JPH10176304A - 道路の電熱融雪装置の施工工法 - Google Patents

道路の電熱融雪装置の施工工法

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JPH10176304A
JPH10176304A JP33682896A JP33682896A JPH10176304A JP H10176304 A JPH10176304 A JP H10176304A JP 33682896 A JP33682896 A JP 33682896A JP 33682896 A JP33682896 A JP 33682896A JP H10176304 A JPH10176304 A JP H10176304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
unit
cable
construction
existing road
Prior art date
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Application number
JP33682896A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yonezawa
寛 米沢
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YONEZAWA DENKI KOJI KK
Original Assignee
YONEZAWA DENKI KOJI KK
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Publication date
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  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の道路Rに対して簡便に施工し、ランニ
ングコストの低減を図る。 【解決手段】 帯状の発熱ユニット11、11…を既設
の道路Rの各車線Ra の両側端部に平行に敷設し、アス
ファルト舗装して表層R2 を形成し、発熱ユニット1
1、11…を埋設する。発熱ユニット11、11…は、
車線Ra 、Ra の必要最少限の範囲を加熱し、道路Rを
融雪する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、既設の道路に対
し、簡便に電熱融雪装置を施工することができる道路の
電熱融雪装置の施工工法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路に電熱融雪装置を設置する場合は、
新設する道路の全面に発熱ユニットを埋設する工法が一
般的である。
【0003】この工法は、道路を建設する際に、発熱ユ
ニットを路盤の全幅に亘って敷設し、舗装工事を施工し
て完成することができる。なお、発熱ユニットは、降雪
時や低温時に通電することにより、道路の表面全体を融
雪し、凍結を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、発熱ユニットは、路盤上に敷設するから、新設
の道路に設置するには適しているが、既設の道路に設置
するときは、道路の舗装を全部掘り起こさなければなら
ず、施工期間が長期化し、施工工事が極めて厄介である
という問題があった。
【0005】また、発熱ユニットを道路の全幅に亘って
設置するから、施工費用が高くなる上、電力消費が多く
なり、ランニングコストが過大になりがちであるという
問題もあった。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、帯状の発熱ユニットを既設の道路の各
車線の両端部に敷設し、アスファルト舗装をすることに
よって、既設の道路に対して短期間に簡便に施工するこ
とができ、施工費用やランニングコストを低く抑えるこ
とができる道路の電熱融雪装置の施工工法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、帯状の発熱ユニットを既設の道
路の各車線の両側端部に平行に敷設し、アスファルト舗
装して発熱ユニットを埋設することをその要旨とする。
【0008】なお、発熱ユニットは、隣接車線に共用す
る中間部を幅広に形成してもよい。
【0009】また、発熱ユニットは、給電用のケーブル
とともに埋設することができる。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、発熱ユニット
は、既設の道路の各車線の両側端部に平行に敷設し、ア
スファルト舗装して埋設するから、既設の道路の舗装を
掘り起す必要がなく、極めて簡便に施工することができ
る上、各車線において車両のタイヤが走行する位置のみ
を部分的に加熱することにより、必要最少限の範囲を融
雪することができる。なお、発熱ユニットの幅は、約6
0cm程度でよく、一車線内の両側の発熱ユニット間の間
隔は、約1m程度に設定するのがよい。
【0011】アスファルト舗装は、舗装温度を約130
℃以下とし、ローラ転圧を3t以下として、発熱ユニッ
トに悪影響を与えないようにすることが好ましい。ま
た、既設の道路の表面がわだち掘れ等によって変形して
いるときは、発熱ユニットを敷設するに先き立ち、表面
を平面化する前作業を実施してもよい。
【0012】発熱ユニットは、隣接車線に共用する中間
部を幅広に形成することにより、複数車線を有する既設
の道路に設置するとき、敷設作業工数や、電気的な接続
作業工数を少なくすることができる。なお、このときの
中間部の発熱ユニットは、幅約1m程度に設定するもの
とする。
【0013】給電用のケーブルとともに発熱ユニットを
埋設すれば、ケーブルは、発熱ユニットの施工と同時に
道路に設置することができ、全体作業を一元化し、アス
ファルト舗装によって、発熱ユニット、ケーブルの双方
の埋設作業を一挙に完了することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0015】道路の電熱融雪装置の施工工法は、既設の
道路R上に発熱ユニット11、11…を敷設し、アスフ
ァルト舗装して発熱ユニット11、11…を埋設して実
施する(図1、図2)。
【0016】既設の道路Rは、たとえば、縁石R1a、R
1a…を介して歩道R1 、R1 が両側に形成されており、
歩道R1 、R1 は、それぞれ道路Rよりも高く形成され
ている。なお、ここでは、道路Rは、2車線Ra 、Ra
の幅員を有するものとする。
【0017】発熱ユニット11、11…は、それぞれ、
道路Rの各車線Ra の両側端部に平行に敷設する。な
お、車線Ra 、Ra に共用する中間部の発熱ユニット1
1の幅W1 、両側の発熱ユニット11、11の幅W2
は、それぞれW1 ≒1(m)、W2 ≒60(cm)に設定
されており、発熱ユニット11、11の間隔dは、d≒
1(m)に設定されている。なお、発熱ユニット11、
11…は、冬期における日最低気温の平均値や、設置場
所の環境条件等により、発熱密度約200〜350W/
2 のものを選定するものとする。
【0018】各発熱ユニット11は、1本の電熱ケーブ
ル11aをジグザグ状に形成し(図3)、連結テープ1
1b、11bを介して帯状に形成されている。また、電
熱ケーブル11aの両端には、接続用のリードケーブル
11c、11cが接続されている。なお、発熱ユニット
11は、たとえば全長約20m程度に形成し、施工長さ
に応じ、複数ユニットを長さ方向に連設して設置するも
のとする。
【0019】道路Rの片側には、給電用のケーブル1
2、12…が敷設されている(図1、図2)。ケーブル
12、12…は、三相電源によって給電し、発熱ユニッ
ト11、11…は、それぞれのリードケーブル11c、
11cを2本のケーブル12、12に接続することによ
り、全体として、ほぼ平衡する三相負荷を形成させるも
のとする。
【0020】既設の道路R上に発熱ユニット11、11
…、ケーブル12、12…を敷設したら、アスファルト
フィニッシャ、ロードローラ等の施工機械を使用してア
スファルト舗装し、所定厚さの表層R2 を形成する。し
たがって、発熱ユニット11、11…は、道路R上に新
しい表層R2 を形成することにより、ケーブル12、1
2…とともに埋設することができる。なお、表層R2 の
仕上り厚さtは、t≒50(mm)とするのがよい。
【0021】発熱ユニット11、11…は、降雪時や低
温時において、ケーブル12、12…を介して給電し、
各車線Ra 、Ra の必要最少限の範囲を融雪し、凍結を
防止することができる。なお、発熱ユニット11、11
…は、路面温度、雪、水分を検知する複合センサを路面
に埋設し、路面温度が過大になることなく、路面の融雪
が完了するまでオンオフ制御することができる。
【0022】以上の説明において、道路Rが1車線Ra
の幅員しかないときは(図4)、道路Rの両端部に一対
の幅W2 の発熱ユニット11、11を配設すればよい。
また、道路Rが3車線Ra 、Ra …以上の幅員を有する
ときは、隣接する2車線Ra、Ra に共用する各電熱ユ
ニット11を幅W1 とし、両側の電熱ユニット11、1
1を幅W2 とすればよい。
【0023】なお、発熱ユニット11は、所定の幅、長
さの帯状に形成することができる限り、任意の形態に構
成することができる。たとえば、適当な帯状の支持材に
対し、1本または複数の電熱ケーブルを幅方向または長
さ方向に屈曲させ、または直線状に配列することができ
る。なお、支持材は、搬送の便のため、可撓性があり、
巻取り可能な薄材を使用することが好ましい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、発熱ユニットを既設の道路の各車線の両側端部に敷
設し、アスファルト舗装して発熱ユニットを埋設するこ
とによって、発熱ユニットは、既設の道路の舗装を掘り
起すことなく施工することができる上、各車線におい
て、車両のタイヤの走行位置のみを部分的に加熱するこ
とができるから、施工期間を短くして簡便に施工を完成
することができる上、従来工法に比して、施工費用やラ
ンニングコストを大幅に低減させることができるという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 施工状況を示す斜視説明図
【図2】 図1の横断面説明図
【図3】 図1の要部拡大図
【図4】 他の実施の形態を示す平面説明図
【符号の説明】
R…道路 Ra …車線 11…発熱ユニット 12…ケーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の発熱ユニットを既設の道路の各車
    線の両側端部に平行に敷設し、アスファルト舗装して前
    記発熱ユニットを埋設することを特徴とする道路の電熱
    融雪装置の施工工法。
  2. 【請求項2】 前記発熱ユニットは、隣接車線に共用す
    る中間部を幅広に形成することを特徴とする請求項1記
    載の道路の電熱融雪装置の施工工法。
  3. 【請求項3】 前記発熱ユニットは、給電用のケーブル
    とともに埋設することを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の道路の電熱融雪装置の施工工法。
JP33682896A 1996-12-17 1996-12-17 道路の電熱融雪装置の施工工法 Pending JPH10176304A (ja)

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JP33682896A JPH10176304A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 道路の電熱融雪装置の施工工法

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JPH10176304A true JPH10176304A (ja) 1998-06-30

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JP33682896A Pending JPH10176304A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 道路の電熱融雪装置の施工工法

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JP (1) JPH10176304A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013171810A (ja) * 2012-02-23 2013-09-02 Toyota Motor Corp 燃料電池システム及び車両
JP2015055124A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 高橋 英雄 路面凍結防止設備

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013171810A (ja) * 2012-02-23 2013-09-02 Toyota Motor Corp 燃料電池システム及び車両
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