JPS634860Y2 - - Google Patents

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JPS634860Y2
JPS634860Y2 JP8730382U JP8730382U JPS634860Y2 JP S634860 Y2 JPS634860 Y2 JP S634860Y2 JP 8730382 U JP8730382 U JP 8730382U JP 8730382 U JP8730382 U JP 8730382U JP S634860 Y2 JPS634860 Y2 JP S634860Y2
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JP
Japan
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valve
stopper
overflow prevention
ball valve
valve seat
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JP8730382U
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JPS58189866U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ガスコツク内に過流出防止弁を内蔵
させ、コツク操作により閉弁作動した過流出防止
弁のリセツト(開弁状態に復元させる)操作を可
能にした過流出防止弁付ガスコツクに関する。
この種過流出防止弁付ガスコツクとしては、コ
ツク本体内の栓から離して過流出防止弁を設ける
形式が多く採用されているが、この場合にはコツ
ク本体が大型化する。
そこで、コツク本体の小型を図るため、過流出
防止弁を栓に内蔵する形式のものが特開昭52−
147332号公報として提案されている。
これは、第1図の如く、栓1に穿設した通過孔
20内に球弁3を自由状態に収容し、前記通過孔
の下流端を弁座口4としたもので、前記通過孔が
栓1の開弁状態で縦方向に向く姿勢で取付けられ
る。
この場合、過流出状態になると、球弁3が持ち
上げられて弁座口4に嵌入し、ガス流路が自動的
に遮断され、次いで、栓1を閉回動させると、弁
座口4からガス出口9側に突出している球弁3の
一部が前記ガス出口9の口部周縁により押し込め
られて該球弁が通過孔20内に下落せしめられ、
過流出防止弁がリセツトされる。
ところがこの場合、栓1とコツク本体6との摺
動面にはグリスが塗布されていることから、前記
リセツト動作時に球弁にグリスが付着する。この
付着グリスは球弁を通過孔20内に仮着状態に保
持させることとなり、以後の過流出状態で作動不
良を引き起す。
本考案は、グリス塗布部から離れた部分で球弁
を押し込むことにより該球弁を初期位置に復元さ
せ得るようにして、シール用グリスが球弁に付着
しないようにすることを目的とする。
上記課題を解決するための本考案の技術手段
は、栓に形成する通過孔を軸線方向の空室と該空
室の上部に半径方向に貫通する横孔とから構成
し、前記空室の少なくとも上部を栓の軸線から偏
心させ、コツク本体内に栓と略同心状に固定した
過流出防止弁の筒体を前記空室内に挿入させ、該
筒体内に球弁を収容すると共に該筒体の上部に横
向きに弁座口を開口させ、栓の全閉位置で空室内
壁の一部が前記弁座口の外側中央に近接するよう
にしたことである。
本考案の上記技術手段によれば、栓の全開位置
で、過流出状態が生じると、球弁が筒体内を上昇
して弁座口に嵌入しガス流路が遮断される。空室
と筒体とが偏心状態にあることから、この閉弁状
態では弁座口の外側の間隙は大きく、球弁の一部
は弁座口から筒体の外部に突出する。ここで栓を
閉回動させると、上記偏心関係から、筒体外周と
接近状態にある空室の内周壁が弁座口の外側に位
置し、球弁が筒体内に押し込められ、弁座口から
脱出して筒体の下部に落下せしめられ、過流出防
止弁は初期状態に復元される。すなわち、リセツ
トされる。このリセツト動作に於いて、球弁と接
触する部分は栓の横孔から外れた空室内周壁とな
る。該栓とコツク本体との摺動面に塗布されたシ
ール用グリスが該部分から横方向に離れているた
め、リセツト操作時に該グリスが球弁に付着する
心配がない。従つて、球弁にグリスが付着するこ
とによる作動不良、リセツト不良等の不都合が防
止できる。
本考案は上記構成であるから、次の特有の効果
を有する。
過流出防止弁の大部分が、栓内に収容されるた
め、過流出防止弁付ガスコツク全体が小型化でき
る。また、過流出防止弁の筒体の長さを長く設定
し得ることから、定常状態に於ける球弁の停止位
置と弁座口との落差を十分大きく設定し得ること
となり、球弁の閉弁動作時間が長く設定できる。
従つて、下流側に電磁弁を具備する器具を接続し
た場合に、該電磁弁開弁時に生じる疑似過流出状
態での球弁の閉弁作動も防止できる。
球弁のリセツトするための特別の部材が不要で
あるから、その分安価に製作できると共に、リセ
ツト用部材を栓と共に連動させるものではないか
ら、通常のコツク開閉操作に於ける操作トルクが
増大しない。
さらに、空室の内周面は滑らかに形成されるこ
ととなるから、突部によつて球弁を押し込む場合
のように球弁に傷がつく不都合も防止できる。
以下、本考案の実施例の詳細を図面に基づいて
説明する。
第2図に本考案実施例の断面図を示すが、同図
に於いて6はコツク本体で、下端のガス入口8か
ら該コツク本体の側部のガス出口9に至る逆L字
型のガス流路7が形成されており、前記ガス入口
は通常接続ネジ部となつている。前記ガス流路7
内には栓1が収容され、栓1に形成したL字形の
通過孔により前記ガス入口8とガス出口9とが連
通し得る構成である。前記通過孔は栓1の軸線か
ら偏心させた該軸線方向の空室2と該空室の上部
を半径方向に貫通する横孔12とから成り、筒体
5内に球弁3を自由状態に収容し該筒体の上部に
横向きの弁座口4を形成した過流出防止弁Aをコ
ツク本体6に固定し、前記筒体を前記空室2内に
突出させている。
該筒体は栓1と略同心状に設けてあり、空室2
の内周壁との間隙は一様ではなく、該内周壁の筒
体5との最接近部13が弁座口4から円周方向に
90度ズレて位置するようにし、栓1の全閉位置で
前記最接近部13が弁座口4と一致又は近接する
ようにし、さらに、最接近部13と筒体5との間
隙を、過流出防止弁作動時に於ける球弁3の弁座
口4からの突出量に合せて適宜に設定してあり、
栓1の全開位置では前記突出量は筒体5の弁座口
4の外側間隙は前記突出量以上となり、逆に全閉
位置では前記間隙は突出量以下となるようになつ
ている。
上記した実施例の過流出防止弁付ガスコツクで
は球弁3と筒体5との間隙が適宜に設定されてい
る為、第1図に示す正常な使用状態では球弁3は
ピン11上に定着し、上流側より流入したガスは
球弁3の周囲から弁座口4、横孔12を通過して
ガス出口9から下流側へ供給される。
次いで、ガス出口9の下流側でガスゴム管の外
れ等の異常状態が生じると、このガスコツク内の
ガス流量が増加して、いわゆる過流出状態とな
る。この時球弁3は流量増加により抵抗を受け持
ち上げられ弁座口4に嵌入し、ガスコツク内のガ
ス流路は自動的に遮断される。即ちガスゴム管の
外れ等による生ガス放出等の二次事故が未然に防
止されることとなる。
次いで栓1の軸17に装着した操作摘み14を
二点鎖線で示す状態に回動させて栓1を全閉位置
に戻すと、弁座口4に嵌入した球弁3は空室2の
内周壁の最接近部により筒体5内に押込まれて弁
座口4から脱出落下する。これによつて該過流出
防止弁Aがリセツトされた状態となる。
爾後、ガス出口9下流側を正常に戻せば、栓1
の開回動により再使用可能となる。
尚、上記実施例の場合には、空室2を全域にわ
たつて偏心させる構成としたが、弁座口4の外側
部分の断面のみが筒体5と偏した構成としても既
述の作用効果に変りはなく、この場合には栓1の
小型化が図れる。
また、弁座口4の外側に位置する空室2の内周
壁が上方に拡大するテーパー部としておけば、リ
セツト動作時、球弁3を押し込む作用力の反力が
栓1を押し下げる方向に作用することとなり、栓
が前記リセツト操作時に浮き上がる不都合も防止
できる。このことは空室2の全域が同様のテーパ
ー状に形成される場合にも言えることである。
又、過流出防止弁Aのガス種に対応させた作動
流量の調節を行なう為、第4図に示すように筒体
5の下部適宜位置に透孔15を設け、該透孔15
を含む、過流出防止弁Aの下部をガス入口8側へ
突出させる。この様にするとガス流の一部が透孔
15より流入するので筒体5の底穴16を通過す
るガス流量が減少する。従つて底穴16でのガス
の流速が減少し、球弁3と筒体5の間隙でのガス
の流速が調節でき、過流出防止弁Aの調節が任意
に行なえる。一方上記調節を行う為には筒体5の
径を大きくし球弁3と筒体5の間隙を大きくする
ことによつて該間隙におけるガス流速を調節する
ことによつても目的が達成できるが、前者の方法
では材料の節約・過流出防止弁の小型化が図れる
等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の説明図、第2図は本考案実施
例の断面図、第3図は一部省略のB−B線断面
図、第4図は他の実施例を示す要部の断面図であ
り、図中 1……栓、3……球弁、4……弁座口、5……
筒体、6……コツク本体、7……ガス流路、A…
…過流出防止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガスコツク本体内に過流出防止弁を内蔵させた
    ガスコツクに於いて、栓に形成する通過孔を軸線
    方向の空室と該空室の上部に半径方向に貫通する
    横孔とから構成し、前記空室の少なくとも上部を
    栓の軸線から偏心させ、コツク本体内に栓と略同
    心状に固定した過流出防止弁の筒体を前記空室内
    に挿入させ、該筒体内に球弁を収容すると共に該
    筒体の上部に横向きに弁座口を開口させ、栓の全
    閉位置で空室内周壁の筒体上部外周との接近部が
    前記弁座口の中央に近接するようにした過流出防
    止弁付ガスコツク。
JP8730382U 1982-06-10 1982-06-10 過流出防止弁付ガスコツク Granted JPS58189866U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8730382U JPS58189866U (ja) 1982-06-10 1982-06-10 過流出防止弁付ガスコツク

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JP8730382U JPS58189866U (ja) 1982-06-10 1982-06-10 過流出防止弁付ガスコツク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58189866U JPS58189866U (ja) 1983-12-16
JPS634860Y2 true JPS634860Y2 (ja) 1988-02-08

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ID=30096028

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JP8730382U Granted JPS58189866U (ja) 1982-06-10 1982-06-10 過流出防止弁付ガスコツク

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JPS58189866U (ja) 1983-12-16

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