JPH0419264Y2 - - Google Patents

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JPH0419264Y2
JPH0419264Y2 JP1986142079U JP14207986U JPH0419264Y2 JP H0419264 Y2 JPH0419264 Y2 JP H0419264Y2 JP 1986142079 U JP1986142079 U JP 1986142079U JP 14207986 U JP14207986 U JP 14207986U JP H0419264 Y2 JPH0419264 Y2 JP H0419264Y2
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valve plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流路の開閉を固定弁板と可動弁板とか
らなる摺動弁により行う形式の水栓に関する。
(従来の技術) 従来、この種の水栓においては、第10図に示
す実公昭56−37179号公報のもののように、流入
用弁座孔2と流出用弁座孔3を有する固定弁板1
に摺動自在に重合配置する可動弁板4の流路a内
に網体5を装着し、水が流入用弁座孔2から流路
a内に流入する際発生するキヤビテーシヨン気泡
を分断微小化することにより消音を計かつてい
る。
しかし乍ら、上記の従来構造においては消音用
の網体が流路断面全体に亘つて展開して設けられ
ているため、流路抵抗が大きくなり水の流れが阻
害され、また網体の目詰まりにより必要な流量を
確保できない場合も生じる。
尚、実開昭61−77478号公報のもののように、
上記網体による流路抵抗や網体の目詰まりなどに
よる流量低下等の不都合を解消するために、消音
用網体を流路断面の一部にのみ展開させるように
したものもあるが、このものは流路の入り口側内
壁に沿つて網体を起立状に設ける構造であるた
め、開弁初期の未だ弁開解度が小さいときこそ流
入用弁座孔から流路に流入する水を網体の端部に
衝突させたり掠めさせたりすることができるので
消音効果があるものの、弁開度が大きくなれば流
入する水の大部分は網体に触れること無く通過し
てしまうため消音効果がほとんど無く、網体は消
音用としての所期の目的を達成できない。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は従来技術が有する上記問題点に鑑みて
なされたもので、開弁初期から弁全開に至る全て
の状態において消音効果を有し、しかも消音部材
により流れを阻害したり流量低下を招くようなこ
とがない水栓を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案の水栓では、
可動弁板の流路に装着する消音用網体を起立壁部
と、該起立壁部の下端部から斜め上向きに延びる
傾斜壁部とで構成し、これら起立壁部と傾斜壁部
の双方が少なくとも流入用弁座孔に対応する部分
を含んで流路断面の一部にのみ展開するようにな
すものである。
(作用) 以上のように構成した水栓にあつては、流入用
弁座孔から流路に流入する水の大部分を開弁初期
には起立壁部において、弁開度が大きくなれば傾
斜壁部において夫々消音用網体を通過させ、これ
により開弁初期から弁全開に至る全般に亘つてキ
ヤビテーシヨン気泡を分断微細化して消音する。
また、流入用弁座孔から流入する水の一部は、
網体を通過せずに流出用弁座孔に流れるため網体
による水の流れの阻害が少ない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。
この実施例は水栓が湯水混合水栓の場合であ
り、本体6には、その中央部上位に機能室bが隔
壁7を介して区画形成され、該機能室bが上記隔
壁7に開設された冷水流入口8と熱湯流入口9に
より給水管10、給湯管11に連通連絡すると共
に混合水流出口12により吐出口13に連通連絡
している。
上記機能室b内には、底面に本体6の冷水、熱
湯流入口8,9及び混合水流出口12に整合する
3個の開口14,15,16を開設したカートリ
ツジケース17を固定配置する。
カートリツジケース17は、下位側から順に固
定弁板1、可動弁板4、バルブガイド18、レバ
ーガイド19を内蔵し、レバーガイド19に枢着
したレバー20の上端を操作用のレバーハンドル
21に連結している。
固定板1は、カートリツジケース17内底面に
当接状に位置し、この内底面に当接する両側の開
口形状を円形として該開口にパツキン22を嵌着
した2つの流入用弁座孔2−1,2−2と1つの
流出用弁座孔3を開設している。
上記流入用弁座孔2−1,2−2は、一方が水
流入用、他方が湯流入用、流出用弁座孔3は混合
水流出用であり、これら水、湯流入用弁座孔2−
1,2−2及び混合水流出用弁座孔3はカートリ
ツジケース17の開口14,15,16,を介し
て本体6の冷水、熱湯流入用8,9及び混合水流
出口12に夫々連絡する。
可動弁板4は固定弁板1に水密かつ摺動自在に
重合配置され、その重合両側に開口して混合水用
弁孔23と、湯水用弁孔24が、反対側面に開口
して空洞部25が形成されている。
上記混合水用弁孔23と湯水用弁孔24は夫々
空洞部25底面に連通して開設され、前者は空洞
部25周縁から中心に向かつて延びて可動板4軸
芯部を含む長孔状を、後者は空洞部25周縁に沿
う弧状を呈する。
また、空洞部25は可動弁板4の軸に対して偏
心して形成され、その開口部内にパツキン26を
介してバルブガイド18を水密状に嵌合して開口
部を密閉する。
従つて、可動板4は、湯水用弁孔24,空洞部
25、混合水用弁孔23により、固定板1との間
に流路aを形成する。
上記流路aには、消音用の網体5を装着する。
消音用の網体5は、円筒状の起立壁部5aと、該
起立壁部5a下端全周に連続して起立壁部5aの
中心方向へ斜め上向きに延びると共に中心部を開
口する截頭円錐状の傾斜壁部5bからなり、上記
円筒状の起立壁部5aをその弾性により空洞部2
5の内周壁に嵌着して流路a内に配置する。
従つて、上記消音網5は流路断面の一部に環状
に展開して設けられることになるが、流路断面に
対して消音網5が展開する面積の割合を1/2程度 となすと共に傾斜壁部5bの上縁、下縁間の平面
幅を、湯水用弁孔24の幅と略同等か、それより
若干大きくして傾斜壁部5bの投影面が湯水用弁
孔24を大略カバーすることができるようにす
る。
また上記消音網5は、ステンレス等の金属線で
編んだ網が用いられ、強度付与と、金属線のほつ
れ防止を兼ねて、端部を折り返えしている。
そして、この際第3図及び第4図に示すように
傾斜壁部5b側の端部のみを折り返えしても良い
し、第9図に示す如く、起立壁部5a側及び傾斜
壁部5b側、双方の端部を折り返えすことも勿論
任意である。
また、傾斜壁部5bは第3図に示すようにその
傾斜勾配を緩るやかに形成して、上端が起立壁部
5a上端より下位に止まるようにしてもよいし、
第9図に示すように傾斜を急勾配となして上端を
起立壁部5a上端より上方へ延ばしてもよい。
尚、上記可動弁板4とバルブガイド18は相互
に係合する凹部27と凸部28を有して一体的に
係合連結され、両者一体的に回転可能となつてい
る。
一方、前記カートリツジケース17には上端に
ケース蓋29が装着されており、このケース蓋2
9はレバーガイド19を摺動可能に支持すると共
に本体6に螺着した蓋30の締め込みによりレバ
ーガイド19及びバルブガイド18を介して可動
弁板4を固定弁板1上面に圧着する機能を果たし
ている。
レバーガイド19は軸線方向にレバー挿通口3
1を開設し、この挿通口31内においてピン32
によりレバー20を揺動可能に枢着している。
レバー20の下端は横断面は矩形状をなし、バ
ルブガイド18の上端面に凹設した矩形開口断面
の凹部33内に嵌入している。
而して、斯る水栓は、上記構成において、レバ
ーハンドル21を本体6に対して上下及び旋回動
作させることにより、可動弁板4が固定板1上で
直線的な進退及び回動を行い、混合水の吐出の開
始、停止及び混合水温度の調節を行う。
第1図において、固定弁板1の水流入用、湯流
入用夫々の弁座孔2−1,2−2は、可動弁板4
の下面により遮断され、給水管10、給湯管11
からの給水及び給湯は行なわれず、止水状態にあ
る。
このときのレバーハンドル21は最大角度上側
に傾斜し、かつレバーハンドル21を旋回しても
可動弁板4の下面により水、湯流入用弁座孔2−
1,2−2は遮断されたままの状態に保持され
る。
ここで、レバーハンドル21を下方に押し下げ
ると、レバー20が第1図においてそのピン32
周りに時計方向に回動し、バルブガイド18を介
して可動弁板4を直線的に本体6後方へ移動させ
る。この移動により第6図のように可動弁板4の
湯水用弁孔24が固定弁板1の2つの流入用弁座
孔2−1,2−2の開口域に達して流路を開く。
従つて、給水管10、給湯管11からの冷水及び
熱湯が夫々対応する流入用弁座孔2−1,2−
2、を経て混合水流出孔3に流れ、更に吐出口1
3へ流動し、該口から吐出される。
次に、レバーハンドル21を右に最大量旋回さ
せると、バルブガイド18を介して可動弁板4が
反時計方向に回動する。この右方向への可動弁板
4の回転により、第7図のように固定弁板1の水
流入用弁座孔2−1のみが可動弁板4の湯水用弁
孔24に整合し、冷水のみを吐出管13から供給
する。
逆にレバーハンドル21を左に最大量旋回させ
ると、第8図のように固定弁板1の湯流入用弁座
孔2−2のみが、可動弁板4の湯水用弁孔24に
整合して熱湯のみが吐出口13から吐出する。
この水または湯のみの供給において、レバーハ
ンドル21を上に立ち上げると可動弁板4が本体
6の背面方向に移動し、可動弁板4の湯水用弁孔
24と水流入用弁座孔2−1または湯流入用弁座
孔2−2間との整合度合が減少し、流量を低下さ
せることができる。
また、レバーハンドル21の右及び左方向への
旋回量を調整して、可動弁板4の湯水用弁孔24
と固定弁板1の水、湯流入用弁座孔2−1,2−
2との整合度合を変えることで、冷水と熱湯の供
給割合を変えて混合水の温度を変更でき、レバー
ハンドル21の上下方向の回動操作によつて流量
も任意に変更できる。
以上の操作において、固定板1の水、湯流入用
弁座孔2−1,2−2を通過した冷水及び/また
は熱湯は可動弁板4の湯水用弁孔24、空洞部2
5、混合水用弁孔23により構成される流路aを
通過して吐出口13方向への流路へ流動する。こ
の際水、湯流入用弁座孔2−1,2−2から湯水
用弁孔24を経て空洞部25内に流入する冷水及
び/又は熱湯の大部分は、空洞部25内に配置し
た網体5を通過して空洞部25内に流入するが、
一部は網体5を通過せずに直接混合水用弁孔24
に流れたり、截頭円錐状の傾斜壁部5bの中央の
開口を通つて網体5上方へ流れる。また網体5を
通過した冷水及び/又は熱湯は空洞部25の天井
を構成するバルブガイド18に当たり反転して混
合水用弁孔24に向かうが、この際多くは網体5
を通過せず、傾斜壁部5bの中央開口を通つて混
合水用弁孔23に流れ込む。
そして、上記流入用弁座孔2−1,2−2から
流入する湯・水は網体5通過時に騒音発生の原因
となるキヤビテイシヨン気泡を分断微小化されて
消音されるが、開弁初期には主として網体5の起
立壁部5aにより、弁開度が大きくなると網体5
の起立壁部5bによりそれが行われ、開弁初期か
ら弁全開に至るまでの全域に亘つて効果的に消音
が行われる。
(効果) 本考案は上記の構成であるから以下の利点を有
する。
(1) 可動弁板の流路に装着する消音用網体を起立
壁部と、該起立壁部の下端部から斜め上向きに
延びる傾斜壁部とで構成し、これら起立壁部と
傾斜壁部の双方が少なくとも流入用弁座孔に対
応する部分を含んで流路断面の一部にのみ展開
するようにしたので、開弁時、固定弁板の流入
用弁座孔から可動弁板の流路に流入する水の大
部分を開弁初期には起立壁部において、弁開度
が大きくなれば傾斜壁部において夫々消音用網
体を通過させて、騒音発生の原因となるキヤビ
テイシヨン気泡を分断微小化し消音することが
できる。従つて、開弁初期から弁全開に至る全
域に亘る消音が可能である。
しかも、網体は流路断面の一部にのみ展開され
ているので、流入用弁座孔から流入する水の一部
は、網体を通過せずに流出用弁座孔に流れること
ができ網体による水の流れの阻害が少なく、また
万一網体に目詰まりが発生したような場合でも網
体を通過せずに流れることができるので確実に必
要な流量を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す水栓の断面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
要部の拡大断面図、第4図は網体の斜視図で一部
切欠して示してある。第5図は要部の分解斜視
図、第6図乃至第8図は可動弁板の固定弁板に対
する作動時の位置を夫々示す平面図、第9図は網
体の他の例を示す断面図、第10図は従来の水栓
の一例を示す要部の斜視図である。 1……固定弁板、2……流入用弁座孔、3……
流出用弁座孔、4……可動弁板、5……消音用網
体、a……流路、5a……消音用網体の起立壁
部、5b……消音用網体の傾斜壁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給水側流路に連絡する流入用弁座孔及び吐出側
    流路に連絡する流出用弁座孔を夫々開穿した固定
    弁板と、該固定弁板に摺動自在に重合配置され上
    記両弁座孔が連通する流路を有する可動弁板とで
    構成する弁を備えると共に前記可動弁板の流路に
    は消音用の網体を装着する水栓において、上記網
    体は起立壁部と、該起立壁部の下端部から斜め上
    向きに延びる傾斜壁部からなり、これら起立壁部
    と傾斜壁部の双方が少なくとも流入用弁座孔に対
    応する部分を含んで流路断面の一部にのみ展開す
    ることを特徴とする水栓。
JP1986142079U 1986-09-16 1986-09-16 Expired JPH0419264Y2 (ja)

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JP1986142079U JPH0419264Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

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JPS6348068U JPS6348068U (ja) 1988-04-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0135018Y2 (ja) * 1984-10-26 1989-10-25

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JPS6348068U (ja) 1988-04-01

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