JPH10252176A - 騒音防止方法 - Google Patents
騒音防止方法Info
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- JPH10252176A JPH10252176A JP9061122A JP6112297A JPH10252176A JP H10252176 A JPH10252176 A JP H10252176A JP 9061122 A JP9061122 A JP 9061122A JP 6112297 A JP6112297 A JP 6112297A JP H10252176 A JPH10252176 A JP H10252176A
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- sound absorption
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- mortar
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- Pending
Links
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Landscapes
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 交通騒音の防止方法に関するものであり、対
象となる構造物の意匠性を損なわず、耐久性，施工性，
経済性に優れた方法を提供する。 【解決手段】 固化後に吸音性を発揮するセラミック系
骨材を含んだモルタル１を建物１０の外壁に吹き付け
る。
象となる構造物の意匠性を損なわず、耐久性，施工性，
経済性に優れた方法を提供する。 【解決手段】 固化後に吸音性を発揮するセラミック系
骨材を含んだモルタル１を建物１０の外壁に吹き付け
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、騒音の防止方法に
係り、特に自動車，列車などが発生する交通騒音の防止
方法に関するものである。交通量が多い道路に面した建
物は騒音対策が強く望まれている。また、鉄道（地下鉄
や新幹線を含む）や高速道路においてもトンネル走行中
の車両騒音をより低減することが必要とされている。
係り、特に自動車，列車などが発生する交通騒音の防止
方法に関するものである。交通量が多い道路に面した建
物は騒音対策が強く望まれている。また、鉄道（地下鉄
や新幹線を含む）や高速道路においてもトンネル走行中
の車両騒音をより低減することが必要とされている。
【０００２】
【従来の技術】従来では、例えばグラスウールと有孔鋼
板を組み合わせた吸音パネルを建物の外壁やトンネルの
内壁に貼り付け、各種の騒音を防止することが行われて
いた。
板を組み合わせた吸音パネルを建物の外壁やトンネルの
内壁に貼り付け、各種の騒音を防止することが行われて
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、耐久性の面か
らグラスウールは風に弱く、鋼板は錆びやすい。また、
性能の面からグラスウールは水分を含むと大幅に機能が
低下する。このため、上記の吸音パネルは耐久性と吸音
性能が低いとの課題がある。また、壁面に平面パネルが
貼り付けられるので、凹凸壁や曲面壁には充分に対応で
きないものであり、吸音パネルの取付工事を実施した場
合には前記凹凸壁や局面壁の意匠性が著しく損なわれる
ことがある。
らグラスウールは風に弱く、鋼板は錆びやすい。また、
性能の面からグラスウールは水分を含むと大幅に機能が
低下する。このため、上記の吸音パネルは耐久性と吸音
性能が低いとの課題がある。また、壁面に平面パネルが
貼り付けられるので、凹凸壁や曲面壁には充分に対応で
きないものであり、吸音パネルの取付工事を実施した場
合には前記凹凸壁や局面壁の意匠性が著しく損なわれる
ことがある。
【０００４】また、吸音パネルはボルト締め等の取付作
業で壁面に取り付けなければならないことから、パネル
貼り付けの作業に時間，費用が費やされる。本発明は上
記従来の事情に鑑みてなされたものであり、その目的
は、対象となる構造物の意匠性を損なわず、しかも耐久
性，施工性，経済性に優れた騒音防止方法を提供するこ
とにある。
業で壁面に取り付けなければならないことから、パネル
貼り付けの作業に時間，費用が費やされる。本発明は上
記従来の事情に鑑みてなされたものであり、その目的
は、対象となる構造物の意匠性を損なわず、しかも耐久
性，施工性，経済性に優れた騒音防止方法を提供するこ
とにある。
【０００５】
・第１発明（図１参照） 固化後に吸音性を発揮するセラミック系骨材を含んだモ
ルタル１を建物１において吸音処理に効果の高い箇所、
例えば高速道路に面した外壁面、また鉄道、道路の高架
床版及び柱部、さらに必要な場合は、屋内であっても吸
音を必要とする箇所に吹き付ける。 ・第２発明（図２参照） 固化後に吸音性を発揮するセラミック系骨材含んだモル
タル１をトンネル１２の内面、例えば壁面、天井面ある
いは床面に吹き付ける。
ルタル１を建物１において吸音処理に効果の高い箇所、
例えば高速道路に面した外壁面、また鉄道、道路の高架
床版及び柱部、さらに必要な場合は、屋内であっても吸
音を必要とする箇所に吹き付ける。 ・第２発明（図２参照） 固化後に吸音性を発揮するセラミック系骨材含んだモル
タル１をトンネル１２の内面、例えば壁面、天井面ある
いは床面に吹き付ける。
【０００６】
・第１の例 図１において、モルタル１が建物１０の外壁に吹き付け
られており、吹き付けられたモルタル１はその後に固化
して吸音性を発揮する。モルタル１は例えば５０ｍｍほ
どの厚さとなるように吹き付けられ、固化すると吸音パ
ネルと同等の吸音性を発揮することとなる。
られており、吹き付けられたモルタル１はその後に固化
して吸音性を発揮する。モルタル１は例えば５０ｍｍほ
どの厚さとなるように吹き付けられ、固化すると吸音パ
ネルと同等の吸音性を発揮することとなる。
【０００７】この吸音性を発揮するモルタル１としては
例えば、セラミック系の骨材と樹脂系繊維をセメント等
で練り混ぜたものが挙げられる。また、吹き付けるモル
タル１の厚みは、より厚くした方がいわゆる低音域部分
である低周波数帯域の吸音をより促進できる。この様
に、吸音すべき周波数帯域に応じて吹き付け調整を行え
ば、より現地の状況に即した吸音環境を提供することが
できる。
例えば、セラミック系の骨材と樹脂系繊維をセメント等
で練り混ぜたものが挙げられる。また、吹き付けるモル
タル１の厚みは、より厚くした方がいわゆる低音域部分
である低周波数帯域の吸音をより促進できる。この様
に、吸音すべき周波数帯域に応じて吹き付け調整を行え
ば、より現地の状況に即した吸音環境を提供することが
できる。
【０００８】尚、ここで、本発明による吸音システムの
概略につき説明すると、図３に示すように、本発明によ
る固化したモルタル１内に入射した、ある音源からの音
波が、前記モルタル１内の粒子間の空気を振動させるこ
とで、音のエネルギーを熱エネルギー（摩擦）に変換
し、吸音するものとされている。そして、音波の入射量
は、 入射量＝反射量＋吸音量 の式で表される。
概略につき説明すると、図３に示すように、本発明によ
る固化したモルタル１内に入射した、ある音源からの音
波が、前記モルタル１内の粒子間の空気を振動させるこ
とで、音のエネルギーを熱エネルギー（摩擦）に変換
し、吸音するものとされている。そして、音波の入射量
は、 入射量＝反射量＋吸音量 の式で表される。
【０００９】ここで、吹き付け材のモルタル１によれ
ば、骨材がセラミック系であることから、前述した吸音
パネルのように錆が発生することがなく、耐候性が高
い。しかも、安価である。また、騒音対策の工事作業が
下地処理とモルタル１の吹き付けのみとなるので、作業
がきわめて容易となる。
ば、骨材がセラミック系であることから、前述した吸音
パネルのように錆が発生することがなく、耐候性が高
い。しかも、安価である。また、騒音対策の工事作業が
下地処理とモルタル１の吹き付けのみとなるので、作業
がきわめて容易となる。
【００１０】したがって、騒音対策工事を迅速に完了す
ることが可能となり、その費用も大幅に削減される。さ
らに、モルタル１が吹き付けられるので、凹凸壁や曲面
壁にそのまま対応でき、建物１０の意匠性を損なうこと
がなく、建物１０の美しさを長期間にわたり維持でき
る。 ・第２の例 図２において、鉄道トンネル１２の内壁にモルタル１が
吹き付けられており、固化したモルタル１は列車が発生
させた騒音を吸収し、その結果、列車内の騒音がかなり
軽減される。
ることが可能となり、その費用も大幅に削減される。さ
らに、モルタル１が吹き付けられるので、凹凸壁や曲面
壁にそのまま対応でき、建物１０の意匠性を損なうこと
がなく、建物１０の美しさを長期間にわたり維持でき
る。 ・第２の例 図２において、鉄道トンネル１２の内壁にモルタル１が
吹き付けられており、固化したモルタル１は列車が発生
させた騒音を吸収し、その結果、列車内の騒音がかなり
軽減される。
【００１１】既存の鉄道トンネルに騒音対策する場合、
工事時間が列車の運行により制限されるが、騒音対策が
吹き付け作業となるので、その工事は円滑にかつ効率良
く行える。
工事時間が列車の運行により制限されるが、騒音対策が
吹き付け作業となるので、その工事は円滑にかつ効率良
く行える。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、対
象となる構造物の意匠性を損なわず、耐久性，施工性，
経済性に優れた方法を提供できる。特に、騒音対策の市
場規模からして本発明の価値はすこぶる高く、国民経済
に対する効果も著しい。
象となる構造物の意匠性を損なわず、耐久性，施工性，
経済性に優れた方法を提供できる。特に、騒音対策の市
場規模からして本発明の価値はすこぶる高く、国民経済
に対する効果も著しい。
【図１】発明の適用例説明図
【図２】発明の適用例説明図
【図３】本発明による吸音システム説明図である。
１ モルタル １０ 建物 １２ トンネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｇ１０Ｋ 11/162 (72)発明者 平間 昭信 東京都千代田区三番町２番地 飛島建設株 式会社内 (72)発明者 岩城 圭介 東京都千代田区三番町２番地 飛島建設株 式会社内 (72)発明者 小林 真人 東京都千代田区三番町２番地 飛島建設株 式会社内 (72)発明者 板野 直文 東京都北区王子５−16−７ 日本特殊塗料 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 固化後に吸音性を発揮するセラミック系
骨材を含んだモルタル（１）を建物（１０）における吸
音処理に効果の高い箇所に吹き付ける、ことを特徴とし
た騒音防止方法。 - 【請求項２】 固化後に吸音性を発揮するセラミック系
骨材を含んだモルタル（１）をトンネル（１２）の内面
に吹き付ける、ことを特徴とした騒音防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9061122A JPH10252176A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 騒音防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9061122A JPH10252176A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 騒音防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10252176A true JPH10252176A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13161967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9061122A Pending JPH10252176A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 騒音防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10252176A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001061117A3 (en) * | 2000-02-15 | 2002-02-28 | Acoustics Res Limite | Sound reduction system and method |
| JP2005179930A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Nippon Steel Metal Prod Co Ltd | 防音壁背面への吸音パネルの取付け構造および道路構造 |
| JP2014163182A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Taisei Corp | 多孔質型吸音体 |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP9061122A patent/JPH10252176A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001061117A3 (en) * | 2000-02-15 | 2002-02-28 | Acoustics Res Limite | Sound reduction system and method |
| GB2359569B (en) * | 2000-02-15 | 2004-06-09 | Acoustic Res Technology Ltd | Building having a sound reduction system |
| JP2005179930A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Nippon Steel Metal Prod Co Ltd | 防音壁背面への吸音パネルの取付け構造および道路構造 |
| JP2014163182A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Taisei Corp | 多孔質型吸音体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011218 |