JPH10251381A - 含浸用樹脂組成物 - Google Patents
含浸用樹脂組成物Info
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- JPH10251381A JPH10251381A JP9061388A JP6138897A JPH10251381A JP H10251381 A JPH10251381 A JP H10251381A JP 9061388 A JP9061388 A JP 9061388A JP 6138897 A JP6138897 A JP 6138897A JP H10251381 A JPH10251381 A JP H10251381A
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Abstract
浸性を有し、硬化後には、極めて良好な電気特性や機械
特性を示す含浸用樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 脂環式エポキシ化合物と、酸無水物と、
有機基を有するアルミニウム化合物と、ブチルグリシジ
ルエーテルとを含有する樹脂組成物である。
Description
に係り、特に車輌用回転電機、一般産業用回転電機、ま
たは変圧器等の静止誘導電機装置の電気絶縁線輪に用い
られる含浸用樹脂組成物に関する。
回転電機は、小型軽量化の要求が益々高くなり、特に、
回転電機の電気絶縁線輪は絶縁性に優れたものが要求さ
れている。
ば次のようにして作製される。すなわち、まず、ガラス
繊維やポリアミド等の無機繊維、あるいは有機繊維から
なる織布や不織布;有機高分子フィルムなどの基材に集
成マイカを貼り合わせたマイカシート、およびこれらを
テープ状に切断したマイカテープとバインダとを含む絶
縁基材でコイル導体の表面を覆って所望の厚さの被覆層
を形成する。次いで、得られた被覆層に低粘度の不飽和
ポリエステル、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の熱硬
化性の含浸ワニスを真空または加圧含浸し、硬化させる
ことによって絶縁層を形成する。
バランスが優れているエポキシ系樹脂が一般に用いられ
ている。一方、マイカ絶縁テープのバインダとしては、
巻回作業性の点からべとつきの少ないものか、または固
体状のものが要求される。絶縁層の耐熱性を向上させる
ためには、高耐熱性を有する固体状のエポキシ化合物ま
たはエポキシとマレイミドとをバインダに配合したマイ
カ絶縁テープを導体に巻回し、この絶縁テープにエポキ
シ/酸無水物硬化系のワニスを含浸することが提案され
ている。
いると、エポキシ樹脂系の低粘度化を図れるうえに、電
気的特性、機械的特性等の良好な硬化樹脂層を形成する
ことができる。
線輪を製造する際には、絶縁層の耐熱性を向上させるた
めに、比較的高粘度のワニスが用いられているが、絶縁
テープへのワニスの含浸性を高めるために、通常、ワニ
スを加熱してその粘度を下げて含浸作業を行なってい
る。このようにワニスを加熱すると、貯蔵期間(含浸ワ
ニスの可使時間)が短くなるという問題が避けられな
い。
水物硬化系のワニスは、低粘度ゆえに可使時間は長いも
のの硬化の際に比較的高い温度と長時間とが必要とされ
るため、一般には硬化促進剤が配合されている。しかし
ながら、硬化促進剤をワニスに直接添加するとワニスの
粘度が上昇するので、高粘度のワニスの場合にように貯
蔵期間が短くなってしまう。
浸は、ワニスを満たした含浸タンクに絶縁線輪を入れて
含浸し、それが終わると新たに別の絶縁線輪を入れて含
浸させるというように、含浸ワニスは何度も繰り返して
使用される。このため、含浸ワニスは貯蔵期間の長いも
のが望まれており、含浸ワニスの硬化促進剤としてワニ
スの貯蔵期間に影響を与えない潜在性のものが種々検討
されている。
例えば、第4級ホスホニウム系化合物、イミダゾール系
化合物、3フッ素化ホウ素アミン系化合物、第3級アミ
ンとエポキシとの付加反応生成物、テトラフェニルボロ
ン錯体、および金属アセチルアセトネート等種々のもの
が知られている。
めの他の手法として、硬化促進剤をマイクロカプセル化
してワニス中に分散させることが提案されている。かか
るワニスを所定の温度以上で加熱することによりカプセ
ルが溶解して硬化促進剤がワニス中に溶出し、それによ
って硬化反応を促進するものであるが、この場合には次
のような欠点を伴なってしまう。
で、硬化促進剤は含浸温度においてワニス中に溶解して
いなければならない。マイクロカプセル化された硬化促
進剤は、ある一定の粒径を有しているため、絶縁層が厚
い場合にはマイクロカプセルが絶縁層内部まで十分に進
入しないおそれがある。この場合には、絶縁層の内部に
おける硬化促進剤が不足するので加熱硬化時に硬化不良
を起こし、甚だしい場合には樹脂が発砲してしまい、結
果として、得られる硬化物の電気特性は極めて劣悪なも
のとなる。
した場合には、上述したようにワニスの貯蔵期間が短く
なったり硬化物の特性が低下したりすることから、硬化
促進剤をワニスではなく、絶縁層に予め添加しておく方
法も提案されている。具体的には、硬化促進剤を絶縁テ
ープのバインダ中に添加しておく、あるいはコイル導体
に絶縁テープを巻回後、硬化促進剤の溶液を浸み込ませ
て乾燥しておき、このような絶縁テープにワニスを含浸
し、加熱硬化するという方法である。
縁層においては、硬化促進剤の含まれていない主絶縁層
の層間の空隙部分が、硬化促進剤の含まれている絶縁基
材部分よりも遅れて硬化する。その結果、均一な絶縁層
が形成されにくくなるとともに、線輪の外側表面に付着
した樹脂が硬化しにくくなるなどの欠点が有している。
た後、これを含浸容器から取り出し、恒温槽内において
加熱処理を施すことにより絶縁基材層に浸透した樹脂を
硬化する過程において、絶縁基材層に含浸した樹脂が硬
化する前に流出してしまうという問題がある。
脂等の熱硬化性樹脂は、加熱硬化の際の温度上昇によっ
て一時的に粘度が低下するという粘度特性を有している
ので、上述したような加熱硬化過程におけるワニスの流
出は避けられないものの、樹脂の流出が生じると緻密な
絶縁層を形成することが困難となる。これに加えて、ワ
ニスの流出により絶縁層内部にボイドが生じ、コロナ特
性等の電気特性や線輪の熱放散性が著しく低下してしま
う。
上させるためには、含浸樹脂は、含浸性および短時間硬
化性を有するのみならず、バインダ裏打ち絶縁テープの
種類によらず、良好な絶縁層を形成可能であることが要
求される。
含浸ワニスの両方に粉体の潜在性の硬化促進剤を含有さ
せ、これらを用いて電気絶縁線輪を製造する方法が提案
されている。しかしながら、この方法においてもワニス
中における硬化促進剤の分散安定性が悪く、長期保管中
に沈殿等が生じるなど、必ずしも十分とはいえなかっ
た。
予め添加した場合には、絶縁テープ作製用としてバイン
ダー樹脂と硬化促進剤とを溶解させた溶液が、数回の使
用によりゲル化するという問題があった。さらに、この
ようにして作製された絶縁テープにおいては、長期間保
存すると次第にバインダーの反応が進行し、それに伴な
ってテープが次第に固くなり、絶縁コイルへのテープの
巻回作業性が低下するという問題が生じる。
て絶縁コイルを作製すると、製品の外観を損なうことに
加え、絶縁層の電気的、機械的特性が低下するので、電
気絶縁線輪としての信頼性が失われてしまう。したがっ
て、上述したような絶縁テープは低温雰囲気下で保管す
る、あるいは作製した絶縁テープは速やかに使用しなけ
ればならないなどの制約があった。
ニスとして用いられる樹脂組成物には、多くの特性が要
求されるものの、これら全てを兼ね備えた含浸用樹脂組
成物は未だ得られていないのが現状である。
間硬化性、および高含浸性を備え、硬化後には、極めて
良好な電気特性や機械特性を示す含浸用樹脂組成物を提
供することを目的とする。
に、本発明は、脂環式エポキシ化合物と、酸無水物と、
有機基を有するアルミニウム化合物と、ブチルグリシジ
ルエーテルとを含有することを特徴とする含浸用樹脂組
成物を提供する。
含浸用樹脂組成物に含有される脂環式エポキシ化合物
は、環が直接エポキシ化された脂環式化合物であり、例
えば以下に示す一般式(2)または(3)で表わされる
化合物を挙げることができる。
ステル結合、チオエーテル結合、スピロ環などを有し、
2つ以上のエポキシ化環を結合させる有機基であり、n
は1以上の整数である。) より具体的には、脂環式エポキシ化合物としては、以下
に示すものが挙げられる。
名、チッソ社)などとして市販されている脂環式エポキ
シ化合物を用いてもよい。上述した脂環式エポキシ化合
物は、単独でまたは2種以上を混合して使用することが
できるが、低粘度化して含浸性をよくするために下記一
般式(1)で表わされる化合物が特に好ましい。
のエポキシ当量は、特に限定されないが、硬化速度の観
点からはエポキシ当量は200以下であることが好まし
い。本発明の含浸用樹脂組成物中における脂環式エポキ
シ化合物の配合量は、粘度等に応じて適宜決定すること
ができるが、通常全重量に対して20%以上70%以下
程度である。
性、および反応性等の観点から、脂環式エポキシ化合物
以外のエポキシ化合物を含有しないことが最も好ましい
が、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、ビスフ
ェノール型エポキシ化合物等を併用してもよい。
られる脂環式エポキシ化合物は、ある程度の純度が要求
され、例えば、脂環式エポキシ化合物中に含有されるイ
オン酸成分、特にNaイオンの濃度が30ppm以下で
あることが好ましい。
として作用する酸無水物としては、例えば、無水フタル
酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタ
ル酸、メチル−テトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキ
サヒドロ無水フタル酸、ナジック酸無水物、メチルナジ
ック酸無水物、クロレンディック酸無水物、ドデシニル
無水コハク酸、メチル無水コハク酸、ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸無水物、ピロメリット酸無水物、および
無水マレイン酸などが挙げられる。
シ化合物と適宜組み合わせて用いることができるが、例
えば、セロキサイド2021PにはQH200が好まし
い。また、本発明の含浸用樹脂組成物における酸無水物
の当量比は、脂環式エポキシに対して0.2以上1.5
以下程度、さらには0.3以上1.2以下程度とするこ
とが好ましい。0.2未満の場合には硬化が不十分とな
り、一方1.5を超えると、耐湿性が低下するおそれが
ある。
基を有するアルミニウム化合物は硬化促進剤として作用
するものであり、かかる化合物としては例えば、アルミ
ニウム原子にアルコキシ基、フェノキシ基、アシルオキ
シ基、β−ジケトナト基、およびo−カルボニルフェノ
ラト基などが結合した有機アルミニウムの錯体化合物が
挙げられる。
〜10のものが好ましく、より具体的にはメトキシ、エ
トキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシな
どが挙げられ、フェノキシ基としてはフェノキシ基、o
−メチルフェノキシ基、o−メトキシフェノキシ基、o
−ニトロフェノキシ基、2,6−ジメチルフェノキシ基
などが挙げられる。また、アシルオキシ基としては、ア
セタト、プロピオナト、イソプロピオナト、ブチラト、
ステアラト、エチルアセトアセタト、プロピルアセトア
セタト、ブチルアセトアセタト、ジエチルマラト、ジピ
バロイルメタナトなどの配位子が挙げられ、β−ジケト
ナト基としては、例えば、アセチルアセトナト、トリフ
ルオロアセチルアセトナト、ヘキサフルオロアセチルア
セトナト、アセトナト、および以下に示す化学式で表わ
される配位子などが挙げられる。
は、例えば、サリチルアルデヒダトが挙げられる。上述
したような有機基が結合したアルミニウム化合物として
は、例えば、トリスメトキシアルミニウム、トリスエト
キシアルミニウム、トリスイソプロポキシアルミニウ
ム、トリスフェノキシアルミニウム、トリスパラメチル
フェノキシアルミニウム、イソプロポキシジエトキシア
ルミニウム、トリスブトキシアルミニウム、トリスアセ
トキシアルミニウム、トリスステアラトアルミニウム、
トリスブチラトアルミニウム、トリスプロピオナトアル
ミニウム、トリスイソプロピオナトアルミニウム、トリ
スアセチルアセトナトアルミニウム、トリストリフルオ
ロアセチルアセトナトアルミニウム、トリスヘキサフル
オロアセチルアセトナトアルミニウム、トリスエチルア
セトアセタトアルミニウム、トリスサリチルアルデヒダ
トアルミニウム、トリスジエチルマロラトアルミニウ
ム、トリスプロピルアセトアセタトアルミニウム、トリ
スブチルアセトアセタトアルミニウム、トリスジビバロ
イルメタナトアルミニウム、ジアセチルアセトナトビバ
ロイルメタナトアルミニウム、さらに下記化学式で表わ
される化合物が挙げられる。
有するアルミニウム化合物は、単独でまたは2種以上を
混合して用いることができるが、貯蔵安定性の点からア
ルミニウムトリスアセチルアセトナートが特に好まし
い。
量は、酸無水物、脂環式エポキシ化合物およびブチルグ
リシジルエーテルの100重量部に対して、0.001
〜1.0重量部の範囲であることが好ましく、0.00
5〜0.5重量部の範囲であることがより好ましい。有
機基を有するアルミニウム化合物の量が0.001重量
部未満の場合には、硬化が不十分となるおそれがあり、
一方、1.0重量部を超えるとワニスの貯蔵時間が短く
なる傾向がある。
ブチルグリシジルエーテルは、反応性の希釈剤として作
用するものであり、その配合量は、脂環式エポキシ化合
物と酸無水物とブチルグリシジルジエーテルとの合計量
100重量部に対して、例えば、1%以上30%以下、
さらには5%以上25%以下とすることが好ましい。1
%未満の場合には貯蔵安定性が悪くなり、一方、30%
を超えると、機械的強度が低下するおそれがある。
合を含む化合物が含有されることが好ましい。Si−H
結合を含む化合物としては、フェニルシラン、トリス
(2−クロロエトキシ)シラン、ブチルジメチルシラ
ン、メチルフェニルシラン、ジメチルフェニルシラン、
オクチルシラン、メチルフェニルビニルシラン、トリプ
ロピルシラン、ジフェニルシラン、ジフェニルメチルシ
ラン、トリペンチルオキシシラン、トリフェニルシラ
ン、トリヘキシルシラン、1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサン、ペンタメチルジシロキサン、1,4−
ビス(ジメチルシリル)ベンゼン、1,1,3,3,
5,5−ヘキサメチルトリシロキサン、1,3,5,7
−テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,1,1,
3,5,7,7,7−オクタメチルテトラシロキサン、
トリス(トリメチルシロキシ)シラン、1,3,5,
7,9−ペンタメチルシクロペンタシロキサン、デカメ
チルシクロペンタシロキサン等のシラン化合物が挙げら
れる。
物、脂環式エポキシ化合物およびブチルグリシジルエー
テルの合計量100重量部に対して0.001〜10重
量部の範囲であることが好ましく、0.005〜5重量
部であることがより好ましい。0.001重量部未満の
場合には反応の促進効果が現れにくく、一方10重量部
を超えると、貯蔵安定性が低下するおそれがある。
O−O結合を含む化合物としては、ジクミルパーオキサ
イド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジt−ブチル
パーオキサイド、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキ
サノエート、t−ブチルパーオキシ3,5,5−トリメ
チルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシラウレー
ト、t−ヘキシルパーオキシベンゾエート、t−ブチル
パーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシ−m−
トルオイルベンゾエート等の有機過酸化物などが挙げら
れる。
水物、脂環式エポキシ化合物、およびブチルグリシジル
エーテルの合計量100重量部に対して、0.001〜
10重量部の範囲であることが好ましく、0.005〜
5重量部であることがより好ましい。0.001重量部
未満の場合には添加の効果が現れにくく、一方10重量
部を超えると、貯蔵安定性が低下するおそれがある。
無水物にアルミニウムアセチルアセトナートを60〜1
00℃で溶解させてからエポキシ化合物を配合するか、
ブチルグリシジルエーテルにアルミニウムアセチルアセ
トナートを溶解させてからエポキシ化合物と酸無水物と
を配合することによって調製することができる。
ps程度であることが好ましい。この理由は、20cp
s未満の場合には、硬化特性が低下し、一方、500c
psを超えると、含浸性が低下するおそれがあるからで
ある。
用樹脂組成物は、電気絶縁線輪の絶縁層を形成するため
の材料として特に有用である。なお、電気絶縁線輪の絶
縁層は、コイル導体にバインダ裏打ち絶縁テープを施
し、これに含浸用樹脂組成物(ワニス)を含浸して加熱
硬化する方法により形成することができる。
は、エポキシ樹脂を含有するものであるが、フェノール
樹脂や固形の酸無水物などの硬化剤が配合されていても
よい。また、このような絶縁テープ中に硬化促進剤を配
合することにより、絶縁層中の硬化反応をいっそう促進
させることができる。
系化合物をはじめ、3フッ素化ホウ素アミン系化合物、
有機基を有するアルミニウム化合物などの金属錯体化合
物、シラノール基またはケイ素原子に直接結合した加水
分解性基を有するオルガノシラン、およびオルガノシロ
キサンからなる群から選択された有機ケイ素化合物と有
機アルミニウム化合物との複合硬化促進剤などが用いら
れる。
ていてもよい。硬化触媒としては、アルミニウム錯体と
SiOH、またはアルミニウム錯体とアルコキシシラン
を用いることができる。さらに硬化触媒として塩基触媒
を用いてもよい。
るために含浸性に優れており、硬化に要する時間も短
い。しかも貯蔵期間が長いのでワニスの廃棄量も少なく
なり、経済性の点でも有利である。
ことにより、バインダ裏打ちテープの種類によらず、良
好な絶縁層を形成することができる。上述したように絶
縁テープのバインダにはエポキシ樹脂が含有されている
ので、脂環式エポキシ化合物と有機基を有するアルミニ
ウム化合物とを含有する本発明の樹脂組成物を含浸させ
た後には、樹脂組成物中のエポキシ成分と、絶縁テープ
のバインダ中のエポキシ成分とが一体に硬化する。この
ため、絶縁層の特性が著しく向上し、結果として硬化後
の電気特性および機械特性に優れた高信頼性の電気絶縁
線輪を製造することができる。
例を示して本発明をさらに詳細に説明する。本発明の含
浸用樹脂組成物に配合される各成分を以下に示す。 (エポキシ化合物) セロキサイド2021P(ダイセル化学社製エポキシ) 脂環式エポキシ:エポキシ当量128〜140 粘度:350〜450、イオン成分:15ppm ERL4221(U.C.C.社製) 脂環式エポキシ:エポキシ当量131〜143 粘度:350〜400cps、イオン成分:47ppm アラルダイトCY179(チバガイキー社製エポキシ) 脂環式エポキシ:エポキシ当量133〜143 粘度:350cps、イオン成分:60ppm アラルダイトCY175(チバガイキー社製エポキシ) 脂環式エポキシ:エポキシ当量133〜154 粘度:125,000〜200,000 Ep806(油化シェル社製エポキシ) ビスフェノールF型エポキシ:エポキシ当量165 粘度:1500〜2500cps Ep828(油化シェル社製エポキシ) ビスフェノールA型エポキシ:エポキシ当量184〜1
94 粘度:12000〜15000cps BGE(和光純薬社製エポキシ) ブチルグリシジルエーテル:エポキシ当量130 粘度:1cps YL−932(油化シェル製エポキシ) 1,1,3-トリス[p-(2,3-エポキシプロポキシ)フェニル]
メタン エポキシ当量:161 HP−4032D(大日本インキ化学製エポキシ) ナフタレン環骨格エポキシ、エポキシ当量142 (酸無水物) QH200(日本ゼオン社製) メチルテトラヒドロ無水フタル酸 酸無水物当量166、粘度30〜60cps MH700(新日本理化社製) メチルヘキサヒドロ無水フタル酸 酸無水物当量:168、粘度50〜80cps (Si−H結合を含む化合物) フェニルシラン(信越化学社製) (O−O結合を含む化合物) DCP(日本油脂社製) ジクミルパーオキサイド (硬化促進剤) アルミキレートA(川研ファインケミカル) アルミニウムトリス(アセチルアセトナート) ALCH−TR(川研ファインケミカル) アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート) AlBA アルミニウムトリス(ベンゾイルアセトナ
ート) Al(sa)3 アルミニウムトリス(サリチルアル
デヒダート) なお、これらのAlBAおよびAl(sa)3 は、それ
ぞれアルミニウムトリイソプロポキシドとベンゾイルア
セトン、およびアルミニウムトリイソプロポキシドとサ
リチルアルデヒドとを無水トルエン中、還流させた条件
で反応させ、再結晶あるいは蒸留することにより得た。
エチル−メチルイミダゾール U−CAT 5003(サンアプロ社製):第4級ホス
ホニウム塩 HX3741(旭化成社製):マイクロカプセル化され
たアミン系硬化剤 SI−100L(三新化学社製):オニウム塩 (含浸ワニスの調製)上述した各成分を、下記表1およ
び2に示す処方で配合して、実施例(1〜8)および比
較例(1〜6)の樹脂組成物のワニスを調製した。な
お、調製に当たっては、所定量の硬化促進剤をBGEあ
るいは酸無水物に配合し、必要に応じて60〜100℃
程度に加熱して溶解させ、室温に戻してからエポキシ化
合物を配合した。
間、電気絶縁性および粘度を以下のようにして調べ、得
られた結果を下記表3および4にまとめる。 (貯蔵安定性)各含浸ワニスを、それぞれ100ccの
スクリュー瓶に採取し、30℃で保管した。ワニスの貯
蔵安定性は、粘度が500cpsに達するまでの時間を
日数で表わした。 (ゲル化時間)各含浸ワニスをそれぞれ、胴外径18m
mの試験管に深さ70±2mmまで採取してガラス棒を
挿入し、所定の温度の恒温槽に収納した。ガラス棒を持
ち上げ、試験管がガラス棒と同時にたやすく持ち上がる
ときをゲル化時間とした。 (電気絶縁性)各樹脂組成物を、150℃で5時間加熱
硬化させることにより、厚さ2mmの樹脂板を作製し、
電気絶縁性試験(tanδ)を行なった。 (粘度)E型粘度計を用いて、各樹脂組成物の25℃に
おける粘度を測定した。
例1〜8)の含浸ワニスは、いずれも60日以上の貯蔵
安定性を有しているのに対し、比較例(1〜6)の含浸
ワニスの場合は、短いものでは3日、最大でも20日を
経過すると粘度が500cpsに達してしまい、安定性
が不足していることがわかる。
および5は、ゲル化時間がそれぞれ180分および16
0分と著しく長い。一方、ゲル化時間が5分以下である
比較例2、3、4および6の場合は、貯蔵安定性が極め
て悪く、長期間にわたる貯蔵安定性と短いゲル時間とを
両立するのが不可能であることが明確に示されている。
これに対し、本発明(実施例1〜8)の含浸ワニスは、
上述したように優れた貯蔵安定性を有しており、しかも
ゲル化時間はいずれも80分以下と大幅に短縮されたこ
とがわかる。
ポキシ化合物を用い、硬化促進剤としてアルミニウム錯
体を配合した本発明の含浸用樹脂組成物によって、長期
間にわたる貯蔵安定性と短いゲル時間とを両立させるこ
とがはじめて可能となった。
ほとんどの場合、25℃における粘度が45cps以下
であるので、絶縁テープに含浸させて絶縁線輪の絶縁層
を作製する際には良好な含浸性を示すことが予測され
る。
なる硬化物は、160℃におけるtanδが7.0以上
であるのに対し、本発明の含浸ワニスからなる硬化物
は、4.5以下のtanδを示しており、高温域におい
ても良好な電気絶縁性を有することがわかる。
式エポキシ化合物を配合し、硬化促進剤として有機基を
有するアルミニウム化合物を配合した本発明の含浸用樹
脂組成物は、長期貯蔵安定性、短時間硬化性および高含
浸性という特性を全て備えており、かかる本発明の樹脂
組成物を硬化させてなる硬化物は、極めて良好な電気絶
縁性を有することがわかる。
絶縁テープとを用いて絶縁線輪を作製し、その特性を調
べた。ここで用いた絶縁テープは、以下のようにして得
られたものである。すなわち、まず、バインダ樹脂(Y
L−932、HP−4032D等)を、溶剤としてのメ
チルエチルケトンあるいはテトラヒドロフランに溶解
し、不揮発成分の濃度がほぼ30%となるように調整し
て組成物を得た。この組成物を用いて未焼成軟質集成マ
イカシートとガラスクロスとを貼り合わせた後、溶剤を
揮散させてガラスクロス裏打ちマイカテープ(絶縁基
材)を得た。次いで、この絶縁基材中におけるバインダ
含有量が不揮発分量で約20%(絶縁基材全重量を基準
とする)になるように調製し、最後に幅25mmに切断
して絶縁テープとした。 (絶縁線輪の作製)上述した方法で作製した絶縁テープ
をアルミニウム角材(6×25×100mm)に1/2
重ね巻きで4回巻回し、絶縁基材層の形成された試験用
絶縁線輪を作製した。さらに、実施例(1〜8)および
比較例(1〜6)の樹脂組成物のなかから数点を選び、
真空または加圧含浸して、150℃で6時間加熱硬化を
施すことにより実施例(9〜16)および比較例(7〜
10)のモデルコイルを作製した。
ける絶縁テープに用いたバインダ樹脂およびバインダ中
に含有される硬化促進剤と、この絶縁テープに含浸させ
た樹脂組成物とを示す。
00は、固形の酸無水物(大日本インキ工業(株)製、
酸無水物当量132)を表わし、XL−4Lは、フェノ
ールアラルキル樹脂(三井東圧化学(株)製、フェノー
ル当量174)を表わし、SH6018は、シラノール
基を有するオレガノシラン(東レシリコーン社製)を表
わす。
ルの絶縁層について、絶縁コイルの状態、絶縁層のガラ
ス転移温度および曲げ強度を次のような手法で調べ、得
られた結果を下記表7および8にまとめる。 (絶縁コイルの状態)硬化後の導体部に付着した樹脂の
状態、および絶縁層を切り開いて内部の状態を目視によ
り観察し、ボイドのないものを良好とした。 (ガラス転移温度)モデルコイルから絶縁層を採取し、
TMA(昇温速度5℃/min)で熱膨張係数が変化す
る点から求めた。 (曲げ強度)JIS K−691試験法に準拠して、各
絶縁層の曲げ強度を測定した。
物を用いて作製された電気絶縁線輪(実施例9〜16)
は、バインダ中に含有されている硬化促進剤の種類に拘
わりなく、いずれもボイドのない緻密な絶縁層が形成さ
れている。また、絶縁層のガラス転移温度も、ほとんど
の場合100℃以上と高く、いずれの絶縁層も100℃
において6.0以上の高い曲げ強度を有しているので、
運転領域においても強い曲げ強度を示すことが予測され
る。
イプのエポキシ化合物を配合した樹脂組成物を用いた比
較例(7〜10)の場合は、含浸用樹脂組成物に含有さ
れる硬化促進剤とバインダー樹脂中に含有される硬化促
進剤との組合わせによっては、硬化が阻害され、ボイド
も発生した絶縁層が形成されている。また、いずれの絶
縁層もガラス転移温度は20℃以下であり、曲げ強度は
1.0程度にとどまっている。
キシ樹脂を用いて下記表9に示す処方樹脂組成物を調製
して、各樹脂組成物の保存安定性を調べ、得られた結果
をイオン不純物濃度とともに下記表9にまとめる。
るイオン成分の濃度が低いほど、得られる樹脂組成物の
保存安定性がよいことがわかる。さらに、Si−H結合
を有する化合物(フェニルシラン)やO−O結合を有す
る化合物(DCP)を下記表10に示す処方で配合して
樹脂組成物を調製して、その保存安定性とゲル化時間と
を調べた。得られた結果を下記表10にまとめる。
有する化合物、あるいはフェニルシランを配合してなる
樹脂組成物は、貯蔵安定性はそのままにゲル化時間を短
縮できることがわかる。
長期保存安定性、 短時間硬化性、および高い含浸性を有
し、硬化後には極めて良好な電気特性や機械特性を示す
含浸用樹脂組成物が提供される。本発明の樹脂組成物を
用いることにより、優れた電気絶縁性や高いガラス転移
温度および曲げ強度を有し、ボイドのない緻密な絶縁層
を形成することができる。
業用回転電機、または変圧器等の静止誘導電気装置の電
気絶縁線輪の絶縁層として特に有効であり、その工業的
価値は大きい。
Claims (5)
- 【請求項1】 脂環式エポキシ化合物と、酸無水物と、
有機基を有するアルミニウム化合物と、ブチルグリシジ
ルエーテルとを含有することを特徴とする含浸用樹脂組
成物。 - 【請求項2】 前記脂環式エポキシ化合物に含まれるN
aイオン成分の濃度が30ppm以下である請求項1に
記載の含浸用樹脂組成物。 - 【請求項3】 Si−H結合を含む化合物を含有する請
求項1または2に記載の含浸用樹脂組成物。 - 【請求項4】 O−O結合を含む化合物を含有する請求
項1ないし3のいずれか1項に記載の含浸用樹脂組成
物。 - 【請求項5】 前記有機基を有するアルミニウム化合物
がアルミニウムトリスアセチルアセトナートである請求
項1ないし4のいずれか1項に記載の含浸用樹脂組成
物。
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