JPH1025088A - コンテナクレーンの振れ止め制御装置 - Google Patents

コンテナクレーンの振れ止め制御装置

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JPH1025088A
JPH1025088A JP18077796A JP18077796A JPH1025088A JP H1025088 A JPH1025088 A JP H1025088A JP 18077796 A JP18077796 A JP 18077796A JP 18077796 A JP18077796 A JP 18077796A JP H1025088 A JPH1025088 A JP H1025088A
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deceleration
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俊太郎 鈴木
Shigeki Murayama
茂樹 村山
Toru Hayashi
亨 林
Kenji Miya
謙司 宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外乱の影響があってもコンテナの残留振れ幅
を極力小さくすることができるようにする。 【解決手段】 振れ角度信号17a、振れ角速度信号1
7b、ロープ長信号21aを入力して、第1段階の最大
加速(最大減速)によって生じるコンテナの振れの発生
エネルギーe0とコンテナの戻り時間t0とを演算する
第1の演算手段29と、前記信号21aと速度変化信号
28とを入力して第2段階の加速(減速)にてコンテナ
に与え得る抑制エネルギーe1と加速時間t1とを演算
する第2の演算手段30と、e1≦e0を満足しない時
に最大加速度(最大減速度)を指令する第1の指令手段
32と、e1≦e0を満足しt0≦t1を満足しない時
に加速度0を指令する第2の指令手段34と、e1≦e
0とt0≦t1の両方を満足した時に前記e1を得る加
速度(減速度)を指令する第3の指令手段35とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナクレーン
の振れ止め制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は一般的なコンテナクレーンの一例
を示す概略図であり、図中1は岸壁2に繋留されたコン
テナ船を示し、該コンテナ船1上に対しコンテナクレー
ン3によってコンテナ4が荷役されるようになってい
る。
【0003】図示するコンテナクレーン3においては、
岸壁2に沿って走行可能な脚部5の上方にガーダ6が海
側に張り出して設けられ、このガーダ6上にトロリー7
が横行可能に設けられている。
【0004】前記トロリー7は、機械室8内の横行ドラ
ム9に対し、ガーダ6の長手方向に張設した横行用ロー
プ(図示せず)を介して連結されており、前記横行ドラ
ム9の回転駆動により横行されるようになっている。
【0005】また、トロリー7には、ロープ10を介し
てスプレッダ11が懸吊されており、このスプレッダ1
1は、前記機械室8内の巻上ドラム12により前記ロー
プ10を巻き上げたり巻き下げたりすることで昇降され
るようになっている。
【0006】一般に、コンテナクレーン3を用いてコン
テナ船1上にコンテナ4を積荷する場合、トロリー7に
懸吊されたスプレッダ11でコンテナ4を把持し、この
状態でスプレッダ11を巻き上げてトロリー7をコンテ
ナ船1上の目標位置まで横行させ、その後、スプレッダ
11を巻き下げてコンテナ4をコンテナ船1上に着床さ
せるという一連の操作が行われる。
【0007】斯かるコンテナクレーン3においては、コ
ンテナ4の搬送先が予め判っている場合が多いので、コ
ンテナ4の行先番地を設定した上でトロリー7を自動的
に横行させ、スプレッダ11の昇降だけを運転室13内
のオペレータにより手動操作させることが可能である。
【0008】しかしながら、トロリー7を単純に設定速
度まで加速して等速運転に切り替え、目標位置(コンテ
ナ4の行先番地)で減速して停止するといった横行速度
パターンの自動運転では、トロリー7に懸吊されている
コンテナ4が、加減速時における慣性の作用によって振
れを生じてしまい、荷役作業に支障をきたす虞れがあっ
た。
【0009】このようなコンテナ4の振れを防止する方
式としてレギュレータ制御を用いたものが考えられてい
る。このレギュレータ制御は、コンテナ4の振れを所要
の検出手段により検出して、コンテナ4の振れがなくな
るようにトロリー7を横行方向前後に移動させるように
したフィードバック制御と呼ばれるものであるが、この
方式においては、運転室13が前後に移動を繰返すこと
になるために、搭乗作業員が酔って気分が悪くなってし
まうという問題がある。
【0010】また近年、予めコンテナ4の振れが止るよ
うな速度パターンを計算して、その通りにトロリー7を
動かすようにした一方向横行による2段階制御法と呼ば
れるものが提案されている。
【0011】2段階制御法は、例えば図7の(イ)に示
すように、トロリー7を、停止aから所定の設定速度b
の丁度1/2の中間速度cまで最大加速度で加速し、該
中間速度cに到達した時点から等速運転に切り替わり、
再加速するべきタイミングまで等速運転を継続した後
に、設定速度bまで最大加速する。
【0012】次いで、設定速度bに到達した時点から等
速運転に切り替わり、減速開始位置まで等速運転を継続
した後に、設定速度bから停止aまで丁度1/2の中間
速度cとなるまで最大減速度で減速し、該中間速度cに
到達した時点から等速運転に切り替わり、再減速するべ
きタイミングまで等速運転を継続した後、最大減速度で
減速して停止させる。
【0013】このようにすると、図7の(ロ)に示すよ
うに、トロリー7の第1段階の最大加速(最大減速)に
よって生じたコンテナ4の振れが、第2段階の最大加速
(最大減速)によって良好に消失する。このとき、ロー
プ長が予め変化することが分かっている場合には、固有
周期に修正を加えることにより対応する。
【0014】このような2段階制御法によれば、最大加
速(最大減速)でトロリー7の横行を制御するために、
一方向横行という条件下では最短時間で制御できるとい
う利点がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記2段階制
御法においても、以下のような問題点を有している。
A.制御開始前にコンテナ4が揺れている場合には、そ
の揺れがそのまま残る。B.予定外にロープ長が変化す
ると、加速(減速)のタイミングが合わずに振れが残
る。C.風等の影響によって生じたコンテナの振れがそ
のまま残る。
【0016】上記したような外乱の影響によって制御で
きない振れが残った場合には、前記したレギュレータ制
御に切替える必要があるが、残留振れ幅が大きいと、レ
ギュレータ制御による運転室13の前後移動により、搭
乗操作員の気分が悪くなってしまうという問題がある。
【0017】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、外乱の影響があってもコンテナの残留振れ幅を極力
小さくすることができるようにしたコンテナクレーンの
振れ止め制御装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
横行するトロリーからロープによりコンテナが懸吊され
てオペレータの手動操作によりロープの巻き上げ下げを
行い、トロリーの加速(減速)を一方向横行の2段階で
制御する横行速度制御装置を備えてコンテナの振れを防
止するようにしているコンテナクレーンの振れ止め制御
装置であって、前記横行速度制御装置が、コンテナの振
れ角度信号、振れ角速度信号、ロープ長信号を入力し
て、トロリーの第1段階の最大加速(最大減速)によっ
て生じるコンテナの振れの発生エネルギーe0と、振れ
たコンテナがトロリー直下に戻ってくるまでの戻り時間
t0とを演算する第1の演算手段と、ロープ長信号とト
ロリーの速度変化信号とが入力されて、トロリーの第2
段階の加速(減速)によってコンテナに与え得る抑制エ
ネルギーe1と、加速時間t1とを演算する第2の演算
手段と、e1≦e0を満足しない時にトロリーに最大加
速度(最大減速度)を指令する第1の指令手段と、e1
≦e0を満足し、t0≦t1を満足しない時にトロリー
に加速度0を指令する第2の指令手段と、e1≦e0と
t0≦t1の両方を満足した時にトロリーに抑制エネル
ギーe1を得る加速度(減速度)を指令する第3の指令
手段と、を備えたことを特徴とするコンテナクレーンの
振れ止め制御装置、に係るものである。
【0019】請求項2記載の発明は、横行するトロリー
からロープによりコンテナが懸吊されてオペレータの手
動操作によりロープの巻き上げ下げを行い、トロリーの
加速(減速)を一方向横行の2段階で制御する横行速度
制御装置を備えてコンテナの振れを防止するようにして
いるコンテナクレーンの振れ止め制御装置であって、前
記横行速度制御装置が、コンテナの振れ角度信号、振れ
角速度信号、ロープ長信号を入力して、トロリーの第1
段階の最大加速(最大減速)によって生じるコンテナの
振れの発生エネルギーe0と、振れたコンテナがトロリ
ー直下に戻ってくるまでの戻り時間t0とを演算する第
1の演算手段と、ロープ長信号とトロリーの速度変化信
号とが入力されて、トロリーの第2段階の加速(減速)
によってコンテナに与え得る抑制エネルギーe1と、加
速時間t1とを演算する第2の演算手段と、e0=e1
を満足せず且つe0<e1を満足する時にトロリーに最
大加速度(最大減速度)を指令する第1の指令手段と、
e1<e0を満足し且つt0≦t1を満足しない時にト
ロリーに加速度0を指令する第2の指令手段と、e0=
e1とt0≦t1の両方を満足した時にトロリーに抑制
エネルギーe1を得る加速度(減速度)を指令する第3
の指令手段と、e0=e1とe0<e1の両方を満足せ
ず且つ速度変化が小さい時にトロリーの走行をレギュレ
ータ制御に切替える切替指令を出力する第4の指令手段
と、を備えたことを特徴とするコンテナクレーンの振れ
止め制御装置、に係るものである。
【0020】請求項1記載の発明では、第1段階の加速
(減速)による発生エネルギーe0を求めると共に、第
2段階の加速(減速)によってコンテナに与え得る抑制
エネルギーe1をロープ長の変化や速度変化を考慮して
求め、これらを比較して、抑制エネルギーe1に対して
発生エネルギーe0が大きい状態では最大加速(最大減
速)による制御を行い、抑制エネルギーe1と発生エネ
ルギーe0とが等しくなった時に、戻ってくるまでの戻
り時間t0より加速時間t1が大きいと等速運転を行っ
てコンテナが戻ってくるのを待ち、前記抑制エネルギー
e1と発生エネルギーe0が等しく、且つ戻ってくるま
での戻り時間t0と加速時間t1とが等しい時に前記抑
制エネルギーe1が得られる加速度(減速度)で第2段
階の加速(減速)を行うようにしているので、初期振れ
が存在したり、風の影響を受けたり、ロープ長が変化し
たり、トロリーの速度変化があっても、第2段階の制御
によって振れをなくすことができる。初期振れが大きい
ときには、1回の加速(減速)によって振れをなくして
目標速度に達することができる。
【0021】請求項2記載の発明では、e0=e1とe
0<e1の両方を満足せず、且つ速度変化が余り大きく
ない時に、トロリーの走行をレギュレータ制御に切替え
るようにしているので、停止時のトロリーの速度が充分
に小さくなった場合にのみ切替えが行われるようにな
り、よってオペレータへの負担を少なくすることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0023】図4、図5は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図6と同一の符号を付した部分は同一物
を表わしている。
【0024】図4は図5のコンテナクレーン3に適用さ
れる振れ止め制御装置の一例を示すもので、図中17は
コンテナ4の振れの角度及び角速度を検出する振れ検出
手段であり、該振れ検出手段17は、スプレッダ11に
取り付けたマーカー18をトロリー7側からカメラ19
で撮影し且つ該カメラ19からの映像信号19aを画像
処理装置20で処理することによりスプレッダ11の振
れの角度及び角速度を検出し得るよう構成されている。
又振れ検出手段17には、この他に機械式角度センサ等
を用いることができる。
【0025】21はスプレッダ11を懸吊しているロー
プ10の巻き出し長さを検出するロープ長検出手段であ
り、該ロープ長検出手段21は、機械室8内の巻上ドラ
ム12に備えられて該巻上ドラム12の回転角を検出す
るドラム回転角センサによって構成されており、スプレ
ッダ11を懸吊しているロープ10の巻き出し長さによ
って間接的に検出し得るようになっている。
【0026】22は運転室13内に設けられた操作箱で
あり、オペレータによるキー操作でコンテナ4の行先番
地を設定したり、コンテナ4の昇降操作、或いはトロリ
ー7の走行速度の手動設定等が行えるようになってい
る。
【0027】23はトロリー7の横行位置を検出する位
置検出手段であり、該位置検出手段は、機械室8内の横
行ドラム9に備えられて該横行ドラム9の回転角を検出
するドラム回転角センサによって構成されており、トロ
リー7の横行を駆動する横行用ロープ(図示せず)の巻
き出し長さによって間接的に検出し得るようになってい
る。
【0028】また、24は主として機械室8(一部のユ
ニットは運転室13に設けても良い)に設けられてトロ
リー7の横行速度を制御する横行速度制御装置を示し、
該横行速度制御装置24では、前記振れ検出手段17か
らの振れ角度信号17a及び振れ角速度信号17b、前
記ロープ長検出手段21からのロープ長信号21a、ト
ロリー7の運転室13でオペレータにより操作箱22で
設定されたコンテナ4の行先番地信号22a、位置検出
手段23からの横行位置信号23a、横行するトロリー
7の速度変化信号28の夫々に基づいて、第1段階の最
大加速(最大減速)時に生じるコンテナ4の振れの発生
エネルギーe0、第1段階の最大加速(最大減速)後の
中間等速時にコンテナ4がトロリー7直下に戻ってくる
までの戻り時間t0、第2段階の加速(減速)によって
コンテナ4に与え得る抑制エネルギーe1、第2段階の
加速(減速)時間t1を、時々刻々演算し、抑制エネル
ギーe1によって振れを消失させることができる速度ま
で第1段階の最大加速(最大減速)を行った後、中間等
速運転を行い、その後抑制エネルギーe1による第2段
階の加速(減速)を行う速度指令24aをモータ駆動装
置25に向けて出力するようになっており、該モータ駆
動装置25は、前記横行速度制御装置24からの速度指
令24aに基づいてトロリー7の横行モータ26(横行
ドラム9を駆動するモータ)を駆動するようになってい
る。27は操作箱22の操作開始ボタン、44はレギュ
レータ装置、45は切替指令を示す。
【0029】本発明が2段階制御法を基本として実施し
たコンテナクレーンの振れ止め制御装置によるコンテナ
の振れ止めは、次のような手順で行われる。1.最大加
速(最大減速)で第1段階の加速(減速)を行う。これ
によりコンテナ4は後方に振られる。2.中間速度の等
速運転を行ってコンテナ4が手前に戻ってくるのを待
つ。3.コンテナ4の振れを止め、且つトロリー7が目
標速度(設定速度又は停止)になる加速度(減速度)で
第2段階の加速(減速)を行う。
【0030】この時、 1)1.においてどのくらいの時間、最大加速(最大減
速)を行うか。 2)2.においてどのくらいの時間、待つか。 3)3.においてどのくらいの加速度(減速度)で加速
(減速)するか。をコンテナ4の振れのエネルギーに基
づいて100msec程度の周期で計算して、トロリー
7の第2段階の加速(減速)をいつ行うか、どのような
大きさの加速度(減速度)で行うかを求めて制御するこ
と、即ち、第1段階の最大加速(最大減速)時に生じる
コンテナ4の振れの発生エネルギーe0と、第2段階の
加速(減速)によってコンテナ4に与え得る抑制エネル
ギーe1とを比較して、抑制エネルギーe1にて消去で
きる発生エネルギーe0までは第1段階の最大加速(最
大減速)による制御を行うようにしたものであり、図7
の(イ)の中間速度cが必ずしも設定速度bの1/2と
ならない点が従来の2段階制御法と大きく異なる点であ
る。
【0031】上記コンテナクレーンの振れ止め制御装置
は、コンテナ4の振れのエネルギーに基づいて2段階制
御を行わせるようにしているので、トロリー7の再加速
や逆方向運転をしないという条件下で、最短時間で振れ
止め制御を行えるという特長と、初期振れ、ロープ長変
化、風等の外乱に対応できるという特長を合わせもつも
のである。
【0032】図3に単振り子モデルによるシュミレーシ
ョン結果を示す。図3に示すような単振り子モデルに近
似されたクレーンモデルでは、トロリー7の運動に対す
る質量m、ロープ10の長さlの時のコンテナ4の振れ
が、式1
【数1】 のように求められる。
【0033】また、同様のモデルでは、ある瞬間にコン
テナ4の振れ角度、振れ角速度、ロープ長が計測される
と、コンテナ4のもつ振れのエネルギーe0が、式2
【数2】 のように求められる。gは重力を示す。
【0034】また、コンテナ4がトロリー7の直下に戻
ってくるまでの時間tが、式3
【数3】 のように求められる。
【0035】ここで、トロリー加速度がコンテナ4に与
えるエネルギーの関係式を求めれば、振れを止めてトロ
リー速度を目標速度にする加速度(減速度)を算出する
ことができる。
【0036】図1は、前記トロリー7の加速(減速)を
一方向横行の2段階で制御する2段階制御法を基本とし
て速度指令24aを作成するための横行速度制御装置2
4のフローチャートである。
【0037】図1中29は、第1の演算手段であり、該
第1の演算手段29は、前記コンテナ4の振れ角度信号
17a、振れ角速度信号17b、ロープ長信号21aを
入力して、トロリー7の第1段階の最大加速(最大減
速)によって生じるコンテナ4の振れの発生エネルギー
e0と、振れたコンテナ4がトロリー直下に戻ってくる
までの戻り時間t0とを演算するようになっている。
【0038】30は第2の演算手段であり、該第2の演
算手段30は、トロリー7の第2段階の加速(減速)に
よってコンテナ4に与え得る抑制エネルギーe1と、加
速時間t1とを演算するようになっており、更に第2の
演算手段29にはロープ長信号21aとトロリー7の速
度変化信号28とが入力されていて、ロープ長の変化及
び速度変化があった時にその補正を加えて演算するよう
になっている。
【0039】31は、前記第1、第2の演算手段29,
30で演算した発生エネルギーe0と抑制エネルギーe
1との関係がe1≦e0を満足するか否かを判断する第
1の判断手段であり、32は、前記判断手段31がe1
≦e0を満足しない時(No)にトロリー7のモータ駆
動装置25に最大加速度(最大減速度)の速度指令24
a(図4)を出力する第1の指令手段である。
【0040】33は、前記第1の判断手段31のe1≦
e0を満足した時(Yes)に、戻り時間t0と加速時
間t1との関係がt0≦t1を満足するか否かを判断す
る第2の判断手段であり、34は、前記e1≦e0が満
足され(Yes)且つt0≦t1が満足されない時(N
o)にトロリー7に加速度0の速度指令24aを出力す
る第2の指令手段である。
【0041】35は、前記e1≦e0とt0≦t1の両
方が満足された時(Yes)に、トロリー7に抑制エネ
ルギーe1が得られる加速度(減速度)の速度指令24
aを出力する第3の指令手段である。
【0042】上記構成では、第1段階の加速(減速)に
よって生じる発生エネルギーe0が、抑制エネルギーe
1より小さい状態では、第1の指令手段32によってト
ロリー7に最大加速度(最大減速度)での第1段階の加
速(減速)が指令される。
【0043】発生エネルギーe0が抑制エネルギーe1
と等しいかそれより大きくなった時に、戻ってくるまで
の戻り時間t0より加速時間t1が大きい状態では、第
2の指令手段34によって加速度0が指令され、これに
より等速運転が行われてコンテナ4が戻ってくるのを待
つ。
【0044】前記e1≦e0とt0≦t1の両方が満足
されたときには、第3の指令手段35によって抑制エネ
ルギーe1が得られる加速度(減速度)で第2段階の加
速(減速)が行われる。
【0045】上記したように、第1段階の加速(減速)
による発生エネルギーe0が求められると共に、第2段
階の加速(減速)によってコンテナ4に与え得る抑制エ
ネルギーe1がロープ長の変化や速度変化を考慮して求
められ、これらが比較されて、抑制エネルギーe1に対
して発生エネルギーe0が大きい状態では最大加速(最
大減速)による制御を行い、抑制エネルギーe1と発生
エネルギーe0とが等しくなった時に、戻ってくるまで
の戻り時間t0より加速時間t1が大きいと等速運転を
行ってコンテナ4が戻ってくるのを待ち、前記抑制エネ
ルギーe1と発生エネルギーe0が等しく、且つ戻って
くるまでの戻り時間t0と加速時間t1とが等しい時に
前記抑制エネルギーe1が得られる加速度(減速度)で
第2段階の加速(減速)を行うので、初期振れが存在し
たり、風の影響を受けたり、ロープ長が変化したり、速
度変化があっても、コンテナ4の第2段階の制御によっ
て振れをなくすことができる。このため、本発明での中
間速度は、図7の(イ)の中間速度cのように設定速度
bの1/2に固定されるようなことがなく、種々変化す
ることになる。
【0046】ここでのコンテナ4の振れの抑制エネルギ
ーe1は、式2から求めることもできるが、ここでは実
際に「ロープ長一定、加速度一定」という条件下におい
てコンテナ4の振れを計測し、そこから求めた振れのエ
ネルギーを、ロープ長と速度変化による二次元マトリク
ス上にマッピングし、算出すべきロープ長と速度変化で
補間するという方法をとった。
【0047】ロープ長一定、加速度一定としたのは、条
件を限定するためであり、短サイクルで制御しているた
めに問題とはならないと判断したものである。また、実
測値を用いたのは、実際のクレーンが単振り子ではない
ためである。
【0048】トロリー7に同じ速度変化を与える場合で
も、大きな加速度を短時間に与える方が、小さな加速度
を長時間与えるよりも、コンテナ4に大きなエネルギー
が与えられる。これは、長時間加速しているとコンテナ
4の角度が大きくなって、トロリー7からコンテナ4に
エネルギーが伝わりにくくなるためである。そのため
に、e1にはemax〜eminの幅がある。上限はト
ロリー7の最大加速度(最大限速度)によって決定さ
れ、下限はコンテナ4の固有周期により決定される。
【0049】表1にエネルギーマップの例を示す(シュ
ミレータによる値)。
【0050】
【表1】
【0051】制御時間を最短時間とするには、e1=e
maxとして計算すべきである。しかし、第1段階の加
速(減速)が終了後にロープ10が短くなると、第2段
階の加速(減速)でコンテナ4に与えられるエネルギー
が小さくなってしまうため、振れを止めることができな
くなってしまう。そこで、e1=emax−Δeとして
計算した。ここでΔe(<emax−emin)は余裕
量である。
【0052】また、本発明における位置決めにおいて
は、「目的の速度までトロリー速度を変化させた時、ち
ょうどコンテナ4の振れも0になっている」という基本
ロジックに加え、横行位置≦停止位置+制動(予定)距
離の条件で目的速度を0に切替えることにより、自動運
転における位置決め制御も行うことができる。
【0053】尚、上記において初期振れが非常に大きく
コンテナ4の振れのエネルギーがトロリー加速(減速)
では消去できないような時には、振れが止らない問題が
ある。
【0054】この問題は、振れのエネルギーが消去でき
ないと判断されたときに、レギュレータ制御に切替える
事により解決できる。
【0055】図2はレギュレータ制御を備えたフローチ
ャートを示したもので、図中29は第1の演算手段、3
0は第2の演算手段であり、図1の場合と同様の演算を
行うものである。
【0056】36は前記第1、第2の演算手段29,3
0で演算した発生エネルギーe0と抑制エネルギーe1
との関係がe0=e1を満足するか否かを判断する第1
の判断手段で、37はe0=e1が満足されない時にe
0<e1を満足するか否かを判断する第2の判断手段で
あり、38は、前記第1の判断手段36がe0=e1を
満足せず、第2の判断手段37がe0<e1を満足する
時にトロリー7に最大加速度(最大減速度)を指令する
第1の指令手段である。
【0057】39は前記第1の判断手段36がe0=e
1を満足した時に、戻り時間t0と加速時間t1との関
係がt0≦t1を満足するか否かを判断する第3の判断
手段であり、40は、前記e0=e1が満足され且つt
0≦t1が満足されない時にトロリー7に加速度0の速
度指令24aを出力する第2の指令手段である。
【0058】41は、前記e1≦e0とt0≦t1の両
方が満足された時に、トロリー7に抑制エネルギーe1
が得られる加速度(減速度)の速度指令24aを出力す
る第3の指令手段である。
【0059】42はe0=e1とe0<e1の両方を満
足しない時に、0<<速度変化が満足されるか否かを判
断する第4の判断手段であり、43は前記e0=e1と
e0<e1の両方を満足せず、且つ0<<速度変化、即
ち大きな速度変化がない時にトロリー7の走行をレギュ
レータ制御に切替えるように、図4に示すレギュレータ
装置44に切替指令45を出力する第4の指令手段を示
す。
【0060】上記したように、e0=e1とe0<e1
の両方を満足せず、且つ速度変化が余り大きくない時に
は、トロリー7の走行がレギュレータ装置44(図4)
によるレギュレータ制御に切替えられて、再加速及び逆
方向運転が行われることになるが、停止時のトロリー7
の速度が充分に小さくなった(最高速度の20%以下)
場合にのみ切替えが行われるようになるので、オペレー
タへの負担は少ない。
【0061】尚、本発明のコンテナクレーンの振れ止め
制御装置は、上述の形態例にのみ限定されるものではな
く、振れ検出手段、ロープ長検出手段、位置検出手段は
図示する例に限定されないこと、その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1段階
の加速(減速)による発生エネルギーe0を求めると共
に、第2段階の加速(減速)によってコンテナに与え得
る抑制エネルギーe1をロープ長の変化や速度変化を考
慮して求め、これらを比較して、抑制エネルギーe1に
対して発生エネルギーe0が大きい状態では最大加速
(最大減速)による制御を行い、抑制エネルギーe1と
発生エネルギーe0とが等しくなった時に、戻ってくる
までの戻り時間t0より加速時間t1が大きいと等速運
転を行ってコンテナが戻ってくるのを待ち、前記抑制エ
ネルギーe1と発生エネルギーe0が等しく、且つ戻っ
てくるまでの戻り時間t0と加速時間t1とが等しい時
に前記抑制エネルギーe1が得られる加速度(減速度)
で第2段階の加速(減速)を行うようにしているので、
初期振れが存在したり、風の影響を受けたり、ロープ長
が変化したり、トロリーの速度変化があっても、第2段
階の制御によって振れをなくすことができる。
【0063】請求項2記載の発明によれば、e0=e1
とe0<e1の両方を満足せず、且つ速度変化が余り大
きくない時に、トロリーの走行をレギュレータ制御に切
替えるようにしているので、停止時のトロリーの速度が
充分に小さくなった場合にのみ切替えが行われるように
なり、よってオペレータへの負担を少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示すフローチャートで
ある。
【図2】本発明の他の実施の形態例を示すフローチャー
トである。
【図3】単振り子モデルの線図である。
【図4】本発明を実施する形態の横行速度制御装置のブ
ロック図である。
【図5】本発明が適用されるコンテナクレーンの一例を
示す概略図である。
【図6】一般的なコンテナクレーンの一例を示す概略図
である。
【図7】(イ)は従来の2段階制御法の速度の線図、
(ロ)は振れ角度の線図である。
【符号の説明】
4 コンテナ 7 トロリー 10 ロープ 17a 振れ角度信号 17b 振れ角速度信号 21a ロープ長信号 24 横行速度制御装置 28 速度変化信号 29 第1の演算手段 30 第2の演算手段 32 第1の指令手段 34 第2の指令手段 35 第3の指令手段 38 第1の指令手段 40 第2の指令手段 41 第3の指令手段 43 第4の指令手段 45 切替指令 e0 発生エネルギー e1 抑制エネルギー t0 戻り時間 t1 加速時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 亨 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内 (72)発明者 宮 謙司 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横行するトロリーからロープによりコン
    テナが懸吊されてオペレータの手動操作によりロープの
    巻き上げ下げを行い、トロリーの加速(減速)を一方向
    横行で制御する横行速度制御装置を備えてコンテナの振
    れを防止するようにしているコンテナクレーンの振れ止
    め制御装置であって、 前記横行速度制御装置が、コンテナの振れ角度信号、振
    れ角速度信号、ロープ長信号を入力して、トロリーの第
    1段階の最大加速(最大減速)によって生じるコンテナ
    の振れの発生エネルギーe0と、振れたコンテナがトロ
    リー直下に戻ってくるまでの戻り時間t0とを演算する
    第1の演算手段と、 ロープ長信号とトロリーの速度変化信号とが入力され
    て、トロリーの第2段階の加速(減速)によってコンテ
    ナに与え得る抑制エネルギーe1と、加速時間t1とを
    演算する第2の演算手段と、 e1≦e0を満足しない時にトロリーに最大加速度(最
    大減速度)を指令する第1の指令手段と、 e1≦e0を満足し、t0≦t1を満足しない時にトロ
    リーに加速度0を指令する第2の指令手段と、 e1≦e0とt0≦t1の両方を満足した時にトロリー
    に抑制エネルギーe1を得る加速度(減速度)を指令す
    る第3の指令手段と、を備えたことを特徴とするコンテ
    ナクレーンの振れ止め制御装置。
  2. 【請求項2】 横行するトロリーからロープによりコン
    テナが懸吊されてオペレータの手動操作によりロープの
    巻き上げ下げを行い、トロリーの加速(減速)を一方向
    横行で制御する横行速度制御装置を備えてコンテナの振
    れを防止するようにしているコンテナクレーンの振れ止
    め制御装置であって、 前記横行速度制御装置が、コンテナの振れ角度信号、振
    れ角速度信号、ロープ長信号を入力して、トロリーの第
    1段階の最大加速(最大減速)によって生じるコンテナ
    の振れの発生エネルギーe0と、振れたコンテナがトロ
    リー直下に戻ってくるまでの戻り時間t0とを演算する
    第1の演算手段と、 ロープ長信号とトロリーの速度変化信号とが入力され
    て、トロリーの第2段階の加速(減速)によってコンテ
    ナに与え得る抑制エネルギーe1と、加速時間t1とを
    演算する第2の演算手段と、 e0=e1を満足せず且つe0<e1を満足する時にト
    ロリーに最大加速度(最大減速度)を指令する第1の指
    令手段と、 e1<e0を満足し且つt0≦t1を満足しない時にト
    ロリーに加速度0を指令する第2の指令手段と、 e0=e1とt0≦t1の両方を満足した時にトロリー
    に抑制エネルギーe1を得る加速度(減速度)を指令す
    る第3の指令手段と、 e0=e1とe0<e1の両方を満足せず且つ速度変化
    が小さい時にトロリーの走行をレギュレータ制御に切替
    える切替指令を出力する第4の指令手段と、を備えたこ
    とを特徴とするコンテナクレーンの振れ止め制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11255474A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Yaskawa Electric Corp クレーン等の振れ止め制御装置

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