JPH10252777A - 多板クラッチ - Google Patents

多板クラッチ

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JPH10252777A
JPH10252777A JP9064998A JP6499897A JPH10252777A JP H10252777 A JPH10252777 A JP H10252777A JP 9064998 A JP9064998 A JP 9064998A JP 6499897 A JP6499897 A JP 6499897A JP H10252777 A JPH10252777 A JP H10252777A
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cylindrical portion
peripheral side
friction plates
lubricating oil
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Yoshihiro Matsuoka
佳宏 松岡
Koji Yoneyama
弘司 米山
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    • F16H63/3023Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by fluid pressure
    • F16H63/3026Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by fluid pressure comprising friction clutches or brakes

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多板クラッチの内周側の筒状部材の内側に供
給された潤滑油を、簡単な構造で摩擦板の表面へ効率良
く供給する。 【解決手段】 多板クラッチ3は入力部組立体15と出
力部材16と第1及び第2摩擦板17、18とプレッシ
ャープレート28とリターンばね36とばね保持部材3
5とを備えている。入力部組立体15は第1筒部23を
有する。出力部材16は入力部組立体15に相対回転自
在に配置され、第1筒部23の内周側に同心に配置され
半径方向に貫通する孔が形成された第2筒部25を有す
る。第1及び第2摩擦板17、18は、第1及び第2筒
部23、25に相対回転転可能にかつ軸方向に移動自在
にそれぞれ係合し、第1及び第2筒部23、25に軸方
向に交互に配置されている。ばね保持部材35はリター
ンばね36を支持するばね受け部39と、第2筒部25
の内周側に潤滑油を誘導するためのガイド部41とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の自動変速
機などに使用される多板クラッチに関し、特に、クラッ
チの摩擦板に潤滑油を供給するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用自動変速機などに使用
される多板クラッチでは、複数の入力側摩擦板と複数の
出力側摩擦板とを交互に配置し、それらの内周側に入力
側の筒状部材を配置し、外周側に出力側の筒状部材が配
置されている。入力側(又は出力側)の摩擦板は、内周
に設けた爪が、その内周の筒状入力部材の外周の溝に軸
方向に移動自在に係合している。又、出力側の摩擦板
は、外周に設けた爪が、その外周の筒状出力部材の内周
の溝に軸方向に移動自在に係合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多板クラッチでは、摩
擦板の過熱や異常磨耗を防止するために、摩擦板の表面
に潤滑油が供給されることが多い。この潤滑油は、通
常、内周側の筒状部材の半径方向内側から供給される。
より具体的には、内周側筒状部の半径方向内側の空間
へ、適当な油路を介して潤滑油が供給され、その内周側
空間から、遠心力により、内周側筒状部材に設けた油孔
を通って摩擦板の表面に潤滑油が供給される。
【0004】ところが、従来構造では、内周側空間内の
潤滑油を内周側筒状部材の油孔へ効率よく送り込むこと
ができず、多くの潤滑油が摩擦板の表面以外の部分へ流
出してしまう。本発明の目的は、多板クラッチの内周側
の筒状部材の内側に供給された潤滑油を、簡単な構造で
摩擦板の表面へ効率良く誘導することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の多板ク
ラッチは内周側から潤滑油が供給されるものであり、第
1部材と第2部材と第1及び第2摩擦板とプレッシャー
プレートとリターンばねとばね保持部材とを備えてい
る。第1部材は第1筒部を有する。第2部材は第1部材
に相対回転自在に配置され、第1筒部の内周側に同心に
配置され半径方向に貫通する孔が形成された第2筒部を
有する。第1及び第2摩擦板は、第1及び第2筒部に相
対回転転可能に、かつ、軸方向に移動自在にそれぞれ係
合し、第1及び第2筒部の間に軸方向に交互に配置され
ている。プレッシャープレートは、油圧により第1及び
第2摩擦板を圧接させるための部材である。リターンば
ねはプレッシャープレートに第1及び第2摩擦板から離
れる方向に付勢力を与えるための部材である。ばね保持
部材は第2筒部の内周側に配置され、リターンばねを支
持するばね受け部と、第2筒部の内周側に潤滑油を誘導
するためのガイド部とを有する。
【0006】多板クラッチの内周側から供給された潤滑
油はばね保持部材のガイド部により第2筒部の内周側に
誘導される。潤滑油はさらに第2筒部に形成された孔を
通って第1及び第2摩擦板に供給される。ガイド部の誘
導により第1及び第2摩擦板への潤滑油供給量が多くな
るため、第1及び第2摩擦板で不具合が生じにくい。ま
た従来よりあるばね保持部材を潤滑油誘導に用いている
ため、部品点数が増えることなく簡単な構造を維持でき
る。
【0007】請求項2に記載の多板クラッチは内周側か
ら潤滑油が供給されるものであり、第1構成要素と第2
構成要素と第1及び第2フリクションプレートとピスト
ンとリターンスプリングとスプリングリテーナとスラス
トワッシャとを備えている。第1構成要素は第1筒状部
を有する。第2構成要素は第1構成要素に相対回転自在
に配置され、第1筒状部の内周側に同心に配置され半径
方向に貫通する孔が形成された第2筒状部を有する。第
1及び第2フリクションプレートは、第1及び第2筒状
部に相対回転転可能に、かつ、軸方向に移動自在にそれ
ぞれ係合し、第1及び第2筒状部の間に軸方向に交互に
配置されている。ピストンは、油圧により第1及び第2
フリクションプレートを圧接させるための部材である。
リターンスプリングはピストンに第1及び第2フリクシ
ョンプレートから離れる方向に付勢力を与えるための部
材である。スプリングリテーナは第1回転部材及び第2
回転部材の一方に固定され、リターンスプリングを支持
する。第2筒状部の内周側で第1構成要素と第2構成要
素の軸方向対向部間には半径方向に潤滑油が移動可能な
油路が形成されている。スラストワッシャは、軸方向対
向部間に配置された支持部と、油路を通る潤滑油を第2
筒状部の内周側に誘導するための案内部とを有する。
【0008】多板クラッチの内周側から供給された潤滑
油はスラストワッシャの案内部により第2筒状部の内周
側に誘導される。潤滑油はさらに第2筒状部に形成され
た孔を通って第1及び第2フリクションプレートに供給
される。案内部の誘導により第1及び第2フリクション
プレートへの潤滑油供給量が多くなるため、第1及び第
2フリクションプレートで不具合が生じにくい。また従
来よりあるスラストワッシャを潤滑油誘導に用いている
ため、部品点数が増えることなく簡単な構造を維持でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明実施例の多板クラ
ッチを採用した変速機の断面図である。図1に示す変速
機は、入力軸1と出力軸2を同心の位置関係で備えてい
る。入力軸1の半径方向外側には第1の多板クラッチ3
が配置されている。出力軸2の半径方向外側には遊星歯
車機構5が配置され、遊星歯車機構5の半径方向外側に
第2の多板クラッチ6が配置されている。
【0010】多板クラッチ3、6や遊星歯車機構5はハ
ウジング組立体7の内部に配置されている。入力軸1は
ハウジング組立体7の一方の端壁9の孔を通って、ハウ
ジング組立体7の内部から外部へ延びている。出力軸2
は、ハウジング組立体7の他方の端壁10の軸受孔を通
ってハウジング組立体7の内部から外部へ延びており、
又、その軸受孔に軸受11を介して支持されいる。
【0011】図1の拡大部分図である図2の如く、多板
クラッチ3は、入力部組立体15と、出力部材16、複
数の入力側第1摩擦板17、複数の出力側第2摩擦板1
8を備えている。入力部組立体15(第1部材)は、内
周部が入力軸1の外周にスプラインを介して固定されて
おり、内周寄りの筒状部20の内周が、端壁9から突出
した筒状部21の外周にオイルシールを介して回転自在
に支持されている。筒状部20の端壁9側の先端部の外
周には、入力部組立体15の環状部22の内周が固定さ
れている。環状部22は概ね半径方向に延びており、そ
の外周から第1筒部23が端壁9と反対の方向へ一体に
延びている。
【0012】入力側及び出力側の第1及び第2摩擦板1
7、18は第1筒部23の半径方向内側に位置し、軸方
向に交互に配置されている。入力側の第1摩擦板17
は、外周に設けた爪が、第1筒部23の内周の軸方向の
溝に係合しており、これにより、第1摩擦板17は第1
筒部23に、軸方向に移動自在、かつ、相対回転不能の
状態で連結される。
【0013】出力部材16(第2部材)は、外周部に第
2筒部25を備えており、第2筒部25の外周に設けた
溝(図1)に、第2摩擦板18の内周に設けた爪が係合
することにより、第2摩擦板18が出力部材16に軸方
向に移動自在、かつ、相対回転不能に連結されている。
出力部材16は、第2筒部25の端壁9と反対側の端部
から半径方向内方へ延びる環状部26を備えており、環
状部26の内周が、スプラインを介して、出力軸2の先
端部外周に連結している。
【0014】入力部組立体15の環状部22と出力部材
16との間にはピストン又はプレッシャープレート28
が配置されている。プレッシャープレート28は外周部
が、隣接する第1摩擦板17に対向している。プレッシ
ャープレート28は外周が入力部組立体15の外周寄り
の筒状部の内周にオイルシールを介して摺動自在に嵌合
し、内周が入力部組立体15の筒状部20の外周にオイ
ルシールを介して摺動自在に嵌合している。プレッシャ
ープレート28と入力部組立体15との間には作動油室
30が形成されている。作動油室30は、端壁7に設け
た油路32やその他の油路(図示せず)を介して、外部
の油圧制御機構に接続している。
【0015】プレッシャープレート28と出力部材16
の環状部26との間にはばね保持部材35が配置されて
いる。ばね保持部材35は、概ね半径方向に延びる環状
板で形成されている。ばね保持部材35とプレッシャー
プレート28との間にはリターンばね36が配置されて
いる。明確には図示されていないが、リターンばね36
は、波形に湾曲した長い板状のばね素材で形成されてお
り、全体として、筒状部20の周囲を螺旋状に延びてい
る。従って、リターンばね36はばね保持部材35に支
持されて、プレッシャープレート28を第1摩擦板17
から離す方向に付勢している。
【0016】図3はばね保持部材35の平面図、図4は
図3のVI−VI断面図である。これらの図から明らかなよ
うに、ばね保持部材35は、概ね半径方向に延びる内周
部37と、内周部37の外周から図2のプレッシャープ
レート28と反対方向へ湾曲した湾曲部38と、湾曲部
38から半径方向外方に延びる環状のばね受け部39
と、ばね受け部39の外周から図2のプレッシャープレ
ート28側へ湾曲した湾曲部40とを備えている。図2
のリターンばね36は一端がばね受け部39に着座し、
図3の湾曲部38と湾曲部40により、半径方向のずれ
が防止されている。
【0017】上記湾曲部40は、ばね受け部39の外周
の円周方向に間隔を隔てた複数箇所に設けてあり、隣接
する湾曲部40の間に、ガイド部41が設けてある。換
言すれば、ばね受け部39の外周には、複数の湾曲部4
0と複数のガイド部41とが交互に形成されている。ガ
イド部41は、後述する如く、潤滑油を案内するために
設けてあり、ばね受け部39の外周から半径方向外方へ
延びている。
【0018】図2の如く、ばね保持部材35の内周は、
筒状部20の外周に固定したスナップリング42によ
り、プレッシャープレートプレッシャープレートと反対
側から支持されている。又、出力部材16の内周部と、
それに対向する筒状部20の端部との間にはスラスト軸
受43が配置されている。スラスト軸受43の半径方向
内側には環状空間45が形成されている。筒状部20に
は、環状空間45に連通する油路46が形成され、ハウ
ジング組立体7の筒状部21には、前述の作動油用油路
32とは別に、図1の如く、油路46に連通する油路4
4が形成されている。スラスト軸受け43の出力部材1
6に当接する面には半径方向に貫通する複数の溝43a
(油路)が形成されている。溝43aは、その半径方向
外側の空間47と環状空間45とをつないでいる。さら
に、出力部材16の第2筒部25には、その内周から外
周まで半径方向に延びる複数の油孔48が円周方向に間
隔を隔てて設けてある。前述のガイド部41は、空間4
7側の面が、この油孔48のプレッシャープレート28
側の縁に対して概ね半径方向に並ぶ位置に設けてある。
又、図3の如く、ガイド部41は円周方向に間隔を隔て
て設けてあるが、それぞれ、図2の油孔48の半径方向
内側に並んでいる。
【0019】次に、図5により前述の遊星歯車機構5及
び多板クラッチ6を説明する。多板クラッチ6は、ブレ
ーキを構成しており、従って、2種類の摩擦板として、
3枚の固定側第1フリクションプレート50と、それら
の間に配置される2枚の可動側第2フリクションプレー
ト51とを備えている。第1フリクションプレート50
は、外周の爪が、ハウジング組立体7の外周壁52(第
1筒状部)の内周に設けた溝に、軸方向に移動自在、か
つ、回転不能に係合している。
【0020】3枚の第1フリクションプレート50の
内、端壁10から最も離れた第1フリクションプレート
50の第2フリクションプレート51と反対側の面は、
ストッパープレート53により支持されている。ストッ
パープレート53は、外周部が、外周壁52の内周に設
けた溝に嵌合して固定されている。3枚の第1フリクシ
ョンプレート50の内、端壁10に最も近い第1フリク
ションプレート50の第2フリクションプレート51と
反対側の面には、ピストンプレート55(ピストン)の
外周部が対向している。ピストンプレート55の外周
は、外周壁52の内周に摺動自在に嵌合している。ピス
トンプレート55の内周は、端壁10から一体に突出し
た筒状部56の外周に摺動自在に嵌合している。端壁1
0とピストンプレート55との間には作動油室57が形
成され、作動油室57には、外周壁52に設けた油路5
8等を介して、図示されていない油圧制御機構が接続し
ている。
【0021】筒状部56のピストンプレート55よりも
突出した部分の外周には、環状のスプリングリテーナ6
0の内周がスナップリング61により固定されている。
スナップリング61とピストンプレート55との間には
リターンスプリング62が配置してある。リターンスプ
リング62は、前述のリターンばね36(図2)と同様
の構造を有している。
【0022】遊星歯車機構5は、リングギヤであるスプ
ラインハブ65と、2種類のピニオン66、67(図
1)と、サンギヤ68とを備えている。スプラインハブ
65(第2構成要素)は、多板クラッチ3の構成要素を
兼ねており、外周の第2筒状部69の外周に設けた溝に
第2フリクションプレート51の内周の爪が係合し、こ
れにより、第2フリクションプレート51がスプライン
ハブ65に軸方向に摺動自在、かつ、相対回転不能に連
結されている。
【0023】サンギヤ68は、出力軸2の端部に設けた
筒状部79により形成されている。ピニオン66とピニ
オン67(図1)は、それぞれ複数個(1個のみ図示)
設けてあり、スプラインハブ65とサンギヤ68との間
の環状空間に、互いに円周方向に交互に配置されてい
る。一方のピニオン66は、リングギヤであるスプライ
ンハブ65の内歯に噛み合っている。図1に示す他方の
ピニオン67は、サンギヤ68の外歯に噛み合ってい
る。
【0024】ピニオン66、67は、それぞれ、入力軸
1と平行なピニオンシャフト70に軸受を介して支持さ
れている。各ピニオンシャフト70は、両端が、環状の
キャリア71、72に固定されている。キャリア71
は、半径方向幅の比較的小さい環状板で形成されてい
る。キャリア72は、キャリア71よりも外径が大き
く、次のように構成されている。
【0025】キャリア72の外周部は、多板クラッチ3
の最も端壁10側の第2摩擦板18に当接している。キ
ャリア72の外周には、第1筒部23の内周の軸方向溝
に係合する爪が設けてある。又、第1筒部23の先端部
内周には、キャリア72が第2摩擦板18から離れる方
向に移動することを防止するスナップリング73が取り
付けてある。
【0026】キャリア72の半径方向中間部は、スラス
ト軸受75を介してスプラインハブ65の半径方向中間
部76に軸方向に当接している。スプラインハブ65の
筒状内周部77は、キャリア72と反対側の端面が、ス
ラストワッシャ78を介してハウジング組立体7の筒状
部56の先端面に当接している。
【0027】スラストワッシャ78は、筒状内周部77
と筒状部56との間を半径方向に延びる支持部78a
と、それよりも外方へ突出した環状の延長部を備えてお
り、この延長部が案内部80を構成している。案内部8
0はキャリア72の中間部76との間に環状の空間81
を形成しており、又、半径方向外方へゆくに連れて後述
する油孔82の端壁10側の縁に接近するように多少傾
斜している。また、支持部78aの内周縁にはスプライ
ンハブ65から離れる方向に延びる円筒部78bが形成
されている。円筒部78bは軸受11のアウターレース
の外周面に当接している。
【0028】油孔82は、空間81の外周を囲むスプラ
インハブ65の第2筒状部69に設けてあり、より具体
的には、円周方向に間隔を隔てた複数箇所に設けられ、
第2筒状部69の外周の軸方向溝と空間81とを半径方
向につないでいる。又、前記スプラインハブ65の内周
部77の先端面には、その半径方向内側の空間83を空
間81につなぐ複数の溝77a(油路)が形成されてい
る。空間83は出力軸2の筒状部79に設けた油路8
4、85と、その内側の隙間などを介して、前述の油路
46(図1)に連通している。
【0029】前述のピニオンシャフト70は、キャリア
72に対しては、キャリア72に設けた円形孔にピニオ
ンシャフト70の円柱状端部を嵌めて、かしめることに
よりにより固定されているが、図示の実施例では、ピニ
オンシャフト70とキャリア71との取付構造に次のよ
うな工夫が凝らしてある。図6は、ピニオンシャフト7
0とキャリア71とを分解状態で示しており、図7は、
図6のVII −VII 矢視図である。これらの図において、
ピニオンシャフト70は円柱形状であり、円形の断面を
有し外周面91を有している。ピニンオンシャフト70
の先端は外周の一部が切り欠かれており、半円形あるい
は「D」形に近い断面形状を有している。別の表現を用
いると、ピニオンシャフト70の先端には一部が直線に
切り欠かれた突出部101が形成されている。突出部1
01の外周面は部分円筒面89と平坦面90(回り止め
部)とで形成されている。部分円筒面89は、断面にお
いて、180度よりも大きい角度範囲にわたって円形に
延びている。ピニオンシャフト70の先端で突出部10
1が設けられていない部分は、先端面92となってい
る。
【0030】キャリア71には、ピニオンシャフト74
の先端が回り止めされて取り付けられる取付孔100が
形成されている。取付孔100は、底部同士が連絡する
第1凹部95と第2凹部96により形成されている。第
1凹部95と第2凹部96は形状が異なり位置もずれて
いるため、取付孔100は段差部を有する孔となってい
る。第1凹部95は、キャリア71の一方の表面(第1
面87)に形成され、第2凹部96は他方の表面(第2
面88)に形成されている。
【0031】第1凹部95は平面視でほぼ長方形であ
り、ピニオンシャフト70の突出部101の平坦面90
が当接する平坦な回り止め面97を有している。なお、
ピニオンシャフト70がキャリア71に係合した状態
で、第1凹部95の内周壁面とピニオンシャフト70の
部分円筒面89との間には隙間が確保されている。第2
凹部96は、キャリア71の第2面88側(ピニオンシ
ャフト70側)に形成されている。第2凹部96は平面
視で円形であり、ピニオンシャフト70の外周面91と
ほぼ同径である。第2凹部96は一部が第1凹部95に
重なり合っている。第1凹部95と第2凹部96の重な
り合った部分はキャリア71を軸方向に貫通している。
重なり合っていない部分には、それぞれの底部が形成さ
れている。第2凹部96の底面93は、ピニオンシャフ
ト70の先端面92に形状及び位置が対応している。す
なわち、第2凹部96において第1凹部95に連絡され
た貫通部分は平面視でピニオンシャフト70の突出部1
01の「D」型形状に対応している。
【0032】このような構造のキャリア71は、次のよ
うにして加工される。まず、プレス加工によりキャリア
71の第2凹部96以外の部分を所定の寸法形状に仕上
げる。このプレス加工により第1凹部95は、第1面8
7に窪みとして形成する。次に、第2面88にフライス
加工を施し、第1凹部95の底に達するまで円形の第2
凹部96を形成する。このようにして、取付孔100が
形成される。このようにして形成された取付孔100に
対して、組立作業において、ピニオンシャフト70を上
述の位置関係ではめ込み、かしめにより固定する。
【0033】ピニオンシャフト70はキャリア71の第
2面88側から接近させる。突出部101は第2凹部9
6を通り、さらに第1凹部95内に挿入される。図6の
2点鎖線で示す挿入状態で、突出部101の平坦面90
は第2凹部95の回り止め面97に当接している。ま
た、ピニオンシャフト70の外周面91は第2凹部96
の内周面96aに当接し、先端面92は底面93に当接
している。
【0034】ピニオンシャフト70は円柱部分が第2凹
部96に隙間無く挿入されることによりキャリア71に
対して移動不能であり、平坦面90が回り止め面97に
当接することでキャリア71に相対回転不能になってい
る。さらに、ピニオンシャフト70は先端面92が底面
93に当接することで、キャリア71に対して軸方向に
位置決めされている。
【0035】次に動作を説明する。図1において、油路
32から作動油を供給して作動油室30を加圧すると、
プレッシャープレート28が第1及び第2摩擦板17、
18を互いに圧接させ、多板クラッチ3が接続する。こ
の状態では、入力軸1から入力部組立体15に伝わった
トルクが、第1及び第2摩擦板17、18を介して出力
部材16に伝わり、更に出力部材16から出力軸2へ伝
わる。
【0036】作動油室30の圧力を解放すると、リター
ンばね36がプレッシャープレート28を端壁9側へ押
し戻し、第1及び第2摩擦板17、18が圧接状態から
解放され、多板クラッチ3が遮断される。この状態で
も、入力軸1から入力部組立体15に伝わったトルク
は、図5に示す入力部組立体15の第1筒部23からキ
ャリア72に伝わる。
【0037】図5の多板クラッチ6では、作動油室57
を作動油により加圧することにより、ピストンプレート
55が第1及び第2フリクションプレート50、51を
互いに圧接させる。このようにして多板クラッチ6が接
続した状態では、スプラインハブ65が外周壁52に固
定される。従って、ピニオン66、67やキャリア7
1、72からなるピニオン組立体は、入力部組立体15
とともに回転し、入力部組立体15のトルクがキャリヤ
72からピニオン67を経て出力軸2へ伝わる。
【0038】上述の動作において、図1の油路44から
図2の油路46を経て環状空間45へ潤滑油が供給され
る。この潤滑油は、遠心力によりスラスト軸受43と出
力部材16との間の溝43aを通過して空間47へ流入
し、更に、第2筒部25の内周に達し、そこから油孔4
8を通って第1及び第2摩擦板17、18の表面に達す
る。これにより、第1及び第2摩擦板17、18の表面
の過熱や異常磨耗が防止される。第1及び第2摩擦板1
7、18の表面を流れた潤滑油は、その外側の油孔49
を通って更に外方へ排出される。
【0039】この潤滑動作において、空間47を半径方
向外方へ流れる潤滑油は、ばね保持部材35のガイド部
41に案内されて油孔48へ集中的に流入する。従っ
て、油孔48へ流入する潤滑油の量を増加させ、第1及
び第2摩擦板17、18の表面を効果的に潤滑できる。
図5の多板クラッチ6においても、第1及び第2フリク
ションプレート50、51が以下のように効果的に潤滑
される。前述の油路46(図2)から供給された潤滑油
の一部は、入力軸1の先端部と出力軸2の先端筒状部7
9との間の隙間を通って筒状部79の内側の空間に流入
し、その一部が、筒状部79に設けた油路85を通っ
て、ピニオン66、67等に達し、それらを潤滑する。
【0040】又、筒状部79の内側の潤滑油は、筒状部
79に設けた油路84を通って軸受11の近傍の空間8
3にも達し、そこから、内周部77の間の溝77aを通
って空間81に流入する。空間81内の潤滑油は案内部
80に案内されて油路82に効率よく流入し、そこから
第1及び第2フリクションプレート50、51の表面に
流れてそれらを潤滑する。このように案内部80が潤滑
油を油路82に集中的に供給するので、第1及び第2フ
リクションプレート50、51の過熱や異常磨耗が効果
的に防止される。
【0041】上述の実施例では、図3の如く、ガイド部
41をばね保持部材35の外周の円周方向に間隔を隔て
た複数箇所に設けたが、これに代えて、図8の如く、ガ
イド部41をばね保持部材35の全周にわたって連続的
に設けることもできる。この場合には、図3のスプリン
グ保持用の湾曲部40に代えて、円周方向に間隔を隔て
た複数箇所に突起98をプレス加工により形成する。
【0042】以上に説明したように本発明では、ばね保
持部材35に形成したガイド部41により多板クラッチ
3の第1及び第2摩擦板17、18へ潤滑油を効果的に
誘導できるようにしたので、第1及び第2摩擦板17、
18の潤滑効果を充分に高めることができる。又、スラ
ストワッシャ78に形成した案内部80により多板クラ
ッチ6の第1及び第2フリクションプレート50、51
へ潤滑油を効果的に誘導できるようにしたので、第1及
び第2フリクションプレート50、51の潤滑効果を充
分に高めることができる。しかもいずれの場合でも、潤
滑油を誘導するための部材として専用の部材を必要とせ
ず、ばね保持部材35やスラストワッシャ78を利用す
るので、構造が複雑化することはない。
【0043】以上常説明したように本発明では、ピニオ
ンシャフト70に形成した平坦面90(回り止め部)に
係合する回り止め面97を有する取付孔100(第1凹
部95と第2凹部96)をプレス加工と切削加工により
形成している。従って所定の回り止め機能や位置決め機
能を有する取付孔100を備えたキャリア71を、従来
のように鋳造で形成する場合に比べ、簡単な方法で得ら
れる。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る多板クラッチでは、従来よ
りある部品の一部を用いてクラッチ部分への潤滑油を誘
導している。その結果、簡単な構造でクラッチ部分の潤
滑効果が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例を採用した変速機の断面図であ
る。
【図2】図1の拡大部分図である。
【図3】図2のスプリングリテーナの平面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図1の拡大部分図である。
【図6】図1のピニオンシャフトとキャリアを分解状態
で示す断面図である。
【図7】図6のVII −VII 矢視図である。
【図8】別の実施例のスプリングリテーナの平面図であ
る。
【図9】図8のIX−IX断面図である。
【符号の説明】
1 入力軸1 2 出力軸2 3 多板クラッチ 6 多板クラッチ 7 ハウジング組立体(第1構成要素) 15 入力部組立体(第1部材) 16 出力部材(第2部材) 17 第1摩擦板 18 第2摩擦板 23 第1筒部 25 第2筒部 26 環状部26 28 プレッシャープレート 35 ばね保持部材 36 リターンばね 39 ばね受け部 41 ガイド部 45 環状空間 47 空間 48 油孔 50 第1フリクションプレート 51 第2フリクションプレート 52 外周壁(第1筒状部) 55 ピストンプレート 60 スプリングリテーナ 62 リターンスプリング 65 スプラインハブ(第2構成要素) 69 第2筒状部 70 ピニオンシャフト 71 キャリア 77a 溝(油路) 78 スラストワッシャ 78a 支持部 80 案内部 81 空間 82 油路 83 空間 95 第1凹部 96 第2凹部 100 取付孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周側から潤滑油が供給される多板クラッ
    チであって、 第1筒部を有する第1部材と、 前記第1部材に相対回転自在に配置され、前記第1筒部
    の内周側に同心に配置され半径方向に貫通する孔が形成
    された第2筒部を有する第2部材と、 前記第1及び第2筒部に相対回転可能に、かつ、軸方向
    に移動自在にそれぞれ係合し、前記第1及び第2筒部の
    間に軸方向に交互に配置された第1及び第2摩擦板と、 油圧により前記第1及び第2摩擦板を圧接させるための
    プレッシャープレートと、 前記プレッシャープレートに前記第1及び第2摩擦板か
    ら離れる方向に付勢力を与えるためのリターンばねと、 前記第2筒部の内周側に配置され、前記リターンばねを
    支持するばね受け部と、前記第2筒部の内周側に潤滑油
    を誘導するためのガイド部とを有するばね保持部材と、
    を備えた多板クラッチ。
  2. 【請求項2】内周側から潤滑油が供給される多板クラッ
    チであって、 第1筒状部を有する第1構成要素と、 前記第1構成要素に相対回転自在に配置され、前記第1
    筒状部の内周側に同心に配置され半径方向に貫通する孔
    が形成された第2筒状部を有する第2構成要素と、 前記第1及び第2筒状部に相対回転転可能に、かつ、軸
    方向に移動自在にそれぞれ係合し、前記第1及び第2筒
    状部の間に軸方向に交互に配置された第1及び第2フリ
    クションプレートと、 油圧により前記第1及び第2フリクションプレートを圧
    接させるためのピストンと、 前記ピストンに前記第1及び第2フリクションプレート
    から離れる方向に付勢力を与えるためのリターンスプリ
    ングと、 前記第1回転部材及び前記第2回転部材の一方に固定さ
    れ、前記リターンスプリングを支持するスプリングリテ
    ーナとを備え、 前記第2筒状部の内周側で前記第1構成要素と前記第2
    構成要素の軸方向対向部間には半径方向に潤滑油が移動
    可能な油路が形成されており、 前記軸方向対向部間に配置された支持部と、前記油路を
    通る潤滑油を前記第2筒状部の内周側に誘導するための
    案内部とを有するスラストワッシャをさらに備えてい
    る、多板クラッチ。
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