JPH0913741A - 道路、駐車場又はベランダ用融雪装置と屋根用融雪装置 - Google Patents

道路、駐車場又はベランダ用融雪装置と屋根用融雪装置

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JPH0913741A
JPH0913741A JP18852395A JP18852395A JPH0913741A JP H0913741 A JPH0913741 A JP H0913741A JP 18852395 A JP18852395 A JP 18852395A JP 18852395 A JP18852395 A JP 18852395A JP H0913741 A JPH0913741 A JP H0913741A
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snow melting
shaped rubber
wiring
mats
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Yoshiharu Higashiya
義春 東谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路、駐車場又はベランダに降り積もる雪を
溶かす融雪装置を得る。 【構成】 搬送容易な大きさと重量とを有する板状のゴ
ムマット12に金属パイプ14を埋設して、該パイプ内
に電熱線18を絶縁材16を介して挿通してなる複数枚
の融雪マット10を設ける。また、帯状のゴムマット2
2に金属管24を埋設して、該管内に電線28を絶縁材
26を介して挿通してなる配線マット20を設ける。そ
して、複数枚の融雪マット10を道路、駐車場又はベラ
ンダ表面に並べて敷設すると共に、融雪マット10の側
縁に沿って配線マット20を配設して、融雪マット10
の電熱線18を配線マット20の電線28に接続手段3
0を介して電気的に並列接続する。そして、配線マット
20の電線28を電力供給源に電気的に接続して、融雪
マット10の電熱線18を発熱させる。そして、融雪マ
ット10の表面に降り積もる雪を電熱線18が発する熱
で溶かす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路、駐車場又はベラ
ンダに降り積もる雪を溶かす道路、駐車場又はベランダ
用融雪装置と、屋根に降り積もる雪を溶かす屋根用融雪
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記融雪装置として、実開昭62−12
1333号公報、特開昭62−78344号公報、実開
昭60−8708号公報、実開昭61−5927号公報
等に記載されたような、電力を用いて雪を溶かす融雪装
置が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の融雪装置は、その構造が複雑で製造し難かったり、高
価であったり、その取付け作業に多大な手数を要した
り、耐久性がなかったりして、一般に普及し難かった。
【0004】本発明は、このような課題を解消した、道
路、駐車場又はベランダ用融雪装置と屋根用融雪装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の道路、駐車場又はベランダ用融雪装置は、
搬送容易な大きさと重量とを有する板状のゴムマットに
金属パイプを埋設して、該金属パイプ内に電熱線を絶縁
材を介して挿通してなる複数枚の融雪マットと、該融雪
マットの側縁に沿って配設して、前記複数枚の融雪マッ
トの電熱線のそれぞれを電力供給源に電気的に並列接続
する配線マットであって、帯状のゴムマットに金属管を
埋設して、該金属管内に電力供給源に電気的に接続する
電線を絶縁材を介して挿通してなる配線マットと、前記
融雪マットの電熱線を前記配線マットの電線に電気的に
並列接続する接続手段とからなることを特徴としてい
る。
【0006】本発明の道路、駐車場又はベランダ用融雪
装置においては、融雪マットの板状のゴムマットと配線
マットの帯状のゴムマットとのそれぞれに止めピンを挿
通する穴を設けた構造とすることを好適としている。
【0007】本発明の屋根用融雪装置は、搬送容易な大
きさと重量とを有する板状のゴムマットに電熱線を埋設
し、前記板状のゴムマットの下面に屋根表面の凹凸と逆
形状の凹凸を形成してなる複数枚の融雪マットと、該融
雪マットの側縁に沿って配設して、前記複数枚の融雪マ
ットの電熱線のそれぞれを電力供給源に電気的に並列接
続する配線マットであって、帯状のゴムマットに電力供
給源に電気的に接続する電線を埋設してなる配線マット
と、前記融雪マットの電熱線を前記配線マットの電線に
電気的に並列接続する接続手段とからなることを特徴と
している。
【0008】
【作用】本発明の道路、駐車場又はベランダ用融雪装
置、又は本発明の屋根用融雪装置においては、融雪マッ
トを構成する主要構成部材に、搬送容易な大きさと重量
とを有する板状のゴムマットを用いている。
【0009】そのため、融雪マットを道路、駐車場、ベ
ランダ又は屋根上に手軽に運んで、その融雪マットを道
路、駐車場、ベランダ又は屋根表面に手数と労力をかけ
ずに容易に敷設できる。
【0010】また、複数枚の融雪マットを道路、駐車
場、ベランダ又は屋根表面の形状やその大きさに合わせ
て様々に並べて配置して、それらの複数枚の融雪マット
を道路、駐車場、ベランダ又は屋根表面に過不足なく敷
設できる。
【0011】また、配線マットの帯状のゴムマットを道
路、駐車場、ベランダ又は屋根表面に並べて敷設した複
数枚の融雪マットの側縁に沿って配設できる。そして、
複数枚の融雪マットの電熱線のそれぞれを配線マットの
電線に接続手段を用いて並列接続できる。
【0012】そして、配線マットの電線を電力供給源に
電気的に接続して、道路、駐車場、ベランダ又は屋根表
面に並べて敷設した複数枚の融雪マットの電熱線のそれ
ぞれに電力供給源から電力を供給できる。そして、それ
らの複数枚の融雪マットの電熱線を発熱させて、融雪マ
ットの板状のゴムマットを加熱できる。そして、その融
雪マットを敷設した道路、駐車場、ベランダ又は屋根表
面に降り積もる雪を電熱線が発する熱で溶かすことがで
きる。
【0013】その際には、道路、駐車場、ベランダ又は
屋根表面に並べて敷設した複数枚の融雪マットの電熱線
のそれぞれを配線マットを用いて電力供給源に電気的に
並列接続しているため、道路、駐車場、ベランダ又は屋
根表面に敷設した一部の融雪マットの電熱線が断線して
も、道路、駐車場、ベランダ又は屋根表面に敷設したそ
の他の多くの融雪マットの電熱線に電力供給源から配線
マットの電線を通して電力を供給し続けることができ
る。そして、それらの多くの融雪マットの電熱線を発熱
させ続けて、道路、駐車場、ベランダ又は屋根表面に降
り積もる雪を溶かし続けることができる。
【0014】また、道路、駐車場、ベランダ又は屋根表
面に敷設した一部の融雪マットの電熱線が断線した場合
には、その一部の融雪マットを、電熱線が断線していな
い良品の融雪マットに交換することにより、道路、駐車
場、ベランダ又は屋根表面に敷設したその他の多くの融
雪マットを交換せずに、融雪装置の融雪能力を元通りに
容易に修復できる。
【0015】本発明の道路、駐車場又はベランダ用融雪
装置においては、融雪マットの板状のゴムマットに金属
パイプを埋設して、その金属パイプ内に電熱線を挿通し
ている。また、配線マットの帯状のゴムマットに金属管
を埋設して、その金属管に電線を挿通している。
【0016】そのため、融雪マット表面や配線マット表
面に重量のある大型車等が乗り上げた場合に、その大型
車等の荷重を融雪マットや配線マットに埋設された機械
的強度のある強靱な金属パイプや金属管の周壁で受け止
めることができる。そして、その大型車等の荷重が脆弱
なニクロム線等の電熱線や電線に直接に加わって、それ
らの電熱線や電線が断線するのを防止できる。
【0017】また、電熱線を金属パイプ内に絶縁材を介
して挿通したり、電線を金属管内に絶縁材を介して挿通
したりしているため、電熱線が金属パイプに接触して、
電熱線の一部が金属パイプを通して電気的に短絡した
り、電線が金属管に接触して、電線の一部が金属管を通
して電気的に短絡したりするのを防止できる。そして、
電熱線の発熱作用が妨げられたり、電熱線に電線を通し
て電力が供給されるのが妨げられたりするのを防止でき
る。
【0018】また、融雪マットと配線マットとを、可撓
性、弾力性のある板状のゴムマットと帯状のゴムマット
とで形成しているため、それらの板状のゴムマットと帯
状のゴムマットとを、道路、駐車場又はベランダ表面の
形状に合わせて、湾曲させたり、窪ませたりできる。そ
して、それらの板状のゴムマットの下面と帯状のゴムマ
ットの下面とを道路、駐車場又はベランダ表面に隙間な
く密着させて、融雪マットと配線マットとを道路、駐車
場又はベランダ表面に沿って無理なく安定させて敷設で
きる。
【0019】また、融雪マットの板状のゴムマットと配
線マットの帯状のゴムマットとのそれぞれに止めピンを
挿通する穴を設けた道路、駐車場又はベランダ用融雪装
置にあっては、それらの板状のゴムマットと帯状のゴム
マットとのそれぞれに設けられた穴に止めピンを挿通し
て、それらの止めピンを道路又は駐車場を形成している
アスファルト、土壌等に打ち込んだり、ベランダを形成
している木材等に打ち込んだりできる。そして、融雪マ
ットと配線マットとを道路、駐車場又はベランダ表面に
止めピンを用いて動かぬように固定できる。
【0020】本発明の屋根用融雪装置においては、融雪
マットの板状のゴムマットの下面に、瓦屋根、トタン屋
根等の屋根表面の凹凸と逆形状の凹凸を形成している。
【0021】そのため、融雪マットを屋根表面に敷設し
た際に、板状のゴムマットの下面に形成された凹凸を瓦
屋根やトタン屋根等の屋根表面の凹凸に嵌合させること
ができる。そして、融雪マットの下面を屋根表面に隙間
なく密着させることができる。そして、摩擦係数の大き
な板状のゴムマットの下面と屋根表面との間に働く摩擦
力を高めて、融雪マットを屋根表面に容易に動かぬよう
に安定させて敷設できる。
【0022】また、本発明の道路、駐車場又はベランダ
用融雪装置、又は屋根用融雪装置は、その主要構成部材
に、板状のゴムマットと帯状のゴムマットとを用いてい
る。
【0023】そのため、それらの板状のゴムマットと帯
状のゴムマットとを、廃棄ゴムタイヤ等のゴム材料を溶
融させ、その溶融状態にあるゴム材料をマット形成用の
金型に注入、冷却して容易に形成できる。そして、廃棄
処分に多大な手数と費用とを要する廃棄ゴムタイヤの有
効利用が図れる。
【0024】その際には、板状のゴムマット形成用の金
型の内側壁に凹凸を形成しておくことにより、板状のゴ
ムマットの下面に屋根表面の凹凸と逆形状の凹凸を手数
をかけずに容易に形成できる。
【0025】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。図1と図2は本発明の道路、駐車場又はベランダ用
融雪装置の好適な実施例を示し、図1はその使用状態を
示す一部破断平面図、図2は図1のA―A断面図であ
る。以下に、この融雪装置を説明する。
【0026】図において、10は、融雪マットである。
融雪マット10は、板状のゴムマット12と、該マット
12内に埋設した金属パイプ14と、該パイプ14内に
絶縁材16を介して挿通した電熱線18とから形成して
いる。
【0027】板状のゴムマット12は、容易に搬送可能
なように、その大きさや重量を一定値以下に制限してい
る。具体的には、板状のゴムマット12を、例えば10
〜15mmの厚さで縦横の幅のそれぞれが例えば600
〜1,800mmの比較的軽量な方形板状に形成してい
る。
【0028】金属パイプ14は、図2に示したように、
板状のゴムマット12内の中央層部分にU字状に蛇行さ
せて埋設している。
【0029】金属パイプ14は、機械的強度のある銅、
鉄等の部材で形成している。そして、金属パイプ14に
荷重が加わった場合に、金属パイプ14が押し潰される
のを防いでいる。
【0030】電熱線18は、ニクロム線等で形成してい
て、金属パイプ14内の中央部に沿って配設している。
【0031】電熱線18周囲の金属パイプ14内には、
絶縁ゴム等の絶縁材16を隙間なく充填している。そし
て、電熱線18が金属パイプ14に接触して、電熱線1
8の一部が金属パイプ14を通して電気的に短絡するの
を防いでいる。
【0032】20は、複数枚の融雪マット10の電熱線
18のそれぞれを電力供給源(図示せず)に電気的に並
列接続する配線マットである。
【0033】配線マット20は、図1に示したように、
帯状のゴムマット22と、その帯状のゴムマット22に
埋設した金属管24と、その金属管24内に絶縁材26
を介して挿通した電線28とから形成している。
【0034】帯状のゴムマット22は、その厚さを板状
のゴムマット12と同じ厚さの例えば10〜15mmに
形成している。そして、帯状のゴムマット22を板状の
ゴムマット12の側縁に沿って段差なく並べて配設でき
るようにしている。
【0035】金属管24は、帯状のゴムマット22内の
中央層部分に縦に埋設している。
【0036】金属管24は、機械的強度のある銅、鉄等
の部材で形成している。そして、金属管24に大きな荷
重が加わった場合に、金属管24が押し潰されるのを防
いでいる。
【0037】金属管24内のほぼ中央部には、銅線等か
らなる2本の電線28を所定間隔あけて平行に並べて挿
通している。そして、それらの2本の電線の端部28a
を、帯状のゴムマット20の端部からその外方に突出さ
せている。そして、それらの2本の電線の端部28aを
電力供給源(図示せず)に電気的に接続できるようにし
ている。
【0038】電線28周囲の金属管24内には、絶縁ゴ
ム等の絶縁材26を隙間なく充填している。そして、電
線28が金属管24に接触して、電線28の一部が金属
管24を通して電気的に短絡するのを防いでいる。
【0039】30は、融雪マット10の電熱線18を配
線マット20の電線28に電気的に並列接続する接続手
段である。
【0040】接続手段30は、図1に示したように、板
状のゴムマット12の側面に突設した金属製のプラグ3
2であって、電熱線18の端部に電気的に接続したプラ
グ32と、帯状のゴムマット22の側部に埋設した金属
製のレセプタクル34であって、電線28に電気的に接
続したレセプタクル34とから形成している。そして、
プラグ32をレセプタクル34内に差し込むことによ
り、プラグ32とレセプタクル34とを通して、融雪マ
ット10の電熱線18を配線マット20の電線28に電
気的に接続できるようにしている。また、レセプタクル
34内からプラグ32を引き抜くことにより、融雪マッ
ト10を配線マット20から分離できるようにしてい
る。
【0041】レセプタクル34周囲の帯状のゴムマット
22部分には、機械的強度のある銅、鉄等の部材で形成
した保護管36を埋設している。そして、レセプタクル
34の周囲を保護管36で覆って、レセプタクル34を
保護管36で保護している。そして、帯状のゴムマット
22を通してレセプタクル34やそれに差し込むプラグ
32に過大な荷重が直接に加わって、レセプタクル34
やプラグ32が変形したり破損したりするのを防いでい
る。
【0042】加えて、図の融雪装置では、融雪マット1
0の板状のゴムマット12の周囲表面と、配線マット2
0の帯状のゴムマット22の側部表面とのそれぞれに、
止めピン(図示せず)を挿通する穴40を複数個並べて
設けている。
【0043】図1と図2に示した道路、駐車場又はベラ
ンダ用融雪装置は、以上のように構成している。
【0044】次に、この融雪装置の使用例並びにその作
用を説明する。
【0045】図3に示したように、道路、駐車場又はベ
ランダ表面に複数枚の融雪マット10を並べて敷設す
る。
【0046】それと共に、その道路、駐車場又はベラン
ダ表面に並べて敷設した複数枚の融雪マット10の側縁
に沿って、配線マット20を所定本数配設する。そし
て、複数枚の融雪マット10の電熱線18のそれぞれを
所定の配線マット20の電線28に接続手段30を用い
て電気的に並列接続する。具体的には、融雪マット10
の側面に突設されたプラグ32をそれに対応する配線マ
ット20の側部に埋設されたレセプタクル34内に差し
込んで、電熱線18を電線28に電気的に並列接続す
る。
【0047】配線マット20の端部から突出した電線の
端部28aは、電力供給源(図示せず)に電気的に接続
する。そして、配線マット20の電線28に電力供給源
から電力を供給し続ける。
【0048】すると、配線マット20の電線28と接続
手段30のレセプタクル34とプラグ32とを通して、
融雪マット10の電熱線18に電力供給源から電力を供
給し続けることができる。そして、電熱線18を発熱さ
せて、融雪マット10の板状のゴムマット12を電熱線
18で加熱し続けることができる。そして、融雪マット
10を敷設した道路、駐車場又はベランダ表面に降り積
もる雪を電熱線18が発する熱で溶かし続けることがで
きる。
【0049】図4と図5は本発明の屋根用融雪装置の好
適な実施例を示し、図4はその使用状態を示す一部破断
平面図、図5は図4のB―B断面図である。以下に、こ
の融雪装置を説明する。
【0050】図の融雪装置では、融雪マット10を、板
状のゴムマット12と、該マット12内に埋設した電熱
線18とから形成している。
【0051】板状のゴムマット12は、容易に搬送可能
なように、その大きさや重量を一定値以下に制限してい
る。具体的には、板状のゴムマット12を、例えば5〜
6mmの厚さで縦横の幅のそれぞれが例えば600〜
1,800mmの比較的軽量な方形板状に形成してい
る。
【0052】電熱線18は、ニクロム線等で形成してい
て、板状のゴムマット12内の中央層部分に複数回蛇行
させて埋設している。
【0053】板状のゴムマット12の下面には、図5に
示したように、瓦屋根、トタン屋根等の屋根表面の凹凸
と逆形状の凹凸50を形成している。そして、板状のゴ
ムマット12の下面の凹凸50を、瓦屋根、トタン屋根
等の屋根表面の凹凸に嵌合させることができるようにし
ている。そして、板状のゴムマット12の下面を屋根表
面に隙間なく密着させることができるようにしている。
【0054】複数枚の融雪マット10の電熱線18のそ
れぞれを電力供給源(図示せず)に電気的に並列接続す
る配線マット20は、図4に示したように、帯状のゴム
マット22と、その帯状のゴムマット22に埋設した電
線28とから形成している。
【0055】帯状のゴムマット22は、その厚さを板状
のゴムマット12と同じ厚さの例えば5〜6mmに形成
している。そして、帯状のゴムマット22を板状のゴム
マット12の側縁に沿って段差なく並べて配設できるよ
うにしている。
【0056】帯状のゴムマット22内のほぼ中央層部分
には、銅線等からなる2本の電線28を所定間隔あけて
平行に並べて埋設している。そして、それらの2本の電
線の端部28aを、帯状のゴムマット20の端部からそ
の外方に突出させている。そして、それらの2本の電線
の端部28aを電力供給源(図示せず)に電気的に接続
できるようにしている。
【0057】融雪マット10の電熱線18を配線マット
20の電線28に電気的に並列接続する接続手段30
は、図4に示したように、板状のゴムマット12の側面
に突設した金属製のプラグ32であって、電熱線18の
端部に電気的に接続したプラグ32と、帯状のゴムマッ
ト22の側部に埋設した金属製のレセプタクル34であ
って、電線28に電気的に接続したレセプタクル34と
から形成している。そして、プラグ32をレセプタクル
34内に差し込むことにより、プラグ32とレセプタク
ル34とを通して、融雪マット10の電熱線18を配線
マットの電線28に電気的に接続できるようにしてい
る。また、レセプタクル34内からプラグ32を引き抜
くことにより、融雪マット10を配線マット20から分
離できるようにしている。
【0058】図4と図5に示した屋根用融雪装置は、以
上のように構成している。
【0059】次に、この融雪装置の使用例並びにその作
用を説明する。
【0060】図6に示したように、瓦屋根、トタン屋根
等の屋根表面に複数枚の融雪マット10を並べて敷設す
る。
【0061】その際には、板状のゴムマット12の下面
に形成された凹凸50を、瓦屋根、トタン屋根等の屋根
表面の凹凸に嵌合させて、板状のゴムマット12の下面
を屋根表面に隙間なく密着させる。そして、板状のゴム
マット12と屋根表面との間に大きな摩擦力を生じさせ
て、融雪マット10を屋根表面に動かぬように安定させ
て敷設する。
【0062】また、屋根表面に並べて敷設した複数枚の
融雪マット10の側縁に沿って、配線マット20を所定
本数配設する。そして、図1と図2に示した融雪装置と
同様にして、図4に示したように、複数枚の融雪マット
10の電熱線18のそれぞれを配線マット20の電線2
8に接続手段30を用いて電気的に並列接続する。
【0063】配線マット20の端部から突出した電線の
端部28aは、電力供給源(図示せず)に電気的に接続
する。そして、配線マット20の電線28に電力供給源
から電力を供給し続ける。
【0064】すると、配線マット20の電線28と接続
手段30とを通して、融雪マット10の電熱線18に電
力供給源から電力を供給し続けることができる。そし
て、電熱線18を発熱させて、融雪マット10の板状の
ゴムマット12を電熱線18で加熱し続けることができ
る。そして、融雪マット10を敷設した屋根表面に降り
積もる雪を電熱線18が発する熱で溶かし続けることが
できる。
【0065】なお、図1と図2に示した融雪装置、又は
図4と図5に示した融雪装置においては、板状のゴムマ
ット12や帯状のゴムマット22に穴40を設ける等せ
ずに、板状のゴムマット12や帯状のゴムマット22を
接着剤や特殊な止着具を用いて道路、駐車場、ベランダ
又は屋根表面に動かぬように固定しても良い。
【0066】また、図1と図2に示した融雪装置、又は
図4と図5に示した融雪装置においては、電力供給源
に、電熱線18に供給する電力量を調整する調整手段を
設けると良い。そして、電熱線18が高温になり過ぎ
て、電熱線18周囲の絶縁材16やゴムマット12が溶
融等するのを防ぐと良い。
【0067】また、接続手段30には、漏電を防ぐこと
の可能な防水性の高いコンセント等を用いても良い。
【0068】また、図1と図2に示した融雪装置、又は
図4と図5に示した融雪装置においては、板状のゴムマ
ット12や帯状のゴムマット22に、ワイヤ、布材等の
補強材を埋設しても良い。そして、板状のゴムマット1
2や帯状のゴムマット22の耐久性を高めても良い。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の道路、駐
車場又はベランダ用融雪装置、又は屋根用融雪装置によ
れば、搬送容易な大きさと重量とを有する複数枚の融雪
マットを、道路、駐車場、ベランダ又は屋根表面の形状
に合わせて、それらの道路、駐車場、ベランダ又は屋根
表面に手数と労力をかけずに過不足なく容易に並べて敷
設できる。そして、それらの複数枚の融雪マットを並べ
て敷設した道路、駐車場、ベランダ又は屋根表面に降り
積もる雪を万遍なく溶かすことができる。
【0070】その際には、複数枚の融雪マットの一部の
融雪マットの電熱線が断線しても、道路、駐車場、ベラ
ンダ又は屋根表面に敷設したその他の多くの融雪マット
の電熱線に電力を供給し続けて、道路、駐車場、ベラン
ダ又は屋根表面に降り積もる雪を溶かし続けることがで
きる。
【0071】また、複数枚の融雪マットの一部の融雪マ
ットの電熱線が断線した場合に、その一部の融雪マット
を良品質の融雪マットに交換して、融雪装置の融雪能力
を元通りに容易に修復できる。
【0072】本発明の道路、駐車場又はベランダ用融雪
装置によれば、大型車等の荷重が脆弱な電熱線や電線に
直接に加わって、それらの電熱線や電線が断線するのを
防止できる。
【0073】また、板状のゴムマットの下面と帯状のゴ
ムマットの下面とを、道路、駐車場又はベランダ表面に
隙間なく密着させて、融雪マットと配線マットとを道
路、駐車場又はベランダ表面に沿って無理なく安定させ
て敷設できる。
【0074】本発明の屋根用融雪装置によれば、板状の
ゴムマットの下面に形成された凹凸を瓦屋根やトタン屋
根等の屋根表面の凹凸に嵌合させて、融雪マットの下面
を屋根表面に隙間なく密着させることができる。そし
て、融雪マットの下面と屋根表面との間の摩擦力を高め
て、融雪マットを屋根表面に動かぬように安定させて敷
設できる。
【0075】本発明の道路、駐車場又はベランダ用融雪
装置、又は本発明の屋根用融雪装置によれば、廃棄処分
に多大な手数と費用とを要する廃棄ゴムタイヤの有効利
用が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路、駐車場又はベランダ用融雪装置
の使用状態を示す一部破断平面図である。
【図2】図1のA―A断面図である。
【図3】本発明の道路、駐車場又はベランダ用融雪装置
の使用例を示す平面図である。
【図4】本発明の屋根用融雪装置の使用状態を示す一部
破断平面図である。
【図5】図4のB―B断面図である。
【図6】本発明の屋根用融雪装置の使用例を示す平面図
である。
【符号の説明】
10 融雪マット 12 板状のゴムマット 14 金属パイプ 16 絶縁材 18 電熱線 20 配線マット 22 帯状のゴムマット 24 金属管 26 絶縁材 28 電線 30 接続手段 32 プラグ 34 レセプタクル 36 保護管 40 穴 50 凹凸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送容易な大きさと重量とを有する板状
    のゴムマットに金属パイプを埋設して、該金属パイプ内
    に電熱線を絶縁材を介して挿通してなる複数枚の融雪マ
    ットと、該融雪マットの側縁に沿って配設して、前記複
    数枚の融雪マットの電熱線のそれぞれを電力供給源に電
    気的に並列接続する配線マットであって、帯状のゴムマ
    ットに金属管を埋設して、該金属管内に電力供給源に電
    気的に接続する電線を絶縁材を介して挿通してなる配線
    マットと、前記融雪マットの電熱線を前記配線マットの
    電線に電気的に並列接続する接続手段とからなる道路、
    駐車場又はベランダ用融雪装置。
  2. 【請求項2】 融雪マットの板状のゴムマットと配線マ
    ットの帯状のゴムマットとのそれぞれに止めピンを挿通
    する穴を設けた請求項1記載の道路、駐車場又はベラン
    ダ用融雪装置。
  3. 【請求項3】 搬送容易な大きさと重量とを有する板状
    のゴムマットに電熱線を埋設し、前記板状のゴムマット
    の下面に屋根表面の凹凸と逆形状の凹凸を形成してなる
    複数枚の融雪マットと、該融雪マットの側縁に沿って配
    設して、前記複数枚の融雪マットの電熱線のそれぞれを
    電力供給源に電気的に並列接続する配線マットであっ
    て、帯状のゴムマットに電力供給源に電気的に接続する
    電線を埋設してなる配線マットと、前記融雪マットの電
    熱線を前記配線マットの電線に電気的に並列接続する接
    続手段とからなる屋根用融雪装置。
JP18852395A 1995-06-29 1995-06-29 道路、駐車場又はベランダ用融雪装置と屋根用融雪装置 Pending JPH0913741A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002034094A1 (de) * 2000-10-21 2002-05-02 Sinoda Industriegummi Gmbh Wetterfeste bodenmatte mit elektrischer beheizung
JP2002213107A (ja) * 2001-01-19 2002-07-31 Kagesawa:Kk 屋根融雪装置におけるパネル接続方法
US8003441B2 (en) 2007-07-23 2011-08-23 Lintec Corporation Manufacturing method of semiconductor device
JP2013002065A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Masanori Shoji 融雪装置

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