が設けら
れている。そして、可動オリフィス板6を弁棒7に連結
した電動機8および減速機9により駆動して固定多孔板
3に沿って移動させ、この可動オリフィス板6で固定多
孔板3の流路断面を絞ることにより、各ポート4を流れ
る被制御流体の流量や圧力などを制御するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
多孔可変オリフィス弁は、図1に示したように弁棒7と
ピン10とによって可動オリフィス板6支持しており、
このような弁を横置型として用いようとすると、弁棒だ
けでは可動オリフィス板を上下方向に十分支持できず、
固定多孔板と可動オリフィス板との間に上下方向の穴ず
れを起こしやすいだけでなく、弁棒に不必要な曲げ力を
生じさせるという問題がある。
多孔可変オリフィス弁は、図1に示したように弁棒7と
ピン10とによって可動オリフィス板6支持しており、
このような弁を横置型として用いようとすると、弁棒だ
けでは可動オリフィス板を上下方向に十分支持できず、
固定多孔板と可動オリフィス板との間に上下方向の穴ず
れを起こしやすいだけでなく、弁棒に不必要な曲げ力を
生じさせるという問題がある。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、固定
多孔板と可動オリフィス板との間の穴ずれを防止できる
とともに、弁棒における曲げ力の発生を防止できる横置
多孔可変オリフィス弁を提供することを目的とするもの
である。
多孔板と可動オリフィス板との間の穴ずれを防止できる
とともに、弁棒における曲げ力の発生を防止できる横置
多孔可変オリフィス弁を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の横置多孔可変オリフィス弁は、弁箱内に流
路断面に沿って複数のポートを形成する固定多孔板と、
この固定多孔板の各ポートに対応する複数のオリフィス
を有し、固定多孔板の各ポートを閉塞する位置と開放す
る位置とにわたって流路を横断する方向に移動自在に設
けた可動オリフィス板とを備えた横置多孔可変オリフィ
ス弁において、固定多孔板と可動オリフィス板とを可動
オリフィス板の移動方向において摺動可能に嵌め合い構
造としたものである。
に、本発明の横置多孔可変オリフィス弁は、弁箱内に流
路断面に沿って複数のポートを形成する固定多孔板と、
この固定多孔板の各ポートに対応する複数のオリフィス
を有し、固定多孔板の各ポートを閉塞する位置と開放す
る位置とにわたって流路を横断する方向に移動自在に設
けた可動オリフィス板とを備えた横置多孔可変オリフィ
ス弁において、固定多孔板と可動オリフィス板とを可動
オリフィス板の移動方向において摺動可能に嵌め合い構
造としたものである。
【0006】
【作用】上記構成により、可動オリフィス板は固定多孔
板によっても上下方向に支持されるので、固定多孔板と
可動オリフィス板との間の上下方向の穴ずれを防止でき
るとともに、弁棒に対する負荷を軽減して弁棒における
曲げ力の発生を防止できる。
板によっても上下方向に支持されるので、固定多孔板と
可動オリフィス板との間の上下方向の穴ずれを防止でき
るとともに、弁棒に対する負荷を軽減して弁棒における
曲げ力の発生を防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の一実施例の横置多孔可変オ
リフィス弁の要部縦断面図であり、図2は同横置多孔可
変オリフィス弁を上流側から示した正面図である。
ら説明する。図1は本発明の一実施例の横置多孔可変オ
リフィス弁の要部縦断面図であり、図2は同横置多孔可
変オリフィス弁を上流側から示した正面図である。
【0008】図1および図2において、弁箱11は上水
道、農業用水道、工業用水道等の管路12の途中に介装
されて流路の一部を形成しており、弁箱11の内部に弁
箱1に固定して設けた固定多孔板13には、複数のポー
ト14が流路断面に沿って均一に分布して形成されてい
る。
道、農業用水道、工業用水道等の管路12の途中に介装
されて流路の一部を形成しており、弁箱11の内部に弁
箱1に固定して設けた固定多孔板13には、複数のポー
ト14が流路断面に沿って均一に分布して形成されてい
る。
【0009】固定多孔板13の上流側には、固定多孔板
13の各ポート14に対応する複数のオリフィス15を
有し、横方向に弁棒16を設けて、固定多孔板13の各
ポート14を閉塞する位置と開放する位置とにわたって
流路を横断する方向に移動自在に構成した可動オリフィ
ス板17が設けられている。
13の各ポート14に対応する複数のオリフィス15を
有し、横方向に弁棒16を設けて、固定多孔板13の各
ポート14を閉塞する位置と開放する位置とにわたって
流路を横断する方向に移動自在に構成した可動オリフィ
ス板17が設けられている。
【0010】固定多孔板13および可動オリフィス板1
7にはそれぞれ、図2に点線で示したように流路を横断
する方向に走る段部が形成されていて、この段部すなわ
ち固定多孔板の凹部18と可動オリフィス板の凸部19
とが、可動オリフィス板の移動方向において摺動可能に
嵌め合う構造となっている。可動オリフィス板17の上
流側には、可動オリフィス板17をその縁部において押
さえて上流方向への移動を抑止するリテナー20が設け
られている。
7にはそれぞれ、図2に点線で示したように流路を横断
する方向に走る段部が形成されていて、この段部すなわ
ち固定多孔板の凹部18と可動オリフィス板の凸部19
とが、可動オリフィス板の移動方向において摺動可能に
嵌め合う構造となっている。可動オリフィス板17の上
流側には、可動オリフィス板17をその縁部において押
さえて上流方向への移動を抑止するリテナー20が設け
られている。
【0011】上記構成における作用を説明する。被制御
流体の流量や圧力などを制御するときは、弁棒16によ
って可動オリフィス板17を流路を横断する方向に移動
させ、そのオリフィス15により固定多孔板13の各ポ
ート14を開放するか、あるいはオリフィス15をずら
した位置として各ポート14を閉塞することにより、固
定多孔板13の流路断面を可動オリフィス板17で調節
する。
流体の流量や圧力などを制御するときは、弁棒16によ
って可動オリフィス板17を流路を横断する方向に移動
させ、そのオリフィス15により固定多孔板13の各ポ
ート14を開放するか、あるいはオリフィス15をずら
した位置として各ポート14を閉塞することにより、固
定多孔板13の流路断面を可動オリフィス板17で調節
する。
【0012】このとき、可動オリフィス板17は弁棒1
6により支持されるとともに、嵌め合い構造により固定
多孔板13によっても支持されるので、可動オリフィス
板17の上下方向へのずれは防止され、固定多孔板13
と可動オリフィス板17との間の上下方向の穴ずれが防
止されるだけでなく、弁棒16に対する負荷が軽減され
て、弁棒16における曲げ力の発生が防止される。
6により支持されるとともに、嵌め合い構造により固定
多孔板13によっても支持されるので、可動オリフィス
板17の上下方向へのずれは防止され、固定多孔板13
と可動オリフィス板17との間の上下方向の穴ずれが防
止されるだけでなく、弁棒16に対する負荷が軽減され
て、弁棒16における曲げ力の発生が防止される。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固定多孔
板と可動オリフィス板とを嵌め合い構造としたことによ
り、固定多孔板によっても可動オリフィス板を支持する
ことができ、可動オリフィス板の上下方向へのずれを防
止して、固定多孔板と可動オリフィス板との間の穴ずれ
や弁棒における曲げ力の発生を防止できる。このような
横置多孔可変オリフィス弁は、垂直方向のスペースが小
さい場合に据付可能な弁として非常に有用である。
板と可動オリフィス板とを嵌め合い構造としたことによ
り、固定多孔板によっても可動オリフィス板を支持する
ことができ、可動オリフィス板の上下方向へのずれを防
止して、固定多孔板と可動オリフィス板との間の穴ずれ
や弁棒における曲げ力の発生を防止できる。このような
横置多孔可変オリフィス弁は、垂直方向のスペースが小
さい場合に据付可能な弁として非常に有用である。
【図1】本発明の一実施例の多孔可変オリフィス弁の要
部縦断面図である。
部縦断面図である。
【図2】図1の多孔可変オリフィス弁を上流側から示し
た正面図である。
た正面図である。
【図3】従来の多孔可変オリフィス弁の全体構成図であ
る。
る。
【図4】図3の多孔可変オリフィス弁の要部縦断面図で
ある。
ある。
11 弁箱 13 固定多孔板 14 ポート 15 オリフィス 17 可動オリフィス板
Claims (1)
- 【請求項1】 弁箱内に流路断面に沿って複数のポート
を形成する固定多孔板と、この固定多孔板の各ポートに
対応する複数のオリフィスを有し、固定多孔板の各ポー
トを閉塞する位置と開放する位置とにわたって流路を横
断する方向に移動自在に設けた可動オリフィス板とを備
えた横置多孔可変オリフィス弁において、固定多孔板と
可動オリフィス板とを可動オリフィス板の移動方向にお
いて摺動可能に嵌め合い構造としたことを特徴とする横
置多孔可変オリフィス弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6137702A JP2988507B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 横置多孔可変オリフィス弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6137702A JP2988507B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 横置多孔可変オリフィス弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084915A JPH084915A (ja) | 1996-01-12 |
JP2988507B2 true JP2988507B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=15204826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6137702A Expired - Lifetime JP2988507B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 横置多孔可変オリフィス弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988507B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107216029A (zh) * | 2017-07-25 | 2017-09-29 | 江苏亨通光纤科技有限公司 | 用于光纤固化系统的抽废气装置及其抽废气方法 |
JP7360247B2 (ja) * | 2019-03-20 | 2023-10-12 | 株式会社栗本鐵工所 | 多孔可変オリフィス弁 |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP6137702A patent/JP2988507B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH084915A (ja) | 1996-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2632862A1 (en) | Beverage forming and dispensing system | |
JP2988507B2 (ja) | 横置多孔可変オリフィス弁 | |
GB1537020A (en) | Faucet control device | |
JP2580700Y2 (ja) | 多孔可変オリフィス弁 | |
JPH0828718A (ja) | オリフィス弁 | |
JPH07151247A (ja) | 多孔可変オリフィス弁 | |
JP2545411Y2 (ja) | 多孔可変オリフィス弁の制御装置 | |
JP2002129542A (ja) | 放水弁装置 | |
JPH06331044A (ja) | マルチポートスルーコンジットバルブ | |
JPH0893926A (ja) | オンオフ弁 | |
KR102241147B1 (ko) | 역류방지장치 | |
JP2681592B2 (ja) | ゲートバルブ | |
JP2002116824A (ja) | 液体流量の制御方法 | |
JPH084914A (ja) | 高温用スライド弁 | |
US932490A (en) | Ventilator. | |
JP2701883B2 (ja) | 油圧パイロット操作式多連方向制御弁 | |
KR920001908B1 (ko) | 방향전환밸브 조작용 파이롯 유압회로장치 | |
DE1020502B (de) | Ventil zur selbsttaetigen absatzweiwsen Zufuehrung von Luft oder einem anderen Gase zu einer Rohrleitung od. dgl. | |
JPH0326370Y2 (ja) | ||
RU97117835A (ru) | Регулирующий двухседельный клапан для регулирования расхода пара | |
JPH0132598Y2 (ja) | ||
JPS6237280B2 (ja) | ||
JPH0317097Y2 (ja) | ||
US5396921A (en) | Fluid-flow controlling apparatus | |
US4736672A (en) | Metered lockout valve |