JPH10252026A - 耐蝕性に優れたアルミニウム高欄及びその製造方法 - Google Patents
耐蝕性に優れたアルミニウム高欄及びその製造方法Info
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- JPH10252026A JPH10252026A JP5663597A JP5663597A JPH10252026A JP H10252026 A JPH10252026 A JP H10252026A JP 5663597 A JP5663597 A JP 5663597A JP 5663597 A JP5663597 A JP 5663597A JP H10252026 A JPH10252026 A JP H10252026A
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- aluminum
- metal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐蝕性に優れ、その結果として耐久性に優れ
て長期間にわたってメンテナンスフリーで使用すること
ができるアルミニウム高欄及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 アルミニウム又はアルミニウム合金から
なるアルミ金属で形成されたアルミ構成部材と、このア
ルミ構成部材より電位的に貴であって耐蝕性に優れたス
テンレス鋼で形成されたSUS構成部材とで構成された
アルミニウム高欄であり、少なくとも上記アルミ構成部
材と接するSUS構成部材の接触面には、上記アルミ金
属又はアルミ金属との接触電位差の小さい金属からなる
被覆金属で形成された防蝕被覆層を設けた、耐蝕性に優
れたアルミニウム高欄である。また、このような防蝕被
覆層を形成する点に特徴を有するアルミニウム高欄の製
造方法である。
て長期間にわたってメンテナンスフリーで使用すること
ができるアルミニウム高欄及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 アルミニウム又はアルミニウム合金から
なるアルミ金属で形成されたアルミ構成部材と、このア
ルミ構成部材より電位的に貴であって耐蝕性に優れたス
テンレス鋼で形成されたSUS構成部材とで構成された
アルミニウム高欄であり、少なくとも上記アルミ構成部
材と接するSUS構成部材の接触面には、上記アルミ金
属又はアルミ金属との接触電位差の小さい金属からなる
被覆金属で形成された防蝕被覆層を設けた、耐蝕性に優
れたアルミニウム高欄である。また、このような防蝕被
覆層を形成する点に特徴を有するアルミニウム高欄の製
造方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、その主たる構成
部材がアルミニウム又はアルミニウム合金からなるアル
ミ金属で形成されているアルミニウム高欄及びその製造
方法に関する。
部材がアルミニウム又はアルミニウム合金からなるアル
ミ金属で形成されているアルミニウム高欄及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムやアルミニウム合金は、そ
の表面の美しさに加えて、加工性や成形性に優れてお
り、しかも、その表面に酸化皮膜が形成されると優れた
耐蝕性も付与されることから、アルミニウム高欄とし
て、海岸や河岸等の遊歩道、道路や鉄道等の歩道橋、河
川等の橋、ダム等において、手摺りや柵体として頻繁に
使用されている。
の表面の美しさに加えて、加工性や成形性に優れてお
り、しかも、その表面に酸化皮膜が形成されると優れた
耐蝕性も付与されることから、アルミニウム高欄とし
て、海岸や河岸等の遊歩道、道路や鉄道等の歩道橋、河
川等の橋、ダム等において、手摺りや柵体として頻繁に
使用されている。
【0003】そして、このようなアルミニウム高欄の地
覆部への固定方法としては、例えば、アルミ金属製の
高欄支柱の底部にベースアングルを取り付け、このベー
スアングルと共に高欄支柱の底部をコンクリート地覆部
中に埋め込む底部埋設固定方法、コンクリート地覆部
中から亜鉛メッキ鋼又はステンレス鋼製のアンカーボル
トを立ち上げ、このアンカーボルトに亜鉛メッキ鋼又は
ステンレス鋼製でフランジを備えたベースポストを固定
し、このベースポストに高欄支柱を取り付けるベースポ
スト固定方法、コンクリート地覆部中から亜鉛メッキ
鋼又はステンレス鋼製のアンカーボルトを立ち上げ、こ
のアンカーボルトに直接高欄支柱を固定するアンカーボ
ルト固定方法、等が知られており、アルミニウム高欄が
取り付けられる環境、特に腐蝕に対する環境を考慮して
これらの固定方法のいずれかが採用されている。
覆部への固定方法としては、例えば、アルミ金属製の
高欄支柱の底部にベースアングルを取り付け、このベー
スアングルと共に高欄支柱の底部をコンクリート地覆部
中に埋め込む底部埋設固定方法、コンクリート地覆部
中から亜鉛メッキ鋼又はステンレス鋼製のアンカーボル
トを立ち上げ、このアンカーボルトに亜鉛メッキ鋼又は
ステンレス鋼製でフランジを備えたベースポストを固定
し、このベースポストに高欄支柱を取り付けるベースポ
スト固定方法、コンクリート地覆部中から亜鉛メッキ
鋼又はステンレス鋼製のアンカーボルトを立ち上げ、こ
のアンカーボルトに直接高欄支柱を固定するアンカーボ
ルト固定方法、等が知られており、アルミニウム高欄が
取り付けられる環境、特に腐蝕に対する環境を考慮して
これらの固定方法のいずれかが採用されている。
【0004】これらの固定方法のうち、特にのベース
ポスト固定方法は、それがコンクリート地覆部に直接に
接する亜鉛メッキ鋼又はステンレス鋼製のアンカーボル
トとアルミ金属製の高欄支柱との間に亜鉛メッキ鋼又は
ステンレス鋼製のベースポストが存在し、比較的耐蝕性
に優れた固定構造となっていることから、一般的なコン
クリート地覆部に対する取付部に限らず、歩道橋の鋼製
桁への取付部や、例えば満潮時に海水に浸漬される等の
極めて過酷な条件下で使用されるアルミニウム高欄の取
付部にも採用されている。
ポスト固定方法は、それがコンクリート地覆部に直接に
接する亜鉛メッキ鋼又はステンレス鋼製のアンカーボル
トとアルミ金属製の高欄支柱との間に亜鉛メッキ鋼又は
ステンレス鋼製のベースポストが存在し、比較的耐蝕性
に優れた固定構造となっていることから、一般的なコン
クリート地覆部に対する取付部に限らず、歩道橋の鋼製
桁への取付部や、例えば満潮時に海水に浸漬される等の
極めて過酷な条件下で使用されるアルミニウム高欄の取
付部にも採用されている。
【0005】しかしながら、このようなベースポスト固
定方法においては、そのアンカーボルトやベースポスト
が亜鉛メッキ鋼で形成されていると、ベースポストとア
ルミ金属製の高欄支柱との結合部においては高欄支柱側
の耐蝕性が良好に維持されるものの、この亜鉛メッキ鋼
を構成する鋼材(例えば、SS400)それ自体の耐蝕
性が劣り、しかも、鋼材上に被覆してある亜鉛メッキ層
はこの亜鉛メッキ層から鋼材に供給される防蝕電流が大
きくてその寿命が比較的短い。
定方法においては、そのアンカーボルトやベースポスト
が亜鉛メッキ鋼で形成されていると、ベースポストとア
ルミ金属製の高欄支柱との結合部においては高欄支柱側
の耐蝕性が良好に維持されるものの、この亜鉛メッキ鋼
を構成する鋼材(例えば、SS400)それ自体の耐蝕
性が劣り、しかも、鋼材上に被覆してある亜鉛メッキ層
はこの亜鉛メッキ層から鋼材に供給される防蝕電流が大
きくてその寿命が比較的短い。
【0006】このため、この亜鉛メッキ鋼における亜鉛
メッキ層が腐蝕して犠牲陽極効果が失われると、こんど
は鋼材の腐蝕が始まり、この鋼材を防蝕するために高欄
支柱を形成するアルミ金属が侵されることになり、結果
としてアルミニウム高欄の寿命は亜鉛メッキ鋼で形成さ
れたアンカーボルトやベースポストに依存することにな
ってその寿命が比較的短いという問題があった。
メッキ層が腐蝕して犠牲陽極効果が失われると、こんど
は鋼材の腐蝕が始まり、この鋼材を防蝕するために高欄
支柱を形成するアルミ金属が侵されることになり、結果
としてアルミニウム高欄の寿命は亜鉛メッキ鋼で形成さ
れたアンカーボルトやベースポストに依存することにな
ってその寿命が比較的短いという問題があった。
【0007】また、アンカーボルトやベースポストをS
US304等のステンレス鋼で形成すると、これらアン
カーボルトやベースポストそれ自体の耐蝕性は著しく向
上して寿命も顕著に延びるものの、このステンレス鋼製
のベースポストとアルミ金属製の高欄支柱との結合部に
水や海水等が侵入すると、この異種金属接合部に接触電
池(ガルバニック電池)が形成され、アルミ金属製の高
欄支柱側が侵され、この場合もアルミニウム高欄の寿命
を十分に満足できる程度にまで延ばすことは難しい。
US304等のステンレス鋼で形成すると、これらアン
カーボルトやベースポストそれ自体の耐蝕性は著しく向
上して寿命も顕著に延びるものの、このステンレス鋼製
のベースポストとアルミ金属製の高欄支柱との結合部に
水や海水等が侵入すると、この異種金属接合部に接触電
池(ガルバニック電池)が形成され、アルミ金属製の高
欄支柱側が侵され、この場合もアルミニウム高欄の寿命
を十分に満足できる程度にまで延ばすことは難しい。
【0008】そこで、これらステンレス鋼とアルミ金属
との間の接触腐蝕を防止するための対策として、亜鉛末
とクロム酸とを含む化成処理(例えば、ダクロ処理)や
アルミニウム粉末と有機塗料による防蝕被覆処理(例え
ば、サーマガード処理)等が提案されている。
との間の接触腐蝕を防止するための対策として、亜鉛末
とクロム酸とを含む化成処理(例えば、ダクロ処理)や
アルミニウム粉末と有機塗料による防蝕被覆処理(例え
ば、サーマガード処理)等が提案されている。
【0009】しかしながら、これらの防蝕処理において
も、例えば満潮時に海水に浸漬される等の極めて過酷な
条件下に晒されるアルミニウム高欄の取付部等において
は、腐蝕環境があまりにも過酷であるために、クロム酸
が溶出してバインダー作用や腐蝕抑制作用が早期に失わ
れたり、ステンレス鋼と防蝕被覆層との間に水や電解質
が進入するとその部分で発錆が始まって防蝕被覆層が剥
離して防蝕抑制作用が失われ、いずれにしても長期間に
わたって防蝕効果を期待するまでには至っておらず、よ
り一層の耐蝕性の改善が要請されている。
も、例えば満潮時に海水に浸漬される等の極めて過酷な
条件下に晒されるアルミニウム高欄の取付部等において
は、腐蝕環境があまりにも過酷であるために、クロム酸
が溶出してバインダー作用や腐蝕抑制作用が早期に失わ
れたり、ステンレス鋼と防蝕被覆層との間に水や電解質
が進入するとその部分で発錆が始まって防蝕被覆層が剥
離して防蝕抑制作用が失われ、いずれにしても長期間に
わたって防蝕効果を期待するまでには至っておらず、よ
り一層の耐蝕性の改善が要請されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
例えば満潮時に海水に浸漬される等の極めて過酷な条件
下でも優れた耐蝕性を示し、長期にわたって腐蝕される
ことがなく、優れた耐久性を発揮するアルミニウム高欄
について鋭意研究を重ねた結果、アルミニウム高欄の構
成部材をアルミニウム又はアルミニウム合金からなるア
ルミ金属で形成されたアルミ構成部材と、このアルミ構
成部材より電位的に貴であって耐蝕性に優れたステンレ
ス鋼で形成されたSUS構成部材とで構成し、アルミ構
成部材が接するSUS構成部材の接触面にはアルミ金属
又はアルミ金属との接触電位差の小さい金属からなる被
覆金属で形成された防蝕被覆層を設けることにより、ア
ルミ金属製のアルミ構成部材の耐蝕性が顕著に向上し、
これによってアルミニウム高欄の寿命が顕著に延びるこ
とを見出し、本発明を完成した。
例えば満潮時に海水に浸漬される等の極めて過酷な条件
下でも優れた耐蝕性を示し、長期にわたって腐蝕される
ことがなく、優れた耐久性を発揮するアルミニウム高欄
について鋭意研究を重ねた結果、アルミニウム高欄の構
成部材をアルミニウム又はアルミニウム合金からなるア
ルミ金属で形成されたアルミ構成部材と、このアルミ構
成部材より電位的に貴であって耐蝕性に優れたステンレ
ス鋼で形成されたSUS構成部材とで構成し、アルミ構
成部材が接するSUS構成部材の接触面にはアルミ金属
又はアルミ金属との接触電位差の小さい金属からなる被
覆金属で形成された防蝕被覆層を設けることにより、ア
ルミ金属製のアルミ構成部材の耐蝕性が顕著に向上し、
これによってアルミニウム高欄の寿命が顕著に延びるこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0011】従って、本発明の目的は、耐蝕性に優れ、
その結果として耐久性に優れて長期間にわたってメンテ
ナンスフリーで使用することができるアルミニウム高欄
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、こ
のように耐蝕性及び耐久性に優れて長期間にわたってメ
ンテナンスフリーで使用することができるアルミニウム
高欄の製造方法を提供することにある。
その結果として耐久性に優れて長期間にわたってメンテ
ナンスフリーで使用することができるアルミニウム高欄
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、こ
のように耐蝕性及び耐久性に優れて長期間にわたってメ
ンテナンスフリーで使用することができるアルミニウム
高欄の製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ア
ルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミ金属で
形成されたアルミ構成部材と、このアルミ構成部材より
電位的に貴であって耐蝕性に優れたステンレス鋼で形成
されたSUS構成部材とで構成されたアルミニウム高欄
であり、少なくとも上記アルミ構成部材と接するSUS
構成部材の接触面には、上記アルミ金属又はアルミ金属
との接触電位差の小さい金属からなる被覆金属で形成さ
れた防蝕被覆層を設けた、耐蝕性に優れたアルミニウム
高欄である。
ルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミ金属で
形成されたアルミ構成部材と、このアルミ構成部材より
電位的に貴であって耐蝕性に優れたステンレス鋼で形成
されたSUS構成部材とで構成されたアルミニウム高欄
であり、少なくとも上記アルミ構成部材と接するSUS
構成部材の接触面には、上記アルミ金属又はアルミ金属
との接触電位差の小さい金属からなる被覆金属で形成さ
れた防蝕被覆層を設けた、耐蝕性に優れたアルミニウム
高欄である。
【0013】また、本発明は、このような耐蝕性に優れ
たアルミニウム高欄の製造方法であって、少なくともア
ルミ構成部材と接するSUS構成部材の接触面には、例
えば溶融メッキ処理又は溶射処理によって、アルミ金属
又はアルミ金属との接触電位差の小さい金属からなる被
覆金属により防蝕被覆層を形成する、アルミニウム高欄
の製造方法である。
たアルミニウム高欄の製造方法であって、少なくともア
ルミ構成部材と接するSUS構成部材の接触面には、例
えば溶融メッキ処理又は溶射処理によって、アルミ金属
又はアルミ金属との接触電位差の小さい金属からなる被
覆金属により防蝕被覆層を形成する、アルミニウム高欄
の製造方法である。
【0014】本発明において、アルミニウム高欄を構成
するアルミ構成部材は、アルミニウム又はアルミニウム
合金からなるアルミ金属で形成された構成部材であり、
具体的には高欄支柱、この高欄支柱の上端間に架設され
る手摺り部、これら高欄支柱と手摺り部とが仕切る空間
に横方向に架設される横桟、高欄支柱と手摺り部とが仕
切る空間に縦方向に架設されるバラスター等が挙げら
れ、また、アルミニウム高欄を構成するSUS構成部材
としては、典型的にはベースポスト固定方法におけるア
ンカーボルト及びベースポストや、アンカーボルト固定
方法におけるアンカーボルト等が挙げられる。
するアルミ構成部材は、アルミニウム又はアルミニウム
合金からなるアルミ金属で形成された構成部材であり、
具体的には高欄支柱、この高欄支柱の上端間に架設され
る手摺り部、これら高欄支柱と手摺り部とが仕切る空間
に横方向に架設される横桟、高欄支柱と手摺り部とが仕
切る空間に縦方向に架設されるバラスター等が挙げら
れ、また、アルミニウム高欄を構成するSUS構成部材
としては、典型的にはベースポスト固定方法におけるア
ンカーボルト及びベースポストや、アンカーボルト固定
方法におけるアンカーボルト等が挙げられる。
【0015】本発明においては、少なくとも上記アルミ
構成部材と接するSUS構成部材の接触面には、アルミ
構成部材を形成するアルミ金属あるいはこのアルミ金属
と接触電位差の小さい金属からなる被覆金属で形成され
た防蝕被覆層が設けられ、これによってこれらアルミ構
成部材とSUS構成部材とが防蝕被覆層を介して接触す
るようになっている。
構成部材と接するSUS構成部材の接触面には、アルミ
構成部材を形成するアルミ金属あるいはこのアルミ金属
と接触電位差の小さい金属からなる被覆金属で形成され
た防蝕被覆層が設けられ、これによってこれらアルミ構
成部材とSUS構成部材とが防蝕被覆層を介して接触す
るようになっている。
【0016】この防蝕被覆層を形成する被覆金属として
は、それがアルミ構成部材を形成するアルミ金属と電位
的に同じかあるいは接触電位差が極めて小さい電位的に
同等であるものがよく、具体的にはアルミ金属そのもの
であるアルミニウムやアルミニウム合金、亜鉛、更には
これらの金属の混合物やシリコン混合物等が挙げられ
る。
は、それがアルミ構成部材を形成するアルミ金属と電位
的に同じかあるいは接触電位差が極めて小さい電位的に
同等であるものがよく、具体的にはアルミ金属そのもの
であるアルミニウムやアルミニウム合金、亜鉛、更には
これらの金属の混合物やシリコン混合物等が挙げられ
る。
【0017】そして、SUS構成部材の接触面に形成さ
れる防蝕被覆層の目付量は、SUS構成部材を形成する
ステンレス鋼の種類や被覆金属の種類によっても異なる
が、通常100g/m2 以上、好ましくは100〜80
0g/m2 、より好ましくは200〜800g/m2 で
ある必要がある。
れる防蝕被覆層の目付量は、SUS構成部材を形成する
ステンレス鋼の種類や被覆金属の種類によっても異なる
が、通常100g/m2 以上、好ましくは100〜80
0g/m2 、より好ましくは200〜800g/m2 で
ある必要がある。
【0018】また、SUS構成部材の接触面に被覆金属
の防蝕被覆層を設ける方法については、SUS構成部材
の表面に均一で強固に固着した被覆金属の防蝕被覆層を
設けることができれば特に制限されるものではなく、例
えば被覆金属の溶融メッキ処理や溶射処理が挙げられ
る。
の防蝕被覆層を設ける方法については、SUS構成部材
の表面に均一で強固に固着した被覆金属の防蝕被覆層を
設けることができれば特に制限されるものではなく、例
えば被覆金属の溶融メッキ処理や溶射処理が挙げられ
る。
【0019】被覆金属の溶融メッキ処理は、例えばステ
ンレス鋼上の不動態皮膜を除去するために、ショットブ
ラスト処理後、塩化亜鉛アンモニウム錯塩フラックスへ
の浸漬処理を行い、更に浴温450℃の亜鉛メッキ浴中
に浸漬する等のようにして行われ、また、被覆金属の溶
射処理は、例えばショッシブラスト処理後、ガス式金属
ワイヤー溶射機等を用いて素材上に所定の膜厚で吹付け
処理を行う等のようにして行われる。
ンレス鋼上の不動態皮膜を除去するために、ショットブ
ラスト処理後、塩化亜鉛アンモニウム錯塩フラックスへ
の浸漬処理を行い、更に浴温450℃の亜鉛メッキ浴中
に浸漬する等のようにして行われ、また、被覆金属の溶
射処理は、例えばショッシブラスト処理後、ガス式金属
ワイヤー溶射機等を用いて素材上に所定の膜厚で吹付け
処理を行う等のようにして行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係るアルミニウム
高欄が示されている。このアルミニウム高欄は、コンク
リート地覆部9から立ち上げられたステンレス鋼製のア
ンカーボルト(SUS構成部材)1と、ステンレス鋼製
のナット(SUS構成部材)1aによって上記アンカー
ボルト1に固定されるフランジ部2aを有すると共にこ
のフランジ部2aに立設された連結部2bを有するステ
ンレス鋼製のベースポスト(SUS構成部材)2と、こ
のベースポスト2の連結部2bに所定の隙間を維持して
ステンレス鋼製のボルトナット(SUS構成部材)3で
連結されたアルミ金属製の高欄支柱(アルミ構成部材)
4と、この高欄支柱3に取り付けられたアルミ金属製の
手摺り部(アルミ構成部材)5、アルミ金属製のL型金
具(アルミ構成部材)8を介してステンレス鋼製のボル
トナット(SUS構成部材)3で取り付けられた横桟
(アルミ構成部材)6、上記手摺り部5とこの横桟6と
の間に架設されたバラスター(アルミ構成部材)7等と
で構成されている。
高欄が示されている。このアルミニウム高欄は、コンク
リート地覆部9から立ち上げられたステンレス鋼製のア
ンカーボルト(SUS構成部材)1と、ステンレス鋼製
のナット(SUS構成部材)1aによって上記アンカー
ボルト1に固定されるフランジ部2aを有すると共にこ
のフランジ部2aに立設された連結部2bを有するステ
ンレス鋼製のベースポスト(SUS構成部材)2と、こ
のベースポスト2の連結部2bに所定の隙間を維持して
ステンレス鋼製のボルトナット(SUS構成部材)3で
連結されたアルミ金属製の高欄支柱(アルミ構成部材)
4と、この高欄支柱3に取り付けられたアルミ金属製の
手摺り部(アルミ構成部材)5、アルミ金属製のL型金
具(アルミ構成部材)8を介してステンレス鋼製のボル
トナット(SUS構成部材)3で取り付けられた横桟
(アルミ構成部材)6、上記手摺り部5とこの横桟6と
の間に架設されたバラスター(アルミ構成部材)7等と
で構成されている。
【0021】この実施形態において、SUS構成部材で
ある上記ベースポスト2と各ボルトナット3とは、少な
くともアルミ構成部材の高欄支柱4と接するその接触面
に被覆金属の防蝕被覆層が設けられており、これによっ
て高欄支柱4に防蝕処理が施され、アルミニウム高欄に
優れた耐蝕性が付与されている。
ある上記ベースポスト2と各ボルトナット3とは、少な
くともアルミ構成部材の高欄支柱4と接するその接触面
に被覆金属の防蝕被覆層が設けられており、これによっ
て高欄支柱4に防蝕処理が施され、アルミニウム高欄に
優れた耐蝕性が付与されている。
【0022】
【実施例】以下、実施例1〜24及び比較例1〜15に
基づいて、本発明を具体的に説明する。この実施例及び
比較例に係るアルミニウム高欄は、図1に示す構造を有
しており、ベースポスト2は、口径90mm×長さ24
0mm×厚さ5mmの角形筒状の連結部2bに300m
m×220mm×16mmのフランジ部2aを溶接して
形成されており、その材質としてはSUS410、SU
S430、SUS304又はSS400を用いた。
基づいて、本発明を具体的に説明する。この実施例及び
比較例に係るアルミニウム高欄は、図1に示す構造を有
しており、ベースポスト2は、口径90mm×長さ24
0mm×厚さ5mmの角形筒状の連結部2bに300m
m×220mm×16mmのフランジ部2aを溶接して
形成されており、その材質としてはSUS410、SU
S430、SUS304又はSS400を用いた。
【0023】これらのベースポスト2には、その連結部
2bの外面全面に、被覆金属として純亜鉛(Zn)、亜
鉛−15%アルミ合金(Zn−15%Al)、亜鉛−7
%アルミ合金(Zn−7%Al)、純アルミニウム(A
l)、アルミ−5%シリカ(Sl−5%Si)を用い、
以下の方法により、所定の目付量の防蝕被覆層を設け
た。
2bの外面全面に、被覆金属として純亜鉛(Zn)、亜
鉛−15%アルミ合金(Zn−15%Al)、亜鉛−7
%アルミ合金(Zn−7%Al)、純アルミニウム(A
l)、アルミ−5%シリカ(Sl−5%Si)を用い、
以下の方法により、所定の目付量の防蝕被覆層を設け
た。
【0024】ベースポスト2がSUS410又はSUS
430の非Ni系ステンレス鋼である場合には、その表
面をショットブラストした後、浴温450℃の溶融被覆
金属中に浸漬して溶融メッキ処理し、また、ベースポス
ト2がSUS304のNi系ステンレス鋼又はSS40
0の鋼材である場合には、その表面をショットブラスト
した後、ガス式金属ワイヤー溶射機を用いて被覆金属の
溶射処理を行い、それぞれ所定の防蝕被覆層を形成せし
めた。
430の非Ni系ステンレス鋼である場合には、その表
面をショットブラストした後、浴温450℃の溶融被覆
金属中に浸漬して溶融メッキ処理し、また、ベースポス
ト2がSUS304のNi系ステンレス鋼又はSS40
0の鋼材である場合には、その表面をショットブラスト
した後、ガス式金属ワイヤー溶射機を用いて被覆金属の
溶射処理を行い、それぞれ所定の防蝕被覆層を形成せし
めた。
【0025】このベースポスト2に接続される高欄支柱
4は、JIS A6061S−T6材で口径90mm×
長さ240mm×厚さ5mmの大きさのアルミ金属製角
形筒体で形成されており、その外面側には陽極酸化皮膜
9μmとアクリル電着塗装12μmの複合皮膜処理が施
され、その内面側は無処理であった。
4は、JIS A6061S−T6材で口径90mm×
長さ240mm×厚さ5mmの大きさのアルミ金属製角
形筒体で形成されており、その外面側には陽極酸化皮膜
9μmとアクリル電着塗装12μmの複合皮膜処理が施
され、その内面側は無処理であった。
【0026】なお、上記ベースポスト2と高欄支柱4と
の間を連結するステンレス鋼製のボルトナット3は、酸
洗した後、フラックス処理を行ってから、浴温450℃
の亜鉛メッキ浴中に浸漬してその表面に防蝕被覆層が設
けられた。大気中に曝されるこの部位のステンレス鋼製
ボルトナットは、2g/m2 以上の目付量を有する亜鉛
末入化成処理が施されていても長期間の耐蝕性が期待で
きる。
の間を連結するステンレス鋼製のボルトナット3は、酸
洗した後、フラックス処理を行ってから、浴温450℃
の亜鉛メッキ浴中に浸漬してその表面に防蝕被覆層が設
けられた。大気中に曝されるこの部位のステンレス鋼製
ボルトナットは、2g/m2 以上の目付量を有する亜鉛
末入化成処理が施されていても長期間の耐蝕性が期待で
きる。
【0027】このようにして形成されたアルミニウム高
欄のモデルを、海から10m、海抜2mの位置に設けた
コンクリート地覆部8にアンカーボルト1で固定し、5
年間放置し、3年後及び5年後におけるベースポスト2
と高欄支柱4との間の腐蝕状況を調査し、下記の基準で
評価した。結果を表1及び表2に示す ベースポスト/◎:極めて良好、○:良好、△:薄く発
錆、×:発錆、××:著しく発錆 高欄支柱/◎:極めて良好、○:良好、△:孔食発生、
×:孔食面積大、××:支柱腐蝕大又は支柱変形
欄のモデルを、海から10m、海抜2mの位置に設けた
コンクリート地覆部8にアンカーボルト1で固定し、5
年間放置し、3年後及び5年後におけるベースポスト2
と高欄支柱4との間の腐蝕状況を調査し、下記の基準で
評価した。結果を表1及び表2に示す ベースポスト/◎:極めて良好、○:良好、△:薄く発
錆、×:発錆、××:著しく発錆 高欄支柱/◎:極めて良好、○:良好、△:孔食発生、
×:孔食面積大、××:支柱腐蝕大又は支柱変形
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】表1に示す実施例1〜24及び表2に示す
比較例1〜15の結果から明らかなように、本発明の実
施例の場合には、いずれもベースポスト及び高欄支柱の
耐蝕性に優れており、長期間にわたってメンテナンスフ
リーで使用できるアルミニウム高欄であることが判明し
た。
比較例1〜15の結果から明らかなように、本発明の実
施例の場合には、いずれもベースポスト及び高欄支柱の
耐蝕性に優れており、長期間にわたってメンテナンスフ
リーで使用できるアルミニウム高欄であることが判明し
た。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、耐蝕性に優れ、その結
果として耐久性に優れて長期間にわたってメンテナンス
フリーで使用することができるアルミニウム高欄を提供
することができる。
果として耐久性に優れて長期間にわたってメンテナンス
フリーで使用することができるアルミニウム高欄を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施例に係るアルミニウム
高欄を示す部分説明図である。
高欄を示す部分説明図である。
1…アンカーボルト(SUS構成部材)、1a…ナット
(SUS構成部材)、2…ベースポスト(SUS構成部
材)、2a…フランジ部、2b…連結部、3…ボルトナ
ット(SUS構成部材)、4…高欄支柱(アルミ構成部
材)、5…手摺り部(アルミ構成部材)、6…横桟(ア
ルミ構成部材)、7…バラスター(アルミ構成部材)、
8…L型金具(アルミ構成部材)、9…コンクリート地
覆部。
(SUS構成部材)、2…ベースポスト(SUS構成部
材)、2a…フランジ部、2b…連結部、3…ボルトナ
ット(SUS構成部材)、4…高欄支柱(アルミ構成部
材)、5…手摺り部(アルミ構成部材)、6…横桟(ア
ルミ構成部材)、7…バラスター(アルミ構成部材)、
8…L型金具(アルミ構成部材)、9…コンクリート地
覆部。
Claims (6)
- 【請求項1】 アルミニウム又はアルミニウム合金から
なるアルミ金属で形成されたアルミ構成部材と、このア
ルミ構成部材より電位的に貴であって耐蝕性に優れたス
テンレス鋼で形成されたSUS構成部材とで構成された
アルミニウム高欄であり、少なくとも上記アルミ構成部
材と接するSUS構成部材の接触面には、上記アルミ金
属又はアルミ金属との接触電位差の小さい金属からなる
被覆金属で形成された防蝕被覆層を設けたことを特徴と
する耐蝕性に優れたアルミニウム高欄。 - 【請求項2】 SUS構成部材は、設置ベース側に取り
付けられるベースポストである請求項1に記載の耐蝕性
に優れたアルミニウム高欄。 - 【請求項3】 防蝕被覆層を形成する被覆金属は、アル
ミニウム、アルミニウム合金及び亜鉛から選ばれた1種
又は2種以上の混合物である請求項1又は2に記載の耐
蝕性に優れたアルミニウム高欄。 - 【請求項4】 防蝕被覆層は、その目付量が100〜8
00g/m2 である請求項1〜3のいずれかに記載の耐
蝕性に優れたアルミニウム高欄。 - 【請求項5】 アルミニウム又はアルミニウム合金から
なるアルミ金属で形成されたアルミ構成部材と、このア
ルミ構成部材より電位的に貴であって耐蝕性に優れたス
テンレス鋼で形成されたSUS構成部材とで構成された
アルミニウム高欄を製造するに際し、少なくとも上記ア
ルミ構成部材と接するSUS構成部材の接触面には、上
記アルミ金属又はアルミ金属との接触電位差の小さい金
属からなる被覆金属により防蝕被覆層を形成することを
特徴とするアルミニウム高欄の製造方法。 - 【請求項6】 防蝕被覆層は、被覆金属の溶融メッキ処
理又は溶射処理によって形成される請求項5に記載のア
ルミニウム高欄の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5663597A JPH10252026A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 耐蝕性に優れたアルミニウム高欄及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5663597A JPH10252026A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 耐蝕性に優れたアルミニウム高欄及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10252026A true JPH10252026A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13032793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5663597A Pending JPH10252026A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 耐蝕性に優れたアルミニウム高欄及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10252026A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002226985A (ja) * | 2000-05-23 | 2002-08-14 | Nippon Light Metal Co Ltd | 鋼材製施設体の防蝕具 |
CN107964874A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-04-27 | 济南德翼建设工程有限公司 | 一种装配式混凝土护栏施工方法 |
WO2023030596A1 (en) * | 2021-08-30 | 2023-03-09 | Weissenborn A/S | A railing system, a method for assembling a railing system and use of a railing system |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP5663597A patent/JPH10252026A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002226985A (ja) * | 2000-05-23 | 2002-08-14 | Nippon Light Metal Co Ltd | 鋼材製施設体の防蝕具 |
CN107964874A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-04-27 | 济南德翼建设工程有限公司 | 一种装配式混凝土护栏施工方法 |
WO2023030596A1 (en) * | 2021-08-30 | 2023-03-09 | Weissenborn A/S | A railing system, a method for assembling a railing system and use of a railing system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040422 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040608 |