JPS6033144Y2 - コ−ンバルブにおけるフ−ド - Google Patents
コ−ンバルブにおけるフ−ドInfo
- Publication number
- JPS6033144Y2 JPS6033144Y2 JP9717682U JP9717682U JPS6033144Y2 JP S6033144 Y2 JPS6033144 Y2 JP S6033144Y2 JP 9717682 U JP9717682 U JP 9717682U JP 9717682 U JP9717682 U JP 9717682U JP S6033144 Y2 JPS6033144 Y2 JP S6033144Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hood
- water
- cone valve
- downstream
- cone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はダム等の放水バルブとして用いられるコーンバ
ルブにおけるフードに関するものである。
ルブにおけるフードに関するものである。
一般にダムの放水に用いられる調節可能な高圧バルブと
しては、ホロージェットバルブ、ニードルバルブおよび
コーンバルブがある。
しては、ホロージェットバルブ、ニードルバルブおよび
コーンバルブがある。
なかでもコーンバルブは、ハウエルバンガーバルブとモ
称されていて、その名のとおりに導水管となるシリンダ
と、このシリンダの下流側端部に設けられたコーンと、
シリンダの外周部にあって軸方向に可摺動的に配設され
た外層シリンダとから概ね構成され、コーン外周部に対
して外層シリンダを摺動調節させることにより、コーン
外周部と外層シリンダ周端部との間隙から、拡散ジェッ
トとして放水するバルブとして知られている。
称されていて、その名のとおりに導水管となるシリンダ
と、このシリンダの下流側端部に設けられたコーンと、
シリンダの外周部にあって軸方向に可摺動的に配設され
た外層シリンダとから概ね構成され、コーン外周部に対
して外層シリンダを摺動調節させることにより、コーン
外周部と外層シリンダ周端部との間隙から、拡散ジェッ
トとして放水するバルブとして知られている。
そして比較的簡単な構造で制御が容易であること、また
放水が拡散ジェットで一度霧状になってから放流される
ために、下流構造物に損傷を与えないことなどの理由か
ら広く利用されている。
放水が拡散ジェットで一度霧状になってから放流される
ために、下流構造物に損傷を与えないことなどの理由か
ら広く利用されている。
ところでこのコーンバルブにおいては、放水下流側に拡
散ジェットの水膜を受ける内面平滑な円筒状のフードを
必要とすると共に、拡散ジェット形成時には放水量と略
々等しい量の空気を必要とする。
散ジェットの水膜を受ける内面平滑な円筒状のフードを
必要とすると共に、拡散ジェット形成時には放水量と略
々等しい量の空気を必要とする。
このため吐出口の出口のごく近傍で水膜より上流側に空
気導入管を開口させ、ここから空気を流入させるように
している。
気導入管を開口させ、ここから空気を流入させるように
している。
しかしながらこのように構成された従来のコーンバルブ
においては、コーン状に拡散されたジェット水流が円筒
状フードの平滑な内面に当って放流される際に、その一
部がフード内面に沿って逆流し、後方の空気導入管の開
口部を逆流水膜で閉塞してしまうことがある。
においては、コーン状に拡散されたジェット水流が円筒
状フードの平滑な内面に当って放流される際に、その一
部がフード内面に沿って逆流し、後方の空気導入管の開
口部を逆流水膜で閉塞してしまうことがある。
このためフード内への空気の流入が妨げられることがあ
り、円滑な放水がなされない場合が生ずるという不都合
があった。
り、円滑な放水がなされない場合が生ずるという不都合
があった。
本考案はこのような点に鑑みなされたもので、フードの
空気導入管より下流側に、内径方向に突出し逆流を下流
方向に案内する環状の水返しを設けるというきわめて簡
単な構成により、常に円滑な放水が行えるコーンバルブ
におけるフードを提供するものである。
空気導入管より下流側に、内径方向に突出し逆流を下流
方向に案内する環状の水返しを設けるというきわめて簡
単な構成により、常に円滑な放水が行えるコーンバルブ
におけるフードを提供するものである。
以下、その構成等を図に示す実施例によって詳細に説明
する。
する。
第1図は本考案に係るコーンバルブにおけるフードを、
コーンバルブに実装した一実施例を示す要部断面図、第
2図は同じく下流側から見た正面図である。
コーンバルブに実装した一実施例を示す要部断面図、第
2図は同じく下流側から見た正面図である。
これらの図において、符号1で示すものはダム堰堤を示
し、2はこのダム堰堤1に組み込まれたコーンバルブで
ある。
し、2はこのダム堰堤1に組み込まれたコーンバルブで
ある。
このコーンバルブ2は導水管としてのシリンダ3と、こ
のシリンダ3の下流端部に配設されたコーン4と、シリ
ンダ3の外周部に油圧機構などにより軸線方向に摺動可
能に設けられた外層シリシダ5とから構成されている。
のシリンダ3の下流端部に配設されたコーン4と、シリ
ンダ3の外周部に油圧機構などにより軸線方向に摺動可
能に設けられた外層シリシダ5とから構成されている。
6は前記コーンバルブ2の吐出側に覆うように配設され
、下流側が開口された円筒状のフード、7はコーンバル
ブ2の吐出口より上流の外側にあって、端部をフード6
の内面に一致させて内空部に開口した空気導入管である
。
、下流側が開口された円筒状のフード、7はコーンバル
ブ2の吐出口より上流の外側にあって、端部をフード6
の内面に一致させて内空部に開口した空気導入管である
。
21はフード6内とバルブ操作室22とを画成する隔壁
である。
である。
前記フード6は、前記空気導入管7の開ロアaより下流
側が上流側と比べて大径に形成されている。
側が上流側と比べて大径に形成されている。
そして上流側と下流側とが接合される段差部には、下流
側の内周面に対して内径方向に突出している環状の水返
し8がフード6と一体に設けられている。
側の内周面に対して内径方向に突出している環状の水返
し8がフード6と一体に設けられている。
すなわちフード6に段差部を設けることによって、水返
し8が形成されている。
し8が形成されている。
この水返し8は拡散ジェット水流9がフード6の内周面
に当って生ずる逆流の水膜9aの厚さを充分に越える高
さを有するように、かつ下流には前記逆流を表面に沿わ
せて反転させ、下流方向に案内する案内面8aが形成さ
れている。
に当って生ずる逆流の水膜9aの厚さを充分に越える高
さを有するように、かつ下流には前記逆流を表面に沿わ
せて反転させ、下流方向に案内する案内面8aが形成さ
れている。
10はフード6の内周面に沿って流れる拡散ジェット水
流9を相互に打ち当てて減勢するために、フード6め下
流よりに設けられた減勢部である。
流9を相互に打ち当てて減勢するために、フード6め下
流よりに設けられた減勢部である。
このように構成されたコーンバルブにおけるフートニオ
いては、コこンバルブ2からその形状に対応してコーン
状に放流される拡散ジェット水流9は、フード6の内周
面に所定の相対角度で突き当たり、内周面に沿って下流
側に流れる。
いては、コこンバルブ2からその形状に対応してコーン
状に放流される拡散ジェット水流9は、フード6の内周
面に所定の相対角度で突き当たり、内周面に沿って下流
側に流れる。
一方、拡散ジェット水流9の一部が上流側に逆流して水
膜9a、を形成するが、水膜9aは前記空気導入管7の
開ロアaの下流側に設けられた水返し8に突き当たり案
内面8aに沿って下流方向に反転される。
膜9a、を形成するが、水膜9aは前記空気導入管7の
開ロアaの下流側に設けられた水返し8に突き当たり案
内面8aに沿って下流方向に反転される。
このため空気導入管7は従来のように開ロアaが、逆流
する水膜9aによって閉塞されることがないので、拡散
ジェット水流9の形成に必要な空気をフード6内に充分
供給することができる。
する水膜9aによって閉塞されることがないので、拡散
ジェット水流9の形成に必要な空気をフード6内に充分
供給することができる。
このように本考案は本質的に、逆流する水膜9aを水返
し8によって下流方向に反転させるように構成したこと
をその内容とするものであるから、環状の水返し8は第
1図および第2図に示す段差部によるものに限定されず
、例えば第3図に示すように環状の水返しとしての整流
リング10を内周面上に取付けてもよい。
し8によって下流方向に反転させるように構成したこと
をその内容とするものであるから、環状の水返し8は第
1図および第2図に示す段差部によるものに限定されず
、例えば第3図に示すように環状の水返しとしての整流
リング10を内周面上に取付けてもよい。
第3図に示す実施例においては、フード6は上下流側と
も同一内径に形成されている。
も同一内径に形成されている。
そして逆流する水膜9aは整流リング10の下流側端面
に形成された充分な高さ有する凹面状の案内面10aに
よって、その表面に沿って反転し下流方向へと案内され
る。
に形成された充分な高さ有する凹面状の案内面10aに
よって、その表面に沿って反転し下流方向へと案内され
る。
なお第1図に鎖線で示すように、空気導入管71を隔壁
21に導びいた場合も同様に作用するのはいうまでもな
い。
21に導びいた場合も同様に作用するのはいうまでもな
い。
以上説明したように本考案によれば、フードの空気導入
管の開口より下流側に、下流側の内周面に対し内径方向
に突出する水返しを設けたから、コーンバルブからの拡
散ジェット水流がフード内周面に当って、その一部が逆
流して水膜を形成しても、水返しの案内面に沿ってこの
水膜を反転させ、下流方向に案内することができる。
管の開口より下流側に、下流側の内周面に対し内径方向
に突出する水返しを設けたから、コーンバルブからの拡
散ジェット水流がフード内周面に当って、その一部が逆
流して水膜を形成しても、水返しの案内面に沿ってこの
水膜を反転させ、下流方向に案内することができる。
このため従来のように空気導入管の開口が水膜によって
閉塞されることが防止できるので、拡散ジェット水流形
成のための空気が充分に供給され、常に継続して円滑な
放水が行えるという効果がある。
閉塞されることが防止できるので、拡散ジェット水流形
成のための空気が充分に供給され、常に継続して円滑な
放水が行えるという効果がある。
またきわめて簡単な構造であるから、容易にかつ安価に
実施できるという利点もある。
実施できるという利点もある。
その他、逆流水の衝突による隔壁21の振動、騒音の防
止にも役立つ。
止にも役立つ。
第1図は本考案に係るコーンバルブにおけるフードを実
装した一実施例を示す要部断面図、第2図は同じく下流
側から見た正面図、第3図は他の実施例を示す要部の拡
大断面図である。 1・・・・・・ダム堰堤、2・・・・・・コーンバルブ
、6・・・・・・フード、8・・・・・・水返し、8a
・・・・・・案内面、9・・・・・・拡散ジェット水流
、9a・・・・・・水膜、10・・・・・・整流リング
。
装した一実施例を示す要部断面図、第2図は同じく下流
側から見た正面図、第3図は他の実施例を示す要部の拡
大断面図である。 1・・・・・・ダム堰堤、2・・・・・・コーンバルブ
、6・・・・・・フード、8・・・・・・水返し、8a
・・・・・・案内面、9・・・・・・拡散ジェット水流
、9a・・・・・・水膜、10・・・・・・整流リング
。
Claims (1)
- コーンバルブの吐出側に配設されその内空部に空気導入
管が開口されたコーンバルブにおけるフードにおいて、
前記空気導入管の開口より下流側に、下流の内周面に対
して内径方向に突出し、逆流を下流方向に案内する環状
の水返しを設けたことを特徴とするコーンバルブにおけ
るフード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9717682U JPS6033144Y2 (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | コ−ンバルブにおけるフ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9717682U JPS6033144Y2 (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | コ−ンバルブにおけるフ−ド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS591734U JPS591734U (ja) | 1984-01-07 |
JPS6033144Y2 true JPS6033144Y2 (ja) | 1985-10-03 |
Family
ID=30231264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9717682U Expired JPS6033144Y2 (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | コ−ンバルブにおけるフ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033144Y2 (ja) |
-
1982
- 1982-06-28 JP JP9717682U patent/JPS6033144Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS591734U (ja) | 1984-01-07 |
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