JPH10252010A - 融雪方法 - Google Patents

融雪方法

Info

Publication number
JPH10252010A
JPH10252010A JP6335697A JP6335697A JPH10252010A JP H10252010 A JPH10252010 A JP H10252010A JP 6335697 A JP6335697 A JP 6335697A JP 6335697 A JP6335697 A JP 6335697A JP H10252010 A JPH10252010 A JP H10252010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heaters
heater
heating
snow
divided small
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6335697A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Tabata
雅浩 田畑
Hiromasa Kobayashi
弘昌 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKUMOU KK
Fukuda Road Construction Co Ltd
Original Assignee
HOKUMOU KK
Fukuda Road Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOKUMOU KK, Fukuda Road Construction Co Ltd filed Critical HOKUMOU KK
Priority to JP6335697A priority Critical patent/JPH10252010A/ja
Publication of JPH10252010A publication Critical patent/JPH10252010A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を極力抑えながら、効果的な融雪を
行う。 【解決手段】 例えば、夜間駐車車両の多い駐車場にお
いて、この駐車場全体の区域を、融雪の制御上、駐車区
域2からなる分割小区域Aと通路区域3からなる分割小
区域Bとに分割する。各分割小区域A,Bには2系統の
ヒーターを設け、そのオンオフにより、加熱量を2段階
に調整できるようにする。駐車区域2に車両のある夜間
は、分割小区域Aでは2系統のヒーターをともにオフに
し、分割小区域Bでは2系統のヒーターをともにオンに
する。朝車両が出る頃から所定時間は、分割小区域Aで
2系統のヒーターをともにオンにし、分割小区域Bで2
系統のヒーターをともにオフにする。車両のない昼間
は、両分割小区域A,Bでともに1系統のヒーターのみ
をオンにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路などの融雪方
法に係わり、特に、散水ではなくヒーターの加熱による
融雪方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、散水ではな
く、地面に埋設したヒーター、例えば電熱ヒーターを用
いて道路などで融雪することも行われているが、電熱ヒ
ーターを用いる場合には、消費電力をなるべく低く抑え
ることが課題となる。従来、無駄な加熱を避けるために
は、例えば、降雪センサーを設け、その感知に基づいて
ヒーターをオンオフし、降雪時にのみ加熱する方法が採
られている。
【0003】しかし、単に降雪を感知して加熱を制御す
るのみでは、無駄な加熱を十分に抑制はできない。例え
ば、駐車場を考えると、車両が現に駐車されている場所
で加熱を行うことは無駄なことである。また、坂道にお
いては、積雪や路面凍結の及ぼす影響は上り車線と下り
車線とで異なり、坂道全体を均一に加熱することは得策
ではない。このように、一つの融雪対象区域において
も、その各場所の使用形態などの各種条件に応じて融雪
の必要度は異なるものであり、この必要度に応じた加熱
を行うことが望ましい。
【0004】また、このように必要度に応じた加熱を行
うとすると、ヒーターの加熱量を調整することが必要に
なるが、ヒーターの加熱量をいかに的確に調整するかも
課題となる。例えば、電熱ヒーターに流れる電流値を変
えることにより加熱量を調整しようとしても、ヒーター
に流れる電流を正確に制御して、加熱量を正確に制御す
ることは難しい。
【0005】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、ヒーターの加熱により融雪を行う融雪方法
において、無駄のない効率のよい融雪を的確に行い、か
つ、そのための加熱量の調整を容易にすることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ヒーターの加熱により融雪を行う融雪対
象区域を複数の分割小区域に分割し、各種条件に応じて
前記各分割小区域毎に加熱量を調整する融雪方法であっ
て、前記各分割小区域に複数系統のヒーターをそれぞれ
設け、前記分割小区域における複数系統のヒーターをそ
れぞれ独立に制御して分割小区域における加熱量を調整
するものである。すなわち、各種条件に応じて各分割小
区域毎に加熱量を調整することにより、融雪の必要度の
高い分割小区域で優先的に融雪を行い、無駄な加熱は行
わないようにする。また、時間帯によって、各分割小区
域への加熱量の割振りを適宜変化させる。さらに、各分
割小区域に複数系統のヒーターをそれぞれ設け、これら
複数系統のヒーターをそれぞれ独立に制御することによ
り、各分割小区域における加熱量を容易に的確に調整で
きる。
【0007】さらに、本発明は、前記ヒーターの制御を
オンオフのみの制御にしたものである。オンオフのみの
制御は簡単であり、加熱量は、段階的にではあるが正確
に調整できる。
【0008】また、本発明は、前記融雪対象区域全体に
おけるヒーターの出力の総計を一定にしたものである。
つまり、時間帯によって、各分割小区域における加熱量
が変化するにしても、これは、一定である出力の総計を
各分割小区域に割振る形で行われる。この割振りを的確
に行うことにより、効果的な融雪を行いながら、ある時
間帯に出力の総計が突出してしまうことを防止できる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明の融雪方法の第1実施
例について、図1から図4を参照しながら説明する。本
第1実施例の融雪対象区域は駐車場1である。この駐車
場1は、図1に示すように、両側が駐車区域2(図1に
おいて平行斜線を付した部分)となっており、これら両
車両駐車区域2の間が通路区域3になっている。そし
て、駐車場1の全区域は、融雪の制御上、複数の分割小
区域A,Bに分割されている。この分割は、少なくとも
前記駐車区域2(分割小区域A)と通路区域3(分割小
区域B)とを分割するものになっており、これら駐車区
域2および通路区域3をさらにそれぞれ細かく分割する
ものであってもよい。
【0010】つぎに、本融雪方法で用いるヒーター6に
ついて説明する。このヒーター6は、図2に示すよう
に、可撓性を有する紐状のもので、2本のヒーター素線
7を撚り合わせて構成してある。各ヒーター素線7は、
例えば、発熱繊維などの撚り線からなる発熱線8を耐熱
塩化ビニールなどからなる絶縁被覆9により覆い、この
絶縁被覆9をさらにポリエステルブレードの編線などか
らなり補強緩衝層をなす耐熱被覆10により覆ったもので
あり、これにより、自在な可撓性を保持しつつ、十分な
耐熱性および強度をもたせてある。さらに、2本のヒー
ター素線7の撚り合わせも、ヒーター6の強度を向上さ
せている。これにより、本ヒーター6は、図3に示すよ
うに、駐車場1などのアスファルトからなる舗装部中に
自在な形状で配置して埋設できるものである。図3にお
いて、11は路盤、12は舗装部の基層、13は同表層で、本
ヒーター6の施工に際しては、基層12上に所定の形状で
本ヒーター6を配し、その上にさらにアスファルトを敷
設して、表層13を形成すればよい。
【0011】つぎに、前記分割小区域A,Bにおけるヒ
ーター6の配置につき、図4に基づいて説明する。分割
小区域A,Bには、ほぼその全域に渡るようにジグザグ
形状に2本のヒーター6が配してある。これら2本のヒ
ーター6は、そのジクザグ形状の幅広部aの寸法と幅狭
部bの寸法とがそれぞれ等しくなっており、これによ
り、全長が等しくしてある。ジグザグ形状に限らず、2
本のヒーター6を例えば点対称に配すれば、両ヒーター
6の全長を等しくできる。そして、両ヒーター6は、そ
れぞれ別個に開閉制御装置14を介して電源15に接続され
ている。つまり、両ヒーター6は、制御上別系統になっ
ており、独立にオンオフ制御されるものである。したが
って、いずれか一方のヒーター6のみをオンにした場合
は、両ヒーター6をともにオンにした場合に比べ、分割
小区域A,Bにおけるヒーター6の出力の総計は2分の
1になる。両ヒーター6をともにオンにした場合の出力
は、例えば200 W/m2 である。また、融雪対象区域で
ある駐車場1全体では、ヒーター6の出力の総計が一定
になるように、各ヒーター6のオンオフが制御される。
なお、同種の分割小区域A,Bのそれぞれについては、
対応する系統のヒーター6を直列接続するなどして共通
に制御するようにしてもよい。
【0012】つぎに、融雪方法について説明する。この
方法は、例えば共同住宅の駐車場1などで、夜間駐車車
両が多い場合のものである。この場合、車両の上には雪
が積もったとしても、車両が駐車される駐車区域2すな
わち分割小区域Aの地面自体には、雪はほとんど積もら
ない。そこで、夜間には、分割小区域Aの2系統のヒー
ター6はともにオフにする一方、雪が積もる通路区域3
すなわち分割小区域Bの2系統のヒーター6はともにオ
ンにする。つまり、分割小区域Aは加熱せず、分割小区
域Bのみを集中的に加熱する。そして、朝になって駐車
場1から車両が出た頃の時間帯から所定時間は、逆に、
分割小区域Aの2系統のヒーター6はともにオンにする
一方、雪が積もる通路区域3すなわち分割小区域Bの2
系統のヒーター6はともにオフにする。駐車場1から車
両が出た後は、この車両から払われた雪が分割小区域A
に積もる。一方、分割小区域Bには、前記夜間の加熱に
より雪はないか少なくなっている。そこで、前述のよう
に分割小区域Aのみを集中的に加熱することにより、駐
車場1全体のヒーター6の出力の総計を大きくすること
なく、分割小区域Aに積もった雪を速やかに融雪でき
る。さらに、昼間において全分割小区域A,Bでの積雪
状態がほぼ均一になる頃の時間帯からは、全分割小区域
A,Bで、一方の系統のヒーター6のみをオンにする。
つまり、駐車場1の全分割小区域A,Bを均一に加熱す
る。これにより、車両のない昼間において、駐車場1全
体の融雪を均一に行える。
【0013】以上のように、前記実施例の構成によれ
ば、駐車場1をその各区域の利用形態に応じて複数の分
割小区域A,Bに分割し、これら分割小区域A,B毎に
ヒーター6の加熱量を調整することにより、効率よくか
つ適切に融雪を行うことができる。また、一定である出
力の総計を各時間帯毎に各分割小区域A,Bに的確に割
振ることにより、ある時間帯に出刀の総計が突出してし
まうようなことなく、効果的な融雪ができる。
【0014】また、各分割小区域A,Bにそれぞれ2系
統のヒーター6を設け、これら2系統のヒーター6を独
立にオンオフ制御することにより、加熱量を調整するよ
うにしたので、この加熱量の調整を段階的にではあるが
容易に正確に行える。つまり、もし各分割小区域A,B
のヒーター6が1系統のみであって、このヒーター6に
流れる電流値を変えることにより加熱量を調整しようと
したとすると、ヒーター6に流れる電流を正確に制御し
て、加熱量を正確に制御することは難しい。特に、本実
施例のように、ヒーター6の発熱線8が発熱繊維などの
撚り線からなる場合、2系統のヒーター6を独立にオン
オフ制御することは効果的である。
【0015】つぎに、本発明の第2実施例について、図
5を参照しながら説明する。本第2実施例の融雪対象区
域は坂道16であり、17はこの坂道16の上り車線、18は下
り車線である。図5(a)の2本の矢印は、車両の走行
方向を示している。そして、坂道16の全区域は、融雪の
制御上、計4つの分割小区域C,D,E,Fに分割され
ている。これらは、図5(a)において平行斜線を付し
た上り車線17の下部(分割小区域C)、上り車線17の上
部(分割小区域D)、下り車線18の下部(分割小区域
E)、図5(a)において平行斜線を付した下り車線18
の上部(分割小区域F)である。また、ヒーター6およ
びその配置は、先に説明した図2から図3に示すものと
同様である。
【0016】そして、例えば、分割小区域C,Fでは2
系統のヒーター6をともにオンにする一方、分割小区域
D,Eでは2系統のヒーター6をともにオフにする。す
なわち、上り車線17の下部および下り車線18の上部を優
先して融雪を行う。これらは、各車線17,18 において車
両の走行方向について後側の部分である。車両の走行方
向について後側の部分で融雪を行えば、車両の走行によ
って融雪による水が車両の走行方向について前側の部分
すなわち上り車線17の上部および下り車線18の下部に運
ばれる(引き摺り現象)。この引き摺り現象により、ヒ
ーター6による加熱を行わなかったとしても、上り車線
17の上部(分割小区域D)および下り車線18の下部(分
割小区域E)ではかなりの融雪効果が得られ、これら分
割小区域D,Eで加熱を行わないことにより、消費電力
を節約できる。そして、例えば、融雪開始時あるいは交
通量の多い朝には、前述のように分割小区域C,Fを優
先して融雪し、この融雪により積雪が少なくあるいはな
くなった昼間には、全ての分割小区域C,D,E,Fで
一方の系統のヒーター6のみをオンにし、均等な加熱を
行う。融雪対象区域である坂道16全体では、ヒーター6
の出力の総計は一定である。このようにして、消費電力
を極力抑えながら、効果的な融雪が行える。
【0017】つぎに、本発明の第3実施例について説明
する。本第3実施例の融雪対象区域は、先に説明した図
5に示す坂道16であるが、上り車線17をーつの分割小区
域Gとし、下り車線18をもうーつの分割小区域Hとして
いる。坂道16では、下り車線18よりも上り車線17の方が
積雪や路面凍結の悪影響が大きい。そこで、本第3実施
例では、上り車線17では2系統のヒーター6をともにオ
ンにする一方、下り車線18では2系統のヒーター6をと
もにオフにする。すなわち、上り車線17を優先して融雪
を行う。そして、例えば朝には、このように上り車線17
を優先して融雪し、この上り車線17の積雪が少なくある
いはなくなった昼間には、上り車線17、下り車線18とも
に一方の系統のヒーター6のみをオンにし、均等な加熱
を行う。融雪対象区域である坂道16全体では、ヒーター
6の出力の総計は一定である。このようにして、消費電
力を極力抑えながら、効果的な融雪が行える。
【0018】つぎに、本発明の第4実施例について、図
6を参照しながら説明する。本第4実施例の融雪対象区
域は道路の交差点21である。この交差点21は、融雪の制
御上、複数の分割小区域I,Jに分割されている。その
うち平行斜線を付した分割小区域Iは、交差点21を構成
する各車線において停止位置の手前の区域である。この
区域は、いったん停止した車両の再発進に対する積雪や
路面凍結の悪影響が大きい区域である。そこで、本第4
実施例では、分割小区域Iでは2系統のヒーター6をと
もにオンにする一方、他の分割小区域Jでは2系統のヒ
ーター6をともにオフにする。すなわち、交差点21の全
区域のうち停止位置の手前の分割小区域Iを優先して融
雪を行う。そして、例えば朝には、このように分割小区
域Iを優先して融雪し、この分割小区域Iの積雪が少な
くあるいはなくなった昼間には、分割小区域Iおよび分
割小区域Jともに一方の系統のヒーター6のみをオンに
し、均等な加熱を行う。このようにして、消費電力を極
力抑えながら、効果的な融雪が行える。
【0019】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
本発明は、前述のような駐車場、坂道あるいは交差点に
限らず、各種の場所、状況に適用できる。すなわち、本
発明の要旨のーつは、日照条件、気象条件、使用頻度あ
るいは交通量などの各種条件を勘案して融雪対象区域を
複数の分割小区域に分割し、そのうちの一部の分割小区
域で優先的に融雪を行うことにある。例えば、前記第1
実施例のように夜間駐車車両の多い駐車場などでは、夜
間、出入口あるいは通路区域3の融雪を優先して行い、
車両駐車区域2の融雪は行わない。また、日照条件のよ
い場所や、融雪水が流れそれによる融雪が期待できる場
所では、それらを勘案してヒーターの総出力を低くする
ことにより、消費電力を低減するものである。
【0020】また、前記実施例では、分割小区域に2系
統のヒーター6を設けたが、3系統以上のヒーターを設
けてもよい。図7は、3系統のヒーター6を設けた例を
示している。分割小区域にn(≧2)系統のヒーターを
設ければ、この分割小区域における加熱量をヒーターの
オンオフのみによりn段階に調整できる。なお、図7に
示すように、3系統のヒーター6を設けた場合にも、例
えば、3本のヒーター6の間隔を一定に等しく設定して
これらのヒーター6を配することにより、3本のヒータ
ー6の全長を等しくできる。4系統以上のヒーターを設
けた場合も同様である。
【0021】また、前記実施例では、紐状のヒーター6
を所定の形状で屈曲させて埋設するようにしたが、図8
に示すように、2系統のヒーター6を予めネット26に編
んだものを舗装部などに埋設するようにしてもよい。こ
のネット26においては、各経糸6A,6Bが、図2に示すよ
うなヒータ素線を内蔵した撚り線または網線からなって
いる一方、緯糸27は、ヒータ素線を内蔵していない撚り
線または網線からなっており、経糸6A,6Bを機械的に接
続しているのみである。そして、経糸6A,6Bは、1本お
きに一方の系統のヒーター6と他方の系統のヒーター6
とにそれぞれ属しており(経糸6Aが一方の系統、経糸6B
が他方の系統)、各系統のヒーター6を構成する経糸6
A,6Bは、その末端において電線28により電気的に結線
されている。こうして、ジグザグ形状で互いにずれて位
置した2系統のヒーター6が構成されている。なお、図
8においては、わかりやすくするために、一方の系統の
ヒーター6を実線で、他方の系統のヒーター6を破線
で、緯糸27を破線で表してある。そして、両系統のヒー
ター6は、開閉器29を介して電源15に接続されている。
この開閉器29により、両系統のヒーター6は、独立にオ
ンオフ制御され、交互通電が可能になっている。すなわ
ち、いずれか一方の系統のヒーター6のみをオンにした
場合は、両系統の両ヒーター6をともにオンにした場合
に比べ、分割小区域におけるヒーター6の出力の総計は
2分の1になる。
【0022】なお、このように網状にヒーターを構成す
る場合でも、ヒーターを3系統以上にすることができ
る。例えば、ヒーターの出力の総計を3段階に調整する
ために3系統のヒーターを設ける場合、ヒーターを構成
する経糸を2本おきに結線すればよい。
【0023】さらに、用いるヒーターの構成も前記実施
例のものには限らない。例えば、発熱線としては金属製
の発熱電線を用いることもできる。また、ヒーターは、
2本ないし複数本のヒーター素線を撚り合わせたものに
限らず、単線からなるものを用いてもよい。しかし、前
記実施例のような撚り線からなるヒーター6であれば、
その発熱表面積が増大することにより、加熱効率が高ま
る。すなわち、ヒーター素線7が束になっていることに
加え、撚り係数(撚り線からなるヒーター6の長さと撚
る前の長さとの比で、例えば1.2 〜1.6 程度)の分、加
熱効率が高まり、融雪を能率よく行える。
【0024】
【発明の効果】本発明は、ヒーターの加熱により融雪を
行う融雪対象区域を複数の分割小区域に分割し、各種条
件に応じて前記各分割小区域毎に加熱量を調整する融雪
方法であって、前記各分割小区域に複数系統のヒーター
をそれぞれ設け、前記分割小区域における複数系統のヒ
ーターをそれぞれ独立に制御して分割小区域における加
熱量を調整するものであり、無駄のない効率のよい融雪
を的確に行うことができ、また、そのための加熱量の調
整を容易にできる。
【0025】さらに、本発明は、前記ヒーターの制御を
オンオフのみの制御にしたものであり、このヒーターの
制御を簡単にできるとともに、加熱量を正確に調整でき
る。
【0026】また、本発明は、前記融雪対象区域全体に
おけるヒーターの出力の総計を一定にしたものであり、
ある時間帯に出力の総計が突出してしまうことを防止す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、駐車場の平
面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すもので、ヒーターの
斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すもので、ヒーターを
埋設した状態の断面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示すもので、ヒーターの
配置を示す平面図である。
【図5】本発明の第2実施例および第3実施例を示すも
ので、(a)は坂道の平面図、(b)は断面図である。
【図6】本発明の第4実施例を示すもので、交差点の平
面図である。
【図7】ヒーターの配置の変形例を示す平面図である。
【図8】ヒーターの他の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 駐車場 6 ヒーター 16 坂道(融雪対象区域) 21 交差点(融雪対象区域) A,B 分割小区域 C,D,E,F 分割小区域 G,H 分割小区域 I,J 分割小区域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒーターの加熱により融雪を行う融雪対
    象区域を複数の分割小区域に分割し、各種条件に応じて
    前記各分割小区域毎に加熱量を調整する融雪方法であっ
    て、前記各分割小区域に複数系統のヒーターをそれぞれ
    設け、前記分割小区域における複数系統のヒーターをそ
    れぞれ独立に制御して分割小区域における加熱量を調整
    することを特徴とする融雪方法。
  2. 【請求項2】 前記ヒーターの制御をオンオフのみの制
    御にしたことを特徴とする請求項1記載の融雪方法。
  3. 【請求項3】 前記融雪対象区域全体におけるヒーター
    の出力の総計を一定にしたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の融雪方法。
JP6335697A 1997-03-17 1997-03-17 融雪方法 Pending JPH10252010A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6335697A JPH10252010A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 融雪方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6335697A JPH10252010A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 融雪方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10252010A true JPH10252010A (ja) 1998-09-22

Family

ID=13226899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6335697A Pending JPH10252010A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 融雪方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10252010A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095286A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Aoyagi:Kk 線状発熱体及びこれを使用した既設路面の融雪構造
KR101065438B1 (ko) * 2010-02-26 2011-09-16 주식회사 우석 절전기능이 개선된 스노우 멜팅 장치
JP5362135B1 (ja) * 2013-04-03 2013-12-11 株式会社 シューテック 融雪システム、およびそれを採用した融雪方法
JP2017128997A (ja) * 2016-01-15 2017-07-27 積水化学工業株式会社 地表面温調装置
JP2017166190A (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 積水化学工業株式会社 地表面温調装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095286A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Aoyagi:Kk 線状発熱体及びこれを使用した既設路面の融雪構造
KR101065438B1 (ko) * 2010-02-26 2011-09-16 주식회사 우석 절전기능이 개선된 스노우 멜팅 장치
JP5362135B1 (ja) * 2013-04-03 2013-12-11 株式会社 シューテック 融雪システム、およびそれを採用した融雪方法
JP2017128997A (ja) * 2016-01-15 2017-07-27 積水化学工業株式会社 地表面温調装置
JP2017128996A (ja) * 2016-01-15 2017-07-27 積水化学工業株式会社 地表面温調装置
JP2017166190A (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 積水化学工業株式会社 地表面温調装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10252010A (ja) 融雪方法
JP3216772U (ja) ルーフヒーティング装置
JP2004535052A (ja) 建築構造体及びインフラストラクチャーの表面加熱及び環境加熱のための方法、ビチューメン−ポリマー系ストリップ、及びその製造装置
JPH07119335A (ja) 融雪用電熱ヒータ線の配設構造及びこれに用いる配線金具
JP2903055B2 (ja) 地表面層加温用部材及びその地中埋設構造
CN104631245A (zh) 一种公共交叉道口的车道结构及基于其的通行方法
CN106996178A (zh) 一种园林景观台阶
JP3592792B2 (ja) ロ−ドヒ−ティングの自動制御機構
JP2004019185A (ja) 凍結防止舗装工法
JP3044340B2 (ja) 路面加熱方法
JP2003293311A (ja) 融雪装置
JP3038466U (ja) 面状発熱体シートによる融雪装置
JPH0978517A (ja) 融雪ユニット
JP4129438B2 (ja) 埋設用発熱体およびアスファルト舗装構造
JP3723090B2 (ja) 融雪装置
JP3488562B2 (ja) 路面水分センサの空洞化現象の防止方法
RU2806392C2 (ru) Антиобледенительное устройство
JP4029647B2 (ja) 融雪装置
JP2004052468A (ja) 防霧用ネット及びその製作方法
JP2003227116A (ja) 省エネルギー凍結防止融雪設備
JPH0222457Y2 (ja)
JPH0860609A (ja) 道路融雪設備
JPH10176304A (ja) 道路の電熱融雪装置の施工工法
JP2003096740A (ja) 融雪システム
JPS6156362B2 (ja)